JPS58104828A - 吸入処理機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は吸入処理機構に関し、その目的は鉱石運搬船
の甲板清掃作業や製鉄所の高揚程ピット作業等の吸引処
理装置と作業場までの水平距離あるいは垂直距離が長い
場合にあっても吸入管のみを延長させずに作業場近傍で
被処理物を収容処理できる吸引処理機構の提供にある。

従来、鉱石運搬船の甲板清掃作業や製鉄所の高揚程ピッ
ト作業等は吸入処理装置から吸入管を長く遅出させて作
業しているのが通常であった。この作業に使用される吸
入処理装置は、種々存在するが、少なくとも吸引機構と
この吸引機構に連通ずる吸引経路に集塵槽を介装された
装置が、汎用されていた。

例えば、第１図及び第２図に示すような自動車（１）の
荷台枠（２）の前部（前）にルーツプロア（３）を後部
に予備貯槽（４）を配設し上記ルーツプロア（３）の駆
動軸（５）と自動車（１）のＰＴＯ軸（６）とを適度に
連動機−構を介して連動連結し予備貯槽（４）はその前
部が昇降して全体的に起伏自在になるようにしルーツプ
ロア（３）の上部には内部を少なくとも湿式集塵槽（７
）ミストキャッチャ兼消音水槽（８）に区画形成してな
る区画槽（９）を配設し上記予備貯槽（４）は湿式集塵
槽（７）にルーツプロア（３）の吸入口は湿式集塵槽（
７）に排出口はミストキャッチャ兼消音水槽（８）に一
連の彷塵捕集機能をなすべく連通させ予備貯槽（４）よ
り可撓性の吸入管α１を運出させてなる移動式吸入処理
装置が存在する。

ところが、鉱石運搬船の甲板清掃や製鉄所高揚程ビット
作業等に上記−具体例の吸入処理装置を用いようとする
と、この上記吸入処理装置と作業場までの垂直高さが大
きいため吸入管ｕｅを１５ｒｎ前後も延出しなければな
らず、その結果吸入管が長いことによる抵抗と被処理物
の吸引抵抗によって吸入処理装置の吸引能力が低下する
という欠点があった。

従って、このような吸入管αＯを長大に延出する作業現
場においては吸引能力が極めて大きい吸入処理装置を使
用する必要があった。

一方、上記装置は、可撓性：の吸入管００よりも径１゛
１９ 犬の鉱石あるいは土砂などを吸入処理すると吸入管ｏＱ
内の経路で詰まって吸入管αＱを閉塞させることが多分
にある。

ζみよ、う−次場合・特シに′Ｗ入管Ｑ彰辷髪犬に延′
出二させた場合には、吸入管αＯには真空圧が加わって
いるから吸入管０１が蛇動して作業者（１ηを振沙飛ば
して事故を生じさせるという欠点がある。

また、鉱石運搬船の甲板清掃などにおいては、この鉱石
運搬船の甲板部の水平位置が荷物積載時と荷物解載時に
おいては１５ｍ近くもその水平高さが異なるという作業
状態となり、比較的低位置で作業する際には吸引管ＯＱ
内に粉塵が滞留していることが多く、作業の進行に伴な
って甲板位置が上昇するとこの滞留している粉塵が一気
に吸入処理装置０２内に吸引されることとなるから、吸
引管αＯの目詰りが生じて上述のような事故を招来する
危険性があった。

また、鉱石運搬船−の停船時間は通常短時間であるから
、甲板清掃□作業には迅速性が要求されるため、上述の
如く目詰ｉ、、Ｄ事故は作業性の観点からも避ける必要
があった。

この発明機構は、以上の事情に照らしなされたもので、
すなわちこの発明は、駆動源と吸引機構とを回転可能に
連結し少なくとも吸入管から集塵槽を介してこの吸引機
構の吸入口まで至る吸入経路をもつ吸入処理装置と、耐
圧構造の中空タンクであって上部に逆テーパ状で開口し
た蓋部を持つタンク装置と、上記吸入処理装置からなる
吸入管の所要経路途中に挿入され底部が縦断面テーパ状
に形成された装置本体の中央部にガイドに案内されて上
下動する支持材が内装され、この支持材の上端はクレー
ン等から連設する係止部とされるとともにこの支持材の
下端は蓋部と連結されてなる中継装置とからなる吸入処
理機構に係るものであるＯ 以下この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図および第２図において、轡は吸入処理装置で、こ
の吸入処理装置轡は、第１図示の如く、車（１）に塔載
した可搬型の吸入処理装置轡であってもよく、あるいは
、型枠（図外）内にこの吸入処理装置（６）を装置した
定置型の吸入処理装置（６）であってもよい。

