JPH1198626A - 閉鎖配電盤のユニット位置表示装置及び閉鎖配電盤のユニット位置表示方法 - Google Patents

閉鎖配電盤のユニット位置表示装置及び閉鎖配電盤のユニット位置表示方法

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JPH1198626A
JPH1198626A JP27803997A JP27803997A JPH1198626A JP H1198626 A JPH1198626 A JP H1198626A JP 27803997 A JP27803997 A JP 27803997A JP 27803997 A JP27803997 A JP 27803997A JP H1198626 A JPH1198626 A JP H1198626A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】閉鎖配電盤の高い位置に収納してあるユニット
でも、作業者が立ち位置からその位置が接続位置である
か点検位置であるか或いは断路位置であるかを判読でき
る閉鎖配電盤のユニット位置表示装置を提供する。 【解決手段】ユニット位置表示装置Mは表示部材5と調
整部材6を備えている。表示部材5はユニット枠20に
前方へ付勢されて設けてあり、判読基準部25から張り
出す断路表示部、点検表示部、接続表示部が設けてあ
る。調整部材6はユニット枠2に表示部材5の付勢力よ
り強い付勢力をもって後方へ付勢して設けてあり、所定
位置から後方側では表示部材5を連動させ、前方側では
表示部材5と連動しないようにしてあり、ユニット2の
位置により棚枠1に設けてある基準停止部10と当接し
てユニット枠20に対し相対的に移動し、表示部材5の
移動を制御する。各表示部は判読基準部25とユニット
扉9の間に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は閉鎖配電盤のユニッ
ト位置表示装置及び閉鎖配電盤のユニット位置表示方法
に関するものである。更に詳しくは、閉鎖配電盤の高い
位置に収納してあるユニットでも、作業者が立ち位置か
らその位置が接続位置であるか点検位置であるか或いは
断路位置であるかを判読できるようにしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】閉鎖配電盤に多段に設けてある各種機器
のユニットは、各々が収納してある棚枠から引き出し可
能に形成されている。閉鎖配電盤は、各ユニットが接続
位置、点検位置、断路位置の各位置のうちどの位置にあ
るかがわかるように、ユニット位置を表示する手段を備
えている。図11に従来の一般的なユニット位置表示手
段を示す。これは、接触位置を示す表示(C)と点検位
置を示す表示(M)が表示されたラベル3が棚枠上面に
貼付してあり、矢印が表示されたラベル4がユニットの
ユニット枠に貼付してある構造である。これによれば、
ユニットが押込まれて接続位置にあるときは、ラベル4
の矢印がラベル3の「C」を指し、ユニットが引き出さ
れて点検位置にあるときは矢印が「M」を指し、ユニッ
トが更に引き出されて断路位置にあるときは矢印がラベ
ル3を外れるのでユニットの位置を判読できる。また、
ラベル3、4はそれぞれユニット枠と棚枠の内部側に設
けられており、例えば前方のユニット扉側へ張り出すよ
うな部品等を備えているわけではないので、装置をコン
パクトするには有用である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
なラベルを使用したユニット位置表示手段には、次のよ
うな課題があった。すなわち、ラベル3の表示C、Mと
ラベル4の矢印との位置関係は、ユニット枠に設けてあ
る開口部を通して上方から確認するようになっている。
このため、位置を確認するユニットが閉鎖配電盤の低い
所にある場合は問題ないが、高い位置に収納してある場
合は確認がしにくく、脚立等に昇って確認しなければな
らない場合もあり、手間がかかって効率が悪かった。
