JPH119749A - ゴルフスイング練習器 - Google Patents
ゴルフスイング練習器Info
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- JPH119749A JPH119749A JP16368997A JP16368997A JPH119749A JP H119749 A JPH119749 A JP H119749A JP 16368997 A JP16368997 A JP 16368997A JP 16368997 A JP16368997 A JP 16368997A JP H119749 A JPH119749 A JP H119749A
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Abstract
認識できると共に、その軌道上でのクラブヘッド部分の
フェイス面の角度、向き及びスイングの状態を認識する
ことができる。 【解決手段】 ゴルフクラブのシャフト及びグリップに
相当する所定長さの棒状部材1と、この棒状部材の先端
部に設けられゴルフクラブのヘッドに相当する所定重量
を有すると共にその片面にはクラブヘッドのフェイス面
に相当する平面部5を有する擬似ヘッド部材2と、この
擬似ヘッド部材の片面の上記平面部5にその面から所定
距離だけ離して設けられた少なくとも1個の発光体3
と、上記棒状部材1又は擬似ヘッド部材2に内蔵され上
記発光体3に電力を供給する電池とを備え、練習者が上
記棒状部材1の一端部1aを握り、擬似ヘッド部材2の
クラブヘッドのフェイス面に相当する平面部5をスイン
グ方向に正対させて該棒状部材1を振り、上記発光体3
からの光の軌跡を残像現象により視認することにより、
スイングの状態を認識しうるようにした。
Description
人がゴルフクラブでゴルフボールを打つときのスイング
フォームを練習するためのゴルフスイング練習器に関
し、特に、スイングにおけるクラブヘッド部分の軌道を
認識できると共に、その軌道上でのクラブヘッド部分の
フェイス面の角度、向き及びスイングの状態を認識する
ことができるゴルフスイング練習器に関する。
は、例えば実開昭61−100462号公報及び実開昭
61−127770号公報に記載されているように、ゴ
ルフクラブのヘッドの上面に発光端が位置すると共に当
該ヘッドのスイートスポットを通る位置に所定間隔で2
個の発光素子を配設し、これらの発光素子に給電する電
池を上記ゴルフクラブのヘッド内又はシャフト内或いは
グリップ内に着脱可能に収納して成っていた。
を用いてスイングフォームを練習するには、上記2個の
発光素子を電池で給電して点灯させた状態で、練習者
は、上記ゴルフクラブのグリップを握り、クラブヘッド
のフェイス面でゴルフボールを打つときと同様なスイン
グを行う。このとき、上記点灯した2個の発光素子の移
動した経路が残像現象により二つの光点の軌跡として視
認され、練習者は、上記二つの光点の軌跡の間隔の変
化、その交差する点の位置、光点の見えなくなる位置等
から、自己のスイングフォームとインパクト時のフォー
ムとを認識しようとしていた。
来のゴルフスイング練習器においては、2個の発光素子
がゴルフクラブのヘッドの上面に発光端が位置するよう
に配設されており、ゴルフクラブのスイング方向に正対
するクラブヘッドのフェイス面(垂直面)には何も設け
られていないので、ゴルフクラブのグリップを握ってス
イングを行う練習者は、そのスイングにおけるクラブヘ
ッド全体の軌道は認識できるが、該クラブヘッドがゴル
フボールにインパクトする瞬間のクラブヘッドのフェイ
ス面の角度、向き等の姿勢を認識することはできなかっ
た。また、実際のゴルフクラブのヘッドの上面に2個の
発光素子を配設してゴルフスイング練習器を構成するの
みであったので、全長が大きく、室内において簡易かつ
安全に使用することはできなかった。
処し、発光体をクラブヘッド部分のフェイス面に相当す
る平面部に設けることにより、ゴルフクラブのスイング
におけるクラブヘッド部分の軌道を認識できると共に、
その軌道上でのクラブヘッド部分のフェイス面の角度、
向き及びスイングの状態を認識することができるゴルフ
スイング練習器を提供することを目的とする。
に、本発明によるゴルフスイング練習器は、ゴルフクラ
ブ又はゴルフクラブを模した形状のスイング部材のクラ
ブヘッドに相当する部分に発光体を取り付け、上記ゴル
フクラブ又はスイング部材のスイング時の該発光体の光
の残像による軌跡線によりクラブヘッド部分の軌道を練
習者に認識させるゴルフスイング練習器において、上記
発光体は、上記クラブヘッド部分のフェイス面に相当す
