JPS58104062A - 固体潤滑軸受及びその製法 - Google Patents
固体潤滑軸受及びその製法Info
- Publication number
- JPS58104062A JPS58104062A JP56201930A JP20193081A JPS58104062A JP S58104062 A JPS58104062 A JP S58104062A JP 56201930 A JP56201930 A JP 56201930A JP 20193081 A JP20193081 A JP 20193081A JP S58104062 A JPS58104062 A JP S58104062A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- manufacture
- solid lubricant
- solid
- fluorinated graphite
- Prior art date
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- Pending
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、いわゆる固体潤滑軸受及びその製法に関する
ものであり、さらに具体的にはフッ化黒鉛を含有するこ
とによって、表面にフッ化黒鉛の固体潤滑相を有するゼ
ラミックよりなる時計等の精密機器用軸受及びその製法
に関するものである。
ものであり、さらに具体的にはフッ化黒鉛を含有するこ
とによって、表面にフッ化黒鉛の固体潤滑相を有するゼ
ラミックよりなる時計等の精密機器用軸受及びその製法
に関するものである。
従来の時計等の精密機器用軸受及び摺動部品の材料とし
ては、一般に硬石又は金属が使用され、軸との摺動部に
は注油を必要としていた。この注油は、軸と軸受間の摺
動部分の動摩擦係数を小さくし、摺動部分の摩耗を防止
するためのものであって、揮発する油の定期的補給や、
さらには油の化学的変質、老朽化から機能低下が生じた
場合の分解修理等を必要とする欠点がある。
ては、一般に硬石又は金属が使用され、軸との摺動部に
は注油を必要としていた。この注油は、軸と軸受間の摺
動部分の動摩擦係数を小さくし、摺動部分の摩耗を防止
するためのものであって、揮発する油の定期的補給や、
さらには油の化学的変質、老朽化から機能低下が生じた
場合の分解修理等を必要とする欠点がある。
他方、合成樹脂又はこれに黒鉛、Mo5t等を複合した
無潤滑油軸受では、軸受材料強度が低いため高トルクを
伝達する際には歪が生じ伝達効率を著しくそこなう。又
、高温雰囲気では摩擦係数が大きくなって軸受としての
機能を果さなくなるという欠点がある。
無潤滑油軸受では、軸受材料強度が低いため高トルクを
伝達する際には歪が生じ伝達効率を著しくそこなう。又
、高温雰囲気では摩擦係数が大きくなって軸受としての
機能を果さなくなるという欠点がある。
更にM0基合金、W基合金による固体潤滑軸受あるいは
M。S、 、WS、を含有する焼結金属よりなる固体潤
滑軸受では、潤滑効果を十分に発揮させるために、その
表面にメッキを施こすことは避けなければならない。そ
のため高温、高湿雰囲気では少なからず錆が発生して表
面の軸受機能が劣化し、時計が経過するうちに十分な摩
擦係数を得ることが難しくなるという欠点がある。
M。S、 、WS、を含有する焼結金属よりなる固体潤
滑軸受では、潤滑効果を十分に発揮させるために、その
表面にメッキを施こすことは避けなければならない。そ
のため高温、高湿雰囲気では少なからず錆が発生して表
面の軸受機能が劣化し、時計が経過するうちに十分な摩
擦係数を得ることが難しくなるという欠点がある。
またイオンブレーティング等を含むメッキ法による表面
反覆の方法もあるが、これでは厚メッキをほどこしてか
ら研磨加工を行なわなくてはならt、軸受の細い穴の製
作には困難が生ずる。
反覆の方法もあるが、これでは厚メッキをほどこしてか
ら研磨加工を行なわなくてはならt、軸受の細い穴の製
作には困難が生ずる。
本発明の目的は、セラミック製の軸受の表面に固体潤滑
相を形成することにより、摺動部分への無給油化を図り
、軸受部品の耐摩耗性を向上させることに゛ある。すな
わち本発明は、従来技術の欠点を解消するものであり、
セラミックをベースとした軸受の表面にフッ化黒鉛の固
