JPS58103378A - 光学活性ジアミド誘導体 - Google Patents
光学活性ジアミド誘導体Info
- Publication number
- JPS58103378A JPS58103378A JP56200625A JP20062581A JPS58103378A JP S58103378 A JPS58103378 A JP S58103378A JP 56200625 A JP56200625 A JP 56200625A JP 20062581 A JP20062581 A JP 20062581A JP S58103378 A JPS58103378 A JP S58103378A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- optically active
- general formula
- nucleophilic reagent
- carbon atoms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D263/00—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings
- C07D263/02—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings
- C07D263/08—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
- C07D263/16—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D265/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom and one oxygen atom as the only ring hetero atoms
- C07D265/04—1,3-Oxazines; Hydrogenated 1,3-oxazines
- C07D265/06—1,3-Oxazines; Hydrogenated 1,3-oxazines not condensed with other rings
- C07D265/08—1,3-Oxazines; Hydrogenated 1,3-oxazines not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D277/00—Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings
- C07D277/02—Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings not condensed with other rings
- C07D277/08—Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
- C07D277/12—Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
- C07D277/16—Sulfur atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D279/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom and one sulfur atom as the only ring hetero atoms
- C07D279/04—1,3-Thiazines; Hydrogenated 1,3-thiazines
- C07D279/06—1,3-Thiazines; Hydrogenated 1,3-thiazines not condensed with other rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D295/00—Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms
- C07D295/16—Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms acylated on ring nitrogen atoms
- C07D295/18—Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms acylated on ring nitrogen atoms by radicals derived from carboxylic acids, or sulfur or nitrogen analogues thereof
- C07D295/182—Radicals derived from carboxylic acids
- C07D295/185—Radicals derived from carboxylic acids from aliphatic carboxylic acids
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Hydrogenated Pyridines (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
- Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、光学活性化合物の不斉合成における合成原料
として有用な新規光学活性ジアミド誘導体、ならびにそ
の構造および応用に関するものである。
として有用な新規光学活性ジアミド誘導体、ならびにそ
の構造および応用に関するものである。
近年、光学活性を有する単純は非環状化合物は、マクロ
ライド系構成物質、マクロラクタム系抗生物質、ポリエ
ーテル系抗生物質、β−ラクタム系抗生物質およびプロ
スタグランデインなどの生理活性天然物質の全合成にお
ける光学活性非環状合成中間体を製造する上での重要な
出発原料として有用であることから、その有用性が増大
しつつある。いくつかの光学活性非環状化合物は、糖類
、テルペン、アミノ酸などの天然物質の特殊な技法によ
る分解、あるいは酵素的および化学的な不斉合成によっ
て得られている。
ライド系構成物質、マクロラクタム系抗生物質、ポリエ
ーテル系抗生物質、β−ラクタム系抗生物質およびプロ
スタグランデインなどの生理活性天然物質の全合成にお
ける光学活性非環状合成中間体を製造する上での重要な
出発原料として有用であることから、その有用性が増大
しつつある。いくつかの光学活性非環状化合物は、糖類
、テルペン、アミノ酸などの天然物質の特殊な技法によ
る分解、あるいは酵素的および化学的な不斉合成によっ
て得られている。
下記化合物(1)あるいは(3)のような対称分子にお
けるプロカイラル中心(prochiral cent
er)に隣接したエナンチオトピック原子団(enan
tio−topic group)の高選択的変換は、
例えばα−キモトリプシン、ブタ肝臓エステラーゼおよ
びウマ肝臓アルコールデヒドロゲナーゼなどの特殊な酵
素を利用する方法でのみなされている。
けるプロカイラル中心(prochiral cent
er)に隣接したエナンチオトピック原子団(enan
tio−topic group)の高選択的変換は、
例えばα−キモトリプシン、ブタ肝臓エステラーゼおよ
びウマ肝臓アルコールデヒドロゲナーゼなどの特殊な酵
素を利用する方法でのみなされている。
(1)(2)
(3)(4)
しかしながら、この酵素的方法では、一種類のメナンチ
オメリック異性体(enantiomeric iso
mer)しか得ることができないし、またどちらのエナ
ンチオマー(enantiomer)が得られるかを予
測することができない。
オメリック異性体(enantiomeric iso
