JP3995762B2 - ゴルフスイング練習器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフを練習する人がゴルフクラブでゴルフボールを打つときのスイングフォームを練習するためのゴルフスイング練習器に関し、特に、スイングにおけるクラブヘッド部分の軌道を認識できると共に、その軌道上でのクラブヘッド部分のフェイス面の角度、向き及びスイングの状態を認識することができるゴルフスイング練習器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のゴルフスイング練習器は、例えば実開昭61−100462号公報及び実開昭61−127770号公報に記載されているように、ゴルフクラブのヘッドの上面に発光端が位置すると共に当該ヘッドのスイートスポットを通る位置に所定間隔で2個の発光素子を配設し、これらの発光素子に給電する電池を上記ゴルフクラブのヘッド内又はシャフト内或いはグリップ内に着脱可能に収納して成っていた。
【0003】
そして、このようなゴルフスイング練習器を用いてスイングフォームを練習するには、上記2個の発光素子を電池で給電して点灯させた状態で、練習者は、上記ゴルフクラブのグリップを握り、クラブヘッドのフェイス面でゴルフボールを打つときと同様なスイングを行う。このとき、上記点灯した2個の発光素子の移動した経路が残像現象により二つの光点の軌跡として視認され、練習者は、上記二つの光点の軌跡の間隔の変化、その交差する点の位置、光点の見えなくなる位置等から、自己のスイングフォームとインパクト時のフォームとを認識しようとしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来のゴルフスイング練習器においては、2個の発光素子がゴルフクラブのヘッドの上面に発光端が位置するように配設されており、ゴルフクラブのスイング方向に正対するクラブヘッドのフェイス面(垂直面)には何も設けられていないので、ゴルフクラブのグリップを握ってスイングを行う練習者は、そのスイングにおけるクラブヘッド全体の軌道は認識できるが、該クラブヘッドがゴルフボールにインパクトする瞬間のクラブヘッドのフェイス面の角度、向き等の姿勢を認識することはできなかった。また、実際のゴルフクラブのヘッドの上面に2個の発光素子を配設してゴルフスイング練習器を構成するのみであったので、全長が大きく、室内において簡易かつ安全に使用することはできなかった。
【0005】
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、発光体をクラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部に設けることにより、ゴルフクラブのスイングにおけるクラブヘッド部分の軌道を認識できると共に、その軌道上でのクラブヘッド部分のフェイス面の角度、向き及びスイングの状態を認識することができるゴルフスイング練習器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明によるゴルフスイング練習器は、ゴルフクラブ又はゴルフクラブを模した形状のスイング部材のクラブヘッドに相当する部分に発光体を取り付け、上記ゴルフクラブ又はスイング部材のスイング時の該発光体の光の残像による軌跡線によりクラブヘッド部分の軌道を練習者に認識させるゴルフスイング練習器において、上記発光体は、上記クラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部にその面から所定距離だけ離して取り付け、上記発光体の近傍には、ゴルフクラブ又はスイング部材のクラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部に平行に反射板を設け、練習者が上記発光体の光自体及び上記反射板からの反射光の両者が描く光の軌跡線を残像現象により視認可能としたものである。
【0008】
また、第2の発明によるゴルフスイング練習器は、ゴルフクラブ又はゴルフクラブを模した形状のスイング部材のクラブヘッドに相当する部分に発光体を取り付け、上記ゴルフクラブ又はスイング部材のスイング時の該発光体の光の残像による軌跡線によりクラブヘッド部分の軌道を練習者に認識させるゴルフスイング練習器において、上記発光体は、上記クラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部にその面から所定距離だけ離して取り付け、且つ、ゴルフクラブ又はスイング部材のクラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部にてクラブヘッドのスイートスポットに相当する部分と練習者の眼とを結ぶ線に略平行な線上に複数個配置し、練習者が該発光体からの複数本の光の軌跡線を残像現象により視認可能としたものである
