JPH1198266A - トーン信号検出器 - Google Patents

トーン信号検出器

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JPH1198266A
JPH1198266A JP25564897A JP25564897A JPH1198266A JP H1198266 A JPH1198266 A JP H1198266A JP 25564897 A JP25564897 A JP 25564897A JP 25564897 A JP25564897 A JP 25564897A JP H1198266 A JPH1198266 A JP H1198266A
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JP
Japan
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value
frequency
tone signal
output
threshold value
Prior art date
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Application number
JP25564897A
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English (en)
Inventor
Yukimasa Sugino
幸正 杉野
Hisashi Yajima
久 矢島
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振幅変調の有無による特定トーン検出方式を
実現する。 【解決手段】 入力トーン信号101に対し帯域通過フ
ィルタ(図1(b))を用い所定の周波数成分だけを選
択し通過する周波数選択手段1による帯域トーン信号1
02に対し、振動数検出手段2で検出対象振幅変調トー
ン信号の平均電力と変調度に基づく所定閾値L1との比
較結果で所定時間T1内の当該トーン信号102とL1
との交差回数を計数し、振幅変調有無判定用振動数10
3として検出する。判定手段3で当該振動数103の出
力値に対し検出対象振幅変調トーン信号のキャリア周波
数と上記所定時間T1とに基づく所定閾値L2との比較
結果で振幅変調の有無判定をし、出力トーン検出信号1
04として生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電話回線で伝送す
るトーン信号を検出するトーン信号検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば特開昭63−236460号公
報に示す従来のトーン信号検出器は図13のように、D
FT演算器10と20は、入力トーン信号101に対し
DFT(Discrete Fourier Tran
sform:離散フーリエ変換)演算を施し、周波数領
域の電力成分のうち周波数f1とf2がたとえば1kH
zと2.9kHzの電力W1とW2を抽出する。積分器
30は、入力トーン信号101に対し積分を施し電力W
bを算出する。比較器40は、電力W1に対する電力W
2の電力比W2/W1と電力W2に対する電力Wbの電
力比Wb/W2とを求め、W2/W1>閾値aかつWb
/W2<閾値bのときトーン信号が到来したものと判定
し、トーン信号の有無を検出する出力トーン検出信号1
04を生成する。
【0003】上記従来のトーン信号検出器は、トーン信
号の電力成分は音声信号の電力成分が比較的大きい周波
数f1近傍で存在しないのに対し、比較的小さい周波数
f2近傍で大きい特徴を利用する方式(振幅変調の有無
による特定トーン信号を検出しない方式)を採る。
【0004】一般に電話回線を用いる伝送信号の中に
は、ファクシミリ装置が送受信をするモデム信号のほか
に音声信号等を含むことがあるため、ファクシミリ装置
のモデム信号送受信時はモデム信号の先頭に現れるトレ
ーニング信号を検出後、後段の復調等処理を施す必要が
ある。図14に示すように音声信号の平均的パワースペ
クトラムは実線、トレーニング信号(V.29モデムで
各周波数0.5kHzと1.7kHzと2.9kHzの
電力成分をもつ3つのトーン重畳信号と実質的に等価)
のパワースペクトラムは点線でそれぞれ表される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のト
ーン信号検出器では、振幅変調の有無による特定トーン
信号を検出しない方式を採るから、電話通信において用
いられるトーン信号に対して振幅変調の有無に拘らず一
様に検知できるが、一般的に振幅変調されたリングバッ
クトーン(呼出音)信号と振幅変調されないダイヤルト
ーン(発信音)やビジートーン(話中音)のいずれかを
識別検知できない問題点があった。
【0006】この発明が解決しようとする課題は、トー
ン信号検出器で電話通信において用いられる振幅変調さ
れたトーン信号の有無判定をする方式(振幅変調の有無
による特定トーン信号検出方式)を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のトーン信号検
出器は、上記課題を解決するための手段を設け、振幅変
調の有無による特定トーン検出方式を採ることを特徴と
する。
【0008】周波数選択手段は、入力トーン信号に対し
所定の周波数成分を選択し帯域通過をする。または入力
トーン信号のS/N比が十分高いときは用いない。
【0009】振動数検出手段は、周波数選択手段による
帯域トーン信号または入力トーン信号または当該入力信
号の絶対値に対し、別途設定をする閾値と交差する所定
時間内の回数を計数し、または別途設定をするオフセッ