mer)しか得ることができないし、またどちらのエナ
ンチオマー(enantiomer)が得られるかを予
測することができない。
一方、化学的手法を用いれば、目的とするエナンチオマ
ーのみを不斉合成できるように適当にデザインすること
ができる。その一つの方法として前記化合物(1)の酸
無水物に親核試薬を反応させて光学活性化合物を得る非
酵素的方法がいくつか報告されているが、それらは光学
収率の点で満足されるものではない。
ーのみを不斉合成できるように適当にデザインすること
ができる。その一つの方法として前記化合物(1)の酸
無水物に親核試薬を反応させて光学活性化合物を得る非
酵素的方法がいくつか報告されているが、それらは光学
収率の点で満足されるものではない。
本発明は、プロカイラル中心を有する非環状対称化合物
ならびにメゾ環状およびメゾ非環状化合物における2つ
の同一官能基を高い位置選択性をもって区別しうる不斉
合成法に関するものである。
ならびにメゾ環状およびメゾ非環状化合物における2つ
の同一官能基を高い位置選択性をもって区別しうる不斉
合成法に関するものである。
すなわち、本発明は、このような不斉合成法における出
発原料として有用な新規光学活性ジアミド誘導体を提供
するものであり、さらにその製造法、ならびにそれを応
用した不斉合成法を提供するものである。なお、本発明
において「プロカイラル中心」とは、元来対称化合物中
に存在し、その化合物お2つの同一官能基のうちのいず
れか一方が他の官能基に変換された場合に不斉中心とな
るものを支称する。
発原料として有用な新規光学活性ジアミド誘導体を提供
するものであり、さらにその製造法、ならびにそれを応
用した不斉合成法を提供するものである。なお、本発明
において「プロカイラル中心」とは、元来対称化合物中
に存在し、その化合物お2つの同一官能基のうちのいず
れか一方が他の官能基に変換された場合に不斉中心とな
るものを支称する。
本発明化合物であるプロカイラル中心を有する光学活性
ジアミド誘導体次の一般式[I]で表わされる。
ジアミド誘導体次の一般式[I]で表わされる。
該式中、R’は、一方の複素環残基を他の親核試薬で置
換するという反応操作によって不斉中心となりうる1個
あるいは複数個の炭素原子を含む非環状あるいは環状置
換基を示す。
換するという反応操作によって不斉中心となりうる1個
あるいは複数個の炭素原子を含む非環状あるいは環状置
換基を示す。
このようなR’の具体例の1つとして、式■
で表わされるものが例示さきる。R3およびR4は、互
いに相異なる原子もしくは官能基であり、たとえば、水
素原子、置換基を有することもあるアルキル基、保護基
を有することもあるアミノ基、保護基を有することもあ
る水酸基などを示す。さらにアルキル基としては、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、インブチル基、tert−ブチル基などの低級アル
キル基が具体的挙げられ、これらへの置換基としては、
ハロゲン原子、アルコキシル基、アリール基などの任意
のものがありうる。また、アミノ基または水酸基におけ
る保護基の種類には特に制約はなく、本発明化合物の合
成あるいは応用反応に好適なものを適宜に選択すればよ
い。そのような保護基としては、たとえばアセチル基、
プロピオニル基、ブルチル基、ベンゾイル基、ベンジロ
キシカルボニル基、tert−グチロキシカルボニル基
、γ−メトキシベンジロキシカルボニル基などのアシル
基、メトキシメチル基、メトキシエトキシメチル基、テ
トラヒドロフリル基、テトラヒドロピラニル基などのエ
ーテル基などが具体例として挙げられる。
いに相異なる原子もしくは官能基であり、たとえば、水
素原子、置換基を有することもあるアルキル基、保護基
を有することもあるアミノ基、保護基を有することもあ
る水酸基などを示す。さらにアルキル基としては、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、インブチル基、tert−ブチル基などの低級アル
キル基が具体的挙げられ、これらへの置換基としては、
ハロゲン原子、アルコキシル基、アリール基などの任意
のものがありうる。また、アミノ基または水酸基におけ
る保護基の種類には特に制約はなく、本発明化合物の合
成あるいは応用反応に好適なものを適宜に選択すればよ
い。そのような保護基としては、たとえばアセチル基、
プロピオニル基、ブルチル基、ベンゾイル基、ベンジロ
キシカルボニル基、tert−グチロキシカルボニル基
、γ−メトキシベンジロキシカルボニル基などのアシル
基、メトキシメチル基、メトキシエトキシメチル基、テ
トラヒドロフリル基、テトラヒドロピラニル基などのエ
ーテル基などが具体例として挙げられる。
R’の他の具体例としては、式
■
で表わされる対称置換基が例示できる。R3’およびR
4’は互いに相異なる官能基であり、その種類としては
前記R3およびR4と同一のもの、さらにR3’または
R4’が単一のアルキレン基(たとえば、エチレン基、
プロピレン基、ブチレン基など)であるものなどが例示
できる。
4’は互いに相異なる官能基であり、その種類としては
前記R3およびR4と同一のもの、さらにR3’または
R4’が単一のアルキレン基(たとえば、エチレン基、
プロピレン基、ブチレン基など)であるものなどが例示
できる。
さらにR’が次の式で表わされるメゾ環状が置換基であ
るものも含むことができる。
るものも含むことができる。
一般式[I]中のR2は、R’置換基との立体化学的相
互作用によって本発明化合物の複素環残基と親核試薬と
の置換反応における位置選択性を決定しうる分子形状お
よび大きさを有する置換基であればよう。そのようなR
2の具体例としては、たとえば、ヒドロキシアルキル基
、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、アルコキシ
カルボニル基、置換アミノカルボニル基又はアルキル基
などが挙げられる。
互作用によって本発明化合物の複素環残基と親核試薬と
の置換反応における位置選択性を決定しうる分子形状お
よび大きさを有する置換基であればよう。そのようなR
2の具体例としては、たとえば、ヒドロキシアルキル基
、アルコキシアルキル基、カルボキシル基、アルコキシ
カルボニル基、置換アミノカルボニル基又はアルキル基
などが挙げられる。
ヒドロキシアルキル基の具体例としては、たとえばヒド
ロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロ
ピル基、ヒドロキシブチル基などアルコキシアルキル基
としては、たとえばメトキシメチル基、エトキシメチル
基、メトキシエチル基、エトキシエチル基など、アルコ
キシカルボニル基としては、たとえばメトキシカルボニ
ル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基
、イソプロポキカルボニル基、ブドキシカルボニル基、
tert−ブドキシカルボニル基、ベンジロキシカルボ
ニル基、γ−メトキシベンジロキシカルボニル基など、
置換アミノカルボニル基としては、モノーもしくはジー
アルキル置換アミノカルボニル基など、アルキル気とし
ては、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、インブチル基、tert−ブチル基などが例示でき
る。R2置換基の結合する2個の不斉炭素原子の立体配
置は同一である。
ロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロ
ピル基、ヒドロキシブチル基などアルコキシアルキル基
としては、たとえばメトキシメチル基、エトキシメチル
基、メトキシエチル基、エトキシエチル基など、アルコ
キシカルボニル基としては、たとえばメトキシカルボニ
ル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基
、イソプロポキカルボニル基、ブドキシカルボニル基、
tert−ブドキシカルボニル基、ベンジロキシカルボ