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明によるゴルフスイング練習器の実施の形態を示す側面図であり、図2はその平面図である。このゴルフスイング練習器は、ゴルフを練習する人がゴルフクラブでゴルフボールを打つときのスイングフォームを練習するためのもので、ゴルフクラブ又はゴルフクラブを模した形状のスイング部材のクラブヘッドに相当する部分に発光体を取り付け、上記ゴルフクラブ又はスイング部材のスイング時の該発光体の光の残像による軌跡線によりクラブヘッド部分の軌道を練習者に認識させるようになっている。そして、上記ゴルフクラブを模した形状のスイング部材としては、図1及び図2に示すように、棒状部材1と、擬似ヘッド部材2と、発光体3と、反射板4と、電池(図示省略)とを備えて成るものがある。
【0010】
上記棒状部材1は、ゴルフクラブのスイングフォームを練習する練習者が握ってスイングするもので、ゴルフクラブのシャフト及びグリップに相当し、グリップ部1aと短いシャフト部1bとを有し、その軸方向の長さは実際のゴルフクラブのシャフト及びグリップの長さより短い所定長さとされている。
【0011】
上記棒状部材1の先端部には、該棒状部材1の軸方向に沿って擬似ヘッド部材2が設けられている。この擬似ヘッド部材2は、ゴルフクラブのヘッドに相当する部分となるもので、例えば適宜の厚さで適宜の形状に形成された板状部材からなり、その重さは実際のゴルフクラブをスイングしたときの動的な重さ(慣性モーメント)が同じになるような所定重量とされている。また、その片面には、ゴルフクラブのスイング方向に正対するクラブヘッド部分のフェイス面(垂直面)に相当する平面部5が形成されている。なお、上記棒状部材1と擬似ヘッド部材2とを合わせたゴルフスイング練習器の全長L(図2参照)は、実際のゴルフクラブの長さより短くされており、室内でもスイングの練習をすることができる。
【0012】
上記擬似ヘッド部材2の片面の平面部5には、1個の発光体3が設けられている。この発光体3は、ゴルフクラブのスイングフォームを練習するときにそのスイングにおけるクラブヘッド部分の軌道を光の残像現象による軌跡で示すもので、図1に示すように上記擬似ヘッド部材2の幅w内の中央部付近に、図2に示すように上記平面部5の表面から所定距離d1(例えば5mm程度)だけ離して設けられている。なお、この発光体3は、例えば発光ダイオード(LED)又は小形の豆電球などからなり、赤色又は緑色或いは白色などの光を発するようになっている。
【0013】
上記棒状部材1又は擬似ヘッド部材2には、図示省略したが電池が内蔵されている。この電池は、上記発光体3に電力を供給するもので、図示省略のスイッチにより電力を供給又は遮断し、発光体3を点灯し又は消灯するようになっている。
【0014】
上記擬似ヘッド部材2の片面の平面部5にて発光体3の近傍には、反射板4が設けられている。この反射板4は、上記発光体3からの光を反射して上記棒状部材1の一端部(グリップ部1a)を握った練習者がその反射光を視認しうるようにするもので、図1に示すように、例えば長方形状に形成され、発光体3の周囲にて練習者の眼6が位置する側に偏って上記平面部5に平行に張り付けられている。この反射板4は、表面が光を反射するように仕上げてあるものならば何でもよく、例えば金属、プラスチック、ガラスなどでできている。そして、上記反射板4は、練習者が棒状部材1のグリップ部1aを握った状態でその眼6と発光体3とを結ぶ視線方向9において、該発光体3から距離d2(例えば30〜40mm程度)だけ斜め方向に伸びている。これにより、図2に示すように、上記棒状部材1の一端部(グリップ部1a)を握った練習者からは、発光体3からの光が直接眼6に至る直接光7と、反射板4に当たって反射して眼6に至る反射光8とが見えることとなる。
【0015】
この結果、練習者は、上記発光体3からの複数本の光7,8の軌跡を残像現象により視認することができる。したがって、1個の発光体3で2個の発光体3を設けたのと同様に複数本の光の軌跡を得ることができる。このとき、実光点と虚像光点とは、そのままクラブヘッド部分のフェイス面に直交するように配置される。また、上記実光点と虚像光点との間隔がフェイス面から発光体3への距離の2倍になるので、上記フェイス面と発光体3との間隔が狭くても複数本の光の軌跡幅を拡大することができる。
