JP2003018622A - プッシュボタン信号受信装置および利得制御方法 - Google Patents

プッシュボタン信号受信装置および利得制御方法

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JP2003018622A
JP2003018622A JP2001202548A JP2001202548A JP2003018622A JP 2003018622 A JP2003018622 A JP 2003018622A JP 2001202548 A JP2001202548 A JP 2001202548A JP 2001202548 A JP2001202548 A JP 2001202548A JP 2003018622 A JP2003018622 A JP 2003018622A
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level
push button
dial number
amplification
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Atsushi Obata
敦志 小畑
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Fujitsu Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/005Interface circuits for subscriber lines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 AGC回路の挿入にともなって生じる、受信
信号の有効判定に対する誤動作が防止されたプッシュボ
タン信号受信装置を提供する。 【解決手段】 入力されたプッシュボタン信号は、増幅
手段2によって増幅され、第1の帯域フィルタ3および
第2の帯域フィルタ4によりそれぞれ低群、高群の周波
数帯の信号に分離される。ダイアル番号識別手段5は、
分離された各信号の周波数を検出してダイアル番号を識
別するとともに、受信したプッシュボタン信号の有効判
定を行い、この有効判定に応じて、識別したダイアル番
号を出力する。レベル検出手段6は、増幅手段2から出
力される信号の信号レベルを検出する。利得制御手段7
は、検出された信号レベルに応じて増幅手段2の増幅利
得を制御するとともに、ダイアル番号識別手段5におい
て、受信したプッシュボタン信号が有効と判定されてい
る間は、増幅手段2における増幅利得の値を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プッシュボタン信
号を受信してダイアル番号を判定するプッシュボタン信
号受信装置、および、このプッシュボタン信号受信装置
が具備する利得可変増幅回路に対する利得制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】アナログ電話通信においては、電話機端
末から接続先を指定するための選択信号として、プッシ
ュボタン信号(以下、PB信号と略称する)が使用され
ている。PB信号による通信では、低群および高群のう
ち各1周波の信号を組み合わせた16種類の信号によっ
て、ダイアルされた番号が識別される。この低群および
高群の各信号は一度のダイアル操作により一定時間以上
継続して送出されることによって有効な選択信号と判断
され、ダイアル間には一定時間以上の信号断の時間(ポ
ーズ)が必要となっている。
【0003】このようなアナログ電話通信では、電話機
端末からのPB信号の送出電力が規定されているが、こ
のPB信号を受信する受信装置までの回線上において
は、伝送ロスの発生等により信号レベルが変動すること
から、受信装置での最低入力レベルは確定できない。こ
のため、受信信号に対して広いダイナミックレンジが確
保されるように、増幅部とレベル検出部とを含む自動利
得制御(AGC:Auto Gain Control)回路を具備する
PB信号受信装置が、従来より多く使用されている。
【0004】ここで、図5に従来のPB信号受信装置の
概略構成を示す。図5に示す従来のPB信号受信装置3
0は、入力信号を増幅する利得可変増幅器31a、およ
び信号レベルを検出するレベル検出回路31bが設けら
れたAGC回路31と、入力信号を低群、高群の信号に
分離するためのフィルタ回路32および33と、各群の
信号の周波数を検出してダイアル番号を識別するダイア
ル番号識別回路34によって構成される。
【0005】AGC回路31において、レベル検出回路
31bは、利得可変増幅器31aの出力信号の信号レベ
ルを検出して利得可変増幅器31aに通知する。利得可
変増幅器31aは、レベル検出回路31bによる信号レ
ベルの検出値に応じて、ダイアル番号識別回路34に入
力されるPB信号のレベルが規定の動作レベル範囲とな
るように、入力信号を増幅して信号レベルを調整する。
【0006】フィルタ回路32および33は、AGC回