ニル基、γ−メトキシベンジロキシカルボニル基など、
置換アミノカルボニル基としては、モノーもしくはジー
アルキル置換アミノカルボニル基など、アルキル気とし
ては、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、インブチル基、tert−ブチル基などが例示でき
る。R2置換基の結合する2個の不斉炭素原子の立体配
置は同一である。
一般式[I]中のXは、硫黄原子または酸素原子である
。また、nは、1ないし2の整数を示す。
。また、nは、1ないし2の整数を示す。
このような一般式[I]化合物のジアミド誘導体の製造
にあたっては、その目的をする結合の形成ならびに原子
団の導入に適当な種々の方法が適用しうる。具体的には
、一般式[II][II] ■ [式中、R1’は置く敵とする一般式[I]化合物のR
1と同一であって、一方の水酸基を他の官能基で置換す
ることによって不斉中心となりうる1個あるいは複数個
の炭素原子を含む非環状あるいは環状置換基を示す。]
で表わされるジカルボン酸もしくはその酸無水物と一般
式[III] [III] ■ [式中、R2、Xおよびnは前記一般式のものと同意義
である。]で表わされる複素環化合物とを縮合剤により
縮合反応させる方法によって実施することができる。
にあたっては、その目的をする結合の形成ならびに原子
団の導入に適当な種々の方法が適用しうる。具体的には
、一般式[II][II] ■ [式中、R1’は置く敵とする一般式[I]化合物のR
1と同一であって、一方の水酸基を他の官能基で置換す
ることによって不斉中心となりうる1個あるいは複数個
の炭素原子を含む非環状あるいは環状置換基を示す。]
で表わされるジカルボン酸もしくはその酸無水物と一般
式[III] [III] ■ [式中、R2、Xおよびnは前記一般式のものと同意義
である。]で表わされる複素環化合物とを縮合剤により
縮合反応させる方法によって実施することができる。
一般式[II]および一般式[III]化合物は公知化
合物であるか、公知化合物から公知の化学的技法によっ
て容易に合成しうるものである。たとえば、一般式[I
II]化合物において、R2がアルコキシカルボニル基
、Xが硫黄原子、n=1であって、R2の結合する炭素
原子の立体配置が(R)配置であるものはL−システイ
ンのアルキルエステルの環化により導くことができ、R
2の結合する炭素原子の立体配置が(S)配置のものは
D−システインのアルキルエステルから合成しうる。さ
らに同じくR2がアルコキシカルボニル基、n=1であ
って、Xが酸素原子であるものは、その(R)体をレー
セリンのアルキルエステルから、その(S)体をD−セ
リンのアルキルエステルから導くことができる。R2が
アルコキシカルボニル基、Xが硫黄原子であって、nが
2である化合物は、その(R)もしくは(S)体をそれ
ぞれレーもしくはD−ホモシステインのアルキルエステ
ルから調製することができる。
合物であるか、公知化合物から公知の化学的技法によっ
て容易に合成しうるものである。たとえば、一般式[I
II]化合物において、R2がアルコキシカルボニル基
、Xが硫黄原子、n=1であって、R2の結合する炭素
原子の立体配置が(R)配置であるものはL−システイ
ンのアルキルエステルの環化により導くことができ、R
2の結合する炭素原子の立体配置が(S)配置のものは
D−システインのアルキルエステルから合成しうる。さ
らに同じくR2がアルコキシカルボニル基、n=1であ
って、Xが酸素原子であるものは、その(R)体をレー
セリンのアルキルエステルから、その(S)体をD−セ
リンのアルキルエステルから導くことができる。R2が
アルコキシカルボニル基、Xが硫黄原子であって、nが
2である化合物は、その(R)もしくは(S)体をそれ
ぞれレーもしくはD−ホモシステインのアルキルエステ
ルから調製することができる。
縮合反応に使用される縮合剤は、本発明方法の目的を達
成しうるものである限り、特に限定はない。具体的には
、たとえばジシクロヘキシカルボジイミド(DCC)、
ノーエチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カ
ルボジイミド(EDC)、1−エチル−3−(3−ジエ
チルアミノプロピル)−カルボジイミド、1−シクロヘ
キシル−3−(2−モルホリノエチル)−カルボジイミ
ド、1−シクロヘキシル−3−(4−ジエチルアミノシ
クロヘキル)−カルボジイミド、N−メチル−N、N’
−ジtert−ブチルカルボジイミウムテトラフルオロ
ホウ酸塩などのカルボジイミド試薬をはじめ、N−エチ
ル−5−フェニルイソオキサゾリウム−3’−スルホナ
ート(ウッドワード試薬K)などを用いることができる
。
成しうるものである限り、特に限定はない。具体的には
、たとえばジシクロヘキシカルボジイミド(DCC)、
ノーエチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カ
ルボジイミド(EDC)、1−エチル−3−(3−ジエ
チルアミノプロピル)−カルボジイミド、1−シクロヘ
キシル−3−(2−モルホリノエチル)−カルボジイミ
ド、1−シクロヘキシル−3−(4−ジエチルアミノシ
クロヘキル)−カルボジイミド、N−メチル−N、N’
−ジtert−ブチルカルボジイミウムテトラフルオロ
ホウ酸塩などのカルボジイミド試薬をはじめ、N−エチ
ル−5−フェニルイソオキサゾリウム−3’−スルホナ
ート(ウッドワード試薬K)などを用いることができる
。
反応は通常溶媒中で行われ、反応溶媒としては原料化合
物および反応試薬を溶解し、縮合反応を阻害しないもの
が適用されうるが、そのような溶媒例としてはピリジン
、ピコリン、ルチジンなどのピリジン系溶媒が例示でき
る。反応条件は、無水条件下で室温付近の温度条件すれ
ばよい。
物および反応試薬を溶解し、縮合反応を阻害しないもの
が適用されうるが、そのような溶媒例としてはピリジン
、ピコリン、ルチジンなどのピリジン系溶媒が例示でき
る。反応条件は、無水条件下で室温付近の温度条件すれ
ばよい。
かくして生成される一般式[I]化合物の合成反応液か
ら精製単離は常法によればよく、たとえば濃縮、溶解、
沈凝化、再結晶、吸着カラムクロマトグラフィーなどの
手法を適宜に選択して応用すればよい。
ら精製単離は常法によればよく、たとえば濃縮、溶解、
沈凝化、再結晶、吸着カラムクロマトグラフィーなどの
手法を適宜に選択して応用すればよい。
本発明化合物の光学活性ジアミド誘導体は、種種の天然
生理活性物質の合成における光学活性非環状合成中間体
を不斉合成するための出発原料としてきわめて有用なも
のである。
生理活性物質の合成における光学活性非環状合成中間体
を不斉合成するための出発原料としてきわめて有用なも
のである。
たとえば、一般式[I]において、R1が■であり、R
3がメチル基、R4が水 素原子であり、R2が(R)配置のメトキシカルボニル
基、Xが硫黄原子、n=1である化合物、すなわち次の
構造式で表わされる化合物を代表として説明する。
3がメチル基、R4が水 素原子であり、R2が(R)配置のメトキシカルボニル
基、Xが硫黄原子、n=1である化合物、すなわち次の
構造式で表わされる化合物を代表として説明する。
■(A)
低温状態において化合物(A)は、チオカルボニル基と
アミドカルボニル基間のかなり強い双極子反発(dip
ole−dipole repulsion)およびP
ro−S基とPro−R基との反発により立体化学的に
制御され、W型構造として安定化している(第1図)。
アミドカルボニル基間のかなり強い双極子反発(dip
ole−dipole repulsion)およびP
ro−S基とPro−R基との反発により立体化学的に
制御され、W型構造として安定化している(第1図)。
仮定されるW型構造においては、Pro−Sリガントの
α面(α−face)が他の3面(すなわちPro−S
のβ面、Pro−Rのα−およびβ−面)に比べて最も
立体障害が少ない。したがって適当な親核試薬は遷移状
