JPS5810216B2 - 発泡成形装置におけるクラツキング調整装置 - Google Patents
発泡成形装置におけるクラツキング調整装置Info
- Publication number
- JPS5810216B2 JPS5810216B2 JP53052957A JP5295778A JPS5810216B2 JP S5810216 B2 JPS5810216 B2 JP S5810216B2 JP 53052957 A JP53052957 A JP 53052957A JP 5295778 A JP5295778 A JP 5295778A JP S5810216 B2 JPS5810216 B2 JP S5810216B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- cylinder mechanism
- cracking
- main drive
- foam molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は発泡成形装置におけるクラッキング調整装置
に関し、成形型に対してクランキングを与えるための作
動側ストロークを大きくとってもクラッキング間隔につ
いては極く僅かな設定になるような装置を得ようとして
いる。
に関し、成形型に対してクランキングを与えるための作
動側ストロークを大きくとってもクラッキング間隔につ
いては極く僅かな設定になるような装置を得ようとして
いる。
従来より発泡成形装置においては一対の成形型の型窩内
へ発泡性熱可塑性樹脂粒子による原料を充填器から充填
エアーと共に充填して後、蒸気等にて原料を加熱膨張さ
せるが、この加熱前には上記充填エアーを抜くためのク
ラッキング作用が必要とされていたものであった。
へ発泡性熱可塑性樹脂粒子による原料を充填器から充填
エアーと共に充填して後、蒸気等にて原料を加熱膨張さ
せるが、この加熱前には上記充填エアーを抜くためのク
ラッキング作用が必要とされていたものであった。
このクラッキングについては、成形型のうちの移動型を
、型窩から樹脂粒子による原料が散逸しない程度の僅か
な隙間になるよう開いてやる必要があり、発泡成形品が
薄物の小さい物であればあるほど、小さいクラッキング
が要望されることになる。
、型窩から樹脂粒子による原料が散逸しない程度の僅か
な隙間になるよう開いてやる必要があり、発泡成形品が
薄物の小さい物であればあるほど、小さいクラッキング
が要望されることになる。
このような小さなりラッキングを実現させるには成形型
の動きを通常の開閉とは別に小さくすることが要求され
る訳であるが、従来の成形型開閉のための装置、例えば
単一のシリンダー機構ではこうした微妙で且つ小さなり
ラッキングを行なうことは非常に困難なものであった。
の動きを通常の開閉とは別に小さくすることが要求され
る訳であるが、従来の成形型開閉のための装置、例えば
単一のシリンダー機構ではこうした微妙で且つ小さなり
ラッキングを行なうことは非常に困難なものであった。
そこで、この発明では従来においては難しく課題とされ
ていた小さなりラッキング調整を簡単な装置にて可能と
したものであり、その構成は、移動型と固定型とからな
る一対の成形型の型窩内へ発泡性熱可塑性樹脂粒子によ
る原料を充填し、該原料を蒸気等の加熱媒体により加熱
膨張させて発泡成形品を得る装置において、移動型には
主動用シリンダー機構と連結したトグル機構を設けて成
形型を開閉自在になし、また上記主動用シリンダー機構
による型閉め後において作動する補助用シリンダー機構
を設け、該補助用シリンダー機構に対し、その作動を受
けてトグル機構を成形型のクラッキングのために作動さ
せる調整ネジ部を相対向させて設けてなることを特徴と
している。
ていた小さなりラッキング調整を簡単な装置にて可能と
したものであり、その構成は、移動型と固定型とからな
る一対の成形型の型窩内へ発泡性熱可塑性樹脂粒子によ
る原料を充填し、該原料を蒸気等の加熱媒体により加熱
膨張させて発泡成形品を得る装置において、移動型には
主動用シリンダー機構と連結したトグル機構を設けて成
形型を開閉自在になし、また上記主動用シリンダー機構
による型閉め後において作動する補助用シリンダー機構
を設け、該補助用シリンダー機構に対し、その作動を受
けてトグル機構を成形型のクラッキングのために作動さ
せる調整ネジ部を相対向させて設けてなることを特徴と
している。
次いで、この発明の実施態様について図を参照しながら
以下に例示する。
以下に例示する。
1は発泡成形装置の固定フレーム、2は移動フレーム、
3は移動フレーム2を定位置へ案内摺動させるためのダ
イパーである。
3は移動フレーム2を定位置へ案内摺動させるためのダ
イパーである。
10は固定型となるキャビティ用金型であり、固定フレ
ーム1側に取付けられている。
ーム1側に取付けられている。
20は移動型となるコアー用金型であり、キャビティ用
金型10と合致せしめられるようになっている。
金型10と合致せしめられるようになっている。
そして両金型10゜20間の型窩30内には発泡性熱可
塑性樹脂粒子による原料を充填できるようになっている
