JPH1198856A - 電力変換装置の制御装置 - Google Patents

電力変換装置の制御装置

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JPH1198856A
JPH1198856A JP9249103A JP24910397A JPH1198856A JP H1198856 A JPH1198856 A JP H1198856A JP 9249103 A JP9249103 A JP 9249103A JP 24910397 A JP24910397 A JP 24910397A JP H1198856 A JPH1198856 A JP H1198856A
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JP
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power
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JP9249103A
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English (en)
Inventor
Hajime Yamamoto
肇 山本
Takashi Karibe
孝史 苅部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/30Reactive power compensation

Abstract

(57)【要約】 【課題】スイッチング損失が低減できる電力変換装置の
制御装置を得る。 【解決手段】従来の電力変換装置3A〜3Dに、3A〜
3Dの出力電流等を入力し、所定時間内の変化率に基づ
き前記電力変換装置の定常運転状態を判別する定常運転
判別回路80、80による判別結果に応じて直流電圧指
令を出力する直流電圧指令発生回路90、90からの直
流電圧指令と3A〜3Dの入力直流電圧の偏差に応じた
有効分電圧指令を出力する直流電圧制御回路100、無
効電力指令と3A〜3Dの無効電力の偏差に応じた無効
分電流指令を出力する無効電力制御回路110、有効分
電圧指令と3A〜3Dの入力直流電圧を入力すると共
に、無効分電流指令と3A〜3Dの出力交流電流の無効
分電流を入力し、3A〜3Dの出力電流を制御するため
の信号を出力する電流制御回路15を付加したもの。、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の変換器の交
流出力を変圧器により直列に接続して運転する電力変換
装置において、各変換器の出力電圧の和を正弦波状に制
御すると共に変圧器の各巻線にかかる電圧に直流成分を
生じないように制御する電力変換装置の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図19は、本発明が適用できる従来から
使われている電力変換装置の主回路構成図である。図に
おいて、1は電源系統11に接続される変圧器一次巻
線、2A〜2Dは変圧器一次巻線1に結合された変圧器
二次巻線、3A〜3Dはゲ−トターンオフサイリスタ
(以下単にGTOと記す)とダイオードで構成された単
位変換器(単位電力変換器)、4は直流電源である。
又、5〜10は単位変換器3AのGTOである.図20
は、図19に示す電力変換装置を制御する従来の制御装
置の構成図である。図20において、図19と同一記号
のものは同一機能を備えたものであって、その説明は省
略する。11は電源系統、12は電源系統11の線間電
圧を検出する系統電圧検出器、13は線間電圧→相電圧
変換回路、14は線間電圧→相電圧変換回路13の出力
が印加される三相→二相変換回路、15は電流制御回路
で変換器3A〜3Dの出力電流を制御する。16は加算
器で三相→二相変換回路14と電流制御回路15の出力
を加算する。18は位相角算出回路で加算器16の出力
の二相交流信号を位相角に変換する。19は三角波発生
回路で位相角の0゜から360゜に対応した三角波を発
生する。20はクロスポイント検出回路で二相→三相変
換回路17の出力と、三角波発生回路19の出力が印加
され、三角波と各三相圧指令との交点を検出して変換器
3A〜3DのGTOをオンオフする信号を発生する。7
0はゲートパルス発生回路で変換器3A〜3DのGTO
をオンオフするゲートパルスを発生する。
【0003】図21と図22は、図20に示す従来の制
御装置によって制御した場合の作用を説明するための波
形図である。以下、図19、図20、図21および図2
2を参照しながら説明する。
【0004】図21(a)のVLUV,VLVW,VL
WUは系統電圧検出器12で検出される系統の線間電圧
である。線間電圧→相電圧変換回路13は、下式の演算
を行い線間電圧VLUV、VLVW、VLWUを後述す
る相電圧VLU、VLV、VLWに変換する。
【0005】 VLU=(2×VLUV+VLVW)÷3 VLV=(2×VLVW+VLWU)÷3 VLW=(2×VLWU+VLUV)÷3 三相→二相変換回路14は相電圧VLU,VLV,VL
Wを直交AB座標系の二相信号VLA、VLBに変換す
る。ただし、A軸をU相方向にとりB軸はA軸より90
゜進んだ軸とする。
【0006】 VLA=VLU−(VLV+VLW)÷2 VLB=(VLV−VLW)×31/2 ÷2 三相→二相変換回路14の出力VLA、VLBと電流制
御回路15の出力は加算器16により加算されるが、以
下、説明を分り易くするため電流制御回路15の出力は
零と仮定する。即ち、変換器3A〜3Dが電源系統11
の電圧に等しい電圧を発生し、出力電流が零の状態につ
いて説明する。従つて、加算器16の出力はVA、VB
はVLA、VLBに等しい。位相角演算回路18は下式
の演算を行い、VA、VBから図21(b)に示す位相
角信号THを算出する。
【0007】VBが正で、VAがVBの絶対値より大き
いとき、 TH=tan-1(VB/VA) VBが|VA|より大きいとき TH=−tan-1(VA/VB)十90゜ VAがー|VB|より小さいとき TH=tan-1(VB/VA)十180゜ VBがー|VA|より小さいとき TH=−tan-1(VB/VA)+270゜ VBが負でVAがVBの絶対値より大きいとき TH=tan-1(VB/VA)+360゜ 位相角信号THの波形を図21(b)に示す。三角波発
生回路19は下式の演算を行い、位相角信号THを三角
波信号TRIUAに変換する。
【0008】TH0=(TH)×9 TH0が360゜×n(nは0以上の整数)より大きく 360゜×n+180゜より小さいとき TRIUA=3−(TH0−n×360゜)÷90゜ TH0が360゜×n(nは0以上の整数)+18O゜
より大きく、360゜×n+360゜より小さいとき TRIUA=−1+(TH0−n×360゜)÷90゜ TRIUAの波形を図21(c)に示す。TRIUAは
変換器3AのU相GTOを制御する三角波信号である。