【0004】本発明は上記課題を解消するもので、閉鎖
配電盤の高い位置に収納してあるユニットでも、作業者
が立ち位置からその位置が接続位置であるか点検位置で
あるか或いは断路位置であるかを判読できる閉鎖配電盤
のユニット位置表示装置及び閉鎖配電盤のユニット位置
表示方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、所要数の棚枠と、各種機器を備え棚枠に収
納されるユニットと、棚枠の前部を開閉するユニット扉
とを備えた閉鎖配電盤に使用するユニット位置表示装置
であって、上記ユニットのユニット枠には表示部材が設
けてあり、上記表示部材は上記棚枠の内部における上記
ユニットの位置によって上記ユニット枠の前端部に設け
てある判読基準部からの張り出し長さが変化するように
形成してあり、上記表示部材の張り出し部には、張り出
し長さによって接続位置と点検位置及び断路位置が判読
できる表示部が設けてあり、上記ユニットを接続位置に
位置させたとき、上記表示部材の先端部が上記ユニット
枠の前端部と閉じたユニット扉の間に収まるようにして
あることを特徴とする、閉鎖配電盤のユニット位置表示
装置である。
【0006】第2の発明にあっては、所要数の棚枠と、
各種機器を備え棚枠に収納されるユニットと、棚枠の前
部を開閉するユニット扉とを備えた閉鎖配電盤に使用す
るユニット位置表示装置であって、上記ユニットのユニ
ット枠には表示部材が設けてあり、上記表示部材は上記
棚枠の内部における上記ユニットの位置によって上記ユ
ニット枠(20)の前端部に設けてある判読基準部からの張
り出し長さが変化するように形成してあり、上記表示部
材の張り出し部には、張り出し長さによって接続位置と
点検位置及び断路位置が判読できる表示部が設けてあ
り、上記ユニットを棚枠に収納して点検位置と接続位置
間で移動させるときの上記表示部材の進退行程長は、行
程長吸収手段によって上記ユニット枠の進退行程長より
短くなるようにしてあり、上記ユニットを接続位置に位
置させたとき、上記表示部材の先端部が上記ユニット枠
の前端部と閉じたユニット扉の間に収まるようにしてあ
ることを特徴とする、閉鎖配電盤のユニット位置表示装
置である。
【0007】第3の発明にあっては、所要数の棚枠と、
各種機器を備え棚枠に収納されるユニットと、棚枠の前
部を開閉するユニット扉とを備えた閉鎖配電盤に使用す
るユニット位置表示装置であって、上記ユニットのユニ
ット枠に前方へ付勢されて設けてあり、前部側では上記
ユニット枠の前端部の判読基準部から所要長さだけ張り
出すようにしてあり、張り出し部には先部側から順に断
路位置の表示部、点検位置の表示部、接続位置の表示部
が設けてある表示部材と、上記ユニット枠に上記表示部
材の前方への付勢力より強い付勢力をもって後方へ付勢
して設けてあり、所定位置から後方側では上記表示部材
を連動させ、所定位置から前方側では上記表示部材と連
動しないようにしてあり、上記ユニットの位置により上
記棚枠に設けてある基準停止部と当接して上記ユニット
枠に対し相対的に移動し、上記表示部材の移動を制御す
る調整部材と、を備えており、上記ユニットを接続位置
に位置させるとき、上記調整部材と連動し上記ユニット
枠に対し相対的に前方へ移動する上記表示部材は、上記
調整部材が移動中に停止し、先端部が上記ユニット枠の
前端部と閉じたユニット扉の間に収まるようにしてある
ことを特徴とする、閉鎖配電盤のユニット位置表示装置
である。
【0008】第4の発明にあっては、所要数の棚枠と、
各種機器を備え棚枠に収納されるユニットと、棚枠の前
部を開閉するユニット扉と、を備えた閉鎖配電盤におい
て、棚枠内部におけるユニットの位置によって、ユニッ
トのユニット枠前端部の判読基準部からの表示部材の張
り出し長さを変化させ、張り出し部に設けてある表示部
により上記ユニット枠の位置を判読できるよう表示し、
上記ユニットを接続位置に位置させたときに、上記判読
基準部から張り出した上記表示部材の先端部が、上記ユ
ニット枠の前端部と閉じたユニット扉の間に収まるよう
にしてあることを特徴とする、閉鎖配電盤のユニット位
