JPH1196290A - 帳票識別装置、帳票識別方法および帳票識別プログラムを記録した媒体 - Google Patents

帳票識別装置、帳票識別方法および帳票識別プログラムを記録した媒体

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JPH1196290A
JPH1196290A JP9253775A JP25377597A JPH1196290A JP H1196290 A JPH1196290 A JP H1196290A JP 9253775 A JP9253775 A JP 9253775A JP 25377597 A JP25377597 A JP 25377597A JP H1196290 A JPH1196290 A JP H1196290A
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Takeshi Kamimura
健 上村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帳票IDを有する帳票と、同帳票IDを有さ
ない帳票とを混在させて読取り帳票の種類を識別するに
あたり、読取エラーが発生してもその原因を特定するこ
とが困難であり能率が悪かった。 【解決手段】 帳票画像入力部10により読取った帳票
画像から識別番号読取部20において識別番号を切出
し、切出可能時に同識別番号に基づいて帳票の種類を識
別するとともに、第一の判定部30において識別番号の
切出の正否を判断し、切出不能時に画像識別部40にお
いて帳票読取面に特徴的な画像パターンに基づき帳票の
種類を識別するようにしたため、帳票の種類を識別する
ことができなかった場合に、その原因を特定することに
より全体として能率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帳票を光学的に読
取って帳票の種類を識別する帳票識別装置、帳票識別方
法および帳票識別プログラムを記録した媒体に関し、特
に、複数種の帳票を連続して読取る場合に使用して好適
な帳票識別装置、帳票識別方法および帳票識別プログラ
ムを記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】大量の帳票や伝票を取り扱う事務処理の
効率化を図るため、これらを高速に読取って電子化する
光学的文字読取装置が用いられている。この光学的文字
読取装置においては、まず読取る文字や図形の記載位置
や、文字の種類(手書き文字か印刷文字か、数字のみか
感じも含むか等)といったフォーマット情報を予め登録
し、このフォーマット情報に基づいて実際の読取処理を
行うことにより読取精度を向上させている。
【0003】同じ種類の帳票を連続して読取る場合、上
記のようなフォーマット情報は最初に一度だけ登録すれ
ばよい。しかし、異なる種類の帳票を連続して読取る場
合は、帳票の種類毎にフォーマット情報が異なるため、
帳票毎に種類を識別してこの識別結果に対応するフォー
マット情報を設定する処理が必要となる。もちろん、扱
う帳票数が比較的少ない場合は手作業で帳票を種類毎に
選別し、同一種類の帳票を連続的に読取らせればよい。
しかし、銀行や郵便局などでは、多種類、かつ多量の帳
票を取り扱うことから、このように人手を介して行う作
業は多大な手間と時間を要することになり実状にそぐわ
ない。
【0004】そこで、特開平5−128295号公報に
開示されたものにおいては、全帳票の所定位置に予め識
別番号を印字するとともに、この識別番号で規定される
帳票と、フォーマット情報とを関連づけて登録してお
き、実際の帳票画像から識別番号を取得し、この識別番
号に応じたフォーマット情報に基づいて帳票に記載され
た情報を読取る構成となっている。
【0005】一方、特開平7−152856号公報に開
示されたものにおいては、帳票画像から帳票の種類を規
定できる罫線構造等の部分的なID画像を、フォーマッ
ト情報と関連づけて登録しておき、実際の帳票画像と登
録されたID画像から帳票の種類を識別し、同帳票に応
じたフォーマット情報に基づいて帳票に記載された情報
を読取る構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の帳票識
別装置においては、次のような課題があった。前者のも
のにおいては、識別番号の印字されていない帳票を前提
としているため、同識別番号の印字されていない帳票を