【0016】
次に、上記発光体3と反射板4とによる直接光7及び反射光8の見え方について、図3〜図5を参照して説明する。まず、図3に示すように、このゴルフスイング練習器10は、練習者が棒状部材1の一端部(グリップ部1a)を握り、擬似ヘッド部材2のクラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部5をスイング方向に正対させて斜め下方に構え、眼6で斜め下方に見下ろすようにする。この状態からゴルフスイング練習器10をスイング後方に振り上げて、スイングプレーンに沿って棒状部材1を振り、ゴルフボールにインパクトするようにスイングする。
【0017】
このとき、上記擬似ヘッド部材2のクラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部5がスイングプレーンにスクエアな動きをするとした場合は、直接光7及び反射光8の見え方は図4に示すようになる。すなわち、図4において、擬似ヘッド部材2がダウンスイングの後期において位置2aから矢印A,B,Cのようにスイングされ、位置2cでインパクトの状態となり、位置2eから矢印Cのようにフォローの状態にスイングされる。そして、上記ダウンスイング後期の位置2aでは、発光体3aからの光は、擬似ヘッド部材2aに遮られて直接光7も反射光8も練習者の眼6からは見えない。その次の位置2bでは、発光体3bからの直接光7だけがぎりぎりに見える。その次のインパクトの位置2cでは、直接光7と反射光8の両方が見える。さらにその次の位置2d,2eでは、直接光7だけが見える。
【0018】
ここで、実際のゴルフクラブのスイングにおいては、スイング中のクラブヘッド部分の運動は、スイングプレーンに沿った振り子運動とシャフトの軸周りの回転運動とが合成されたものと考えることができる。このとき、インパクト位置では、クラブヘッド部分のフェイス面は概ねスイングプレーンに直角となる。インパクト位置の少し前では、通常はクラブヘッド部分のフェイス面は少し開いた状態からシャフトの軸周りの回転が加わって閉じながらインパクトに向かう。インパクト位置の後では、クラブヘッド部分のフェイス面はスイングプレーンに直角な角度から軸周りに徐々に閉じてフォローに向かう。
【0019】
このようなクラブヘッド部分のフェイス面がシャフトの軸周りに回転して開いたり閉じたりするときの、直接光7及び反射光8の見え方は図5に示すようになる。すなわち、図5(b)に示すように、擬似ヘッド部材2のクラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部5がスイングプレーンにスクエアな場合には、上記平面部5に平行に進んでくる直接光7だけが見え、スイングにおける発光体3からの光の軌跡として1本が見える。また、図5(c)に示すように、上記平面部5がスイングプレーンに対し適宜の角度傾いて開いている場合(若干オープン)は、該平面部5に設けられた反射板4で発光体3の光が反射され、直接光7と反射光8とが見え、スイングにおける発光体3からの光の軌跡としては2本が見える。
【0020】
さらに、図5(d)に示すように、上記平面部5がスイングプレーンに対しかなり傾いて大きく開いている場合(かなりオープン)は、該平面部5に設けられた反射板4で発光体3の光が反射され、直接光7と反射光8とが離れて見え、スイングにおける発光体3からの光の軌跡としては2本が見える。また、図5(a)に示すように、上記平面部5がスイングプレーンに対し反対側に大きく傾いて閉じている場合(かなりクローズ)は、インパクトの手前までは発光体3からの直接光7と反射光8とが見えるが、インパクトの後では該平面部5に設けられた発光体3は擬似ヘッド部材2によって隠されてしまい、該発光体3からの直接光7も反射光8も見えず、スイングにおける発光体3からの光の軌跡は消えることとなる。このように、インパクト位置の近くにクラブヘッド部分がある状況では、発光体3からの光が上記平面部5で見え隠れするので、上記発光体3からの光が消える位置がインパクト位置として練習者に容易に認識される。
【0021】