態においてPro−S側のアミドカルボニル炭素に最も
立体障害の少ないα面から優先的にアタックしうる。
α面(α−face)が他の3面(すなわちPro−S
のβ面、Pro−Rのα−およびβ−面)に比べて最も
立体障害が少ない。したがって適当な親核試薬は遷移状
態においてPro−S側のアミドカルボニル炭素に最も
立体障害の少ないα面から優先的にアタックしうる。
このような原理に基いて、本発明化合物と親核試薬(N
u1)との反応によって、高い位置選択性をもって本発
明化合物の一方の複素環残基と親核試薬との置換反応を
行うことができる。さらに第1の親核的置換反応の反応
生成物に、第2の親核試薬(Nu2)を反応させること
により、残余の複素環残基と親核試薬との置換を行うこ
とができる。
u1)との反応によって、高い位置選択性をもって本発
明化合物の一方の複素環残基と親核試薬との置換反応を
行うことができる。さらに第1の親核的置換反応の反応
生成物に、第2の親核試薬(Nu2)を反応させること
により、残余の複素環残基と親核試薬との置換を行うこ
とができる。
したがって本発明によれば、プロカイラル中心を有する
対称分子化合物の任意の位置に希望とする原子団を容易
に導入することが可能である。また第1の反応段階での
副生成物は種生成物のジアステレオマー(diaste
reomer)であり、化学的に容易に分離することが
できる。
対称分子化合物の任意の位置に希望とする原子団を容易
に導入することが可能である。また第1の反応段階での
副生成物は種生成物のジアステレオマー(diaste
reomer)であり、化学的に容易に分離することが
できる。
特に、本発明化合物のうち、R1が
■であって、R3もしくはR4が置
換基をゆうすることもあるアミノ基であるものは、β−
ラクタムの合成原料として使用しうる。
ラクタムの合成原料として使用しうる。
本発明化合物を応用する不斉合成法においては、種々の
親核試薬を用いることができる。親核試薬の種類は、合
成目的に応じて適宜に選択されるべきである。適用しう
る親核試薬としては、たとえば各種のアルキルアミン、
シクロアルキルアミン、アルアルキルアミン、ジアルキ
ルアミン、アリールアミン、アリールチオール、アルキ
ルチオール、アルキルシアニドをはじめ、アセト酢酸エ
ステル、マロン酸エステルなどの活性メチレン化合物な
どがある。
親核試薬を用いることができる。親核試薬の種類は、合
成目的に応じて適宜に選択されるべきである。適用しう
る親核試薬としては、たとえば各種のアルキルアミン、
シクロアルキルアミン、アルアルキルアミン、ジアルキ
ルアミン、アリールアミン、アリールチオール、アルキ
ルチオール、アルキルシアニドをはじめ、アセト酢酸エ
ステル、マロン酸エステルなどの活性メチレン化合物な
どがある。
反応は、適当な溶媒中で行われる。反応溶媒としては原
料化合物および反応試薬を溶解し、反応を阻害しないも
のであればよく、各種のハロゲン化炭化水素(ジクロロ
メタン、クロロホルムなど)、芳香■炭化水素(ベンゼ
ン、トルエンなど)、アルコール、エーテル、(エチル
エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジグライ
ムなど)有機酸エステル、アミド系溶媒、ジメチルスル
ホキシド、スルホランなどを適宜に選択して使用する。
料化合物および反応試薬を溶解し、反応を阻害しないも
のであればよく、各種のハロゲン化炭化水素(ジクロロ
メタン、クロロホルムなど)、芳香■炭化水素(ベンゼ
ン、トルエンなど)、アルコール、エーテル、(エチル
エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジグライ
ムなど)有機酸エステル、アミド系溶媒、ジメチルスル
ホキシド、スルホランなどを適宜に選択して使用する。
反応条件としては、低温、たとえば−50℃〜室温で緩
和な反応条件を採用するとよい。
和な反応条件を採用するとよい。
第1の親核試薬(Nu1)との反応により、一般式[I
V] ■[IV] [式中、Nu1は親核試薬残基を示し、R1■はR’と
同一の置換基である。R2、Xおよびnは前記と同意義
。]で表わされる光学活性化合物を得ることができる。
V] ■[IV] [式中、Nu1は親核試薬残基を示し、R1■はR’と
同一の置換基である。R2、Xおよびnは前記と同意義
。]で表わされる光学活性化合物を得ることができる。
Nu1の位置選択性はR1置換基とR2との立体化学的
相互作用によって決定される。
相互作用によって決定される。
このようにして得られた一般式[IV]化合物を、第2
の親核試薬(Nu2)と反応されることにより一般式[
V] ■[V] [式中、Nu1およびNu2は親核試薬残基を示し、R
1■は前記と同意義。]で表わされる光学活性化合物を
合成することができる。
の親核試薬(Nu2)と反応されることにより一般式[
V] ■[V] [式中、Nu1およびNu2は親核試薬残基を示し、R
1■は前記と同意義。]で表わされる光学活性化合物を
合成することができる。
また、一般式[IV]化合物を加水分解することにより
一般式[VI] ■[VI] [式中、Nu1およびR1■は前記と同意義。]で表わ
される光学活性化合物を得ることができる。なお、加水
分離反応は、Nu1残基が脱離しない弱塩基性条件下で
行えばよく、たとえばピリジン−水で実施すればよい。
一般式[VI] ■[VI] [式中、Nu1およびR1■は前記と同意義。]で表わ
される光学活性化合物を得ることができる。なお、加水
分離反応は、Nu1残基が脱離しない弱塩基性条件下で
行えばよく、たとえばピリジン−水で実施すればよい。
本発明の不斉合成法により合成される光学活性化合物の
単離精製も常法による。
単離精製も常法による。
以下、本発明の実施態様をより具体的に説明するために
、本発明化合物例およびその製造例に関する実施例、な
らびに本発明化合物を用いる不斉合成法の反応例を記述
する。
、本発明化合物例およびその製造例に関する実施例、な
らびに本発明化合物を用いる不斉合成法の反応例を記述
する。
実施例 1
3−メチルグルタル酸5.5gと4(R)−4−メトキ
シカルボニル−1、3−チアゾリジン−2−チオン(以
下4(R)−MCTTと略称する)14.18gをピリ
ジン110mlに溶解し、次いでジシクロヘキシルカル
ボジイミド(以下、DCCと略称する)18.16gを
加えて撹拌溶解し、室温にて6日間反応させた。
シカルボニル−1、3−チアゾリジン−2−チオン(以
下4(R)−MCTTと略称する)14.18gをピリ
ジン110mlに溶解し、次いでジシクロヘキシルカル
ボジイミド(以下、DCCと略称する)18.16gを
加えて撹拌溶解し、室温にて6日間反応させた。
反応終了後、減圧下ピリジンを除去し、残査を酢酸エチ
ルエステルに溶解し、不溶物を濾別後、酢酸エチルエス
テルを減圧下留去し、残査をエチルエーテルに溶解し、
析出した黄色結晶を集め、酢酸エチルエステルより再結
晶して黄色針状結晶として3−メチルグルタル酸の4(
R)−MCTTジアミド13.0gを得た。収率69.
9%構造式:■ 融点 :113〜114℃ 旋光度 :■ (C=1.00、酢酸エチルエステル)元素分析:C1
6H20N2O6S4として C
H N S計算値、 41.38 4.
35 6.03 27.61測定値、 41.36 4
.32 5.83 27.48核磁気共鳴スペクトル:
(CDCl3)δ(ppm)5.48〜5.65 m
2H 3.82 s 6H 3.1 〜3.82 m 8H 2.64〜2.84 m 1H 1.08 d 3H 実施例 2 3−アセチルアミノグルタル酸3.15gと4(R)−
MCTT3.15gをピリジン30mlに溶解し、これ
にDCC4.4gを加えて室温で5日間反応させた。
ルエステルに溶解し、不溶物を濾別後、酢酸エチルエス
テルを減圧下留去し、残査をエチルエーテルに溶解し、
析出した黄色結晶を集め、酢酸エチルエステルより再結
晶して黄色針状結晶として3−メチルグルタル酸の4(
R)−MCTTジアミド13.0gを得た。収率69.