。
塑性樹脂粒子による原料を充填できるようになっている
。
11はキャビティ用金型10の蒸気室、21はコアー用
金型20の蒸気室で、各蒸気室11,21への蒸気供給
孔、冷却水供給孔およびドレン排水孔等は図示するのを
省略している。
金型20の蒸気室で、各蒸気室11,21への蒸気供給
孔、冷却水供給孔およびドレン排水孔等は図示するのを
省略している。
40は装置台盤部41上に方向性自在に枢着42した主
動用シリンダー機構、50は上記シリンダー機構40と
シリンダーロッド43にて連結したトグル機構であって
、リンク51.52とからなっている。
動用シリンダー機構、50は上記シリンダー機構40と
シリンダーロッド43にて連結したトグル機構であって
、リンク51.52とからなっている。
60は上記主動用シリンダー機構40による型閉め後に
おいて作動するよう設けた補助用シリンダー機構、70
は補助用シリンダー機構60に対して相対向させて設け
である調整ネジ部であり、該調整ネジ部TOは補助用シ
リンダー機構60の作動を受けてトグル機構50を成形
型のクラッキングのために作動できるよう設けている。
おいて作動するよう設けた補助用シリンダー機構、70
は補助用シリンダー機構60に対して相対向させて設け
である調整ネジ部であり、該調整ネジ部TOは補助用シ
リンダー機構60の作動を受けてトグル機構50を成形
型のクラッキングのために作動できるよう設けている。
なお、補助用シリンダー機構60は主動用シリンダー機
構40の一部に支承板61を連結して付設されてあり、
調整ネジ部70は主動用シリンダー機構40とトグル機
構50間の連結部となるシリンダーロッド43の上部に
ある支承板71にてネジ調整にて進退調整自在に設けて
いる。
構40の一部に支承板61を連結して付設されてあり、
調整ネジ部70は主動用シリンダー機構40とトグル機
構50間の連結部となるシリンダーロッド43の上部に
ある支承板71にてネジ調整にて進退調整自在に設けて
いる。
即ち調整ネジ部70を補助用シリンダー機構60へ近く
なるよう進めると、補助用シリンダー機構60の作動を
受けて移動するストロークは長くなり、クラッキングを
大きめにとる場合であり、また調整ネジ部70を補助用
シリンダー機構60から遠くなるよう退けると、逆にス
トロークは短くなり、クラッキングを小さめにとること
ができる。
なるよう進めると、補助用シリンダー機構60の作動を
受けて移動するストロークは長くなり、クラッキングを
大きめにとる場合であり、また調整ネジ部70を補助用
シリンダー機構60から遠くなるよう退けると、逆にス
トロークは短くなり、クラッキングを小さめにとること
ができる。
上記した構成を有しているこの発明装置の使用について
は、第1図のごとき型開き状態から、主動用シリンダー
機構40の作動により、トグル機構50を型閉め方向へ
と作動して移動型となるコアー用金型20を移動させる
。
は、第1図のごとき型開き状態から、主動用シリンダー
機構40の作動により、トグル機構50を型閉め方向へ
と作動して移動型となるコアー用金型20を移動させる
。
この移動にてコアー用金型20は固定型となるキャビテ
ィ用金型10と一対に型閉めされた後、両者間の型窩3
0内へ発泡性熱可塑性樹脂粒子による原料を充填エアー
と共に充填し、発泡成形へ入ろうとしている第2図の状
態へと移行される。
ィ用金型10と一対に型閉めされた後、両者間の型窩3
0内へ発泡性熱可塑性樹脂粒子による原料を充填エアー
と共に充填し、発泡成形へ入ろうとしている第2図の状
態へと移行される。
この後、主動用シリンダー機構40による圧力を解除し
、次いで補助用シリンダー機構60を作動させ、調整ネ
ジ部70を突き上げることによりトグル機構50を動か
して移動型となるコアー用金型20を僅かに開かせ、第
3図のごとく充填エアーを抜くのに必要なりラッキング
をとることができる。
、次いで補助用シリンダー機構60を作動させ、調整ネ
ジ部70を突き上げることによりトグル機構50を動か
して移動型となるコアー用金型20を僅かに開かせ、第
3図のごとく充填エアーを抜くのに必要なりラッキング
をとることができる。
クラッキング後は通常の発泡成形と同様蒸気を各型の蒸
気室11,21へ供給して原料を加熱膨張させ、しかる
後冷却を行ない、主動用シリンダー機構40によるトグ
ル機構50の作動にて移動型となるコアー用金型20を
戻して離型を行なって発泡成形品を得るものである。
気室11,21へ供給して原料を加熱膨張させ、しかる
後冷却を行ない、主動用シリンダー機構40によるトグ
ル機構50の作動にて移動型となるコアー用金型20を
戻して離型を行なって発泡成形品を得るものである。
なお、上記実施ではコアー用金型20が移動型となって
いるが、移動型にキャビティ用金型を用いて実施する場
合もある。
いるが、移動型にキャビティ用金型を用いて実施する場
合もある。
上記した補助用シリンダー機構60と調整ネジ部70と
によるクラッキング付与のための作動側ストロークは調
整ネジ部70の進退調整にて補助用シリンダー機構60
との作用位置を変えることにより調整でき、成形型側へ
はトグル機構を介して伝動することになり、上記作動側