ト値との加算値が0レベルと交差する所定時間内の回数
を計数し、振幅変調有無判定用振動数として検出する。
または別途設定をする閾値もしくはオフセット値に代え
て、当該入力信号の信号強度(当該入力信号に対し2乗
値和、絶対値和、移動平均値またはピーク値演算を施し
算出する)に対し平滑化をしたもしくは所定係数を乗じ
た適応閾値もしくはオフセット値を設定する(または適
応閾値もしくはオフセット値として下限値を設定す
る)。または別途設定をする閾値もしくはオフセット値
に代えて、当該振動数の出力値に対し所定閾値との比較
結果により増減した閾値もしくはオフセット値を設定す
る。または別途設定をする閾値もしくはオフセット値と
して複数値を設定し、複数振動数を検出する。
【0010】判定手段は、振動数検出手段による振動数
の出力値に対し、所定閾値との比較結果による振幅変調
の有無判定をする。または振動数検出手段による複数振
動数の各出力値に対し、所定閾値との比較結果による各
振幅変調有無判定の論理和を最終的な判定結果とする。
または当該複数振動数の各出力から選択するゼロ出現頻
度の所定比率に最も近い出力値に対し、所定閾値との比
較結果による振幅変調有無判定をする。または振動数検
出手段による振動数の出力値に対し、所定閾値との比較
結果のオン/オフ変化が、一定時間内に所定数以上ある
かどうか、生じる時間間隔について複数回一定範囲内に
入るかどうか、もしくは生じる平均時間間隔について一
定範囲内に入るかどうかによる振幅変調有無判定をす
る。または当該振動数の出力値に対し、ヒステリシス特
性をもつように動作する所定閾値との比較結果、過去の
複数回の最大値と最小値との差と所定閾値との比較結
果、過去の複数回の最大値と最小値との比と所定閾値と
の比較結果、現在と過去の振動数出力値の差が所定閾値
を越える頻度と所定閾値との比較結果、もしくは現在と
過去の振動数出力値の差の積分値と所定閾値との比較結
果による振幅変調有無判定をする。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施の一形態を示すト
ーン信号検出器は図1(a)のように、周波数選択手段
1は、入力トーン信号101に対したとえば帯域通過フ
ィルタを用い検出対象周波数以外の雑音成分を除去し、
所定の周波数成分だけを選択し帯域トーン信号102と
して通過する。振動数検出手段2は、周波数選択手段1
による帯域トーン信号102に対し検出対象の振幅変調
されたトーン信号の平均電力と変調度に基づく所定の閾
値L1との比較結果で所定の時間T1内に帯域トーン信
号102がL1と交差する回数を計数し、振幅変調の有
無判定用振動数103として検出する。判定手段3は、
振動数検出手段2による振動数103の出力値に対し検
出対象の振幅変調されたトーン信号のキャリア周波数ω
cと上記所定の時間T1とに基づく所定の閾値L2との
比較結果で振幅変調の有無判定をし、出力トーン検出信
号104として生成する。雑音の影響を受けないで所定
閾値設定による振幅変調の有無判定ができる。
【0012】上記実施の形態のトーン信号検出器は、電
話通信において用いられる振幅変調されたトーン信号の
有無判定をする方式(振幅変調の有無による特定トーン
検出方式)を採る。
【0013】周波数選択手段1は図1(b)のように、
帯域通過フィルタとして構成する。乗算器11と11a
〜11jは、入力トーン信号101と各入力信号に対し
フィルタ係数s0とa01、a02、b11、a11、
b21、a21、b12、a12、b22およびa22
の乗算結果を出力する。加算器12と12a〜12c
は、各入力信号に対し、その加算結果を出力する。遅延
器13と13a〜13cは、各入力信号に対し標本化周
期に等しい時間だけ遅延する。適切なフィルタ係数の設
定により検出対象トーン信号の周波数成分だけを通過さ
せそれ以外の帯域信号を阻止するように、たとえばキャ
リア周波数400±20Hzの検出対象トーン信号のキ
ャリア周波数範囲をカバーするたとえば帯域通過フィル
タの通過域が400±40Hzになるように、帯域通過
フィルタの特性を設計する。帯域通過フィルタ係数(標
本化周波数8kHz)の設計例を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】振動数検出手段2は図2(a)のように、
周波数選択手段1による出力帯域トーン信号102の値
M1>所定の閾値L1のとき1を出力し、M1≦L1の
とき0を出力する比較器21の出力値に対し、カウンタ
22で検出対象の振幅変調されたトーン信号の振幅変調
周期よりも十分短い所定の時間T1内における0から1
と0から1への変化回数の合計値(T1内におけるM1
のL1との交差回数)を計数し、振動数103として検
出する。なお所定の閾値L1は、検出対象の振幅変調さ
れたトーン信号の特性(平均電力Pと変調度k)に基づ
いて定める必要があり、振幅変調されたトーン信号包絡
線の最大値よりも小さく、かつ最小値よりも大きい範囲
内で選択する必要がある。すなわち、図8に示すように
キャリア信号Ec・cos(ωc・t)の振幅を変調信
号Em・cos(ωm・t+ψm)で変化すると、振幅
変調されたトーン信号ecm=Ec{1+k cos
(ωm・t+ψm)}cos(ωc・t)(k=Em/
Ec)=Ec cos(ωc・t)+(1/2)Em
cos{(ωc−ωm)t−ψm}+(1/2)Emc
os{(ωc+ωm)t+ψm}となり、周波数がωc
のキャリア成分のほかに周波数がωc−ωmとωc+ω
mの下側と上側波帯成分をもち、振幅変調されたトーン
信号の平均電力p=Ec2 +(1/2)Em2 =Ec2
(1+k2 /2)となるから、Ec+Em=(1+k)
{P/(1+k2 /2)}1/2 >L1>Ec−Em=
(1−k){p/(1+k2 /2)}1/2 とする必要が
ある。