路31からの出力信号より、それぞれ高群、低群の周波
数帯域の信号を除去する。ダイアル番号識別回路34
は、フィルタ回路32および33からの各出力信号の周
波数を検出し、低群、高群からともに有効な周波数が検
出されると、各群の検出周波数より指定されたダイアル
番号を識別して出力する。
【0007】ここで、ダイアル番号識別回路34におけ
る処理を、さらに詳しく述べる。ダイアル番号識別回路
34は、周波数検出による低群、高群双方の信号の抽出
タイミングより、抽出信号の継続時間および断絶時間を
計測して、受信したPB信号が有効な選択信号であるか
否かを判定する。図6は、受信したPB信号と有効判定
について説明した図である。
【0008】図6に示すように、ダイアル番号識別回路
34は、PB信号受信装置30に入力されたPB信号に
対して周波数検出を行い、低群および高群の双方の信号
を検出すると、この検出信号の継続時間を計測し、継続
判定時間Tonが経過するとPB信号を有効と判定し
て、PB信号の符号化完了を示すDS(Decode Signa
l)信号を出力する。また、検出信号が断絶するとこの
断絶時間を計測し、断絶判定時間Toffが経過すると
PB信号を無効と判定してDS信号の出力を中止し、こ
の後に同じ周波数の信号を検出しても別の選択信号と判
断する。また、検出された周波数より識別されたダイア
ル番号は、DS信号の出力タイミングに応じて、選択信
号として有効な期間のみ出力される。
【0009】なお、図6ではPB信号の受信開始および
中止タイミングより、信号継続時間および断絶時間の計
測が開始されているが、実際には、周波数検出に要する
時間等により、時間計測の開始タイミングは若干遅延す
る。
【0010】以上のPB信号受信装置30では、AGC
回路31において、入力されたPB信号の信号レベルが
調節されることにより、電話機端末からの伝送ロス等に
よるPB信号の受信レベル変動にかかわらず、ダイアル
番号識別回路34への入力信号の信号レベルが周波数検
出処理における動作レベル範囲とされ、正確な周波数検
出が行われる。
【0011】また、上記のPB信号受信装置30の構成
では、低群および高群の合成波より信号レベルの検出を
行って入力信号の信号レベルを制御することから、利得
可変増幅器31aに対する制御電流に歪みが生じ、周波
数検出において誤動作が発生する場合がある。このよう
な問題を解決したPB信号受信装置が、特開昭54−9
5108号公報に開示されている。この公報によれば、
入力されたPB信号を低群および高群の帯域の各信号に
分離するフィルタ回路の出力信号によって信号レベルを
検出し、この検出値に応じて、入力段に設けられた利得
可変増幅器の増幅利得を制御することにより、上記問題
を解決している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のPB
信号受信装置30のAGC回路31では、レベル検出回
路31bにおいて検出されるPB信号のレベル変化に対
して、利得可変増幅器31aにおけるゲインの変化は正
確に追随せず、ある程度の時間を要する。このため、ダ
イアル番号識別回路34における抽出信号の時間計測に
誤差が生じて、PB信号に対する正確な有効判定が行わ
れない場合が考えられる。
【0013】ここで、図7にPB信号受信装置30の各
部における信号のタイミングチャートを示す。図7
(A)は、AGC回路31に入力される入力信号S31
を示している。この図7(A)では、T701のタイミ
ングからT702のタイミングまでの間、例えば、何ら
かの理由で信号が途絶えたり、あるいはノイズが混入す
る等によって、AGC回路31における入力信号S31
の受信が一時的に断絶されたことを示している。ここ
で、T701〜T702までの入力信号S31の断絶時
間は、断絶判定時間Toffより短くされている。
【0014】また、図7(B)は、利得可変増幅器31
aにおけるゲインA32を示しており、このゲインA3
2は、入力信号S31の入力開始および終了のタイミン
グに対して正確には追従せず、段階的に変化している。
【0015】また、図7(C)は、利得可変増幅器31
aによって入力信号S31が増幅され、AGC回路31
から出力される信号S33を示している。この図7
(C)では、この信号S33がフィルタ回路32および
33を介してダイアル番号識別回路34に入力された際
に、周波数検出が可能となる動作レベル範囲の最大値
を、レベルGmaxとして記載している。
【0016】また、図7(D)はダイアル番号識別回路
34から出力されるDS信号を示している。この図7に
おいて、T701のタイミング以前では、入力信号S3
1の入力を受けてDS信号がHレベルとなっている。ま
たこのとき、利得可変増幅器31aにおけるゲインA3
2は最小値となっている。T701のタイミングにおい
て入力信号S31が断絶すると、AGC回路31では、
レベル検出回路31bによって信号断絶が検出されて、
利得可変増幅器31aにおけるゲインA32が徐々に増
加される。また、このとき入力信号S31のレベルが0
のため、信号S33は0のままであり、入力が断絶した