る平面部にその面から所定距離だけ離して取り付け、ゴ
ルフクラブ又はスイング部材のスイング時の該発光体の
光の見え隠れ及びその光の軌跡線から、練習者がクラブ
ヘッド部分のフェイス面の角度、向き及びスイングの状
態を認識しうるようにしたしたものである。
ブ又はスイング部材のクラブヘッド部分のフェイス面に
相当する平面部に平行に反射板を設け、練習者が発光体
の光自体及び反射板からの反射光の両者が描く光の軌跡
線を残像現象により視認可能としてもよい。
スイング部材のクラブヘッド部分のフェイス面に相当す
る平面部にてクラブヘッドのスイートスポットに相当す
る部分と練習者の眼とを結ぶ線に略平行な線上に複数個
配置し、練習者が該発光体からの複数本の光の軌跡線を
残像現象により視認可能としてもよい。
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるゴ
ルフスイング練習器の実施の形態を示す側面図であり、
図2はその平面図である。このゴルフスイング練習器
は、ゴルフを練習する人がゴルフクラブでゴルフボール
を打つときのスイングフォームを練習するためのもの
で、ゴルフクラブ又はゴルフクラブを模した形状のスイ
ング部材のクラブヘッドに相当する部分に発光体を取り
付け、上記ゴルフクラブ又はスイング部材のスイング時
の該発光体の光の残像による軌跡線によりクラブヘッド
部分の軌道を練習者に認識させるようになっている。そ
して、上記ゴルフクラブを模した形状のスイング部材と
しては、図1及び図2に示すように、棒状部材1と、擬
似ヘッド部材2と、発光体3と、反射板4と、電池(図
示省略)とを備えて成るものがある。
グフォームを練習する練習者が握ってスイングするもの
で、ゴルフクラブのシャフト及びグリップに相当し、グ
リップ部1aと短いシャフト部1bとを有し、その軸方
向の長さは実際のゴルフクラブのシャフト及びグリップ
の長さより短い所定長さとされている。
1の軸方向に沿って擬似ヘッド部材2が設けられてい
る。この擬似ヘッド部材2は、ゴルフクラブのヘッドに
相当する部分となるもので、例えば適宜の厚さで適宜の
形状に形成された板状部材からなり、その重さは実際の
ゴルフクラブをスイングしたときの動的な重さ(慣性モ
ーメント)が同じになるような所定重量とされている。
また、その片面には、ゴルフクラブのスイング方向に正
対するクラブヘッド部分のフェイス面(垂直面)に相当
する平面部5が形成されている。なお、上記棒状部材1
と擬似ヘッド部材2とを合わせたゴルフスイング練習器
の全長L(図2参照)は、実際のゴルフクラブの長さよ
り短くされており、室内でもスイングの練習をすること
ができる。
は、1個の発光体3が設けられている。この発光体3
は、ゴルフクラブのスイングフォームを練習するときに
そのスイングにおけるクラブヘッド部分の軌道を光の残
像現象による軌跡で示すもので、図1に示すように上記
擬似ヘッド部材2の幅w内の中央部付近に、図2に示す
ように上記平面部5の表面から所定距離d1(例えば5m
m程度)だけ離して設けられている。なお、この発光体
3は、例えば発光ダイオード(LED)又は小形の豆電
球などからなり、赤色又は緑色或いは白色などの光を発
するようになっている。
は、図示省略したが電池が内蔵されている。この電池
は、上記発光体3に電力を供給するもので、図示省略の
スイッチにより電力を供給又は遮断し、発光体3を点灯
し又は消灯するようになっている。
て発光体3の近傍には、反射板4が設けられている。こ
の反射板4は、上記発光体3からの光を反射して上記棒
状部材1の一端部(グリップ部1a)を握った練習者が
その反射光を視認しうるようにするもので、図1に示す
ように、例えば長方形状に形成され、発光体3の周囲に
て練習者の眼6が位置する側に偏って上記平面部5に平
行に張り付けられている。この反射板4は、表面が光を
反射するように仕上げてあるものならば何でもよく、例
えば金属、プラスチック、ガラスなどでできている。そ
して、上記反射板4は、練習者が棒状部材1のグリップ
部1aを握った状態でその眼6と発光体3とを結ぶ視線
方向9において、該発光体3から距離d2(例えば30
〜40mm程度)だけ斜め方向に伸びている。これによ
り、図2に示すように、上記棒状部材1の一端部(グリ
ップ部1a)を握った練習者からは、発光体3からの光
が直接眼6に至る直接光7と、反射板4に当たって反射
して眼6に至る反射光8とが見えることとなる。
複数本の光7,8の軌跡を残像現象により視認すること
ができる。したがって、1個の発光体3で2個の発光体
3を設けたのと同様に複数本の光の軌跡を得ることがで