読取ることができなかった。また、後者のものにおいて
は、全ての帳票においてパターンマッチング等のイメー
ジ画像の比較処理を行わなければならないため、多大な
処理時間を要することがあった。
【0007】一方、両者を組み合わせ、最初に前者の技
法を用いて帳票の識別番号を読取り、識別番号が読取れ
ない場合に後者の技法を用いて帳票の種類を識別すると
しても、その帳票の種類を識別できなかった場合に、読
取り対象の帳票が全くの規定外の帳票であったのか、読
取りエラーが発生して識別番号の読取りやイメージ画像
の比較処理ができなかったのかなど、その原因を特定す
ることが困難であり能率を低下させてしまう。
【0008】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、帳票の種類を識別することができなかった場合
に、その原因を特定することにより全体として能率を向
上させることが可能な帳票識別装置、帳票識別方法およ
び帳票識別プログラムを記録した媒体の提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、帳票読取面を光学的に読
取る光学読取手段と、この光学読取手段により読取った
帳票画像において、帳票読取面の所定位置における帳票
IDの切出を行うとともに、切出した帳票IDに基づい
て帳票の種類の識別を行う帳票ID識別手段と、同光学
読取手段により読取った帳票画像において、特徴的な画
像パターンに基づいて帳票の種類を識別する帳票画像識
別手段と、読取対象の帳票の種類を識別するにあたり、
上記帳票ID識別手段に上記帳票IDの切出を行わせ、
切出不能時に上記帳票画像識別手段に帳票の種類を識別
させる帳票識別制御手段とを備えた構成としてある。
【0010】すなわち、光学読取手段により帳票読取面
を読み取って帳票画像を生成し、帳票識別制御手段は、
帳票ID識別手段に読取対象の帳票読取面の所定位置に
帳票IDが記載されているか否かの切出を行わせる。帳
票IDが切出可能であれば、同帳票ID識別手段は、切
出した帳票IDに基づいて帳票の種類を識別する。しか
し、帳票IDの切出不能時においては、もはや帳票ID
に基づく帳票の種類の識別を行うことができないから、
上記帳票識別制御手段は帳票画像識別手段に帳票の種類
を識別させる。
【0011】この帳票画像識別手段は上記光学読取手段
により読取った帳票画像において、特徴的な画像パター
ンに基づいて帳票の種類を識別する。もちろん、同帳票
画像識別手段によっても帳票の種類を識別することがで
きない場合があるが、この場合、帳票IDの切出が可能
であって同帳票IDに基づいて帳票の種類を識別するこ
とができなかった場合と区別することができる。
【0012】帳票識別制御手段が、帳票IDの切出の成
否を検知する具体的な構成として請求項2にかかる発明
は、請求項1に記載の帳票識別装置において、上記帳票
ID識別手段は、上記帳票IDの切出と、識別のそれぞ
れの成否を表すフラグビットからなるフラグテーブルを
備え、このフラグテーブルに基づく制御信号を上記帳票
識別制御手段に送信する構成としてある。
【0013】すなわち、帳票ID識別手段は、帳票ID
の切出と、識別のそれぞれの成否を表すフラグビットか
らなるフラグテーブルを備えており、帳票IDの切出
と、識別の成否に応じてこのフラグテーブルからフラグ
ビットを適宜選択し、このフラグビットに基づく制御信
号を上記帳票識別制御手段に送信する。帳票識別制御手
段は、この制御信号を受信して帳票IDの切出の成否を
判断する。帳票ID識別手段から送信される制御信号の
信号フォーマットは特に限定されることはないが、上述
したように帳票IDの切出と、識別の成否を表すフラグ
ビットを用いていることから、このフラグビットを利用
すれば信号設計を容易に行うことができる。
【0014】そこで、請求項3にかかる発明は、請求項
2に記載の帳票識別装置において、上記帳票ID識別手
段は、上記帳票IDの切出と、識別についてのフラグビ
ットを上記制御信号の所定ビットに割り当てて送信する
構成としてある。すなわち、上記帳票識別制御手段は、
帳票ID識別手段から送信される制御信号を受信し、予
め定められた所定ビットを検知することにより帳票ID
の切出と、識別の成否とを判断する。
【0015】ところで、帳票IDの切出が可能であっ
て、同帳票IDの識別が不能な場合、同帳票IDの印字
ミス等による読取エラーが発生したものと考えられる。
このため、請求項4にかかる発明は、請求項1〜請求項