【0016】判定手段3は図5(a)のように、振動数
検出手段2による振動数103の出力値M2>所定の閾
値L2のとき1を出力し、M2≦L2のとき0を出力す
る比較器31による出力値に対し、振幅変調有無判定部
32で状態0と1のいずれか一方を保つとき、振幅変調
されていないトーン入力信号と判定し0を出力し、状態
0と1を交互に出力するとき、振幅変調されたトーン入
力信号と判定し1を出力し、出力トーン検出信号104
として生成する。なお所定の閾値L2は、検出対象の振
幅変調されたトーン信号のキャリア周波数ωcと振動数
検出手段2で用いる所定時間T1とに基づいて定める必
要があり、振幅変調されたトーン信号入力時の振動数検
出手段2による振動数103の出力値M2の採り得る範
囲(0≦M2≦T1・ωc/π)内、すなわちT1・ω
c/π>L2>0の範囲内で選択する必要がある。
【0017】上記実施の形態のトーン信号検出器は図9
のように、振幅変調されていないトーン入力信号の場合
(図9(a))と振幅変調されたトーン入力信号の場合
(図9(b))において、まず周波数選択手段1で共に
入力トーン信号101の混入ノイズ成分を除去し検出対
象周波数の帯域トーン信号102だけを通過する。つぎ
にこの周波数選択手段1の出力帯域トーン信号102に
対し、振動数検出手段2で図9(a)のように入力トー
ン信号101に振幅変調がかかっていないときの出力振
動数103の値は、所定の閾値L2より大きくなりトー
ン信号が入力されている間中一定値を保つ。図9(b)
のように入力トーン信号101に振幅変調がかかってい
るときの出力振動数103の値は、所定の閾値L2より
大きくなったり小さくなったりして振幅変調に伴う入力
信号電力の変化に従い増減する。さらにこの振動数検出
手段2による振動数103の出力値に対し、判定手段3
で図9(a)のときは、比較器31で当該出力値を0か
ら1に変化後トーン信号が入力されている間中1の状態
に保ち、振幅変調有無判定部32で振幅変調されていな
いトーン入力信号と判定し0を出力し、出力トーン検出
信号104として生成する。図9(b)のときは、比較
器31で0と1を交互に出力し、振幅変調有無判定部3
2で振幅変調されたトーン入力信号と判定し1を出力
し、出力トーン検出信号104として生成する。
【0018】なお上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で周波数選択手段1は必ずしも必要ではなく、入力ト
ーン信号101のS/N比が十分高いときは当該入力ト
ーン信号101を振動数検出手段2で直接受けて振動数
103を検出する構成としてもよい。図1(a)と同じ
効果を得る。
【0019】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図2(a)に示す振動数検出手段2は図2(b)の
ように、別途設ける加算器23で周波数選択手段1によ
る出力帯域トーン信号102の値M1に対し所定のオフ
セット値L3を加算後、M1+L3>0のとき1を出力
し、M1+L3≦0のとき0を出力する比較器21aの
出力値に対し、カウンタ22で振動数103として検出
してもよい。雑音の影響を受けないで所定オフセット値
設定による振幅変調の有無判定ができる。
【0020】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図2(a)と図2(b)に示す振動数検出手段2は
図2(c)と図2(d)のように、別途設ける信号強度
算出部24で入力トーン信号101の信号強度を算出
し、別途設ける閾値設定部25とオフセット設定部26
で振幅変調に伴う信号強度変動成分を除去する低域通過
フィルタによる当該信号強度を平滑化した平均値に対
し、振幅変調されたトーン信号包絡線の最大値よりも小
さくかつ最小値よりも大きい範囲内になるように自動的
に制御をし、閾値L′1とオフセット値L′3として比
較器21と加算器23に出力してもよい。入力信号強度
の平滑化による適応閾値L′1とオフセット値L′3を
設定でき、広範囲の入力信号レベルでも正しい振幅変調
の有無判定ができる。閾値設定部25とオフセット設定
部26で用いる低域通過フィルタは、たとえば図1
(b)と同じ構成とし、適切なフィルタ係数の設定によ
り信号強度算出部24による出力信号強度105のうち
振幅変調に伴う信号強度変動成分を除去するように、た
とえば振幅変調周波数20Hzの検出対象トーン信号の
ときは低域通過フィルタのカットオフ周波数(通過域上
限周波数)が当該変調周波数よりも低くなるたとえば1
0Hzになるように、低域通過フィルタの特性を設計す
る。低域通過フィルタ係数(標本化周波数8kHz)の
設計例を表2に示す。
【0021】
【表2】
【0022】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図2(c)と図2(d)に示す振動数検出手段2の
閾値設定部25とオフセット値設定部26は図2(e)
のように、信号強度算出部24による信号強度105に
対し所定の係数L4を乗じ、閾値L′1とオフセット値
L′3として比較器21と加算器23に出力する閾値設
定部25aとオフセット値設定部26a(図示しない)
として構成してもよい。入力信号強度に所定の係数を乗
じることによる適応閾値L′1とオフセット値L′3を
設定でき、図2(c)と図2(d)と同じ効果を得る。
なお上記適応閾値L′1は振幅変調されたトーン信号包
絡線の最大値よりも小さく、かつ最小値よりも大きい範
囲内で選択する必要があるから、信号強度算出部24が
当該入力信号のピーク値を抽出して信号強度105とし
て出力する場合、所定の係数L4は1>L4>(Ec−
Em)/(Ec+Em)=(1−k)/(1+k)(k
は変調度)の範囲内で選択する必要がある。
