JPS58103320A - アルド−スレダクタ−ゼの阻害剤 - Google Patents
アルド−スレダクタ−ゼの阻害剤Info
- Publication number
- JPS58103320A JPS58103320A JP19898981A JP19898981A JPS58103320A JP S58103320 A JPS58103320 A JP S58103320A JP 19898981 A JP19898981 A JP 19898981A JP 19898981 A JP19898981 A JP 19898981A JP S58103320 A JPS58103320 A JP S58103320A
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- JP
- Japan
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- diseases
- activity
- aldose reductase
- rally
- inhibiting
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はフラボン誘導体を有効成分とするアルドースレ
ダクターゼ(以下これをARと略記する)の阻害剤に関
する。
ダクターゼ(以下これをARと略記する)の阻害剤に関
する。
糖尿病合併症としての白内障、網膜症及び腎臓病症等は
ARによって糖類から変換された相応のポリオール類が
不必要に有害蓄積されるところから発生する。例えば糖
性白内障は、眼球の水晶体に存在するARがグルコース
やガラクトース等を相応の糖アルコールに変換し、変換
されたこの稲穂アルコールが水晶体に不必要に有害蓄積
され、これが該水晶体を白濁することによって発生する
。
ARによって糖類から変換された相応のポリオール類が
不必要に有害蓄積されるところから発生する。例えば糖
性白内障は、眼球の水晶体に存在するARがグルコース
やガラクトース等を相応の糖アルコールに変換し、変換
されたこの稲穂アルコールが水晶体に不必要に有害蓄積
され、これが該水晶体を白濁することによって発生する
。
したがって、前記合併症を予防、軽波乃至治療等有効防
止するには、その直接原因であるARの酵素活性をでき
るだけ強力に阻害することが肝要である。
止するには、その直接原因であるARの酵素活性をでき
るだけ強力に阻害することが肝要である。
従来、ARの酵素活性阻害剤の有効成分として、アルレ
スタチンやツルビニル等数多くの化合物が提供されてい
るが、これらの中で最も強力なAB活性阻害能を有する
代表例としてフェルシトリンがあシ、これは次の化学構
造式で表示されるフラボン誘導体の一種である。
スタチンやツルビニル等数多くの化合物が提供されてい
るが、これらの中で最も強力なAB活性阻害能を有する
代表例としてフェルシトリンがあシ、これは次の化学構
造式で表示されるフラボン誘導体の一種である。
しかし、フェルシトリンにおいてもなお、AR活性の阻
害能が充分に満足され得ない。
害能が充分に満足され得ない。
本発明者等は、より強力なAR活性阻害能を有するもの
を得るべく、ラット水晶体AR及び牛水晶体ARを用い
て鋭意研究した結果、研究対象に含めた数十様のフラボ
ン誘導体の中において、6゜了、4’−1リヒドロキシ
ー5,7.8− トリメトキシフラボン(以下これをラ
リ−1と略称する)、4′−ヒドロキシ−5,6,7,
8−テトラメトキシフラボン(以下これをラリ−2と略
称する)、6.4’−ジヒドロキシ−5,7,8−)リ
メトキシフラボン(以下これをラリ−3と略称する)、
3’、4’−ジヒドロキシ−5,6,7,8−テトラメ
トキシフラボン(以下これをラリ−4と略称する)及び
これらの塩類が極めて強力なAR活性阻害能を有するこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
を得るべく、ラット水晶体AR及び牛水晶体ARを用い
て鋭意研究した結果、研究対象に含めた数十様のフラボ
ン誘導体の中において、6゜了、4’−1リヒドロキシ
ー5,7.8− トリメトキシフラボン(以下これをラ
リ−1と略称する)、4′−ヒドロキシ−5,6,7,
8−テトラメトキシフラボン(以下これをラリ−2と略
称する)、6.4’−ジヒドロキシ−5,7,8−)リ
メトキシフラボン(以下これをラリ−3と略称する)、
3’、4’−ジヒドロキシ−5,6,7,8−テトラメ
トキシフラボン(以下これをラリ−4と略称する)及び
これらの塩類が極めて強力なAR活性阻害能を有するこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、糖尿病合併症の有効防止に利用され
得る、AR活性阻害能の極めて強力なフラボン誘導体を
有効成分とする阻害剤に係シ、該フラボン誘導体が次の
一般式で表示される化合物又はその塩類からなるもので