きる。このとき、実光点と虚像光点とは、そのままクラ
ブヘッド部分のフェイス面に直交するように配置され
る。また、上記実光点と虚像光点との間隔がフェイス面
から発光体3への距離の2倍になるので、上記フェイス
面と発光体3との間隔が狭くても複数本の光の軌跡幅を
拡大することができる。
接光7及び反射光8の見え方について、図3〜図5を参
照して説明する。まず、図3に示すように、このゴルフ
スイング練習器10は、練習者が棒状部材1の一端部
(グリップ部1a)を握り、擬似ヘッド部材2のクラブ
ヘッド部分のフェイス面に相当する平面部5をスイング
方向に正対させて斜め下方に構え、眼6で斜め下方に見
下ろすようにする。この状態からゴルフスイング練習器
10をスイング後方に振り上げて、スイングプレーンに
沿って棒状部材1を振り、ゴルフボールにインパクトす
るようにスイングする。
ヘッド部分のフェイス面に相当する平面部5がスイング
プレーンにスクエアな動きをするとした場合は、直接光
7及び反射光8の見え方は図4に示すようになる。すな
わち、図4において、擬似ヘッド部材2がダウンスイン
グの後期において位置2aから矢印A,B,Cのように
スイングされ、位置2cでインパクトの状態となり、位
置2eから矢印Cのようにフォローの状態にスイングさ
れる。そして、上記ダウンスイング後期の位置2aで
は、発光体3aからの光は、擬似ヘッド部材2aに遮ら
れて直接光7も反射光8も練習者の眼6からは見えな
い。その次の位置2bでは、発光体3bからの直接光7
だけがぎりぎりに見える。その次のインパクトの位置2
cでは、直接光7と反射光8の両方が見える。さらにそ
の次の位置2d,2eでは、直接光7だけが見える。
おいては、スイング中のクラブヘッド部分の運動は、ス
イングプレーンに沿った振り子運動とシャフトの軸周り
の回転運動とが合成されたものと考えることができる。
このとき、インパクト位置では、クラブヘッド部分のフ
ェイス面は概ねスイングプレーンに直角となる。インパ
クト位置の少し前では、通常はクラブヘッド部分のフェ
イス面は少し開いた状態からシャフトの軸周りの回転が
加わって閉じながらインパクトに向かう。インパクト位
置の後では、クラブヘッド部分のフェイス面はスイング
プレーンに直角な角度から軸周りに徐々に閉じてフォロ
ーに向かう。
がシャフトの軸周りに回転して開いたり閉じたりすると
きの、直接光7及び反射光8の見え方は図5に示すよう
になる。すなわち、図5(b)に示すように、擬似ヘッ
ド部材2のクラブヘッド部分のフェイス面に相当する平
面部5がスイングプレーンにスクエアな場合には、上記
平面部5に平行に進んでくる直接光7だけが見え、スイ
ングにおける発光体3からの光の軌跡として1本が見え
る。また、図5(c)に示すように、上記平面部5がス
イングプレーンに対し適宜の角度傾いて開いている場合
(若干オープン)は、該平面部5に設けられた反射板4
で発光体3の光が反射され、直接光7と反射光8とが見
え、スイングにおける発光体3からの光の軌跡としては
2本が見える。
面部5がスイングプレーンに対しかなり傾いて大きく開
いている場合(かなりオープン)は、該平面部5に設け
られた反射板4で発光体3の光が反射され、直接光7と
反射光8とが離れて見え、スイングにおける発光体3か
らの光の軌跡としては2本が見える。また、図5(a)
に示すように、上記平面部5がスイングプレーンに対し
反対側に大きく傾いて閉じている場合(かなりクロー
ズ)は、インパクトの手前までは発光体3からの直接光
7と反射光8とが見えるが、インパクトの後では該平面
部5に設けられた発光体3は擬似ヘッド部材2によって
隠されてしまい、該発光体3からの直接光7も反射光8
も見えず、スイングにおける発光体3からの光の軌跡は
消えることとなる。このように、インパクト位置の近く
にクラブヘッド部分がある状況では、発光体3からの光
が上記平面部5で見え隠れするので、上記発光体3から
の光が消える位置がインパクト位置として練習者に容易
に認識される。
グ練習器10の使用について説明する。まず、図3に示
すように、練習者は、棒状部材1の一端部(グリップ部
1a)を握り、擬似ヘッド部材2のクラブヘッド部分の
フェイス面に相当する平面部5をスイング方向に正対さ
せて斜め下方に構え、眼6で斜め下方に見下ろすように
する。この状態からゴルフスイング練習器10をスイン
グ後方に振り上げて、スイングプレーンに沿って棒状部
材1を振り、ゴルフボールにインパクトするようにスイ
ングする。このスイングの間に、上記平面部5に設けら
れた発光体3からの光の軌跡を残像現象により視認する
ことにより、上記擬似ヘッド部材2のスイングの状態を