ストロークを大きく調整してもクラッキング間隔の寸法
については、極く僅かな設定にすることになる。
によるクラッキング付与のための作動側ストロークは調
整ネジ部70の進退調整にて補助用シリンダー機構60
との作用位置を変えることにより調整でき、成形型側へ
はトグル機構を介して伝動することになり、上記作動側
ストロークを大きく調整してもクラッキング間隔の寸法
については、極く僅かな設定にすることになる。
作動側ストロークとしては50mm以下で3mm程度ま
で作動できるようにしているが、クラッキング側で小さ
い間隔を得る具体例を挙げると、 となるもので、好ましいクラッキング間隔の寸法につい
ては上記■〜■の範囲内での調整が最も適し、発泡性熱
可塑性樹脂粒子による原料の粒子が大きい場合には大き
な作動側ストロークによるものが適し、逆に原料の粒子
が小さい場合には小さな作動側ストロークによるものが
適している。
で作動できるようにしているが、クラッキング側で小さ
い間隔を得る具体例を挙げると、 となるもので、好ましいクラッキング間隔の寸法につい
ては上記■〜■の範囲内での調整が最も適し、発泡性熱
可塑性樹脂粒子による原料の粒子が大きい場合には大き
な作動側ストロークによるものが適し、逆に原料の粒子
が小さい場合には小さな作動側ストロークによるものが
適している。
以上のように、この発明によれば、移動型に主動用シリ
ンダー機構と連結したトグル機構を設けて成形型を開閉
自在にしているほか、上記主動用シリンダー機構による
型閉め後において作動する補助用シリンダー機構を設け
、さらにこの補助用シリンダー機構の作動を受けてクラ
ッキングのための作動をトグル機構へ伝動する調整ネジ
部を有しているもので、その構造上、クラッキングを与
えるための作動側ストロークを大きくとってもクラッキ
ング間隔については極く小さく設定できるため、非常に
クラッキングのための作動がし易く肉厚の薄い発泡成形
品に対しては特に成形のし装いクラッキング調整が可能
となり、発泡成形上優れた効果を発揮できる。
ンダー機構と連結したトグル機構を設けて成形型を開閉
自在にしているほか、上記主動用シリンダー機構による
型閉め後において作動する補助用シリンダー機構を設け
、さらにこの補助用シリンダー機構の作動を受けてクラ
ッキングのための作動をトグル機構へ伝動する調整ネジ
部を有しているもので、その構造上、クラッキングを与
えるための作動側ストロークを大きくとってもクラッキ
ング間隔については極く小さく設定できるため、非常に
クラッキングのための作動がし易く肉厚の薄い発泡成形
品に対しては特に成形のし装いクラッキング調整が可能
となり、発泡成形上優れた効果を発揮できる。
図はこの発明の実施態様を例示するものであり、第1図
は型閉め前の一部縦断正面図、第2図は型閉め時の一部
縦断正面図、第3図はクラッキング時の一部縦断正面図
である。 10・・・・・・固定型となるキャビティ用金型、20
・・・・・・移動型となるコアー用金型、30・・・・
・・型窩、40・・・・・・主動用シリンダー機構、5
0・・・・・・トグル機構、60・・・・・・補助用シ
リンダー機構、70・・・・・・調整ネジ部。
は型閉め前の一部縦断正面図、第2図は型閉め時の一部
縦断正面図、第3図はクラッキング時の一部縦断正面図
である。 10・・・・・・固定型となるキャビティ用金型、20
・・・・・・移動型となるコアー用金型、30・・・・
・・型窩、40・・・・・・主動用シリンダー機構、5
0・・・・・・トグル機構、60・・・・・・補助用シ
リンダー機構、70・・・・・・調整ネジ部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 移動型と固定型とからなる一対の成形型の型窩内へ
発泡性熱可塑性樹脂粒子による原料を充填し、該原料を
蒸気等の加熱媒体により加熱膨張させて発泡成形品を得
る装置において、移動型には主動用シリンダー機構と連
結したトグル機構を設けて成形型を開閉自在になし、ま
た上記主動用シリンダー機構による型閉め後において作
動する補助用シリンダー機構を設け、該補助用シリンダ
ー機構に対し、その作動を受けてトグル機構を成形型の
クラッキングのために作動させる調整ネジ部を相対向さ
せて設けてなることを特徴とする発泡成形装置における
クラッキング調整装置。 2 補助用シリンダー機構は主動用シリンダー機構の一
部に付設され、調整ネジ部は主動用シリンダー機構とト
グル機構間の連結部に付設されてなる上記特許請求の範
囲第1項記載の発泡成形装置におけるクラッキング調整
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53052957A JPS5810216B2 (ja) | 1978-05-02 | 1978-05-02 | 発泡成形装置におけるクラツキング調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53052957A JPS5810216B2 (ja) | 1978-05-02 | 1978-05-02 | 発泡成形装置におけるクラツキング調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54144470A JPS54144470A (en) | 1979-11-10 |