3のいずれかに記載の帳票識別装置において、上記帳票
識別制御手段は、上記帳票IDの切出が可能であって同
帳票IDの識別が不能な場合に、帳票をリジェクトする
構成としてある。
【0016】すなわち、帳票IDの切出が可能であれ
ば、同帳票IDの識別も可能となる場合が多い。しか
し、上述したように印字ミス等が存在すれば、読取エラ
ーが発生したものと考えられる。一方、このような帳票
IDが印字された帳票は、帳票IDにより帳票の種類を
識別できることを前提としているため、一般的には帳票
画像識別手段により帳票の種類を識別することができな
い。そこで、このような場合、帳票識別制御手段は読取
対象の帳票をリジェクトする。
【0017】上述したようにして、帳票識別処理を行う
としても、実体のある装置に限定される必要はなく、そ
の方法としても機能することは容易に理解できる。この
ため、請求項5にかかる発明は、帳票読取面を光学的に
読取って帳票の種類を識別する帳票識別方法であって、
帳票を読取って得られた帳票画像において、帳票読取面
の所定位置に記載された帳票IDの切出を行い、同帳票
IDの切出可能時に同帳票IDに基づいて帳票の種類を
識別し、同帳票IDの切出不能時に上記帳票画像におい
て、帳票読取面に特徴的な画像パターンに基づいて帳票
の種類を識別する構成としてある。すなわち、必ずしも
実体のある装置に限らず、その方法としても有効である
ことに相違はない。
【0018】発明の思想の具現化例として帳票識別処理
を行うソフトウェアとなる場合には、かかるソフトウェ
アを記録した記録媒体上においても当然に存在し、利用
される。その一例として、請求項6にかかる発明は、帳
票読取面を光学的に読取って帳票の種類を識別する帳票
識別装置のための帳票識別プログラムを記録した媒体で
あって、帳票を読取って得られた帳票画像において、帳
票読取面の所定位置に記載された帳票IDの切出を行
い、 同帳票IDの切出可能時に同帳票IDに基づいて
帳票の種類を識別し、同帳票IDの切出不能時に上記帳
票画像において、帳票読取面に特徴的な画像パターンに
基づいて帳票の種類を識別することを実行させるプログ
ラムを記録した構成としてある。
【0019】もちろん、その記録媒体は、磁気記録媒体
であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今
後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考
えることができる。また、一次複製品、二次複製品など
の複製段階については全く問う余地無く同等である。そ
の他、供給方法として通信回線を利用して行う場合でも
本発明が利用されていることにはかわりないし、半導体
チップに書き込まれたようなものであっても同様であ
る。
【0020】さらに、一部がソフトウェアであって、一
部がハードウェアで実現されている場合においても発明
の思想において全く異なるものはなく、一部を記録媒体
上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるよう
な形態のものとしてあってもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる帳票識別装置のハードウェア構成例をブロック図に
より示している。
【0022】同図において、帳票画像入力部10は、読
取対象の帳票を光学的に走査し、帳票以外の背景領域を
除去して帳票画像100を生成し、識別番号読取部20
に出力する。この意味において、帳票画像入力部10が
光学読取手段を構成する。背景除去の具体的な手法とし
ては、例えば、画像のシェーディング補正を行った後、
固定2値化処理を行い、帳票と背景とを分離する手法な
どを適用すればよい。従って、帳票画像100として
は、カラー画像、白黒濃淡画像や白黒2値化画像など、
各種の画像データを適用可能である。また、帳票画像入
力部10は、図示しないスタッカを備えており、このス
タッカに複数種の帳票をセットして連続的に帳票を読み
取って帳票画像100を生成可能である。
【0023】識別番号読取部20は、予め帳票読取面の
所定位置に同帳票を一意に識別するための識別番号が記
載されていることを前提として、その記載位置を予めフ
ォーマット情報として記憶しており、このフォーマット
情報で特定される位置に同識別番号が存在するか否かの
切出を行うとともに、複数の識別番号と、各識別番号に
対応した帳票の種類とを関連づけて記憶しており、識別