次に、このように構成されたゴルフスイング練習器10の使用について説明する。まず、図3に示すように、練習者は、棒状部材1の一端部(グリップ部1a)を握り、擬似ヘッド部材2のクラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部5をスイング方向に正対させて斜め下方に構え、眼6で斜め下方に見下ろすようにする。この状態からゴルフスイング練習器10をスイング後方に振り上げて、スイングプレーンに沿って棒状部材1を振り、ゴルフボールにインパクトするようにスイングする。このスイングの間に、上記平面部5に設けられた発光体3からの光の軌跡を残像現象により視認することにより、上記擬似ヘッド部材2のスイングの状態を認識する。
【0022】
このとき、図4及び図5に示す光の軌跡の見え方の組合せにより、練習者のスイングの状態が図6に示すようないくつかのケースに分けて認識できる。まず、図6(a)は、ゴルフボールに対するインパクトゾーン11の手前において直接光7と反射光8の2本の光が見え、上記インパクトゾーン11に対し真横から当たると共にそこで両者が交わって直接光7だけとなり、インパクトゾーン11の後方においてもしばらく直接光7が見えるケースである。この場合は、擬似ヘッド部材2の全体の軌道はスクエアの状態であり、該擬似ヘッド部材2は図5(c)に示すように平面部5が若干開いた状態から徐々に閉じて図5(b)に示すようにスクエアにインパクトを迎える状態であり、ノーマルな(理想的な)スイングであることを示す。
【0023】
次に、図6(b)のうち▲1▼は、ゴルフボールに対するインパクトゾーン11の手前において直接光7だけの1本の光が見え、上記インパクトゾーン11に対し外側から当たると共に内側に向けて抜け、インパクトゾーン11の後方においてもわずかに直接光7が見えるケースである。この場合は、擬似ヘッド部材2の全体の軌道はアウトサイド・インの状態であり、該擬似ヘッド部材2は図5(b)と(a)の中間において平面部5が若干閉じた状態のままインパクトを迎える状態であり、打球はいわゆる「引っ掛け」となるスイングであることを示す。
【0024】
次に、図6(b)のうち▲2▼は、ゴルフボールに対するインパクトゾーン11の手前において直接光7だけの1本の光が見え、上記インパクトゾーン11に対し内側から当たると共に外側に向けて抜け、インパクトゾーン11の後方においてもわずかに直接光7が見えるケースである。この場合は、擬似ヘッド部材2の全体の軌道はインサイド・アウトの状態であり、該擬似ヘッド部材2は図5(b)と(a)の中間において平面部5が若干閉じた状態のままインパクトを迎える状態であり、打球はいわゆる「強いフック系」となるスイングであることを示す。
【0025】
次に、図6(c)は、ゴルフボールに対するインパクトゾーン11の手前において間隔の広い直接光7と反射光8の2本の光が見え、上記インパクトゾーン11に対し真横から当たると共にそのまま後方に抜け、インパクトゾーン11の後方においてもしばらく直接光7と反射光8の2本の光が見えるケースである。この場合は、擬似ヘッド部材2の全体の軌道はスクエアの状態であり、該擬似ヘッド部材2は図5(d)に示すように平面部5が大きく開いた状態のままスクエアにインパクトを迎える状態であり、打球はいわゆる「大きなスライス」となるスイングであることを示す。
【0026】
次に、図6(d)は、ゴルフボールに対するインパクトゾーン11の手前において直接光7と反射光8の2本の光が見え、上記インパクトゾーン11に対し真横から当たると共にその前後で両者が消える(光が消える位置が定まらない)ケースである。この場合は、インパクトゾーン11に至るまでは擬似ヘッド部材2の全体の軌道はスクエアの状態であり、該擬似ヘッド部材2は図5(c)に示すように平面部5が若干開いた状態であるかも知れないが、手首の回転が早いスイングであり打球は「方向不安定」となるスイングであることを示す。
【0027】
このようにして、練習者は、図6(a)〜(d)に示すような光の軌跡及び本数を残像現象により視認することにより、上記擬似ヘッド部材2のスイングの状態をスイングの軌道とフェイス面に相当する平面部5の傾きとにより認識することができ、自己のスイングのパターンが図6(a)に示すようなパターンとなるよう練習することにより、ゴルフクラブでゴルフボールを打つときのスイングフォームを改善することができる。
【0028】
図7は本発明の第二の実施形態を示す説明図である。この実施形態は、発光体3を、ゴルフクラブ又はスイング部材12のクラブヘッド部分13のフェイス面に相当する平面部5にてクラブヘッドのスイートスポット14に相当する部分と練習者の眼6とを結ぶ線15に略平行な線上に複数個配置し、練習者が該発光体3からの複数本の光の軌跡線を残像現象により視認可能としたものである。すなわち、図7の例では、ゴルフクラブ又はスイング部材12のクラブヘッド部分13のフェイス面に相当する平面部5にて、クラブヘッドのスイートスポット14に相当する部分と練習者の眼6とを結ぶ線15上に2個の発光体3a,3bを配置したものである。
