JPH1199339A - 自走式破砕機の衝撃防止装置 - Google Patents

自走式破砕機の衝撃防止装置

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JPH1199339A
JPH1199339A JP27801697A JP27801697A JPH1199339A JP H1199339 A JPH1199339 A JP H1199339A JP 27801697 A JP27801697 A JP 27801697A JP 27801697 A JP27801697 A JP 27801697A JP H1199339 A JPH1199339 A JP H1199339A
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JP
Japan
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hopper
vibrating body
impact
frame
vibrating
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Pending
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JP27801697A
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English (en)
Inventor
Toru Nakayama
徹 中山
Mitsunobu Yamada
光伸 山田
Toshio Kitani
利夫 木谷
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自走式破砕機のホッパおよび振動体が、走行
時に衝突破損することを防止する。 【解決手段】 振動体20の側板21の上端部に衝撃緩
衝部材31を取着し、その上面とホッパ10の補強部材
14の下面との隙間Dを、ホッパ10の下部プレート1
3の下端面と振動体20の床板22との隙間Cより小さ
くする。走行時に振動体20が過大振動した場合、衝撃
緩衝部材31がホッパ10の補強部材14に当接し、ホ
ッパ10の下部プレート13の下端面が、振動体20の
床板22に衝突することはなく破損しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走式破砕機に搭
載されたホッパと、振動フィーダあるいは振動スクリー
ン等の振動体との干渉時の衝撃防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は自走式破砕機1の一例を示す側面
図である。履帯式走行装置2を有する車体3の中央部に
は破砕機4が搭載されており、その一側にはホッパ10
が車体3に固設されたフレーム5上に固設されている。
フレーム5とホッパ10との間にはバネ6を介して振動
フィーダあるいは振動スクリーンよりなる振動体20が
配設されている。破砕機4の他側にはベルトコンベア7
が設けられている。
【0003】自走式破砕機1は作業現場まで自走して移
動する。作業現場において、ショベル等の積み込み機に
よってホッパ10内に岩石等の被破砕物を投入され、振
動体20によって被破砕物を破砕機4に送り込んで破砕
する。破砕された被破砕物はベルトコンベア7によって
車外に搬出される。
【0004】図8はホッパ10部の詳細図である。ホッ
パ10の支脚12はフレーム5上に固設されている。振
動体20はフレーム5上に配設された複数個のバネ6上
に載置され、ホッパ10の下方に位置している。振動体
20の下面には遠心式の起振機21が取着され振動体2
0を矢印Bの方向に振動させる。振動体20の振幅は通
常、静止位置から上下にそれぞれ5mm程度である。
【0005】図9は図8のA−A矢視図である。図9に
示すように、ホッパ10は傾斜プレート11と、その外
側面に溶着された支脚12と、傾斜プレート11の下部
に接続してホッパ10の排出口を形成する垂直な下部プ
レート13とから構成されている。前述のようにホッパ
10の支脚12はフレーム5に取着されており、ホッパ
10の下部プレート13は振動体20の側板21の内側
に重合している。ホッパ10の下部プレート13の下端
面と振動体20の床面22との間には所定の隙間Cが設
けられている。この隙間は、ホッパ10内に被破砕物が
投入されていない空荷状態、かつ静止状態では40mm
程度であり、前記の振動体20の上側振幅5mmに対し
て十分大きな値となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、振動体