【0023】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図2(c)と図2(d)に示す振動数検出手段2は
図2(f)と図2(g)のように、閾値設定部25とオ
フセット値設定部26による適応閾値L′1と適応オフ
セット値L′3>所定の閾値L5のとき1を出力し、
L′1とL′3≦L5のとき0を出力する別途設ける比
較器27による出力値に従い、別途設けるセレクタ28
でL′1とL′3またはL5を選択し比較器21と加算
器23に出力してもよい。適応閾値L′1/適応オフセ
ット値L′3と所定閾値L5のいずれか大きい方の値を
比較器21/加算器23の閾値/オフセット値とし下限
値(=L5)を設けることにより、振幅変調されたトー
ン入力信号に対し、たとえば通信回線の2線−4線変換
部で発生するエコーなどのように低レベルのときは振動
数検出をしないで、高レベルのときだけ振動数検出がで
きる。
【0024】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図2(a)に示す振動数検出手段2は図3(a)の
ように、周波数選択手段1による出力帯域トーン信号1
02の値M1>複数の所定の閾値L1a/L1b/L1
c(L1a>L1b>L1c)のとき1を出力し、M1
≦L1a/L1b/L1cのとき0を出力する複数の各
比較器21による出力値に対し、複数の各カウンタ22
で所定の時間T1内における0から1と0から1への変
化回数の合計値を計数し、パラメータ用振動数103a
と103bと103cとして検出してもよい。広範囲の
入力信号レベルでも正しい振幅変調の有無判定ができ
る。図3(a)に示す振動数検出手段2は、入力信号1
01として様々な信号レベルの振幅変調されたトーン信
号が与えられる可能性があるとき、当該信号レベルのと
りうる範囲に対し所定の閾値L1aとL1bとL1cの
少なくとも一つが適切な値となるように当該各閾値を選
ぶことにより、出力振動数103aと103bと103
cの少なくとも一つが振幅変調に伴う入力信号の電力変
化に従い増減する。たとえば様々な信号レベルの振幅変
調されたトーン入力信号101に対し、標準的レベルと
同じ程度の図10の場合は、閾値L1bが適切な値とな
り、閾値L1cが高すぎ、閾値L1aが低すぎるため、
閾値L1bを用い算出した振動数103bだけが振幅変
調に伴う入力信号の電力変化に従い増減し、振動数10
3cはトーン信号が入力されても0のままとなり、振動
数103aはトーン信号が入力されている間中0でない
一定値を保つ。標準的レベルよりも大きい図11の場合
は、閾値L1cが適切な値となり、閾値L1aとL1b
が低すぎるため、閾値L1cを用い算出した振動数10
3cだけが振幅変調に伴う入力信号の電力変化に従い増
減し、振動数103aと103bはトーン信号が入力さ
れている間中0でない一定値を保つ。標準的レベルより
も小さい図12の場合は、閾値L1aが適切な値とな
り、閾値L1bとL1cが高すぎるため、閾値L1aを
用い算出した振動数103aだけが振幅変調に伴う入力
信号の電力変化に伴い増減し、振動数103bと103
cはトーン信号が入力されても0のままとなる。
【0025】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図2(b)に示す振動数検出手段2は図3(b)の
ように、周波数選択手段1による出力帯域トーン信号1
02の値M1に対し所定のオフセット値L3a/L3b
/L3c(L3a>L3b>L3c)を加算する複数の
各加算器23による出力値M1+L3a/L3b/L3
c>0のとき1を出力し、M1+L3a/L3b/L3
c≦0のとき0を出力する複数の各比較器21aによる
出力値に対し、複数の各カウンタ22で振動数103a
/103b/103cとして検出してもよい。図3
(a)と同じ効果を得る。
【0026】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図2(c)と図2(d)に示す振動数検出手段2は
信号強度算出部24および閾値設定部25とオフセット
設定部26とに代えて、図3(c)と図3(d)のよう
に別途閾値設定部25bとオフセット設定部26bを設
け、カウンタ22による振動数103の出力値が所定の
閾値L6よりも大きくまたは小さくなると、閾値L′1
とオフセット値L′3を大きくまたは小さくなるように
自動的に制御し、比較器21と加算器23に出力しても
よい。入力信号レベルによる適応閾値L′1とオフセッ
ト値L′3を設定でき、広範囲の入力信号レベルでも正
しい振幅変調の有無判定ができる。閾値設定部25bと
オフセット設定部26bは図3(f)のように、カウン
タ22による振動数103の出力値が所定の閾値L6よ
りも大きいまたは小さいとき、現在の適応閾値L′1と
適応オフセット値L′3を1処理単位時間だけ遅延した
前回のL′1とL′3に正または負の所定値を加算した
前回のL′1とL′3よりも大きいまたは小さい値を選
択し、所望の閾値L′1とオフセット値L′3として比
較器21と加算器23に出力する。
【0027】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図2(a)に示す振動数検出手段2は周波数選択手
段1による出力帯域トーン信号102の正と負側の値の
いずれか一方だけを用い、他方の極性の値を用いない
で、振動数検出をするとして説明したが、図3(e)の
ように別途絶対値回路29を設け、周波数選択手段1に
よる出力帯域トーン信号102に対し予め絶対値処理を
施し当該両極性の値を用い、振動数検出をしてもよい。
精密な振動数検出ができる。
【0028】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図2(c)と図2(d)と図2(f)と図2(g)
