JPH1196361A - 物体抽出装置、物体抽出方法、物体抽出プログラムを記録した媒体および物体検出プログラムを記録した媒体 - Google Patents

物体抽出装置、物体抽出方法、物体抽出プログラムを記録した媒体および物体検出プログラムを記録した媒体

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JPH1196361A
JPH1196361A JP9232617A JP23261797A JPH1196361A JP H1196361 A JPH1196361 A JP H1196361A JP 9232617 A JP9232617 A JP 9232617A JP 23261797 A JP23261797 A JP 23261797A JP H1196361 A JPH1196361 A JP H1196361A
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JP9232617A
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Yukinori Matsumoto
幸則 松本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象物体に背景と同色の部分があっても、そ
の部分を物体部分として抽出することである。 【解決手段】 領域分割部9は、物体画像を複数の領域
に分割する。差分処理部11は、領域単位で、物体画像
と背景画像との差分を求める。平均値導出部13は、領
域単位で、差分の絶対値の平均値を導出する。しきい値
処理部15は、差分の絶対値の平均値がしきい値以上の
領域を物体部分として検出する。物体部分抽出部16
は、物体画像Aから、しきい値処理部15で検出した物
体部分を抽出する。対象物体に画素レベルで背景と同じ
色の部分が存在しても、領域レベルにおいて背景と異な
る色が存在すれば、物体部分として抽出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物体画像から背
景のような不所望部分を除くようにして物体部分を抽出
するための物体抽出装置、物体抽出方法および物体抽出
プログラムを記録した媒体ならびに物体画像から不所望
部分を除くようにして物体部分を検出するための物体検
出プログラムを記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】第1の従来の物体抽出方法としては、補
助ツールを使った人手によるものがある。具体的には、
対象物体を背景とともに撮影して得られた物体画像を複
数の領域に分割する。そして、人がマウスなどを用い
て、物体画像中の背景部分を選択し、背景部分を消して
いく。
【0003】第2の従来の物体抽出方法としては、クロ
マキー技術を使ったものがある。具体的には、同一色の
背景板を用いて物体画像から物体部分を抽出する。
【0004】第3の従来の物体抽出方法としては、単純
差分を用いたものがある。具体的には、物体画像と、対
象物体の背景だけを撮影した背景画像との間で差分処理
を行ない、差分を求める。そして、差分の絶対値がしき
い値以上の部分を物体部分として抽出する。
【0005】第4の従来の物体抽出方法としては、ステ
レオ法による奥行情報を利用したものがある。具体的に
は、対象物体を背景とともに撮影して得られた物体画像
から奥行情報がしきい値以下の部分を物体部分として抽
出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来の物体抽出
方法では、人手によるため、多大な労力を要するという
問題点がある。
【0007】第2の従来の物体抽出方法では、同一色の
背景板という特殊な環境を用意する必要があるという問
題点がある。
【0008】第3の従来の物体抽出方法では、対象物体
に背景の色と同じ部分が存在する場合には、その部分を
物体部分として抽出できないという問題点がある。つま
り、物体部分の抽出精度が悪いという問題点がある。
【0009】第4の従来の物体抽出方法では、対象物体
と背景との境界付近では奥行の差が大きく、必ずしも正
確な奥行情報を得られない。そのため、背景画像の一部
分が誤って物体部分として抽出されるという問題点があ
る。
【0010】また、第2〜第4の従来の物体抽出方法で
は、しきい値を予め定めておく必要がある。ここで、画
像をAD変換するA/D変換器の変換特性や照明の特性
を考慮して、適切なしきい値を定めることは極めて難し
いという問題点がある。特に、A/D変換器の変換特性
や照明の特性が変動する場合には、改めてしきい値を定
め直す必要があるという問題点もある。
【0011】この発明は、以上のような問題点を改善す
るためになされたもので、対象物体に背景の色と同じ部
分が存在する場合でも、その部分を物体部分として検出
し、または、抽出できる物体検出プログラムを記録した
媒体、物体抽出装置、物体抽出方法および物体抽出プロ
グラムを記録した媒体を提供することを目的とする。
【0012】この発明の他の目的は、種々の特性が変動
する場合でも、常に安定して正確な物体部分を抽出でき
る物体抽出装置、物体抽出方法および物体抽出プログラ
ムを記録した媒体を提供することである。
【0013】この発明のさらに他の目的は、人手による
作業を少なくするとともに特殊な撮影環境を不要とする
物体検出プログラムを記録した媒体、物体抽出装置、物
体抽出方法および物体抽出プログラムを記録した媒体を
提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの局面に従
うと、対象物体を撮影して得られた物体画像から不所望
部分を除くようにして物体部分を抽出する物体抽出装置
は、領域分割手段と、抽出手段とを備える。領域分割手
段は、物体画像を複数の領域に分割する。抽出手段は、
物体画像の各画素の情報を、領域ごとにまとめる処理を
行なうことにより、物体画像中の物体部分を特定し、抽
出する。ここで、不所望部分とはたとえば背景部分であ
る。
【0015】好ましくは、抽出手段において、物体画像
の各画素の情報を、領域ごとにまとめる処理は、物体画
像の各画素の情報を、領域ごとに平均化する処理であ
る。
【0016】好ましくは、抽出手段は、領域ごとにまと
められた各画素の情報に対し、しきい値処理を行なうこ
とにより、物体画像中の物体部分を特定し、抽出する。
【0017】好ましくは、物体画像の各画素の情報は、
対象物体の背景だけを撮影した背景画像と、物体画像と
の間で差分処理を行なって得られた差分情報である。
【0018】好ましくは、抽出手段は、差分処理手段
と、平均値導出手段と、しきい値処理手段とを含む。差
分処理手段は、対象物体の背景だけを撮影した背景画像
と、物体画像との間で差分処理を行なう。平均値導出手
段は、差分処理によって得られた差分の絶対値に関し
て、各領域内の平均値を求める。しきい値処理手段は、
領域内の平均値と、予め定められた値とを比較し、平均
値が予め定められた値以上の領域を物体部分として抽出
する。
【0019】好ましくは、抽出手段は、平均値導出手段
と、差分処理手段と、しきい値処理手段とを含む。平均
値導出手段は、物体画像の各領域内の画素の平均値を算
出する。差分処理手段は、物体画像の各領域内の画素の
平均値とその領域に対応する背景画像の領域内の画素の
平均値との間で差分処理を行なう。しきい値処理手段
は、差分処理によって得られた差分の絶対値と、予め定
められた値とを比較し、差分の絶対値が予め定められた
値以上の領域を物体部分として抽出する。
【0020】好ましくは、物体画像の各画素の情報は奥
行情報である。本発明のもう1つの局面に従うと、対象
物体を撮影して得られた物体画像から、不所望部分を除
くようにして物体部分を抽出する物体抽出装置は、奥行
情報算出手段と、領域分割手段と、平均値算出手段と、
抽出手段とを備える。奥行情報算出手段は、物体画像の
奥行情報を算出する。領域分割手段は、物体画像を複数
の領域に分割する。平均値算出手段は、奥行情報の平均
値を各領域ごとに算出する。抽出手段は、複数の領域の
うち平均値が予め定められた範囲内の領域、特に対象物
体よりも前方に位置する物が物体画像中に含まれていな
い場合は、その平均値が予め定められた値よりも小さい
領域を物体部分として抽出する。
【0021】この発明のさらにもう1つの局面に従う
と、対象物体を撮影して得られた物体画像と、対象物体
の背景だけを複数回撮影して得られた複数の背景画像と
に基づいて、物体画像から不所望部分を除くようにして
物体部分を抽出する物体抽出装置は、差分手段と、抽出
手段と、しきい値決定手段とを備える。差分手段は、物
体画像と背景画像との差の絶対値を算出する。抽出手段
は、物体画像のうち差の絶対値がしきい値よりも大きい
部分を物体部分として抽出する。しきい値決定手段は、
複数の背景画像の画像情報分布に基づいてしきい値を統
計的に決定する。
【0022】本発明のさらにもう1つの局面に従うと、
対象物体を撮影して得られた物体画像と、対象物体の背
景だけを複数回撮影して得られた複数の背景画像とに基
づいて、物体画像から不所望部分を除くようにして物体
部分を抽出する物体抽出装置であって、算出手段と、差