認識する。
見え方の組合せにより、練習者のスイングの状態が図6
に示すようないくつかのケースに分けて認識できる。ま
ず、図6(a)は、ゴルフボールに対するインパクトゾ
ーン11の手前において直接光7と反射光8の2本の光
が見え、上記インパクトゾーン11に対し真横から当た
ると共にそこで両者が交わって直接光7だけとなり、イ
ンパクトゾーン11の後方においてもしばらく直接光7
が見えるケースである。この場合は、擬似ヘッド部材2
の全体の軌道はスクエアの状態であり、該擬似ヘッド部
材2は図5(c)に示すように平面部5が若干開いた状
態から徐々に閉じて図5(b)に示すようにスクエアに
インパクトを迎える状態であり、ノーマルな(理想的
な)スイングであることを示す。
ルに対するインパクトゾーン11の手前において直接光
7だけの1本の光が見え、上記インパクトゾーン11に
対し外側から当たると共に内側に向けて抜け、インパク
トゾーン11の後方においてもわずかに直接光7が見え
るケースである。この場合は、擬似ヘッド部材2の全体
の軌道はアウトサイド・インの状態であり、該擬似ヘッ
ド部材2は図5(b)と(a)の中間において平面部5
が若干閉じた状態のままインパクトを迎える状態であ
り、打球はいわゆる「引っ掛け」となるスイングである
ことを示す。
ルに対するインパクトゾーン11の手前において直接光
7だけの1本の光が見え、上記インパクトゾーン11に
対し内側から当たると共に外側に向けて抜け、インパク
トゾーン11の後方においてもわずかに直接光7が見え
るケースである。この場合は、擬似ヘッド部材2の全体
の軌道はインサイド・アウトの状態であり、該擬似ヘッ
ド部材2は図5(b)と(a)の中間において平面部5
が若干閉じた状態のままインパクトを迎える状態であ
り、打球はいわゆる「強いフック系」となるスイングで
あることを示す。
るインパクトゾーン11の手前において間隔の広い直接
光7と反射光8の2本の光が見え、上記インパクトゾー
ン11に対し真横から当たると共にそのまま後方に抜
け、インパクトゾーン11の後方においてもしばらく直
接光7と反射光8の2本の光が見えるケースである。こ
の場合は、擬似ヘッド部材2の全体の軌道はスクエアの
状態であり、該擬似ヘッド部材2は図5(d)に示すよ
うに平面部5が大きく開いた状態のままスクエアにイン
パクトを迎える状態であり、打球はいわゆる「大きなス
ライス」となるスイングであることを示す。
るインパクトゾーン11の手前において直接光7と反射
光8の2本の光が見え、上記インパクトゾーン11に対
し真横から当たると共にその前後で両者が消える(光が
消える位置が定まらない)ケースである。この場合は、
インパクトゾーン11に至るまでは擬似ヘッド部材2の
全体の軌道はスクエアの状態であり、該擬似ヘッド部材
2は図5(c)に示すように平面部5が若干開いた状態
であるかも知れないが、手首の回転が早いスイングであ
り打球は「方向不安定」となるスイングであることを示
す。
(d)に示すような光の軌跡及び本数を残像現象により
視認することにより、上記擬似ヘッド部材2のスイング
の状態をスイングの軌道とフェイス面に相当する平面部
5の傾きとにより認識することができ、自己のスイング
のパターンが図6(a)に示すようなパターンとなるよ
う練習することにより、ゴルフクラブでゴルフボールを
打つときのスイングフォームを改善することができる。
図である。この実施形態は、発光体3を、ゴルフクラブ
又はスイング部材12のクラブヘッド部分13のフェイ
ス面に相当する平面部5にてクラブヘッドのスイートス
ポット14に相当する部分と練習者の眼6とを結ぶ線1
5に略平行な線上に複数個配置し、練習者が該発光体3
からの複数本の光の軌跡線を残像現象により視認可能と
したものである。すなわち、図7の例では、ゴルフクラ
ブ又はスイング部材12のクラブヘッド部分13のフェ
イス面に相当する平面部5にて、クラブヘッドのスイー
トスポット14に相当する部分と練習者の眼6とを結ぶ
線15上に2個の発光体3a,3bを配置したものであ
る。
ド部分13のフェイス面がシャフトの軸周りに回転して
開いたり閉じたりしながらスイングするときの光の見え
方は、基本的には前述の図5に示すと同様になるが、こ
の場合は図8に示すように上記2個の発光体3a,3b
からの直接光7a,7bのみとなる。すなわち、図8
(b)に示すように、平面部5がスイングプレーンに対
しスクエアな場合には、練習者の眼6からは2個の発光
体3a,3bが重なった状態に見え、それぞれの直接光
7a,7bが重なって1本の光の軌跡線として見える。
また、図8(c)に示すように、上記平面部5がスイン
