JPS5810771B2 - ジキキロクタイ - Google Patents

ジキキロクタイ

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JPS5810771B2
JPS5810771B2 JP8357974A JP8357974A JPS5810771B2 JP S5810771 B2 JPS5810771 B2 JP S5810771B2 JP 8357974 A JP8357974 A JP 8357974A JP 8357974 A JP8357974 A JP 8357974A JP S5810771 B2 JPS5810771 B2 JP S5810771B2
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JP
Japan
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magnetic
layer
coercive force
thickness
weight
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JP8357974A
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JPS5112103A (ja
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間野雄次郎
山内保
石橋三郎
尾島輝彦
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TDK Corp
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TDK Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は低周波数領域から高周波数領域に至る広い周波
数領域にわたって、良好な再生出力を示す磁気記録体に
関するものである。
磁気記録用媒体としては、250〜350エルステツド
の保磁力をもつ針状のγ−Fe2O3が広く用いられて
いる。
しかしながら、近年ビデオテープについてはその周波数
特性を向上する目的で、より短波長領域における記録再
生が望まれ、450〜600エルステツドという高い保
磁力の材料が要求されるようになった。
このような要求に応するために、二酸化クロムを塗布し
た磁気記録体が提案されたが、酸化クロムは硬度が大き
いので磁気ヘッドの著しい摩耗をもたらすという欠点が
あった。
他方、ヘツデ材料の改良、ヘッドの製造技術の進歩に伴
ない記録再生ヘッドの性能は、700エエルステツドと
いう高い保磁力にも応することができるように高められ
てきたが、その性能を十分に活用するには高保磁力の磁
気記録材料が必要である。
したがって、ビデオテープ製造技術の分野においては高
い保磁力を有し、しかも使用に際してなんら不都合を生
じない磁気材料の出現が大いに要望されていた。
ところで従来の針状γ−Fe203の記録材料としての
周波数特性は、周波数の低いところでは6db10 c
tで再生出力は上昇するが、周波数が高くなると再生
出力は逆に減少する傾向がある。
この理由の1つは短波長領域での再生出力は磁性体層の
厚みによる磁束量φrが全て再生出力とはならず、むし
ろこの厚みによる再生出力の損失が生じるためと考えら
れる。
この厚みによる損失は、 (ただしδは磁性体層の厚み、λは記録波長である) で表わされ、磁性体層の厚みが大きくなるか、記録波長
が小さくなると厚みによる再生出力の損失が増大する。
したがって、磁性体層の厚さはできるだけ薄くした方が
よいが、この磁性体層の厚さが薄くなると、低周波数領
域における感度が低下するため、その厚さにはおのずか
ら限度がある。
高周波領域において再生出力が減少するもう1つの理由
は、記録媒体上の磁化が開磁路の状態で保持されるため
、記録波長が短かくなればなるほど強い反磁界を発生す
ることになり、この自己減磁作用により短波長領域での
再生出力が低下することにある。
この反磁界は記録媒体の保磁力が大きくなるほど影響を
受けにくくなるが、あまり保磁力を大きくすると、別の
面でたとえば記録電流の増大、消去の困難性、長波長領
域の感度の低下などの不都合が生じる。
したがって、高い保磁力を有し、しかも長波長領域およ
び短波長領域のいずれにおいても高い感度再生出力を示
す磁気記録媒体の出現が特にビデオテープの分野におい
て要望されていた。
本発明者らは、上記のような特性をもつ磁気記録媒体を
得るために鋭意研究を重ねた結果、支持体上に比較的低
保磁力の特定の接着剤による塗布形磁性体層を設け、該
磁性体層上にそれよりも高保磁力かつ薄いメッキ形磁性
体層を設けることによりその目的を達成しうろことを見