分手段と、抽出手段とを備える。算出手段は、複数の背
景画像において互いに同じ座標に位置する画素の平均値
および標準偏差を各画素ごとに算出する。差分手段は、
物体画像の各画素の値とその画素に対応する背景画像の
画素の平均値との差の絶対値を算出する。抽出手段は、
物体画像の画素のうち差の絶対値が標準偏差の所定倍よ
りも大きい画素を物体部分として抽出する。
【0023】本発明のさらにもう1つの局面に従うと、
対象物体を撮影して得られた物体画像と、対象物体の背
景だけを複数回撮影して得られた複数の背景画像とに基
づいて、物体画像から不所望部分を除くようにして物体
部分を抽出する物体抽出装置は、平均/標準偏差算出手
段と、領域分割手段と、差分手段と、平均差算出手段
と、平均標準偏差算出手段と、抽出手段とを備える。平
均/標準偏差算出手段は、複数の背景画像において互い
に同じ座標に位置する画素の平均値および標準偏差を各
画素ごとに算出する。領域分割手段は、物体画像を複数
の領域に分割する。差分手段は、物体画像の各領域内の
各画素の値とその領域に対応する背景画像の領域内の対
応する画素の平均値との差の絶対値を算出する。平均差
算出手段は、差の絶対値の平均値を各領域ごとに算出す
る。平均標準偏差算出手段は、標準偏差の平均値を各領
域ごとに算出する。抽出手段は、複数の領域のうち差の
絶対値の平均値が標準偏差の平均値の所定倍よりも大き
い領域を物体部分として抽出する。
【0024】本発明のさらにもう1つの局面に従うと、
対象物体を撮影して得られた物体画像と、対象物体の背
景だけを複数回撮影して得られた複数の背景画像とに基
づいて、物体画像から不所望部分を除くようにして物体
部分を抽出する物体抽出装置は、平均/標準偏差算出手
段と、領域分割手段と、平均算出手段と、差分手段と、
平均差算出手段と、平均標準偏差算出手段と、抽出手段
とを備える。平均/標準偏差算出手段は、複数の背景画
像において互いに同じ座標に位置する画素の平均値およ
び標準偏差を各画素ごとに算出する。領域分割手段は、
物体画像を複数の領域に分割する。平均算出手段は、物
体画像の各領域内の画素の平均値を算出する。差分手段
は、物体画像の各領域内の画素の平均値とその領域に対
応する背景画像の領域内の画素の平均値との差の絶対値
を算出する。平均差算出手段は、差の絶対値の平均値を
各領域ごとに算出する。平均標準偏差算出手段は、標準
偏差の平均値を各領域ごとに算出する。抽出手段は、複
数の領域のうち差の絶対値の平均値が標準偏差の平均値
の所定倍よりも大きい領域を物体部分として抽出する。
【0025】本発明のさらにもう1つの局面に従うと、
対象物体を撮影して得られた物体画像と、対象物体の背
景だけを複数回撮影して得られた複数の背景画像とに基
づいて、物体画像から不所望部分を除くようにして物体
部分を抽出する物体抽出装置は、平均/標準偏差算出手
段と、領域分割手段と、平均算出手段と、差分手段と、
平均標準偏差算出手段と、抽出手段とを備える。平均/
標準偏差算出手段は、複数の背景画像において互いに同
じ座標に位置する画素の平均値および標準偏差を各画素
ごとに算出する。領域分割手段は、物体画像を複数の領
域に分割する。平均算出手段は、物体画像の各領域内の
画素の平均値を算出するとともに、背景画像の画素の平
均値の各領域内における平均値を算出する。差分手段
は、物体画像の各領域内の画素の平均値とその領域に対
応する背景画像の領域内の画素の領域内における平均値
との差の絶対値を算出する。平均標準偏差算出手段は、
標準偏差の平均値を各領域ごとに算出する。抽出手段
は、複数の領域のうち差の絶対値が標準偏差の平均値の
所定倍よりも大きい領域を物体部分として抽出する。
【0026】本発明のさらにもう1つの局面に従うと、
対象物体を複数回撮影して得られた複数の物体画像と、
対象物体の背景だけを複数回撮影して得られた複数の背
景画像とに基づいて、物体画像から不所望部分を除くよ
うにして物体部分を抽出する物体抽出装置は、平均/標
準偏差算出手段と、平均算出手段と、領域分割手段と、
差分手段と、平均差算出手段と、平均標準偏差算出手段
と、抽出手段とを備える。平均/標準偏差算出手段は、
複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する画素
の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出する。平均
算出手段は、複数の物体画像において互いに同じ座標に
位置する画素の平均値を各画素ごとに算出する。領域分
割手段は、物体画像を複数の領域に分割する。差分手段
は、物体画像の各領域内の各画素の平均値とその領域に
対応する背景画像の領域内の対応する画素の平均値との
差の絶対値を算出する。平均差算出手段は、差の絶対値
の平均値を各領域ごとに算出する。平均標準偏差算出手
段は、標準偏差の平均値を各領域ごとに算出する。抽出
手段は、複数の領域のうち差の絶対値の平均値が標準偏
差の平均値の所定倍よりも大きい領域を物体部分として
抽出する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明による物体抽出装
置、物体抽出方法、物体抽出プログラムを記録した媒体
および物体検出プログラムを記録した媒体について図面
を参照しながら説明する。
【0028】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態による物体抽出装置(画像切出装置)の全体構成を
示す図である。図1を参照して、この物体抽出装置は、
コンピュータ100を備える。コンピュータ100は、
CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )20
0に記録されているプログラム300に従って、物体画
像中の物体部分を検出し、抽出する。このプログラム3
00は、物体画像の領域分割処理を行なうステップS1
と、領域情報の記憶処理を行なうステップS2と、各領
域の物体画像と背景画像との差分処理を行なうステップ
S3と、各領域において、差分の絶対値の平均値導出を
行なうステップS4と、差分の絶対値の平均値としきい
値との比較による物体部分の検出処理を行なうステップ
S5と、検出した物体部分を抽出するステップS5とを
含む。ステップS1〜S5の詳細については後で詳しく
説明する。
【0029】図2は、本発明の実施の形態による物体抽
出装置(画像切出装置)の概略を示すブロック図であ
る。図2を参照して、物体抽出装置としてのコンピュー
タ100は、画像記憶部1、演算部3、領域情報記憶部
7および抽出画像記憶部5を備える。なお、各部1,
3,5,7については、後で説明する。
【0030】図3は、図2の演算部3の概略を示すブロ
ック図である。図3を参照して、演算部3は、領域分割
部9および抽出部10を備える。抽出部10は、差分処
理部11、平均値導出部13、しきい値処理部15およ
び物体部分抽出部16を備える。物体画像Aは、カメラ
などの撮影装置によって、対象物体を、背景とともに撮
影することにより得られる。背景画像Bは、カメラなど
の撮影装置によって、対象物体の背景だけを撮影するこ
とにより得られる。背景画像Bおよび物体画像Aは、図
2の画像記憶部1に記憶される。ここで、撮影対象とな
る背景は一般に対象物体の後方にあるものであるが、対
象物体の前方にあるものもある。
【0031】領域分割部9は、物体画像Aを複数の領域
に分割する(図1のプログラム300のステップS
1)。領域分割に関する情報は、図2の領域情報記憶部
7に記憶される(図1のプログラム300のステップS
2)。差分処理部11は、領域分割部9によって得られ
た領域単位で、物体画像Aと背景画像Bとの間で差分処
理を行ない、差分を求める(図1のプログラム300の
ステップS3)。差分は、物体画像Aと背景画像Bの色
情報の差を、画素単位で求めたものである。平均値導出
部13は、差分の絶対値を求め、領域単位で差分の絶対
値の平均値を導出する(図1のプログラム300のステ
ップS4)。つまり、平均値導出部13は、領域ごとの
差分の絶対値の平均値を導出する。しきい値処理部15
は、各領域における差分の絶対値の平均値と、しきい値
とを比較し、差分の絶対値の平均値がしきい値以上の領
域を物体部分として検出する(図1のプログラム300
のステップS5)。なお、しきい値は、経験に基づいて
設定される。物体部分抽出部16は、しきい値処理部1
5で検出された物体部分を抽出する(図1のプログラム
300のステップS6)。つまり、物体部分抽出部16
は、物体画像から、しきい値処理部15で検出された物
体部分を取出す。抽出された物体部分の画像は、図2の
抽出画像記憶部5に記憶される。
【0032】領域分割部9が行なう領域分割について詳
しく説明する。領域分割は、たとえば、「高木他編、別
冊O plus E、画像処理アルゴリズムの最新動
向、pp.227−233、新技術コミュニケーション
ズ」に記されているように、一般に用いられている、エ
ッジ延長法、領域・エッジ併用法、Facet mod
elによる領域分割などを用いる。このうちエッジ延長
法について説明する。まず第1に、画像の1次微分か
ら、各画素についてエッジ強度とエッジ方向を計算す
る。第2に、エッジ強度についての 極大値抑制処理と