同時に三角波発生回路19は、 TH0=(TH)×9−90゜ TH0=(TH)×9−180゜ TH0=(TH)×9−270゜ として同様の演算を行いTRIUB、TRIUC、TR
IUDを発生する。
【0009】TRIUB、TRIUC、TRIUDは図
示していないが、変換器3B、3C、3C、3DのU相
GTOを制御する三角波信号である.同時に三角波信号
発生回路19は、 TH0=(TH−120゜)×9 TH0=(TH−120゜)×9−90゜ TH0=(TH−120゜)×9−180゜ TH0=(TH−120゜)×9−270゜ として同様の演算を行いTRIVA、TRIVB、TR
IVC、TRIVDを発生する。
【0010】TRIVA、TRIVB、TRIVC、T
RIVDは、図示していないが変換器3A、3B、3
C、3DのV相GTOを制御する三角波信号である。同
時に三角波信号発生回路19は、 TH0=(TH−240゜)×9 TH0=(TH−240゜)×9−90゜ TH0=(TH−240゜)×9−180゜ TH0=(TH−240゜)×9−270゜ として同様の演算を行い、TRIWA、TRIWB、T
RIWC、TRIWDを発生する。
【0011】TRIWA、TRIWB、TRIWC、T
RIWDは図示していないが変換器3A、3B、3C、
3DのW相のGTOを制御する三角波信号である。
【0012】図21において、VURはU相電圧指令で
ある。図21(d)のVUVAは変換器3AのUV線間
電圧である。
【0013】TRIUAとVURをクロスポイント検出
回路20で比較し、VURがTRIUAより大きいとき
GTO5をオンし、VURがTRIUAより小さいとき
GT08をオンする。同様にして、V相電圧指令VVR
とTRIVAを比較して、GTO6、GTO9のオンオ
フを決定し、W相電圧指令VWRとTRIWAを比較し
て、GTO7、GTO10のオンオフを決定する。
【0014】同様に、図21(e)に示すVUVBは変
換器3BのUV線間電圧、図21(f)に示すVUVC
は変換器3CのUV線間電圧、図21(g)に示すVU
VDは変換器3DのUV線間電圧である。
【0015】各線間電圧VUVA、VUVB、VUV
C、VUVDはそれぞれ変圧器二次巻線2A,2B,2
C,2DのU相に加わり、変圧器一次巻線1のU相には
正弦波状の電圧が発生する。同様に変圧器一次巻線1の
V相にはUに対して120゜位相の遅れた電圧が発生
し、U相とV相の線間には図21(h)に示す変換器が
発生するUV相線間電圧VUVが発生する。UV相線間
電圧VUVは系統の線間電圧VLUVと基本波が等しい
電圧となる。
【0016】図22は図20と同一の構成において、時
刻t1の時点で系統のW相の1線が地絡した場合の動作
波形である。図22(c)のFUVAは図22(c)の
VUVAを積分した値すなわち変圧器二次巻線2AのU
V相の磁束に相当する量であり、また図22(d)のF
UVBは図22(d)のVUVBを積分した値すなわち
変圧器二次巻線2BのUV相の磁束に相当する量、図2
2(e)のFUVCは図22(e)のVUVCを積分し
た値すなわち変圧器二次巻線2CのUV相の磁束に相当
する量、図22(f)のFUVDはVUVDを積分した
値すなわち変圧器二次巻線2DのUV相の磁束に相当す
る量である、系統電圧がこのように歪んで非対称になっ
た状態でも、変換器が発生する図22(g)のUV相線
間電圧VUVは、系統のUV相線間電圧VLUVに良く
追従した波形となる。従って、系統電圧と変換器電圧の
差による過電流は発生しない。
【0017】しかし、FUVA、FUVB、FUVC、
FUVDとドリフトして発散してゆくことが分る。これ
は、各変換器3A〜3Dが発生する電圧VUVA、VU
VB、VUVC、VUVDに直流成分が有るためであ
る。従って、この直流成分により変圧器が飽和するため
運転を継続することはできない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】変圧器二次巻線2A、
2B、2C、2Dの自己消弧素子は一周期当り9回のオ
ンオフを繰り返しており、各変換器3A〜3Dの利用率
は同じであるが、スイッチングに伴う損失が大きく、各
変換器3A〜3Dの効率が低下する。
【0019】本発明は、定常運転時のスイッチング損失
を低減でき、また多重変換器の利用率を均等化でき、さ
らに定常運転時のスイッチング損失を低減できると共
に、多重変換器の利用率を均等化できる電力変換装置の
制御装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、複数の自己消弧形スイ
ッチング素子をブリッジ接続してなり、直流電力を交流
電力に変換する複数の単位変換器と、該複数の単位変換
器の交流出力を二次巻線に接続し、各一次巻線を直列接
続する変圧器を介して交流系統に供給する電力変換装置
において、前記電力変換装置の出力電流等を入力し、所
定時間内の変化率に基づき前記電力変換装置の定常運転
状態を判別する定常運転判別手段と、前記定常運転判別
手段による判別結果に応じて直流電圧指令を出力する直
流電圧指令発生手段と、前記直流電圧指令発生手段から
の直流電圧指令と前記電力変換装置の直流電圧の偏差に
応じた有効分電流指令を出力する直流電圧制御手段と、
無効電力指令と前記電力変換装置の無効電力の偏差に応
じた無効分電流指令を出力する無効電力制御手段と、前
記有効分電流指令と前記電力変換装置の出力交流電流の
有効分電流を入力すると共に、前記無効分電流指令と前
記電力変換装置の出力交流電流の無効分電流を入力し、
前記電力変換装置の出力電流を制御するための信号を出
力する電流制御手段と、前記交流系統に印加される系統
電圧を検出する系統電圧検出手段と、前記電流制御手段
の出力信号と前記系統電圧に基づいて前記変圧器の一次
巻線が出力すべき電圧の指令値ベクトルを演算する手段
と、前記電力変換装置が出力できる電圧の実際値ベクト
ルを与える手段と、前記指令値べクトルに基づき実際値
べクトルを選択する手段と、前記選択された実際値ベク
トルに応じて自己消弧形スイッチング素子のオンオフの
指令を演算する手段と、を備え、前記単位変換器が定常
的に1パルス動作となるように制御することを特徴とす
る電力変換装置の制御装置である。
【0021】請求項1に対応する発明によれば、各単位
変換器は直流電圧を変化させて定常的に1パルス動作と
なるように構成したので、スイッチング損失が低減でき
る。
【0022】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、複数の自己消弧形スイッチング素子をブリ
ッジ接続してなり、直流電源の直流電力を交流電力に変
換する複数の単位変換器と、該複数の単位変換器の交流
出力を二次巻線に接続し、各一次巻線を直列接続する変
圧器を介して交流系統に供給する電力変換装置におい
て、前記電力変換装置の出力電流等を入力し、所定時間
内の変化率に基づき前記電力変換装置の定常運転状態を
