JPS5810287B2 - シユウセキカノウブツタイオトリアツカウ ホウホウト ソノソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は積載可能な物体、更に詳細には圧縮可能なガラ
ス繊維絶縁体のバット（Ｂａｔｔｓ）を取扱う方法およ
び装置に関するものである。

従来、ガラス繊維絶縁体のバットを製造する場合は、あ
る長さに切断されたバットをコンベヤラインで移動し、
次いで工員がそれを取ってコンベヤの横にある積載場所
に数個のバットを積載する。

次に二人口の工員がこのバットの山を積み重ね場所から
隔置されている包装場所の包装機へ運搬する。

最初の工員は追加のバットを積載場所に間断なく積載し
、第二の山は二人口の工員によって包装場所へ運搬され
て包装機内の第一のバットの山の上に積まれる。

包装機はこれら二個の山を圧縮して紙容器ないし袋に詰
め、一方二人目の工員は次のバットの山を求めに積み重
ね場所に戻り、こうしてこのバットの山は次の包装操作
では第一の山となる。

本発明は、二人口の工員を省略するという仕方で、積載
可能な物体、詳細には圧縮可能なガラス繊維絶縁体のバ
ットを取扱う方法と装置を提供するものである。

最初のそして唯一の工員が引き続きバットをコンベヤラ
インから取ってそれを所定数ないし高さに積載場所に積
載する。

次にこの第一のバットの山を積載位置から移動して圧縮
する、しかしやはりこの積載場所においてである。

この操作はバットの山と係合し圧縮するフィンガを有す
るバット係合部材を具備するバット圧縮・取扱い装置に
よって行なわれる。

工員は第二の所定数のバットを積載場所に積載すること
を継続し、つづいてこの第二の山を第一の山と隣接して
圧縮する。

次に二個の圧縮された山をいっしょに包装場所に装置で
移動し、包装室に入れる。

他方この積載場所から包装場所への移動の間、フィンガ
によって二個の山に加えた圧力を解放するか少くとも減
少させる。

フィンガを後退させで、吸込操作を包装場所にバットの
縦方向の縁に行いバットを包装室に保持する。

次に二個の山を前と同じように再度圧縮して包装する。

バットの取扱いは独特のバット圧縮・運搬装置で行なう
。

装置のバット係合部材は一組の定置フィンガおよび第一
組の可動フィンガを具備し、第一組の可動フィンガは第
一のバットの山を第一組の可動フィンガと定置フィンガ
の間で圧縮する。

更にバット係合部材は第二組の可動フィンガを具備し、
第二組の可動フィンガは第二のバットの山を第一組の可
動フィンガと第二組の可動フィンガの間で圧縮する。

二個のバットの山を装置によって積載場所から包装場所
へ運搬する場合、三組のフィンガは圧縮して二個のバッ
トの山を保持する。

フィンガが二個の山を包装場所から包装室の方へそして
その中に移動させると、二組の可動フィンガは定置フィ
ンガから離間しはじめ、二個の山への圧力を解放する。

吸込操作を包装室でバットの山の縦方向の縁に行う場合
、フィンガは更に離間してほぼ完全にバットへの圧力を
解放し、こうしてフィンガをバットの山から極めて容易
に引き抜くことができる。

次に二個の山を包装室で分離圧縮装置で圧縮して袋状容
器に詰める。

次に装置はバット係合部材を積載場所へ戻し、ここで追
加の山を積んで圧縮し、早く積載した山が包装場所へ移
動される一方で工員は山をコンベヤラインから積載する
ことを継続する。