9%構造式:■ 融点 :113〜114℃ 旋光度 :■ (C=1.00、酢酸エチルエステル)元素分析:C1
6H20N2O6S4として C
H N S計算値、 41.38 4.
35 6.03 27.61測定値、 41.36 4
.32 5.83 27.48核磁気共鳴スペクトル:
(CDCl3)δ(ppm)5.48〜5.65 m
2H 3.82 s 6H 3.1 〜3.82 m 8H 2.64〜2.84 m 1H 1.08 d 3H 実施例 2 3−アセチルアミノグルタル酸3.15gと4(R)−
MCTT3.15gをピリジン30mlに溶解し、これ
にDCC4.4gを加えて室温で5日間反応させた。
反応終了後、減圧下ピリジンを留去し、残査をクロロホ
ルムに溶解し、不溶物を濾別して除去した後、クロロホ
ルム溶液をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
分離精製し(溶出剤:酢酸エチルエステル)、酢酸エチ
ルエステルより再結晶して3−アセチルアミノグルタル
酸の4(R)−MCTTジアミド3.1gを得た収率7
1%構造式:■ 融点 :163〜164℃ 旋光度 :■ (c=1.02、クロロホルム) 核磁気共鳴スペクトル:(CDCl3)δ(ppm)6
.24 br.d 1H5.7〜5.5
m 2H4.64〜5.0 m
1H3.26〜3.98 m 1.94 s 3H実施例 3 3−[1−(2’−メトキシ−エトキシ)−メトキシ]
−グルタル酸(以下、3−MEMGと略称する)10.
2gと4(R)−MCTT9.2gをピリジン100m
lに溶解し、次にDCC11.8gを加え室温で6日間
撹拌反応させた。次にピリジンを減圧下留去し、残査を
クロロホルム100mlを加え、さらに室温で1日撹拌
反応させた。
ルムに溶解し、不溶物を濾別して除去した後、クロロホ
ルム溶液をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
分離精製し(溶出剤:酢酸エチルエステル)、酢酸エチ
ルエステルより再結晶して3−アセチルアミノグルタル
酸の4(R)−MCTTジアミド3.1gを得た収率7
1%構造式:■ 融点 :163〜164℃ 旋光度 :■ (c=1.02、クロロホルム) 核磁気共鳴スペクトル:(CDCl3)δ(ppm)6
.24 br.d 1H5.7〜5.5
m 2H4.64〜5.0 m
1H3.26〜3.98 m 1.94 s 3H実施例 3 3−[1−(2’−メトキシ−エトキシ)−メトキシ]
−グルタル酸(以下、3−MEMGと略称する)10.
2gと4(R)−MCTT9.2gをピリジン100m
lに溶解し、次にDCC11.8gを加え室温で6日間
撹拌反応させた。次にピリジンを減圧下留去し、残査を
クロロホルム100mlを加え、さらに室温で1日撹拌
反応させた。
反応終了後、不溶物を濾別した後、クロロフホルムを減
圧下留去し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより分離精製し(溶出剤:ベンゼン−酢酸エチルエ
ステル=5:1)、3−MEMGの4(R)−MCTT
ジアミドを黄色のシロップとして9.31g得た。収率
64% 構造式:■ 旋光度:■ (c=1.01、クロロホルム) 質量分析スペクトル :m/e 465(M+)核磁気
共鳴スペクトル:(CDCl3)δ(ppm)5.09
〜5.50 m 2H 4.77 s 2H 3.80 s 6H 3.36 s 3H 3.26〜3.96 m 9H 実施例 4 xy−2.4−ジメチルグルタル酸無水物0.98gと
4(R)−MCTT2.4gをピリジン50mlに溶解
し、DCC2.8gを加え、室温で4日間撹拌反応させ
た。
圧下留去し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより分離精製し(溶出剤:ベンゼン−酢酸エチルエ
ステル=5:1)、3−MEMGの4(R)−MCTT
ジアミドを黄色のシロップとして9.31g得た。収率
64% 構造式:■ 旋光度:■ (c=1.01、クロロホルム) 質量分析スペクトル :m/e 465(M+)核磁気
共鳴スペクトル:(CDCl3)δ(ppm)5.09
〜5.50 m 2H 4.77 s 2H 3.80 s 6H 3.36 s 3H 3.26〜3.96 m 9H 実施例 4 xy−2.4−ジメチルグルタル酸無水物0.98gと
4(R)−MCTT2.4gをピリジン50mlに溶解
し、DCC2.8gを加え、室温で4日間撹拌反応させ
た。
反応終了液からピリジンを減圧下留去し、得られた黄色
のシロップをクロロホルムに溶解し、不溶物を濾過して
除去した後、クロロホルムを減圧下留去し、残査の黄色
シロップをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
分離精製し(溶出剤:ベンゼン−酢酸エチルエステル=
10:1)、黄色の油状物質として2.4−ジメチルグ
ルタル酸の4(R)−MCTTジアミド2.8gを得た
。収率85% 構造式:■ 旋光度:■ (c=1.05、クロロホルム) 質量分析スペクトル :m/e 478(M+)核磁気
共鳴スペクトル:(CDCl3)δ(ppm)5.45
〜5.68 m 2H 4.73〜4.80 m 2H 3.80 s 3H 3.76 s 3H 3.23〜3.86 m 4H 1.62 q 2H 1.29 d 3H 1.17 d 3H 応用例 1 3−メチルグルタル酸の4(R)−MCTTジアミド1
0gをジクロロメタン300mlに溶解し、窒素気流下
ドライアイス−アセトンで冷却し、撹拌下ピペリジン1
.83gをジクロロメタン30mlに溶解した溶液を注
入し−30℃で4時間反応させた。
のシロップをクロロホルムに溶解し、不溶物を濾過して
除去した後、クロロホルムを減圧下留去し、残査の黄色
シロップをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
分離精製し(溶出剤:ベンゼン−酢酸エチルエステル=
10:1)、黄色の油状物質として2.4−ジメチルグ
ルタル酸の4(R)−MCTTジアミド2.8gを得た
。収率85% 構造式:■ 旋光度:■ (c=1.05、クロロホルム) 質量分析スペクトル :m/e 478(M+)核磁気
共鳴スペクトル:(CDCl3)δ(ppm)5.45
〜5.68 m 2H 4.73〜4.80 m 2H 3.80 s 3H 3.76 s 3H 3.23〜3.86 m 4H 1.62 q 2H 1.29 d 3H 1.17 d 3H 応用例 1 3−メチルグルタル酸の4(R)−MCTTジアミド1
0gをジクロロメタン300mlに溶解し、窒素気流下
ドライアイス−アセトンで冷却し、撹拌下ピペリジン1
.83gをジクロロメタン30mlに溶解した溶液を注
入し−30℃で4時間反応させた。
反応液を室温に戻し、溶媒のジクロロメタンを留去し、
残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製
し(溶出剤:n−ヘキサン:酢酸エチルエステル:エチ
ルエステル=2:2:1)、酢酸エチルエステルより再
結晶して3−(R)−3−メチルグルタル酸のピペリジ
ン・4(R)−MCTTジアミド(以下、化合物(R)
と略称する)4.3gを得た。収率61.6%構造式:
■ 融点 :95.5〜96.0度 質量分析スペクトル :m/e 372(M+)元素分
析:C16H24N2O4S2として C
H N S計算値、 51.6
0 6.50 7.52 17.22測定値、 51.