しきい値処理によって、極大かつ一定値以上のエッジ強
度を持つエッジ要素(強いエッジ要素と呼んでいる)を
抽出する。この段階では、強いエッジ要素は必ずしも連
続していない。第3に、強いエッジ要素のうち端点にな
っているものを始点としてエッジの延長を行なう。以上
が、エッジ延長法である。
【0033】図4は、図3の差分処理部11、平均値導
出部13、しきい値処理部15および物体部分抽出部1
6における処理を詳しく説明するための図である。図4
(a)を参照して、物体画像17は、物体部分19と背
景部分21とからなる。背景画像23は、背景25だけ
からなる。物体画像17は、図3の領域分割部9によっ
て、複数の領域a1〜anに分割されている。
【0034】領域a1に注目して、図3の差分処理部1
1の動作について説明する。図4(b)も参照して、領
域a1の各画素の色情報と、領域a1に対応する背景2
5の領域b1の各画素の色情報との差を求める。このよ
うにして、領域a1における差分の集合c1を得る。そ
して、図3の平均値導出部13は、差分の集合c1を構
成する差分の絶対値を求め、差分の絶対値の平均値を求
める。さらに、図3のしきい値処理部15は、差分の集
合c1を構成する差分の絶対値の平均値と、しきい値と
を比較し、平均値がしきい値以上の場合は、差分の集合
c1に対応する領域a1を物体部分として検出する。差
分処理部11、平均値導出部13およびしきい値処理部
15は、すべての領域a1〜anについて、上述したよ
うな差分処理、差分の絶対値の平均値導出およびしきい
値処理を行なう。そして、物体部分抽出部16は、しき
い値処理部15によって検出された物体部分を、物体画
像17から抽出する。図4(c)は、以上のようにして
抽出した物体部分19を示す。したがって、背景部分2
1のような不所望部分が除かれている。もちろん、対象
物体の前方に位置する物が物体画像17中に含まれてい
る場合は、その部分も不所望部分として除かれる。
【0035】以上のように、本発明の実施の形態による
物体抽出装置では、物体画像を複数の領域に分割し、領
域単位で差分の絶対値の平均値を求め、平均値がしきい
値以上の領域を物体部分として抽出する。このため、本
発明の実施の形態による物体描出装置、物体描出方法お
よび物体描出プログラムを記録した媒体では、画素レベ
ルで、対象物体に背景と同色の部分が存在していても、
領域レベルにおいて背景と異なる色が存在すれば、物体
部分として検出し、抽出できる。また、人手による作業
が少なくなるとともに、同一色の背景板を用いなければ
ならないような特殊な撮影環境が不要である。
【0036】図3の差分処理部11における差分処理の
他の例について説明する。上述の説明では、差分処理部
11は、領域単位で差分を求めるが、領域単位ではな
く、物体画像全体と背景画像全体との間で差分処理を行
ない、差分を求めることができる。そして、平均値導出
部13において、領域分割部9で求めた領域単位で、差
分の絶対値の平均値を導出する。
【0037】また、物体画像の各領域内の画素の平均値
を算出し、その平均値とその領域に対応する背景画像の
領域内の画素の平均値との差の絶対値を算出し、その差
の絶対値を予め定められた値と比較し、その差の絶対値
が予め定められた値以上の領域を物体部分として抽出し
てもよい。
【0038】上記実施の形態では、領域分割は、エッジ
を参考に求めたが、本願は当然、同色の部分を同一領域
とするようにしてもよい。また、複数の領域分割手法を
組合せてもよい。
【0039】また、上記実施の形態では、カラー画像に
ついて述べたが、当然、本願は白黒画像であってもよ
く、また、上述した色情報(色信号レベル)に代えて濃
度情報(輝度信号レベル)を用いてもよい。
【0040】また、上記実施の形態では、しきい値以上
の領域をそのまま、物体部分としたが、本願は1回だけ
の処理に限定されるわけではない。たとえば、最初の処
理で検出した物体部分を仮の物体部分とし、その他を仮
の背景部分とする。そして、この物体画像の仮の背景部
分の明るさと、この仮の背景部分に対応する背景画像の
領域の明るさとを比較し、背景画像と入力画像との照明
状況の変化を検出する。そして、これにより、物体画像
の輝度を一様に修正して、同一処理を再度行なってもよ
い。
【0041】また、上記実施の形態では、しきい値の値
は、一定であるが、これに限定されるわけではない。た
とえば、画像の中央部分と周辺部分とでは、しきい値の
値を変更するようにしてもよい。また、領域の面積に応
じて、しきい値の値を変更するようにしてもよい。ま
た、再処理を行なうのであれば、近傍に物体部分が存在
するか否かに応じて変更してもよい。
【0042】また、上記実施の形態では、各領域の差分
の絶対値を平均し、これをしきい値と比較しているが、
これに限定されるわけではない。たとえば、差分の値の
ばらつき具合をも参考に、物体部分か否かを判定するよ
うにしてもよい。
【0043】また、上記実施の形態では、物体部分を最
終的に抽出処理しているが、本願は、これに限定される
わけではない。たとえば、抽出処理ではなく、物体の有
無判定に用いるようにしてもよい。なお、このような有
無判定は、ビル監視システムの侵入者検知において使用
されている。
【0044】[実施の形態2]図5は、本発明の実施の
形態2による物体抽出装置の全体構成を示すフローチャ
ートである。図5のステップS12〜S18は、コンピ
ュータ100に、対象物体を撮影して得られた物体画像
から背景部分を除くようにして物体部分を抽出させるた
めのプログラムであって、CD−ROM200に記録さ
れている。
【0045】このプログラムは、ステップS11で得ら
れた物体画像の奥行情報dp(i,j)を各画素(i,
j)ごとにステレオ法によって算出するステップS12
と、物体画像を複数の領域Rに分割するステップS13
と、奥行情報の平均値mdp(R)を各領域Rごとに算
出するステップS14と、奥行情報の平均値mdp
(R)を予め定められたしきい値dpthと比較するス
テップS15と、奥行情報の平均値mdp(R)がしき
い値dpthよりも大きい場合にその領域Rを背景部分
として削除、具体的にはその領域R内の各画素の値v
(i,j)を0にするステップS16と、奥行情報の平
均値mdp(R)がしきい値dpthよりも小さい場合
にその領域Rを物体部分として抽出、具体的にはその領
域R内の各画素の値v(i,j)を1にするステップS
17と、上記ステップS15〜S17の処理を全領域R
について行なったか否かを判定するステップS18とを
含む。ここで、画素の値としては、輝度(濃度)、色情
報、またはそれらの組合せなどを用いることができる。
【0046】次に、この実施の形態2による物体抽出装
置の動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0047】まずステップS11において、デジタルス
チルカメラなどを用いて対象物体をその背景とともに撮
影し、物体画像を得る。この物体画像はコンピュータ1
00内の画像記憶部1に格納される。これにより、各画
素(i,j)の値としてv(i,j)が得られる。ここ
では、静止画を撮影するスチルカメラを用いるが、これ
に代えて動画を撮影するビデオカメラやデジタルカメラ
などを用いてもよい。
【0048】続いてステップS12において、ステレオ
法などに従って各画素(i,j)の奥行情報dp(i,
j)を算出する。ステレオ法は、たとえば日本コンピュ
ータ協会「コンピュータビジョン」D.H.Ballard 著、福
村晃夫他訳、111〜116頁に開示されている。ステ
レオ法によれば、まず所定距離だけ離れた2つの視点か
ら対象物体を撮影し、それにより得られた2つの物体画
像間の対応点を定め、逆透視変換法または単純な三角測
量法を用いて奥行情報dp(i,j)を算出する。ステ
レオ法の応用例はたとえば特開平8−331607号公
報に開示されている。なお、ここでは奥行情報を算出す
るためにステレオ法を用いたが、動きからの奥行推定方
法(Shape-from-Motion )、類似性および連続性をとも
に考慮した繰返し改善法(一種の緩和法)などを用いて
もよい。
【0049】ステップS12と並行してステップS13
においては、撮影された物体画像を上記実施の形態1と
同様に複数の領域Rに分割する。ステップ12の奥行情
報算出とステップ13の領域分割とは同時に行なう必要
はなく、奥行情報の算出後に領域分割を行なってもよ
く、逆に、領域分割後に奥行情報の算出を行なってもよ
い。
【0050】図6(a)は複数の領域Rに分割された物
体画像を示し、図6(b)は奥行情報を画素の輝度で表
わした画像を示す。輝度の高い画素ほど撮影位置からの
距離が近く、輝度の低い画素ほど撮影位置からの距離が
遠いことを示す。したがって、物体部分は明るく、背景
部分は暗く表わされる。
【0051】続いてステップS14において、各領域R
ごとに次の式(1)に従って奥行情報の平均値mdp
(R)を算出する。
【0052】
【数1】
【0053】続いてステップS15において、その算出
された奥行情報の平均値mdp(R)がしきい値dpt
hと比較される。このしきい値dpthは経験的に予め
定められる。
【0054】奥行情報の平均値mdp(R)がしきい値
dpthよりも大きい場合、その領域R内の画素の値v
