JPH05207523A - Dtmf検出方法及び装置 - Google Patents

Dtmf検出方法及び装置

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JPH05207523A
JPH05207523A JP4013630A JP1363092A JPH05207523A JP H05207523 A JPH05207523 A JP H05207523A JP 4013630 A JP4013630 A JP 4013630A JP 1363092 A JP1363092 A JP 1363092A JP H05207523 A JPH05207523 A JP H05207523A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、DTMF信号の検出を短時間で行
なえると共に、誤検出を抑えたDTMF検出方法及び装
置を提供する。 【構成】 電話回線からのDTMF信号は、A/D変換
器100で量子化され、AGC110へ入力され、基準
値に変換された後、バンド・イリミネーション・フィル
タ(BEF)120〜127により高郡4周波数の1周
波と低郡4周波数の1周波とから成るDTMF信号とな
る。そして、エネルギー検出回路130〜137、平滑
回路140〜148、及び較判定回路150〜157に
よって平均エネルギーが求められると共に、エネルギー
検出回路138、平滑回路148、及び比較判定回路1
58によって入力信号の全平均エネルギーが求められ、
検出ロジック160で各エネルギーに基づいてDTMF
信号が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に2つの異なる周波
数トーン信号の組合わせを用いて情報伝送を行なうDT
MF伝送システムのDTMF検出方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、2つの異なる周波数トーン信
号の組合わせを用いて情報伝送を行なうために、DTM
F信号の規格は技術基準等に準拠して、あらかじめ以下
の様に定められている。
【0003】
【表1】
【0004】
【表2】
【0005】ここで、表1は信号周波数及び構成を、表
2はその他の規格をそれぞれ表している。尚、低群周波
数は、697Hz,770Hz,852Hz及び941Hzをい
い、高群周波数は1209Hz,1336Hz,1477Hz
及び1633Hzをいう。以上の様に、規定されるDTM
F信号を用いた情報の伝送は、伝送速度が低いという欠
点とは逆に、回線雑音余裕度が大きく、信頼性の高い交
信が確保できるため、交換機の選択信号、FAX同報通
信の制御信号等に使用されている。そして、DTMF検
出器では、DTMF信号を抽出するために狭帯域バンド
・パス・フィルタが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、狭帯域バンド・パス・フィルタの中心周
波数正弦波に対するエネルギー・レスポンスが極めて緩
やかなため、DTMF信号を精度良く検出することが困
難であった。また、電話回線に存在する全エネルギーの
検出をAGC入力部で検出し、またDTMF信号を構成
する2つの異なった正弦波のエネルギーの検出をAGC
出力部で検出しているため、AGCの応答を決定するA
GC時定数の値によって検出特性が大きく影響を受けて
いた。すなわち、DTMF信号の最短送出時間は前述の
通り50msecであり、AGCの応答が遅い場合に
は、最短送出時間以内にDTMF信号を検出できなくな
るという欠点があった。
【0007】更に、通信端末と交換局を結ぶ加入者線歪
やFDM回線によるリンク歪による振幅歪が大きい場合
には、誤検出を頻発していた。本発明は、上記課題を解
決するために成されたもので、DTMF信号の検出を短
時間で行なえると共に、誤検出を抑えたDTMF検出方
法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成は、2つの異なる周波数トーン信号の
組合わせを用いて情報伝送を行なうDTMF転送システ
ムのDTMF検出装置において、入力信号の全エネルギ
ーを検出する第1の検出手段と、通過帯域周波数に対す
るエネルギー伝播遅延時間の短いフィルタを通して入力
信号のエネルギーを検出する第2の検出手段と、前記第
1及び第2の検出手段で検出されたエネルギーに基づい
てDTMF信号を検出する第3の検出手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0009】また、他の発明の構成は、2つの異なる周
波数トーン信号の組合わせを用いて情報伝送を行なうD
TMF転送システムのDTMF検出装置において、入力
信号の全エネルギーを検出する第1の検出手段と、DT
MF信号のエネルギーを検出する第2の検出手段と、該
第2の検出手段で検出されたエネルギーに重み付けし、
前記第1の検出手段で検出された全エネルギーとの差分
情報により、DTMF信号を検出する第3の検出手段と