20はバネ6上に載置されているだけで上方への移動は
特に規制されていない。そのため、自走式破砕機1を走
行させた場合、車体振動により振動体20が上方に大き
く(隙間C以上)上昇し、振動体20の床面22がホッ
パ10の下部プレート13の下端面に衝突し、大きな衝
撃力Waが加わることがある。その結果、下部プレート
13が図9に示す細い2点鎖線のように変形したり、溶
接部Z1に亀裂を生じたり、あるいは、振動体20を損
傷する場合がある。またホッパ10の下部プレート13
から、ホッパ10の外側面と支脚12との溶接部Z2ま
での距離L2が大きいため、溶接部Z2に加わる曲げモ
ーメントM=Wa×L2が大きくなり、溶接部Z2に亀
裂を生じるという問題がある。これを避けるためには隙
間Cを十分に大きくすればよいが、例えば輸送性や積み
込み性を良くするためには車高を低くする必要があり、
隙間Cを大きくすることは好ましくない。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑み、走行時に
車体振動によってホッパや振動体等が損傷することのな
い自走式破砕機の衝撃防止装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記の
目的を達成するために、本発明に係る自走式破砕機の衝
撃防止装置の第1は、車体3のフレーム5と、フレーム
5上に固設されたホッパ10との間に配設され、フレー
ム5上にバネ6を介して取着された振動フィーダなどの
振動体20を有する自走式破砕機において、ホッパ10
と振動体20との間に衝撃緩衝部材31を介在させたこ
とを特徴としている。
【0009】上記第1構成によれば、振動体20が車両
走行時の車体振動により過大振動を発生して振動体20
側がホッパ10に衝突する場合、衝撃緩衝部材31が衝
突力を緩和し、ホッパ10や振動体20等の損傷を防止
できる。尚、衝撃緩衝部材31は振動体20側に取着し
ても良いし、又はホッパ10側に取着しても良い。
【0010】第2に、車体3のフレーム5と、フレーム
5上に固設されたホッパ10との間に配設され、フレー
ム5上にバネ6を介して取着された振動フィーダなどの
振動体20を有する自走式破砕機において、ホッパ10
と振動体20とを固定自在とするロック装置40を有す
ることを特徴としている。
【0011】上記第2構成によれば、ロック装置40に
より任意にホッパ10と振動体20とを固定できるた
め、走行時にはロック装置40によりホッパ10と振動
体20とを固定して走行時の車体振動に伴う振動体20
の過大振動を防止できる。したがって、ホッパ10と振
動体20との衝突による損傷を防止することができる。
また、車両停止時にはホッパ10と振動体20との固定
を解除し、破砕作業を可能とすることができる。尚、ロ
ック装置40は油圧シリンダ44で固定ピン43を挿入
する方式としても良く、また油圧シリンダ44を走行時
には固定動作させ、停止時には固定解除動作させるコン
トローラ57を用いて自動化し、オペレータの負担を軽
減させてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態及び実施例】以下に、本発明に係る
自走式破砕機の衝撃防止装置の実施例を図1〜図6を参
照して説明する。
【0013】図1は図8におけるA−A矢視図であり、
第1実施例の衝撃防止装置30を示している。振動体2
0の側板21の上端部にゴムあるいは高分子素材等の弾
性体よりなる衝撃緩衝部材31を、振動体20の前後、
左右の隅部4か所に取着する。衝撃緩衝部材31の上面
とホッパ10の傾斜プレート11の外面下部に固設され
た補強部材14との隙間Dは、振動体20の床面22と
ホッパ10の下部プレート13の下端面との隙間Cより
十分に小さい。例えば、隙間C=40mmに対して隙間
Dは21mmである。また、衝撃緩衝部材31の内側端
面32とホッパ10の下部プレート13の外側面との隙
間Fは、振動体20の側板21と下部プレート13との
隙間Eより小さい。例えば、隙間E=15mmに対して
隙間F=10mmである。
【0014】車体振動等により振動体20が上昇する
と、衝撃緩衝部材30はホッパ10の補強部材14に当
接する。したがって、ホッパ10の下部プレート13の
下端面と振動体20の床面22とが当接することはな
い。また、衝撃緩衝部材31は弾性体であるとともに、
衝撃緩衝部材31とホッパ10の補強部材14との距離
が小さいため、補強部材14に加わる衝撃力Wは小さ
い。しかも、衝撃緩衝部材31とホッパ10の傾斜プレ
ート11と支脚12との溶着部Z2との距離L1は従来
のものの距離L2より小さい。したがって、溶着部Z2