(i,j)がすべて0にされる。すなわち、物体画像か
らその領域Rが背景部分として削除される。他方、奥行
情報の平均値mdp(R)がしきい値dpthよりも小
さい場合、ステップS17においてその領域R内の画素
の値v(i,j)がすべて1にされる。すなわち、物体
画像からその領域Rが物体部分として抽出される。
【0055】続いてステップS18において、上記ステ
ップS15〜S17の処理がすべての領域Rについて行
なわれたか否かが判別される。上記処理がすべての領域
Rについて行なわれた場合、図6(c)に示されるよう
な画像が得られる。
【0056】以上のようにこの実施の形態2によれば、
物体画像を複数の領域Rに分割し、各領域Rごとに奥行
情報の平均値を算出し、その平均値が予め定められたし
きい値よりも小さい領域Rを物体部分として抽出するた
め、図6(c)に示されるように物体画像から背景部分
を除くようにして物体部分だけをその輪郭で正確に切出
すことができる。また、奥行情報を用いるため、対象物
体の背景だけを別途撮影する必要がない。
【0057】[実施の形態3]図7は、本発明の実施の
形態3による物体抽出装置の主要構成を示すフローチャ
ートである。図7において、ステップS22,S24〜
S27は、コンピュータ100に、対象物体を撮影して
得られた物体画像と、対象物体の背景だけを複数回撮影
して得られた複数の背景画像とに基づいて、物体画像か
ら背景部分を除くようにして物体部分を抽出させるため
のプログラムであって、CD−ROM200に記録され
ている。
【0058】このプログラムは、ステップS21におい
て得られた複数の背景画像において互いに同じ座標に位
置する画素の平均値m(i,j)および標準偏差σ
(i,j)を各画素ごとに算出するステップS22と、
ステップS23において得られた物体画像の各画素の値
v(i,j)とその画素に対応する背景画像の画素の平
均値m(i,j)との差の絶対値(以下、単に「差」と
いう。)|v(i,j)−m(i,j)|を算出し、そ
の差|v(i,j)−m(i,j)|を標準偏差σ
(i,j)のk倍と比較するステップS24と、差|v
(i,j)−m(i,j)|がkσ(i,j)よりも大
きい場合にその画素を背景部分として削除、すなわちそ
の画素の値v(i,j)を0にするステップS25と、
差|v(i,j)−m(i,j)|がkσ(i,j)よ
りも大きい場合にその画素を物体部分として抽出、すな
わちその画素の値v(i,j)を1にするステップS2
6と、上記ステップS24〜S26の処理をすべての画
素について行なったか否かを判定するステップS27と
を含む。
【0059】次に、この実施の形態3による物体抽出装
置の動作を図7を参照して説明する。
【0060】まずステップS21において、デジタルス
チルカメラなどを用いて対象物体の背景だけを同じ視点
から複数回撮影し、複数の背景画像を得る。ここで、背
景画像の枚数は精度を考慮すれば3枚以上が好ましく、
簡便性を考慮すれば10枚程度が好ましい。
【0061】続いてステップS22において、複数の背
景画像において互いに同じ座標に位置する画素の平均値
m(i,j)および標準偏差σ(i,j)がそれぞれ次
の式(2)および(3)に従って各画素ごとに算出され
る。これにより、画像信号をA/D変換するA/D変換
器の変換特性および照明特性の変動やジッタが原因で撮
影された背景画像の画素値として特異な値が得られても
画素値の平均を算出するため、安定した背景画像を得る
ことができる。
【0062】
【数2】
【0063】ここで、Nは物体画像の全領域R内の画素
数である。
【0064】続いてステップS23において、対象物体
を撮影して物体画像を得る。ここで、物体画像の各画素
の値としてv(i,j)が得られる。
【0065】続いてステップS24において、物体画像
の各画素の値v(i,j)とその画素に対応する背景画
像の画素の平均値m(i,j)との差|v(i,j)−
m(i,j)|が算出される。
【0066】差|v(i,j)−m(i,j)|がkσ
(i,j)よりも小さい場合、ステップS25において
その画素の値v(i,j)が0にされる。これにより、
その画素は背景部分として物体画像から削除される。他
方、差|v(i,j)−m(i,j)|がkσ(i,
j)よりも大きい場合、ステップS26においてその画
素の値v(i,j)が1にされる。これにより、その画
素が物体部分として物体画像から抽出される。ここで、
kは3程度が好ましい。
【0067】続いてステップS27において、上記ステ
ップS24〜S26の処理をすべての画素について行な
ったか否かが判定される。上記処理がすべての画素につ
いて行なわれた場合、このプログラムは終了する。
【0068】以上のようにこの実施の形態3によれば、
複数の背景画像に基づいて画素の平均値を算出している
ため、画像信号をA/D変換するためのA/D変換器の
変換特性や照明特性の影響が緩和され、しかも物体画像
か背景画像かを判別するためのしきい値として複数の背
景画像における画素の標準偏差を用いているため、適切
なしきい値を自動的に設定することができる。したがっ
て、物体画像から背景部分だけを除くようにして物体部
分を正確に抽出することができる。
【0069】[実施の形態4]図8は、本発明の実施の
形態4による物体抽出装置の主要構成を示すフローチャ
ートである。図8において、ステップS22,S33B
〜S37は、コンピュータ100に、対象物体を撮影し
て得られた物体画像と、対象物体の背景だけを複数回撮
影して得られた複数の背景画像とに基づいて、物体画像
から背景部分を除くようにして物体部分を抽出させるた
めのプログラムであって、CD−ROM200に記録さ
れている。
【0070】上記実施の形態3ではステップS23にお
いて対象物体を1回撮影して1枚の物体画像を得ている
が、この実施の形態4ではステップS33Aにおいて対
象物体を複数回撮影して複数の物体画像を得ている。そ
のため、このプログラムは、複数の物体画像において互
いに同じ座標に位置する画素の平均値mv(i,j)を
各画素ごとに算出するステップS33Bを含む。ステッ
プS34〜36においては、図7に示された画素の値v
(i,j)の代わりに画素の平均値mv(i,j)が用
いられる。したがって、この実施の形態4では、ステッ
プS33Aにおいて得られた複数の物体画像において互
いに同じ座標に位置する画素の平均値mv(i,j)が
各画素ごとに算出される。
【0071】続いてステップS34において、物体画像
の各画素の平均値mv(i,j)とその画素に対応する
背景画像の画素の平均値m(i,j)との差|mv
(i,j)−m(i,j)|が算出され、その差|mv
(i,j)−m(i,j)|がkσ(i,j)と比較さ
れる。
【0072】差|mv(i,j)−m(i,j)|がk
σ(i,j)よりも小さい場合、ステップS35におい
て物体画像のその画素の平均値mv(i,j)が0にさ
れる。これにより、その画素が背景部分として削除され
る。他方、差|mv(i,j)−m(i,j)|がkσ
(i,j)よりも大きい場合、ステップS36において
物体画像の画素の平均値mv(i,j)が1にされる。
これにより、その画素が物体画像から物体部分として抽
出される。
【0073】以上のようにこの実施の形態4によれば、
対象物体を複数回撮影して得られた複数の物体画像を用
いるため、背景画像と同様に安定した物体画像を得るこ
とができる。したがって、物体画像から背景部分を除く
ようにして物体部分をより正確に抽出することができ
る。
【0074】[実施の形態5]図9は、本発明の実施の
形態5による物体抽出装置の主要構成を示すフローチャ
ートである。図9において、ステップS22,S41〜
S46,S47は、コンピュータ100に、対象物体を
撮影して得られた物体画像と、対象物体の背景だけを複
数回撮影して得られた複数の背景画像とに基づいて、物
体画像から背景部分を除くようにして物体部分を抽出さ
せるためのプログラムであって、CD−ROM200に
記録されている。
【0075】図7に示された実施の形態3では物体画像
は各画素ごとに処理されるのに対し、この実施の形態5
では物体画像は複数の領域Rに分割され、各領域Rごと
に処理される。
【0076】したがって、このプログラムは、ステップ
S23において得られた物体画像を複数の領域Rに分割
するステップS41と、物体画像の各領域R内の各画素
の値v(i,j)とその領域Rに対応する背景画像の領
域R内の対応する画素の平均値m(i,j)との差を算
出し、次の式(4)で表わされるその差の平均値md
(R)を各領域Rごとに算出するステップS42と、ス
テップS23において算出された標準偏差の平均値mσ
(R)を次の式(5)に従って各領域Rごとに算出する
ステップS43とを含む。
【0077】
【数3】
【0078】ステップS44〜S46においては、図7
に示された差|v(i,j)−m(i,j)|の代わり
に差の平均値md(R)が用いられ、標準偏差σ(i,
j)の代わりに標準偏差の平均値mσ(R)が用いられ
る。そして、ステップS23において得られた物体画像
はステップS41において複数の領域Rに分割される。
【0079】続いてステップS42において、物体画像
の各領域R内の各画素の値v(i,j)とその領域Rに
