JPH1199072A - ホットプレート - Google Patents

ホットプレート

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JPH1199072A
JPH1199072A JP26575297A JP26575297A JPH1199072A JP H1199072 A JPH1199072 A JP H1199072A JP 26575297 A JP26575297 A JP 26575297A JP 26575297 A JP26575297 A JP 26575297A JP H1199072 A JPH1199072 A JP H1199072A
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fan
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Takayuki Inoue
隆幸 井上
Yoshiichi Kato
芳一 加藤
Takeshi Tomarino
剛 泊野
Hiroshi Matsuo
博 松尾
Hidekazu Suzuki
秀和 鈴木
Koichi Nakano
幸一 中野
Kenji Kimoto
憲志 木本
Miki Yasuno
幹 保野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油煙が室内に拡散するのを防止し、低騒音で
使いやすい家庭用ホットプレートを実現することを目的
とする。 【解決手段】 送風手段は吸気口下方に配置された送風
ファン9と、送風ファンの軸を回転可能に支持する軸受
け12と、送風ファンをベルト駆動するモータ11と、
送風ファンとモータとを保持するベース部材13とを有
し、モータ軸15にはモータ冷却用ファン16と、重心
位置をモータ軸中心位置に有し、かつモータの軸振れを
低減する平面状のフライホイール17と、ベルトを掛け
るプーリ18を設けたホットプレート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭用として焼
き肉などの調理に用いられるホットプレートに関するも
のであり、特に、調理中に発生する油煙の拡散を低減す
るホットプレートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の技術について図7に基づい
て説明する。1はプレート、2はプレート1を加熱する
ための加熱手段、3は外装カバーである。
【0003】以上の構成で、加熱手段2によりプレート
1を加熱し、プレート1上に肉、野菜等の食材を置いて
焼く。この時、肉から出る油や調理前にプレート表面に
塗る油などがプレート上で焼けて大量の油煙が発生し、
飛散したり、上昇気流とともに室内に拡散していき、天
井や壁、床を汚していた。これを防止するために発生す
る油煙そのものを低減する手段として、焼き肉調理時に
はプレート温度を通常より低めに設定するものや、プレ
ートに多数の穴を設けて油をプレート下部に落とすホッ
トプレートが多くみられる。また、発生した油煙を除去
する手段としては、家庭では一般的に換気扇を用いて屋
外に排出している。
【0004】また、業務用の技術としては、食卓テーブ
ルと加熱調理器が一体となり、プレートの周囲または下
部から油煙を強制的に吸引し、ダクトを介して屋外に排
出するものがある。
【0005】また、屋外に排出する必要のないものとし
ては、特開昭62−101218号公報に記載の「ロー
スターにおける消煙方法および装置」にみられるような
油煙を空気と共に循環させてフィルターで濾過する方法
や、それに類似した特開平7−3534号公報に記載の
「無煙ロースター」、特開平7−51168号公報に記
載の「調理用ホットプレート」などが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成のホットプレートでは、多少の油煙低減にはつ
ながるものの発生量としては依然多く、油煙が室内に拡
散するのを防ぐまでには至らなかった。また、換気扇を
用いたとしても、換気扇とホットプレートとの距離関係
や換気扇の能力の問題などから、使う場所の制約を受け
やすい一方、油煙を屋外へ排出するのに時間がかかった
り、室内自体に油煙がいったん拡散するのを防ぐこと
は、その性質上非常に困難であった。
【0007】一方、業務用の技術は装置としても大型で