番号の切出が成功した場合に同識別番号から帳票の種類
を識別する。
【0024】例えば、図2(a)および図2(b)に示
すように、帳票読取面の右端に「30」という識別番号
が印字されている場合、予め上記フォーマット情報には
同識別番号の記載位置が示されており、識別番号読取部
20は、同フォーマット情報に基づき識別番号が記載さ
れていることを検知する。図2(a)に示すものにおい
ては、識別番号「30」が正しく印字されているため同
識別番号を識別することが可能であるが、図2(b)に
示すものにおいては、識別番号「30」の下位一桁目に
おける「0」がつぶれているため、正しく識別すること
ができない。このように、識別番号は記載されているも
のの、印字エラー等により正しく識別できない場合があ
る。
【0025】識別番号読取部20は、図3に示すような
フラグビットa1およびフラグビットa0からなるフラ
グテーブルを有しており、このフラグビットa1は、切
出成功時に「0」になるとともに切出失敗時に「1」と
なり、同様にフラグビットa0は、識別成功時に「0」
になるとともに識別失敗時に「1」となる。ここにおい
て、フラグビットa1を上位ビット、フラグビットa0
を下位ビットとした二桁のビットで識別番号読取部20
における識別番号の切出および識別の結果を表す場合、
「00」、「01」、「11」の三通りのパターンが想
定され、それぞれ「識別番号の切出と識別に成功」、
「識別番号の切出に成功したが識別に失敗」、「識別番
号の切出に失敗」を意味する。識別番号読取部20は、
このようなフラグビットa1と、フラグビットa0から
なる二桁のビットを下位2ビットとした制御信号101
を生成し、第一の判定部30に送信する。以上の意味に
おいて、識別番号読取部20が帳票ID識別手段を構成
する。
【0026】本実施形態においては、帳票IDとして識
別番号を用いる構成としているが、必ずしもこの構成に
限定されない。例えば、帳票読取面の所定位置に記載さ
れた識別マークを帳票IDとして切出および識別するよ
うにしてもよく、適宜変更しても構わない。第一の判定
部30は、受信した制御信号101の下位2ビットを検
知し、図4に示す対応表に従った対応処理を実行する。
同図において、同下位2ビットが「11」の場合、すな
わち帳票IDの切出に失敗した場合に、制御信号102
を画像識別部40に送信する。また、同下位2ビットが
「00」の場合、すなわち帳票IDの切出と識別に成功
した場合に、その旨を示す制御信号103を後述する第
二の判定部50に送信し、他方、同下位2ビットが「0
1」の場合、すなわち帳票IDの切出に成功したが識別
に失敗した場合に読取対象の帳票をリジェクトしてその
旨を示す制御信号104を第二の判定部50に送信す
る。
【0027】画像識別部40は、制御信号102を受信
した場合に、帳票画像100における濃度分布や文字や
罫線のレイアウトなど、帳票読取面に特徴的な画像パタ
ーンに基づいて帳票の種類を識別し、識別の成否を示す
制御信号105を第二の判定部50に送信する。ここに
おける具体的な識別手法は、従来技術の範疇であるため
詳述しないが、画像識別部40は、複数種の帳票につい
て上述したような帳票読取面に特徴的な画像パターンを
記憶しており、パターンマッチング等の手法により読取
対象の帳票の種類を識別する。この意味において、画像
識別部40が帳票画像識別手段を構成し、第一の判定部
30が帳票識別制御手段を構成する。
【0028】例えば、図5(a)および図5(b)に示
すように、帳票読取面に帳票IDが印字されていない場
合、罫線のレイアウトから帳票の種類を識別することが
可能であるし、各々「(D)電気料金払込取扱票」、
「府中市」「個人住民税」といった文字列を含むか否か
によって帳票の種類を識別することができる。なお、本
実施形態においては、図5(a)に示す帳票のみ識別す
ることができるものとする。
【0029】第二の判定部50は、制御信号103〜1
05のうち、受信した制御信号とその内容に応じて帳票
識別結果を表す信号106を出力する。従って、何らか
の読取エラーが発生した場合、この信号106に基づい
て同読取エラーの詳細な情報を表示器に表示するなどし
ておけば、利用者が視認してその原因を容易に特定する
ことができる。
【0030】本実施形態においては、複数のハードウェ
アを組み合わせて帳票の種類を識別する構成としている
が、もちろん、この構成に限定されることはない。その
一例として、図6に示すものにおいては、識別番号読取
部20と、画像識別部40との間にマイコン60を介在
