JP3139773U - 騒音防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造が簡単で、荷台及びゲートを改造することなく取り付けが可能な騒音防止装置を提供する。
【解決手段】 ダンプトラックの荷台30のゲート36を開閉する際に生じる衝撃を緩衝させ、衝撃による騒音の発生を防止する騒音防止装置1であって、前記荷台30に設けられる取付金具2と、該取付金具2に取り付けられるショックアブソーバー10と、該ショックアブソーバー10のロッド13と対向するように前記ゲート36に設けられるとともに、前記ゲート36の開閉の際に前記ショックアブソーバー10のロッド13の先端に当接可能な衝撃受け金具15とを備えてなる。
【選択図】 図4

Description

本考案は、騒音防止装置に関し、特に、ダンプトラックの荷台のゲートを開閉する際に生じる衝撃を緩衝させて、衝撃による騒音の発生を防止するのに好適な騒音防止装置に関する。
ダンプトラックは、土砂等の積荷を運搬するために用いられるトラックであって、荷台に土砂等を積み込んだ状態で目的地まで走行し、目的地において油圧装置によって荷台を傾斜させて荷台から土砂等を排出することにより、目的地に土砂等の積荷を運搬することができるものである。
上記のような構成のダンプトラックにあっては、油圧装置により荷台を傾斜させて土砂等を排出させた後に、油圧装置により荷台を水平状態に戻す際に、荷台の後部又は側部の開口部を開閉するゲートが荷台に衝突することによる衝撃音が発生する。このため、荷台のゲートとの接触部にゴム板等の緩衝材を取り付け、この緩衝材によって衝撃を緩衝させたり、荷台を水平状態に戻す際に、誘導員が荷台とゲートとの間に桟木を差し込んで衝撃を緩衝させたりすることが行われている。
しかし、ゴム板等の緩衝材を荷台に取り付ける方法では、衝撃を十分に緩衝させることができず、衝撃による騒音の発生は避けられない。また、ゴム板等の緩衝材を取り付けるために荷台を改造しなければならず、その作業に時間と手間と費用がかかり、実用的ではない。
さらに、誘導員が桟木を差し込む方法では、誘導員の安全を確保する問題が生じ、その対策に費用が嵩むとともに、土砂等の運搬が長期間に渡る場合には、誘導員の人件費が嵩み、経済的な負担が大きくなる。
一方、上記のような衝撃音の問題に対処するために、特許文献1には、ダンプトラックの荷台にリンク機構を介してショックアブソーバーを取り付け、リアゲートの開閉の際に生じる衝撃をショックアブソーバーで緩衝させ、衝撃による騒音の発生を防止するように構成した防音装置が記載されている。
特開2001−10394号公報
しかし、特許文献1に記載の防音装置は、リアゲートの開閉の際に生じる衝撃をリンク機構を介してショックアブソーバーに入力しているため、衝撃を十分に緩衝させることができず、衝撃による騒音の発生は避けられない。また、構造が複雑であるとともに、荷台及びリアゲートを改造しなければ取り付けることができないため、取り付けに時間と手間と費用がかかり、実用的ではない。
本考案は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、ダンプトラックの荷台のゲートを開閉する際に生じる衝撃を十分に緩衝させることができて、衝撃による騒音の発生を防止することができ、さらに、構造が簡単で荷台及びゲートを改造することなく容易に取り付けることができる騒音防止装置を提供することを目的とする。
上記のような問題を解決するため、本考案は、以下のような手段を採用している。
すなわち、請求項1に係る考案は、ダンプトラックの荷台のゲートを開閉する際に生じる衝撃を緩衝させ、衝撃による騒音の発生を防止するダンプトラックの騒音防止装置であって、前記荷台に設けられる取付金具と、該取付金具に取り付けられるショックアブソーバーと、該ショックアブソーバーのロッドと対向するように前記ゲートに設けられるとともに、前記ゲートの開閉の際に前記ショックアブソーバーのロッドの先端に当接可能な衝撃受け金具とを備えてなることを特徴とする。
本考案による騒音防止装置によれば、ゲートの開閉の際に、荷台側のショックアブソーバーのロッドの先端にゲート側の衝撃受け金具が当接することにより、ゲートの開閉による衝撃が緩衝され、衝撃による騒音の発生が防止される。
請求項2に係る考案は、請求項1に記載の騒音防止装置であって、前記取付金具は、直交する2つの板部を有するL形状の部材であって、一方の第1板部が前記荷台に溶接により一体に取り付けられ、他方の第2板部に前記ショックアブソーバーが取り付けられ、第1板部と第2板部との間が補強部材によって一体に連結されていることを特徴とする。
