JPH119625A - 車椅子及び車椅子用便器装置 - Google Patents

車椅子及び車椅子用便器装置

Info

Publication number
JPH119625A
JPH119625A JP9166822A JP16682297A JPH119625A JP H119625 A JPH119625 A JP H119625A JP 9166822 A JP9166822 A JP 9166822A JP 16682297 A JP16682297 A JP 16682297A JP H119625 A JPH119625 A JP H119625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheelchair
seat
toilet
person
divided
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9166822A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiko Sasaka
文彦 佐坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SOGO JUKEN KK
Original Assignee
SOGO JUKEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SOGO JUKEN KK filed Critical SOGO JUKEN KK
Priority to JP9166822A priority Critical patent/JPH119625A/ja
Publication of JPH119625A publication Critical patent/JPH119625A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子に乗っている人が比較的楽に便器を使
用でき、用便後には、不測に身体を強く挟むのを回避す
る。家庭内において、車椅子を使用している身障者や高
齢者の介添え人の労力を軽減し、在宅介護を楽にし、身
障者との同居を容易にし、そして、家庭外の公共施設等
において、介添え人員を削減し、車椅子に乗っている人
が外出を躊躇することを軽減し、外出を楽にし、車椅子
に乗っている人と健常者との共生の一助になる。 【解決手段】 車椅子1の座部5が左右に分割され、左
右の分割座部部分5a,5bが前後のスライドガイド4
0,40に対して左右にスライドして開閉自在に保持さ
れ、分割座部部分5a,5bを手動にて開閉操作する操
作手段42が設けられる。座部5の開放状態において、
前後のスライドガイド40,40に大腿部と、臀部の背
骨側部分とを載置して体重を支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子及び車椅子
で使用できる便器装置に関し、詳しくは、車椅子に乗っ
ている人が比較的楽に便器を使用でき、家庭内において
は、車椅子を使用している身障者や高齢者の介添え人の
労力を軽減し、在宅介護を楽にし、介添え人に世話をか
けるのを軽減し、身障者との同居を容易にし、そして、
家庭外の公共施設等においては、介添え人員を削減し、
介添え人に世話をかけるのを軽減し、このことで、車椅
子に乗っている人が外出を躊躇することを軽減し、外出
を楽にし、車椅子に乗っている人と健常者との共生の一
助になし、それでいて、便器は健常者が変わりなく使用
ができ、かつ、便器装置を備える便所のスペースを通常
のスペースのものをやや大きくする程度でよく、コスト
及び施工においても有利にし、しかも、車椅子に乗って
楽に用便がこなえ、用便後には、不測に身体を強く挟む
のを回避しようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、子供の出生数が減少するととも
に、平均寿命が延びて高齢化が進み、高齢者との同居が
進み、これに伴って、車椅子を使用する高齢者や身障者
との同居も進む傾向にある。ところで、車椅子に乗って
いる人の用便に際しては、介添えに大きな労力を必要と
し、かつ、家庭の便所において、充分に広いスペースが
望まれるものである。
【0003】一方、家庭外においては、駅等の公共施設