させてある。このマイコン60は、帳票識別プログラム
を記録したプログラムROM61を備え、同帳票識別プ
ログラムを実行することにより、上述した第一の判定部
30および第二の判定部50と同様の処理を行うように
してあり、適宜変更してもかまわない。
【0031】次に、上記のように構成した本実施形態の
動作について具体例を示しつつ説明する。例えば、帳票
画像入力部10の図示しないスタッカには、図2
(a)、図2(b)および図5(a)、図5(b)に示
す帳票が混在してセットされていたものとする。帳票画
像入力部10は、同スタッカにセットされた最初の帳票
を光学的に読取って帳票画像100を生成し、識別番号
読取部20に出力する。識別番号読取部20は、帳票画
像入力部10において読取った帳票が図2(a)、図2
(b)に示すものである場合、帳票読取面の右端に記載
された識別番号の切出を行うことができるが、読取った
帳票が図5(a)、図5(b)に示すものである場合、
識別番号の切出を行うことができない。
【0032】また、図2(a)に示すものは、識別番号
「30」が正しく印字されているため、同識別番号に基
づいて帳票の種類を識別することができるが、図2
(b)に示すもののように識別番号「30」の下位一桁
目の「0」がつぶれている場合、同識別番号に基づいて
帳票の種類を識別することができない。識別番号読取部
20は、図4に示すように、識別番号の切出と識別に応
じて制御信号101の下位2ビットにフラグビットをセ
ットして第一の判定部30に送信する。
【0033】第一の判定部30は、制御信号101の下
位2ビットを検知し、同下位2ビットが「11」の場
合、すなわち図5(a)、図5(b)に示す帳票の場合
に制御信号102を画像識別部40に送信する。また、
同下位2ビットが「00」の場合、すなわち図2(a)
に示す帳票の場合に、識別番号に基づく帳票の種類の識
別に成功した旨を示す制御信号103を第二の判定部5
0に送信し、他方、同下位2ビットが「01」の場合、
すなわち図2(b)に示す帳票の場合に、同帳票をリジ
ェクトするとともに、その旨を示す制御信号104を第
二の判定部50に送信する。
【0034】制御信号102を受信した画像識別部40
は、図5(a)、図5(b)に示す読取対象の帳票につ
いて、帳票画像100における濃度分布や文字や罫線の
レイアウトなど、帳票読取面に特徴的な画像パターンに
基づいて帳票の種類を識別する。本実施形態において
は、図5(a)に示す帳票は識別することができるが、
図5(b)に示す帳票は識別できないため、この識別の
成否に応じた制御信号105を第二の判定部50に送信
する。
【0035】第二の判定部50は、制御信号103〜1
05のうち、受信した制御信号とその内容に応じて帳票
識別結果を表す信号106を出力するため、何らかの読
取エラーが発生した場合、利用者はこの信号106の内
容を調査することで同読取エラーの原因を容易に特定す
ることができ、能率も向上する。このように、帳票画像
入力部10により読取った帳票画像から識別番号読取部
20において識別番号を切出し、切出可能時に同識別番
号に基づいて帳票の種類を識別するとともに、第一の判
定部30において識別番号の切出の正否を判断し、切出
不能時に画像識別部40において帳票読取面に特徴的な
画像パターンに基づき帳票の種類を識別するようにした
ため、帳票の種類を識別することができなかった場合
に、その原因を特定することにより全体として能率を向
上させることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、帳票の種
類を識別することができなかった場合に、その原因を特
定することにより全体として能率を向上させることが可
能な帳票識別装置を提供することができる。また、請求
項2にかかる発明によれば、帳票IDの切出と、識別の
それぞれの成否を表すフラグビットからなるフラグテー
ブルを備えたため、同切出および識別の成否を容易に表
すことができる。
【0037】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
上記フラグビットを制御信号の所定ビットに割り当てた
ため、制御信号の設計を容易に行うことができる。さら
に、請求項4にかかる発明によれば、帳票IDの読取エ
ラーを確実に排除することができる。さらに、請求項5
にかかる発明によれば、帳票の種類を識別することがで
きなかった場合に、その原因を特定することにより全体