対応する背景画像の領域R内の対応する画素の平均値m
(i,j)との差|v(i,j)−m(i,j)|が算
出され、その差の平均値md(R)が各領域Rごとに算
出される。
【0080】続いてステップS43において、ステップ
S22において算出された標準偏差σ(i,j)の平均
値mσ(R)が各領域Rごとに算出される。
【0081】続いてステップS44において、差の平均
値md(R)がkmσ(R)と比較される。差の平均値
md(R)がkmσ(R)よりも小さい場合、ステップ
S45においてその領域R内の画素の値v(i,j)が
すべて0にされる。これにより、その領域Rが背景部分
として物体画像から削除される。他方、差の平均値md
(R)がkmσ(R)よりも大きい場合、ステップS4
6においてその領域R内の画素の値v(i,j)がすべ
て1にされる。これにより、その領域Rが物体部分とし
て物体画像から抽出される。
【0082】最後にステップS47において、上記ステ
ップS44〜S46の処理をすべての領域Rについて行
なったか否かが判定される。上記処理がすべての領域R
について行なわれた場合、このプログラムは終了する。
【0083】以上のようにこの実施の形態5によれば、
対象物体を複数の領域Rに分割し、物体画像の各領域R
内の各画素の値とその領域Rに対応する背景画像の領域
R内の対応する画素の平均値との差の平均値md(R)
を各領域Rごとに算出し、その差の平均値md(R)が
標準偏差の平均値mσ(R)のk倍よりも大きい領域R
を物体部分として抽出するため、物体画像から背景部分
を除くようにして物体部分をより正確に抽出することが
できる。
【0084】なお、上記実施の形態5のようにステップ
S42において物体画像の各領域R内の各画素の値v
(i,j)とその領域Rに対応する背景画像の領域R内
の対応する画素の平均値m(i,j)との差を算出する
方が好ましいが、物体画像の各領域R内の画素の平均値
mv(i,j)を算出し、物体画像の各領域R内の画素
の平均値とその領域Rに対応する背景画像の領域R内の
画素の平均値m(i,j)との差の絶対値を算出するこ
とも可能である。この場合、図9のフローチャートにお
いて、物体画像の各領域R内の各画素の値v(i,j)
を物体画像の各領域R内の画素の平均値mv(i,j)
に置き換えればよい。
【0085】あるいは、物体画像の各領域R内の画素の
平均値mv(R)を算出し、また、領域Rに対応する背
景画像の領域R内の画素ごとの平均値m(i,j)の領
域R内における平均値mm(R)を算出し、さらにこれ
らの差の絶対値を算出し、この値に基づいて物体部分を
抽出することも可能である。この場合、図9のフローチ
ャートにおいて、ステップS42でmd(R)を求める
際に、md(R)として|mv(R)−mm(R)|を
計算すればよい。
【0086】[実施の形態6]図10は、本発明の実施
の形態6による物体抽出装置の主要構成を示すフローチ
ャートである。上記実施の形態5ではステップS23に
おいて対象物体を1回撮影して1枚の物体画像を得てい
るのに対し、この実施の形態6では上記実施の形態4と
同様にステップS33Aにおいて対象物体を同じ視点か
ら複数回撮影して複数の物体画像を得ている。したがっ
て、ステップS51においては複数の物体画像を平均化
した物体画像を複数の領域Rに分割している。したがっ
て、ステップS55およびS56においては、画素の値
v(i,j)の代わりに画素の平均値mv(i,j)が
用いられる。
【0087】この実施の形態6によれば、対象物体を同
じ視点から複数回撮影して複数の物体画像を得ているた
め、対象物体の撮影時におけるA/D変換器の変換特性
や照明特性の変動が緩和され、物体画像から背景部分を
除くようにして物体部分をより正確に抽出することがで
きる。
【0088】
【発明の効果】この発明に係る物体抽出装置、物体抽出
方法および物体抽出プログラムを記録した媒体では、対
象物体に背景の色と同じ部分が存在する場合でも、その
部分を物体部分として検出し抽出できる。また、人手に
よる作業を少なくできるとともに特殊な撮影環境が不要
である。
【0089】この発明に係る物体検出プログラムを記録
した媒体では、対象物体に背景の色と同じ部分が存在す
る場合でも、その部分を物体部分として検出できる。ま
た、人手による作業を少なくできるとともに特殊な撮影
環境が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による物体抽出装置(画
像切出装置)の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1による物体抽出装置(画
像切出装置)の概略を示すブロック図である。
【図3】図1の演算部の概略を示すブロック図である。
【図4】図3の差分処理部11、平均値導出部13およ
びしきい値処理部15における処理を詳細に説明するた
めの図である。
【図5】本発明の実施の形態2による物体抽出装置の主
要構成を示すフローチャートである。
【図6】(a)は図5に示された物体抽出装置において
得られる複数の領域Rに分割された物体画像を示す図で
あり、(b)は奥行情報を輝度で表示する画像を示す図
であり、(c)は物体画像から背景部分を除いて抽出さ
れた物体部分の画像を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態3による物体抽出装置の主
要構成を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態4による物体抽出装置の主
要構成を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態5による物体抽出装置の主
要構成を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態6による物体抽出装置の
主要構成を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像記憶部 3 演算部 5 抽出画像記憶部 7 領域情報記憶部 9 領域分割部 10 抽出部 11 差分処理部 13 平均値導出部 15 しきい値処理部 16 物体部分抽出部 17 物体画像 19 物体部分 21 背景部分 23 背景画像 25 背景 a1〜an 領域 100 コンピュータ 200 CD−ROM 300 プログラム

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物体を撮影して得られた物体画像か
    ら、不所望部分を除くようにして物体部分を抽出する物
    体抽出装置であって、 前記物体画像を複数の領域に分割する領域分割手段と、 前記物体画像の各画素の情報を、前記領域ごとにまとめ
    る処理を行なうことにより、前記物体画像中の物体部分
    を特定し、抽出する抽出手段とを備える、物体抽出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記抽出手段において、前記物体画像の
    各画素の情報を、前記領域ごとにまとめる前記処理は、
    前記物体画像の各画素の情報を、前記領域ごとに平均化
    する処理である、請求項1に記載の物体抽出装置。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段は、前記領域ごとにまとめ
    られた前記各画素の情報に対し、しきい値処理を行なう
    ことにより、前記物体画像中の物体部分を特定し、抽出
    する、請求項1または請求項2に記載の物体抽出装置。
  4. 【請求項4】 前記物体画像の前記各画素の情報は、前
    記対象物体の背景だけを撮影した背景画像と、前記物体
    画像との間で差分処理を行なって得られた差分情報であ
    る、請求項1から請求項3のいずれかに記載の物体抽出
    装置。
  5. 【請求項5】 前記抽出手段は、 前記対象物体の背景だけを撮影した背景画像と、前記物
    体画像との間で差分処理を行なう差分処理手段と、 前記各領域において、前記差分処理によって得られた差
    分の絶対値の平均値を求める平均値導出手段と、 前記領域における差分の絶対値の前記平均値と、予め定
    められた値とを比較し、前記平均値が前記予め定められ
    た値以上の領域を物体部分として抽出するしきい値処理
    手段とを含む、請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の物体抽出装置。
  6. 【請求項6】 前記抽出手段は、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値を算出する平均
    値導出手段と、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値とその領域に対
    応する前記背景画像の領域内の画素の平均値との間で差
    分処理を行なう差分処理手段と、 前記差分処理によって得られた差分の絶対値と、予め定
    められた値とを比較し、前記差分の絶対値が前記予め定
    められた値以上の領域を物体部分として抽出するしきい
    値処理手段とを含む、請求項1から請求項3のいずれか