はもちろん、百貨店、スーパーマーケット及び劇場等に
おいては、車椅子を使用して用便がおこなえる車椅子用
の便所が構築され、車椅子に乗っている人の社会参加を
促進する傾向にある。ところで、車椅子に乗っている人
が便器、例えば駅構内の(小)便器を使用するのに、駅
係員などの介添え人の一人が車椅子を押さえ、二人が車
椅子に乗っている人の両脇を支え、身障者は(小)便器
の側部に設けられている手摺に手や腕を掛けて起立して
用を足すのである。また、(大)便器を使用するのに、
通常の便所のスペースに比べて充分に大きくした便所内
に車椅子を乗り入れ、複数の介添え人が車椅子に乗って
いる人を抱え上げて(大)便器に移し、用を足すのであ
る。
【0004】ところが、このような構成のものにおいて
は、(小)便器を使用するのに、多人数の介添え人が必
要となり、それでいて、手摺を持つことで、両手がふさ
がっている状態で、用を足すには苦痛を伴い、車椅子に
乗っている人が(小)便器を使用するのを、躊躇し、外
出を止めることになり、そして、施設が普及しながら、
使用されていないのが現状である。また、(大)便器を
使用するのに、車椅子に乗っている人を介添え人が車椅
子から便器へと移し変えるのであり、このような作業に
過大な労力がかかり、ボランティアの人にとって重労働
となり、介護における大きな問題になっており、一方、
車椅子に乗っている人はこのような事情を感じ取り、遠
慮し、場合によっては、不安感や嫌悪感を抱くことがあ
り、便器の使用を敬遠し、ひいては、外出を避ける傾向
になり、車椅子を使用する人と健常者との共生が促進で
き難くなっているものである。一方、施設としては、非
常に大きなスペースを必要とし、コストも高くなるもの
となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、車椅子に乗っている人が比較的楽に便器を使用で
き、家庭内においては、車椅子を使用している身障者や
高齢者の介添え人の労力を軽減し、在宅介護を楽にし、
介添え人に世話をかけるのを軽減し、身障者との同居を
容易にし、そして、家庭外の公共施設等においては、介
添え人員を削減し、介添え人に世話をかけるのを軽減
し、このことで、車椅子に乗っている人が外出を躊躇す
ることを軽減し、外出を楽にし、車椅子に乗っている人
と健常者との共生の一助になし、それでいて、便器は健
常者が変わりなく使用ができ、かつ、便器装置を備える
便所のスペースを通常のスペースのものをやや大きくす
る程度でよく、設備のコストを抑え、車椅子で使用する
便所の普及を促進させることができ、一層、車椅子に乗
った人の社会への参加を増すことができ、しかも、車椅
子に乗ったまま用便を楽におこなえ、かつ、用便後に身
体を強く挟むのを緩和することができる車椅子及び車椅
子用便器装置を提供しようとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、車椅子1の座部5が左右に分割され、左右の分割座
部部分5a,5bが前後のスライドガイド40,40に
対して左右にスライドして開閉自在に保持され、分割座
部部分5a,5bを手動にて開閉操作する操作手段42
が設けられ、座部5の開放状態において、前後のスライ
ドガイド40,40に大腿部の下面部と、臀部の背骨側
部分とを載置して体重を支持できるようにして成ること
を特徴とするものである。
【0007】請求項2の発明においては、左右の分割座
部部分5a,5bの少なくとも一方の合わせ縁部に身体
に対する挟持力を緩和する弾性クッション材41を付設
して成ることを特徴とするものである。請求項3の発明
においては、車椅子1に乗ったまま便器2に向けて乗り
入れて使用できる便器装置であって、便器2の便座3が
便器2から離れて水平移動される水平移動手段4が備え
られ、車椅子1には、車椅子1の背部から水平移動され
た便座3が車椅子1の座部5の上方に進入する進入部6
が構成され、車椅子1の座部5は、巾後方のセンターを
中心に左右にスライドして開閉自在に構成され、分割座
部部分5a,5bを手動にて開閉操作する操作手段42
が設けられ、車椅子1の後部に開放されて、便器2の上
方に車椅子1が進入する挿入空所11が構成されて成る
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項4の発明においては、請求項3の発