判別する定常運転判別手段と、前記定常運転判別手段に
よる判別結果に応じて直流電圧指令を前記直流電源に与
えて該直流電源を制御する直流電圧指令発生手段と、前
記電力変換装置の出力交流電流を制御する電流制御手段
と、前記交流系統に印加される電圧を検出し、この検出
電圧と前記電流制御手段の出力信号に基づいて前記変圧
器の一次巻線が出力すべき電圧の指令値ベクトルを演算
する手段と、前記電力変換装置が出力できる電圧の実際
値ベクトルを与える手段と、前記指令値べクトルに基づ
いて実際値べクトルを選択する手段と、該選択された実
際値ベクトルに応じて自己消弧形スイッチング素子のオ
ンオフの指令を演算する手段と、を備え、前記単位変換
器が定常的に1パルス動作となるように制御することを
特徴とする電力変換装置の制御装置である。
【0023】請求項2に対応する発明によれば、各単位
変換器は直流電圧を変化させて定常的に1パルス動作と
なるように構成したので、スイッチング損失が低減でき
る。
【0024】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、複数の自己消弧形スイッチング素子をブリ
ッジ接続してなり、直流電源の直流電力を交流電力に変
換する複数の単位変換器と、該複数の単位変換器の交流
出力を二次巻線に接続し、各一次巻線を直列接続する変
圧器を介して交流系統に供給する電力変換装置におい
て、前記電力変換装置の出力交流電流を制御する電流制
御手段と、前記交流系統に印加される電圧を検出し、こ
の検出電圧と前記電流制御手段の出力信号に基づいて前
記変圧器の一次巻線が出力すべき電圧の指令値ベクトル
を演算する手段と、前記電力変換装置が出力できる電圧
の実際値ベクトルを与える手段と、前記指令値べクトル
に最も近い実際値べクトルを選択する手段と、前記べク
トルを選択する手段に応じて前記各単位変換器の割付け
制御を行う割付け制御手段と、前記指令値ベクトルを演
算する手段からの指令値ベクトルを入力し、該指令値ベ
クトルが1回転する度に、前記各単位変換器に割り付け
る順序を一段ずつずらす指令を前記割付け制御手段に一
定期間与える割付け順序決定手段と、該選択された実際
値ベクトルに応じて自己消弧形スイッチング素子のオン
オフの指令を演算する手段と、前記割付け制御手段から
の出力を入力し、該出力に基づいて前記自己消弧形スイ
ッチング素子のオンオフ指令を発生するゲートパルス発
生するパルス発生手段とを備え、前記各単位変換器のス
イッチング割り付け順序を順次ずらすようにしたことを
特徴とする電力変換装置の制御装置である。
【0025】請求項3に対応する発明によれば、電圧ベ
クトルの回転周期に応じてスイッチング素子の割付けの
順序を順次ずらしていくことで、各単位変換器に与えら
れるスイッチングパターンを均一にでき、各単位変換器
の利用率が均等になる。
【0026】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、複数の自己消弧形スイッチング素子をブリ
ッジ接続してなり、直流電力を交流電力に変換する複数
の単位変換器と、該複数の単位変換器の交流出力を二次
巻線に接続し、各一次巻線を直列接続する変圧器を介し
て交流系統に供給する電力変換装置において、前記電力
変換装置の出力電流等を入力し、所定時間内の変化率に
基づき前記電力変換装置の定常運転状態を判別する定常
運転判別手段と、前記定常運転判別手段による判別結果
に応じて直流電圧指令を出力する直流電圧指令発生手段
と、前記直流電圧指令発生手段からの直流電圧指令と前
記電力変換装置の入力直流電圧の偏差に応じた有効分電
流指令を出力する直流電圧制御手段と、無効電力指令と
前記電力変換装置の無効電力の偏差に応じた無効分電流
指令を出力する無効電力制御手段と、前記有効分電流指
令と前記電力変換装置の出力交流電流の有効分電流を入
力すると共に、前記無効分電流指令と前記電力変換装置
の出力交流電流の無効分電流を入力し、前記電力変換装
置の出力電流を制御するための信号を出力する電流制御
手段と、前記交流系統に印加される系統電圧を検出する
系統電圧検出手段と、前記電流制御手段の出力信号と前
記系統電圧に基づいて前記変圧器の一次巻線が出力すべ
き電圧の指令値ベクトルを演算する手段と、前記電力変
換装置が出力できる電圧の実際値ベクトルを与える手段
と、前記指令値べクトルに最も近い実際値べクトルを選
択する手段と、前記べクトルを選択する手段に応じて前
記各単位変換器の割付け制御を行う割付け制御手段と、
前記指令値ベクトルを演算する手段からの指令値ベクト
ルを入力し、該指令値ベクトルが1回転する度に、前記
各単位変換器に割り付ける順序を一段ずつずらす指令を
前記割付け制御手段に一定期間与える割付け順序決定手
段と、前記割付け制御手段からの出力を入力し、該出力
に基づいて前記自己消弧形スイッチング素子のオンオフ
指令を発生するゲートパルス発生するパルス発生手段と
を備え、前記各単位変換器のスイッチング割り付け順序
を順次ずらすと共に、前記単位変換器が定常的に1パル
ス動作となるように制御することを特徴とする電力変換
装置の制御装置である。
【0027】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、複数の自己消弧形スイッチング素子をブリ
ッジ接続してなり、直流電源の直流電力を交流電力に変
換する複数の単位変換器と、該複数の単位変換器の交流
出力を二次巻線に接続し、各一次巻線を直列接続する変
圧器を介して交流系統に供給する電力変換装置におい
て、前記電力変換装置の出力電流等を入力し、所定時間
内の変化率に基づき前記電力変換装置の定常運転状態を
判別する定常運転判別手段と、前記定常運転判別手段に
よる判別結果に応じて直流電圧指令を前記直流電源に与
えて該直流電源を制御する直流電圧指令発生手段と、前
記交流系統に印加される電圧を検出し、この検出電圧に
基づいて前記変圧器一次巻線が出力すべき電圧の指令値
ベクトルを演算する手段と、前記電力変換装置が出力で
きる電圧の実際値ベクトルを与える手段と、前記指令値
べクトルに最も近い実際値べクトルを選択する手段と、
前記べクトルを選択する手段に応じて前記各単位変換器
の割付けを制御を行う割付け制御手段と、前記指令値ベ
クトルを演算する手段からの指令値ベクトルを入力し、
該指令値ベクトルが1回転する度に、前記各単位変換器
に割り付ける順序を一段ずつずらす指令を前記割付け制
御手段に一定期間与える割付け順序決定手段と、該選択
された実際値ベクトルに応じて自己消弧形スイッチング
素子のオンオフの指令を演算する手段と、前記割付け制
御手段からの出力を入力し、該出力に基づいて前記自己
消弧形スイッチング素子のオンオフ指令を発生するゲー
トパルス発生するパルス発生手段とを備え、前記各単位
変換器のスイッチング割り付け順序を順次ずらすと共
に、前記単位変換器が定常的に1パルス動作となるよう
に制御することを特徴とする電力変換装置の制御装置で
ある。
【0028】請求項4または5に対応する発明によれ