を有することを特徴とする。
【0010】また、他の発明の構成は、2つの異なる周
波数トーン信号の組合わせを用いて情報伝送を行なうD
TMF転送システムのDTMF検出装置において、入力
信号の全エネルギーを検出する第1の検出手段と、通過
帯域周波数に対するエネルギー伝播遅延時間の短いフィ
ルタを通して入力信号のエネルギーを検出する第2の検
出手段と、該第2の検出手段で検出されたエネルギーに
重み付けし、前記第1の検出手段で検出された全エネル
ギーとの差分情報により、DTMF信号を検出する第3
の検出手段とを有することを特徴とする。
【0011】また、他の発明の構成は、2つの異なる周
波数トーン信号の組合わせを用いて情報伝送を行なうD
TMF転送システムのDTMF検出装置において、入力
信号の高域周波数に対する全エネルギーを検出する第1
の検出手段と、高域周波数に対するフィルタを通して入
力信号のエネルギーを検出する第2の検出手段と、入力
信号の低域周波数に対するエネルギーを検出する第3の
検出手段と、低域周波数に対するフィルタを通して入力
信号のエネルギーを検出する第4の検出手段と、前記第
1、第2、第3、及び第4の検出手段で検出されたエネ
ルギーに基づいてDTMF信号を検出する第5の検出手
段とを有することを特徴とする。
【0012】更に、他の発明の構成は、2つの異なる周
波数トーン信号の組合わせを用いて情報伝送を行なうD
TMF転送システムのDTMF検出方法において、入力
信号の全エネルギーを検出する第1の検出工程と、通過
帯域周波数に対するエネルギー伝播遅延時間の短いフィ
ルタを通して入力信号のエネルギーを検出する第2の検
出工程と、前記第1及び第2の検出工程で検出されたエ
ネルギーに基づいてDTMF信号を検出する第3の検出
工程とを有することを特徴とする。
【0013】
【作用】以上の構成において、入力信号の全エネルギー
を検出し、通過帯域周波数に対するエネルギー伝播遅延
時間の短いフィルタを通して入力信号のエネルギーを検
出する。そして、それぞれ検出されたエネルギーに基づ
いてDTMF信号を検出するように動作する。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明に係る好適
な実施例を詳細に説明する。まず、DTMF信号を検出
する検出器の概要について詳述する。図9,図10は、
一般的なDTMF信号検出器の構成を示す図である。図
9において、不図示の電話回線より信号線Aを通して到
来したアナログDTMF信号はA/D変換器500へ入
力され、量子化されたDTMF信号が信号線Bを通して
AGC510並びに図10に示すエネルギー検出回路5
38へ出力される。
【0015】まず、信号線BからAGC510に入力さ
れるパスに関係する回路から説明をする。AGC510
は、呼毎に或いは時系列的に変化する量子化DTMF信
号のレベルをDTMF検出器にとって扱い易い一定の基
準値に変更する機能を持っている。そして、レベル一定
のDTMF信号は信号線Cから高群周波数(1633H
z,1477Hz,1336Hz,1209Hz)用バンド・
パス・フィルタ(BPF)520〜523に入力される
と同時に、低群周波数(941Hz,852Hz,770H
z,679Hz)用バンド・パス・フィルタ524〜52
7にも入力される。各BPF520〜527は、高群4
周波の内の1周波と低郡4周波の内の1周波とから成る
DTMF信号を検出するためのものであり、高群周波数
を検出するために、BPF520が1633Hz,BPF
521が1477Hz,BPF522が1336Hz,BP
F523が1209Hzにそれぞれ中心周波数を持ち、ま
た低郡周波数を検出するために、BPF524が941
Hz,BPF525が852Hz,BPF526が770H
z,BPF527が697Hzにそれぞれ中心周波数を持
つように構成されている。
【0016】従って、DTMF信号が到来すると、その
主な周波数成分である高郡周波数と低郡周波数のそれぞ
れに対応する高郡周波数検出用BPF4個の内の1個の
出力と、低郡周波数検出用BPF4個の内の1個の出力
のエネルギーとが、他の6個のBPF出力のエネルギー
よりも相対的に大きくなる。次に、上述の各BPF52
0〜527によってフィルタリングされた信号は、対応
する信号線D−1〜D−8を通して各エネルギー検出回
路530〜537へ入力される。各エネルギー検出回路
530〜537は、例えば二乗回路,絶対値回路等に代
表される信号の瞬時エネルギー成分を抽出する回路であ
る。そして、各エネルギー検出回路530〜537の出
力信号線E−1〜E−8は、対応する各平滑回路540
〜547にそれぞれ接続されており、瞬時のエネルギー
成分がロー・パス・フィルタ等で構成される各平滑回路
540〜547によって平滑化される。
【0017】また、各平滑回路540〜547の出力
は、対応する信号線F−1〜F−8によって比較判定回
路550〜557にそれぞれ接続されている。各比較判
定回路550〜557は基準となるスレッショルド・レ