【0029】
この実施形態の場合において、クラブヘッド部分13のフェイス面がシャフトの軸周りに回転して開いたり閉じたりしながらスイングするときの光の見え方は、基本的には前述の図5に示すと同様になるが、この場合は図8に示すように上記2個の発光体3a,3bからの直接光7a,7bのみとなる。すなわち、図8(b)に示すように、平面部5がスイングプレーンに対しスクエアな場合には、練習者の眼6からは2個の発光体3a,3bが重なった状態に見え、それぞれの直接光7a,7bが重なって1本の光の軌跡線として見える。また、図8(c)に示すように、上記平面部5がスイングプレーンに対しオープンな場合は、上記2個の発光体3a,3bは離れた状態に見え、それぞれの直接光7a,7bが別々に2本の光の軌跡線として見える。
【0030】
さらに、図8(a)に示すように、上記平面部5がスイングプレーンに対しクローズドな場合は、上記2個の発光体3a,3bが図8(c)とは逆の位置関係で離れた状態に見え、それぞれの直接光7a,7bが別々に2本の光の軌跡線として見える。ただし、図8(a)の場合は、インパクトの後では上記発光体3a,3bはクラブヘッド部分13によって隠されてしまい、それぞれの直接光7a,7bは見えず、スイングにおける発光体からの光の軌跡線は消えることとなる。
【0031】
そして、このような2個の発光体3a,3bからの光の軌跡線の見え方により、練習者のスイングの状態をいくつかのケースに分けて認識するのは、図6に示すと同様にして行えばよい。
【0033】
また、前述のように、練習者は、図6(a)〜(d)に示すような光の軌跡及び本数を残像現象により視認することによりスイングフォームを練習するが、ゴルフの練習を始めたばかりの初心者では、ゴルフスイング練習器10のスイングにおける発光体3の光の軌跡がよく見えないことがある。また、見えてもそれが良いパターンなのか悪いパターンなのかが分からないことがある。したがって、スイングの練習が十分にできないことがある。そこで、上記ゴルフスイング練習器10を使用している練習者の上方に、例えばテレビカメラを配置して、練習者がゴルフスイング練習器10をスイングしているときの全体動作及び発光体3の光の軌跡を撮影すると共にこれらを録画しておき、その後この録画した画像を再生してテレビモニタに表示し、図6(a)〜(d)のどのスイングフォームなのかを解析するようにすればよい。このようにすれば、初心者でも練習の成果を上げることができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されたので、請求項1に係る発明によれば、クラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部にその面から所定距離だけ離して取り付けられた発光体と、この発光体の近傍にてゴルフクラブ又はスイング部材のクラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部に平行に設けられた反射板とによって、練習者が上記発光体の光自体及び上記反射板からの反射光の両者が描く光の軌跡線を残像現象により視認可能とすることができる。これにより、上記クラブヘッド部分のスイングの状態をスイングの軌道とフェイス面に相当する平面部の角度、向きとにより認識することができ、自己のスイングのパターンが図6(a)に示すようなノーマルな(理想的な)パターンとなるよう練習することができる。この場合は、複数本の光の軌跡によってスイングの軌道上でのフェイス面に相当する平面部の角度、向きをより良く認識することができ、そのスイングにおけるインパクト時の打球がフック、ストレート、スライスの何れになるかの判定をより良くすることができる。また、本発明のゴルフスイング練習器として、実際のゴルフクラブの全長よりも短く形成されたゴルフクラブを摸した形状のスイング部材を用いた場合は、室内においても簡易かつ安全に使用することができる。
【0035】