本考案による騒音防止装置によれば、ショックアブソーバーを荷台に取り付ける場合、取付金具の第1板部を荷台に溶接により一体に取り付け、取付金具の第2板部にショックアブソーバーを取り付ければよいので、荷台を改造することなくショックアブソーバーを荷台に取り付けることができる。また、取付金具の第1板部と第2板部との間は補強部材によって一体に連結されているので、ゲートの開閉の際にゲート側の衝撃受け金具がショックアブソーバーのロッドに当接しても、第1板部及び第2板部が変形するようなことはなく、ゲートからの衝撃をショックアブソーバーのロッドに効率良く入力することができる。
請求項3に係る考案は、請求項1又は2に記載の騒音防止装置であって、前記衝撃受け金具は、直交する2つの板部を有するL形状の部材であって、一方の第1板部が前記ゲートに溶接により一体に取り付けられ、他方の第2板部が前記ショックアブソーバーのロッドの先端に当接可能に配置され、第1板部と第2板部との間が補強部材によって一体に連結されていることを特徴とする。
本考案による騒音防止装置によれば、衝撃受け金具をゲートに取り付ける場合、衝撃受け金具の第1板部をゲートに溶接により一体に取り付けることにより、衝撃受け金具の第2板部をショックアブソーバーのロッドの先端に当接可能に配置することができるので、ゲートを改造することなく衝撃受け金具をゲートに取り付けることができる。また、衝撃受け金具の第1板部と第2板部との間は補強部材によって一体に連結されているので、ゲートの開閉の際に衝撃受け金具の第2板部がショックアブソーバーのロッドに当接しても、第1板部及び第2板部が変形するようなことはなく、ゲートからの衝撃をショックアブソーバーのロッドに効率良く入力することができる。
請求項4に係る考案は、請求項1から3の何れかに記載の騒音防止装置であって、前記荷台は、後部に開口部が設けられるとともに、該開口部を開閉可能に前記荷台の後部に前記ゲートが設けられ、該荷台の側部に前記取付金具が取り付けられ、該取付金具に取り付けられるショックアブソーバーのロッドの先端に対向するように、前記ゲートの側部に前記衝撃受け金具が取り付けられていることを特徴とする。
本考案による騒音防止装置によれば、荷台の後部の開口部に設けられるゲートの開閉の際に、荷台の側部に取付金具を介して取り付けられるショックアブソーバーにゲートの側部に取り付けられる衝撃金具が当接することにより、ゲートからの衝撃が緩衝され、衝撃による騒音の発生が防止されることになる。
請求項5に係る考案は、請求項1から4の何れかに記載の騒音防止装置であって、前記ショックアブソーバーのロッド先端部には、弾性体からなる消音部が着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
本考案による騒音防止装置によれば、ゲートの開閉による衝撃はショックアブソーバーの減衰力によって緩衝されるとともに、ロッドの先端部の消音部によっても緩衝されることになり、衝撃による騒音の発生を防止できることになる。
以上、説明したように、本考案による騒音防止装置によれば、取付金具と、取付金具に取り付けられるショックアブソーバーと、衝撃受け金具とから構成される簡単な構造であり、しかも、荷台及びゲートを改造することなく、荷台及びゲートに取り付けることができるので、取り付けに要する時間と手間と費用とを削減することができる。
また、荷台側のショックアブソーバーのロッドの先端にゲート側の衝撃受け金具を直接に当接させることにより、ゲートの開閉による衝撃を緩衝させるように構成したので、ゲートの開閉の際に生じる衝撃による騒音の発生を確実に防止することができる。
さらに、取付金具の第1板部と第2板部との間を補強部材によって一体に連結し、衝撃受け金具の第1板部と第2板部との間を補強部材によって一体に連結しているので、取付金具及び衝撃受け金具を補強することができ、ゲートからの衝撃によって取付金具及び衝撃受け金具が変形するのを防止でき、ゲートからの衝撃をショックアブソーバーによって効率良く緩衝させることができる。
さらに、ショックアブソーバーの先端部に弾性体からなる消音部を取り付けているので、ショックアブソーバーによる減衰力と消音部の減衰力との協働によってゲートからの衝撃を緩衝させることができ、衝撃による騒音の発生を確実に防止することができる。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施の形態について説明する。
図1〜図6には、本考案による騒音防止装置の一実施の形態が示されていて、図1は騒音防止装置を取り付けた状態を示すダンプトラックの側面図(荷台が水平状態の側面図)、図2は図1のダンプトラックの荷台が傾斜状態の側面図、図3は図1のダンプトラックの背面図、図4は図1のA部の拡大図、図5(a)は取付金具の正面図、図5(b)は図5(a)の左側面図、図6(a)は衝撃受け金具の正面図、図6(b)は図6(a)の左側面図である。