ベルと対応する平滑回路からの出力とを比較し、平滑回
路からの出力が大きければ“1”を、小さければ“0”
を出力する様な、互いの大小を判定できる機能を有す
る。
【0018】図11は、代表的な比較判定回路の一例で
ある。図示する様に、入力信号からスレッショルド・レ
ベルThが加算回路501によって減算され、その結果
が正であれば判定回路502が“1”を出力し、負であ
れば判定回路502が“0”を出力する。各比較判定回
路550〜557の出力である各々の比較判定結果は、
信号線G−1〜G−8によって検出ロジック560へ出
力される。
【0019】次に、信号線Bから図10に示すエネルギ
ー検出回路538に入力されるパスに関係する回路を説
明する。入力された量子化DTMF信号は、エネルギー
検出回路538により、その瞬時のエネルギー成分が抽
出される。但し、ここで抽出される瞬時のエネルギー成
分は、信号線BがAGCを経由せずに直接エネルギー検
出回路538に接続されているために、電話回線から到
来するDTMF信号の瞬時絶対信号エネルギーを意味し
ている。
【0020】続いて、エネルギー検出回路538の出力
信号線E−9は、平滑回路548に接続されており、瞬
時のエネルギー成分がロー・パス・フィルタ等で構成さ
れる平滑回路によって平滑化される。平滑回路548の
出力は信号線F−9によって比較判定回路558に接続
されている。そして、比較判定回路558は基準となる
スレッショルド・レベルと平滑回路548の出力とを比
較し、平滑回路548の出力が大きければ“1”を、小
さければ“0”を出力する様な、互いの大小を判定でき
る機能を有する。尚、ここで使われるスレッショルド・
レベルは、前述の比較判定回路550〜557で使われ
るスレッショルド・レベルと通常異なる値である。ここ
では電話回線に存在するノイズレベルと、電話回線から
到来するDTMF信号のレベルを分離できる様なスレッ
ショルド・レベルが選ばれることが多い。
【0021】従って、ノイズレベルが異常に大きい場合
を除き、比較判定回路558はDTMF信号が到来して
いる場合“1”を、それ以外で“0”を出力する。出力
結果は信号線G−9によって検出ロジック560に接続
される。検出ロジック560は信号線G−1〜G−9を
通して入力された情報“0”或いは“1”を用いて、入
力された2つの周波数を検出し、信号線Hを通して出力
する。
【0022】以上の説明を要約すると、以下の様にな
る。DTMF信号が到来すると、信号線G−1〜G−8
はバンド・パス・フィルタ520〜527の過渡応答に
よる不安定状態を経過した後に定常動作に到達し、確定
状態となる。すなわち、信号線G−1〜G−4のうち、
いずれか1本だけが“1”になり、また信号線G−5〜
G−8のうち、いずれか1本だけが“1”になる。これ
に対して、信号線G−9はあらゆる周波数での到来エネ
ルギーを検知するので、DTMF信号が到来し、電話回
線に存在するエネルギーが増大すると“1”になる。
【0023】次に、検出ロジック560の詳細を図12
に示すフローチャートに従って以下に説明する。まず、
ステップS1において、図10に示す信号線G−9、す
なわちFCD(ファースト・キャリア・ディテクト)が
“ON”(“1”)かチェックし、電話回線に所望のレ
ベル以上のエネルギーが存在するかどうかを判断する。
ここで、所望のレベル以上のエネルギーが存在しなけれ
ば、ステップS1で再度チェックを繰り返す。しかし、
FCDが“ON”であればステップS2へ進み、FCD
が連続して“ON”状態を保持しているかどうかを検査
するために、50msecタイマをセットする。そし
て、ステップS3,S4において、FCDが連続して5
0msecの間、“ON”状態を保持しているかどうか
をチェックし、途中で“OFF”になるとステップS1
へ戻り再度FCDが“ON”になるのを待つ。
【0024】尚、上述の50msecは、FCDが“O
N”になってもその継続時間が50msecに満たない
ものはノイズによって立ち上がったとみなすために、D
TMF信号の規格によって決定された値であり、50m
secに限定されるわけではない。次に、FCDが連続
して50msec“ON”状態を保持すると、ステップ
S5へ進み、FCDの“ON”から“OFF”への遷移
をチェックする。そして、その遷移状態を検出するとス
テップS6へ進み、その遷移状態を捕えてDTMF判定
処理を実行する。
【0025】DTMF判定処理では、図9及び図10に
示す信号線G−1〜G−8の情報を元に、表1に示すD
TMF信号規格の信号周波数及び構成に対応した信号を
検出値として出力する。尚、該当する信号がない場合に
は、代わりにエラーコード等の情報を検出値として出力
する。ここで、図13を参照して上述したDTMF検出
器をファクシミリ装置に適用した場合の基本構成につい
て説明する。
【0026】同図において、800はFAX制御系、8
01はクロック発生器(CLKGEN)、802はイン
タフェース(I/F)回路、803はデジタル・シグナ
ル・プロセッサ(DSP)、804はD/Aコンバータ