この配置では、二人口の工員は全く不要であり、バット
の積載および包装の全操作は極めて円滑に行なわれる。

積載可能な物体を取り扱う改良した方法と装置を提供す
ることが、本発明の第一の目的である。

本発明の第二の目的は、圧縮可能なガラス繊維絶縁体の
バットを積載ならびに包装する改良した方法と装置を提
供することにある。

更に本発明の目的は、ガラス繊維絶縁体のバットをより
少ない労働で製造する改良した方法と装置を提供するこ
とにある。

本発明の他の多くの目的と利点は以下の好適な態様の詳
細な説明から明白である。

次に本発明を図面につき説明する。

図示するように、とりわけ第１図に詳細に示すように、
積み重ねないし積載場所を１０で示し、包装場所を１２
で示す。

ガラス繊維絶縁体のバットを連続して工員が積載場所の
横に位置しているコンベヤ（図示せず）から積載場所へ
移動する。

積載場所１０には１４で示す積み重ねないし積載位置が
あり、その位置は台１６によって決定される。

台１６には枠１８が具備され、枠にはそこから後方に延
在しバットの支持面となる棒ないしフィンガ２０が設け
られている。

バットを縦方向に並べる役目をする端壁２２および２４
と、バットを横方向に並べる背面板２６および２８を具
備する台１６上にバットを縦方向に積載する。

本発明の態様をなすバット圧縮・運搬装置を３０で示す
。

装置３０は直立支持部材ないし案内部材３２および３４
を具備し、枠３８および定置フィンガ４０を有する定置
バット係合部材３６が３２および３４の上端に装着され
ている。

第一可動バット係合部材４２は定置バット係合部材３６
に接近・離間移動するよう、直立支持部材３２および３
４によって誘導され、最初は台１６の下方の下端位置４
２−１を占めでいる。

第一可動部材４２は枠４４と複数個のフィンガ４６を有
する。

第二可動バット係合部材４８も、定置部材３６に接近・
離間移動するよう直立支持部材３２および３４によって
支持かつ誘導され、最初は第一可動部材４２および台１
６の下方の下端位置４８−１を占めている。

第二可動バット係合部材も枠５０およびフィンガ５２を
有する。

可動部材４２および４３は支持部材３２および３４に沿
って、第２図に示すように支持部材上に位置して部材４
２および４８と交代に連結する鎖ないしケーブル５４を
駆動する可逆モータ５３によって、上下移動する。

これらの駆動構成要素は図示の明瞭化のため第１図に示
していない。

直立支持部材３２および３４は第１図に示す横断棒５５
を有し、この横断棒は主支持軸５６の一端に第２図に示
すピン５８と拝具６０によって、軸に関して枢着回転す
るよう連結されている。

直立支持部材３２および３４は、積載場所１０にある傾
斜位置から、油圧シリンダ６４によって６２で示す点線
位置に後退した時の垂直位置まで移動する。

シリンダの一端は拝具６０に枢着し、他端は直立支持部
材にピストンロンドを介して連結上でいる。

軸５６は自動運転機構６６によって支持かつ駆動され、
その数個は市販されており、一例をあげるとヴエルサト
ラン（Ｖｅｒｓａｔｒａｎ）の商品名でＡＭＦ社から市
販されている。

機構６６は主ハウジング６８を有し、その上にバブ７０
が枢着されている。

油圧シリンダ７２はバブ７０に装着され、連結板７４を
介して軸５６に取付けであるピストンロンドを有する。

ピストンが伸張した位置まで駆動すると、軸５６の中間
部分はバブ７０によって滑動し、軸５６は後方に移動し
て装置３０を後退位置６２まで動かす。

装置３０が後退位置にある時、バブ７０はハウジング６
８内の適渦なモータ７６によって垂直軸線のまわりに回
転し、包装場所１２に軸５６を整合する。

この時、シリンダ７２のピストンは後退して装置３０を
包装場所の方へ移動させる。

包装場所の包装機７８は当業界で基本的よく知られた型
である。

包装機はベース８２と側壁８４と８６、および背面壁８
８とで形成された圧縮室８０、によって構成されている
。

圧縮室８０内のバットは油圧シリンダ９２によって動力
化した上部板９０によって圧縮される。

バットがベース８２上の最底部位置に圧縮されると、シ
リンダ９４で駆動されるプランジャ（図示せず）が圧縮
されたバットを側壁８６内の開口部９６を通って袋ない
し容器９８内に詰める。

本発明に従えば、包装機７８は圧縮室８０内にバットを
保持する装置を有し、このためバットがバット係合部材
３６，４２および４８によって圧縮室内に置かれている
場合にバットの間および回りからフィンガを引抜くこと
を可能とする。

このことを行うため、背面壁８８に多数の孔１００が具
備され、これらの孔は背面壁土にほぼ均等に延在してい
る。

孔はその後方にある吸込室１０２と連通し、次に吸込室
は排気管１０４を介して大送風機１０６に通じている。

バットの縦方向の縁は吸込操作によって背面壁８８に固
定され、従ってバット係合部材３６．４２および４８の
フィンガを引抜き、装置３０を包装機７８から後退位置
まで移動する間、バットを圧縮室８０内に保持しておく
ことができる。

