JPH035476A - 4―アジリジニルピリミジン誘導体及びその製造法 - Google Patents

4―アジリジニルピリミジン誘導体及びその製造法

Info

Publication number
JPH035476A
JPH035476A JP13920489A JP13920489A JPH035476A JP H035476 A JPH035476 A JP H035476A JP 13920489 A JP13920489 A JP 13920489A JP 13920489 A JP13920489 A JP 13920489A JP H035476 A JPH035476 A JP H035476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
derivative
formula
aziridinylpyrimidine
compound
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13920489A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2659587B2 (ja
Inventor
Kikuo Ataka
喜久雄 安宅
Hideki Asada
浅田 秀記
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP13920489A priority Critical patent/JP2659587B2/ja
Publication of JPH035476A publication Critical patent/JPH035476A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2659587B2 publication Critical patent/JP2659587B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高い殺虫・殺ダニ活性を示すフェノキシエチ
ルアミノピリミジン誘導体を製造する際に、その合成原
料として用いることができる新規な化合物である4−ア
ジリジニルピリミジン誘導体の製造方法に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
多くのフェノキシエチルアミノピリミジン誘導体が、高
い殺虫・殺ダニ活性を有することが知られている(特開
昭62−67号、特開昭59−36666号、特開昭5
9−36667号)。
フェノキシエチルアミノピリミジン誘導体の製造方法と
しては、従来、次式で示されるように、4−クロロピリ
ミジン誘導体とフェノキジエチルアミン誘導体とを塩基
存在下に反応させることによって得られていた。
ジン誘導体とを反応させる方法が考えられる。
(式中、Rは水素原子、低級アルキル基を表し;AはC
HI CHz ORを表し;Xはハロゲン原子を表す。
) この反応で用いる原料のフェノキシアルキルアミン誘導
体の製造方法は難しいので、フェノキシエチルアミノビ
リミジン誘導体を工業的に製造するためには、製造方法
が簡便であり、かつ収率よく得ることができる原料を見
出して用いる必要がある。
そのような方法としては、次式で示されるように、フェ
ノール誘導体と4−アジリジニルビリミ(式中、R,は
水素原子、低級アルキル基を表し;R2は低級アルキル
基を表し;R3は水素原子、ハロゲン原子を表し;mは
2〜4の整数を表し;nは1〜3の整数を表す、) この反応で用いる原料の4−アジリジニルピリミジン誘
導体の製造方法としでは、環式アミン類や二級アミン類
と4−ハロピリミジン類とを反応させる方法(例えば、
Chem、 Ber。、 102.1177(1969
)〕が知られている。
しかし、この方法は130〜200°C148〜60時
間という苛酷な反応条件にもかかわらず、収率はせいぜ
い60%程度であワた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、高い殺虫・殺ダニ活性を示すフェノキ
シエチルアミノビリミジン誘導体を製造する際に、その
合成原料として用いることができる新規な化合物である
4−アジリジニルピリミジン誘導体を簡便で、かつ収率
よく製造する方法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記の問題点を解決するために鋭意研究
した結果、4,5−ジハロピリミジン誘導体とアジリジ
ンとを塩基存在下で反応させることによって、合成が簡
便であり、かつ収率よく得ることができることを見出し
、本発明を完成させるに至った。即ち、 第一の発明は、 (式中、Rは水素原子、低級アルキル基を表し;Xはハ
ロゲン原子を表す。) で示される4−アジリジニルピリミジン誘導体に関する
ものである。
第二の発明は、 (式中、R,Xは前記と同義である。)で示される4、
5−ジハロピリミジン誘導体とアジリジンとを、4.5
−ジハロピリミジン誘導体に対して1〜5モルの割合の
塩基存在下で反応させることを特徴とする (式中、R,Xは前記と同義である。)で示される4−
アジリジニルピリミジン誘導体の製造法に関するもので
ある。
前記の原料化合物(I)および目的化合物(■)におけ
る低級アルキル基とは、炭素数1〜5の直鎖状または分
岐状のアルキル基であり、例えば、メチル基、エチル基
、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、5ee−ブチ
ル基、tert−ブチル基、ペンチル基などの炭素数1
〜5のアルキル基を好適に挙げることができるが、メチ
ル基またはエチル基が特に好ましい。また、ハロゲン原
子とは、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、フッ素原子
などを挙げることができるが、塩素原子が特に好ましい
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で用いる原料化合物(1)は、 1↑he  Chemfstry  of  Hete
rocyctic  CompoundsThe py
rimidines’Wi1ey−Interscie
nce(1962)に記載の方法に準じて、容易にかつ
収率よく得ることができる。そして、そのような原料化
合物CI)としては、4,5−ジハロゲノ−6−アルキ
ルピリミジン、例えば、 4.5−ジクロロ−6−エチルビリミジン、4.5−ジ