(DAC)、805は通信帯域用ロー・パス・フィルタ
(LPF)、806はNCU、807は増幅器、808
はBPF、809はサンプル/ホールド(S/H)回
路、810はA/Dコンバータ(ADC)である。
【0027】また、同図において、点線で囲まれた部分
がファクシミリ装置に組み込まれる変復調装置を構成す
るものである。更に、図9に示すA/D500は図13
ではADC810によって実現され、A/D500以外
の構成要素はDSP803によるファームウエアによっ
て通常実現されている。従って、DTMF検出結果は図
9に示す信号線Hによって図13のインタフェース回路
802を介してFAX制御系800へ伝えられる。ま
た、DTMF検出器の種類によっては、DSPの負荷を
軽減するために検出ロジック560をDSP803で実
行せずに、信号線G−1〜G−9をインタフェース回路
802を介してFAX制御系800へ伝えFAX側で実
行するものもある。
【0028】次に、図14は、DTMF検出器のバンド
・パス・フィルタ520〜527の周波数特性を示す図
である。図中、中心周波数f0 は1633Hz,1477
Hz,1336Hz,1209Hz,941Hz,852Hz,7
70Hz,697Hzの内のいずれかの値を持つ。また、目
的単一周波数以外の成分をできるだけ除去するために、
通過周波数帯域幅は電話回線で起こりうる周波数オフセ
ットを許容できる程度の極めて狭い値が用いられてい
る。そして、図15は、バンド・パス・フィルタの中心
周波数正弦波のレスポンスを示す図であり、図から明ら
かな様に、正弦波エネルギーの伝播は極めて遅くなって
いる。一般に、バンド・パス・フィルタの特性は、帯域
を狭くすればする程、中心周波数正弦波の入力に対する
フィルタのエネルギー伝播はより遅くなる傾向にある。
【0029】また、図16は、阻止域正弦波を入力した
時のフィルタレスポンスを示す図である。図から明らか
な様に、バンド・パス・フィルタは阻止域正弦波をほと
んど通過させないので、カット応答領域におけるエネル
ギーと定常状態におけるエネルギーの差は小さい。次
に、図17及び図18は、時間を横軸に平滑回路出力を
縦軸にとったグラフである。特に図17は、狭帯域バン
ド・パス・フィルタに中心周波数正弦波を入力した時の
平滑回路出力を表わしたものであり、平滑回路出力の値
が後続の比較判定回路で使用されるスレッショルド・レ
ベルThを越えるまでにt1 sec要している。つま
り、DTMF信号が到来しても、t1 secの間は比較
判定回路の出力が“1”にならないことになる。
【0030】従って、図12からも明らかな様に、t1
secが50msecよりも大きいと、DTMF信号が
到来しているにもかかわらず、フォールス・ディスミッ
サル(False Dismissal) すなわち、取り逃してしまうこ
とがある。また、t1 secが50msecより充分小
さな値になるようにBPFの帯域を広げると、DTMF
信号が到来していないのにもかかわらず、フォールス・
アラーム(False Alarm) すなわち、DTMF信号が到来
していると間違えて判断してしまう頻度が多くなってし
まう。更に、図18は、狭帯域バンド・パス・フィルタ
に阻止域正弦波を入力した時の平滑回路出力を表わした
ものであり、狭帯域バンド・パス・フィルタの阻止域に
おいて、弱冠の周波数もれがあるものの平滑回路出力の
値はスレッショルド・レベルThよりも十分に小さい値
にとどまっている。
【0031】<第1の実施例>図1,図2は第1の実施
例におけるDTMF検出器の回路構成を示す図である。
尚、回路構成要素であるA/D変換器100,AGC1
10,エネルギー検出回路130〜138,平滑回路1
40〜148,検出ロジック160,比較判定回路15
8は、前述した図9,図10に示すDTMF検出器の構
成におけるA/D変換器500,AGC510,エネル
ギー検出回路530〜538,平滑回路540〜54
8,検出ロジック560,比較判定回路558と同一機
能を有するものであり、ここでの説明は省略する。
【0032】図において、信号線Cにより量子化DTM
F信号が高郡周波数(1633Hz,1477Hz,133
6Hz,1209Hz)用バンド・イリミネーション・フィ
ルタ120〜123並びに低郡周波数(941Hz,85
2Hz,770Hz,697Hz)用バンド・イリミネーショ
ン・フィルタ124〜127にそれぞれ入力される。そ
して、8個のバンド・イリミネーション・フィルタ(B
EF)120〜127によって高郡4周波数の1周波と
低郡4周波数の1周波とから成るDTMF信号が検出さ
れる。つまり、高郡周波数を検出するために、BEF1
20は1633Hz,BEF121は1477Hz,BEF
122は1336Hz,BEF123は1209Hzにそれ
ぞれ中心周波数を持ち、またBEF124は941Hz,
BEF125は852Hz,BEF126は770Hz,B
EF127は697Hzにそれぞれ中心周波数を持つよう
に構成されている。
【0033】従って、DTMF信号が到来すると、その
主な周波数成分である高郡周波数と低郡周波数のそれぞ