置表示方法である。
【0009】(作用)ユニット枠の前端部に設けてある
判読基準部から張り出して表れる表示部は、ユニット扉
を開けた状態で目視により確認することができる。これ
により、例えば位置を確認するユニットが閉鎖配電盤の
高い位置に収納してある場合でも、ユニットの位置の確
認が容易にできる。従って、従来のようなラベルを使用
したユニット位置表示手段のように、脚立を用意する必
要はなく、作業者が立ち位置から確認作業を効率良く行
うことができる。
【0010】ユニットの接続位置から点検位置までは、
安全を図るためにある程度の移動幅が必要である。本発
明に係るユニット位置表示装置は、表示部材と調整部材
が直結により一体的に動くような構造ではなく、移動範
囲における一部で双方が連動しない部分が設けてある
等、行程長吸収手段によって、ユニットが接続位置から
点検位置まで移動する際の表示部材の移動幅は、調整部
材の移動幅より短くなっている。すなわち、ユニットの
接続位置から点検位置までの移動幅を十分にとって安全
を確保し、かつ表示部材によるユニットの位置の表示
を、ユニット枠の前端部と閉じたユニット扉の間の狭い
範囲内において行うことが可能である。また、表示部材
の進退長を調整して、ユニット扉の厚さを薄くし、閉鎖
配電盤の装置をコンパクトにすることもできる。
【0011】また、表示部材と調整部材は、直結により
一体的に動くような構造ではなく、移動範囲における一
部で双方が連動しない部分が設けてある構造であるの
で、多少の寸法誤差は吸収できる。従って、各部の寸法
精度や組み付け精度は直結の場合のような精度は要求さ
れないので、部品コストを安価にできると共に製造に要
する工数を減らすことができ、製造コストを安価に抑え
ることが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る閉鎖配電盤
のユニット挿入時の要部正面図、図2は閉鎖配電盤のユ
ニットが断路位置にあるときの平面図である。なお、図
2ではユニット位置表示装置Mの図示を省略している。
図3は閉鎖配電盤のユニットが接続位置にあるときの平
面図、図4は閉鎖配電盤のユニットが点検位置にあると
きの表示部の状態を示すA−A矢視図、図5は閉鎖配電
盤のユニットが接続位置にあるときの表示部の状態を示
すA−A矢視図、図6はユニット位置表示装置の構造を
示し、断路状態を示す平面図、図7はユニット位置表示
装置の構造を示し、断路状態を示す側面図、図8はユニ
ット位置表示装置の構造を示し、接続状態を示す側面図
である。なお、図7、図8においては、便宜上、取付ピ
ン21、22、23と係止ピン53、64のネジ頭及び
ストッパー24の図示を省略している。図9はユニット
位置表示装置を構成する表示板の構造を示す正面図、図
10はユニット位置表示装置を構成する調整板の構造を
示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【0013】閉鎖配電盤Bは、多段に設けられた棚枠1
に、各種機器をユニット枠20に取り付けたユニット2
を収納する構造である。ユニット2は手動により出し入
れされる。ユニット枠20の後部には、接触子11が三
箇所に並設してある。棚枠1の後部には、後述する調整
部材6の当接片60が当接する基準停止部10が設けて
ある。また、棚枠1の後方には、各接触子11が接続さ
れる主回路母線12がそれぞれに対応して縦方向へ設け
てある。なお、符号9はユニット扉である(図3に図
示。図1、図2では図示省略)。
【0014】ユニット枠20のうち正面からみた右側の
側部には、本発明に係るユニット位置表示装置Mが設け
てある。ユニット位置表示装置Mは、表示部材5と調整
部材6を備えている。図6、図7、図8、図9、図10
を参照して、表示部材5と調整部材6の構造を説明す
る。表示部材5は板状で、ほぼ長方形状に形成されてい
る。表示部材5の後端側(図9において右端側)には係
止片50が上方へ張り出して設けてある。係止片50の
前端面(図9において左端面)は係止部57となってい
る。また、表示部材5の両側には長孔51、52が設け
