JPS5810459B2 - シヨウケツセイケイタイノセイゾウホウホウ - Google Patents
シヨウケツセイケイタイノセイゾウホウホウInfo
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- JPS5810459B2 JPS5810459B2 JP50048970A JP4897075A JPS5810459B2 JP S5810459 B2 JPS5810459 B2 JP S5810459B2 JP 50048970 A JP50048970 A JP 50048970A JP 4897075 A JP4897075 A JP 4897075A JP S5810459 B2 JPS5810459 B2 JP S5810459B2
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- Japan
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- powder
- sintering
- molded
- copper powder
- cast iron
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はねずみ鋳鉄粉末、特に工場において鋳造品を切
削又は研削した切屑（一般にダライ粉と呼ばれている）
を粉砕したねずみ鋳鉄粉末を素材とした焼結成形体の焼
結時における寸法変化を可及的に小とすることを目的と
するものである。
削又は研削した切屑（一般にダライ粉と呼ばれている）
を粉砕したねずみ鋳鉄粉末を素材とした焼結成形体の焼
結時における寸法変化を可及的に小とすることを目的と
するものである。
本出願人は、先に出願した特願昭４９−
１３５６７６号（特開昭５１−６０６１１号公報参照）
、特願昭４９−１３５６７８号（特開昭５１−６０６１
３号公報参照）等においてねずみ鋳鉄粉末を素材とした
焼結成形体の製造方法を開示した。
、特願昭４９−１３５６７８号（特開昭５１−６０６１
３号公報参照）等においてねずみ鋳鉄粉末を素材とした
焼結成形体の製造方法を開示した。
然るに上記出願に開示した方法においては、成形圧力が
大きくなるほど、又焼結温度が高くなるほど焼結時にお
ける寸法変化が大きくなる欠陥を有していた。
大きくなるほど、又焼結温度が高くなるほど焼結時にお
ける寸法変化が大きくなる欠陥を有していた。
本発明は上述の如き事情に鑑みてなされたもので、特に
ねずみ鋳鉄粉末に少量の銅粉末を混合したものを素材粉
末とし、それを成形、焼結することにより上述の寸法変
化の小なる焼結成形体を得ることができたものである。
ねずみ鋳鉄粉末に少量の銅粉末を混合したものを素材粉
末とし、それを成形、焼結することにより上述の寸法変
化の小なる焼結成形体を得ることができたものである。
以下に本発明を具体化した一実施例について詳細に説明
する。
する。
１、ねずみ鋳鉄粉末
工場において鋳造品を切削又は研削した切屑（以下ダラ
イ粉と称す）を利用できるので極めて安価に入手するこ
とができる。
イ粉と称す）を利用できるので極めて安価に入手するこ
とができる。
２、工程
（１）粉砕工程・・・ダライ粉を粉砕機で粉砕して一定
の粒度以下のねずみ鋳鉄粉末 を作る。
の粒度以下のねずみ鋳鉄粉末 を作る。
ダライ粉は脆い材質である故に鋼材等の切屑に比し極
めて粉砕が容易である。
（２）混合工程・・・上記のねずみ鋳鉄粉末に市販の銅
粉末を少量添加し混合する。
粉末を少量添加し混合する。
（３）成形工程・・・混合工程で得られた素材粉末を成
形型内に入れ圧縮成形する。
形型内に入れ圧縮成形する。
一般の合金焼結の成形の際には
型のカジリをなくするためにス
テアリン酸亜鉛等の潤滑剤を使
用する必要があるが、ねずみ鋳
鉄粉末の場合、その粉末自体が
自己潤滑性を有しているので潤
滑剤なしで成形可能である。
このことは単に潤滑剤を必要とし
ないという効果のみならず、潤
滑剤を使用した場合の焼結工程
において生ずる諸欠点、例えば、
潤滑剤が焼結炉内に放出され炉
内の雰囲気が悪化して焼結成形
体の性質に悪影響を及ぼす、炉
内の発熱体、炉材に付着し炉内
温度を実質的に低下させたり、
炉の寿命を短かくする等の欠点
を解消する効果をも奏するもの
である。
尚成形時の成形圧力が
３０００ｋｇ／ｃｒｉの場合、成形密
度が低いため成形性が悪いばか
りでなく成形品のハンドリング
が難しく、成形圧力が４０００
ｋｇ／ｃｒｉの場合、成形性もまずま
ずであり成形品のハンドリング
も無難になし得ることから、成
膨圧力は約４０００ｋｇ／ｃｒｉ以上