ば、各単位変換器のスイッチング割り付け順序を順次ず
らすと共に、前記単位変換器が定常的に1パルス動作と
なるように制御することにより、スイッチング損失が低
減でき、また各単位変換器に与えられるスイッチングパ
ターンを均一にでき、各単位変換器の利用率が均等にな
る。
【0029】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明は、前記単位変換器の少なくとも1個は交流出
力を0となるようにして予備単位変換器を構成したこと
を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の電力
変換装置の制御装置である。請求項6に対応する発明に
よれば、少なくとも1段分の単位変換器の出力を0と
し、この単位変換器を予備として残るように直流電圧を
調整することで、電圧指令が急変時、すなわち定常状態
から過渡状態に移行するときでも十分な応答が得られ
る。
【0030】前記目的を達成するため、請求項7に対応
する発明は、前記割付け順序決定手段により前記割付け
制御手段に対して与える指令は、前記電圧ベクトルの周
期の整数倍の一定期間としたことを特徴とする請求項3
〜5のいずれか一つに記載の電力変換装置の制御装置で
ある。
【0031】請求項7に対応する発明によれば、変圧器
二次巻線にかかる電圧に直流成分を生じないように制御
できることから、系統の地絡事故などにより系統電圧が
大幅に歪んだとしても、変圧器が飽和することなく、電
力変換装置の運転を継続することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0033】<第1の実施形態>図1は本発明の第1の
実施形態の概略構成を示すブロック図であり、1は電源
系統11に接続される変圧器一次巻線、2A〜2Dは変
圧器一次巻線1に結合された変圧器二次巻線、3A〜3
Dはゲ−トターンオフサイリスタ(以下単にGTOと記
す)とダイオードで構成された単位変換器(単位電力変
換器)、4は直流電源、11は電源系統、12は電源系
統11の線間電圧を検出する系統電圧検出器であり、以
上の構成は、前述した従来の図20と同一である。
【0034】15は電流制御回路で、後述する直流電圧
制御回路100からの有効分電流指令および無効電力制
御回路110からの無効分電流指令をそれぞれ入力し、
これらの各電流指令と、図示しない電流検出器により変
換器3A〜3Dのいずれかに流れる出力電流(実測値)
の電流偏差に基づいて出力信号を出力するものである。
系統電圧検出器12で検出された系統電圧と電流制御回
路15の出力は、後述する指令値ベクトル演算回路30
に送られ、単位変換器3A〜3Dが出力すべき出力ベク
トルを出力する。
【0035】一方、実際値ベクトル発生回路50は、単
位変換器3A〜3Dが実際に出力できる実際値出力ベク
トルを発生する。後述するベクトル選択回路40は、実
際値ベクトルのうち、指令値電圧ベクトルに基づいて電
圧ベクトルを選択する。
【0036】ゲ−トパルス発生回路70は選択された電
圧ベクトルに対応して、電力変換器3Aから3DのGT
Oをオンオフするゲ−トパルスを発生する。
【0037】後述する定常運転判別回路80は、全ての
単位変換器3A〜3Dが定常状態か、非定常状態かを、
電流検出値、無効分電流指令、電圧指令のいずれかによ
り判別し、これに対応した論理信号「1」,「0」を1
周期毎に出力する。
【0038】後述する直流電圧指令算出回路90は、定
常運転判別回路80の判定結果と、直流電圧指令(初期
設定値)と、電圧指令ベクトルの大きさを入力して直流
電圧指令を算出出力する。
【0039】直流電圧制御回路100は、直流電圧指令
算出回路90からの直流電圧指令を入力し、これと現状
の直流電圧とから有効分電流指令を電流制御回路15に
出力する。無効電力制御回路110は、無効電力設定値
と実際の無効電力値を入力し、これらに基づき無効分電
流指令を電流制御回路15に出力する。
【0040】図2は図1の指令値ベクトル演算回路30
の構成動作を説明するための図である。系統電圧検出器
12で検出された電源系統1の線間電庄VLUV,VL
VW,VLWUは、線間→相電圧変換回路301におい
て、次式にしたがって相電圧VLU.VLV、VLWに
変換される。
【0041】 VLU=(2×VLUV+VLVW)/3 VLV=(2×VLVW+VLWU)/3 VLW=(2×VLWU+VLUV)/3 さらに、相電圧VLU、VLV、VLWは、三相→二相
変換回路302において、次式にしたがつでVLA、V
LBに変換される。ただし、A軸をU相方向により、B
軸をA軸より90゜進んだ軸とする。
【0042】 VLA=VLU−(VLV+VLW)/2 VLB=(VLV−VLW)×31/2 /2 三相→二相変換回路302の出力VLA,VLBと電流
制御回路15の出力は加算器303により加算される
が、以下、説明をわかりやすくするために電流制御回路
15の出力は零と仮定する。すなわち、変換器3A〜3
Dが系統電圧11に等しい電圧を発生し、出力電流が零
の状態について説明する。従って、加算器303の出力
CVA、CVBはVLA、VLBに等しい。以上の結果
として、図3に示す電圧指令値べクトルが決定される。
【0043】図4は単位変換器が1台が発生できる出力
電圧は0から6の7通りのべクトルで表すことができ
る。各べクトル0〜6に対応する自己消弧形スイッチン
グ素子のスイッチング状態との関係は下記のようにな
る。
【0044】 GTO5 GTO6 GTO7 GTO8 GTO9 GTO10 ベクトル0 OFF OFF OFF ON ON ON ベクトル1 ON OFF OFF OFF ON ON ベクトル2 ON ON OFF OFF OFF ON べクトル3 OFF ON OFF ON OFF ON べクトル4 OFF ON ON ON OFF OFF べクトル5 OFF OFF ON ON ON OFF ベクトル6 ON OFF ON OFF ON OFF 図5は電力変換器3A〜3Dが変圧器2の一次側に発生
できる電圧に対応する実際値電圧ベクトルを表す図あ
る。図5において原点と各黒丸を結ぶベクトルが実際値
ベクトルを表しており、図5では61通りのベクトルを
表している。
【0045】実際値ベクトル発生回路50は、図5の実
際値ベクトルのうち図6に示す6O゜区間の15個の実
際値ベクトルAB座標値としで以下のように発生する。
【0046】
【数1】
【0047】ここで、VMAXは最大出力時の変圧器1
の1次側相電圧を表す。
【0048】電圧べクトル選択回路40は指令値べクト
ル演算回路30から出力された指令値ベクトルと実際値
ベクトル発生同路50で発生した実際値ベクトルを入力
とし、変換器1の一次側に実際に発生させる電圧ベクト
ルを選択する。
【0049】図8は電圧ベクトル選択回40の動作を説
明するための図である。指令値ベクトル演算回路30か
ら出力された指令値ベクトルのAB座標値(VA,V
B)から位相角演算回路401によって次式で指令値ベ