JPS5810216B2 true JPS5810216B2 (ja) | 1983-02-24 |
Family
ID=12929355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53052957A Expired JPS5810216B2 (ja) | 1978-05-02 | 1978-05-02 | 発泡成形装置におけるクラツキング調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810216B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57135126A (en) * | 1981-02-13 | 1982-08-20 | Daisen Kogyo:Kk | Forming machine for foaming synthetic resin |
JPS62251124A (ja) * | 1986-04-24 | 1987-10-31 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 発泡成形機のクラッキング調整法 |
DE202017107149U1 (de) * | 2016-12-01 | 2018-03-05 | Kurtz Gmbh | Crackspalt-Formwerkzeug zum Herstellen eines Partikelschaumstoffteils sowie Vorrichtung zum Herstellen eines Partikelschaumstoffteils |
-
1978
- 1978-05-02 JP JP53052957A patent/JPS5810216B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54144470A (en) | 1979-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4092385A (en) | Method of producing molded parts with a smooth noncellular skin and a cellular core from foamable thermoplastic material | |
CN104884188A (zh) | 砂型造型方法以及砂型造型装置 | |
JPS5810216B2 (ja) | 発泡成形装置におけるクラツキング調整装置 | |
US2666230A (en) | Molding apparatus for molding material | |
US3799728A (en) | Mold closing device for fabric molding | |
US3909169A (en) | Injection moulding apparatus | |
SE7905157L (sv) | Tillslutnings- och lasanordning for pressar | |
ES370285A1 (es) | Procedimiento y maquina para producir y moldear un cuerpo de plastico de polistireno flexible dilatado. | |
TW200408524A (en) | Clamping device for injection blow or injection stretch blow molding machine | |
JPS5914331B2 (ja) | 発泡成形装置におけるクラツキング調整装置 | |
US3838962A (en) | Molding apparatus | |
JPS60110419A (ja) | 射出圧縮成形方法 | |
JPS5951413B2 (ja) | 発泡成形品の取出し方法および装置 | |
JPS5821691Y2 (ja) | 2段取り発泡スチロ−ル成形機におけるクラツキング装置 | |
US4079776A (en) | Mold making machine | |
JPS6049088B2 (ja) | 発泡成形装置 | |
JP2004195917A (ja) | 熱硬化性樹脂およびゴムなどのランナーレス成形装置における熱処理装置およびその方法 | |
JPS581657B2 (ja) | ハツポウセイケイニオケル カネツホウホウ | |
JPS5991015A (ja) | 竪型成形機 | |
JP2553754B2 (ja) | 発泡成形機の制御方法 | |
JPS6345942B2 (ja) | ||
JPS6141728B2 (ja) | ||
JPS64209B2 (ja) | ||
JPS5821695Y2 (ja) | 発泡合成樹脂成形装置 | |
JPS6316504Y2 (ja) |