    に記載の物体抽出装置。
  7. 【請求項7】 前記物体画像の各画素の情報は奥行情報
    である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の物体
    抽出装置。
  8. 【請求項8】 対象物体を撮影して得られた物体画像か
    ら、不所望部分を除くようにして物体部分を抽出する物
    体抽出方法であって、 前記物体画像を複数の領域に分割する領域分割ステップ
    と、 前記物体画像の各画素の情報を、前記領域ごとにまとめ
    る処理を行なうことにより、前記物体画像中の物体部分
    を特定し、抽出する抽出ステップとを含む、物体抽出方
    法。
  9. 【請求項9】 前記抽出ステップにおいて、前記物体画
    像の各画素の情報を、前記領域ごとにまとめる前記処理
    は、前記物体画像の各画素の情報を、前記領域ごとに平
    均化する処理である、請求項8に記載の物体抽出方法。
  10. 【請求項10】 前記抽出ステップは、前記領域ごとに
    まとめられた前記各画素の情報に対し、しきい値処理を
    行なうことにより、前記物体画像中の物体部分を特定
    し、抽出する、請求項8または請求項9に記載の物体抽
    出方法。
  11. 【請求項11】 前記物体画像の前記各画素の情報は、
    前記対象物体の背景だけを撮影した背景画像と、前記物
    体画像との間で差分処理を行なって得られた差分情報で
    ある、請求項8から請求項10のいずれかに記載の物体
    抽出方法。
  12. 【請求項12】 前記抽出ステップは、 前記対象物体の背景だけを撮影した背景画像と、前記物
    体画像との間で差分処理を行なう差分処理ステップと、 前記各領域において、前記差分処理によって得られた差
    分の絶対値の平均値を求める平均値導出ステップと、 前記領域における差分の絶対値の前記平均値と、予め定
    められた値とを比較し、前記平均値が前記予め定められ
    た値以上の領域を物体部分として抽出するしきい値処理
    ステップとを含む、請求項8から請求項10のいずれか
    に記載の物体抽出方法。
  13. 【請求項13】 前記抽出ステップは、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値を算出する平均
    値導出ステップと、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値とその領域に対
    応する前記背景画像の領域内の画素の平均値との間で差
    分処理を行なう差分処理ステップと、 前記差分処理によって得られた差分の絶対値と、予め定
    められた値とを比較し、前記差分の絶対値が前記予め定
    められた値以上の領域を物体部分として抽出するしきい
    値処理ステップとを含む、請求項8から請求項10のい
    ずれかに記載の物体抽出方法。
  14. 【請求項14】 前記物体画像の各画素の情報は奥行情
    報である、請求項8から請求項10のいずれかに記載の
    物体抽出方法。
  15. 【請求項15】 コンピュータに、対象物体を撮影して
    得られた物体画像から、不所望部分を除くようにして物
    体部分を抽出させるためのプログラムを記録した媒体で
    あって、 前記プログラムは、 前記物体画像を複数の領域に分割する領域分割ステップ
    と、 前記物体画像の各画素の情報を、前記領域ごとにまとめ
    る処理を行なうことにより、前記物体画像中の物体部分
    を特定し、抽出する抽出ステップとを含む、物体抽出プ
    ログラムを記録した媒体。
  16. 【請求項16】 前記抽出ステップにおいて、前記物体
    画像の各画素の情報を、前記領域ごとにまとめる前記処
    理は、前記物体画像の各画素の情報を、前記領域ごとに
    平均化する処理である、請求項15に記載の物体抽出プ
    ログラムを記録した媒体。
  17. 【請求項17】 前記抽出ステップは、前記領域ごとに
    まとめられた前記各画素の情報に対し、しきい値処理を
    行なうことにより、前記物体画像中の物体部分を特定
    し、抽出する、請求項15または請求項16に記載の物
    体抽出プログラムを記録した媒体。
  18. 【請求項18】 前記物体画像の前記各画素の情報は、
    前記対象物体の背景だけを撮影した背景画像と、前記物
    体画像との間で差分処理を行なって得られた差分情報で
    ある、請求項15から請求項17のいずれかに記載の物
    体抽出プログラムを記録した媒体。
  19. 【請求項19】 前記抽出ステップは、 前記対象物体の背景だけを撮影した背景画像と、前記物
    体画像との間で差分処理を行なう差分処理ステップと、 前記各領域において、前記差分処理によって得られた差
    分の絶対値の平均値を求める平均値導出ステップと、 前記領域における差分の絶対値の前記平均値と、予め定
    められた値とを比較し、前記平均値が前記予め定められ
    た値以上の領域を物体部分として抽出するしきい値処理
    ステップとを含む、請求項15から請求項17のいずれ
    かに記載の物体抽出プログラムを記録した媒体。
  20. 【請求項20】 前記抽出ステップは、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値を算出する平均
    値導出ステップと、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値とその領域に対
    応する前記背景画像の領域内の画素の平均値との間で差
    分処理を行なう差分処理ステップと、 前記差分処理によって得られた差分の絶対値と、予め定
    められた値とを比較し、前記差分の絶対値が前記予め定
    められた値以上の領域を物体部分として抽出するしきい
    値処理ステップとを含む、請求項15から請求項17の
    いずれかに記載の物体抽出プログラムを記録した媒体。
  21. 【請求項21】 前記物体画像の各画素の情報は奥行情
    報である、請求項15から請求項17のいずれかに記載
    の物体抽出プログラムを記録した媒体。
  22. 【請求項22】 コンピュータによって、対象物体の存
    在しない背景画像と入力画像とを比較して、物体部分を
    検出するためのプログラムを記録した媒体であって、 該プログラムは、 前記入力画像を領域分割し、 前記背景画像と入力画像との比較は、前記領域分割され
    た領域単位ごとに行なうことを特徴とする物体検出プロ
    グラムを記録した媒体。
  23. 【請求項23】 対象物体を撮影して得られた物体画像
    から、不所望部分を除くようにして物体部分を抽出する
    物体抽出装置であって、 前記物体画像の奥行情報を算出する奥行情報算出手段
    と、 前記物体画像を複数の領域に分割する領域分割手段と、 前記奥行情報の平均値を各領域ごとに算出する平均値算
    出手段と、 前記複数の領域のうち前記平均値が予め定められた範囲
    内の領域を前記物体部分として抽出する抽出手段とを備
    える、物体抽出装置。
  24. 【請求項24】 対象物体を撮影して得られた物体画像
    から、不所望部分を除くようにして物体部分を抽出する
    物体抽出方法であって、 前記物体画像の奥行情報を算出するステップと、 前記物体画像を複数の領域に分割するステップと、 前記奥行情報の平均値を各領域ごとに算出するステップ
    と、 前記複数の領域のうち前記平均値が予め定められた範囲
    内の領域を前記物体部分として抽出するステップとを含
    む、物体抽出方法。
  25. 【請求項25】 コンピュータに、対象物体を撮影して
    得られた物体画像から、不所望部分を除くようにして物
    体部分を抽出させるためのプログラムを記録した媒体で
    あって、 前記プログラムは、 前記物体画像の奥行情報を算出するステップと、 前記物体画像を複数の領域に分割するステップと、 前記奥行情報の平均値を各領域ごとに算出するステップ
    と、 前記複数の領域のうち前記平均値が予め定められた範囲
    内の領域を前記物体部分として抽出するステップとを含
    む、物体抽出プログラムを記録した媒体。
  26. 【請求項26】 対象物体を撮影して得られた物体画像
    と、前記対象物体の背景だけを複数回撮影して得られた
    複数の背景画像とに基づいて、前記物体画像から不所望
    部分を除くようにして物体部分を抽出する物体抽出装置
    であって、 前記物体画像と前記背景画像との差の絶対値を算出する
    差分手段と、 前記物体画像のうち前記差の絶対値がしきい値よりも大
    きい部分を前記物体部分として抽出する抽出手段と、 前記複数の背景画像の画像情報分布に基づいて前記しき
    い値を統計的に決定するしきい値決定手段とを備える、
    物体抽出装置。
  27. 【請求項27】 対象物体を撮影して得られた物体画像
    と、前記対象物体の背景だけを複数回撮影して得られた