クトルの位相角THを算出する。
【0050】VBが正でVAが(VBの絶対値)より大
きい TH=tan-1(VB/VA) VBが(VAの絶対値)より大きいとき TH=tan-1(VA/VB)+90゜ VAが−(VBの絶対値)より小さいとき TH=tan-1(VB/VA)+180゜ VBが−(VAの絶対値)より小さいとき TH=tan-1(VA/VB)+270゜ VBが負でVAが(VBの絶対値)より大きいとき TH=tan-1(VB/VA)+360゜ 位相角判別回路402は以下の論理にしたがって電圧べ
クトルがどの60゜区間に属するか表す位相角THAを
決定する。
【0051】 0゜≦TH≦6O゜のとき THA=0゜ 60゜≦TH<120゜のとき THA=6O゜ 12O゜≦TH<180゜のときTHA=120゜ 18O゜≦TH<24O゜のときTHA=180゜ 240゜≦TH<300゜のときTHA=24O゜ 30O゜≦TH<360゜のときTHA=300° 座標変換回路403は位相角判別回路402の出力TH
Aに従って指令値電圧ベクトル(VA,VB)を次式で
座標変換する。
【0052】 VAR−VA×cos(THA)+VB×sin(THA) VBR=−VA×sin(THA)+VB×cos(THA) 距離計算回路404は座標変換回路403の出力である
ベクトルVR=(VAR,VBR)と実際値ベクトル発
生回路50の出力であるV0〜V14と距離L0〜L1
4を次式で演算する。
【0053】
【数2】
【0054】比較回路405は距離計算回路404で計
算した指令値ベクトルと実際値ベクトルの距離L0−L
14の最小値を検出し、最小値に対応する実際値ベクト
ルのAB座標値(VAn,VBn)を出力する。座標変
換回路406は(VAn,VBn)をTHAに基づいて
次式で座標変換する。
【0055】 VAR=VA×cos(THA)−VB×sin(THA) VBR=VA×sin(THA)+VB×cos(THA) 論埋回路60は以下の論埋に従って各単位変換器が出力
すべき電圧ベクトルを決定する。
【0056】(Step1)ベクトル選択回路40の出
力である電圧ベクトルを単位変換器が出力する電圧ベク
トルに次のように分解する。ここで、ベクトル選択回路
40の出力ベクトルをAB座標値で表し、単位変換器3
A〜3Dが出力する電圧ベクトルを図4に記した0〜6
の数字であることとし、単位変換器3Aから3Dが出力
する電圧ベクトルを一組として[1,1,1,1]のよ
うに表現する。
【0057】
【数3】
【0058】上記電圧ベクトルの終点がA軸と60゜を
なす線との間にある場合の合成出力の電圧ベクトルと単
位変換器の出力であるが、これ以外の電圧ベクトルも同
様にして単位変換器の出力する電圧ベクトルに分解す
る。
【0059】(Step2)各単位変換器の現在の出力
電圧ベクトルを3A,3B,3C,3Dの順にチェック
し、単位変換器が出力すべき電圧ベクトルの組を単位変
換器3A〜3Dに割り付ける。例えば、現状の単位変換
器の出力電圧ベクトルが 単位変換器3A 1 単位変換器3B 2 単位変換器3C 2 単位変換器3D 1 のとき、各単位変換器3A〜3Dの出力電圧ベクトル指
令が[1,2,2,2]であるとする。
【0060】(1)変換器3Aの現在の出力電圧ベクト
ルが1であり、電圧ベクトル指令の組に1のベクトルは
含まれるので、単位変換器3Aの次回の出力ベクトルを
1とし、電圧ベクトル指令の組からベクトル1を除く。
【0061】(電圧ベクトル指令の組は[2,2,2]
となる。) (2)変換器3Bの現在の出力電圧ベクトルが2であ
り、電圧ベクトル指令の組に含まれるので、単位変換器
3Bの次回の出力ベクトルを2とし、電圧ベクトル指令
の組からベクトル2を除く。
【0062】(電圧ベクトル指令の組は[2,2]とな
る。) (3)変換器3Cの現在の出力電圧ベクトルが2であ
り、電圧ベクトル指令の組に含まれるので、単位変換器
3Cの次回の出力ベクトルを2とし、電圧ベクトル指令
の組からベクトル2を除く。
【0063】(電圧ベクトル指令の組は[2]とな
る。) (4)変換器3Dの現在の出力電圧ベクトルが1であ
り、電圧ベクトル指令の組に含まれない。電圧ベクトル
指令の組に残っているベクトル2を次回の出力ベクトル
として単位変換器3Dに割り当てる。
【0064】(この例では、電圧ベクトル指令の組は1
つのベクトルしか残っていないが、複数のベクトルが残
っている場合には最初のベクトルを割り当てる。) ゲートパルス発生回路70は前述の電圧ベクトルとGT
Oのスイッチング状態の対応を示した関係に従って、G
TOのオンオフ状態を決定し、ゲートパルスを生成す
る。図8は前述した動作による波形を示している。
【0065】図9は、図1の定常運転判別回路80の構
成を説明するための概略構成図であり、無効分電流指令
を1次遅れ回路81に入力し、ここで電流制御応答時間
以上に時定数を設定する。1次遅れ回路81で設定され
た時定数(電流制御回路の応答の時定数以上とする)
を、変化率算出回路82に入力し、ここで変化率を算出
する。変化率算出回路82により算出された変化率をゼ
ロ検出回路83に入力し、ここでゼロ点が検出されたと
き、定常状態と判断して「1」を出力し、またゼロ点が
検出されないときは非定常状態(過渡状態)と判断して
「0」を出力する。
【0066】なお、1次遅れ回路81に入力する無効分
電流指令は、電圧指令あるいは電流検出値のいずれかに
代えてもよく、電流検出値の場合にはノイズフィルタを
必要とする場合もある。
【0067】図10は、図1の直流電圧指令算出回路9
0の概略構成を示すブロック図であり、演算回路91
と、切換え回路92と、1次遅れ回路93とからなり、
次のように構成されている。
【0068】演算回路91は、電圧指令ベクトルの大き
さVを入力し、以下の演算を行って直流電圧指令EDC
2を出力する。
【0069】EDC2=π÷61/2 ×1÷0.93×1
÷(n−1)×V n=INT(π÷61/2 ×1÷0.93×V÷EDC
F)+1 EDCFは直流電圧検出値である。
【0070】この演算回路91で演算された直流電圧指
令EDC2と、直流電圧指令(初期設定値)EDC1
は、切換え回路92に入力され、切換え回路92に入力
される定常運転判別回路80の判別結果(判定結果)
「1」また「0」に応じて切換え出力EDC0として、
直流電圧指令EDC2またはEDC1を出力する。1次
遅れ回路93は、切換え出力EDC0を入力し、電流制
御回路との干渉を防ぐように電流制御応答時間の数倍の
時定数(干渉を起こさないように十分に大きな時定数)
に遅延される。
【0071】以上述べた実施形態によれば、三相交流電
圧指令に対応する単位変換器が制御されるので、変圧器
1の1次側に正弦波状の電圧を発生する。また、単位変
換器の各GTOは1周期当り1回ずつオンオフを繰り返
しており、従来の技術で述べた方法では9パルス動作で
あるのに対し、本実施形態では、図11に示すように、
定常運転状態では単位変換器の各自己消弧形スイッチン