ダイアル番号識別回路34では、T701のタイミング
より断絶時間の計測が開始される。
【0017】次に、T702のタイミングにおいて入力
信号S31が再び入力されると、AGC回路31では、
レベル検出回路31bによって信号入力が検出されて、
利得可変増幅器31aにおけるゲインA32が上述の最
小値となるまで徐々に減少される。このため、ゲインA
32が最小値となるまでの間、入力信号S31は信号S
33のように増幅されてしまう。
【0018】ここで、ダイアル番号識別回路34では、
増幅後の信号S33の信号レベルがレベルGmax以下
に下がるT704のタイミングまで周波数検出処理を行
うことができず、入力信号S31が入力されたことを検
出できない。しかし、実際に入力信号S31が再入力さ
れたT702からこのT704までの間のT703のタ
イミングにおいて、断絶時間の測定時間が断絶判定時間
Toffに達すると、ダイアル番号識別回路34はPB
信号を無効と判定して、DS信号の出力を中止してしま
う。
【0019】また、ダイアル番号識別回路34は、信号
S33の信号レベルがレベルGmax以下に下がったT
704のタイミングから、再びPB信号が抽出されて、
継続時間の測定が開始される。そして、継続判定時間T
onに達したT705のタイミングにおいて、PB信号
を有効と判定してDS信号を再び出力する。
【0020】以上の図7の動作例では、利得可変増幅器
31aは、T701〜T702の本来のポーズ時間Tが
断絶判定時間Toffより短いにもかかわらず、T70
1〜T704までの時間Twをポーズ時間と認識して、
DS信号の出力を中止する。このように、利得可変増幅
器31aにおけるゲインA32が緩やかに変化すると、
ダイアル番号識別回路34におけるポーズの検出開始タ
イミングに誤差が生じ、瞬間的な断絶に対して無効判定
が行なわれて、ダイアル番号の誤認識が発生してしまう
という問題があった。
【0021】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、AGC回路の挿入にともなって生じる、受
信信号の有効判定に対する誤動作が防止されたPB信号
受信装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すような、プッシュボタン信号
を受信してダイアル番号を識別するプッシュボタン信号
受信装置1において、受信した前記プッシュボタン信号
を増幅する増幅手段2と、前記増幅手段2の出力信号か
ら、低群および高群の各周波数帯の信号のみ通過させる
第1の帯域フィルタ3および第2の帯域フィルタ4と、
前記第1の帯域フィルタ3および前記第2の帯域フィル
タ4の各出力信号の周波数を検出して、ダイアル番号を
識別するとともに、受信した前記プッシュボタン信号の
有効判定を行い、前記有効判定に応じて前記ダイアル番
号を出力するダイアル番号識別手段5と、前記増幅手段
2の出力信号の信号レベルを検出するレベル検出手段6
と、前記信号レベルに応じて前記増幅手段2の増幅利得
を制御し、前記ダイアル番号識別手段5において、受信
した前記プッシュボタン信号が有効と判定されている間
は、前記増幅利得の値を保持する利得制御手段7と、を
有することを特徴とするプッシュボタン信号受信装置1
が提供される。
【0023】ここで、増幅手段2は、利得制御手段7に
よる制御に基づいて、受信したプッシュボタン信号を増
幅する。第1の帯域フィルタ3および第2の帯域フィル
タ4は、増幅手段2の出力信号から、低群および高群の
各周波数帯の信号のみ通過させる。ダイアル番号識別手
段5は、第1の帯域フィルタ3および第2の帯域フィル
タ4の各出力信号の周波数を検出して、ダイアル番号を
識別するとともに、受信したプッシュボタン信号の有効
判定を行い、この有効判定に応じて、識別したダイアル
番号を出力する。レベル検出手段6は、増幅手段2の出
力信号の信号レベルを検出する。利得制御手段7は、レ
ベル検出手段6によって検出された信号レベルに応じて
増幅手段2の増幅利得を制御するとともに、ダイアル番
号識別手段5において、受信したプッシュボタン信号が
有効と判定されている間は、増幅手段2における増幅利
得の値を保持する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のPB信号受信装置
の原理図である。
【0025】図1に示すように、本発明のPB信号受信
装置1は、受信したPB信号を増幅する増幅手段2と、
この増幅手段2の出力信号を低群および高群の各周波数
帯の信号に分離するための第1の帯域フィルタ3および
第2の帯域フィルタ4と、第1の帯域フィルタ3および
第2の帯域フィルタ4の各出力信号の周波数を検出し
て、ダイアル番号を識別するダイアル番号識別手段5
と、増幅手段2の出力信号の信号レベルを検出するレベ
ル検出手段6と、増幅手段2の利得を制御する利得制御
手段7によって構成される。
【0026】増幅手段2は、利得制御手段7による利得
制御に基づいて、受信したPB信号を増幅し、信号レベ
ルを調整する。第1の帯域フィルタ3および第2の帯域