    複数の背景画像とに基づいて、前記物体画像から不所望
    部分を除くようにして物体部分を抽出する物体抽出装置
    であって、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出する算
    出手段と、 前記物体画像の各画素の値とその画素に対応する前記背
    景画像の画素の平均値との差の絶対値を算出する差分手
    段と、 前記物体画像の画素のうち前記差の絶対値が前記標準偏
    差の所定倍よりも大きい画素を前記物体部分として抽出
    する抽出手段とを備える、物体抽出装置。
  28. 【請求項28】 対象物体を撮影して得られた物体画像
    と、前記対象物体の背景だけを複数回撮影して得られた
    複数の背景画像とに基づいて、前記物体画像から不所望
    部分を除くようにして物体部分を抽出する物体抽出装置
    であって、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出する平
    均/標準偏差算出手段と、 前記物体画像を複数の領域に分割する領域分割手段と、 前記物体画像の各領域内の各画素の値とその領域に対応
    する前記背景画像の領域内の対応する画素の平均値との
    差の絶対値を算出する差分手段と、 前記差の絶対値の平均値を各領域ごとに算出する平均差
    算出手段と、 前記標準偏差の平均値を各領域ごとに算出する平均標準
    偏差算出手段と、 前記複数の領域のうち前記差の絶対値の平均値が前記標
    準偏差の平均値の所定倍よりも大きい領域を前記物体部
    分として抽出する抽出手段とを備える、物体抽出装置。
  29. 【請求項29】 対象物体を撮影して得られた物体画像
    と、前記対象物体の背景だけを複数回撮影して得られた
    複数の背景画像とに基づいて、前記物体画像から不所望
    部分を除くようにして物体部分を抽出する物体抽出装置
    であって、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出する平
    均/標準偏差算出手段と、 前記物体画像を複数の領域に分割する領域分割手段と、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値を算出する平均
    算出手段と、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値とその領域に対
    応する前記背景画像の領域内の画素の平均値との差の絶
    対値を算出する差分手段と、 前記差の絶対値の平均値を各領域ごとに算出する平均差
    算出手段と、 前記標準偏差の平均値を各領域ごとに算出する平均標準
    偏差算出手段と、 前記複数の領域のうち前記差の絶対値の平均値が前記標
    準偏差の平均値の所定倍よりも大きい領域を前記物体部
    分として抽出する抽出手段とを備える、物体抽出装置。
  30. 【請求項30】 対象物体を撮影して得られた物体画像
    と、前記対象物体の背景だけを複数回撮影して得られた
    複数の背景画像とに基づいて、前記物体画像から不所望
    部分を除くようにして物体部分を抽出する物体抽出装置
    であって、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出する平
    均/標準偏差算出手段と、 前記物体画像を複数の領域に分割する領域分割手段と、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値を算出するとと
    もに、背景画像の画素の平均値の各領域内における平均
    値を算出する平均算出手段と、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値とその領域に対
    応する前記背景画像の領域内の画素の領域内における平
    均値との差の絶対値を算出する差分手段と、 前記標準偏差の平均値を各領域ごとに算出する平均標準
    偏差算出手段と、 前記複数の領域のうち差の絶対値が標準偏差の平均値の
    所定倍よりも大きい領域を物体部分として抽出する抽出
    手段とを備える、物体抽出装置。
  31. 【請求項31】 対象物体を複数回撮影して得られた複
    数の物体画像と、前記対象物体の背景だけを複数回撮影
    して得られた複数の背景画像とに基づいて、前記物体画
    像から不所望部分を除くようにして物体部分を抽出する
    物体抽出装置であって、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出する平
    均/標準偏差算出手段と、 前記複数の物体画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値を各画素ごとに算出する平均算出手段と、 前記物体画像を複数の領域に分割する領域分割手段と、 前記物体画像の各領域内の各画素の前記平均値とその領
    域に対応する前記背景画像の領域内の対応する画素の前
    記平均値との差の絶対値を算出する差分手段と、 前記差の絶対値の平均値を各領域ごとに算出する平均差
    算出手段と、 前記標準偏差の平均値を各領域ごとに算出する平均標準
    偏差算出手段と、 前記複数の領域のうち前記差の絶対値の平均値が前記標
    準偏差の平均値の所定倍よりも大きい領域を前記物体部
    分として抽出する抽出手段とを備える、物体抽出装置。
  32. 【請求項32】 対象物体を撮影して得られた物体画像
    と、前記対象物体の背景だけを複数回撮影して得られた
    複数の背景画像とに基づいて、前記物体画像から不所望
    部分を除くようにして物体部分を抽出する物体抽出方法
    であって、 前記複数の背景画像の分布に基づいてしきい値を統計的
    に決定するステップと、 前記物体画像と前記背景画像との差の絶対値を算出する
    ステップと、 前記物体画像のうち前記差の絶対値が前記しきい値より
    も大きい部分を前記物体部分として抽出するステップと
    を含む、物体抽出方法。
  33. 【請求項33】 対象物体を撮影して得られた物体画像
    と、前記対象物体の背景だけを複数回撮影して得られた
    複数の背景画像とに基づいて、前記物体画像から不所望
    部分を除くようにして物体部分を抽出する物体抽出方法
    であって、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出するス
    テップと、 前記物体画像の各画素の値とその画素に対応する前記背
    景画像の画素の平均値との差の絶対値を算出するステッ
    プと、 前記物体画像の画素のうち前記差の絶対値が前記標準偏
    差の所定倍よりも大きい画素を前記物体部分として抽出
    するステップとを含む、物体抽出方法。
  34. 【請求項34】 対象物体を撮影して得られた物体画像
    と、前記対象物体の背景だけを複数回撮影して得られた
    複数の背景画像とに基づいて、前記物体画像から背景部
    分を除くようにして物体部分を抽出する物体抽出方法で
    あって、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出するス
    テップと、 前記物体画像を複数の領域に分割するステップと、 前記物体画像の各領域内の各画素の値とその領域に対応
    する前記背景画像の領域内の対応する画素の平均値との
    差の絶対値を算出するステップと、 前記差の絶対値の平均値を各領域ごとに算出するステッ
    プと、 前記標準偏差の平均値を各領域ごとに算出するステップ
    と、 前記複数の領域のうち前記差の絶対値の平均値が前記標
    準偏差の平均値の所定倍よりも大きい領域を前記物体部
    分として抽出するステップとを含む、物体抽出方法。
  35. 【請求項35】 対象物体を撮影して得られた物体画像
    と、前記対象物体の背景だけを複数回撮影して得られた
    複数の背景画像とに基づいて、前記物体画像から不所望
    部分を除くようにして物体部分を抽出する物体抽出方法
    であって、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出するス
    テップと、 前記物体画像を複数の領域に分割するステップと、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値を算出するステ
    ップと、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値とその領域に対
    応する前記背景画像の領域内の画素の平均値との差の絶
    対値を算出するステップと、 前記差の絶対値の平均値を各領域ごとに算出するステッ
    プと、 前記標準偏差の平均値を各領域ごとに算出するステップ
    と、 前記複数の領域のうち前記差の絶対値の平均値が前記標
    準偏差の平均値の所定倍よりも大きい領域を前記物体部
    分として抽出するステップとを含む、物体抽出方法。