てあり、一方の長孔52寄りには、掛止ピン53が設け
てある(図9参照)。
【0015】表示部材5の前部側の一方の面(図9にお
ける背面側)には、先端部に点検位置を表示する黄色に
着色された点検表示部54が設けてあり、この点検表示
部54から後部側へやや離れた位置には、無着色部分を
隔てて接続位置を表示する赤色に着色された接続表示部
55が設けてある。また、表示部材5の先端面には緑色
に着色された断路表示部56が設けてある。
【0016】調整部材6は表示部材5と同じく板状であ
り、長方形状に形成され、後端側は一方の面側(図10
における正面側)へ直角に折曲されて、当接片60が設
けてある。調整部材6の中間部分には折曲されて段部6
1が設けてあり、当接片60寄りには長孔62が設けて
ある。また、調整部材6の前端側には、前部が端辺まで
切り欠かれた溝孔63が設けてあり、溝孔63の前端側
上部には、掛止ピン64が設けてある。この掛止ピン6
4は調整部材6の裏面側へも突出させてあり、この突出
部が係止部65(図6参照)となっている。
【0017】表示部材5と調整部材6は次のようにして
ユニット枠20の側部に取り付けられている。ユニット
枠20の側部の前部寄りには取付ピン21が固着してあ
り、中間部には取付ピン22が固着してあり、後部寄り
には取付ピン23が固着してある。取付ピン21、22
には、表示部材5が長孔51、52をそれぞれ嵌め入れ
て前後方向へスライド可能に取り付けられている。表示
部材5は、長孔51、52の幅で前後に移動が可能であ
り、前部に移動して長孔51、52の後端部が取付ピン
21、22に当接したときには、ユニット枠20の前端
部にある判読基準部25(図4、図5参照)から接続表
示部55が表れるように各部寸法が設定されている。
【0018】また、取付ピン22、23には調整部材6
が溝孔63と長孔62を嵌め入れてスライド可能に取り
付けられている。調整部材6は、段部61により形成さ
れる隙間部分に、表示部材5の後部側を差し入れるよう
にして取り付けられている。調整部材6は、長孔62の
幅で前後に移動が可能である。調整部材6の掛止ピン6
4の裏側の係止部65は、表示部材5の係止片50の前
方に位置させてあり、調整部材6が後退すると係止部6
5が係止片50の係止部57に当接するようにしてあ
る。そして、取付ピン21、22、23には表示部材5
と調整部材6が外れないようにそれぞれストッパー24
(図6に図示)が設けてある
【0019】取付ピン21と表示部材5の掛止ピン53
間には、引張バネ7が掛けてあり、表示部材5はユニッ
ト枠20の前方側へ付勢されている。また、取付ピン2
3と調整部材6の掛止ピン64間には、上記引張バネ7
より付勢力(バネ力)が強い引張バネ8が掛けてあり、
調整部材6はユニット枠20の後方側へ付勢されてい
る。なお、引張バネ7、8の付勢力のバランスにより、
調整部材6が後方へ移動しようとする力の方が表示部材
5が前方へ移動しようとする力より強いので、通常状態
では、調整部材6は最後部(長孔62の前端部が取付ピ
ン23に当接する位置)に位置している。このとき、表
示部材5は、係止片50の係止部57が調整部材6の係
止部65により引っ掛けられることにより、引張バネ7
の付勢力に抗して、後部まで移動している(図7参
照)。また、このときの表示部材5の位置は、前端面に
設けてある断路表示部56が上記判読基準部25と面一
になるようにしてある。
【0020】(作 用)図1ないし図8を参照して、ユ
ニット位置表示装置Mの作用を説明する。ユニット枠2
0を棚枠1に押込んで収納し、接続位置(図3参照)に
位置させるときには、調整部材6の当接片60が基準停
止部10に当り、調整部材6はユニット枠20に対し相
対的に前方へ移動する。表示部材5は、当初調整部材6
に引っ張られて後部に移動しており、前方の所定位置に
来るまでは調整部材6と連動して前方へ移動する。
【0021】そして、双方が所定位置(表示部材5の長
孔51の後部が取付ピン21に当接する位置)に来る
と、表示部材5は停止し、表示部材5の係止部57から