明に加えて、座部5の開放状態において、前後のスライ
ドガイド40,40によって大腿部と、臀部の背骨側部
分とを載置して体重を支持できるようにして成ることを
特徴とするものである。請求項5の発明においては、車
椅子1の座部5の中央部分5cを座部5の左右部分5
d,5dに対して前後にスライド移動自在に構成し、中
央部分5cを前方に移動した座部5の開放状態におい
て、座部5の左右部分5d,5dに左右の大腿部を載置
して体重を支持できるようにして成ることを特徴とする
ものである。
【0009】請求項6の発明においては、座部5の中央
部分5cの後部に、座部5の左右部分5d,5dを連結
するとともに臀部の背骨側部分を載置して体重を支持で
きる後部部分5eを形成して成ることを特徴とするもの
である。請求項1の構成においては、座部5は左右の分
割座部部分5a,5bに分割されて各々が左右に開き回
動でき、座部5の下方の空所を利用することができ、例
えば収納に利用したり、更には車椅子1に乗ったまま便
器2の上に乗り込み、そのまま用便をすることもでき、
この場合、分割座部部分5a,5bが左右にスライドし
て座部5が開放されていても、前後のスライドガイド4
0,40に大腿部の下面部と、臀部の背骨側部分とを載
置して体重を支持することができ、用便を楽におこな
え、車椅子1における機能を大幅に高めることができ
る。即ち、従来のように、介添え人が、車椅子に乗って
いる人の着衣を下ろして便器に移すことなく、用便をす
る人は、着衣はそのままで、車椅子1で便器2の上に乗
り込み、その後、便器2の上で着衣を下ろし、用便姿勢
に移ることができ、介添え人を必要とすることなく、健
常者と同じように用便をおこなえる。
【0010】請求項2の構成においては、分割座部部分
5a,5bを左右にスライドさせて閉成する場合に、用
便後に分割座部部分5a,5bをスライドさせて座部5
を閉塞するのに、例えば、男性器を強く挟持することを
弾性クッション材41にて緩和することができる。請求
項3の構成においては、水平移動手段4にて水平に移動
される便座3が、車椅子1に乗っている人が腰を浮かせ
た状態で、車椅子1の進入部から座部5の上方に進入
し、車椅子1に乗っている人は便座3の上に乗り、車椅
子1の座部5を左右に開き回動させて座部5の下方を開
放し、この状態で、便座3とともに車椅子1を進入ガイ
ドに沿って便器2側に走行し、車椅子1の挿入空所11
に便器2が挿入され、車椅子1に乗ったままで用を足す
ことができ、しかして、従来のように、複数の介添え人
により車椅子1に乗っている人を車椅子1から便器2に
抱えて移す労力がかかる作業を回避することができ、介
添え人の数を軽減でき、車椅子1に乗っている人が楽に
便器2を使用でき、家庭内においては、在宅介護の労力
を大幅に軽減でき、同居を促進でき、外部設備の便所も
楽に使用でき、車椅子1に乗っている人が外出するのを
躊躇することを軽減でき、外出しやすくなり、結果とし
て、車椅子1に乗っている人と健常者との共生の一助に
なし、それでいて、便器2は健常者が変わりなく使用が
でき、かつ、介添えのためのスペースを省くことで、便
器装置を備える便所のスペースを通常のスペースを僅か
に広げる程度でよく、コストを抑え、設備の点において
も大幅に有利にできる。
【0011】請求項4の構成においては、請求項3の作
用に加えて、左右の分割座部部分5a,5bを開放した
状態において、大腿部と臀部の背骨側部分を、前後のス
ライドガイド40,40にて保持することができ、座部
5を開放して、用便を楽におこなえるものでありなが
ら、座部5の開放状態で、用便姿勢を楽に維持できるか
ら、従来のように、介添え人が、車椅子に乗っている人
の着衣を下ろして便器2に移すことなく、用便をする人
は、着衣はそのままで、車椅子1で便器2の上に乗り込
み、その後、便器2の上で着衣を下ろし、用便姿勢に移
ることができ、介添え人を必要とすることなく、健常者
と同じように用便をおこなえる。
【0012】請求項5の構成においては、中央部分5c
を左右部分5d,5dに対して前方にスライドさせるこ
とで、座部5の中央部を開放することができ、座部5の
下方の空所を利用することができ、例えば収納に利用し
たり、更には車椅子1に乗ったまま便器2の上に乗り込
み、そのまま用便をすることができ、この場合、中央部
分5cが前方にスライドして座部5が開放されていて