この時、バットを圧縮・包装し、装置３０を積載場所１
０の位置に移動するよう軸５６を伸張して装置３０を最
初の位置に回転して戻す。

可動バット係合装置４２および４８を、台１６によって
決まっている積載位置１４の下方に移動させ、次に装置
３０を積載場所に到着させる。

第２図に装置３０をその最初の積載位置として示す。

この時、バット係合部材３６，４２および４８は台１６
と平行となった傾斜位置にあり、直立支持部材３２およ
び３４は垂直線に対しある傾斜をなしている。

第一可動バット係合部材４２は台１６の直下の下端位置
４２−１にあり、第二可動バット係合部材４８は部材４
２の下端位置の直下の下端位置４８−１にある。

バットＢを台１６上に、詳細には台の棒２０上に順次積
載し、バットを台に縦方向に置き、側壁２２と２４およ
び背面壁２６と２８とによって位置合せする。

バットを所定数ないし所定高さ例えば１５２ｃｍ（６０
インチ）に積載すると、第一可動バット係合部材４２を
第３図の４２−２で示す上端位置へ上昇させる。

この時、バット８を定置部材３６と第一可動部材４２の
間でその最初の高さから破線例えば５１ｃｍ（２０イン
チ）まで圧縮する。

バットＢの第二の山を直ちに台１６上に、通常第一の山
と同じ高さまで積載する。

バットの第二の山の積載を容易にするために、所望に応
じて台１６を多少降下させ、台と上端位置４２−２にあ
る第一可動部材４２との間隔を広げることができる。

第二の積載が終ると、第二可動部材４８を台１６の下の
下端位置４８−１から第４図の４８−２で示す上端位置
まで上昇させる。

この時、バットＢの第二の山をその最初の高さから破線
例えば５１ｃｍ（２０インチ）まで可動部材４２および
４８の間で圧縮する。

可動部材４８が第二の位置にある場合、二つのバットの
圧縮された山は背面板２６および２８の上端より上にあ
る。

従って、装置３０を背面板２６および２８の後部へ後退
することができ、同時に第２図の６２で示すように直立
位置まで回転することができる。

次に、自動バブ７０をこの場合は約９０°回転し、軸５
６を包装機７８の圧縮室８０と位置合せする。

次に軸を前方に伸張して、装置３０で運ばれた二つの圧
縮したバットの山を圧縮室８０に移動する。

部材３６，４２および４８が圧縮室８０に入ると二つの
山のバットが実質的に圧縮室８０を充満するように、装
置を圧縮室内に移動した時、可動バット係合部材４２お
よび４８がその下端位置４２−１および４８−１へ移動
しはじめる。

フィンガ４６および５２を後退させる場合、バット上に
加えられる圧力が小さいほど、フィンガ４６および５２
を後退させで、吸込装置により圧縮室８０内に保持され
ているバットの間および回りからフィンガ４６および５
２を引抜くことがより容易となる。

部材３６，４２および４８のフィンガを引抜いた後、板
９０を下方に移動し、容器９８内に詰めるため再びバッ
トを圧縮する。

上述の操作を行っている間、装置３０が再び第２図の位
置に戻ってくるまでに、次のバットの第一の山を圧縮す
るよう準備しておくために、工員は次のバットの第一の
束を台１６間断なく積載する。

次に、フィンガ４６を棒２０の間をもう一度移動させつ
つ、第一可動部材４２を上方に移動し、こうしで第一の
バットの山を定置部材３６と上端位置４２−２にある第
一可動部材４２との間の圧縮位置に移動する。