フィルタ4は、増幅手段2の出力信号から、低群および
高群の各周波数帯以外の信号を除去し、各群周波数帯の
信号のみ抽出する。ダイアル番号識別手段5は、第1の
帯域フィルタ3および第2の帯域フィルタ4の各出力信
号の周波数を検出して、ダイアル番号を識別するととも
に、受信したPB信号の有効判定を行い、この有効判定
に応じて、識別したダイアル番号を出力する。
【0027】レベル検出手段6は、増幅手段2の出力信
号の信号レベルを検出し、利得制御手段7に通知する。
利得制御手段7は、レベル検出手段6によって検出され
た信号レベルに応じて、増幅手段2の増幅利得を制御す
る。また、ダイアル番号識別手段5において、受信した
PB信号が有効と判定されている間は、この有効判定を
検知して、増幅手段2における増幅利得の値を保持す
る。
【0028】ここで、利得制御手段7は、レベル検出手
段6による信号レベルの検出値が低いときは、増幅手段
2における増幅利得の値を増加し、信号レベルの検出値
が高いときは、増幅利得の値を減少させる。しかし、増
幅手段2における増幅利得の変化は、入力されるPB信
号のON、OFFに対して正確に追従せず、緩やかに変
化する。
【0029】そこで、利得制御手段7は、ダイアル番号
識別手段5におけるPB信号に対する有効判定を監視
し、PB信号が有効と判定されている間は、増幅手段2
における増幅利得の値を保持して、信号レベルを変化さ
せないように制御する。これにより、有効なPB信号の
受信中に、無効判定とならないようなPB信号の瞬間的
な受信断絶が生じた場合に、ダイアル番号識別手段5に
対して断絶後に再び入力される信号の信号レベルが変化
せず、安定して周波数検出が行われて低群および高群の
各信号が抽出される。したがって、瞬間的な断絶に対し
て誤った無効判定を行うことが防止され、正確なダイア
ル番号の識別を行うことが可能となる。
【0030】なお、ダイアル番号識別手段5は、例え
ば、受信したPB信号を有効と判定している間、周波数
検出によって識別したダイアル番号を有効判定に応じて
出力する処理が完了したことを示すDS信号を出力し、
利得制御手段7はこのDS信号の供給を受けて、PB信
号に対する有効判定を検知するようにしてもよい。
【0031】このDS信号は、ダイアル番号識別手段5
において、第1の帯域フィルタ3および第2の帯域フィ
ルタ4の各出力信号の周波数が検出されることにより、
低群および高群の信号が抽出され、双方の信号の抽出が
一定時間継続した場合にHレベルとされ、一定時間断絶
した場合にLレベルとされる。利得制御手段7は、この
DS信号がHレベルの場合に、増幅手段2における増幅
利得の値を保持する。これによって、利得制御手段7
は、既存の出力信号を利用して、ダイアル番号識別手段
5における有効判定を容易に検知することが可能とな
る。
【0032】また、PB信号受信装置1に対する周波数
に応じた伝送ロスや、第1の帯域フィルタ3および第2
の帯域フィルタ4におけるゲイン差のために、増幅手段
2において低群および高群の合成信号が増幅されてダイ
アル番号識別手段5に入力すると、低群、高群のいずれ
かの信号レベルが周波数検出の動作レベル範囲に収まら
ず、ダイアル番号が誤認識されることがある。
【0033】このため、上記のPB信号受信装置1にお
いて、レベル検出手段6が第1の帯域フィルタ3および
第2の帯域フィルタ4からの各出力信号の信号レベルを
検出するように構成してもよい。この場合、利得制御手
段7は、レベル検出手段6によって検出された、第1の
帯域フィルタ3および第2の帯域フィルタ4からの各出
力信号の信号レベルが、ダイアル番号識別手段5におけ
る周波数検出処理の動作レベル範囲内となるように、増
幅手段2における増幅利得の値を制御することで、低群
および高群の信号のレベル差に起因したダイアル番号の
誤認識を防止することができる。
【0034】さらに、PB信号受信装置1までの伝送ロ
スは、一般に、低群周波数の信号より高群周波数の信号
の方が大きいことから、上記のPB信号受信装置1にお
いて、レベル検出手段6が、高群の周波数帯の信号を通
過させる第2の帯域フィルタ4からの出力信号の信号レ
ベルのみ検出するように構成してもよい。
【0035】次に、本発明の第1の実施の形態例につい
て説明する。図2に、本発明のPB信号受信装置の概略
構成例を示す。なお、図2では低群および高群の周波数
帯域に分離された信号の信号レベルに基づいて、入力信
号を増幅する場合の実施の形態例について示している。
【0036】図2に示すPB信号受信装置10は、DT
MF(Dial Tone Multi Frequency)方式により送信さ
れたPB信号から、指定されたダイアル番号を識別する
ための装置であり、受信したPB信号を信号レベルに応
じて増幅するAGC回路11と、このAGC回路11の
出力信号を低群および高群の各周波数帯の信号に分離す
るためのフィルタ回路12および13と、フィルタ回路
12および13の各出力信号の周波数を検出する周波数
検出回路14および15と、周波数検出回路14および
15による検出周波数よりダイアル番号を判定する信号