も、座部5の左右部分5d,5dに左右の大腿部を載置
して体重を支持することができ、用便を楽におこなえ、
車椅子1における機能を大幅に高めることができる。即
ち、従来のように、介添え人が、車椅子に乗っている人
の着衣を下ろして便器2に移すことなく、用便をする人
は、着衣はそのままで、車椅子1で便器2の上に乗り込
み、その後、便器2の上で着衣を下ろし、用便姿勢に移
ることができ、介添え人を必要とすることなく、健常者
と同じように用便をおこなえる。
【0013】請求項6の構成においては、請求項5の作
用に加えて、座部5の後部部分5eに臀部の背骨側部分
を載置して体重を支持することができ、一層、楽に用便
をおこなうことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施の形態を図面
に基づいて詳述する。車椅子1は、図5に示すように、
左右の側部フレーム15,15がこれに略直交する上下
の前後フレーム16,10にて連結されて車体フレーム
17が構成され、車体フレーム17の後部には左右の車
輪7,7が車軸18,18に各々回転自在に取付けられ
ている。車輪7の外側には手回しハンドル環19が設け
られている。車体フレーム17の前部にはキャスター輪
20,20が取付けられている。車体フレーム17の前
部には足載せ台21が設けられ、後部上方には手押しハ
ンドル22が設けられている。左右の側部フレーム1
5,15間には座部5が架設され、肘掛け23及び背も
たれ24が形成されている。しかして、介添え人が手押
しハンドル22を持って車椅子1を介添え走行させた
り、車椅子1に乗っている人が手回しハンドル環19を
回転させて自走することができるようにしてある。
【0015】図9及び図10に示すように、車椅子1の
座部5は、左右に分割され、これら分割座部部分5a,
5bが、前後フレーム16,10に取付けられたコ字状
のスライドガイド40,40間に左右にスライド移動自
在に保持されている。左右の分割座部部分5a,5bの
裏面において、フック杆43,43間にコイルスプリン
グ44が架設されて、左右の分割座部部分5a,5bを
閉じ付勢し、座部5を閉塞するようにしてある。車体フ
レーム17にプーリ45が軸46を介して回転自在に保
持されている。軸46もしくはプーリ45から操作アー
ム47が延出され、操作アーム47が車体フレーム17
に取付けられている軸受48に保持されて、前後方向に
回動操作自在にしてある。分割座部部分5a,5bの裏
面には、各々ワイヤー49,49が係着され、各ワイヤ
ー49,49は車体フレーム17側に回転自在に保持さ
れたガイドプーリ50…に巻回されて、プーリ45に係
着されている。
【0016】しかして、操作アーム47を例えば、右手
で矢印ロで示すように前方に回動操作することで、プー
リ45を回転して、ワイヤー49,49を巻取ると、分
割座部部分5a,5bはコイルスプリング44,44に
抗して左右に引かれて、座部5が開くことができるよう
にしてある。この場合、例えば、操作アーム47をスト
ッパー(図示せず)にて保持することで、座部5の開き
姿勢を維持できるようにしておくとよい。
【0017】このように、座部5を開放することで、座
部5の下方の空所を利用することができ、例えば収納に
利用することもできるのである。背もたれ24の下方部
は開放されて進入部6が構成され、後述する便器2の便
座3が座部5の上方に進入することができるようにして
ある。また、車椅子1の下方の後フレーム10は前後軸
X廻りに便座3を避けるように矢印イに示すように退避
回動自在に構成されていて、車椅子1の後部に開放され
て、便器2の上方に車椅子1が進入する挿入空所11が
構成されるようにしてある。
【0018】一方、便器2は便所29の奥部に水洗便器
として据え付けられていて、便器2の上に配設される便
座3は、環状に形成され、便座3の両側部にはステー3
0,30が延出され、ステー30の先端に設けた角形の
走行ガイド31が水平移動手段4を構成する水平ガイド
4a,4aに水平移動自在に挿通保持されている。しか
して便座3が便器2から離れて水平移動することができ
るようにしてある。
【0019】便座3を支持するステー30の途中部分
は、略逆U字状に曲成されていて、車椅子1の車輪7を
避けるようにしてある。便座3は左右のステー30,3
0にて頑丈な支持金具32を介して略水平に支持され、