出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は支持体上に、バインダーとして活性
水素をもつエポキシ樹脂およびポリイソシアネートを主
成分とする組成物を用いた厚さ5〜15μの塗布形像保
磁力磁性体層を設け、さらにその上に厚さ0.05〜0
.5μのメッキ形高保磁力磁性体層を設けたことを特徴
とする磁気記録体特にビデオテープ磁気材料を提供する
ものである。
本発明において第1層の形成に用いられる比較的低保磁
力の磁性体材料としては、たとえば針状あるいは粒状の
γ−Fe2O3、針状あるいは粒状のFe3O4をあげ
ることができる。
このものは、バインダーを用いて支持体上に塗布される
が、このバインダーとしては耐摩耗性がよく、摩擦係数
の小さい磁性層を与えるものを用いる必要がある。
従来塗布形磁性体層を形成させるためのバインダーとし
ては、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体と熱
可塑性ポリウレタン樹脂との混合物、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体と熱可塑性ポリウレタン樹脂との混合物
、フェノキシ樹脂と熱可塑性ポリウレタン樹脂との混合
物などが用いられているが、これらは耐摩耗性もしくは
メッキ層との接着性が不十分で本発明のバインダーとし
ては不適当である。
したがって、本発明においては、特に熱可塑性ポリウレ
タン樹脂のような熱可塑性樹脂に活性水素をもつエポキ
シ樹脂およびポリイソシアネートを加えてなる組成物が
用いられる。
この熱可塑性樹脂の例としては、P 、 P/−ジフェ
ニルメタンジイソシアネートのようなジイソシアネート
と、アジピン酸と1,4−ブタンジオールから誘導され
たポリエステルジオールとの反応により得られるポリウ
レタン樹脂やポリカーボネートやポリアミドをあげるこ
とができる。
この種のポリウレタン樹脂は、グツドリッチ社からエス
テーン5701.5702,5707,5710,57
15などの商品名で市販されている。
活性水素をもつエポキシ樹脂の例としては、ビスフェノ
ールA1ハロゲン化ビスフエノールまたはビスフェノ−
:/l/Fとエピクロルヒドリンの縮合生成物をあげる
ことができる。
この種のエポキシ樹脂は、シェル社からエピコート10
01,1004,1007,1009などの商品名で市
販されている。
またポリイソシアネートとしては、トリレンジイソシア
ネート3モルとトリメチロールプロパン1モルとの反応
により得られるトリイソシアネートやヘキサメチレンジ
イソシアネートと1モルとの反応により得られるトリイ
ソシアネートが好適である。
これらの各成分の使用割合は熱可塑性ポリウレタン樹脂
とエポキシ樹脂とは重量比で2:1ないし1:2の範囲
好ましくは1:1であり、ポリイソシアネートはエポキ
シ樹脂に対して10〜150重量%の割合で用いられる
本発明の第1層は、比較的低保磁力の磁性体たとえばγ
−Fe2O3に、上記のバインダー15〜30重量%を
混合し、常法により支持体上に塗布することによって設
けられる。
この第1層には摩擦係数を小さくするために変性シリコ
ーン油を含有させることもできる。
この場合変性シリコーン油はバイシダーと磁性体との混
合物に対し0.2〜15重量%の割合で添加する。
この第1層は5〜15μの厚さで施こされる。
このようにして塗布形磁性体層が形成されたならば、次
にこの上にメッキ形高保磁力磁性体層を施こす。
これは通常の無電解メッキ法により容易に行なうことが
できる。
たとえばCo−Pの場合には、コバルト塩と次亜リン酸
、ホウ酸、クエン酸などを含む水溶液を用いればよい。
また、コバルト塩の代りにコバルト塩とニッケル塩また
は銅塩または亜鉛塩との混合物を用いればCo−N1−
P、Co−Cu−PまたはCo−Zn−Pのメッキ形磁
性体層が得られる。
このメッキ形磁性体層の厚さは0.05〜0,5μの範
囲にする。
これが0.5μよりも厚くなると、再生出力の変動の原
因となり、また0、05μよりも薄いと短波長領域の再
生出力が低下し第2層を施こさないと同様の状態になる
本発明においては、前記したように第2層をメッキ形に
することが必要であるが、それにより薄く均一な層を形
成させることができ、その結果、(イ)バイアスまたは
記録電流が効率よく負荷しうる、(ロ)記録減磁が小さ
く高出力になる、(ハ)最適記録電流の増加を伴なわな
い、に)メッキ層の析出粒子径は塗布形の針状粒径より
小さいため高密度記録が可能になるなどの利点が得られ
る。
また、本発明の磁気材料は、従来のテープに比べ周波数
の相対感度低下領域が著しく延長し、かつ各周波数にお
ける相対出力が著しく増大しているので、ビデオテープ
用として特に好適である。
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例 磁性酸化鉄(γ−Fe2O3)100重量部、熱可塑性