すなわち、本実施の形態の騒音防止装置1は、図1〜図3に示すように、ダンプトラック25の荷台30のゲート36を開閉する際の衝撃を緩衝させ、衝撃による騒音の発生を防止するのに有効なものであって、ダンプトラック25の荷台30とゲート36との間に設けられる。
ダンプトラック25は、図1〜図3に示すように、例えば、車台27を有するトラック本体26と、トラック本体26の車台27に上下方向(図2中のa矢印方向)に可動自在に搭載される荷台30と、荷台30を上下方向に可動させる油圧シリンダ等からなる油圧装置28と、荷台30の開口部35を開閉するゲート36とを備えている。
荷台30は、図1〜図3に示すように、長方形状の底板31と、底板31の両側端(図3中の左右端)に一体に立設される一対の長方形状の側板32と、底板31の前端(図1中の左端)に一体に立設されるとともに、上端が側板32よりも上方に突出する長方形状の前板33とから構成され、底板31と一対の側板32と前板33とによって囲まれる部分に空所34が設けられ、この空所34の内に所定量の土砂等の積荷が積み込まれる。
図1〜図3に示すように、荷台30の後部には、荷台30の後部を開閉可能なゲート36(以下、リアゲート36という。)が取り付けられている。リアゲート36は、荷台30の後部の開口部35とほぼ同じ大きさの長方形板状に形成され、幅方向の両端部(図3中の左右端部)の上端が荷台30の各側板32の後端部(図1中の右端部)の上端にヒンジ37を介して連結され、ヒンジ37を中心として図2中の左右方向(b矢印方向)に回動可能に構成されている。
リアゲート36は、油圧装置28による荷台30の上下方向(図2中のa矢印方向)への可動に追従してヒンジ37を中心として図2中の左右方向(b矢印方向)に回動し、荷台30が水平状態では、図1に示すように、裏面36a(荷台30側の面)が荷台30の側板32及び底板31の後端部(図1中の右端部)に当接し、荷台30の後端部(図1中の右端部)の開口部35を閉塞し、荷台30が傾斜状態では、図2に示すように、裏面36aが荷台30の後端部から離間し、荷台30の後端部の開口部35を開放し、荷台30の空所34内に積み込んだ土砂等を排出可能な状態とする。
騒音防止装置1は、図1〜図3、及び図4に示すように、荷台30の各側板32の後端部(図1中の右端部)の外側面32aに一体に設けられる取付金具2と、取付金具2に取り付けられるショックアブソーバー10と、ショックアブソーバー10と対向するように、リアゲート36の両側面36b(図3中の左右端面)に一体に設けられる衝撃受け金具15とを備えている。
取付金具2は、図4及び図5に示すように、直交する2つの板部3、8を有するL形状の板材(例えば、等辺山形鋼等)からなるものであって、図1〜図4に示すように、一方の第1板部3が荷台30の側板32の外側面32aに沿うように、かつ、他方の第2板部8が荷台30の側板32の外側面32aと直交し、荷台30の側板32の外側面32aから外方に突出するように、第1板部3が荷台30の側板32の外側面32aに溶接により一体に取り付けられている。
図5(b)に示すように、取付金具2の第1板部3の側板32の外側面32aとの接触面4の角部4aには開先処理が施されており、この開先処理が施された角部4aと側板32との外側面32aとの間に形成される隙間内に溶着金属を埋め込むように、第1板部3を側板32の外側面32aに溶接によって一体に連結することにより、第1板部3が側板32の外側面32aに強固に接合される。
図4及び図5に示すように、取付金具2の第1板部3と第2板部8との間の両端部(図5(a)中の左右端部)には、略三角形状の板材からなる補強部材7が溶接により一体に連結され、この補強部材7によって第1板部3及び第2板部8が補強され、リアゲート36の開閉による衝撃がショックアブソーバー10に入力した際に、第1板部3及び第2板部8が変形するのが防止される。
なお、補強部材7は、板材に限らず、丸棒状、角棒状等の棒材であってもよし、その他の形状の部材であってもよい。要は、第1板部3と第2板部8とを直交した状態に保持できる形状のものであればよい。
図5(a)に示すように、第2板部8の先端部8a(第1板部3と反対側の端部)は、両角部にC面取り処理が施され、作業者が両角部に接触して怪我等するのを防止している。なお、第2板部8の先端部8aは、図7に示すように、アール面取り処理を施してもよい。
図4及び図5に示すように、取付金具2の第2板部8の中央部には、第2板部8を厚み方向に貫通する円形状の取付孔8bが設けられ、この取付孔8bを利用して第2板部8の中央部にショックアブソーバー10が着脱可能に取り付けられている。