あり、ダクト工事が必要なことや高価なこともあって、
一般的な家庭で用いることは難しかった。
【0008】また、前記特許公報で提案されているもの
についても、ほとんどが油煙を循環させることのみに着
眼点がおかれ、それを実現するための送風手段を具体的
に提案しているものはなかった。
【0009】本発明は、このような従来の構成が有して
いる課題を解決しようとするもので、油煙が室内に拡散
するのを大幅に低減するだけでなく、安価で、しかもコ
ンパクトな大きさで、低騒音の使いやすい家庭用のホッ
トプレートを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の一つの手段は、皿状のプレートと、プレート
下方に配置された加熱手段と、プレート面の一部に開口
した吸気口と、プレート周壁上部に配置された吹き出し
口と、加熱手段下方で吸気口と吹き出し口とを連結する
空気流路と、空気流路内に配置された送風手段および油
煙除去手段とから成り、送風手段は吸気口下方に配置さ
れた送風ファンと、送風ファンの軸を回転可能に支持す
る軸受けと、送風ファンをベルト駆動するモータと、送
風ファンとモータとを保持するベース部材とを有し、モ
ータ軸にはモータ冷却用ファンと、重心位置をモータ軸
中心位置に有しかつモータの軸振れを低減する重さを有
した平面状のフライホイールと、ベルトを掛けるプーリ
とが設けられた構成とするもので、ベルト駆動に伴うモ
ータ軸の振動が抑制され、モータ単体のみならず機器全
体の振動や騒音を低減させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、皿状のプ
レートと、プレート下方に配置された加熱手段と、プレ
ート面の一部に開口した吸気口と、プレート周壁上部に
配置された吹き出し口と、加熱手段下方で吸気口と吹き
出し口とを連結する空気流路と、空気流路内に配置され
た送風手段および油煙除去手段とから成り、送風手段は
吸気口下方に配置された送風ファンと、送風ファンの軸
を回転可能に支持する軸受けと、送風ファンをベルト駆
動するモータと、送風ファンとモータとを保持するベー
ス部材とを有し、モータ軸にはモータ冷却用ファンと、
重心位置をモータ軸中心位置に有しかつモータの軸振れ
を低減する平面状のフライホイールと、ベルトを掛ける
プーリとが設けられた構成のホットプレートとしたの
で、機器全体の振動や騒音を低減させることができる。
【0012】請求項2記載の発明は、モータ冷却用ファ
ンの径方向外方に壁面を設け、この壁面とベース部材が
一体的に形成された構成の請求項1記載のホットプレー
トとしたので、簡単な構造でモータ冷却の効率を上げる
ことができる一方で、各種衝撃、振動試験に対する品質
が確保しやすくなる。
【0013】請求項3記載の発明は、皿状のプレート
と、プレート下方に配置された加熱手段と、プレート面
の一部に開口した吸気口と、プレート周壁上部に配置さ
れた吹き出し口と、加熱手段下方で吸気口と吹き出し口
とを連結する空気流路と、空気流路内に配置された送風
手段および油煙除去手段とから成り、この送風手段は吸
気口下方に配置された送風ファンと、送風ファンを駆動
するモータを有し、このモータへの通電を開閉する操作
スイッチを設けた構成のホットプレートとしたので、調
理までの待機時間を短くしたり、調理内容に応じて運転
するなど、省エネルギーの観点からみた合理的な使用が
可能となる。
【0014】請求項4記載の発明は、皿状のプレート
と、プレート下方に配置された加熱手段と、プレート面
の一部に開口した吸気口と、プレート周壁上部に配置さ
れた吹き出し口と、加熱手段下方で吸気口と吹き出し口
とを連結する空気流路と、空気流路内に配置された送風
手段および油煙除去手段とから成り、この送風手段は吸
気口下方に配置された送風ファンと、送風ファンをベル
ト駆動するモータを有し、送風ファンは、金属製のリン
グ状の円盤に略中心から放射状に複数の平面部を切り起
こすことで羽根を形成した羽根部材と、円形の金属製の
主板とから成り、主板は羽根部材より材料厚みが大き
く、かつ主板の上に羽根部材を重ね、少なくとも羽根部
材の外周部分で主板を挟み込むように折り返してかしめ
ることで主板と羽根部材が一体的に固定される構成のホ
ットプレートとしたので、構造が簡単で回転体としてバ
ランスのとれた送風ファンを安価に作ることができる。
以下にその発明の実施例について添付図面を参照しつつ
説明する。
【0015】
【実施例】