  36. 【請求項36】 対象物体を撮影して得られた物体画像
    と、前記対象物体の背景だけを複数回撮影して得られた
    複数の背景画像とに基づいて、前記物体画像から不所望
    部分を除くようにして物体部分を抽出する物体抽出方法
    であって、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出するス
    テップと、 前記物体画像を複数の領域に分割するステップと、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値を算出するとと
    もに、背景画像の画素の平均値の各領域内における平均
    値を算出するステップと、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値とその領域に対
    応する前記背景画像の領域内の画素の領域内における平
    均値との差の絶対値を算出するステップと、 前記標準偏差の平均値を各領域ごとに算出するステップ
    と、 前記複数の領域のうち差の絶対値が標準偏差の平均値の
    所定倍よりも大きい領域を物体部分として抽出するステ
    ップとを含む、物体抽出方法。
  37. 【請求項37】 対象物体を複数回撮影して得られた複
    数の物体画像と、前記対象物体の背景だけを複数回撮影
    して得られた複数の背景画像とに基づいて、前記物体画
    像から不所望部分を除くようにして物体部分を抽出する
    物体抽出方法であって、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出するス
    テップと、 前記複数の物体画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値を各画素ごとに算出するステップと、 前記物体画像を複数の領域に分割するステップと、 前記物体画像の各領域内の各画素の前記平均値とその領
    域に対応する前記背景画像の領域内の対応する画素の前
    記平均値との差の絶対値を算出するステップと、 前記差の絶対値の平均値を各領域ごとに算出するステッ
    プと、 前記標準偏差の平均値を各領域ごとに算出するステップ
    と、 前記複数の領域のうち前記差の絶対値の平均値が前記標
    準偏差の平均値の所定倍よりも大きい領域を前記物体部
    分として抽出するステップとを含む、物体抽出方法。
  38. 【請求項38】 コンピュータに、対象物体を撮影して
    得られた物体画像と、前記対象物体の背景だけを複数回
    撮影して得られた複数の背景画像とに基づいて、前記物
    体画像から不所望部分を除くようにして物体部分を抽出
    させるためのプログラムを記録した媒体であって、 前記プログラムは、 前記複数の背景画像の分布に基づいてしきい値を統計的
    に決定するステップと、 前記物体画像と前記背景画像との差の絶対値を算出する
    ステップと、 前記物体画像のうち前記差の絶対値が前記しきい値より
    も大きい部分を前記物体部分として抽出するステップと
    を含む、物体抽出プログラムを記録した媒体。
  39. 【請求項39】 コンピュータに、対象物体を撮影して
    得られた物体画像と、前記対象物体の背景だけを複数回
    撮影して得られた複数の背景画像とに基づいて、前記物
    体画像から不所望部分を除くようにして物体部分を抽出
    させるためのプログラムを記録した媒体であって、 前記プログラムは、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出するス
    テップと、 前記物体画像の各画素の値とその画素に対応する前記背
    景画像の画素の平均値との差の絶対値を算出するステッ
    プと、 前記物体画像の画素のうち前記差の絶対値が前記標準偏
    差の所定倍よりも大きい画素を前記物体部分として抽出
    するステップとを含む、物体抽出プログラムを記録した
    媒体。
  40. 【請求項40】 コンピュータに、対象物体を撮影して
    得られた物体画像と、前記対象物体の背景だけを複数回
    撮影して得られた複数の背景画像とに基づいて、前記物
    体画像から不所望部分を除くようにして物体部分を抽出
    させるためのプログラムを記録した媒体であって、 前記プログラムは、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出するス
    テップと、 前記物体画像を複数の領域に分割するステップと、 前記物体画像の各領域内の各画素の値とその領域に対応
    する前記背景画像の領域内の対応する画素の平均値との
    差の絶対値を算出するステップと、 前記差の絶対値の平均値を各領域ごとに算出するステッ
    プと、 前記標準偏差の平均値を各領域ごとに算出するステップ
    と、 前記複数の領域のうち前記差の絶対値の平均値が前記標
    準偏差の平均値の所定倍よりも大きい領域を前記物体部
    分として抽出するステップとを含む、物体抽出プログラ
    ムを記録した媒体。
  41. 【請求項41】 コンピュータに、対象物体を撮影して
    得られた物体画像と、前記対象物体の背景だけを複数回
    撮影して得られた複数の背景画像とに基づいて、前記物
    体画像から不所望部分を除くようにして物体部分を抽出
    させるためのプログラムを記録した媒体であって、 前記プログラムは、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出するス
    テップと、 前記物体画像を複数の領域に分割するステップと、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値を算出するステ
    ップと、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値とその領域に対
    応する前記背景画像の領域内の画素の平均値との差の絶
    対値を算出するステップと、 前記差の絶対値の平均値を各領域ごとに算出するステッ
    プと、 前記標準偏差の平均値を各領域ごとに算出するステップ
    と、 前記複数の領域のうち前記差の絶対値の平均値が前記標
    準偏差の平均値の所定倍よりも大きい領域を前記物体部
    分として抽出するステップとを含む、物体抽出抽出プロ
    グラムを記録した媒体。
  42. 【請求項42】 コンピュータに、対象物体を撮影して
    得られた物体画像と、前記対象物体の背景だけを複数回
    撮影して得られた複数の背景画像とに基づいて、前記物
    体画像から不所望部分を除くようにして物体部分を抽出
    させるためのプログラムを記録した媒体であって、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出するス
    テップと、 前記物体画像を複数の領域に分割するステップと、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値を算出するとと
    もに、背景画像の画素の平均値の各領域内における平均
    値を算出するステップと、 前記物体画像の各領域内の画素の平均値とその領域に対
    応する前記背景画像の領域内の画素の領域内における平
    均値との差の絶対値を算出するステップと、 前記標準偏差の平均値を各領域ごとに算出するステップ
    と、 前記複数の領域のうち差の絶対値が標準偏差の平均値の
    所定倍よりも大きい領域を物体部分として抽出するステ
    ップとを含む、物体抽出プログラムを記録した媒体。
  43. 【請求項43】 コンピュータに、対象物体を複数回撮
    影して得られた複数の物体画像と、前記対象物体の背景
    だけを複数回撮影して得られた複数の背景画像とに基づ
    いて、前記物体画像から不所望部分を除くようにして物
    体部分を抽出させるためのプログラムを記録した媒体で
    あって、 前記プログラムは、 前記複数の背景画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値および標準偏差を各画素ごとに算出するス
    テップと、 前記複数の物体画像において互いに同じ座標に位置する
    画素の平均値を各画素ごとに算出するステップと、 前記物体画像を複数の領域に分割するステップと、 前記物体画像の各領域内の各画素の前記平均値とその領
    域に対応する前記背景画像の領域内の対応する画素の前
    記平均値との差の絶対値を算出するステップと、 前記差の絶対値の平均値を各領域ごとに算出するステッ
    プと、 前記標準偏差の平均値を各領域ごとに算出するステップ
    と、 前記複数の領域のうち前記差の絶対値の平均値が前記標
    準偏差の平均値の所定倍よりも大きい領域を前記物体部
    分として抽出するステップとを含む、物体抽出プログラ
    ムを記録した媒体。
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