JPS5810116Y2 - 自動秤量装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は揚穀筒なとで揚穀された穀粒をタンク内に貯
え、その穀粒を包装用袋に計量袋詰めするにあたり、タ
ンクのシャッターの開閉を台はかりの目盛さおと連動し
た自動秤量装置に係るものであり、簡易な装置で１動的
にしかも正確に定量袋詰めでき、かつ使用者の仕事能力
に合わせて使用できる自動秤量装置の提供を目的に考案
されたものである。

以下図面の実施例にしたがってこれを説明すると、図に
おいて１は揚穀筒、２は供給タンクでその供給口３には
シャッター４を取付け、このシャッター４の底外壁４ａ
には後述する係止片と２段階に引掛かる引掛は用ダボ５
が固定されている。

６は該ダボ５と２段階に引掛かる係止片で、電磁石７の
作動杆８先端に取付けられ、戻しバネ９を介した作動杆
８の前後動によって係脱する。

１０は前記電磁石７の側に取付けられたシャッター全開
用電磁石で、該電磁石１０の作動杆１１の前端と前記シ
ャッター４の側外壁４ｂ間には連接杆１２が取付けられ
ており、該作動杆１１の後方にはタイマー（図示せず）
作動停止用スイッチ１３が取付けられている。

このタイマー作動停止用スイッチ１３は作動杆１１が電
磁石１０の戻しバネ１４に抗して後動し、前述したシャ
ッター４の引掛は用ダボ５が係止片６の一段目、すなわ
ち全開位置に係止されると作動杆１１の後端にて押され
タイマー（図示せず）の作動が停止するよう配置されて
いる。

１５は供給タンク２の下方に配置された台ハカノで、該
ハカリ１５の横うで１６上に固定された制限枠１７には
前記二つの電磁石７，１０と接続するマイクロスイッチ
１８が取付けられており、該スイッチ１８の感知部１８
ａは目盛さお１９の直下に位置し、目盛さお１９の上
下動によりスイッチ１８の切替えができ、目盛さお１９
が上昇してその底部が感知部１８ａから離れると電磁石
７が作動して作動杆８が後動し引掛は用ダボ５と係止片
６間の一段目の係止状態がとけシャッター４が一部閉鎖
する。

また袋詰めが終了して台はかり１５の額板２０上から包
装用袋２１を降ろすと目盛さお１９が下降し前記感知部
１８ ａを押し電磁石１０との間で通電状態になるが、
マイクロスイッチ１８と電磁石１０間にタイマー（図示
せず）が組み込まれているため所定の時間経過後でなけ
れば電磁石１０は作動せず、所定の時間経過後作動して
連接杆１２を引張りシャッター４を全開するとともにタ
イマー作動停止用スイッチ１３を押しタイマー（図示せ
ず）の作動を停止する。

２２は台ハカリ１５の横うで１６の先端に上下動自在に
取付けた無接点スイッチである。

該スイッチ２２は前記電磁石７に接続し、目盛さお１９
の水平位置における先端部１９ ａに対応させて配置し
、目盛さお１９が水平位置及び下降することによりその
スイッチ２２の切替えができる。

尚、図面中２３はタイマーの時間設定スイッチ、２４は
玉受台、２５は錘、２６はメインスイッチである。

次にその作用について説明する。

今、第１図に示すように台ハカリ１５の玉受台２４に定
量の錘２５を載せ、額板２０上に空の包装用袋２１を置
き、タイマー（図示せず）の時間設定スイッチ２３を回
転させて自らの仕事能力に合った時間、例えば青年男子
の場合は短く、老人・女性の場合は長い時間を設定する
。

そしてメインスイッチ２６を人にすると、タイマーの設
定時間経過後マイクロスイッチ１８と電磁石１０間は通
電状態となり電磁石１０の作動杆１１は戻しバネ１４に
抗して後動し連接杆１２を介してシャッター４を全開さ
せ、シャッター４底外壁４ａの引掛は用ダボ５を係止片
６の上段上に係止させ（この時目盛さお１９は下った状
態にあるからマイクロスイッチ１８の感知部１８ ａは
押されているので電磁石７との間では切電状態となす、
シたがって電磁石７は作動せず戻しバネ９の作用で係止
片６はシャッター４側へ押され引掛は用ダボ５に確実に
係止される）、タイマー作動停止用スイッチ１３を押し
タイマー（図示せず）の作動を停止する（このようにタ
イマーの作動を停止するようにしたのは、包装用袋２１
に被計量物が投入される当初は目盛さお１９が上下に振
れタイマーが切れたり、入ったりするのでその状態を防
止するためである。