(実施例1)図1〜4は本発明による実施例を示すもの
で、図1は全体構成図、図2は図1の部分詳細図、図3
は図2を下方から見た平面図、図4はその他の実施例の
例である。
【0016】図において、4はプレート、5はプレート
4を加熱するための加熱手段でシーズヒータから成る。
6はプレート4の略中央に設けられた吸気口、7はプレ
ート周壁で、その上には吹き出し口8が設けられてい
る。9の送風ファンは吹き出し口8から吸気口6に向け
て空気を流すラジアルまたは後退翼の遠心ファンから成
り、ベルト10を介してモータ11により駆動される。
12は送風ファン9の軸を回転可能に支持する軸受け、
13は送風ファン9とモータ11の下側にありモータと
軸受け12とを保持するベース部材、14はベース部材
13を貫通するモータ軸15に取り付けられた止め輪、
16はモータ軸15に挿入されベース部材13と止め輪
14の下側に位置するモータ冷却用ファン、17はモー
タ軸15に挿入されモータ冷却用ファン16の下側に位
置するフライホイールで、モータ冷却用ファンの吸気を
妨げないように開口部32が設けられている。18はモ
ータ軸15に挿入されフライホール17の下側に位置す
るベルトを掛けるためのプーリ、19はベルトが外れな
いようにするためのプーリフランジ、20はモータ冷却
用ファン16、フライホイール17、プーリ18、プー
リフランジ19を止め輪との間で狭持するナットであ
る。なお、プーリ18とプーリフランジ19とは一体的
に形成されていてもよい。
【0017】21はベルトやモータなどの駆動部を安全
に保護する保護カバー、22は保護カバー21に設けら
れた通気口である。23は送風ファン9の吸気側に配置
され吸引した油煙を除去する油煙除去手段でフィルタか
ら成る。24はプレートの吸気口下部に設けられたフィ
ルタカバーでフィルタの固定と油煙の吸気経路を構成し
ている。25は送風ファン9で発生した風を吹き出し口
8に導くための空気流路で遮熱板26と外装カバー27
によって形成されている。28は整流手段で放射状に設
けられたリブから成っており、吹き出し口8から風がプ
レートの周方向に出るのを防ぎ、送風ファン9で発生し
た旋回状の風を吹き出し口8から吸気口6に向けた直線
的な空気の流れ29に整流するものである。
【0018】以下、本実施例における動作と作用につい
て説明する。加熱手段5に通電すると、プレート4が加
熱される。これにより、プレート4上に置かれた調理物
から出てくる油や調理前にプレート4に塗った油が加熱
され、油煙30が発生する。この油煙はプレート加熱で
生じた上昇気流に巻き込まれながら拡散しようとする。
【0019】一方、モータ11に通電するとベルト駆動
により送風ファン9から風が発生し、生じた風は送風フ
ァンの周方向へ旋回するが、整流手段28により吹き出
し口8からはプレートの略中央にある吸気口6へ向けて
直線的に空気が吹き出される。この空気の流れはプレー
ト上で発生する油煙をプレート中央に向けて押し流し、
吸気口6より油煙と共に吸引される。吸引された油煙は
油煙除去手段23によって除去される。従って、油煙が
室内に拡散するのが大幅に低減されることになる。
【0020】一方、モータ11はモータ軸15の先方に
ベルトをかけてベルト駆動することになるが、プーリ1
8近傍にはフライホイール17が取り付けられているの
で、モータ軸の回転は安定し不要な振動は生じない。従
って、モータ単体のみならず機器全体の振動や騒音を低
減させることができる。また、フライホイール17には
開口部32が設けられているので、モータ冷却用ファン
により、保護カバー21に設けられた通気口22から室
内の空気が問題なく吸入されモータを円滑に冷却するこ
とができる。
【0021】一方、モータ冷却用ファン、フライホイー
ル、プーリの位置の上下関係には次のような関係があ
る。例えばフライホイールとモータ冷却用ファンとの上
下関係を逆にする場合、プーリとフライホイールとの距
離が遠ざかり、フライホイールの効果が低減しやすくな
るので注意が必要となる。また、フライホイールをプー
リの下側に設ける場合は、プーリの上側にフライホイー
ルを設けた場合に比べると機器全体の高さが高くなる。
その様子を図4に示す。フライホイールの高さ位置はベ
ルトに対して安全上必要な距離を確保しなければなら
ず、脚31を長くせざるを得なくなるのである(h′>
h)。この時、機器本体の高さをできるだけ低く抑えよ
うとすると、保護カバー底面とテーブル面との距離が近