便座3は車椅子1の座部5の上方に進入した状態で、便
座3の先端部は車椅子1の前支持フレーム16aに載設
支持させる。また、便座3の後端部も上の後フレーム1
6に載設支持させる。
【0020】便器2の両側部の便所29の床面には、車
椅子1の両車輪7,7をガイドさせる進入ガイド9が形
成され、進入ガイド9の終端には車止め14が形成され
ている。便所29には、座部5が最も前方に水平移動さ
れた位置の前方に開閉扉12が設けられている。しかし
て、介添え人により、便座3が水平移動手段4によっ
て、水平に移動され、車椅子1に乗っている人が腰を浮
かせた状態で、車椅子1の進入部6から座部5の上方に
進入し、車椅子1に乗っている人は便座3の上に乗り、
車椅子1に乗っている人が握り部28を持って座部支え
フレーム26を水平に退避回動させ、更に、後フレーム
10を退避回動させて車椅子1の後部に挿入空所11が
開放されるのである。この状態で、便座3とともに車椅
子1を進入ガイド9に沿って便器2側に走行させ、車椅
子1の挿入空所11に便器2が挿入されるのであり、進
入ガイド9の終端の車止め14に車輪7が当接して、便
器2に対して車椅子1を所定に位置に位置決めができ、
操作アーム47を前方に回倒させて、車椅子1の分割座
部部分5a,5bを下方に開き回動させて便座3の下方
を開放するのである。車椅子1に進入した便座3に座っ
て所定通りに用を足すことができるのである。
【0021】このようにして、複数の介添え人により車
椅子1に乗っている人を車椅子1から便器2に抱えて移
す労力がかかる作業を回避するのであり、介添え人の労
力を軽減でき、介添え人の数を軽減でき、車椅子1に乗
っている人が比較的楽に便器2を使用でき、車椅子1に
乗っている人が外出するのを躊躇することを軽減でき、
外出を楽におこなえ、結果として、車椅子1に乗ってい
る人と健常者との共生の一助になし、それでいて、便器
2は健常者が変わりなく使用ができ、かつ、介添えのた
めのスペースを省くことで、便器装置を備える便所29
のスペースを小に抑えることができ、設備の点において
も有利にできるのである。
【0022】水平移動手段4の水平ガイド4aは、上下
に複数本のガイド溝4bが形成され、これら上下のガイ
ド溝4b間には連絡溝4cが形成され、連絡溝4cによ
り、便座3のステー30及び走行ガイド31の位置を変
更して、便座3の高さを変更することができるようにし
てある。ところで、車椅子1の車輪7が進入ガイド9の
車止め14に当接した状態では、便座3のステー30は
図12の線Lで示す位置にあり、連絡溝4cよりも前方
に位置するようにしてある。したがって、ステー30の
高さを連絡溝4cにおいて変更して、望む高さのガイド
溝4bに挿入させるのである。この場合、連絡溝4c以
外の箇所には、仕切り4d,4dが全長に形成されて、
角形の走行ガイド31の回転を阻止して、便座3を水平
に支持してガイド移動できるようにしてある。
【0023】図14は、本発明の車椅子用便器装置Aを
設置したマンションの一部の区画を示している。即ち、
子供世帯と高齢の親世帯の二世帯が同居する二世帯住宅
50の隣には、例えば、高齢の単身者や夫婦或いは独身
者が入居する一般の住宅51が構築されている。二世帯
住宅50は、子供世帯用居住スペースS1 と親世帯用居
住スペースS2 とが形成されている。子供世帯用居住ス
ペースS1 及び親世帯用居住スペースS2 には、各々玄
関M1 ,M2 が設けられている。玄関M1 ,M 2 を入っ
た箇所には、両スペースS1 ,S2 にわたって1つの大
型の共用浴室Bが設けられ、共用浴室Bには子供世帯用
居住スペースS1 から出入りできる子供世帯用出入口E
1 と、親世帯用居住スペースS2 から出入りできる親世
帯用出入口E2 が設けられている。共用浴室Bには、大
型のバスタブBsが据え付けられている。両スペースS
1 ,S2 の奥部には1つの共用リビングRが設けられて
いる。共用リビングRには両スペースS1 ,S2 から出
入り自在になされているものである。そして、二世帯住
宅50の便所29に車椅子用便器装置Aが構築され、車
椅子1に乗っている高齢者が子供や孫等の介添えにて用
便をおこなうのである。
【0024】図15及び図16は、他の実施の形態を示
していて、便器2の両脇に支柱52,52が便座3の横
巾程度の間隔を隔てて床面から立設され、便器2の一側