に示す振動数検出手段2の信号強度算出部24は図4
(a)または図4(b)のように、入力トーン信号10
1に対し2乗演算を施す乗算器91による出力2乗値ま
たは絶対値処理を施す絶対値回路93による出力絶対値
を算分回路92でn個のサンプル数だけ加算し、信号強
度105として閾値設定部25とオフセット設定部26
に出力してもよい。正しい入力信号強度を算出できる。
または入力信号強度としての電力を簡易に算出できる。
また図4(c)のように、入力トーン信号101に対し
2乗演算を施す乗算器91による現在の出力2乗値と当
該出力値を標本化周期に等しい時間だけ遅延する各遅延
器94による1〜3サンプル前の出力2乗値、すなわち
過去4サンプル分の乗算器91による出力2乗値を加算
する各加算器95による出力値に対し乗算器96で所定
の係数0.25(=1/4)を乗じた2乗値の移動平均
値を信号強度105として閾値設定部25とオフセット
設定部26に出力してもよい。正しい入力信号強度を算
出できる。また図2(e)に示す振動数検出手段2の信
号強度算出部24は図4(d)のように、入力トーン信
号101に対し標本化周期に等しい時間だけ遅延する各
遅延器97による1〜nサンプル前(nは遅延器97の
個数で、入力信号ピーク値の算出区間長が検出対象振幅
変調トーン信号の振幅変調周期よりも十分長くなるよう
に定めることが望ましい)の入力トーン信号101のう
ちの最大値を抽出する最大値抽出部98による出力値を
信号強度105として閾値設定部25aに出力してもよ
い。入力信号強度としては検出対象振幅変調トーン信号
包絡線の最大値が得られる。
【0029】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図5(a)に示す判定手段3は図5(b)のよう
に、振動数検出手段2による出力振動数103aと10
3bと103cの値M2a/M2b/M2c>所定の閾
値L2のとき1を出力し、M2a/M2b/M2c≦L
2のとき0を出力する複数の各比較器31による出力値
に対し、複数の各振幅変調有無判定部32でそれぞれ状
態0と1のいずれか一方を保つとき、振幅変調されてい
ないトーン入力信号と判定し0を出力し、状態0と1を
交互に出力するとき、振幅変調されたトーン入力信号と
判定し1を出力し、論理和(OR)回路33で当該出力
値の少なくとも1つが1であるとき、振幅変調された入
力信号と判定し1を出力し、当該出力値のすべてが0で
あるとき、振幅変調されていない入力信号と判定し0を
出力し、振幅変調の有無を検出する出力トーン検出信号
104として生成してもよい。広範囲の入力信号レベル
でも正しい振幅変調の有無判定ができる。
【0030】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図5(a)に示す判定手段3は図5(c)のよう
に、振動数検出手段2による振動数103aと103b
と103cの出力値M2aとM2bとM2cが0となる
頻度を算出する複数の各ゼロ出現頻度算出部34による
出力ゼロ出現頻度値が50%に最も近い振動数103a
/103b/103cに対し、最適振動数の出力値であ
ると判定する最適振動数選択部35による判定結果に基
づきセレクタ36で選択し比較器31に出力してもよ
い。図5(b)と同じ効果を得る。
【0031】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で判定手段3は図5(d)のように、振動数検出手段
2による振動数103の出力値M2>L2のとき1を出
力し、M2≦L2のとき0を出力する比較器41による
比較結果出力値106に対し0から1または1から0へ
の変化を検出する変化点検出器42による出力変化点検
出パルス信号を受信するごとに、所定の時間T2(検出
対象の振幅変調されたトーン信号の振幅変調周期よりも
十分長い値とすることが望ましい)ごとに繰返す信号処
理タイミングを示すタイマ45による制御パルス信号で
のリセット後内部計数値を1ずつ増加し、当該制御パル
ス信号を再び受信すると、内部計数値を比較器44に出
力後リセットするカウンタ43による出力値M3>所定
の閾値L7のとき振幅変調された入力信号と判定し1を
出力し、M3≦L7のとき振幅変調されていない入力信
号と判定し0を出力する比較器44の出力値を出力トー
ン検出信号104として生成してもよい。振動数103
の出力値と所定の閾値L2との比較結果のオン/オフ変
化が一定時間内に所定数以上あるかどうかにより、振幅
変調の有無判定ができる。なおこの場合の比較器41の
出力変化点は、キャリア信号Ec・cos(ωc・t)
の振幅を変調信号Em・cos(ωm・t+ψm)で変
化する振幅変調トーン入力信号の振幅変調周期Tm=2
π/ωmの間に2回生じるから、所定の時間T2内に比
較器41の出力変化点が生じる回数の期待値Pn=2T
2/Tm=T2ωm/πとなる。従って所定の閾値L7
は、0よりも大きくPnよりも小さい値(T2・ωm/
π>L7>0)とする必要がある。
【0032】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で判定手段3は図6(a)のように、振動数検出手段
2による振動数103の出力値M2>L2のとき1を出
力し、M2≦L2のとき0を出力する比較器41による
比較結果出力値106に対し0から1または1から0へ
の変化を検出する変化点検出器42による出力変化点検
出パルス信号を受信するごとに、リセット後内部計数値
を単位時間ごとに1ずつ増加し、当該出力変化点検出パ
ルス信号を再び受信すると、内部計数値をデータ保持回
路46に出力後リセットするデータ保持回路46経由カ
ウンタ43aによる出力値M4>所定の閾値L8のとき