くなり(d′<d)、モータ冷却用ファンによる冷却空
気の吸入量が減少し、モータ冷却が円滑に行われなくな
ることがあるので注意が必要となる。
【0022】なお、本実施例では開口部を有するフライ
ホイールについて説明したが、開口部を有さずとも例え
ば外形を小さくすることで、モータ冷却用ファンの吸気
の妨げにならないように工夫しても良い。ただし、外形
を大きくして開口部を設けた方が慣性モーメントを大き
くできるので、フライホイールの効果は得られやすいも
のとなる。
【0023】このように本発明によれば、プレート外周
から吹き出した空気が油煙を中央へ押し流し、吸気口か
ら油煙を吸引し、油煙除去手段によって油煙は除去さ
れ、油煙が室内に拡散するのが大幅に低減される。ま
た、フライホイールをモータ軸に設けたので、モータ単
体のみならず機器全体の振動や騒音を低減させることが
できる。従って、コンパクトな大きさで、低騒音の使い
やすい家庭用のホットプレートを実現することができ
る。
【0024】(実施例2)基本的な構成の説明は実施例
1と同様なので省略し、主に図2、図3を用いて本発明
について説明する。
【0025】図3に示されたハッチング部分33は、ベ
ース部材13を絞り加工することで得られた壁面で、保
護カバー21あるいは外装カバー27と合わせて、モー
タ冷却用ファン16の外周部分を包囲している。このた
め、モータ冷却用ファンで発生した風は効率よくモータ
に導かれることになり、モータ冷却の効率が向上する。
【0026】なお、これとは別に、壁面33をモータ冷
却用ファンの全周にわたって形成しても良く、むしろそ
の方が隙間無くモータ冷却用ファンの外周部分を包囲で
きるのでモータ冷却の効率は向上する。
【0027】このように本発明によれば、簡単な構造で
モータ冷却の効率を上げることができる。またモータ固
定部が絞り加工となるのでベース部材の強度向上につな
がり、落下試験等の各種衝撃、振動試験に対する品質が
確保しやすくなる。
【0028】(実施例3)基本的な構成の説明は実施例
1と同様なので省略し、図5を用いて本発明について説
明する。
【0029】図5は、本発明における実施例の外観斜視
図である。34は操作スイッチで、これを操作すること
でモータ11への通電の開閉を行い、送風手段の運転、
停止を任意に行うことができる。
【0030】プレート4は加熱手段5によって加熱され
るが、プレートが設定温度に到達するまでに要する時間
は、送風手段によってプレート表面に空気の流れを形成
しない方がプレート表面の冷却がないぶん早くできる。
しかるに使用者がプレート温度が適温になったことを確
認の上、送風手段の運転を行った方が調理までの待機時
間を短縮できる。また、調理内容によっては送風手段の
運転が不要な場合がある。例えば、野菜だけを焼くなど
油煙の発生を伴わない場合では、油煙除去手段にプレー
ト上の空気を導いても無駄であり、省エネルギーの観点
からみても送風手段は停止した方が合理的である。
【0031】このように本発明によれば操作スイッチを
設けたので、使用者が任意に送風手段の運転、停止を行
え、調理までの待機時間を短くしたり、調理内容に応じ
て運転するなど、省エネルギーの観点からみた合理的な
使用が可能となる。
【0032】(実施例4)基本的な構成の説明は実施例
1と同様なので省略し、図6を用いて本発明について説
明する。
【0033】図6は、図1に示した送風ファン9の部分
詳細図で、(イ)は送風ファン9を上から見た平面図、
(ロ)は(イ)のA−A断面図、(ハ)は(ロ)のB拡
大図である。35は中央に凸部を有した金属製の円盤
で、主板である。36は羽根部材で金属製のリング状の
円盤から成り、ハッチングで示した平面部37を中心か
ら放射状に切り起こすことで羽根38を形成している。
従って平面部37は穴となっている。また、主板35は
羽根部材36より材料厚みが大きく、かつ主板の上に羽
根部材を重ね、羽根部材の内周近傍で羽根部材と主板を
39の位置で複数箇所にわたってスポット溶接やかしめ
を施し、羽根部材の外周部分40で主板を挟み込むよう
に折り返してかしめることで主板と羽根部材が一体的に
固定されている。
【0034】主板35および羽根部材36はプレス加工
によって製造される。主板は単純な形状なので寸法精度
を確保しやすいが、羽根部材は形状が複雑なのでそり等
の変形が生じやすく、回転体としてのバランスが悪くな
るため羽根部材単体ではファンとして高速回転させるこ