グ素子が1周期に1回ずつオンオフを繰り返すだけなの
で、スイッチング回数が少なくスイッチング損失が低減
され、高効率な電力変換器が実現できる。
【0072】さらに、1段分の単位変換器が出力が0と
なり、予備として残るように直流電圧を調整すること
で、電圧指令が急変時(定常状態→過渡状態への移行
時)も十分な応答が得られる。
【0073】<第2の実施形態>図12は第2の実施形
態の概略構成を示すブロック図であり、直流電源4に直
流電圧指令算出回路90の出力を入力し、直流電圧指令
算出回路90に定常運転判別回路80の出力を入力する
ように構成し、第1の実施形態では電流制御回路15に
入力していた直流電圧制御回路100と無効電力制御回
路110を取り除くと共に、直流電圧制御回路100に
入力していた直流電圧指令算出回路90を介して定常運
転判別回路80を取り除いたものである。これ以外の点
は、第1の実施形態と同一である。
【0074】このように構成された第2の実施形態も、
第1の実施形態と同様な作用効果が得られる。
【0075】<第3の実施形態>図13は第3の実施形
態の概略構成を示すブロック図であり、これは次のよう
な問題点を改善するためのものである。前述した第1お
よび第2の実施形態では、多重接続された単位変換器の
スイッチングを全体として最適化することで、スイッチ
ング損失を低減することができるが、この場合には各単
位変換器の利用率が不均一になるという問題点があるの
で、この問題点を改善するため以下のように構成したも
のである。
【0076】すなわち、指令値べクトルに最も近い実際
値べクトルを選択する手段例えば図1のベクトル選択回
路40と、ゲートパルス発生回路70の間にある論理回
路60を設けず、この部分に該ベクトル選択回路40の
出力に応じて各単位変換器の割付けを制御を行う割付け
制御手段例えば単位変換器割付け制御回路140を設
け、単位変換器割付け制御回路140の入力側に、指令
値ベクトルを入力し、該指令値ベクトルが1回転する度
に、各単位変換器に割り付ける順序を一段ずつずらす指
令を単位変換器割付け制御回路140に一定期間与える
割付け順序決定手段例えば割付け順序決定回路120を
設け、割付け順序決定回路120の入力側に、指令値ベ
クトル演算回路30の出力を入力して位相を算出する位
相算出回路130を設けたものである。
【0077】そして、電流制御回路15側に接続されて
いる定常運転判別回路80、直流電圧指令算出回路9
0、直流電圧制御回路100、無効電力制御回路110
を設けないようにした点が、図1と異なる点である。
【0078】位相算出回路130は、指令値ベクトル演
算回路30で演算された単位変換器3A〜3Dが出力す
べき指令値ベクトルを入力し、これにより位相を算出す
る。
【0079】図14は、割付け順序決定回路120の概
略構成を示すブロック図であり、これは位相算出回路1
30により算出された位相に基づき単位変換器の割付け
順序を決定する。具体的には、位相算出回路130の出
力信号を入力し、電圧ベクトルの周期の整数倍を検出し
たとき信号を出力する周期検出回路121と、周期検出
回路121の出力をカウントし、例えば1〜m周期毎に
リングカウンタ123をインクリメントするカウンタ1
22を備えており、リングカウンタ123から割付け順
序が出力される。そして単位変換器割付け制御回路14
0は、出力すべき電圧ベクトルを出力する。
【0080】第3の実施形態によれば、電圧指令ベクト
ルが1回転する度に、各単位変換器に割り付ける順序を
リングカウンタによって1段づつずらす方式であるの
で、各単位変化器に割り付けられるスイッチングパター
ンが1周期毎にシフトし、各単位変換器の利用率が平均
化される。
【0081】図15および図16は、以上述べたことを
シミュレーションの解析例を示している。図15は本実
施形態すなわち均等化制御を使用した場合であり、図1
6は本実施形態を使用しない、すなわち均等化制御を使
用した場合であり、(a)は一段目の単位変換器のUV
間線間電圧、(b)は二段目の単位変換器のUV間線間
電圧、(c)は三段目の単位変換器のUV間線間電圧、
(d)は四段目の単位変換器のUV間線間電圧を示して
いる。
【0082】この図から明らかなように、図15は利用
率均等化制御が働き、各段のスイッチングパターンは一
定周期ごとにシフトしていく、結果として単位変換器の
利用率が、図16に比べて均一化されている。ここで
は、簡単なため、スイッチング回数の面で各段が平均化
されているかに注目して、単位変換器利用率を算出した
が、単なるスイッチング回数として平均化されているだ
けでなく、本実施形態ではスイッチングパターン(出力
する線間電圧波形)として平均化されている。
【0083】これに対して、図16の従来例では、割り
付けロジックが常に同じ順序で、各段のスイッチング状
態のチェックおよび変更を繰り返すので、各段はそれぞ
れ同じスイッチングパターンを繰り返すが、そのパター
ンが各単位変換器間で異なる。結果として、各単位変換
器の利用率が段によって異なっている。
【0084】<第4の実施形態>図17は、第4の実施
形態の概略構成を示すブロック図であり、図13の実施
形態に、図1の実施形態と同様に電流制御回路15の入
力側に、設けられている定常運転判別回路80、直流電
圧指令算出回路90、直流電圧制御回路100、無効電
力制御回路110を設けるようにした点が、図13と異
なる点である。
【0085】このように構成することにより、図13の
実施形態と同様に、各単位変換器の利用率が平均化され
るという効果が得られるばかりでなく、図1の実施形態
と同様に定常運転時のスイッチング損失を低減できる。
【0086】<第5の実施形態>図18は、第5の実施
形態の概略構成を示すブロック図であり、図13の実施
形態に、図12の実施形態と同様に直流電源4側に、設
けられている定常運転判別回路80、直流電圧指令算出
回路90を設けるようにした点が、図13と異なる点で
ある。
【0087】このように構成することにより、図13の
実施形態と同様に、各単位変換器の利用率が平均化され
るという効果が得られるばかりでなく、図12の実施形
態と同様に定常運転時のスイッチング損失を低減でき
る。
【0088】<第6の実施形態>前述した第1〜第5の
実施形態は、いずれも各単位変換器3A〜3Dを全て活
かす場合であるが、これを単位変換器3A〜3Dのうち
の少なくとも1個は交流出力が0となるようにし、予備
単位変換器を構成した実施形態である。
【0089】このように構成することにより、電圧指令
が急変時、すなわち定常状態から過渡状態に移行すると
きでも十分な応答が得られる。
【0090】<第7の実施形態>前述の第3〜第5の実
施形態の割付け順序決定回路120は、単位変換器割付
け制御回路140に対して与える指令は、位相算出回路
130で算出される周期の整数倍の一定期間とした実施
形態である。
【0091】このようにすることにより、変圧器二次巻
線にかかる電圧に直流成分を生じないように制御できる