クロロ−6−メチルピリミジンなどを挙げることができ
る。
本発明の4−アジリジニルピリミジン誘導体の製法は、
原料化合物(1)とアジリジンとを塩基存在下に反応さ
せることによって容易に、かつ収率よく行うことができ
る。そして、この反応では不活性な溶媒(例えば、塩化
メチレン、クロロホルム、ジクロロエクンなどの塩素原
子を有する化合物系の溶媒、ベンゼン、トルエン、キシ
レンなどのような芳香族炭化水素系溶媒、ヘキサン、シ
クロヘキサン、オクタンなどのような脂肪族炭化水素系
溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンなどのようなエーテル系溶媒)を使用することがで
きる。
本発明で用いる塩基としては、トリエチルアミン、ジア
ザビシクロオクタン、ジメチルアニリン、ピリジンなど
の第三級アミン類、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基を挙げ
ることができるが、特に好ましくは第三級アミン類を用
いるのがよい。
また、その塩基使用量は、原料化合物(1)に対して1
〜5モル、好ましくは1〜2モルの割合であるのがよい
本発明における原料化合物(I)とアジリジンとを合計
した濃度は、特に制限されず、溶媒の0005〜3倍で
使用することができるが、特に好ましくは0.1〜1倍
であるのがよい。そして、その時用いた原料化合物(1
)1モルに対して、アジリジンを1〜3モルの割合で用
いることができるが、好ましくは1〜2モルの割合で用
いるのがよい。
本発明における反応温度は、0〜200℃で行うことが
できるが、特に好ましくは60〜120°Cで行うのが
よい。
本発明における反応時間は、原料化合物(1)とアジリ
ジンとを使用した時の濃度、温度によって大きく変化す
るが、通常、0.5〜8時間で行うことができる。
反応終了後は、生成した塩を水洗、濾過などの方法で除
去し、有機物から溶媒を蒸留などの方法で除去すること
によって粗生成物を得ることができ、さらに、この粗生
成物を蒸留、クロマトグラフィーなどの通常の操作を行
うことによって、高純度の目的化合物CIりを得ること
ができる。
このようにして得られる目的化合物(II)としては、
4−(1−アジリジニル)−5−ハロゲノ−6−アルキ
ルピリミジン、例えば、 4−(1−アジリジニル)−5−クロロ−6−エチルビ
リミジン、 4−(1−アジリジニル)−5−クロロ−6−メチルピ
リミジン などを挙げることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を示す。なお、これらの実施例は
、本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1 (4−(1−アジリジニル)−5−クロロ−6−エチル
ビリミジンの製造] 4.6−ジクロロ−6−エチルとりミシン〔原料化合物
(I))(3,4g、19.2mmoj2)、アジリジ
ン(2,5mj2.48.5mmof)およびトリエチ
ルアミン(2,5g、 24.8mmo jりをトルエ
ン10m2に加え、25°Cで20時間反応させた。
反応終了後、10%炭酸水素すl−’Jウム水溶液15
ml1でその反応混合物を洗浄し、残った有機層を硫酸
マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下で濃縮することに
よって、目的化合物(n)である黄色オイル状の4−(
1−アジリジニル)−5−クロロ−6−エチルピリミジ
ンを2.4g(収率は70%)得ることができた。
’ NMR(CDCCl 3)   δppm1.13
(t、3H,cHz)、2.48(s、4H,NCHt
)  、2.91(q、2H,(:Hz)、8.63(
s、LH,PyH)実施例2 (4−(1−アジリジニル)−5−クロロ−6−メチル
ピリミジンの製造〕 実施例1において、4.6−ジクロロ−6−エチルピリ
ミジンの代わりに4,6−ジクロロ−6−メチルピリミ
ジンを用いることによって、目的化合物(II)である
無色固体の4−(1−アジリジニル)−5−クロロ−6
−メチルピリミジンを2.6g(収率は68%)得るこ
とが1できた。
’ NMR(CDCCl :+)   δppm2.4
5(s、4H,CHz)、2.57(S、3H,CH:
l)、8.58(s、 1B、 Pyfl) 〔発明の効果〕 本発明の製造法によれば、新規な化合物である4−アジ
リジニルピリミジン誘導体を簡便、かつ収率よく製造し
て、高い殺虫・殺ダニ活性を示すフェノキシエチルアミ
ノビリミジン誘導体の合成原料として提供することがで
きる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子、低級アルキル基を表し;Xはハ
    ロゲン原子を表す。) で示される4−アジリジニルピリミジン誘導体。
  2. (2)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R、Xは前記と同義である。) で示される4,5−ジハロピリミジン誘導体とアジリジ
    ンとを、4,5−ジハロピリミジン誘導体に対して1〜
    5モルの割合の塩基存在下で反応させることを特徴とす
    る 一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R、Xは前記と同義である。) で示される4−アジリジニルピリミジン誘導体の製造法
JP13920489A 1989-06-02 1989-06-02 4―アジリジニルピリミジン誘導体及びその製造法 Expired - Lifetime JP2659587B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13920489A JP2659587B2 (ja) 1989-06-02 1989-06-02 4―アジリジニルピリミジン誘導体及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13920489A JP2659587B2 (ja) 1989-06-02 1989-06-02 4―アジリジニルピリミジン誘導体及びその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH035476A true JPH035476A (ja) 1991-01-11
JP2659587B2 JP2659587B2 (ja) 1997-09-30