1を出力し、M4≦L8のとき0を出力する比較器47
とM4<所定の閾値L9のとき1を出力し、M4≧L9
のとき0を出力する比較器48とによる出力値M5とM
6の論理積演算を施し、振幅変調されたトーン信号入力
時はL8<M4<L9でM5とM6のいずれも1となる
から、1を出力し、振幅変調されていないトーン信号入
力時はL8<M4<L9でなくM5とM6のいずれかが
0となるから、0を出力する論理積(AND)回路49
による現在の出力値と当該出力値を1処理単位時間だけ
遅延する複数の各遅延器51による前回と前々回の出力
値、すなわち過去3回分の出力値の多数決を採り、2回
分以上1のとき振幅変調されたトーン入力信号と判定し
1を出力し、2回分以上0のとき振幅変調されていない
トーン入力信号と判定し0を出力する判定部52による
出力値を出力トーン検出信号104として生成してもよ
い。出力振動数103と所定の閾値L2との比較結果の
オン/オフ変化が生じる時間間隔について一定範囲内に
複数回入るかどうかにより、誤検出の少ない振幅変調の
有無判定ができる。なおこの場合の比較器41の出力変
化点が生じる時間間隔の期待値Ptは、上記振幅変調周
期Tmの1/2であるから、Pt=Tm/2=π/ωm
となる。従って上記所定の閾値L8とL9は、Ptより
も小さい値と大きい値(L9>π/ωm>L8)とする
必要がある。
【0033】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図6(a)に示す判定手段3は図6(b)のよう
に、データ保持回路46経由カウンタ43aによる現在
の出力値と当該出力値を1処理単位時間だけ遅延する複
数の各遅延器53による前回と前々回の出力値、すなわ
ち過去3回分の出力値の平均値を算出する平均値算出回
路54による出力値M7>所定の閾値L10のとき1を
出力し、M7≦L10のとき0を出力する比較器55と
M7<所定の閾値L11のとき1を出力し、M7≧L1
1のとき0を出力する比較器56とによる出力値M8と
M9との論理積演算を施し、振幅変調されたトーン信号
入力時はL10<M7<L11でM8とM9のいずれも
1となるから、1を出力し、振幅変調されていないトー
ン信号入力時はL10<M7<L11でなくM8とM9
のいずれかが0となるから、0を出力する論理積(AN
D)回路57による出力値を出力トーン検出信号104
として生成してもよい。出力振動数103と所定の閾値
L2との比較結果のオン/オフ変化が生じる平均時間間
隔について一定範囲内に入るかどうかにより、誤検出の
より少ない振幅変調有無判定ができる。なお上記所定の
閾値L10とL11は、この場合の比較器41の出力変
化点が生じる時間間隔の期待値Ptよりも小さい値と大
きい値(L11>π/ωm>L10)とする必要があ
る。
【0034】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図5(a)と図5(b)と図6(a)と図6(b)
に示す判定手段3の比較器31と41は図6(c)のよ
うに、振動数検出手段2による振動数103の出力値M
2>加算器61による出力値L2+ΔL2のとき1を出
力し、M2≦L2+ΔL2のとき0を出力する比較器6
3とM2>加算器62によるL2−ΔL2のとき1を出
力し、M2≦L2−ΔL2のとき0を出力する比較器6
4とによる出力値に対し、現在の論理和(OR)回路6
7による比較結果出力値106が1と0のとき、インバ
ータ68による出力値を0と1とし、論理積(AND)
回路65による出力値を0と比較器63による出力値と
し、AND回路66による出力値を比較器64による出
力値と0とすることにより、以後の比較結果出力値10
6を比較器64と63による出力値により決定してもよ
い。振動数検出手段2による振動数103の出力値M2
が大きくまたは小さくなると、一旦比較器41による比
較結果出力値106が1または0になるとき、以後の比
較結果出力値106がM2とより低い側の閾値(L2−
ΔL2)またはより高い側の閾値(L2+ΔL2)との
比較結果により決定されることになり、振動数103の
出力値の上昇時または下降時にヒステリシス特性をもつ
ように動作する閾値L2+ΔL2またはL2−Δ2との
比較結果により、ノイズ等に起因する閾値近傍振動数の
微小変化の悪影響を取り除くことができる。
【0035】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で判定手段3は図7(a)のように、振動数検出手段
2による振動数103の現在の出力値と当該出力値を1
処理単位時間だけ遅延する複数の各遅延器71による前
回と前々回の出力値、すなわち過去3回分の出力値の最
大値MAXと最小値MINを算出する最大値・最小値算
出回路72による出力最大値と最小値との減算(MAX
−MIN)を施す減算器73による出力値M10>所定
の閾値L12のとき振幅変調されたトーン入力信号と判
定し1を出力し、M10≦L12のとき振幅変調されて
いないトーン入力信号と判定し0を出力する比較器74
による出力値を出力トーン検出信号104として生成し
てもよい。振動数検出手段2による振動数103の出力
値は、振幅変調されたトーン信号入力時に振幅変調に伴
う入力信号の電力変化に従い増減し、振幅変調されてい
ないトーン信号入力時にほぼ一定の値をとるから、過去
の複数回最大・最小出力値差と所定の閾値L12との比
較結果により、振幅変調の有無判定ができる。
【0036】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図7(a)に示す判定手段3は図7(b)のよう
に、減算器73に代えて最大値・最小値算出回路72に
よる出力最大値と最小値との除算(MAX/MIN)を
施す除算器75による出力値に対し比較器74aで所定