れに対応する高郡周波数検出用BEF4個の内の1個の
出力と、低郡周波数検出用BEF4個の内の1個の出力
のエネルギーとが、他の6個のBEF出力のエネルギー
よりも相対的に小さくなる。次に、上述の各BEF12
0〜127によってフィルタリングされた信号は、対応
する信号線D−1〜D−8を通して各エネルギー検出回
路130〜137へ入力される。
【0034】また、比較判定回路150〜157は平滑
回路140〜148の出力を基準となるスレッショルド
・レベルと比較して平滑回路の出力が大きければ“0”
を、小さければ“1”を出力する様な、互いの大小を判
定できる機能を有する。図3は代表的な比較判定回路の
一例である。図3において、スレッショルド・レベルT
hから入力信号が加算回路101によって減算され、そ
の結果が正であれば判定回路102が“1”を、負であ
れば“0”を出力する。そして、比較判定回路150〜
157の出力である各比較判定結果は、信号線G−1〜
G−8によって検出ロジック160へ入力される。
【0035】図4は、上述の各BEF120〜127の
周波数特性を示す図であり、阻止域の中心周波数f0
1633Hz,1477Hz,1336Hz,1209Hz,9
41Hz,852Hz,770Hz,697Hzの内のいずれか
の値を持つ。また、目的単一周波数成分をできるだけ除
去するために、阻止周波数帯域幅は電話回線で起こりう
る周波数オフセットを許容できる程度の極めて狭い値が
用いられている。
【0036】図5は、バンド・イリミネーション・フィ
ルタ(BEF)の阻止域中心周波数正弦波のレスポンス
を示す図である。図から明らかな様に、BEFは阻止域
中心周波数正弦波をほとんど通過させないので、過渡応
答領域におけるエネルギーと正常状態におけるエネルギ
ーの差は小さい。また図6は、BEFに通過域正弦波を
入力した場合のフィルタ・レスポンスを示す図である。
BPFに通過域正弦波を入力した場合と異なり、正弦波
エネルギー伝播は極めて速い。
【0037】図7は、狭帯域BEFに阻止域正弦波を入
力した場合の平滑回路出力を示す図であり、過渡状態,
定常状態共にスレッショルド・レベルThよりも十分に
小さい値を保持している。図8は、狭帯域BEFに通過
域正弦波を入力した場合の平滑回路出力を示す図であ
り、平滑回路出力の値が後続の比較判定回路で使用され
るスレッショルド・レベルThを越えるまでt0 (<<
1 )sec要している。一般的なDTMF検出器で
は、図17から明らかな様にt1 sec要しているの
で、平滑回路出力の立ち上がりが比較的に速くなってい
るのがわかる。
【0038】以上の様な特性を持つBEFをDTMF信
号検出の検出を目的として使用した場合の信号線G−1
〜G−9の機能を以下に説明する。信号線G−1〜G−
8は、BEF120〜127の過渡応答(前述のDTM
F検出器よりも後続時間の短い)による不定状態を経過
した後に、定常動作に到達し確定状態となる。つまり、
信号線G−1〜G−4のうち、いずれか1本だけが
“1”になり、また信号線G−5〜G−8のうち、いず
れか1本だけが“1”になる。一方、信号線G−9はあ
らゆる周波数での到来エネルギーを検知するので、DT
MF信号が到来し、電話回線に存在するエネルギーが増
大すると“1”になる。尚、信号線G−1〜G−9を用
いてDTMF信号を検出する検出ロジック160は前述
したものと同一であり、その説明は省略する。以上説明
した様に、第1の実施例によれば、DTMF信号が到来
してから検出するまでの時間が短く、かつ誤検出の少な
いDTMF検出器を提供できる。
【0039】<第2の実施例>次に、図面を参照しなが
ら本発明に係る第2の実施例を詳細に説明する。図1
9,図20は、第2の実施例におけるDTMF検出器の
回路構成を示す図である。図示する様に、第2の実施例
では、回線に存在する全ての周波数成分のエネルギーを
検出する検出器と、DTMF信号成分のエネルギーを検
出する検出器とを共にAGC出力部に配置してDTMF
検出器を構成するものである。
【0040】尚、回路構成要素であるA/D変換器10
0,AGC110,BPF220〜227,エネルギー
検出回路230〜238,平滑回路240〜248は、
前述した図9,図10に示したA/D変換器500,A
GC510,BPF520〜527,エネルギー検出回
路530〜538,平滑回路540〜548と同一の機
能を有するものであり、ここでの説明は省略する。
【0041】以上の構成において、電話回線より到来し
たアナログDTMF信号は、信号線AによりA/D変換
器100へ入力され、量子化されたDTMF信号が信号
線BによりAGC110へ入力される。そして、AGC
110の出力はBPF220〜227へ入力され、エネ
ルギー検出回路230〜237及び平滑回路240〜2
47によってそれぞれの周波数成分の平均エネルギーが
求められると同時に、エネルギー検出回路238及び平
滑回路248によって全ての周波数成分の平均エネルギ
ーが求められる。
【0042】次に、比較判定回路250〜257は2個
の入力信号線のうち片方或いは両方を重み付けし、その