に加わる曲げモーメントは小さく、溶着部Z2に亀裂が
発生する恐れは少ない。また、前述のように、振動体2
0の側板21とホッパ10の下部プレート13との隙間
Eより、衝撃緩衝部材31の内側端面32とホッパ10
の下部プレート13との隙間Fを小さくしたため、横方
向の干渉も防止することができる。
【0015】図2は第2実施例の衝撃防止装置30aの
図面である。振動体20の側板21の上端部には弾性体
よりなる矩形断面の衝撃緩衝部材31aが取着されてい
る。その上面とホッパ10の補強部材14との隙間Dは
第1実施例と同様、例えば21mmである。ホッパ10
の補強部材14の下方には、衝撃緩衝部材31aの側面
に相対するプレート15が取着されており、プレート1
5と衝撃緩衝部材31aの側面との隙間Fは第1実施例
と同様、例えば10mmである。作用、効果については
第1実施例と同一なので説明は省略する。
【0016】図3は第3実施例の衝撃防止装置30bの
図面である。ホッパ10の補強部材14の下面には弾性
体よりなる衝撃緩衝部材31bが取着されている。衝撃
緩衝部材31bの下面と振動体20の側板21の上端部
との隙間Dは第1実施例と同様、例えば21mmであ
り、上下方向の衝撃を緩衝する。
【0017】図4は衝撃防止用ロック装置40の一部断
面図である。ホッパ10の支脚12に固設されたブラケ
ット41の左右方向の振動体20側には、ボス42が固
設され、固定ピン43が貫通して摺動自在に挿入されて
いる。ブラケット41の他端側には油圧シリンダ44が
取着され、固定ピン43に連結している。振動体20の
側板21の外側面には孔45を有する筒状ボス46が固
設されており、油圧シリンダ44を伸長したときに固定
ピン43の先端部は筒状ボス46の孔45に嵌入するよ
うになっており、この状態でホッパ10と振動体20と
はロックされる。油圧シリンダ44を縮小したときは固
定ピン43は細い破線で示すように、筒状ボス46の孔
45から抜け出し、ホッパ10と振動体20とのロック
は解除される。このロック装置40は振動体20の前後
左右の4箇所に設けられている。
【0018】油圧シリンダ44を伸長し、固定ピン43
を筒状ボス46の孔45に嵌入することにより振動体2
0はホッパ10に固定され相対移動しない。したがっ
て、車両走行時にこのロック装置40により振動体20
をホッパ10に固定すれば車両振動により振動体20が
大きく移動することはなく、したがって、振動体20と
ホッパ10とが衝突して破損することはない。車両を停
止して作業をする時には油圧シリンダ44を縮小し、固
定ピン43を筒状ボス46の孔45から抜き出すことに
より振動体20を正常に稼働させることができる。
【0019】上記構成によれば、車両走行時には油圧シ
リンダ44を伸長して振動体20とホッパ10とをロッ
クし、作業時には油圧シリンダを縮小してロックを解除
することとなるが、このロック操作の自動化について以
下に説明する。
【0020】図5は自動ロック装置50のブロック図で
ある。油圧ポンプ51と油圧シリンダ44との間には、
油圧シリンダ44の伸長、縮小を切り換え、振動体20
とホッパ10との固定と解除とを切り換える電磁切換弁
52が介装されている。油圧シリンダ44のボトム回路
53上には固定側圧力スイッチ又は圧力センサ55が設
けられ、ヘッド回路54上には解除側圧力スイッチ又は
圧力センサ56が設けられている。コントローラ57は
走行/作業切換スイッチ58および固定側圧力スイッチ
又は圧力センサ55、解除側圧力スイッチ又は圧力セン
サ56と接続しており、電磁切換弁52とも接続してい
る。
【0021】次に、図6のフローチャートに従って自動
ロック装置50の作動について説明する。オペレータが
走行/作業切換スイッチ58を操作するとステップ61
でコントローラ57は走行側と作業側のどちら側に操作
したかを判定する。走行側に操作された場合にはステッ
プ62に進み、コントローラ57はその信号を受けて電
磁切換弁52に制御信号を出力し、固定側に切り換え
る。油圧シリンダ44は伸長して固定ピン43を振動体
20の筒状ボス46の孔45に嵌入し、ホッパ10と振
動体20とを固定する。ステップ63で、油圧シリンダ
44のボトム側の油圧が上昇し、固定側圧力スイッチ又
は圧力センサ55のスイッチがONしたか、あるいは圧
力センサの圧力が規定値以上になったか否かをコントロ
ーラ57は判定する。ステップ63でYESの場合に
は、コントローラ57は固定完了と判断し、電磁切換弁
52を中立に切り換えて固定作業を終わる。ステップ6
3でNOの場合には、コントローラ57は固定完了して
いないと判断してステップ62の前に戻り、電磁切換弁
52を引き続き固定側に切り換え、固定作動を継続させ
る。