また、請求項2に係る発明によれば、クラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部にその面から所定距離だけ離して取り付けられ、且つ、ゴルフクラブ又はスイング部材のクラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部にてクラブヘッドのスイートスポットに相当する部分と練習者の眼とを結ぶ線に略平行な線上に複数個配置された発光体によって、練習者が上記発光体からの複数本の光の軌跡線を残像現象により視認可能とすることができる。これにより、上記クラブヘッド部分のスイングの状態をスイングの軌道とフェイス面に相当する平面部の角度、向きとにより認識することができ、自己のスイングのパターンが図6(a)に示すようなノーマルな(理想的な)パターンとなるよう練習することができる。この場合は、複数本の光の軌跡によってスイングの軌道上でのフェイス面に相当する平面部の角度、向きをより良く認識することができ、そのスイングにおけるインパクト時の打球がフック、ストレート、スライスの何れになるかの判定をより良くすることができる。また、請求項1と同様に、本発明のゴルフスイング練習器として、実際のゴルフクラブの全長よりも短く形成されたゴルフクラブを摸した形状のスイング部材を用いた場合は、室内においても簡易かつ安全に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるゴルフスイング練習器の実施の形態を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】上記ゴルフスイング練習器の使用において練習者がそのゴルフスイング練習器を構えた状態を示す説明図である。
【図4】上記ゴルフスイング練習器の使用において、擬似ヘッド部材のクラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部がスイングプレーンにスクエアな動きをするとした場合の発光体からの直接光及び反射光の見え方を示す説明図である。
【図5】上記ゴルフスイング練習器の使用において、クラブヘッド部分のフェイス面がシャフトの軸周りに回転して開いたり閉じたりするときの、直接光及び反射光の見え方を示す説明図である。
【図6】練習者のスイングの状態をいくつかのケースに分けて認識する場合のパターンを示す説明図である。
【図7】本発明の第二の実施形態を示す説明図である。
【図8】第二の実施形態においてゴルフスイング練習器をスイングしたときの直接光の見え方を示す説明図である。
【符号の説明】
1…棒状部材
2…擬似ヘッド部材
3,3a,3b…発光体
4…反射板
5…平面部
6…練習者の眼
7,7a,7b…直接光
8…反射光
9…視線方向
10…ゴルフスイング練習器
11…インパクトゾーン
12…スイング部材
13…クラブヘッド部分
14…スイートスポット

Claims (2)

  1. ゴルフクラブ又はゴルフクラブを模した形状のスイング部材のクラブヘッドに相当する部分に発光体を取り付け、上記ゴルフクラブ又はスイング部材のスイング時の該発光体の光の残像による軌跡線によりクラブヘッド部分の軌道を練習者に認識させるゴルフスイング練習器において、
    上記発光体は、上記クラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部にその面から所定距離だけ離して取り付け、上記発光体の近傍には、ゴルフクラブ又はスイング部材のクラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部に平行に反射板を設け、練習者が上記発光体の光自体及び上記反射板からの反射光の両者が描く光の軌跡線を残像現象により視認可能としたことを特徴とするゴルフスイング練習器。
  2. ゴルフクラブ又はゴルフクラブを模した形状のスイング部材のクラブヘッドに相当する部分に発光体を取り付け、上記ゴルフクラブ又はスイング部材のスイング時の該発光体の光の残像による軌跡線によりクラブヘッド部分の軌道を練習者に認識させるゴルフスイング練習器において、
    上記発光体は、上記クラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部にその面から所定距離だけ離して取り付け、且つ、ゴルフクラブ又はスイング部材のクラブヘッド部分のフェイス面に相当する平面部にてクラブヘッドのスイートスポットに相当する部分と練習者の眼とを結ぶ線に略平行な線上に複数個配置し、練習者が該発光体からの複数本の光の軌跡線を残像現象により視認可能としたことを特徴とするゴルフスイング練習器。
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