部の支柱52,52にテレスコピック形態のように伸縮
自在な便座支持杆53が保持されている。便座支持杆5
3はテーパが付けられた例えばパイプ状の大径の杆体5
3aに中径の杆体53bが、中径の杆体53bに細径の
杆体53cが抜き出し不能に挿通されたものである。細
径の杆体53cにはステー54を介して便座3の側端部
が支持されている。しかして、便座3は両側部において
伸縮自在な便座支持杆53,53にて水平移動自在に支
持され、便座支持杆53,53を伸長させて便座3を車
椅子1の背部の進入部6から座部5の上方に進入させる
ことができるようにしてある。
【0025】便座支持杆53の大径の杆体53a、中径
の杆体53bには、スリット55が形成されていて、細
径の杆体53cのステー54がスリット55内に進入し
て、便座支持杆53を短縮できるようにしてある。この
場合、大径の杆体53aに対して中径の杆体53bが回
転不能に、また、中径の杆体53bに対して細径の杆体
53cが回転不能になるようにしておくとよい。そし
て、支柱52は、例えば、二重筒に構成され、内の筒状
体に形成されている位置決め貫通孔(図示せず)を外の
筒状体に形成された位置決め孔57…を選択して合致さ
せ、ピン56を挿入して、支柱52の高さを変更可能に
してある。このように支柱52の高さを変更するのは、
外の筒状体にねじ込んだボルトを内の筒状体に圧接する
ようにする等種々設計変更可能である。
【0026】このような実施の形態においては、便座3
は床面から立設される支柱52に支持されていて、前記
した実施の形態のように、便所29の側壁に水平ガイド
4aを介して便座3を支持する構成に比べて、側壁に強
度を持たせなくてもよく、簡易な仕切り壁にて便所29
を区画する在来工法でよく、車椅子用便器装置Aの施工
においてコストを抑えることができてよいものである。
即ち、このような車椅子用便器装置Aを設置する便所2
9は、健常者用の便所に隣接して設けられていて、例え
ば、前記した施工箇所の他、特に、学校や老人ホームな
どにおいて、車椅子1に乗っている人が用便するのを健
常者が手助けすることにより、コミニュケーション、相
互理解が促進され、車椅子1に乗る人と健常者との共生
がより一層図られてよいものとなる。
【0027】ところで、本発明の車椅子1においては、
車椅子1に乗ったまま便器2の上に乗り込み、そのまま
用便をするのに、分割座部部分5a,5bが左右にスラ
イドして座部5が開放されているときに、前後のスライ
ドガイド40,40に大腿部の下面部と、臀部の背骨側
部分とを載置して体重を支持することができるのであ
り、しかして、従来のように、介添え人が、車椅子に乗
っている人の着衣を下ろして便器に移すことなく、用便
をする人は、着衣はそのままで、車椅子1で便器2の上
に乗り込み、その後、便器2の上で着衣を下ろし、用便
姿勢に移ることができ、介添え人を必要とすることな
く、健常者と同じように用便をおこなえるのである。
【0028】この場合、左右の分割座部部分5a,5b
の両縁部に身体の挟持力を緩和する弾性クッション材5
1,51を付設していて、分割座部部分5a,5bを左
右にスライドさせて閉成するのに、男性器を強く挟持す
ることを弾性クッション材51,51にて緩和すること
ができるのである。尚、本発明の車椅子用便器装置A
は、上記のようなマンションはもちろん、戸建住宅、或
いは駅、病院等の公共施設や、百貨店、ホテル、劇場、
各種ホール、スーパーマーケット等々の施設に実施して
もよいのはいうまでもない。
【0029】図17は他の実施例を示していて、左右に
開閉自在になされる分割座部部分5a,5bは、細片5
cに嵌合凸部5d及び嵌合凹部5eを形成し、これらを
折曲げ自在に凹凸嵌合させて構成し、このような分割座
部部分5a,5bを側部フレーム15に沿ってその下方
部を垂下させるように開き自在にして、分割座部部分5
a,5bがその開き状態において車輪7,7に当接する
のを回避するようにするものである。
【0030】また、車椅子1は通常の車椅子のように、
Xリンクを利用して折り畳み自在に構成してもよいもの
である。また、便座3を支持するステー30の形状、便
座3を水平に移動させる水平移動手段4の構成など、本
発明における実施の形態は、本発明の精神を逸脱しない
範囲内において種々設計変更可能である。図18乃至図
24は更に他の実施例を示している。
