JPH119858A - 鋸等の鞘 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋸等を収容する鞘にあって、鋸等の出し入れ
の際、刃部によって鞘が削り取られるのを防止すること
を目的とする。的とする。 【構成】 内部に鋸等の刃部を差入れ得る形の収容部を
形成するとともに、収容部における刃部の差入れ口部付
近に回転ローラーを取り付けたことを特徴とする鋸等の
鞘。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、鋸等の鞘の改良に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】山林での枝打ち作業や庭木の剪定作業等
の際には、鋸やナタ等を鞘に入れて腰に下げておき、必
要な時に取り出して使用するのが普通であるが、従来一
般に使用されている鞘は、鋸等の刃の形よりも大きめの
木材や合成樹脂体の内部に、刃の形に対応させた収容部
を形成するとともに、その上方部に腰への取り付け用ベ
ルトを取り付けた構成となっているのが普通である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような鞘に鋸等を
装着して作業を行なう場合、鋸等が必要となれば柄を握
って鞘から引出し、また、不要となれば刃部を鞘に納め
るという動作を頻繁に繰り返すことになるのであるが、
それらの動作の度に、刃部が鞘に形成した収容部の入口
付近に接触することになるのである。

【０００４】しかし、鋸やオノ等は、もともと木材を切
断するためのものであり、刃は鋭利に形成されており、
その刃部が木材で形成した鞘の収容部に頻繁に接触すれ
ば、当然その接触部分が徐々に削り取られることにな
り、そのようなことを防止しようとすれば、鞘全体を刃
によって削り取られない硬い材質のもので形成する必要
があるのであるが、そうすれば、必然的に鞘全体が重く
なるばかりではなく、出し入れの際、刃を傷めることに
なるのである。

【０００５】この発明は、従来の構成のものにみられた
このような問題点を解決しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明は、内部に鋸等
の刃部を差入れ得る形の収容部を形成するとともに、収
容部における刃部の差入れ口部付近に回転ローラーを取
り付け、鋸等の出し入れの際、刃部が回転ローラーに接
触するように構成することによって、従来の構成のもの
にみられた上記の欠点を除去しようとするものである。

【０００７】

【実施例】図面にもとづいて、この発明の一実施例を説
明すると、鞘本体１は、図１ないし図３に示すとおり、
内部に収容しようとする鋸の刃部４の形に対応するとと
もに、それよりもやや大きい形の収容部２を形成し、収
容部２内に鋸の刃部４を出し入れする際、鋸刃４の鋭利
部が接触する可能性のある箇所に、中心部に孔を有する
ローラー３を配置させるとともに、該ローラー３の孔部
に軸５を打ち込むことによって、ローラー３を回動自在
の状態にして取り付けた構成となっているのである。

【０００８】

【発明の効果】この発明にかかる鞘本体１は、上記のよ
うな構成であって、鋸等の出し入れの際、鋸等における
鋭利箇所が、ローラーに接触して回転させる状態となる
ため、その鋭利部分によって鞘を損傷することなくスム
ーズに操作し得るし、また、出し入れの際に刃を傷める
ことがないという利点があるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】鞘に鋸を装着させた状態を示す正面図である。

【図２】鞘の構成を示す縦断面図である。

【図３】鞘に鋸を装着させた状態を示す縦断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 鞘本体 ２ 収容部 ３ ローラー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 内部に鋸等の刃部４を差入れ得る形の収
   容部２を形成するとともに、収容部２における差入れ口
   部付近に回転ローラー３を取り付けたことを特徴とする
   鋸等の鞘。