ショックアブソーバー10は、所望の減衰力を有する油圧式、空圧式、ばね式等の公知のショックアブソーバーであって、図4に示すように、シリンダ11と、シリンダ11内に往復動自在に設けられるピストン(図示せず)と、ピストンに一体に連結されてピストンと一体に往復動自在なロッド13とを備えている。
ショックアブソーバー10は、図4に示すように、シリンダ11を取付金具2の第2板部8の取付孔8b内に挿入し、シリンダ11の外側面に螺着されているナット12を第2板部8の表裏面方向(図4中の左右方向)に締め付けることにより第2板部8の中央部に取り付けられ、これにより、ロッド13がリアゲート36の開閉方向に往復動自在となる。
ロッドの13先端部には、図4に示すように、ゴム等の弾性体からなる消音部14が着脱自在に取り付けられ、この消音部14にリアゲート36に取り付けられる後述する衝撃受け金具15の第2板部20が当接可能に構成されている。
衝撃受け金具15は、図4及び図6に示すように、直交する2つの板部16、20を有するL形状の板材(例えば、等辺山形鋼等の一辺を短くしたもの)からなるものであって、図1〜図4に示すように、一方の第1板部16がリアゲート36の各側面36b(図3の左右端面)に沿うように、かつ、他方の第2板部20がリアゲート36の各側面36bと直交し、リアゲート36の各側面36bから外方に突出し、荷台30側のショックアブソーバー10のロッド13の先端と対向するように、第1板部16がリアゲート36の各側面36bに溶接により一体に取り付けられている。
図6(b)に示すように、衝撃受け金具15の第1板部16のリアゲート36の側面36bとの接触面17の角部17aには開先処理が施されており、この開先処理が施された角部17aとリアゲート36の側面36bとの間に形成される隙間内に溶着金属を埋め込むように、第1板部16をリアゲート36の側面36bに溶接によって一体に連結することにより、第1板部16がリアゲート36の側面36bに強固に接続される。
図4及び図6に示すように、衝撃受け金具15の第1板部16と第2板部20との間の中央部には、略三角形状の板材からなる補強部材19が溶接により一体に連結され、この補強部材19によって第1板部16及び第2板部20が補強され、リアゲート36の開閉による衝撃をショックアブソーバー10で受ける際に、第1板部16及び第2板部20が変形するのが防止される。
なお、補強部材19は、板材に限らず、丸棒状、角棒状等の棒材であってもよし、その他の形状の部材であってもよい。要は、第1板部16と第2板部20とを直交した状態に保持できる形状のものであればよい。
図6(a)に示すように、第2板部20の先端部20a(第1板部16と反対側の端部)の両角部はC面取り処理され、作業者が両角部に接触することによって怪我等するのを防止している。なお、第2板部20の先端部20aは、図8に示すように、アール面取り処理を施してもよい。
次に、上記のように構成した本実施の形態による騒音防止装置1の作用について説明する。
まず、図1に示すように、ダンプトラック25の荷台30を水平状態とし、この状態で荷台30の空所34に所定量の土砂等の積荷を積み込み、ダンプトラック25を走行させて土砂等の積荷を目的地まで運搬し、図2に示すように、目的地において油圧装置28を作動させて荷台30を傾斜させ、荷台30から土砂等の積荷を排出させ、土砂等の積荷を全て排出させた後に、図1に示すように、油圧装置28を作動させて荷台30を水平状態に戻す。
図2に示すように、荷台30を傾斜状態から水平状態に戻す際に、荷台30の可動に追従してリアゲート36がヒンジ37を中心として図2中のb矢印方向に回動し、図1に示すように、荷台30が水平状態になることにより、リアゲート36の裏面36aが荷台30の後端部に接触し、荷台30の後部の開口部35がリアゲート36によって閉塞される。
この場合、図4に示すように、リアゲート36の各側面36bの衝撃受け金具15の第2板部20が荷台30の各側板32の外側面32aのショックアブソーバー10のロッド13の先端に当接し、ロッド13がシリンダ11の内方に移動することにより、リアゲート36からの衝撃が緩衝され、衝撃による騒音の発生が防止される。また、ロッド13の先端部に弾性体からなる消音部14が装着されていることにより、金属製のリアゲート36と金属製のロッド13とが直接に接触するのが避けられ、金属同士の接触による騒音の発生も同時に防止される。