ある。
得る、AR活性阻害能の極めて強力なフラボン誘導体を
有効成分とする阻害剤に係シ、該フラボン誘導体が次の
一般式で表示される化合物又はその塩類からなるもので
ある。
(但し、式中R1は水素又は水酸基、R2は水酸基又は
メトキシル基である) 前記フェルシトリンも含めて、化学合成により得た数十
様のフラボン誘導体は、いずれもフラボンの基本骨格を
同一とするものではあるが、これらが発揮するAR活性
阻害能には結合基として例えば水酸基やメトキシル基又
はアセトキシル基に関するだけでもその種類や数及び結
合位置により大きな相違がある。そして、斜上の一般式
で表示される化合物又はその塩類は最も強力なAR活性
阻害能を有する代表例であり、ラリ−1、うυ−2、ラ
リ−3及びラリ−4は、詳細には後述するが、酵素活性
の50チ阻害率′(以下これをIC50と略記する)を
与える化合物濃度(モル濃度、以下これをMと略記する
)において、ラット水晶体ARに対し各々8.6xlO
MS 1.6xlOM。
メトキシル基である) 前記フェルシトリンも含めて、化学合成により得た数十
様のフラボン誘導体は、いずれもフラボンの基本骨格を
同一とするものではあるが、これらが発揮するAR活性
阻害能には結合基として例えば水酸基やメトキシル基又
はアセトキシル基に関するだけでもその種類や数及び結
合位置により大きな相違がある。そして、斜上の一般式
で表示される化合物又はその塩類は最も強力なAR活性
阻害能を有する代表例であり、ラリ−1、うυ−2、ラ
リ−3及びラリ−4は、詳細には後述するが、酵素活性
の50チ阻害率′(以下これをIC50と略記する)を
与える化合物濃度(モル濃度、以下これをMと略記する
)において、ラット水晶体ARに対し各々8.6xlO
MS 1.6xlOM。
2.5xlOM、 8.0xlOMテ、また牛水晶体
ARK 対し各々1.8XIO−7M、 2.9X1
0 M、 4.2X10−7M、 1.8XIO
”Mテ8.!7、コt’L ラId りx kシトリン
のIC50がラット水晶体ARに対し4.9 X 10
M テ牛水晶体ARK対し8.3 x 10−’
Mであることに比べ、数倍乃至数十倍のAR活性阻害能
を有するものである。
ARK 対し各々1.8XIO−7M、 2.9X1
0 M、 4.2X10−7M、 1.8XIO
”Mテ8.!7、コt’L ラId りx kシトリン
のIC50がラット水晶体ARに対し4.9 X 10
M テ牛水晶体ARK対し8.3 x 10−’
Mであることに比べ、数倍乃至数十倍のAR活性阻害能
を有するものである。
本発明に係る阻害剤の有効成分であるラリ−1乃至ラリ
−4は、その合成方法につき要約すれば、ラリ−】はピ
ロガロールを出発物質として3’、 4’、 6−ドリ
ペンジルオキシー5,7.8− トリメトキシ7ラボン
を合成した後これを還元して得られ、ラリ−2乃至ラリ
−4はラリ−1の合成法に準じて得られる。またこれら
4種の化合物のNa、 K、 NH4又は地等の塩類は
常法にょシ容易に得られる。
−4は、その合成方法につき要約すれば、ラリ−】はピ
ロガロールを出発物質として3’、 4’、 6−ドリ
ペンジルオキシー5,7.8− トリメトキシ7ラボン
を合成した後これを還元して得られ、ラリ−2乃至ラリ
−4はラリ−1の合成法に準じて得られる。またこれら
4種の化合物のNa、 K、 NH4又は地等の塩類は
常法にょシ容易に得られる。
ラリ−1、ラリ−2、ラリ−3、ラリ−4又はこれらの
塩類からなるフラボン誘導体は強力なAR活性阻害能を
有し、これを有効成分とする本発明に係る阻害剤は前記
糖尿病合併症の有効防止に価値が高い。具体的に前記フ
ラボン誘導体は、一般的に用いられる適当な担体乃至媒
体の類、例えば必要に応じ滅菌水や植物油更には無害性
有機溶媒等を用い、賦゛形剤、結合剤、滑剤、着色剤、
香味剤、乳化剤又は懸濁剤等を適宜選択組合せて、錠剤
、粉剤、シロップ剤、注射用液剤又は点眼用液剤の形で
ARの酵素活性阻害剤とし、経口又は非経口を問わず患
者に投与される。そして投与量は、一応の目安として、
1日に患者の体重1にg当り前記フラボン誘導体換算に
して100〜以下であるが、これは患者の容体に応じて
医者がその適量を決める性質のものである。
塩類からなるフラボン誘導体は強力なAR活性阻害能を
有し、これを有効成分とする本発明に係る阻害剤は前記
糖尿病合併症の有効防止に価値が高い。具体的に前記フ
ラボン誘導体は、一般的に用いられる適当な担体乃至媒
体の類、例えば必要に応じ滅菌水や植物油更には無害性
有機溶媒等を用い、賦゛形剤、結合剤、滑剤、着色剤、
香味剤、乳化剤又は懸濁剤等を適宜選択組合せて、錠剤
、粉剤、シロップ剤、注射用液剤又は点眼用液剤の形で
ARの酵素活性阻害剤とし、経口又は非経口を問わず患
者に投与される。そして投与量は、一応の目安として、
1日に患者の体重1にg当り前記フラボン誘導体換算に
して100〜以下であるが、これは患者の容体に応じて