体潤滑相を形成することにより、耐摩耗性、絶縁性に富
み、高温及び低温環境下、または真空中でも充分に使用
することが可能な固体潤滑軸受及びその製法を提供する
ものである。
相を形成することにより、摺動部分への無給油化を図り
、軸受部品の耐摩耗性を向上させることに゛ある。すな
わち本発明は、従来技術の欠点を解消するものであり、
セラミックをベースとした軸受の表面にフッ化黒鉛の固
体潤滑相を形成することにより、耐摩耗性、絶縁性に富
み、高温及び低温環境下、または真空中でも充分に使用
することが可能な固体潤滑軸受及びその製法を提供する
ものである。
次に本発明の1実施例であるアルミナセラミック□フッ
化黒鉛系固体潤滑軸受の製造工程を示へ す。まずアルミナセラミック原料及びフッ化黒鉛の混合
物(フッ化黒鉛の割合を、体積比で1%から40%まで
の割合)と成彩:バインダーを加えてボールミルにて混
合粉砕し、泥漿とする。泥漿より粉末成形用顆粒を作る
ためにスプレードライヤーで20〜100μmOの造粒
を行なう。
化黒鉛系固体潤滑軸受の製造工程を示へ す。まずアルミナセラミック原料及びフッ化黒鉛の混合
物(フッ化黒鉛の割合を、体積比で1%から40%まで
の割合)と成彩:バインダーを加えてボールミルにて混
合粉砕し、泥漿とする。泥漿より粉末成形用顆粒を作る
ためにスプレードライヤーで20〜100μmOの造粒
を行なう。
次に造粒した粉末を所定の形状を持つ型に入れ、圧粉し
て成形品を得る。成形品は成形バインダーを除去するた
めに、10 ” torr以ドの真空中にて、約600
℃で約2時間の一次焼成をする。
て成形品を得る。成形品は成形バインダーを除去するた
めに、10 ” torr以ドの真空中にて、約600
℃で約2時間の一次焼成をする。
二次焼成については、1Q−3torr以下の真空中で
、約1700℃で約1時間の処理を行なう。
、約1700℃で約1時間の処理を行なう。
この処理により、アルミナセラミックーフッ化黒鉛の複
合焼結体を得る。この焼結体に対しては所定の形状を得
るための研磨加工を施こす。
合焼結体を得る。この焼結体に対しては所定の形状を得
るための研磨加工を施こす。
ここで以上のようにして形成された固体潤滑油受の一例
の断面図を第1図に示す。第1図において、1は軸受穴
となる円孔1、aを有した円筒状の固体潤滑軸受を示し
、1bはフッ化黒鉛を示す。
の断面図を第1図に示す。第1図において、1は軸受穴
となる円孔1、aを有した円筒状の固体潤滑軸受を示し
、1bはフッ化黒鉛を示す。
軸受1の外径寸法は0.8mm’(公差+0°006ヤ
。 m、、、) で表面粗さは1.5−8.円孔1aの寸法は0.12m
tn p (+O°004 )で表面粗さは0.1−8
、+0mm 厚さは0.2 mm (±0.02mm)である。なお
2は周知の歯車の回転軸であり、材質はHV650〜H
V700の硬度に熱処理したS・K4F’材である焼入
鋼で、回転軸径0.12mm’(”006 )、−0,
012mm 表面粗さは0.I Sである。図において回転軸2が
円孔1aの内面の一部に接触している状態を小j (+ 摩擦係数は曾田式T型振子摩擦試験機を用b1て次の条
件で測定した。
。 m、、、) で表面粗さは1.5−8.円孔1aの寸法は0.12m
tn p (+O°004 )で表面粗さは0.1−8
、+0mm 厚さは0.2 mm (±0.02mm)である。なお
2は周知の歯車の回転軸であり、材質はHV650〜H
V700の硬度に熱処理したS・K4F’材である焼入
鋼で、回転軸径0.12mm’(”006 )、−0,
012mm 表面粗さは0.I Sである。図において回転軸2が
円孔1aの内面の一部に接触している状態を小j (+ 摩擦係数は曾田式T型振子摩擦試験機を用b1て次の条
件で測定した。
振r東Q377fi、初期振巾40°、回転軸径0.9
8mm96、固体潤滑軸受穴径1. OOmmダ、回転
軸より改心までの距離13mm、その結果、摩擦係数は
012という従来の軸受に注油をした場合と同程度の値
が得られた。
8mm96、固体潤滑軸受穴径1. OOmmダ、回転
軸より改心までの距離13mm、その結果、摩擦係数は
012という従来の軸受に注油をした場合と同程度の値
が得られた。
尚、本実施例においてはアルミナセラミックで説明した
が、本発明はセラミック一般にも適用可能である5゜ 以1″、の如く、本発明の製法による表面にフッ化黒鉛