結果の大小を判定する機能を持つ。図21は、代表的な
比較判定回路の一例である。図中、信号線Fは図19,
図20の信号線F−1〜F−8の内のいずれかを意味す
る。信号線Fより入力された信号は、重み付けを施すた
めの乗算器201で重み付け定数αが乗算され、信号の
大きさを比較するための加算器202で信号線F−9の
信号が減算される。そして、減算された信号は判定回路
203に入力され、その値が正であれば“1”が、負で
あれば“0”が信号線Gに出力される。つまり、適当な
定数αを選択することにより、受信中のDTMF信号を
構成する異なった2個の正弦波にチューニングされてい
る2個のBPFの平均出力エネルギーを比較判定してい
る比較判定回路の出力を“1”に、チューニングされて
いない6個のBPFの平均出力エネルギーを比較判定し
ている比較判定回路の出力を“0”にすることができ
る。また、同図中において、点線で囲まれている部分は
重み付き比較回路を構成するものである。
【0043】次に、この実施例における検出ロジック2
60のアルゴリズムを図22に示すフローチャートに従
って以下に説明する。まず、ステップS11において、
上述した信号線G−1〜G−8の信号の値に基づいてD
TMF信号規格の信号周波数及び構成(表1)に対応し
た信号を判定値とするDTMF判定処理を行なう。尚、
該当する信号がない場合には、代わりにエラーコード等
を判定値とする。次に、ステップS12では、判定値が
前回のDTMF検出ルーチンが呼び出された時のDTM
F判定値と同一であるか否かを判断し、同一であればス
テップS13へ、そうでなければステップS15へ進
む。ステップS13では、同一のDTMF判定値が、あ
らかじめ設定された回数Nだけ連続して検出されたか否
かを判断する。ここで、連続して検出されたならばステ
ップS14へ進み、対応する検出コードを、一方、そう
でなければステップS15へ進み、未検出コードを信号
線Hへ出力する。
【0044】尚、この例では、DTMF判定値に対して
N回連続検出か否かを判断しているが、これはDTMF
信号のON/OFFによるDTMF検出器を構成する回
路の過渡応答並びに回線に存在するインパルスノイズ、
瞬断等の障害によるDTMF信号誤検出を防止するため
のものである。また、上述の実施例では、比較判定回路
を平滑回路の出力側に配置した場合を例に説明したが、
何もこれに限定されるものではなく、例えば図23,図
24に示す様に、比較判定回路のうち比較回路をエネル
ギー検出回路の出力側に、判定回路を平滑回路の出力側
に分割して配置する構成も容易に実現可能である。
【0045】更に、比較判定回路への2本の入力信号線
のうち信号線F−1〜F−8からの信号に対して重み付
けを行なう場合を例に説明したが、これだけに限定され
ず、信号線F−9からの信号、或いは信号線F−1〜F
−8からと信号線F−9からとの両方の信号に対して重
み付けを行ない比較判定する様に構成することも可能で
ある。
【0046】以上説明した様に、第2の実施例によれ
ば、AGCの応答を決定するAGC時定数の値に依存し
ないDTMF検出特性が得られ、結果として、DTMF
信号誤検出の頻度を下げることができる。また、基本的
にその検出特性がAGCの特性に依存しないことで、A
GC回路より後ろに置かれている回路の信号処理を行な
うのに十分なダイナミックレンジをA/D変換器が持っ
ていれば、AGCを除去することも可能となり、コスト
ダウンが図れる。
【0047】<第3の実施例>次に、図面を参照しなが
ら本発明に係る第3の実施例を詳細に説明する。図2
5,図26は、第3の実施例におけるDTMF検出器の
回路構成を示す図である。図示する様に、第3の実施例
では、DTMF信号抽出用フィルタとして狭帯域バンド
・パス・フィルタ(BPF)の代わりに狭帯域バンド・
イリミネーション・フィルタ(BEF)を適用したもの
である。尚、回路構成要素であるA/D変換器100,
AGC110,BEF320〜327,エネルギー検出
回路330〜338,平滑回路340〜348は、前述
した第1の実施例で示したA/D変換器100,AGC
110,BEF120〜127,エネルギー検出回路1
30〜138,平滑回路140〜148と同一の機能を
有するものであり、ここでの説明は省略する。
【0048】以上の構成において、電話回線より到来し
たアナログDTMF信号は、信号線AによりA/D変換
器100へ入力され、量子化されたDTMF信号が信号
線BによりAGC110へ入力される。そして、AGC
110の出力はBEF320〜327へ入力され、エネ
ルギー検出回路330〜337及び平滑回路340〜3
47によってそれぞれの周波数成分の平均エネルギーが
求められると同時に、エネルギー検出回路338及び平
滑回路348によって全ての周波数成分の平均エネルギ
ーが求められる。
【0049】次に、比較判定回路350〜357は2個
の入力信号線のうち片方或いは両方を重み付けし、その
結果の大小を判定する機能を持つ。図27は、代表的な
比較判定回路の一例である。図中、信号線Fは図25,