判定回路16と、選択信号として有効な長さを判定する
制御回路17と、有効な長さを有する番号データを出力
する出力回路18によって構成される。
【0037】AGC回路11は、受信したPB信号を増
幅する利得可変増幅器11aと、フィルタ回路12およ
び13からの各出力信号の信号レベルを検出するレベル
検出回路11bおよび11cと、利得可変増幅器11a
の増幅利得を制御するAGC制御回路11dを具備す
る。
【0038】利得可変増幅器11aは、AGC制御回路
11dからのAGC制御電圧に応じて、受信したPB信
号を増幅する。レベル検出回路11bおよび11cは、
それぞれフィルタ回路12および13からの出力信号の
信号レベルを検出する。AGC制御回路11dは、レベ
ル検出回路11bおよび11cによって検出された信号
レベルに応じて、増幅利得を制御するためのAGC制御
電圧を利得可変増幅器11aに印加する。このとき、A
GC制御回路11dは、レベル検出回路11bおよび1
1cによって検出されたフィルタ回路12および13か
らの各出力信号の信号レベルが、周波数検出回路14お
よび15の動作レベル範囲内となるように、利得可変増
幅器11aを制御する。また、AGC制御回路11d
は、後述するように、制御回路17からDS信号の供給
を受け、このDS信号がHレベルのときはAGC制御電
圧の値を保持する。
【0039】また、フィルタ回路12および13は、利
得可変増幅器11aからの出力信号より、それぞれ高
群、低群の周波数帯域の信号を除去する。周波数検出回
路14および15は、フィルタ回路12および13から
の出力信号の周波数を検出し、各群の信号を抽出する。
なお、DTMF方式のアナログ電話通信では、低群に属
する信号の周波数は697Hz、770Hz、852H
zおよび941Hzであり、高群に属する信号の周波数
は1209Hz、1336Hz、1477Hzおよび1
633Hzである。
【0040】信号判定回路16は、周波数検出回路14
および15において低群、高群からともに有効な周波数
が検出されると、各群の信号を検出したことを示す検出
信号を制御回路17に対して出力するとともに、検出さ
れた各群の周波数の組み合わせよりダイアル番号を識別
して、この番号を示す番号データを出力回路18に出力
する。制御回路17は、入力された検出信号の継続時間
および断絶時間を監視して、受信したPB信号が選択信
号として有効な状態であるか否かを判定し、この有効判
定を示すDS信号を、出力回路18およびAGC制御回
路11dに対して出力する。出力回路18は、信号判定
回路16によって識別された番号データを、制御回路1
7からのDS信号に基づく出力タイミングにより、例え
ば4ビットのデータD1、D2、D3およびD4として
出力する。
【0041】ここで、DS信号の出力についてさらに詳
しく述べる。制御回路17から出力されるDS信号は、
受信したPB信号よりダイアル番号を符号化する処理が
完了し、受信したPB信号が選択信号として有効と判定
された状態であることを示している。信号判定回路16
では、各周波数検出回路14および15から抽出された
低群および高群の信号の論理積により、両群の信号を検
出したことを示す検出信号が出力される。制御回路17
では、この検出信号が入力されると、入力の継続時間の
計測が開始され、継続判定時間Tonまで入力が継続す
ると、入力されたPB信号が有効と判定されて、DS信
号がHレベルとされる。また、検出信号の入力が断絶す
るとこの断絶時間が計測され、断絶判定時間Toffま
で入力が断絶すると、PB信号が無効と判定されてDS
信号がLレベルとされ、この後に同じ周波数の信号の抽
出が行われても別の選択信号と判断される。出力回路1
8では、識別されたダイアル番号を示す番号データが、
DS信号がHレベルの場合にのみ出力され、これにより
番号データの正確な符号化が行われる。
【0042】ところで、上記のPB信号受信装置10の
AGC回路11は、レベル検出回路11bおよび11c
によって検出されたフィルタ回路12および13からの
各出力信号の信号レベルが、周波数検出回路14および
15の動作レベル範囲内となるように、利得可変増幅器
11aを制御する。しかし、AGC回路11では、レベ
ル検出回路11bおよび11cにおいて検出される信号
のレベル変化に対して、利得可変増幅器11aにおける
ゲインの変化は正確に追随せず、目的の信号レベルとな
るまで入力信号の増幅または圧縮が行われるまである程
度の時間を要する。このため、制御回路17において、
検出信号の断続時間に対する時間計測に誤差が生じ、断
絶判定時間Toffに満たない瞬間的なポーズを無効と
判定して、ダイアル番号出力の誤動作が発生する場合が
ある。
【0043】このために、上記のPB信号受信装置10
では、DS信号を出力回路18とともにAGC制御回路
11dに対しても供給する構成とし、AGC制御回路1
1dは、DS信号がHレベルである間は、利得可変増幅
器11aに対して出力するAGC制御電圧の大きさを一
定に保持するような制御を行うことにより、上記の問題
を解決している。
【0044】ここで、図3に、PB信号受信装置10の