調整部材6の係止部65が離れ、前方位置で表示部材5
と連動しない状態で停止する。このとき、表示部材5
は、調整部材6の影響を受けないので、引張バネ7に付
勢されて最前部へ移動している。これにより、表示部材
5の接続表示部55がユニット枠20の判読基準部25
から張り出して表れている(図5、図8参照)。また、
このとき、表示部材5の先端部はユニット枠20の前端
部と閉じたユニット扉9の間に収まってユニット扉9に
接触しないようになっている。
【0022】ユニット枠20を点検位置まで引き出すと
きには、調整部材6は当接片60と基準停止部10との
接触を保ったまま、前方へ移動するユニット枠20に対
し相対的に後方へ移動することになる。そして、係止部
65が係止片50の係止部57を引っ掛け、表示部材5
を後方へ移動させる。ユニット枠20が点検位置まで移
動したところで、表示部材5の点検表示部54がユニッ
ト枠20の判読基準部25から張り出して表れる(図4
参照)。このように、調整部材6は移動初期において単
独で移動し、所定位置から表示部材5を連動させる。す
なわち、表示部材5の移動幅は調整部材6の移動幅より
短くなっている。
【0023】ユニット枠20を更に引き出して断路位置
にすると、ユニット枠20の判読基準部25から表示部
材5の先端部が突出しなくなり、表示部材5の前端面の
断路表示部56が見えるので、ユニット枠20が断路位
置にあることは、この状態から判読することができる
(図6、図7参照)。
【0024】ユニット枠20の判読基準部25から表れ
る接続表示部55と点検表示部54及び断路表示部57
は、ユニット扉9を開けた状態で目視により確認するこ
とができる。接続表示部55と点検表示部54はユニッ
ト枠20の判読基準部25から張り出して表れ、断路表
示部57は判読基準部25と面一となって表れる。従っ
て、例えば、位置を確認するユニット2が閉鎖配電盤B
の高い位置に収納してある場合でも、作業者は立ち位置
から容易に確認することができるので、従来のラベルを
使用するユニット位置表示手段のように、脚立等を用意
する必要はなく、確認作業を効率良く行うことができ
る。
【0025】なお、ユニット2の接続位置から点検位置
までは、安全を図るためにある程度(例えば、25mm
程度)の移動幅が必要である。本発明に係るユニット位
置表示装置Mは、表示部材5と調整部材6が直結により
一体的に動く構造ではなく、移動範囲における一部で、
双方が連動しない部分が設けてある構造である。従っ
て、ユニット2の接続位置から点検位置までの移動幅を
十分にとって安全を確保し、かつ表示部材5によるユニ
ット2の位置の表示をユニット枠20の前端部と閉じた
ユニット扉の9間の狭い範囲内において行うことが可能
になり、例えば、表示部材5の移動幅を先端部がユニッ
ト扉9に当らない幅(例えば12mm程度)に収めるこ
とができる。
【0026】また、表示部材5と調整部材6は、上記の
ように直結により一体的に動くような構造ではなく、移
動範囲における一部で双方が連動しない部分が設けてあ
る構造であるので、多少の寸法誤差は吸収できる。従っ
て、各部の寸法精度や組み付け精度は直結の場合のよう
な精度は要求されないので、部品コストを安価にできる
と共に製造に要する工数を減らすことができ、製造コス
トを安価に抑えることが可能になる。
【0027】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)ユニット枠の前端部に設けてある判読基準部から
張り出して表れる表示部は、ユニット扉を開けた状態で
目視により確認することができる。これにより、例えば
位置を確認するユニットが閉鎖配電盤の高い位置に収納
してある場合でも、ユニットの位置の確認が容易にでき
る。従って、従来のようなラベルを使用したユニット位
置表示手段のように、脚立を用意する必要はなく、作業
者が立ち位置から確認作業を効率良く行うことができ
る。
【0029】(b)ユニットの接続位置から点検位置ま
では、安全を図るためにある程度の移動幅が必要であ
る。本発明に係るユニット位置表示装置は、表示部材と