この発明において、吸入処理装置（２）はその装置ａ４
内に少なくとも駆動源（６）とこの駆動源（６）と連結
された吸引機構（３）とこの吸引機構（３）の吸入口ま
で至る吸入経路中に集塵槽（７）が介在される形態のも
のであれば、上述の装置０２以外の全ての吸入処理装置
０のが好適に使用できる。

吸引機構（３）としては、ルーツブロア、真空ポンプ、
送風機等が具体例として挙げられ、集塵槽（７）として
は湿式、乾式の任意の形式の集塵槽が全て好ましく使用
でき、更に詳しくはバグフィルタ−等も例示できる。

要するに、この発明で使用できる吸入処理装置α匂とし
ては、少なくとも吸入経路に集塵槽を介在させるもので
あれば、サイクロン、サイレンサ等の他の付帯装置を任
意経路に任意に挿−大して、公知のあるいは未知の種々
の形態のものが全て好適に使用できる。

第８図および第４図において、０３は中継装置である。

第３図の実施例において、この中継装置０３は、底部が
縦断面テーパ状に形成された装置本体α◆の中央部にガ
イドαＯに案内されて上下動する支持棒αＱが貫通装着
されている。

この支持棒αゆの上端にはクレーン０７１等から連出す
るフック（至）が係止できる係止孔α・を形設している
。

また、この支持棒α枠の底部はデルタコーン状の蓋部翰
とされ、装置本体０ゆの底部に設けられた開口部（２１
）を、通常は閉塞している。

第３図（ハ）、０はこの中継装置０３の変更例を示し、
第３図（Ｂ）においては支持棒ＯＱの始端（２随に蓋板
（四を溶着し、この蓋板（２３）と支持棒０（３間を補
強材シ４）で補強してなる。

更に、第３図（Ｑは他の変更例を示し、ガイド０均で案
内されるワイヤー（２６）の張緩で、ヒンジ（２６）を
介して取ね付けられた蓋板（至）の開閉を行なっている
。

第３．図（〜及び０に示す、中継装置α］の底部の開閉
は、支持棒αＱの開閉によ２：、て行なわれる。

支持棒０Ｑと装置本体０→の接−触面（２７）、に）お
よびデルタコーン翰又は蓋板（２３）と装置本体Ｑ→の
接触面（２９）は、それぞれ必要に応じて中継装置部内
を気密状態に保つためのシール材が貼着されている。

第４図はこの中継装置０３の更なる変更例を示し、第３
図（ト）で示した吸引口（３０）を装置０３の上部近傍
に設け、吐出口（３１）を装置α撞の最上部に装設し、
装置本体α→の形状を略サイクロン状としてサイクロン
機能を持たせている。

この発明においては、このサイクロン形式の中継装置α
■も好適に使用できる。

第５図はタンク装置（３２）を示し、このタンク装置（
３２！は、第５図の実施例においては車輌（３３）に塔
載した可搬型とされているが、勿論車輌（３３）に塔載
しない定置型であってもよい。

尚、車輌（３３）に塔載する場合には、シリンダ（３４
）を設はタンク（３均を起伏自在としてタンク（３（へ
）内の内容物を廃棄容易とするのが望ましい。

− タンク装置（３２）のダンク幀は中空で耐圧構造とすう
ｏヵ、望。く１．：部ゆ逆ヶー２４状ゆ開。１一部（３
６１を設ける。　　　′１゛ 以上のような構成からなる吸入処理装置ヤと中継装置α
埠およびタンク装置（３２を使用するには、まず第６図
に示す如く、吸入処理装置α諸とタンク装置Ｇ２を地表
面（３７）に配置する。

この吸入処理装置（２）から連出させた吸入管顛の先端
部近傍に中継装置（至）の吐出口頭）に連通連結し、中
継装置（至）の吸入口（支）には作業用の短かい吸入管
００を連結させる。

このようにして、作業者αηが、地表面（３ηよりも低
い低位置！３８）の作業場で、粉塵、鉱宰等の吸入処理
作業をする。

中継装置部内に粉塵や径大の鉱石が満載されると、吸入
処理作業仲の作動を停止させ、クレーンα力を介してフ
ック（ト）で、中継装置部の支持棒α・の先端に設けた
係止孔Ｑｌを引っ掛け、中継装置９をタンク装置讐の直
上部へ移動させ、タンク装置（社の蓋部（ト）に中継装
置部を装着する。

この装着後、支持棒α呻又はワイヤ（３）に対する張力
が緩和されると中継装置部内の被吸引物の自重でデルタ
コーン状の蓋部（１）又は蓋板α東がタンク１３（へ）
内へ向かって開放されるとともに被吸引物が中継　□装
置α□□□内からタンク（３均内へ移動する。この後中
継装置（至）を再びクレーンＱ″ｉ）を介して作業位置
へ房す。