の閾値L13と比較判定をしてもよい。上記最大・最小
出力値差に代えて最大・最小出力値比と所定の閾値L1
3との比較結果により、振幅変調の有無判定ができる。
【0037】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で判定手段3は図7(c)のように、振動数検出手段
2による振動数103の現在の出力値と当該出力値を1
処理単位時間だけ遅延する遅延器81による前回の出力
値との減算と当該減算値の絶対値処理とを施す減算器8
2と絶対値回路83とによる出力値M11>所定の閾値
L14の時振動数の変化が大きいと判定し1を出力し、
M11≦L14のとき振動数の変化が小さいと判定し0
を出力する比較器84による出力値に対し、1を出力す
る頻度>所定の閾値L15のとき振幅変調されたトーン
入力信号と判定し1を出力し、1を出力する頻度≦L1
5のとき振幅変調されていないトーン入力信号と判定し
0を出力する判定部85による出力値を出力トーン検出
信号104として生成してもよい。現在と過去の振動数
出力値差が所定の閾値L14を越える頻度と所定の閾値
L15との比較結果により、振幅変調の有無判定ができ
る。
【0038】また上記図1(a)に示す発明の実施の形
態で図7(c)に示す判定手段3は図7(d)のよう
に、比較器84と判定部85とに代えて絶対値回路83
による出力値に対し所定の時間に亘って積分処理を施す
積分器86による出力値M12>所定の閾値L16のと
き振幅変調されたトーン入力信号と判定し1を出力し、
M12≦L16のとき振幅変調されていないトーン入力
信号と判定し0を出力する比較器87による出力値を出
力トーン検出信号104として生成してもよい。上記現
在と過去の振動数出力値差に代えて現在と過去の振動数
出力値差の積分値と所定の閾値L16との比較結果によ
り、振幅変調の有無判定ができる。
【0039】
【発明の効果】上記のようなこの発明のトーン信号検出
器では、振幅変調の有無による特定トーン検出方式を採
るから、従来のように電話通信において用いられるトー
ン信号の電力成分は音声信号の電力成分が比較的大きい
周波数近傍で存在しないのに対し、比較的小さい周波数
近傍で大きい特徴を利用する方式に比べ特定トーン信号
だけを検出し易く、各発明ごとにつぎの効果がある。 (1)雑音の影響を受けないで所定閾値設定による振幅
変調の有無判定ができる。 (2)トーン信号のS/N比が十分高いときに上記
(1)と同じ効果を得る。 (3)雑音の影響を受けないで所定オフセット設定によ
る振幅変調の有無判定ができる。 (4)広範囲の入力信号レベルでも正しい振幅変調の有
無判定ができる。 (5)高レベルの振幅変調トーン入力信号だけの振動数
検出ができる。 (6)上記(4)と同じ効果を得る。 (7)上記(4)と同じ効果を得る。 (8)精密な振動数検出ができる。 (9)正しい入力信号強度を算出できる。また入力信号
強度としての電力を簡易に算出できる。また入力信号強
度として検出対象振幅変調トーン信号包絡線の最大値が
得られる。 (10)上記(4)と同じ効果を得る。 (11)上記(4)と同じ効果を得る。 (12)振動数の出力値と所定の閾値との比較結果のオ
ン/オフ変化に基づく振幅変調の有無判定ができる。 (13)ノイズ等に起因する閾値近傍振動数の微小変化
の悪影響を取り除くことができる。また振動数の出力値
について、過去の複数回最大・最小値差/最大・最小値
比、現在と過去値差または現在と過去値差の積分値と所
定の閾値との比較結果による振幅変調の有無判定ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態を示すトーン信号検
出器と当該周波数選択手段の機能ブロック図。
【図2】 図1に示す振動数検出手段の機能ブロック
図。
【図3】 図1に示す他の振動数検出手段と当該閾値設
定部/オフセット設定部の機能ブロック図。
【図4】 図2に示す信号強度算出部の機能ブロック
図。
【図5】 図1に示す判定手段の機能ブロック図。
【図6】 図1に示す他の判定手段と当該比較器の機能
ブロック図。
【図7】 図1に示す他の判定手段の機能ブロック図。
【図8】 振幅変調されたトーン信号の平均電力Pと変
調度kを算出するための説明図。
【図9】 図1に示すトーン信号検出器の動作を説明す
る図(振幅変調されていないトーン信号と振幅変調され
たトーン信号の場合)。
【図10】 図1に示す振動数検出手段の動作を説明す
る図(振幅変調されたトーン信号が標準レベルと同じ程
度の場合)。
【図11】 図1に示す振動数検出手段の動作を説明す
る図(振幅変調されたトーン信号が標準レベルよりも大
きい場合)。
【図12】 図1に示す振動数検出手段の動作を説明す
る図(振幅変調されたトーン信号が標準レベルよりも小
さい場合)。
【図13】 従来の技術を示すトーン信号検出器の機能
ブロック図。
【図14】 図13に示すトーン信号検出器の動作を説
明するための電話回線による伝送信号のパワースペクト
ラム図。
【符号の説明】
1 周波数選択手段、2 振動数検出手段、3 判定手
段、11、11a、11b、11c、11d、11e、
11f、11g、11h、11i、11j 乗算器、1
2、12a、12b、12c 加算器、13、13a、
13b、13c遅延器、21、21a 比較器、22
カウンタ、23 加算器、24 信号強度算出部、2
5、25a、25b 閾値設定部、26、26a(図示
なし)、26b オフセット設定部、27 比較器、2
8 セレクタ、29 絶対値回路、31 比較器、32
振幅変調有無判定部、33 論理和回路、34 ゼロ
出現頻度算出部、35 最適振動数選択部、36 セレ
クタ、41 比較器、42変化点検出器、43、43a
カウンタ、44 比較器、45 タイマ、46データ