【0022】ステップ61で走行/作業スイッチが作業
側に操作された場合にはステップ64に進み、コントロ
ーラ57はその信号を受けて電磁切換弁52に制御信号
を出力し、解除側に切り換える。油圧シリンダ44は縮
小して固定ピン43を振動体20の筒状ボス46の孔4
5から抜き出し、ホッパ10と振動体20との固定を解
除する。ステップ65で、油圧シリンダ44のヘッド側
の油圧が上昇し、解除側圧力スイッチ又は圧力センサ5
6のスイッチがONしたか、あるいは圧力センサの圧力
が規定値以上になったか否かをコントローラ57は判定
する。ステップ65でYESの場合には、コントローラ
57は解除完了と判断し、電磁切換弁52を中立に切り
換えて解除作業を終わる。ステップ65で、NOの場合
には、コントローラ57は解除完了していないと判断し
てステップ64の前に戻り、電磁切換弁52を引き続き
解除側に切り換え、解除作動を継続する。
【0023】尚、固定側圧力スイッチ又は圧力センサ5
5および解除側圧力スイッチ又は圧力センサ56の代わ
りに、油圧シリンダ44のストロークを検出するストロ
ークセンサあるいはリミットスイッチを用い、油圧シリ
ンダ44のストロークを検出して固定完了、解除完了の
判定を行うようにしても良い。
【0024】以上説明したようにロック操作を自動化し
たため、オペレータの操作は容易になるとともに、操作
忘れによりホッパや振動体を損傷する恐れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の衝撃防止装置の図面である。
【図2】第2実施例の衝撃防止装置の図面である。
【図3】第3実施例の衝撃防止装置の図面である。
【図4】衝撃防止用ロック装置の図面である。
【図5】自動ロック装置のブロック図である。
【図6】自動ロック装置の作動を説明するフローチャー
トである。
【図7】自走式破砕機の側面図である。
【図8】自走式破砕機のホッパの詳細側面図である。
【図9】図8のA−A矢視図である。
【符号の説明】
10…ホッパ、11…傾斜プレート、12…支脚、13
…下部プレート、14…補強部材、15…プレート、2
0…振動体、21…側板、22…床面、30,30a,
30b…衝撃防止装置、31,31a,31b…衝撃緩
衝部材、40…衝撃防止用ロック装置、43…固定ピ
ン、44…油圧シリンダ、46…筒状ボス、50…自動
ロック装置、52…電磁切換弁、55…固定側圧力スイ
ッチ又は圧力センサ、56…解除側圧力スイッチ又は圧
力センサ、57…コントローラ、58…走行/作業切換
スイッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(3) のフレーム(5) と、フレーム
    (5) 上に固設されたホッパ(10)との間に配設され、フレ
    ーム(5) 上にバネ(6) を介して取着された振動フィーダ
    などの振動体(20)を有する自走式破砕機において、ホッ
    パ(10)と振動体(20)との間に衝撃緩衝部材(31)を介在さ
    せたことを特徴とする自走式破砕機の衝撃防止装置。
  2. 【請求項2】 車体(3) のフレーム(5) と、フレーム
    (5) 上に固設されたホッパ(10)との間に配設され、フレ
    ーム(5) 上にバネ(6) を介して取着された振動フィーダ
    などの振動体(20)を有する自走式破砕機において、ホッ
    パ(10)と振動体(20)とを固定自在とするロック装置(40)
    を有することを特徴とする自走式破砕機の衝撃防止装
    置。
JP27801697A 1997-09-26 1997-09-26 自走式破砕機の衝撃防止装置 Pending JPH1199339A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1058250A4 (en) * 1997-12-24 2004-12-22 Tdk Corp OPTICAL RECORDING MEDIUM AND ITS PRODUCTION METHOD
JP2005305368A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 自走式破砕機
JP2006075720A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 自走式破砕機
JP2008183547A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Hitachi Constr Mach Co Ltd 振動スクリーン

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