41 6.22 7.47 17.37核磁気共鳴スペ
クトル:(CDCl3)δ(ppm)5.62
q 1H 3.85 s 3H 3.06〜3.85 m 8H 2.06〜2.8 m 3H 1.3〜1.7 m 6H 1.04 d 3H また、シリカゲルカラムクロマトグラフィーの他の溶出
画分から3(R)−3−メチルグルタル酸のピペリジン
・4(R)−MCTTジアミド(以下、化合物(S)と
略称する)を黄色油状物質として0.58gを得た。収
率8.3%構造式:■ 旋光度:■ (c=1.54、クロロホルム) 質量分析スペクトル :m/e 372(M+)核磁気
共鳴スペクトル:(CDCl3)δ(ppm)5.62
q 1H 3.82 s 3H 3.2〜3.9 m 8H 2.0〜2.68 m 3H 1.3〜1.7 m 6H 1.07 d 3H 応用例 2 化合物(R)200mgをジクロロメタン10mlに溶
解し、室温で撹拌下ベンジルアミン63mgを加え、1
0分間反応させた。
残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製
し(溶出剤:n−ヘキサン:酢酸エチルエステル:エチ
ルエステル=2:2:1)、酢酸エチルエステルより再
結晶して3−(R)−3−メチルグルタル酸のピペリジ
ン・4(R)−MCTTジアミド(以下、化合物(R)
と略称する)4.3gを得た。収率61.6%構造式:
■ 融点 :95.5〜96.0度 質量分析スペクトル :m/e 372(M+)元素分
析:C16H24N2O4S2として C
H N S計算値、 51.6
0 6.50 7.52 17.22測定値、 51.
41 6.22 7.47 17.37核磁気共鳴スペ
クトル:(CDCl3)δ(ppm)5.62
q 1H 3.85 s 3H 3.06〜3.85 m 8H 2.06〜2.8 m 3H 1.3〜1.7 m 6H 1.04 d 3H また、シリカゲルカラムクロマトグラフィーの他の溶出
画分から3(R)−3−メチルグルタル酸のピペリジン
・4(R)−MCTTジアミド(以下、化合物(S)と
略称する)を黄色油状物質として0.58gを得た。収
率8.3%構造式:■ 旋光度:■ (c=1.54、クロロホルム) 質量分析スペクトル :m/e 372(M+)核磁気
共鳴スペクトル:(CDCl3)δ(ppm)5.62
q 1H 3.82 s 3H 3.2〜3.9 m 8H 2.0〜2.68 m 3H 1.3〜1.7 m 6H 1.07 d 3H 応用例 2 化合物(R)200mgをジクロロメタン10mlに溶
解し、室温で撹拌下ベンジルアミン63mgを加え、1
0分間反応させた。
反応液から減圧下ジクロロメタンを留去し、残査をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精製し(溶
出剤:クロロホルム:メタノール=5:1)、エチルエ
ーテルから再結晶して3(S)−3−メチルグルタル酸
のピペリジン・ベンジルアミンジアミドを白色針状晶と
して159mgを得た。収率98% 構造式:■ 融点 :77〜78.5度 旋光度:■ (c=1.00、クロロホルム) 元素分析:C18H26O2N2として
C H N計算値、 71.49 8.6
7 9.26測定値、 71.20 8.80 9.2
4応用例 3 応用例2と同様に反応操作して化合物(R)とアミンか
ら第1表にそのNu2置換基を示す下記構造式化合物を
得た。
カゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精製し(溶
出剤:クロロホルム:メタノール=5:1)、エチルエ
ーテルから再結晶して3(S)−3−メチルグルタル酸
のピペリジン・ベンジルアミンジアミドを白色針状晶と
して159mgを得た。収率98% 構造式:■ 融点 :77〜78.5度 旋光度:■ (c=1.00、クロロホルム) 元素分析:C18H26O2N2として
C H N計算値、 71.49 8.6
7 9.26測定値、 71.20 8.80 9.2
4応用例 3 応用例2と同様に反応操作して化合物(R)とアミンか
ら第1表にそのNu2置換基を示す下記構造式化合物を
得た。
■
第1表
■
応用例 4
50%ナトリウムハイドライド−オイルサスペンジョン
129mg窒素気流下でテトラヒドロフラン5mlに■
濁させ、これに窒素気流下でtert−ブチルチオール
0.3gをテトラヒドロフラン2mlに溶解した溶液を
注入し、1時間撹拌した。
129mg窒素気流下でテトラヒドロフラン5mlに■
濁させ、これに窒素気流下でtert−ブチルチオール
0.3gをテトラヒドロフラン2mlに溶解した溶液を
注入し、1時間撹拌した。
このようにして調製した溶液に化合物(R)0.5gを
テトラヒドロフラン3mlに溶解した溶液を注入し、2
時間撹拌反応させた。
テトラヒドロフラン3mlに溶解した溶液を注入し、2
時間撹拌反応させた。
反応終了後に氷酢酸0.3mlを加え、減圧下溶媒を留
去し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分
離精製し(溶出剤:n−ヘキサン:酢酸エチルエステル
=5:1)、得られた油状の化合物を蒸留によりさらに
精製して3(R)−メチルグルタル酸のピペリシンアミ
ド・tert−ブチルチオエステル0.327gを得た
。収率85.4%構造式:■ 旋光度:■ (c=1.32、クロロホルム) 質量分析スペクトル :m/e 285(M+)元素分
析:C15H27NO2Sとして C
H N S計算値、 63.13
9.54 4.91 11.22測定値、 62.75
9.80 4.73 11.24核磁気共鳴スペクト
ル:(CDCl3)δ(ppm)3.3〜3.62
m 4H 2.04〜2.62 m 5H 1.25〜2.62 m 6H 1.26 s 9H 1.02 d 3H 応用例 5 応用例4と同様に反応操作して化合物(R)と親核試薬
から第2表にそのNu2置換基を示す下記構造式化合物
を得た。
去し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分
離精製し(溶出剤:n−ヘキサン:酢酸エチルエステル
=5:1)、得られた油状の化合物を蒸留によりさらに
精製して3(R)−メチルグルタル酸のピペリシンアミ
ド・tert−ブチルチオエステル0.327gを得た
。収率85.4%構造式:■ 旋光度:■ (c=1.32、クロロホルム) 質量分析スペクトル :m/e 285(M+)元素分
析:C15H27NO2Sとして C
H N S計算値、 63.13
9.54 4.91 11.22測定値、 62.75
9.80 4.73 11.24核磁気共鳴スペクト
ル:(CDCl3)δ(ppm)3.3〜3.62
m 4H 2.04〜2.62 m 5H 1.25〜2.62 m 6H 1.26 s 9H 1.02 d 3H 応用例 5 応用例4と同様に反応操作して化合物(R)と親核試薬
から第2表にそのNu2置換基を示す下記構造式化合物
を得た。
第2表
■
応用例 6
化合物(S)107mgをジクロロメタン3mlに溶解
し、これにD−フェニルエチルアミン37mgを加えて
室温で30分間反応させた。
し、これにD−フェニルエチルアミン37mgを加えて
室温で30分間反応させた。
反応終了後、減圧下ジクロロメタンを留去して残査をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し(溶出
剤:クロロホルム:メタノール=20:1)、酢酸エチ
ルエステルより再結晶して3(R)−3−メチルグルタ
ル酸のピペリジン・D−フェニルエチルアミンジアミド
78mgを白色プリズム晶として得た。収率85.8%
構造式:■ 融点 :155〜155.5℃ 旋光度:■ (c=0.69、クロロホルム) 質量分析スペクトル :m/e 316(M+)核磁気