図26の信号線F−1〜F−8の内のいずれかを意味す
る。信号線Fより入力された信号は、重み付けを施すた
めの乗算器301で重み付け定数αが乗算され、信号の
大きさを比較するための加算器302で信号線F−9の
信号から減算される。そして、減算された信号は判定回
路203に入力され、その値が正であれば“1”が、負
であれば“0”が信号線Gに出力される。つまり、適当
な定数αを選択することにより、受信中のDTMF信号
を構成する異なった2個の正弦波にチューニングされて
いる2個のBPFの平均出力エネルギーを比較判定して
いる比較判定回路の出力を“1”に、チューニングされ
ていない6個のBPFの平均出力エネルギーを比較判定
している比較判定回路の出力を“0”にすることができ
る。また、同図中において、点線で囲まれている部分は
重み付き比較回路を構成するものである。
【0050】ここで、比較判定回路350〜357から
の判定結果を入力する検出ロジック360は前述した第
2の実施例での検出ロジック260と同様であり、ここ
での説明は省略する。また、上述の実施例では、比較判
定回路を平滑回路の出力側に配置した場合を例に説明し
たが、何もこれに限定されるものではなく、例えば図2
8,図29に示す様に、比較判定回路のうち比較回路を
エネルギー検出回路の出力側に、判定回路を平滑回路の
出力側に分割して配置する構成も容易に実現可能であ
る。以上説明した様に、第3の実施例によれば、前述し
た第2の実施例での効果に加え、更にDTMF信号の検
出時間を短縮できると共に、誤検出を抑えることが可能
となる。
【0051】<第4の実施例>図30,図31は第4の
実施例におけるDTMF検出器の回路構成を示す図であ
る。図示する様に、第4の実施例では、前述した第2の
実施例のBPFの前に高群用BPF420と低群用BP
F421とを設け、エネルギー検出回路444及び44
9で高群周波数と低群周波数の全ての平均エネルギーを
別々に検出するものである。尚、各回路は、前述した実
施例の回路と同様であり、詳細な説明は省略する。
【0052】以上の構成において、電話回線より到来し
たアナログDTMF信号は、信号線AによりA/D変換
器100へ入力され、量子化されたDTMF信号が信号
線BによりAGC110へ入力される。そして、AGC
110の出力は、信号線Cにより高群用BPF420に
入力されると同時に、低群用BPF421に入力され
る。高群用BPF420は、DTMF信号の中で高群周
波数を含む高周波帯域を通過させ、低群周波帯域に含ま
れるガウス雑音、正弦波雑音等の回線雑音を除去する。
また低群用BPF421は、DTMF信号の中で低群周
波数を含む低周波帯域を通過させ、高群周波数を含む高
周波帯域を阻止する。次に、BPF430〜437、エ
ネルギー検出回路440〜449、平滑回路450〜4
59、比較判定回路460〜467、及び検出ロジック
470によって前述した各実施例と同様にDTMF信号
の検出を行なう。
【0053】また、上述の実施例では、比較判定回路を
平滑回路の出力側に配置した場合を例に説明したが、何
もこれに限定されるものではなく、例えば図32,図3
3に示す様に、比較判定回路のうち比較回路をエネルギ
ー検出回路の出力側に、判定回路を平滑回路の出力側に
分割して配置する構成も容易に実現可能である。以上説
明した様に、第4の実施例によれば、前述した実施例で
の効果に加え、更にリンク歪、加入者線歪等による振幅
歪の影響による誤検出を激減させることが可能となる。
【0054】以上説明した実施例では、AGCをファー
ムウエアによって実現したDTMF検出器を例に説明し
たが、何もこれに限定されるわけではなく、AGCをA
/D変換器の前に配置した構成のDTMF検出器も容易
に実現可能である。本発明では、図2で表わされる比較
判定回路を用いたが、平滑回路出力と基準スレッショル
ド・レベルを比較判定できるものであれば、いかなる構
成のものを用いてもそれには対応する論理変更を検出ロ
ジックに施すことにより、十分実現が可能である。尚、
本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用し
ても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。ま
た、システム或いは装置にプログラムを供給することに
よって達成される場合にも適用できることは言うまでも
ない。
【0055】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、D
TMF信号の検出を短時間で行なえると共に、誤検出を
抑えたDTMF検出器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図2】第1の実施例におけるDTMF検出器の回路構
成を示す図である。
【図3】第1の実施例における比較判定回路の構成を示
す図である。
【図4】第1の実施例におけるBEFの周波数特性を示
す図である。
【図5】
【図6】第1の実施例におけるBEFの正弦波応答を示