調整部材が直結により一体的に動くような構造ではな
く、移動範囲における一部で双方が連動しない部分が設
けてある等、行程長吸収手段によって、ユニットが接続
位置から点検位置まで移動する際の表示部材の移動幅
は、調整部材の移動幅より短くなっている。すなわち、
ユニットの接続位置から点検位置までの移動幅を十分に
とって安全を確保し、かつ表示部材によるユニットの位
置の表示を、ユニット枠の前端部と閉じたユニット扉の
間の狭い範囲内において行うことが可能である。また、
表示部材の進退長を調整して、ユニット扉の厚さを薄く
し、閉鎖配電盤の装置をコンパクトにすることもでき
る。
【0030】(c)表示部材と調整部材は、直結により
一体的に動くような構造ではなく、移動範囲における一
部で双方が連動しない部分が設けてある構造であるの
で、多少の寸法誤差は吸収できる。従って、各部の寸法
精度や組み付け精度は直結の場合のような精度は要求さ
れないので、部品コストを安価にできると共に製造に要
する工数を減らすことができ、製造コストを安価に抑え
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る閉鎖配電盤のユニット挿入時の要
部正面図。
【図2】閉鎖配電盤のユニットが断路位置にあるときの
平面図。
【図3】閉鎖配電盤のユニットが接続位置にあるときの
平面図。
【図4】閉鎖配電盤のユニットが点検位置にあるときの
表示部の状態を示すA−A矢視図。
【図5】閉鎖配電盤のユニットが接続位置にあるときの
表示部の状態を示すA−A矢視図。
【図6】ユニット位置表示装置の構造を示し、断路状態
を示す平面図。
【図7】ユニット位置表示装置の構造を示し、断路状態
を示す側面図。
【図8】ユニット位置表示装置の構造を示し、接続状態
を示す側面図。
【図9】ユニット位置表示装置を構成する表示板の構造
を示す正面図。
【図10】ユニット位置表示装置を構成する調整板の構
造を示し、(a)は平面図、(b)は正面図。
【図11】従来のユニット位置表示手段を示す説明図。
【符号の説明】
B 閉鎖配電盤 1 棚枠 10 基準停止部 11 接触子 12 主回路母線 2 ユニット 20 ユニット枠 21、22、23 取付ピン 24 ストッパー 25 判読基準部 M ユニット位置表示装置 5 表示部材 50 係止片 51、52 長孔 53 掛止ピン 54 点検表示部 55 接続表示部 56 断路表示部 57 当接部 6 調整部材 60 当接片 61 段部 62 長孔 63 溝孔 64 掛止ピン 65 係止部 7 引張バネ 8 引張バネ 9 ユニット扉

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要数の棚枠(1) と、各種機器を備え棚
    枠(1) に収納されるユニット(2) と、棚枠(1) の前部を
    開閉するユニット扉(9) とを備えた閉鎖配電盤に使用す
    るユニット位置表示装置であって、 上記ユニット(2) のユニット枠(20)には表示部材(5) が
    設けてあり、上記表示部材(5) は上記棚枠(1) の内部に
    おける上記ユニット(2) の位置によって上記ユニット枠
    (20)の前端部に設けてある判読基準部(25)からの張り出
    し長さが変化するように形成してあり、 上記表示部材(5) の張り出し部には、張り出し長さによ
    って接続位置と点検位置及び断路位置が判読できる表示
    部が設けてあり、 上記ユニット(2) を接続位置に位置させたとき、上記表
    示部材(5) の先端部が上記ユニット枠(20)の前端部と閉
    じたユニット扉(9) の間に収まるようにしてあることを
    特徴とする、 閉鎖配電盤のユニット位置表示装置。
  2. 【請求項2】 所要数の棚枠(1) と、各種機器を備え棚
    枠(1) に収納されるユニット(2) と、棚枠(1) の前部を
    開閉するユニット扉(9) とを備えた閉鎖配電盤に使用す
    るユニット位置表示装置であって、 上記ユニット(2) のユニット枠(20)には表示部材(5) が