とはできない。しかしながら、主板35の材料厚みを大
きくして剛性を高める一方、羽根部材36の材料厚みは
小さくして剛性を低め、内周部分でスポット溶接あるい
はかしめ、外周部分で折り返しによるかしめを行うこと
で羽根部材の主板への密着性を高め、これにより羽根部
材の変形を矯正して回転体としてのバランスを良くする
ことができる。また、主板35を下から当てがうことで
羽根部材36の穴となった平面部37を塞ぐことがで
き、ファンとしての能力低下を防止できる。
【0035】このように本発明によれば、主板の材料厚
みを羽根部材より大きくして密着させるので、羽根部材
の変形を矯正して回転体としてのバランスを良くするこ
とができる。また、主板と羽根部材とを重ねるので、羽
根部材の穴を塞ぐことができ、ファンとしての能力低下
を防止できる。また、送風ファンを、主板、羽根部材の
2個のプレス部品から構成しているので、構造が簡単で
安価に作ることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
皿状のプレートと、プレート下方に配置された加熱手段
と、プレート面の一部に開口した吸気口と、プレート周
壁上部に配置された吹き出し口と、加熱手段下方で吸気
口と吹き出し口とを連結する空気流路と、空気流路内に
配置された送風手段および油煙除去手段とから成り、送
風手段は吸気口下方に配置された送風ファンと、送風フ
ァンの軸を回転可能に支持する軸受けと、送風ファンを
ベルト駆動するモータと、送風ファンとモータとを保持
するベース部材とを有し、モータ軸にはモータ冷却用フ
ァンと、重心位置をモータ軸中心位置に有しかつモータ
の軸振れを低減する平面状のフライホイールと、ベルト
を掛けるプーリとが設けられた構成なので、ベルト駆動
に伴うモータ軸の振動が抑制され、モータ単体のみなら
ず機器全体の振動や騒音を低減させることができる。従
って、コンパクトな大きさで、低騒音の使いやすい家庭
用のホットプレートを実現することができる。
【0037】本発明の請求項2記載の発明によれば、モ
ータ冷却用ファンの径方向外方に壁面を設け、この壁面
とベース部材が一体的に形成された構成なので、簡単な
構造でモータ冷却の効率を上げることができる。またベ
ース部材の強度が向上し各種衝撃、振動試験に対する品
質が確保しやすくなる。
【0038】本発明の請求項3記載の発明によれば、皿
状のプレートと、プレート下方に配置された加熱手段
と、プレート面の一部に開口した吸気口と、プレート周
壁上部に配置された吹き出し口と、加熱手段下方で吸気
口と吹き出し口とを連結する空気流路と、空気流路内に
配置された送風手段および油煙除去手段とから成り、こ
の送風手段は吸気口下方に配置された送風ファンと、送
風ファンを駆動するモータを有し、このモータへの通電
を開閉する操作スイッチを設けた構成なので、使用者が
任意に送風手段の運転、停止を行え、調理までの待機時
間を短くしたり、調理内容に応じて運転するなど、省エ
ネルギーの観点からみた合理的な使用が可能となる。
【0039】本発明の請求項4記載の発明によれば、皿
状のプレートと、プレート下方に配置された加熱手段
と、プレート面の一部に開口した吸気口と、プレート周
壁上部に配置された吹き出し口と、加熱手段下方で吸気
口と吹き出し口とを連結する空気流路と、空気流路内に
配置された送風手段および油煙除去手段とから成り、こ
の送風手段は吸気口下方に配置された送風ファンと、送
風ファンをベルト駆動するモータを有し、送風ファン
は、金属製のリング状の円盤に略中心から放射状に複数
の平面部を切り起こすことで羽根を形成した羽根部材
と、円形の金属製の主板とから成り、主板は羽根部材よ
り材料厚みが大きく、かつ主板の上に羽根部材を重ね、
少なくとも羽根部材の外周部分で主板を挟み込むように
折り返してかしめることで主板と羽根部材が一体的に固
定される構成なので、羽根部材の変形を矯正して回転体
としてのバランスを良くすることができる。また、主板
と羽根部材とを重ねるので羽根部材の穴を塞ぐことがで
き、ファンとしての能力低下を防止できる。また送風フ
ァンを、主板、羽根部材の2個のプレス部品から構成し
ているので、構造が簡単で安価に作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、2、3、4におけるホット
プレートの断面図
【図2】本発明の実施例1、2におけるホットプレート
の部分断面図
【図3】本発明の実施例1、2におけるホットプレート