各部における信号のタイミングチャートを示す。なお、
図3では、利得可変増幅器11aやフィルタ回路12お
よび13、周波数検出回路14および15の動作による
信号出力の遅延については無視している。
【0045】図3(A)は、AGC回路11に入力され
る入力信号S11を示している。この入力信号S11は
T301〜T306までの間入力され、T304〜T3
05までの間は、例えば何らかの理由で信号が途絶えた
り、あるいはノイズが混入する等によって、入力信号S
11の受信が一時的に断絶している。ここで、T304
〜T305までの入力信号S11の断絶時間は、断絶判
定時間Toffより短くされている。
【0046】また、図3(B)は、利得可変増幅器11
aにおけるゲインA12を示しており、このゲインA1
2は、入力信号S11の入力開始および終了のタイミン
グに対して正確には追従せず、段階的に変化している。
【0047】また、図3(C)は、利得可変増幅器11
aによって入力信号S11が増幅され、AGC回路11
から出力される信号S13を示している。この図3
(C)では、この信号S13がフィルタ回路12および
13を介して周波数検出回路14および15に入力され
た際に、周波数検出処理が可能となる動作レベル範囲の
最大値をレベルGmaxとして記載している。
【0048】また、図3(D)は、信号判定回路16に
おいて、各周波数検出回路14および15から抽出され
た低群および高群の信号の論理積により、両群の信号を
検出したことを示す検出信号を示している。また、図3
(E)は、制御回路17から出力されるDS信号を示し
ている。
【0049】この図3において、T301のタイミング
で入力信号S11が入力されると、レベル検出回路11
bおよび11cにより信号レベルの上昇が検出され、A
GC制御回路11dにより利得可変増幅器11aのゲイ
ンA12が減少される。このとき、利得可変増幅器11
aのゲインA12は段階的に減少するため、AGC回路
11から出力された信号S13は一時的に増幅され、徐
々に圧縮される。このようなゲインA12の一時的な増
加により、フィルタ回路12および13を通過して周波
数検出回路14および15に入力される信号の信号レベ
ルは、周波数検出の動作レベル範囲より高くなり、徐々
に減少してレベルGmax以下となるT302のタイミ
ングまでの間、低群および高群の信号を検出することが
できない。したがって、信号判定回路16からの検出信
号S14は、T302のタイミングから出力が開始され
る。
【0050】また、このT302のタイミングより、制
御回路17によって検出信号の継続時間の計測が開始さ
れる。そして、T303のタイミングにおいて継続判定
時間Tonが経過すると、受信したPB信号が有効と判
定されて、DS信号が出力される。このとき、出力回路
18からは番号データD1〜D4が出力される。
【0051】T304のタイミングにおいて入力信号S
11が断絶すると、信号判定回路16からの検出信号S
14の出力が停止して、制御回路17により断絶時間の
計測が開始される。このとき、レベル検出回路11bお
よび11cにより信号レベルの低下が検出されるが、A
GC制御回路11dは、DS信号がHレベルであること
を検知して、利得可変増幅器11aのゲインA12を変
化させない。
【0052】T305のタイミングにおいて入力信号S
11が再び入力されると、信号判定回路16からの検出
信号S14が再び出力される。このとき、T304のタ
イミングから断絶判定時間Toffが経過していないこ
とから、制御回路17によってPB信号が無効と判定さ
れず、DS信号の出力が継続される。
【0053】T306のタイミングにおいて入力信号S
11が断絶すると、信号判定回路16からの検出信号S
14の出力が停止して、制御回路17により断絶時間の
計測が開始される。このとき、DS信号がHレベルであ
ることから、利得可変増幅器11aのゲインA12は変
化しない。
【0054】T307のタイミングにおいて断絶判定時
間Toffが経過すると、制御回路17はPB信号を無
効と判定し、DS信号をLレベルにする。AGC制御回
路11dは、レベル検出回路11bおよび11cにより
検出された信号レベルがほぼ0であり、かつDS信号が
Lレベルとなったことを検知して、利得可変増幅器11
aのゲインA12を上昇させる。
【0055】以上の動作において、T304のタイミン
グで入力信号S11が断絶した後、断絶判定時間Tof
fが経過する前のT305のタイミングで入力信号S1
1が再び入力したとき、AGC制御回路11dはDS信
号がHレベルであることを検知して、利得可変増幅器1
1aのゲインA12を保持している。これにより、T3
05のタイミングにおいて、周波数検出回路14および
15への入力信号は動作レベル範囲から逸脱せず、入力
信号S11の再入力タイミングから周波数検出回路14
および15が正常に動作する。したがって、制御回路1
7によって、PB信号の断絶判定時間Toffに満たな
い瞬間的な断絶に対して、これを無効とする誤った判定
が行われることがなくなり、ダイアル番号の誤認識が防
止される。