共鳴スペクトル:(CDCl3)δ(ppm)7.1〜
7.36 m 5H 6.68 br.d. 1H 5.1 m 1H 3.2〜3.6 m 4H 2.10〜2.48 m 5H 1.4〜1.7 m 6H 1.28 d 3H 1.04 d 3H 応用例 7 3(R)−3−メチルグルタル酸のピペリジン・4(R
)−MCTTジアミド0.5gをピリジン5mlに溶解
し、されに水5mlを加え、室温で15時間反応させた
。
リカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し(溶出
剤:クロロホルム:メタノール=20:1)、酢酸エチ
ルエステルより再結晶して3(R)−3−メチルグルタ
ル酸のピペリジン・D−フェニルエチルアミンジアミド
78mgを白色プリズム晶として得た。収率85.8%
構造式:■ 融点 :155〜155.5℃ 旋光度:■ (c=0.69、クロロホルム) 質量分析スペクトル :m/e 316(M+)核磁気
共鳴スペクトル:(CDCl3)δ(ppm)7.1〜
7.36 m 5H 6.68 br.d. 1H 5.1 m 1H 3.2〜3.6 m 4H 2.10〜2.48 m 5H 1.4〜1.7 m 6H 1.28 d 3H 1.04 d 3H 応用例 7 3(R)−3−メチルグルタル酸のピペリジン・4(R
)−MCTTジアミド0.5gをピリジン5mlに溶解
し、されに水5mlを加え、室温で15時間反応させた
。
反応終了後、減圧下ピリジンと水を除去し、得られた油
状残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精
製し(溶出剤:クロロホルム:メタノール=3:1)、
油状の3(R)−3−メチルグルタル酸のピペリジンモ
ノアミド0.264mgを得た。
状残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精
製し(溶出剤:クロロホルム:メタノール=3:1)、
油状の3(R)−3−メチルグルタル酸のピペリジンモ
ノアミド0.264mgを得た。
収率92.3%
構造式:■
旋光度:■
(c=4.54、クロロホルム)
質量分析スペクトル :m/e 213(M+)核磁気
共鳴スペクトル:(CDCl3)δ(ppm)10.6
6 s 1H 3.3〜3.7 m 4H 2.2〜2.7 m 5H 1.4〜1.8 m 6H 1.06 d 3H
共鳴スペクトル:(CDCl3)δ(ppm)10.6
6 s 1H 3.3〜3.7 m 4H 2.2〜2.7 m 5H 1.4〜1.8 m 6H 1.06 d 3H
第1図は、本発明化合物の一例における親核試薬との反
応性を示す説明図である。
応性を示す説明図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)一般式[I] [I] [式中、R’は、一方の複素環残基を他の親核試薬で置
換するという反応操作によって不斉中心となりうる1個
あるいは複数個の炭素原子を含む悲環状あるいは環状置
換基を示す、R2は、ヒドロキシアルキル基、アルコキ
シアルキル基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル
基、置換アミノカルボニル基、またはアルキル基を示し
、R2置換基の結合する2個の不斉炭素原子の立体配置
は同一である。Xは、硫黄原子または酸素原子を示す。 nは、1ないし2の整数を示す。]で表わされる光学活
性ジアミド誘導体。 2)一般式[II] [II] [式中、R1’は、一方の水酸基を他の官能基で置換す
ることによって不斉中心となりうる1個あるいは複数個
の炭素原子を含む非環状あるいは環状置換基を示す。]
で表わされるジカルボン酸もしくはその酸無水物と一般
式[III][III] [式中、R2は、ヒドロキシアルキル基、アルコキシア
ルキル基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、
置換アルコキシカルボニル基またはアルキル基を示す。 Xは硫黄原子または酸素原子を示す。nは、1ないし2
の整数を示す。]で表わされる複素化合物とを縮合剤に
より縮合反応させ、一般式[I] [I] [式中、R’は、前記R1’と同一の置換差であり、一
方の複素環残基を他の親核試薬で置換するという反応操
作によって不斉中心となりうる1個あるいは複数個の炭
素原子を含む非環状あるいは環状置換基を示す。R2、
Xおよびnは前記と同意義である。なお、R2置換基の
結合する2個の不斉炭素原子の立体配置は同一である。 ]で表わされた光学活性ジアミド誘導体を合成すること
を特徴とする光学活性ジアミド誘導体の製造法。 3)一般式[I] [I] [式中、R’は、一方の複素環残基を他の親核試薬で置
換するという反応操作によって不斉中心となりうる1個
あるいは複数個の炭素原子を含む悲環状あるいは環状置
換基を示す、R2は、ヒドロキシアルキル基、アルコキ
シアルキル基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル
基、置換アミノカルボニル基、またはアルキル基を示し
、R2置換基の結合する2個の不斉炭素原子の立体配置
は同一である。Xは、硫黄原子または酸素原子を示す。 nは、1ないし2の整数を示す。]で表わされる光学活
性ジアミド誘導体に親核試薬(Nu1)を反応させ、一
般式[IV][IV] [式中、Nu1は親核試薬残基を示し、R1■はR’と
同一の置換基である。R2、Xおよびnは前記と同意義
。]で表わされる光学活性化合物を得ることを特徴とす
る光学活性ジアミド誘導体の反応。 4)一般式[I] [I] [式中、R’は、一方の複素環残基を他の親核試薬で置
換するという反応操作によって不斉中心となりうる1個
あるいは複数個の炭素原子を含む悲環状あるいは環状置
換基を示す、R2は、ヒドロキシアルキル基、アルコキ
シアルキル基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル
基、置換アミノカルボニル基、またはアルキル基を示し
、R2置換基の結合する2個の不斉炭素原子の立体配置
は同一である。Xは、硫黄原子または酸素原子を示す。 nは、1ないし2の整数を示す。]で表わされる光学活
性ジアミド誘導体に第1の親核試薬(Nu1)を反応さ
せ、一般式[IV][IV] [式中、Nu1は親核試薬残基を示し、R1■はR’と
同一の置換基である。R2、Xおよびnは前記と同意義
。]で表わされる光学活性化合物を得、さらにこれに第
2の親核試薬(Nu2)を反応させ、一般式[V] [V] [式中、Nu1およびNu2は親核試薬残基を示し、R
1■前記と同意義。]で表わされる光学活性化合物を合
成することを特徴とする光学活性ジアミド誘導体の応用
。 5)一般式[I] [I] [式中、R’は、一方の複素環残基を他の親核試薬で置
換するという反応操作によって不斉中心となりうる1個
あるいは複数個の炭素原子を含む悲環状あるいは環状置
換基を示す、R2は、ヒドロキシアルキル基、アルコキ
シアルキル基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル
基、置換アミノカルボニル基、またはアルキル基を示し
、R2置換基の結合する2個の不斉炭素原子の立体配置
は同一である。Xは、硫黄原子または酸素原子を示す。 nは、1ないし2の整数を示す。]で表わされる光学活
性ジアミド誘導体に親核試薬(Nu1)を反応させ、一
般式[IV][IV] [式中、Nu1は親核試薬残基を示し、R1■はR’と
同一の置換基である。R2、Xおよびnは前記と同意義
。]で表わされる光学活性化合物を得、次いでこれを加
水分解して一般式[VI][VI] [式中、Nu1およびR1■は前記と同意義。]で表わ
される光学活性化合物を得ることを特徴とする光学活性