Family

ID=15239975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13920489A Expired - Lifetime JP2659587B2 (ja) 1989-06-02 1989-06-02 4―アジリジニルピリミジン誘導体及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2659587B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6880293B2 (en) 2003-04-02 2005-04-19 Honda Motor Co., Ltd. Automotive windowpane support structure
US7117969B2 (en) 2002-12-25 2006-10-10 Honda Motor Co., Ltd. Support structure for transversal engine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7117969B2 (en) 2002-12-25 2006-10-10 Honda Motor Co., Ltd. Support structure for transversal engine
US6880293B2 (en) 2003-04-02 2005-04-19 Honda Motor Co., Ltd. Automotive windowpane support structure

Also Published As

Publication number Publication date
JP2659587B2 (ja) 1997-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
IE871960L (en) Optically active benzene sulphonamides.
SU701536A3 (ru) Способ получени производных 1,2-бензизотиазолинона-3 или их кислотно-аддитивных солей
SU514569A3 (ru) Способ получени производных пиридазина
US2613221A (en) Preparing polyhalogenoalkenyl compounds
US4769493A (en) Process for producing tetrafluorophthalic acid
EP0147472B1 (en) 4-chloro-4-methyl-5-methylene-1,3-dioxolan-2-one
JPH035476A (ja) 4―アジリジニルピリミジン誘導体及びその製造法
US3700664A (en) Preparation of thionamides
JP3536480B2 (ja) 4,5−ジハロゲノ−6−ジハロゲノメチルピリミジン及びその製法
KR20010005943A (ko) 0-(3-아미노-2-히드록시-프로필)-히드록심산할라이드의 제조방법
US4421923A (en) Ring substituted crown ethers and method of producing same
KR101554539B1 (ko) 금속이 배제된 호기성 산화 아민화 반응을 이용한 아마이드 화합물의 제조방법
JP3903291B2 (ja) 2,3,6,7,10,11−ヘキサアルコキシトリフェニレン類の製造法
JPH035448A (ja) 無水溶媒でのシアン化アシルの製造方法
JP2527961B2 (ja) 安息香酸エステル誘導体及びその製造方法
JPS62207268A (ja) 1,3−ジチオラン−2−チオン誘導体の製造方法
US4568760A (en) Process for the preparation of lactic acid silyl esters
SU584760A3 (ru) Способ получени производных оксибифенила или их солей
JPS58162568A (ja) 核置換ベンジル尿素誘導体およびその製造方法
JPH0150702B2 (ja)
SU1198070A1 (ru) Способ получени 10-цианофенотиазина
JPH035466A (ja) フェノキシエチルアミノピリミジン誘導体の製造法
SU544654A1 (ru) Способ получени гидрохлорида дианила глутаконового альдегида
JPS63135393A (ja) アルキルシリルシアニドの製造方法
JPS62145058A (ja) 4−メルカプトベンゾニトリル類の製造方法および新規な4−メルカプトベンゾニトリル類