である必要があることを確認し
た。
（３）焼結工程・・・前述のようにして成形された成形
品を適宜の焼結炉内で焼結す る。
品を適宜の焼結炉内で焼結す る。
３、実験結果
（１）ねずみ鋳鉄粉末・・・組成が炭素３．５５％、硅
素２．６９％、マンガン ０．４６％、燐０．１３％、 硫黄０．０５％で残りが鉄 であるＦＣｌ２の鋳造品 のダライ粉を粉砕した粉 末。
素２．６９％、マンガン ０．４６％、燐０．１３％、 硫黄０．０５％で残りが鉄 であるＦＣｌ２の鋳造品 のダライ粉を粉砕した粉 末。
粉末の粒度分布は下記の通りである。
（２）混合・・・上記の粉末ｃ（１）１０メツシユの銅
粉末とを混合し、銅粉末が２重量％、 ５重量％、１０重量％含まれた素材 粉末を用意した。
粉末とを混合し、銅粉末が２重量％、 ５重量％、１０重量％含まれた素材 粉末を用意した。
（３）成形・・・上記の素材粉末を使用して第１図に示
すような形状の成形品を成形した。
すような形状の成形品を成形した。
その成形に際し潤滑剤なしで十分に
成形可能であり、圧粉性、表面性状
ともこ良好であること、成形圧力が
４０００ｋｇ／ｃｒ２以上の場合成形品の取扱いに際し
ても何ら支障がないこ とが確認された。
ても何ら支障がないこ とが確認された。
（４）焼結・・・上記成形工程において成形圧力８００
０ｋｇ／ｃｍ２で成形した成形品をドライ水素ガス雰囲
気中にて １０５０℃、１１００Ｇ、１１５０ ℃で３０分間焼結した結果は次の通 りである。
０ｋｇ／ｃｍ２で成形した成形品をドライ水素ガス雰囲
気中にて １０５０℃、１１００Ｇ、１１５０ ℃で３０分間焼結した結果は次の通 りである。
Ａ）寸法変化・・・第２図に示すように成形品の加圧方
向（第１図の矢印方向： の焼結時の寸法変化はそれと 直交する方向の寸法変化に比 し多少大きいが、いずれにし ても銅粉末を添加しない場合 に比し銅粉末を添加した場合 の方が寸法変化は小となり、 銅粉末を２重量％添加した場 合には２％程度の収縮がある だけとなり実用に供し得、又 銅粉末を６〜８％添加すれば 寸法変化を極めて小とできる ことが推定される。
向（第１図の矢印方向： の焼結時の寸法変化はそれと 直交する方向の寸法変化に比 し多少大きいが、いずれにし ても銅粉末を添加しない場合 に比し銅粉末を添加した場合 の方が寸法変化は小となり、 銅粉末を２重量％添加した場 合には２％程度の収縮がある だけとなり実用に供し得、又 銅粉末を６〜８％添加すれば 寸法変化を極めて小とできる ことが推定される。
尚銅粉末は高価であるため許容の寸法
変化率に基いて銅粉末の添加
量を決定することが望ましい。
Ｂ）引張り強さ・・・第３図にねずみ鋳鉄粉末に銅粉末
を添加した場合の引 張り強さを示す。
を添加した場合の引 張り強さを示す。
これによれば、焼結温度が低温の場
合は銅粉末を添加した場合
の方が添加しない場合に比
し引張り強さが犬となるが、
焼結温度が高温の場合には
逆の結果となることが判明
した。
従って比較的低温の焼結
においては銅粉末の添加に
より寸法変化が小となり且
つ引張り強さが犬となる効
果を奏する。
尚銅粉末が５重量％添加された素材粉末を成形圧力８０
００ｋｇ／ｃｙ２で成形し、それを鋳鉄に対して浸炭性
の雰囲気中にて１０７０Ｃ，１１００℃。
００ｋｇ／ｃｙ２で成形し、それを鋳鉄に対して浸炭性
の雰囲気中にて１０７０Ｃ，１１００℃。
１１３０℃で３０分間焼結した結果、その焼結時の寸法
変化は第４図に示す通りで、はとんど変化がなく０．５
％程度の増減におさえることができた。
変化は第４図に示す通りで、はとんど変化がなく０．５
％程度の増減におさえることができた。
本発明は以上詳述したように、ねずみ鋳鉄粉末に銅粉末
を少量混合して成形し、焼結するようにしたもので、そ
れによって焼結時における成形品の寸法変化を可及的に
小とすることができ、製品の設計が容易となり製品の歩
どまりが良くなる効果を有するとともに、低温の焼結に
おいては引張り強さをも増大させ得る効果をも奏するも
のである。
を少量混合して成形し、焼結するようにしたもので、そ
れによって焼結時における成形品の寸法変化を可及的に
小とすることができ、製品の設計が容易となり製品の歩
どまりが良くなる効果を有するとともに、低温の焼結に
おいては引張り強さをも増大させ得る効果をも奏するも
のである。
第１図ａは成形品の平面図、第１図すは第１図ａのＩ−
１線断面図、第２図は銅粉末の添加量と焼結温度と焼結
時の寸法変化との関係を示す図、第３図は焼結温度と銅
粉末の添加量と引張り強さとの関係を示す図、第４図は
他の実験における焼結温度と寸法変化との関係を示す図
である。