このようにして、操作のサイクルの休止が同様に繰り返
される。

バット係合部材４２および４８の運動は操縦者によって
、積載位置１０に近接した制御板（図示せず）で手動制
御できる。

その他の自動運転機構６６およびそれと関連した要素の
運動も手動ないし適当な装置例えば当業者によく知られ
た制限スイッチやタイマによって制御できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はバットの山を圧縮し運搬する装置および包装す
る装置を示す全透視図、第２図は第二の位置にあるバッ
トの山を運搬し圧縮する装置を点線で付加した、この装
置を示す横立面図、第３および第４図は第二および第三
の位置のバットを圧縮する装置を示す側面図である。 １０・・・・・・積載場所、１２・・・・・・包装場所
、１４・・・・・・積載位置、１６・・・・・・台１．
１８・・・・・・枠、２０・・・・・・フィンガないし
棒、２２，２４・・・・・・端壁、２６゜２８・・・・
・・背面板、３０・・・・・・バット圧縮運搬装置、３
２．３４・・・・・・直立支持材、３６・・・・・・定
置バット係合部材、３８・・・・・・枠、４０・・・・
・・定置フィンガ、４２・・・・・・第一可動バット係
合部材、４２−１・・・・・・下端位置、４２−２・・
・・・・上端位置、４４・・・・・・枠、４６・・・・
・・フィンガ、４８・・・・・・第二可動バット係合部
材、４８−１・・・・・・下端位置、４８−２・・・・
・・上端位置、５０・・・・・・枠、５３・・・・・・
可逆モータ、５４・・・・・・鎖、５５・・・・・・横
断棒、５６・・・・・・主支持軸、５８・・・・・・ピ
ン、６０・・・・・・拝具、６２・・・・・・後退位置
、６４・・・・・・水圧シリンダ、６６・・・・・・自
動運転機構、６Ｂ・・・・・・ハウジング、７０・・・
・・・バブ、７２・・・・・・水圧シリンダ、１４・・
・・・・連結板、７６・・・・・・モータ、７８・・・
・・・包装機、８０・・・・・・圧縮室、８２・・・・
・・ベース、８４，８６・・・・・・側端、８８・・・
・・・背面板、９０・・・・・・上部板、９２・・・・
・・水圧シリンダ、９４・・・・・・シリンダ、９６・
・・・・・開口部、９８・・・・・・容器、１００・・
・・・・ミシン目、１０２・・・・・・吸込室、１０４
・・・・・・排気管、１０６・・・・・・大送風機。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数個の圧縮可能なバットを積載場所で取扱い、そ
   のバットを包装場所へ移す方法であって、互いに平行に
   重なり合った第一の複数個の圧縮可能なバットを積載場
   所の所定位置に積載して第一のバットの山を形成し、第
   一のバットの山を前記所定位置から上方に移動させつつ
   第一のバットの山の最外部の両表面に圧力を加えて第一
   のバットを圧縮し、圧縮された第一のバットの山を前記
   所定位置の上方位置に配置し、互いに平行に積なり合っ
   た第二の複数個の圧縮可能なバットを積載場所の前記所
   定位置に積載して第二のバットの山を形成し、第二のバ
   ットの山を前記所定位置から上方に移動させつつ第二の
   バットの山の最外部の両表面に圧力を加えて第二のバッ
   トの山を圧縮し、圧縮された第二のバットの山を前記所
   定位置の上方の位置に圧縮された第一のバットの山に隣
   接させて配置し、圧縮された第一および第二のバットの
   山を一組にして積載場所から包装場所へ移すことにより
   なる方法。 ２ 複数個の圧縮可能なバットを取扱い、そのバットを
   包装場所へ移す装置であって、互いに重なり合った複数
   個の圧縮可能なバットを支持するための支持装置と、前
   記支持装置の上方に間隔をへだでて置かれた定置係合装
   置と、第一の可動係合装置と、前記支持装置に積載され
   た第一のバットの山を上方に移動させて前記第一の可動
   係合装置と前記定置係合装置との間で圧縮するために前
   記第一の可動係合装置を前記支持装置の下方の位置から
   前記支持装置の上方でしかも前記定置係合装置より下方
   の第一の上昇位置まで上方に移動させるための第一の移
   動装置と、第二の可動係合装置と、前記支持装置に積載
   された第二のバットの山を上方に移動させて前記第二の
   可動係合装置と前記第一の上昇位置の第一の可動係合装
   置との間で圧縮するために前記第二の可動係合装置を前
   記支持装置の下方の位置から前記支持装置の上方でしか
   も前記第一の上昇位置の第一の可動係合装置より下方の
   第二の上昇位置まで上方に移動させるための第二の移動
   装置と、圧縮された第一および第二のバットの山を一組
   にして包装場所へ移すために前記定置係合装置、前記第
   一および第二の上昇位置にそれぞれ置かれた第一および
   第二の可動係合装置ならびに前記第一および第二の移動
   装置をユニットとしで移動させるための装置とからなる
   装置。