ジアミド誘導体の応用。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56200625A JPS58103378A (ja) | 1981-12-11 | 1981-12-11 | 光学活性ジアミド誘導体 |
US06/448,505 US4495355A (en) | 1981-12-11 | 1982-12-09 | Optically-active diamide derivatives |
EP82111421A EP0081817B1 (en) | 1981-12-11 | 1982-12-09 | Optically-active diamide derivatives |
DE8282111421T DE3263569D1 (en) | 1981-12-11 | 1982-12-09 | Optically-active diamide derivatives |
CA000417462A CA1184178A (en) | 1981-12-11 | 1982-12-10 | Optically-active diamide derivatives |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56200625A JPS58103378A (ja) | 1981-12-11 | 1981-12-11 | 光学活性ジアミド誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58103378A true JPS58103378A (ja) | 1983-06-20 |
JPH0233036B2 JPH0233036B2 (ja) | 1990-07-25 |
Family
ID=16427483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56200625A Granted JPS58103378A (ja) | 1981-12-11 | 1981-12-11 | 光学活性ジアミド誘導体 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4495355A (ja) |
EP (1) | EP0081817B1 (ja) |
JP (1) | JPS58103378A (ja) |
CA (1) | CA1184178A (ja) |
DE (1) | DE3263569D1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1282415C (en) * | 1985-08-31 | 1991-04-02 | Yasuhiro Kuramoto | Azetidin-2-on derivatives and process for production thereof |
US5349001A (en) * | 1993-01-19 | 1994-09-20 | Enzon, Inc. | Cyclic imide thione activated polyalkylene oxides |
-
1981
- 1981-12-11 JP JP56200625A patent/JPS58103378A/ja active Granted
-
1982
- 1982-12-09 US US06/448,505 patent/US4495355A/en not_active Expired - Fee Related
- 1982-12-09 EP EP82111421A patent/EP0081817B1/en not_active Expired
- 1982-12-09 DE DE8282111421T patent/DE3263569D1/de not_active Expired
- 1982-12-10 CA CA000417462A patent/CA1184178A/en not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0081817A1 (en) | 1983-06-22 |
US4495355A (en) | 1985-01-22 |
JPH0233036B2 (ja) | 1990-07-25 |
DE3263569D1 (en) | 1985-06-20 |
EP0081817B1 (en) | 1985-05-15 |
CA1184178A (en) | 1985-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2019420442B2 (en) | L-glufosinate intermediate and L-glufosinate preparation method | |
RU2510395C2 (ru) | Способ получения доцетаксела | |
EP0452143B1 (en) | Process for preparing optically active 3-hydroxypyrrolidine derivatives | |
US5681970A (en) | Method for the preparation of β-phenylisoserine derivatives | |
AU2017333054B2 (en) | Method for preparing phenylalanine compound | |
JPS58103378A (ja) | 光学活性ジアミド誘導体 | |
KR910005230B1 (ko) | 아제티디논의 제조방법 | |
JP3121656B2 (ja) | 光学活性なグリシドール誘導体およびその製造方法 | |
KR0136706B1 (ko) | 광학 활성이 있는 3-아미노 피롤리딘 유도체의 제조방법 | |
JPH01228946A (ja) | β−ヒドロキシフェネチルアミン類の合成法 | |
KR101009467B1 (ko) | 도세탁셀의 합성에 유용한 탁산 유도체 및 그 제조방법 | |
KR0127750B1 (ko) | 피톨리돈 유도체의 제조방법 | |
EP0947505B1 (en) | Process for preparing optically active 4-hydroxy-2-pyrrolidone | |
JP3224584B2 (ja) | 2,3−ジヒドロインドール−3,3−ジカルボン酸及び2,3−ジヒドロインドール−3−カルボン酸誘導体 | |
JPS5995286A (ja) | イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸誘導体 | |
CN115368283A (zh) | 一种手性结构或非手性结构的顺式-3-氟-4-羟基吡咯烷及其衍生物的制备方法 | |
JP3013760B2 (ja) | 4−ヒドロキシ−2−ピロリドンの製法 | |
CN115710213A (zh) | 一种顺式手性3-氟-4-羟基哌啶及其衍生物的制备方法 | |
KR100524145B1 (ko) | 고순도의 키랄 3-하이드록시-γ-부티로락톤의 제조방법 | |
JP2001002667A (ja) | 光学活性なグリシドール誘導体の精製方法 | |
JPS5953901B2 (ja) | α−メルカプトアミノ酸誘導体の新規製法 | |
JPH0368546A (ja) | 置換グリシン誘導体の製造方法 | |
JPH11255742A (ja) | 光学活性ヒドロキシラクタム化合物の製造方法 | |
JPS6284067A (ja) | チアゾリジン−2−オン誘導体の製造方法 | |
JPH02212474A (ja) | 光学活性な1,4―ジヒドロピリジン誘導体の製造方法 |