保持回路、47 比較器、48 比較器、49 論理積
回路、51 遅延器、52 判定部、53 遅延器、5
4 平均値算出回路、55 比較器、56 比較器、5
7 論理積回路、61 加算器、62 加算器、63
比較器、64 比較器、65 論理積回路、66 論理
積回路、67 論理和回路、68インバータ、71 遅
延器、72 最大値・最小値算出回路、73 減算器、
74、74a 比較器、75 除算器、81 遅延器、
82 減算器、83 絶対値回路、84 比較器、85
判定部、86 積分器、87 比較器、91乗算器、
92 積分回路、93 絶対値回路、94 遅延器、9
5 加算器、96 乗算器、97 遅延器、98 最大
値抽出部、101 入力トーン信号、102 帯域トー
ン信号、103 振動数、104 出力トーン検出信
号、105信号強度、106 比較結果出力値。 なお図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力トーン信号に対し所定の周波数成分
    を選択し帯域通過をする周波数選択手段と、該周波数選
    択手段による帯域トーン信号に対し、別途設定をする閾
    値と交差する所定時間内の回数を計数し、振幅変調有無
    判定用振動数として検出する振動数検出手段と、該振動
    数検出手段による振動数の出力値に対し所定閾値との比
    較結果による振幅変調の有無判定をする判定手段とを備
    えるトーン信号検出器。
  2. 【請求項2】 入力トーン信号のS/N比が十分高いと
    きは周波数選択手段を用いないでトーン信号を直接振動
    数検出手段に入力することを特徴とする請求項1記載の
    トーン信号検出器。
  3. 【請求項3】 振動数検出手段で当該入力信号に対し、
    別途設定をするオフセット値との加算値が0レベルと交
    差する所定時間内の回数を計数し、振動数として検出す
    ることを特徴とする請求項1または2記載のトーン信号
    検出器。
  4. 【請求項4】 振動数検出手段で別途設定をする閾値ま
    たはオフセット値に代えて、当該入力信号の信号強度に
    対し平滑化をしたまたは所定係数を乗じた適応閾値また
    はオフセット値を設定することを特徴とする請求項1、
    2または3記載のトーン信号検出器。
  5. 【請求項5】 振動数検出手段で適応閾値またはオフセ
    ット値として下限値を設定することを特徴とする請求項
    4記載のトーン信号検出器。
  6. 【請求項6】 振動数検出手段で別途設定をする閾値ま
    たはオフセット値として複数値を設定し、複数振動数を
    検出することを特徴とする請求項1、2または3記載の
    トーン信号検出器。
  7. 【請求項7】 振動数検出手段で別途設定をする閾値ま
    たはオフセット値に代えて、当該振動数の出力値に対し
    所定閾値との比較結果により増減した閾値またはオフセ
    ット値を設定することを特徴とする請求項1、2または
    3記載のトーン信号検出器。
  8. 【請求項8】 振動数検出手段で当該入力信号の絶対値
    に対し振動数を検出する請求項1、2または3記載のト
    ーン信号検出器。
  9. 【請求項9】 振動数検出手段で当該入力信号に対し2
    乗値和、絶対値和、移動平均値またはピーク値演算を施
    し、当該信号強度を算出することを特徴とする請求項4
    記載のトーン信号検出器。
  10. 【請求項10】 判定手段で振動数検出手段による複数
    振動数の各出力値に対し所定閾値との比較結果による各
    振幅変調有無判定の論理和を最終的な判定結果とするこ
    とを特徴とする請求項6記載のトーン信号検出器。
  11. 【請求項11】 判定手段で振動数検出手段による複数
    振動数の各出力値から選択するゼロ出現頻度の所定比率
    に最も近い出力値に対し、所定閾値との比較結果による
    振幅変調有無判定をすることを特徴とする請求項6記載
    のトーン信号検出器。
  12. 【請求項12】 判定手段で振動数検出手段による振動
    数の出力値に対し、所定閾値との比較結果のオン/オフ
    変化が、一定時間内に所定数以上あるかどうか、または
    生じる時間間隔について複数回一定範囲内に入るかどう
    か、または生じる平均時間間隔について一定範囲内に入
    るかどうかによる振幅変調有無判定をすることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、7、8または9記載の
    トーン信号検出器。
  13. 【請求項13】 判定手段で振動数検出手段による振動
    数の出力値に対し、ヒステリシス特性をもつように動作
    する所定閾値との比較結果、または過去の複数回の最大
    値と最小値との差と所定閾値との比較結果、または過去
    の複数回の最大値と最小値との比と所定閾値との比較結
    果、または現在と過去の振動数出力値の差が所定閾値を
    越える頻度と所定閾値との比較結果、または現在と過去
    の振動数出力値の差の積分値と所定閾値との比較結果に
    よる振幅変調有無判定をすることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、7、8または9記載のトーン信号
    検出器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018050190A (ja) * 2016-09-21 2018-03-29 横河電機株式会社 周期検出装置および周期検出方法

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