ことから、系統の地絡事故などにより系統電圧が大幅に
歪んだとしても、変圧器が飽和することなく、電力変換
装置の運転を継続することができる。
【0092】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、各単位変換
器のスイッチング割り付け順序を順次ずらすと共に、前
記単位変換器が定常的に1パルス動作となるように制御
することにより、スイッチング損失が低減でき、また各
単位変換器に与えられるスイッチングパターンを均一に
でき、各単位変換器の利用率が均等になる電力変換装置
の制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電力変換装置の制御装置の第1の
実施形態を示すブロック図。
【図2】図1の指令電圧ベクトル演算回路の詳細な構成
を示すブロック図。
【図3】図1の指令電圧ベクトルと二相電圧指令との関
係を示す図。
【図4】図1の単位変換器が発生できる電圧ベクトルを
表す図。
【図5】図1の単位変換器3A〜3Dが発生できる合成
電圧ベクトルを表す図。
【図6】図1の実際値電圧ベクトルが発生する電圧ベク
トルを表す図。
【図7】図1の電圧ベクトル選択回路の詳細な構成を表
すブロック図。
【図8】図1の実施形態の動作を説明するための波形
図。
【図9】図1の定常運転判別回路の詳細な構成を示すブ
ロック図。
【図10】図1の直流電圧指令算出回路の詳細な構成を
示すブロック図。
【図11】図1の作用効果を説明するための出力電圧波
形を示す図。
【図12】本発明による電力変換装置の制御装置の第2
の実施形態を示すブロック図。
【図13】本発明による電力変換装置の制御装置の第3
の実施形態を示すブロック図。
【図14】図13の割付け順序決定回路の詳細な構成を
示すブロック図。
【図15】図13の作用効果を説明するための電圧波形
図。
【図16】図13の作用効果を説明するための電圧波形
図。
【図17】本発明による電力変換装置の制御装置の第4
の実施形態を示すブロック図。
【図18】本発明による電力変換装置の制御装置の第5
の実施形態を示すブロック図。
【図19】本発明を適用できる電力変換装置の主回路構
成図。
【図20】図19の電力変換装置を制御する従来の制御
装置の一例を示すブロック図。
【図21】図20の制御装置の問題点を説明するための
動作波形図。
【図22】図20の制御装置の問題点を説明するための
動作波形図。
【符号の説明】
1…変圧器一次巻線 2A〜2D…変圧器二次巻線 3A〜3D…単位変換器 4…直流電源 11…交流電源系統 12…系統電圧検出器 15…電流制御回路 30…指令値ベクトル演算回路 40…ベクトル選択回路 50…実際値ベクトル発生回路 60…論理回路 70…ゲートパルス発生回路 80…定常運転判別回路 90…直流電圧制御回路 100…直流電圧制御回路 110…無効電力制御回路 120…割付け順序決定回路 130…位相算出回路 140…単位変換器割付け制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の自己消弧形スイッチング素子をブ
    リッジ接続してなり、直流電力を交流電力に変換する複
    数の単位変換器と、該複数の単位変換器の交流出力を二
    次巻線に接続し、各一次巻線を直列接続する変圧器を介
    して交流系統に供給する電力変換装置において、 前記電力変換装置の出力電流等を入力し、所定時間内の
    変化率に基づき前記電力変換装置の定常運転状態を判別
    する定常運転判別手段と、 前記定常運転判別手段による判別結果に応じて直流電圧
    指令を出力する直流電圧指令発生手段と、 前記直流電圧指令発生手段からの直流電圧指令と前記電
    力変換装置の直流電圧の偏差に応じた有効分電流指令を
    出力する直流電圧制御手段と、 無効電力指令と前記電力変換装置の無効電力の偏差に応
    じた無効分電流指令を出力する無効電力制御手段と、 前記有効分電流指令と前記電力変換装置の出力交流電流
    の有効分電流を入力すると共に、前記無効分電流指令と
    前記電力変換装置の出力交流電流の無効分電流を入力
    し、前記電力変換装置の出力電流を制御するための信号
    を出力する電流制御手段と、 前記交流系統に印加される系統電圧を検出する系統電圧
    検出手段と、 前記電流制御手段の出力信号と前記系統電圧に基づいて
    前記変圧器の一次巻線が出力すべき電圧の指令値ベクト
    ルを演算する手段と、 前記電力変換装置が出力できる電圧の実際値ベクトルを
    与える手段と、 前記指令値べクトルに基づき実際値べクトルを選択する
    手段と、 前記選択された実際値ベクトルに応じて自己消弧形スイ
    ッチング素子のオンオフの指令を演算する手段と、 を備え、前記単位変換器が定常的に1パルス動作となる
    ように制御することを特徴とする電力変換装置の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の自己消弧形スイッチング素子をブ
    リッジ接続してなり、直流電源の直流電力を交流電力に
    変換する複数の単位変換器と、該複数の単位変換器の交
    流出力を二次巻線に接続し、各一次巻線を直列接続する
    変圧器を介して交流系統に供給する電力変換装置におい
    て、 前記電力変換装置の出力電流等を入力し、所定時間内の
    変化率に基づき前記電力変換装置の定常運転状態を判別
    する定常運転判別手段と、 前記定常運転判別手段による判別結果に応じて直流電圧
    指令を前記直流電源に与えて該直流電源を制御する直流
    電圧指令発生手段と、 前記電力変換装置の出力交流電流を制御する電流制御手
    段と、 前記交流系統に印加される電圧を検出し、この検出電圧
    と前記電流制御手段の出力信号に基づいて前記変圧器の
    一次巻線が出力すべき電圧の指令値ベクトルを演算する
    手段と、 前記電力変換装置が出力できる電圧の実際値ベクトルを
    与える手段と、 前記指令値べクトルに基づいて実際値べクトルを選択す
    る手段と、 該選択された実際値ベクトルに応じて自己消弧形スイッ
    チング素子のオンオフの指令を演算する手段と、 を備え、前記単位変換器が定常的に1パルス動作となる
    ように制御することを特徴とする電力変換装置の制御装
    置。
  3. 【請求項3】 複数の自己消弧形スイッチング素子をブ
    リッジ接続してなり、直流電源の直流電力を交流電力に
    変換する複数の単位変換器と、該複数の単位変換器の交
    流出力を二次巻線に接続し、各一次巻線を直列接続する
    変圧器を介して交流系統に供給する電力変換装置におい
    て、 前記電力変換装置の出力交流電流を制御する電流制御手
    段と、 前記交流系統に印加される電圧を検出し、この検出電圧
    と前記電流制御手段の出力信号に基づいて前記変圧器の
