JP2583004Y2 - ゴルフ練習器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】 【産業上の利用分野】

【０００１】本考案はゴルフに於て芝生等ゴルフ場に埋
設したカップに全く間近く、ないし、５メートル程度を
離間した位の状態に於てゴルフ球をクラブを以て打叩
し、カップ中へ確実に進行し、カップ中へ落下すること
を練習するゴルフ練習器である。

【従来の技術】

【０００２】従来はクラブの打球状態をゴルフ競技者が
各人適宣に練習し、各人が適当に会得するより外なかっ
た。

【０００３】本考案はカップ体とクラブとを別個に分別
し、カップ体は乾電池の如きを電源とする灯火を点火
し、これをクラブの球打叩部に接して取付けた鏡板に映
写させ、これを練習者が肉眼を以て把握し、それととも
に、上記クラブの球打叩部上にこれと接してプリズムを
取付け、ゴルフ球の打叩位置に於て球打叩部の前面に配
置したゴルフ球がプリズムに表現した横方向の符号線
（横一線をなす符号線）上に映像を写出すること可能な
構成になし、かつ、この際ゴルフ球がカップ体の開口部
へ直進的に進行してこの中へ進入可能の構成にしたゴル
フ練習器である。ゴルフ球が上記プリズムの符号線上と
鏡板とに同時に映写されることを妨げない。その余のク
ラブの構成は一般的クラブと同じ。

【考案の構成】

【０００４】請求項に同じ。

【課題を解決するための手段】

【０００５】請求項、及び、実施例に同じ。

【実施例】図は本考案の実施の一例を示す。（１）は金
属板、または、プラスチック板で、通常強靭性、ない
し、弾力性を有し両脚部と天井とを連続して形成する。
（２）は点滅自在の灯火であって、凸レンズ（３）を定
着する。この灯火は商品名ペンライトを筒中に挿入し、
挾持具（４）を以て筒に着脱自在に挾着する。この灯火
はペンライトを回転させれば点火し、また、逆回動させ
れば滅する。（５）はクラブで、その下端部にゴルフ球
の球打叩部（６）を具有する。（７）は球打叩部（６）
に定着したプリズムで、ブリズム（７）をブリズム枠
（８）中に収着し、このプリズム枠（８）を球打叩部
（６）に定着する。（９）は鏡板で、球打叩部（６）に
支持体（１０）を定着し、これに鏡板（９）を若干の上
下方向、及び、同横方向、ないし、同傾斜方向に調整可
能に取付ける。（１１）はプリズム（７）に施した横の
符号線を示す。クラブの柄の構成は一般観念のものと同
一である。（１２）はゴルフ球を示す。

【作用】本考案の作用を前項実施例に依拠して説明する
にカップ体は本考案ゴルフ練習器に於て実際のゴルフ場
に於て芝生に据付け、その中へゴルフ球（１２）を打叩
進入させると同然の役を果たすものであり、これは通例
室内、あるいは、廊下等に於て数メートル離間した個所
（床上）へ配置し、クラブを振ってゴルフ球（１２）を
打叩すれば、（通例振り幅を狹少に振る。）実施例に示
した構成に依存するところによりゴルフ球（１２）は床
上を移動してカップ体の開口部に直進的に進行し、確実
にカップ体内へ進入する。このクラブを振っての球打叩
感覚は実際のゴルフ競技にも準用されるものである。

【考案の効果】

【０００７】本考案を使用して室内、廊下等に於てゴル
フ球（１２）の打叩練習を行えば、ゴルフ球（１２）の
打叩を合理的に行い得て、芝生上等に於ける実際のゴル
フ打叩時に良質のホールイン行為をなし得る効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

図は本考案実施の一例を示し、 図１はカップ体の正面図 図２は図１と向きを異別にした同平面図 図３は同底面図 図４はクラブの正面図 図５は同背面図 図６は図４に於けるＡ−Ａ線断面図 図７は同Ｂ−Ｂ線断面図 図８はクラブの球打叩部平面図 であって、図中主要部は実用新案登録請求の範囲に於け
る相互補足関係に存する。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ゴルフ球を進入させる開口部を有し、点滅
   自在の灯火を具備するカップ体と、球打叩部を下端部に
   有し、この球打叩部の上部にプリズムと鏡板とを各取付
   け、鏡板に上記灯火の映像が写出され、かつ、球打叩部
   に対立させたゴルフ球が上記プリズムに表現した横方向
   の符号線上にある時、クラブを以て打叩したゴルフ球が
   上記カップ体の開口部へ確実に直進的に進入可能にした
   クラブとより成るゴルフ練習器。