上記のように構成した本実施の形態による騒音防止装置1にあっては、取付金具2とショックアブソーバー10と衝撃受け金具15とから構成される簡単な構造のものであり、しかも、ショックアブソーバー10を取付金具2を介して荷台30の側板32の外側面32aに溶接により取り付け、衝撃受け金具15をリアゲート36の側面36bに溶接により取り付ければよいので、荷台30及びリアゲート36を改造することなく取り付けることができる。従って、取り付けに要する時間と手間と費用を削減することができる。
また、荷台30の側板32の外側面32aに取り付けたショックアブソーバー10に直接にリアゲート36の側面36bに取り付けた衝撃受け金具15を当接させているので、リアゲート26の開閉の際の衝撃をショックアブソーバー10に効率良く入力して、ショックアブソーバー10の減衰力によってリアゲート26からの衝撃を効率良く緩衝させることができ、衝撃による騒音の発生を効率良く防止することができる。
さらに、ショックアブソーバー10のロッド13の先端部に弾性体からなる消音部14を装着しているので、金属製のリアゲート26と金属製のロッド13とが直接に接触することはなく、金属製の部材同士が接触することによる騒音の発生も同時に防止できる。
なお、前記の説明においては、本考案による騒音防止装置1を、荷台30を後方に傾斜させて、荷台30の後部の開口部35をリアゲート36によって開閉するリアダンプトラックに適用したが、図示はしないが、荷台を側方に傾斜させて、荷台の側部に開口部をサイドゲートによって開閉するサイドダンプトラックに適用してもよいし、その他の各種の公知のダンプトラックに適用してもよい。
本考案による騒音防止装置の一実施の形態を示した側面図であって、ダンプトラックの荷台が水平状態の側面図である。 ダンプトラックの荷台が傾斜状態の側面図である。 ダンプトラックの背面図である。 図1のA部の拡大図である。 (a)は取付金具の正面図、(b)は(a)の左側面図である。 (a)は衝撃受け金具の正面図、(b)は(a)の左側面図である。 取付金具の変形例を示した正面図である。 衝撃受け金具の変形例を示した正面図である。
符号の説明
1 騒音防止装置 2 取付金具
3 第1板部 4 接触面
4a 角部 7 補強部材
8 第2板部 8a 先端部
8b 取付孔 10 ショックアブソーバー
11 シリンダ 12 ナット
13 ロッド 14 消音部
15 衝撃受け金具 16 第1板部
17 接触面 17a 角部
19 補強部材 20 第2板部
20a 先端部 25 ダンプトラック
26 トラック本体 27 車台
28 油圧装置 30 荷台
31 底板 32 側板
32a 外側面 33 前板
34 空所 35 開口部
36 ゲート(リアゲート) 36a 裏面
36b 側面 37 ヒンジ

Claims (5)

  1. ダンプトラックの荷台のゲートを開閉する際に生じる衝撃を緩衝させ、衝撃による騒音の発生を防止する騒音防止装置であって、
    前記荷台に設けられる取付金具と、該取付金具に取り付けられるショックアブソーバーと、該ショックアブソーバーのロッドと対向するように前記ゲートに設けられるとともに、前記ゲートの開閉の際に前記ショックアブソーバーのロッドの先端に当接可能な衝撃受け金具とを備えてなることを特徴とする騒音防止装置。
  2. 前記取付金具は、直交する2つの板部を有するL形状の部材であって、一方の第1板部が前記荷台に溶接により一体に取り付けられ、他方の第2板部に前記ショックアブソーバーが取り付けられ、第1板部と第2板部との間が補強部材によって一体に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の騒音防止装置。
  3. 前記衝撃受け金具は、直交する2つの板部を有するL形状の部材であって、一方の第1板部が前記ゲートに溶接により一体に取り付けられ、他方の第2板部が前記ショックアブソーバーのロッドの先端に当接可能に配置され、第1板部と第2板部との間が補強部材によって一体に連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の騒音防止装置。
  4. 前記荷台は、後部に開口部が設けられるとともに、該開口部を開閉可能に前記荷台の後部に前記ゲートが設けられ、該荷台の側部に前記取付金具が取り付けられ、該取付金具に取り付けられるショックアブソーバーのロッドの先端に対向するように、前記ゲートの側部に前記衝撃受け金具が取り付けられていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の騒音防止装置。
  5. 前記ショックアブソーバーのロッド先端部には、弾性体からなる消音部が着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の騒音防止装置。
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