１線断面図、第２図は銅粉末の添加量と焼結温度と焼結
時の寸法変化との関係を示す図、第３図は焼結温度と銅
粉末の添加量と引張り強さとの関係を示す図、第４図は
他の実験における焼結温度と寸法変化との関係を示す図
である。
Claims (1)
- １２重量％以上の銅粉末と残部ねずみ鋳鉄粉末とを混合
した素材粉末を圧縮成形し、その成形品を焼結するよう
にしたことを特徴とする焼結成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50048970A JPS5810459B2 (ja) | 1975-04-21 | 1975-04-21 | シヨウケツセイケイタイノセイゾウホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50048970A JPS5810459B2 (ja) | 1975-04-21 | 1975-04-21 | シヨウケツセイケイタイノセイゾウホウホウ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS51123715A JPS51123715A (en) | 1976-10-28 |
| JPS5810459B2 true JPS5810459B2 (ja) | 1983-02-25 |
Family
ID=12818120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50048970A Expired JPS5810459B2 (ja) | 1975-04-21 | 1975-04-21 | シヨウケツセイケイタイノセイゾウホウホウ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5810459B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60110854U (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-27 | 穂高工業株式会社 | オフセツト防止液供給ロ−ル |
| JPH0548203Y2 (ja) * | 1985-04-17 | 1993-12-21 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2301805A (en) * | 1939-08-07 | 1942-11-10 | Globe Steel Abrasive Company | High-carbon ferrous-base composition for producing articles by powder metallurgy |
| US3120436A (en) * | 1961-03-23 | 1964-02-04 | Presmet Corp | Powdered metal article and method of making |
-
1975
- 1975-04-21 JP JP50048970A patent/JPS5810459B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2301805A (en) * | 1939-08-07 | 1942-11-10 | Globe Steel Abrasive Company | High-carbon ferrous-base composition for producing articles by powder metallurgy |
| US3120436A (en) * | 1961-03-23 | 1964-02-04 | Presmet Corp | Powdered metal article and method of making |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60110854U (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-27 | 穂高工業株式会社 | オフセツト防止液供給ロ−ル |
| JPH0548203Y2 (ja) * | 1985-04-17 | 1993-12-21 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS51123715A (en) | 1976-10-28 |
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