）。とともに全開した供給口３からは被計量物、すなわ
ち穀類などが包装用袋２１内に落下する。

そして包装用袋２１内に略定量に近い穀類が入ると目盛
さお１９が上昇してその底部がマイクロスイッチ１８の
感知部１８ ａから離れるがらマイクロスイッチ１８の
感知部１８ａが上方へ押し戻されて人となす、シたがっ
て電磁石７に電流が通じて係止片６を戻しバネ９に抗し
て引張る（この時、目盛さお１９の底部とマイクロスイ
ッチ１８の感知部１８ ａは離れた状態にあるから電磁
石１０は作動せず戻しバネ１４の作用で作動杆１１はシ
ャッター４側に押された状態にある。

すなわち連接杆１２を介してシャッター４を閉じるよう
作用している。

）。そこで引掛は用ダボ５が係止片６の上段上から外れ
、シャッター４が自重と電磁石１０の戻しバネ９の作用
によって下る。

しかじ係止片６にはもう一段（下段）の係止部があるか
らその下段の係止部に引掛は用ダボ５力弓１掛リシヤツ
ター４は完全には閉じきらずタンク２の供給口３は僅か
に開いた状態におかれる。

そして以後はタンク２内の穀類は微量ずつ落下し、定量
に達すると目盛さお１９が第１図に示すように水平とな
り、その先端部１９ ａが無接点スイッチ２２に対接し
て該スイッチ２２が入り、電磁石７に電流が通じて係止
片６が引掛は用ダボ５から外れシャッター４は完全に排
出口３を閉鎖する。

次いで袋詰め完了の包装用袋２１を台ハカリ１５上から
下ろすと再び目盛さお１９が下がりマイクロスイッチ１
８及び無接点スイッチ２２の双方が切となり電磁石７へ
の電流が断たれて係止片６が戻しバネ９によってシャッ
ター４側へ押戻されるとともに、電磁石１０が通電状態
になる。

しがし、あらかじめ設定した所望の時間、タイマー（図
示せず）が作動しているため下ろした包装用袋２１を所
定の位置に持ちはこび、空の包装用袋２１を額板２０」
二に置くまでの間（この間を仕事能力に合わせて設定す
る）シャッター４は全閉状態におがれ、空の包装用袋２
１が額板２０上に置かれるとマイクロスイッチ１８と電
磁石間は通電状態となりシャッター４は全開される。

こうして前述したと同様の作業を繰返すものとする。

以上のようにこの考案は供給タンクのシャッターの開閉
を台はかりの目盛さおの動きに連動させて自動的に行え
るようにするとともに、シャッターの全開をタイマーを
利用して行うようにしたため、この考案に係る装置を利
用する人の能力に合わせて使用することができ、またシ
ャッターの閉鎖を従来のように自重のみを利用するので
はなく電磁石の戻七バネによって自重プラス戻しバネの
作用を利用しているので確用に閉鎖することができる効
果も合わせて有する。

このように本考案の装置を用いれば真に糞力化がはかれ
、正確な計量を能率的に行うことができる。

【図面の簡単な説明】 図面は本考案装置の一実施例を示すもので、第１図は本
考案装置の側面図、第２図は部分斜視図を示すものであ
る。 １・・・・・・揚穀筒、２・・・・・・供給タンク、３
・・・・・・供給口、４・・・・・・シャッター、５・
・・・・・引掛は用ダボ、６・・・・匂系止片、７・・
・・・・電磁石、８・・・・・・作動杆、９・・・・・
・戻しバネ、１０・・・・・・電磁石、１１・・・・・
・作動杆、１２・・・・・・連接杆、１３・・・・・・
タイマー作動停止用スイッチ、１４・・・・・・戻しバ
ネ、］５・・・・・・台ハカリ、１８・・・・・・マイ
クロスイッチ、１８ ａ・・・・・・感知部、１９・・
・・・・目盛さお、２１・・・・・・包装用袋、２２・
・・・・・無接点スイッチ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 揚穀筒１の上方に供給タンク２を取付け、このタンク２
   の下方に台はかり１５を配置し、試合はかり１５の目盛
   さお１９の動きを感知して電磁石７の作動杆８を作動さ
   せる電気回路を形成し、その作動杆８の作動によって前
   記供給タンク２の供給口３に取付けたシャッター４を自
   動的に一部閉鎖と完全閉鎖の二動作を行う装置において
   、前記電磁石７とは別にシャッタ−４全開用電磁石１０
   を配置し、その電磁石１０の作動杆１１とシャッター４
   を連接杆１２で連接し、前記台はかり１５の目盛さお１
   ９の降下を感知して全開用電磁石１０の作動杆１１を作
   動させる電気回路を形成すると共に、この回路中に全開
   用電磁石１０の作動を所望の時間遅らせるタイマーを組
   み込み、所望の時間経過後作動杆１１が作動して前記シ
   ャッター４を全開させるようにした自動秤量装置。