    一次巻線が出力すべき電圧の指令値ベクトルを演算する
    手段と、 前記電力変換装置が出力できる電圧の実際値ベクトルを
    与える手段と、 前記指令値べクトルに最も近い実際値べクトルを選択す
    る手段と、 前記べクトルを選択する手段に応じて前記各単位変換器
    の割付け制御を行う割付け制御手段と、 前記指令値ベクトルを演算する手段からの指令値ベクト
    ルを入力し、該指令値ベクトルが1回転する度に、前記
    各単位変換器に割り付ける順序を一段ずつずらす指令を
    前記割付け制御手段に一定期間与える割付け順序決定手
    段と、 該選択された実際値ベクトルに応じて自己消弧形スイッ
    チング素子のオンオフの指令を演算する手段と、 前記割付け制御手段からの出力を入力し、該出力に基づ
    いて前記自己消弧形スイッチング素子のオンオフ指令を
    発生するゲートパルス発生するパルス発生手段とを備
    え、前記各単位変換器のスイッチング割り付け順序を順
    次ずらすようにしたことを特徴とする電力変換装置の制
    御装置。
  4. 【請求項4】 複数の自己消弧形スイッチング素子をブ
    リッジ接続してなり、直流電力を交流電力に変換する複
    数の単位変換器と、該複数の単位変換器の交流出力を二
    次巻線に接続し、各一次巻線を直列接続する変圧器を介
    して交流系統に供給する電力変換装置において、 前記電力変換装置の出力電流等を入力し、所定時間内の
    変化率に基づき前記電力変換装置の定常運転状態を判別
    する定常運転判別手段と、 前記定常運転判別手段による判別結果に応じて直流電圧
    指令を出力する直流電圧指令発生手段と、 前記直流電圧指令発生手段からの直流電圧指令と前記電
    力変換装置の入力直流電圧の偏差に応じた有効分電流指
    令を出力する直流電圧制御手段と、 無効電力指令と前記電力変換装置の無効電力の偏差に応
    じた無効分電流指令を出力する無効電力制御手段と、 前記有効分電流指令と前記電力変換装置の出力交流電流
    の有効分電流を入力すると共に、前記無効分電流指令と
    前記電力変換装置の出力交流電流の無効分電流を入力
    し、前記電力変換装置の出力電流を制御するための信号
    を出力する電流制御手段と、 前記交流系統に印加される系統電圧を検出する系統電圧
    検出手段と、 前記電流制御手段の出力信号と前記系統電圧に基づいて
    前記変圧器の一次巻線が出力すべき電圧の指令値ベクト
    ルを演算する手段と、 前記電力変換装置が出力できる電圧の実際値ベクトルを
    与える手段と、 前記指令値べクトルに最も近い実際値べクトルを選択す
    る手段と、 前記べクトルを選択する手段に応じて前記各単位変換器
    の割付け制御を行う割付け制御手段と、 前記指令値ベクトルを演算する手段からの指令値ベクト
    ルを入力し、該指令値ベクトルが1回転する度に、前記
    各単位変換器に割り付ける順序を一段ずつずらす指令を
    前記割付け制御手段に一定期間与える割付け順序決定手
    段と、 前記割付け制御手段からの出力を入力し、該出力に基づ
    いて前記自己消弧形スイッチング素子のオンオフ指令を
    発生するゲートパルス発生するパルス発生手段とを備
    え、前記各単位変換器のスイッチング割り付け順序を順
    次ずらすと共に、前記単位変換器が定常的に1パルス動
    作となるように制御することを特徴とする電力変換装置
    の制御装置。
  5. 【請求項5】 複数の自己消弧形スイッチング素子をブ
    リッジ接続してなり、直流電源の直流電力を交流電力に
    変換する複数の単位変換器と、該複数の単位変換器の交
    流出力を二次巻線に接続し、各一次巻線を直列接続する
    変圧器を介して交流系統に供給する電力変換装置におい
    て、 前記電力変換装置の出力電流等を入力し、所定時間内の
    変化率に基づき前記電力変換装置の定常運転状態を判別
    する定常運転判別手段と、 前記定常運転判別手段による判別結果に応じて直流電圧
    指令を前記直流電源に与えて該直流電源を制御する直流
    電圧指令発生手段と、 前記交流系統に印加される電圧を検出し、この検出電圧
    に基づいて前記変圧器一次巻線が出力すべき電圧の指令
    値ベクトルを演算する手段と、 前記電力変換装置が出力できる電圧の実際値ベクトルを
    与える手段と、 前記指令値べクトルに最も近い実際値べクトルを選択す
    る手段と、 前記べクトルを選択する手段に応じて前記各単位変換器
    の割付けを制御を行う割付け制御手段と、 前記指令値ベクトルを演算する手段からの指令値ベクト
    ルを入力し、該指令値ベクトルが1回転する度に、前記
    各単位変換器に割り付ける順序を一段ずつずらす指令を
    前記割付け制御手段に一定期間与える割付け順序決定手
    段と、 該選択された実際値ベクトルに応じて自己消弧形スイッ
    チング素子のオンオフの指令を演算する手段と、 前記割付け制御手段からの出力を入力し、該出力に基づ
    いて前記自己消弧形スイッチング素子のオンオフ指令を
    発生するゲートパルス発生するパルス発生手段とを備
    え、前記各単位変換器のスイッチング割り付け順序を順
    次ずらすと共に、前記単位変換器が定常的に1パルス動
    作となるように制御することを特徴とする電力変換装置
    の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記単位変換器の少なくとも1個は交流
    出力を0となるようにして予備単位変換器を構成したこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の電
    力変換装置の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記割付け順序決定手段により前記割付
    け制御手段に対して与える指令は、前記電圧ベクトルの
    周期の整数倍の一定期間としたことを特徴とする請求項
    3〜5のいずれか一つに記載の電力変換装置の制御装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011120427A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 不平衡電圧補償方法、不平衡電圧補償装置、三相コンバータの制御方法、および、三相コンバータの制御装置
US11183948B2 (en) 2018-01-29 2021-11-23 Mitsubishi Electric Corporation Series multiplex inverter

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