の部分平面図
【図4】本発明の実施例1におけるホットプレートの他
の例における部分断面図
【図5】本発明の実施例3におけるホットプレートの外
観斜視図
【図6】(イ)は本発明の実施例4における送風ファン
の部分平面図 (ロ)は(イ)のA−A断面図 (ハ)は(ロ)の部分拡大図
【図7】従来のホットプレートの断面図
【符号の説明】
1、4 プレート 2、5 加熱手段 3、27 外装カバー 6 吸気口 7 プレート周壁 8 吹き出し口 9 送風ファン 10 ベルト 11 モータ 12 軸受け 13 ベース部材 15 モータ軸 16 モータ冷却用ファン 17 フライホイール 18 プーリ 22 通気口 23 油煙除去手段 25 空気流路 26 遮熱板 28 整流手段 34 操作スイッチ 35 主板 36 羽根部材
フロントページの続き (72)発明者 松尾 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 鈴木 秀和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中野 幸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 木本 憲志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 保野 幹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皿状のプレートと、プレート下方に配置
    された加熱手段と、プレート面の一部に開口した吸気口
    と、プレート周壁上部に配置された吹き出し口と、加熱
    手段下方で吸気口と吹き出し口とを連結する空気流路
    と、空気流路内に配置された送風手段および油煙除去手
    段とから成り、前記送風手段は、吸気口下方に配置され
    た送風ファンと、送風ファンの軸を回転可能に支持する
    軸受けと、送風ファンをベルト駆動するモータと、送風
    ファンとモータとを保持するベース部材とを有し、モー
    タ軸にはモータ冷却用ファンと、重心位置をモータ軸中
    心位置に有しかつモータの軸振れを低減する平面状のフ
    ライホイールと、ベルトを掛けるプーリとが設けられた
    構成のホットプレート。
  2. 【請求項2】 モータ冷却用ファンの径方向外方に壁面
    を設け、この壁面とベース部材が一体的に形成された構
    成の請求項1記載のホットプレート。
  3. 【請求項3】 皿状のプレートと、プレート下方に配置
    された加熱手段と、プレート面の一部に開口した吸気口
    と、プレート周壁上部に配置された吹き出し口と、加熱
    手段下方で吸気口と吹き出し口とを連結する空気流路
    と、空気流路内に配置された送風手段および油煙除去手
    段とから成り、この送風手段は吸気口下方に配置された
    送風ファンと、送風ファンを駆動するモータを有し、こ
    のモータへの通電を開閉する操作スイッチを設けた構成
    のホットプレート。
  4. 【請求項4】 皿状のプレートと、プレート下方に配置
    された加熱手段と、プレート面の一部に開口した吸気口
    と、プレート周壁上部に配置された吹き出し口と、加熱
    手段下方で吸気口と吹き出し口とを連結する空気流路
    と、空気流路内に配置された送風手段および油煙除去手
    段とから成り、この送風手段は吸気口下方に配置された
    送風ファンと、送風ファンをベルト駆動するモータを有
    し、送風ファンは、金属製のリング状の円盤に略中心か
    ら放射状に複数の平面部を切り起こすことで羽根を形成
    した羽根部材と、円形の金属製の主板とから成り、主板
    は羽根部材より材料厚みが大きく、かつ主板の上に羽根
    部材を重ね、少なくとも羽根部材の外周部分で主板を挟
    み込むように折り返してかしめることで主板と羽根部材
    が一体的に固定される構成のホットプレート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112944422A (zh) * 2021-03-18 2021-06-11 宁波方太厨具有限公司 具有减振功能的吸油烟机及吸油烟机的减振控制方法

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