グプレーンに対しオープンな場合は、上記2個の発光体
3a,3bは離れた状態に見え、それぞれの直接光7
a,7bが別々に2本の光の軌跡線として見える。
面部5がスイングプレーンに対しクローズドな場合は、
上記2個の発光体3a,3bが図8(c)とは逆の位置
関係で離れた状態に見え、それぞれの直接光7a,7b
が別々に2本の光の軌跡線として見える。ただし、図8
(a)の場合は、インパクトの後では上記発光体3a,
3bはクラブヘッド部分13によって隠されてしまい、
それぞれの直接光7a,7bは見えず、スイングにおけ
る発光体からの光の軌跡線は消えることとなる。
bからの光の軌跡線の見え方により、練習者のスイング
の状態をいくつかのケースに分けて認識するのは、図6
に示すと同様にして行えばよい。
ては、図1において、反射板4を設けずに、擬似ヘッド
部材2の片面の平面部5にその面から所定距離d1だけ
離して1個の発光体3のみを設けてもよい。この場合
は、残像現象により複数本の光の軌跡を視認することは
できないが、1本の光の軌跡によりスイングの軌道を認
識することはでき、また、その1本の光の軌跡が見えた
り消えたりする位置によりフェイス面に相当する平面部
5の傾き具合をある程度認識することができる。
(a)〜(d)に示すような光の軌跡及び本数を残像現
象により視認することによりスイングフォームを練習す
るが、ゴルフの練習を始めたばかりの初心者では、ゴル
フスイング練習器10のスイングにおける発光体3の光
の軌跡がよく見えないことがある。また、見えてもそれ
が良いパターンなのか悪いパターンなのかが分からない
ことがある。したがって、スイングの練習が十分にでき
ないことがある。そこで、上記ゴルフスイング練習器1
0を使用している練習者の上方に、例えばテレビカメラ
を配置して、練習者がゴルフスイング練習器10をスイ
ングしているときの全体動作及び発光体3の光の軌跡を
撮影すると共にこれらを録画しておき、その後この録画
した画像を再生してテレビモニタに表示し、図6(a)
〜(d)のどのスイングフォームなのかを解析するよう
にすればよい。このようにすれば、初心者でも練習の成
果を上げることができる。
練習者がゴルフクラブ又はゴルフクラブを摸した形状の
スイング部材の一端部を握り、クラブヘッド部分のフェ
イス面に相当する平面部をスイング方向に正対させて該
スイング部材を振り、上記平面部に設けられた発光体か
らの光の軌跡を残像現象により視認することにより、上
記クラブヘッド部分のスイングの状態を認識することが
できる。このとき、クラブヘッド部分のフェイス面に相
当する平面部に設けられた発光体からの光が見えたり隠
れたりする位置により、その平面部の傾き具合をある程
度認識することができ、スイングにおけるクラブヘッド
部分の軌道を認識できると共に、その軌道上でのクラブ
ヘッド部分のフェイス面の角度、向きを認識することが
できる。したがって、そのスイングにおけるインパクト
時の打球がフック、ストレート、スライスの何れになる
かの判定もすることができる。また、上記ゴルフスイン
グ練習器は、実際のゴルフクラブの全長よりも短く形成
されたゴルフクラブを摸した形状のスイング部材を用い
た場合は、室内においても簡易かつ安全に使用すること
ができる。
ブ又はスイング部材のクラブヘッド部分のフェイス面に
相当する平面部に平行に反射板を設け、或いは、上記発
光体を、ゴルフクラブ又はスイング部材のクラブヘッド
部分のフェイス面に相当する平面部にてクラブヘッドの
スイートスポットに相当する部分と練習者の眼とを結ぶ
線に略平行な線上に複数個配置し、それぞれ練習者が上
記発光体からの複数本の光の軌跡線を残像現象により視
認可能としたものにおいては、上記クラブヘッド部分の
スイングの状態をスイングの軌道とフェイス面に相当す
る平面部の角度、向きとにより認識することができ、自
己のスイングのパターンが図6(a)に示すようなノー
マルな(理想的な)パターンとなるよう練習することが
できる。この場合は、複数本の光の軌跡によってスイン
グの軌道上でのフェイス面に相当する平面部の角度、向
きをより良く認識することができ、そのスイングにおけ
るインパクト時の打球がフック、ストレート、スライス
の何れになるかの判定をより良くすることができる。
態を示す側面図である。
者がそのゴルフスイング練習器を構えた状態を示す説明
図である。
似ヘッド部材のクラブヘッド部分のフェイス面に相当す
る平面部がスイングプレーンにスクエアな動きをすると
した場合の発光体からの直接光及び反射光の見え方を示
す説明図である。
ラブヘッド部分のフェイス面がシャフトの軸周りに回転
して開いたり閉じたりするときの、直接光及び反射光の