【0056】ところで、上記のPB信号受信装置10に
入力される低群および高群の各信号には、周波数帯に応
じた伝送ロスの差によりレベル差が生じている場合があ
り、また、各群の信号に対応したフィルタ回路12およ
び13についてもそれぞれのゲインに差がある場合があ
る。上記のPB信号受信装置10では、利得可変増幅器
11aにおいて、低群および高群の合成信号に対して増
幅が行われるため、低群および高群の信号に大きなレベ
ル差がある場合、周波数検出回路14および15へのい
ずれかの入力信号が動作レベル範囲に収まらない状態が
生じ、低群および高群の信号の検出タイミングに誤差が
生じて正確なダイアル番号の識別ができなくなる。
【0057】このために、上記のPB信号受信装置10
では、レベル検出回路11bおよび11cがフィルタ回
路12および13の双方の出力信号の信号レベルを検出
するように構成され、AGC制御回路11dはこれらの
信号レベルに基づいて利得可変増幅器11aのゲインを
制御する。例えばAGC制御回路11dは、フィルタ回
路12および13のいずれかの出力信号の信号レベル
が、周波数検出回路14および15の動作レベル範囲よ
り低いときは、入力信号を増幅させ、信号レベルが高い
ときは圧縮させるような制御を行う。これにより、フィ
ルタ回路12および13による出力信号の信号レベルが
双方とも動作レベル範囲に収まるように、利得可変増幅
器11aのゲインが調整され、周波数検出回路14およ
び15は低群および高群の信号を同時に検出することが
可能となる。
【0058】また、アナログ電話通信では、一般に、電
話機端末からPB信号受信装置までの伝送ロスは、周波
数の高い高群の信号の方が低群の信号より大きいことが
多い。例えば、市内電話線用のCCP(Color Coded Pol
yethylene)ケーブルでは、周波数1477Hzの高群の
信号に39dB程度の損失が生じた場合に、周波数69
7Hzの低群の信号に27dB程度の損失が生じること
がある。このような場合は、入力された高群の信号の信
号レベルに応じて、利得可変増幅器のゲインを制御する
ように構成すればよい。
【0059】ここで、本発明の第2の実施の形態例とし
て、図4に、高群の信号の信号レベルに応じて入力信号
を増幅するように構成されたPB信号受信装置の概略構
成例を示す。なお、図4では、図2に示されたPB信号
受信装置10と対応する構成要素には同じ符号を付して
示しており、その説明は省略する。
【0060】図4に示したPB信号受信装置20では、
図2と同様に、フィルタ回路12および13により低
群、高群の周波数帯の各信号が出力されて、それぞれ周
波数検出回路14および15において周波数検出が行わ
れる。レベル検出回路11cは、フィルタ回路13によ
る高群周波数帯の出力信号の信号レベルを検出する。A
GC制御回路21dは、レベル検出回路11cによる検
出された信号レベルが、周波数検出回路15における動
作レベル範囲より低い場合に、この信号レベルに応じて
入力信号を増幅するように、利得可変増幅器11aを制
御する。
【0061】ここで、AGC制御回路21dは、例え
ば、低群と高群の信号の組み合わせごとに、各群の信号
のレベル差の予想値が事前に設定されて、この予想値に
基づいて、フィルタ回路12および13からの出力信号
が、それぞれ周波数検出回路14および15の動作レベ
ル範囲内の信号レベルとなるように、利得可変増幅器1
1aのゲインを制御する。
【0062】このような動作により、PB信号受信装置
20では、低群の信号と比較して高群の信号の信号レベ
ルが低い場合でも、周波数検出回路14および15が、
入力された低群および高群の双方の信号に対して正常な
周波数検出を行うことが可能となり、ダイアル番号を正
確に識別することができるようになる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のPB信号
受信装置では、レベル検出手段は、増幅手段より第1お
よび第2の帯域フィルタに出力される信号の信号レベル
を検出する。また、利得制御手段は、レベル検出手段に
よって検出された信号レベルに応じて増幅手段の増幅利
得を制御するとともに、ダイアル番号識別手段におい
て、受信したプッシュボタン信号が有効と判定されてい
る間は、増幅手段における増幅利得の値を保持する。こ
のような動作によって、入力されたPB信号の瞬間的な
断絶に対して、誤った無効判定を行うことが防止され、
正確なダイアル番号の識別を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPB信号受信装置の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例であるPB信号受
信装置の概略構成例を示す図である。
【図3】PB信号受信装置の各部における信号を時間経
過とともに示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態例であるPB信号受
信装置の概略構成例を示す図である。
【図5】従来のPB信号受信装置の概略構成を示す図で