ポリウレタン樹脂(グツドリッチ社、ニステン5715
)15重量部、エポキシ樹脂(シェル化学社、エピコー
ト1009)15重量部、トリイソシアネート(バイエ
ル社、デスモジュールL)8重量部、カーボンブラック
7重量部、シリコーン油2重量部、レシチン5重量部を
混合し、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトンおよ
びトルエンの等景況合物200重量部を加えボールミル
中で均一になるまで混合した。
次にこれをポリエステルフィルム上に均一にコーティン
グし、約75℃で24時間加熱処理したのちカレンダー
処理し、5μの磁性体層を形成させ磁気記録媒体を得た
次に脱脂剤(ディップソール44− S )30g/#
とラウリル硫酸ナトリウムo、o5g/l!を含む水溶
液を50℃に保ち、前記の磁気記録媒体を10分間浸せ
きして脱脂処理した。
これをさらに塩化スズ(■)20g/lと濃塩酸20C
C/lとを含む水溶液に室温で1分間浸したのち、塩化
パラジウム(II) 0.2fl/IIと濃塩酸50c
c/73に室温で1分間浸して活性化処理した。
これを水道水で1分間水洗し、以下の組成をもつCo−
P無電解メッキ浴に80℃で2.5分間浸することによ
り0.2μのメッキ形磁性体層を形成させた。
このようにして得た磁気材料について、異なる周波数に
おける相対感度を測定し、その結果を第1図に示す。
また、机下VTR,NV−1020を用いて周波数IM
H2,3MH2および5MH2における記録電流と相対
出力の関係を第2図、第3図および第4図に示す。
これらの図中、破線カーブは、前記したγ−Fe 20
a層のみを塗布した場合を比較のために示したものであ
る。
比較のために、磁性酸化鉄(γ−Fe2O3) 300
重量部、熱可塑性ポリウレタン樹脂(グツドリッチ社、
ニステン5715)50重量部、塩化ビニリデン−アク
リロニトリル共重合体50重量部、シリコーン油5重量
部、カーボンブラック20重量部、レシチン15重量部
、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトンおよびトル
エンの等景況合物200重量部を用いて前記と同様にし
て塗布形磁性体層を形成させ、次にこの上に前記と同様
にしてメッキ形磁性体層を設けた。
本発明の磁気記録体と、従来のバインダーを用いて得た
磁気記録体の、スチール耐用時間に対する出力減衰量の
関係を第5図に、また走行速度に対する摩擦係数の関係
を第6図に示す。
各図中実線は本発明の磁気記録体、点線は従来のバイン
ダーを用いた磁気記録体の結果である。
これらの結果から明らかなように、従来のバインダーを
用いた塗布層の上に設けられたメッキ層をもつものはほ
とんど使用に耐えない特性を示すのに対し、本発明の磁
気記録体はすぐれた特性を示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録体の1例についての周波数と
相対感度との関係を示すグラフ、第2図ないし第4図は
本発明の磁気記録体の1例とγ−Fe 2O3層のみの
磁気記録体についての異なる周波数における記録電流と
相対出力との関係を示すグラフ、第5図は本発明の磁気
記録体と通常のバインダーを用いた磁気記録体について
の、スチール耐用時間に対する出力減衰量の関係を示す
グラフ、第6図は同じ試料の走行速度に対する摩擦係数
の関係を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 支持体上に、バインダーとして活性水素をもつエポ
    キシ樹脂およびポリイソシアネートを主成分とする組成
    物を用いた厚さ5〜15μの塗布形像保磁力磁性体層を
    設け、さらにその上に厚さ0.05〜0.5μのメッキ
    形高保磁力磁性体層を設けたことを特徴とする磁気記録
    体。
JP8357974A 1974-07-20 1974-07-20 ジキキロクタイ Expired JPS5810771B2 (ja)

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JP8357974A JPS5810771B2 (ja) 1974-07-20 1974-07-20 ジキキロクタイ

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JPS5112103A JPS5112103A (ja) 1976-01-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034897U (ja) * 1983-08-16 1985-03-09 積水化学工業株式会社 形状記憶玩具
JPS63148367U (ja) * 1987-03-23 1988-09-29

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