この一連操作を反復継続して、タンク装置（３２）内が
充満するまで続け、タンク装置（３２！内が満載になる
とタンク（３０を移動して内容物を処分する。

また、作業位置が地表面＋３７）よりも順次高い場所に
移動する鉱石運搬船の甲板上の場合には、この順次変化
することとなる高所（３９）に中継装置０３を移高に伴
なって配備する。

この状態で、先端部の吸入管α１を操作して粉塵、鉱宰
等を吸引処理作業して前述の作業を繰り返せばよい。

第７図、第８図、第９図はこの発明機構の他の使用状態
説明図であって、第７図は第６図の場合場合である。

この第７図の場合、第６図の操作に準ずればよい。尚、
０７１はクレーン装置、ａ枠はフックである。

第８図は、吸入装置α力とタンク装置（３２を連通連結
して地表面（３η上に配備し、このタンク装＠　ｊ３２
）の吸引口と中継装置０３の吐出口１３１）を連通して
中継装置（至）は吸入口−から作業用の吸入管ａＯを連
出するもしくはタンク装置体２から直接作業用の吸入管
ＱＯを連出する。

この場合は、タンク装置０壜のタンク１３ｆ９内は真空
状態となる。

第９図は更なる変更例で、吸入処理装置（２）と中継装
置（至）とを連通連結、シ、作業用の吸入管αＱをΦ継
装置α罎から連出させるとともにこの中継装置０３をタ
ンク装置−の蓋部（３！に気密状に固走し、タンク装置
−並びに吸入処理装置（６）は地表面に配置する。

尚、第９図の場合もタンク装置（３２内部は真空状態と
なっている。

タンク装置−の蓋部（３１１の形状は、中継装置α躊の
底部の形状と密着安定させるとともに、デルタコーン（
１）及び蓋板（２３）の開閉運動を防げない逆テーパ状
の形状とされるとともに、第８図乃至第９図にＳ） 示すような真空状態で使用する場合には蓋部（洞と中継
装置ａ３の接触面には気密材（シール材）を必要に応じ
て貼着する。

第８図の部分例と、第９図の実施例の場合は直接タンク
装置（３匈内に粉塵、鉱石等を収容する。

以上詳述した如く、この発明に係る吸入処理機構は、吸
入処理装置とタンク装置および中継装置を使用して、吸
入管の長さを作業位置に拘らずできるだけ短くすること
ができるから将来の如く吸入管の長さを延出することに
よって低下していた吸入処理装置の能力を維持できると
ともに吸入管内を鉱宰や径大の鉱石が閉塞させていた欠
点′を解消して、作業位置に近い中継装置内へまず粉塵
径大の鉱石等を収容し次いでタンク装置へ中継装置の内
容物を収納することができる効果をもつから、鉱石運搬
船等のように作業高さが作業中に変化する場合等のよう
に吸入処理装置と作業現場までの距離が長い場合でも吸
入処理装置の吸引能力を増大させる必要もなくしかも作
業中の事故を無くし更に作業時間が短縮できるという効
果をも奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明機構で使用する吸引処理装置の一実施
例の外観図、第２図は同じく吸引処理装置の流れ説明図
、第３図（５）、　（Ｂ）　、　（Ｑはこの発明機構で
使用する中継装置の実施例を示す断面説明図、第４図は
同じく中継装置の変更例の断面説明図、第５図はこの発
明機構で使用する夕／り装置の一実施例の説明図、第６
図乃至第９図はこの発明機構の使用状態説明図である。 （３）・・・吸引機構　　　　（４）・・・予備貯槽（
６）・・・駆動源　　　　　（７）・・・湿式集塵槽（
８）・・・ミストキャッチャ兼消音水槽Ｑ１・・・吸引
管　　　　　０の・・・吸引処理装置α１・・・中継装
置　　　　（３）・・・タンク装置へ （淵・・・蓋　部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）駆動源と吸引機構とを回転可能に連結し少なくと
   も吸入管から集塵槽を介してこの吸引機構の吸入口まで
   至る吸入経路をもつ吸入処理装置と。 耐圧構造の中空のタンクであって上部に逆テーパ状で開
   口した蓋部を持つタンク装置と、上記吸入処理装置の吸
   入管の所要経路途中に挿入され底部が縦断面テーバ状に
   形成された装置本体の中央部にガイドに案内されて上下
   動する支持材が内装され、この支持材の上端はクレーン
   等から連設する係止部とされるとともにこの支持材の下
   端は蓋部と連結されてなる中継装置と、からなる吸入処
   理機構。