    設けてあり、上記表示部材(5) は上記棚枠(1) の内部に
    おける上記ユニット(2) の位置によって上記ユニット枠
    (20)の前端部に設けてある判読基準部(25)からの張り出
    し長さが変化するように形成してあり、 上記表示部材(5) の張り出し部には、張り出し長さによ
    って接続位置と点検位置及び断路位置が判読できる表示
    部が設けてあり、 上記ユニット(2) を棚枠(1) に収納して点検位置と接続
    位置間で移動させるときの上記表示部材(5) の進退行程
    長は、行程長吸収手段によって上記ユニット枠(20)の進
    退行程長より短くなるようにしてあり、 上記ユニット(2) を接続位置に位置させたとき、上記表
    示部材(5) の先端部が上記ユニット枠(20)の前端部と閉
    じたユニット扉(9) の間に収まるようにしてあることを
    特徴とする、 閉鎖配電盤のユニット位置表示装置。
  3. 【請求項3】 所要数の棚枠(1) と、各種機器を備え棚
    枠(1) に収納されるユニット(2) と、棚枠(1) の前部を
    開閉するユニット扉(9) とを備えた閉鎖配電盤に使用す
    るユニット位置表示装置であって、 上記ユニット(2) のユニット枠(20)に前方へ付勢されて
    設けてあり、前部側では上記ユニット枠(20)の前端部の
    判読基準部(25)から所要長さだけ張り出すようにしてあ
    り、張り出し部には先部側から順に断路位置の表示部、
    点検位置の表示部、接続位置の表示部が設けてある表示
    部材(5) と、 上記ユニット枠(2) に上記表示部材(5) の前方への付勢
    力より強い付勢力をもって後方へ付勢して設けてあり、
    所定位置から後方側では上記表示部材(5) を連動させ、
    所定位置から前方側では上記表示部材(5) と連動しない
    ようにしてあり、上記ユニット(2) の位置により上記棚
    枠(1) に設けてある基準停止部(10)と当接して上記ユニ
    ット枠(20)に対し相対的に移動し、上記表示部材(5) の
    移動を制御する調整部材(6) と、 を備えており、 上記ユニット(2) を接続位置に位置させるとき、上記調
    整部材(6) と連動し上記ユニット枠(20)に対し相対的に
    前方へ移動する上記表示部材(5) は、上記調整部材(6)
    が移動中に停止し、先端部が上記ユニット枠(20)の前端
    部と閉じたユニット扉(9) の間に収まるようにしてある
    ことを特徴とする、 閉鎖配電盤のユニット位置表示装置。
  4. 【請求項4】 所要数の棚枠(1) と、各種機器を備え棚
    枠(1) に収納されるユニット(2) と、棚枠(1) の前部を
    開閉するユニット扉(9) と、を備えた閉鎖配電盤におい
    て、 棚枠(1) 内部におけるユニット(2) の位置によって、ユ
    ニット(2) のユニット枠(20)前端部の判読基準部(25)か
    らの表示部材(5) の張り出し長さを変化させ、張り出し
    部に設けてある表示部により上記ユニット枠(20)の位置
    を判読できるよう表示し、 上記ユニット(2) を接続位置に位置させたときに、上記
    判読基準部(25)から張り出した上記表示部材(5) の先端
    部が、上記ユニット枠(20)の前端部と閉じたユニット扉
    (9) の間に収まるようにしてあることを特徴とする、閉
    鎖配電盤のユニット位置表示方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014020409A3 (en) * 2012-07-31 2014-07-03 Abb Technology Ltd. A compact switchgear and a shutter arrangement therefor
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