医者がその適量を決める性質のものである。
次に、本発明に係る阻害剤の有効成分であるラリ−1(
実施例1)、ラリ−2(実施例2)、ラリ−3(実施例
3)及びラリ−4(実施例4)につき、そのAR活性阻
害能の具体的効果を、本発明の研究対象として化学合成
によシ得だ化合物の中から選択したこれらと化学構造が
比較的類似する次の化学構造式で表示される他の2種類
のフラボン誘導体(前者を比較例1、後者を比較例2)
及びクエルシトリ゛ン(従来例)と比較して、第1表と
第2表とに示す。
実施例1)、ラリ−2(実施例2)、ラリ−3(実施例
3)及びラリ−4(実施例4)につき、そのAR活性阻
害能の具体的効果を、本発明の研究対象として化学合成
によシ得だ化合物の中から選択したこれらと化学構造が
比較的類似する次の化学構造式で表示される他の2種類
のフラボン誘導体(前者を比較例1、後者を比較例2)
及びクエルシトリ゛ン(従来例)と比較して、第1表と
第2表とに示す。
第1表は3段階の化合物濃度(M)にょるARの酵素活
性阻害率に)を示4.シ、第2表はIC50を与える化
合物濃度(表中数値X 10−6M )を示している。
性阻害率に)を示4.シ、第2表はIC50を与える化
合物濃度(表中数値X 10−6M )を示している。
尚、これらのAR活性阻害率は、ヘイマン等の方法にし
たがって得た(Journal ofBiologi
cal Chemistry。
たがって得た(Journal ofBiologi
cal Chemistry。
240.877.1965年)。
(表中、*1はラット水晶体AR1*2は牛水晶体AR
である) 第1表及び第2表の結果からも、本発明に係る阻害剤の
有効成分である前記一般式で表示されるフラボン誘導体
が、従来の代表例であるフェルシトリンを含む他のフラ
ボン誘導体に比べ、極めて強力なAR活性阻害能を有す
ることが明らかである0 特許出願人 奥 1) 潤 申出 充 代理人 弁理士 入 山 宏 正
である) 第1表及び第2表の結果からも、本発明に係る阻害剤の
有効成分である前記一般式で表示されるフラボン誘導体
が、従来の代表例であるフェルシトリンを含む他のフラ
ボン誘導体に比べ、極めて強力なAR活性阻害能を有す
ることが明らかである0 特許出願人 奥 1) 潤 申出 充 代理人 弁理士 入 山 宏 正
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の一般式で表示される化合物又はその塩類からな
るフラボン誘導体を有効成分とするアルドースレダクタ
ーゼの阻害剤。 (但し、式中R1は水素又は水酸基、R2は水酸基又は
メトキシル基)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19898981A JPS58103320A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | アルド−スレダクタ−ゼの阻害剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19898981A JPS58103320A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | アルド−スレダクタ−ゼの阻害剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58103320A true JPS58103320A (ja) | 1983-06-20 |
Family
ID=16400253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19898981A Pending JPS58103320A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | アルド−スレダクタ−ゼの阻害剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58103320A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980072558A (ko) * | 1997-03-06 | 1998-11-05 | 성재갑 | 타이로시네이즈 활성 저해능을 갖는 플라보노이드 유도체 및 그의 제조방법 |
-
1981
- 1981-12-10 JP JP19898981A patent/JPS58103320A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980072558A (ko) * | 1997-03-06 | 1998-11-05 | 성재갑 | 타이로시네이즈 활성 저해능을 갖는 플라보노이드 유도체 및 그의 제조방법 |
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