見え方を示す説明図である。
分けて認識する場合のパターンを示す説明図である。
をスイングしたときの直接光の見え方を示す説明図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 ゴルフクラブ又はゴルフクラブを模した
形状のスイング部材のクラブヘッドに相当する部分に発
光体を取り付け、上記ゴルフクラブ又はスイング部材の
スイング時の該発光体の光の残像による軌跡線によりク
ラブヘッド部分の軌道を練習者に認識させるゴルフスイ
ング練習器において、上記発光体は、上記クラブヘッド
部分のフェイス面に相当する平面部にその面から所定距
離だけ離して取り付け、ゴルフクラブ又はスイング部材
のスイング時の該発光体の光の見え隠れ及びその光の軌
跡線から、練習者がクラブヘッド部分のフェイス面の角
度、向き及びスイングの状態を認識しうるようにしたこ
とを特徴とするゴルフスイング練習器。 - 【請求項2】 上記発光体の近傍には、ゴルフクラブ又
はスイング部材のクラブヘッド部分のフェイス面に相当
する平面部に平行に反射板を設け、練習者が発光体の光
自体及び反射板からの反射光の両者が描く光の軌跡線を
残像現象により視認可能としたことを特徴とする請求項
1記載のゴルフスイング練習器。 - 【請求項3】 上記発光体は、ゴルフクラブ又はスイン
グ部材のクラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面
部にてクラブヘッドのスイートスポットに相当する部分
と練習者の眼とを結ぶ線に略平行な線上に複数個配置
し、練習者が該発光体からの複数本の光の軌跡線を残像
現象により視認可能としたことを特徴とする請求項1記
載のゴルフスイング練習器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16368997A JP3995762B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | ゴルフスイング練習器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16368997A JP3995762B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | ゴルフスイング練習器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH119749A true JPH119749A (ja) | 1999-01-19 |
JP3995762B2 JP3995762B2 (ja) | 2007-10-24 |
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ID=15778739
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16368997A Expired - Fee Related JP3995762B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | ゴルフスイング練習器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3995762B2 (ja) |
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KR100573577B1 (ko) | 2004-08-26 | 2006-04-26 | 이항복 | 원심력 골프 스윙 연습용 배트 |
JP2009172141A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Kosaku Ueda | ゴルフスイング練習用バット |
JP2015019716A (ja) * | 2013-07-17 | 2015-02-02 | 皓一 西田 | ゴルフのパッティング練習具 |
KR20160054235A (ko) * | 2014-11-06 | 2016-05-16 | 전서형 | 골프스윙 궤도 시현 장치 및 그 방법 |
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- 1997-06-20 JP JP16368997A patent/JP3995762B2/ja not_active Expired - Fee Related
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