の固体潤滑相を形成した軸受においては、従来の軸受に
比較して摩擦損失が少なくなり、しかも力1(給浦化も
可能になった。また耐摩耗性が向上し、伝達効率も高く
なった。更に油溜が不要になり、組立時の注油が不要に
なる等、コスト、工数が削減され、産業」−多大の貢献
をなした。
が、本発明はセラミック一般にも適用可能である5゜ 以1″、の如く、本発明の製法による表面にフッ化黒鉛
の固体潤滑相を形成した軸受においては、従来の軸受に
比較して摩擦損失が少なくなり、しかも力1(給浦化も
可能になった。また耐摩耗性が向上し、伝達効率も高く
なった。更に油溜が不要になり、組立時の注油が不要に
なる等、コスト、工数が削減され、産業」−多大の貢献
をなした。
第1図は、本発明の一実施例である軸受の断面図である
。 1・・・・・・・・・・・・固体潤滑軸受1a・・・・
・・・・・円孔の軸受部 1b・・・・・・・・・フッ化黒鉛相 2・・・・・・・・・・・・回転軸
。 1・・・・・・・・・・・・固体潤滑軸受1a・・・・
・・・・・円孔の軸受部 1b・・・・・・・・・フッ化黒鉛相 2・・・・・・・・・・・・回転軸
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (+1 セラミックとフッ化黒鉛の複合焼結体よりな
ることを特徴とする固体潤滑軸受。 (2) セラミック原料と成形バインダーにフッ化黒
鉛を加えて混合粉砕し泥漿する工程と、造粒する工程と
、成形後焼成する工程とを有する固体潤滑軸受の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56201930A JPS58104062A (ja) | 1981-12-15 | 1981-12-15 | 固体潤滑軸受及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56201930A JPS58104062A (ja) | 1981-12-15 | 1981-12-15 | 固体潤滑軸受及びその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58104062A true JPS58104062A (ja) | 1983-06-21 |
Family
ID=16449141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56201930A Pending JPS58104062A (ja) | 1981-12-15 | 1981-12-15 | 固体潤滑軸受及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58104062A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5258722A (en) * | 1975-11-08 | 1977-05-14 | Ouyou Kagaku Kenkiyuushiyo | Novel solid substances containing graphite fluoride and manufacture therefor |
JPS5549027A (en) * | 1978-10-04 | 1980-04-08 | Hitachi Ltd | Channel selector with skip unit |
-
1981
- 1981-12-15 JP JP56201930A patent/JPS58104062A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5258722A (en) * | 1975-11-08 | 1977-05-14 | Ouyou Kagaku Kenkiyuushiyo | Novel solid substances containing graphite fluoride and manufacture therefor |
JPS5549027A (en) * | 1978-10-04 | 1980-04-08 | Hitachi Ltd | Channel selector with skip unit |
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