として能率を向上させることが可能な帳票識別方法を提
供することができる。
【0038】さらに、請求項6にかかる発明によれば、
帳票の種類を識別することができなかった場合に、その
原因を特定することにより全体として能率を向上させる
ことが可能な帳票識別プログラムを記録した媒体を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる帳票識別装置のハ
ードウェア構成例を示すブロック図である。
【図2】図2(a)は、識別番号が正しく印字されてい
る場合の帳票読取面の正面図であり、図2(b)は、識
別番号がエラー印字されている場合の帳票読取面の正面
図である。
【図3】識別番号の切出と識別の正否を表すフラグビッ
トからなるフラグテーブルである。
【図4】制御信号101の下位2ビットの値と、判定内
容と、対応処理との対応表である。
【図5】図5(a)及び(b)は、それぞれ帳票番号が
印字されていない場合の帳票読取面の正面図である。
【図6】変形例にかかる帳票識別装置のハードウェア構
成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…帳票画像入力部 20…識別番号読取部 30…第一の判定部 40…画像識別部 50…第二の判定部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票読取面を光学的に読取る光学読取手
    段と、 この光学読取手段により読取った帳票画像において、帳
    票読取面の所定位置における帳票IDの切出を行うとと
    もに、切出した帳票IDに基づいて帳票の種類の識別を
    行う帳票ID識別手段と、 上記光学読取手段により読取った帳票画像において、特
    徴的な画像パターンに基づいて帳票の種類を識別する帳
    票画像識別手段と、 読取対象の帳票の種類を識別するにあたり、上記帳票I
    D識別手段に上記帳票IDの切出を行わせ、切出不能時
    に上記帳票画像識別手段に帳票の種類を識別させる帳票
    識別制御手段とを具備することを特徴とする帳票識別装
    置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の帳票識別装置にお
    いて、 上記帳票ID識別手段は、上記帳票IDの切出と、識別
    のそれぞれの成否を表すフラグビットからなるフラグテ
    ーブルを備え、このフラグテーブルに基づく制御信号を
    上記帳票識別制御手段に送信することを特徴とする帳票
    識別装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の帳票識別装置にお
    いて、 上記帳票ID識別手段は、上記帳票IDの切出と、識別
    についてのフラグビットを上記制御信号の所定ビットに
    割り当てて送信することを特徴とする帳票識別装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の帳票識別装置において、 上記帳票識別制御手段は、上記帳票IDの切出が可能で
    あって同帳票IDの識別が不能な場合に、帳票をリジェ
    クトすることを特徴とする帳票識別装置。
  5. 【請求項5】 帳票読取面を光学的に読取って帳票の種
    類を識別する帳票識別方法であって、 帳票を読取って得られた帳票画像において、帳票読取面
    の所定位置に記載された帳票IDの切出を行い、 同帳票IDの切出可能時に同帳票IDに基づいて帳票の
    種類を識別し、 同帳票IDの切出不能時に上記帳票画像において、帳票
    読取面に特徴的な画像パターンに基づいて帳票の種類を
    識別することを特徴とする帳票識別方法。
  6. 【請求項6】 帳票読取面を光学的に読取って帳票の種
    類を識別する帳票識別装置のための帳票識別プログラム
    を記録した媒体であって、 帳票を読取って得られた帳票画像において、帳票読取面
    の所定位置に記載された帳票IDの切出を行い、 同帳票IDの切出可能時に同帳票IDに基づいて帳票の
    種類を識別し、 同帳票IDの切出不能時に上記帳票画像において、帳票
    読取面に特徴的な画像パターンに基づいて帳票の種類を
    識別することを実行させるプログラムを記録した帳票識
    別プログラムを記録した媒体。
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