ある。
【図6】受信したPB信号と有効判定について説明した
図である。
【図7】従来のPB信号受信装置の各部における信号を
時間経過とともに示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 PB信号受信装置 2 増幅手段 3 第1の帯域フィルタ 4 第2の帯域フィルタ 5 ダイアル番号識別手段 6 レベル検出手段 7 利得制御手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プッシュボタン信号を受信してダイアル
    番号を識別するプッシュボタン信号受信装置において、 受信した前記プッシュボタン信号を増幅する増幅手段
    と、 前記増幅手段の出力信号から、低群および高群の各周波
    数帯の信号のみ通過させる第1および第2の帯域フィル
    タと、 前記第1および第2の帯域フィルタの各出力信号の周波
    数を検出して、ダイアル番号を識別するとともに、受信
    した前記プッシュボタン信号の有効判定を行い、前記有
    効判定に応じて前記ダイアル番号を出力するダイアル番
    号識別手段と、 前記増幅手段の出力信号の信号レベルを検出するレベル
    検出手段と、 前記信号レベルに応じて前記増幅手段の増幅利得を制御
    し、前記ダイアル番号識別手段において、受信した前記
    プッシュボタン信号が有効と判定されている間は、前記
    増幅利得の値を保持する利得制御手段と、 を有することを特徴とするプッシュボタン信号受信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ダイアル番号識別手段は、受信した
    前記プッシュボタン信号を有効と判定している間、周波
    数検出によって識別した前記ダイアル番号を、前記有効
    判定に応じて出力する処理が完了したことを示すDS
    (Decode Signal)信号を出力し、 前記利得制御手段は、前記DS信号が入力されている
    間、前記増幅利得の値を保持することを特徴とする請求
    項1記載のプッシュボタン信号受信装置。
  3. 【請求項3】 前記ダイアル番号識別手段は、前記第1
    および第2の帯域フィルタの各出力信号の周波数を検出
    することにより、前記低群および高群の双方の信号を抽
    出し、抽出された前記双方の信号が一定時間継続した場
    合に、前記DS信号をHレベルとし、抽出された前記双
    方の信号が一定時間断絶した場合に、前記DS信号をL
    レベルとすることを特徴とする請求項2記載のプッシュ
    ボタン信号受信装置。
  4. 【請求項4】 前記利得制御手段は、前記レベル検出手
    段によって検出された前記信号レベルが高いとき、前記
    増幅手段の前記増幅利得の値を減少させ、前記信号レベ
    ルが低いとき、前記増幅利得の値を増加させることを特
    徴とする請求項1記載のプッシュボタン信号受信装置。
  5. 【請求項5】 前記レベル検出手段は、前記第1および
    第2の帯域フィルタからの各出力信号の信号レベルを検
    出することを特徴とする請求項1記載のプッシュボタン
    信号受信装置。
  6. 【請求項6】 前記利得制御手段は、前記レベル検出手
    段によって検出された、前記第1および第2の帯域フィ
    ルタからの各出力信号の信号レベルが、前記ダイアル番
    号識別手段における周波数検出処理の動作レベル範囲内
    となるように、前記増幅手段の前記増幅利得の値を制御
    することを特徴とする請求項5記載のプッシュボタン信
    号受信装置。
  7. 【請求項7】 前記レベル検出手段は、前記第2の帯域
    フィルタからの出力信号の信号レベルを検出することを
    特徴とする請求項1記載のプッシュボタン信号受信装
    置。
  8. 【請求項8】 前記利得制御手段は、前記低群および高
    群の各信号の組み合わせごとにあらかじめ設定された前
    記各信号の入力レベル差の予想値に基づいて、前記レベ
    ル検出手段によって検出された前記信号レベルが、前記
    ダイアル番号識別手段における周波数検出処理の動作レ
    ベル範囲内となるように、前記増幅手段の前記増幅利得
    の値を制御することを特徴とする請求項7記載のプッシ
    ュボタン信号受信装置。
  9. 【請求項9】 プッシュボタン信号を受信して、利得可
    変増幅回路を介して周波数検出を行い、ダイアル番号を
    識別する場合の前記利得可変増幅回路に対する利得制御
    方法において、 前記利得可変増幅回路の出力信号の信号レベルを検出し
    て、前記信号レベルに応じて前記利得可変増幅回路の増
    幅利得を制御し、 受信した前記プッシュボタン信号が有効と判定されてい
    る間は、前記増幅利得の値を保持する、 ことを特徴とする利得制御方法。
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