す図である。
【図7】
【図8】第1の実施例における平滑回路の出力を示す図
である。
【図9】
【図10】一般的なDTMF検出器の回路構成を示す図
である。
【図11】一般的な比較判定回路の構成を示す図であ
る。
【図12】一般的な検出ロジックのアルゴリズムを示す
フローチャートである。
【図13】一般的なDTMF検出器を搭載したファクシ
ミリ装置の構成図である。
【図14】一般的なBPFの周波数特性を示す図であ
る。
【図15】
【図16】一般的なBPFの正弦波応答を示す図であ
る。
【図17】
【図18】一般的な平滑回路の出力を示す図である。
【図19】
【図20】第2の実施例におけるDTMF検出器の回路
構成を示す図である。
【図21】第2の実施例における比較判定回路の構成を
示す図である。
【図22】第2の実施例における検出ロジックのフロー
チャートである。
【図23】
【図24】第2の実施例の変形例におけるDTMF検出
器の回路構成を示す図である。
【図25】
【図26】第3の実施例におけるDTMF検出器の回路
構成を示す図である。
【図27】第3の実施例における比較判定回路の構成を
示す図である。
【図28】
【図29】第3の実施例の変形例におけるDTMF検出
器の回路構成を示す図である。
【図30】
【図31】第4の実施例におけるDTMF検出器の回路
構成を示す図である。
【図32】
【図33】第4の実施例の変形例におけるDTMF検出
器の回路構成を示す図である。
【符号の説明】
100 A/D 110 AGC 120〜127 バンド・イリミネーション・フィルタ
(BEF) 130〜138 エネルギー検出回路 140〜148 平滑回路 150〜158 比較判定回路 160 検出ロジック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの異なる周波数トーン信号の組合わ
    せを用いて情報伝送を行なうDTMF転送システムのD
    TMF検出装置において、 入力信号の全エネルギーを検出する第1の検出手段と、 通過帯域周波数に対するエネルギー伝播遅延時間の短い
    フィルタを通して入力信号のエネルギーを検出する第2
    の検出手段と、 前記第1及び第2の検出手段で検出されたエネルギーに
    基づいてDTMF信号を検出する第3の検出手段とを有
    することを特徴とするDTMF検出装置。
  2. 【請求項2】 2つの異なる周波数トーン信号の組合わ
    せを用いて情報伝送を行なうDTMF転送システムのD
    TMF検出装置において、 入力信号の全エネルギーを検出する第1の検出手段と、 DTMF信号のエネルギーを検出する第2の検出手段
    と、 該第2の検出手段で検出されたエネルギーに重み付け
    し、前記第1の検出手段で検出された全エネルギーとの
    差分情報により、DTMF信号を検出する第3の検出手
    段とを有することを特徴とするDTMF検出装置。
  3. 【請求項3】 2つの異なる周波数トーン信号の組合わ
    せを用いて情報伝送を行なうDTMF転送システムのD
    TMF検出装置において、 入力信号の全エネルギーを検出する第1の検出手段と、 通過帯域周波数に対するエネルギー伝播遅延時間の短い
    フィルタを通して入力信号のエネルギーを検出する第2
    の検出手段と、 該第2の検出手段で検出されたエネルギーに重み付け
    し、前記第1の検出手段で検出された全エネルギーとの
    差分情報により、DTMF信号を検出する第3の検出手
    段とを有することを特徴とするDTMF検出装置。
  4. 【請求項4】 2つの異なる周波数トーン信号の組合わ
    せを用いて情報伝送を行なうDTMF転送システムのD
    TMF検出装置において、 入力信号の高域周波数に対する全エネルギーを検出する
    第1の検出手段と、 高域周波数に対するフィルタを通して入力信号のエネル
    ギーを検出する第2の検出手段と、 入力信号の低域周波数に対するエネルギーを検出する第
    3の検出手段と、 低域周波数に対するフィルタを通して入力信号のエネル
    ギーを検出する第4の検出手段と、 前記第1、第2、第3、及び第4の検出手段で検出され
    たエネルギーに基づいてDTMF信号を検出する第5の
    検出手段とを有することを特徴とするDTMF検出装
    置。
  5. 【請求項5】 2つの異なる周波数トーン信号の組合わ
    せを用いて情報伝送を行なうDTMF転送システムのD
    TMF検出方法において、 入力信号の全エネルギーを検出する第1の検出工程と、 通過帯域周波数に対するエネルギー伝播遅延時間の短い
    フィルタを通して入力信号のエネルギーを検出する第2
    の検出工程と、 前記第1及び第2の検出工程で検出されたエネルギーに
    基づいてDTMF信号を検出する第3の検出工程とを有
    することを特徴とするDTMF検出方法。
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