【0031】本実施の形態における車椅子1は、図22
乃至図24に示すように、左右の側部フレーム15,1
5が、下部において縦軸62の廻りに折曲げることがで
きる折曲げフレーム61にて連結され、上部において左
右の側部フレーム15,15の一方に座部フレーム63
が水平横軸廻りに回動自在に連結され、他方の側部フレ
ーム15に折曲げリンク64が水平横軸廻りに回動自在
に連結され、座部フレーム63の中間部と折曲げリンク
64とが水平横軸Yにて折曲げ自在に連結されて車体フ
レーム17が構成されている。しかして、図23に示す
ように、折曲げフレーム61を縦軸62にて折曲げると
ともに、座部フレーム63と折曲げリンク64とを水平
横軸Yにて折曲げることで、左右の側部フレーム15,
15を近接させて、車体フレーム17を折り畳むことが
できるようになっている。この場合、図23及び図24
に示すように、座部フレーム63は起立回動するもので
ある。側部フレーム15に車輪7及びキャスター輪20
が取り付けられている。座部フレーム63の前後フレー
ム63a,63aは下方が開放された溝型鋼から構成さ
れ、この前後フレーム63a,63a内に折曲げリンク
64が使用姿勢の座部フレーム63の前後フレーム63
a,63aに下から挿入される。
【0032】座部フレーム63は、略目字状に形成さ
れ、目字状の中央部及び左右部に、例えばレザー張りで
クッション性はあるが、硬質の座部材が付設される。そ
して、座部5の左右部分5d,5dの対向端面にスライ
ドガイド65,65を形成し、座部5の中央部分5cを
座部5の左右部分5d,5dに対して前後にスライド移
動自在に架設している。
【0033】しかして、座部5の中央部分5cを前方に
移動して、座部5の中央部を開放でき、この開放状態に
おいて、座部5の左右部分5d,5dに左右の大腿部を
載置して体重を支持できるようにしている。また、座部
5の中央部分5cの後部に、座部5の左右部分5d,5
dを連結するとともに臀部の背骨側部分を載置して体重
を支持できる後部部分5eを形成している。
【0034】このような実施の形態によれば、中央部分
5cを左右部分5d,5dに対して前方にスライドさせ
ることで、座部5の中央部を開放することができ、座部
5の下方の空所を利用することができ、例えば収納に利
用したり、更には車椅子1に乗ったまま便器2の上に乗
り込み、そのまま用便をすることができ、この場合、中
央部分5cが前方にスライドして座部5が開放されてい
ても、座部5の左右部分5d,5dに左右の大腿部を載
置して体重を支持することができ、用便を楽におこな
え、車椅子1における機能を大幅に高めることができる
のである。即ち、従来のように、介添え人が、車椅子1
に乗っている人の着衣を下ろして便器2に移すことな
く、用便をする人は、着衣はそのままで、車椅子1で便
器2の上に乗り込み、その後、便器2の上で着衣を下ろ
し、用便姿勢に移ることができ、介添え人を必要とする
ことなく、健常者と同じように用便をおこなえるのであ
る。
【0035】そして、座部5の中央部分5cの後部に、
座部5の左右部分5d,5dを連結するとともに臀部の
背骨側部分を載置して体重を支持できる後部部分5eを
形成していて、座部5の後部部分5eに臀部の背骨側部
分を載置して体重を支持するのであり、一層、楽に用便
をおこなうことができるのである。上記した実施の形態
において、座部フレーム63の構成、座部5の中央部分
5cをスライド自在に保持する構成等は、本発明の精神
を逸脱しない範囲内において種々設計変更可能である。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明においては、車椅子の座
部が左右に分割され、左右の分割座部部分が前後のスラ
イドガイドに対して左右にスライドして開閉自在に保持
され、分割座部部分を手動にて開閉操作する操作手段が
設けられ、座部の開放状態において、前後のスライドガ
イドに大腿部と、臀部の背骨側部分とを載置して体重を
支持できるようにしてあるから、座部は左右の分割座部
部分に分割されて各々が左右に開き回動でき、座部の下
方の空所を利用することができ、例えば収納に利用した
り、更には車椅子に乗ったまま便器の上に乗り込み、そ
のまま用便をすることもでき、この場合、分割座部部分
が左右にスライドして座部が開放されている場合に、前
後のスライドガイドに大腿部と、臀部の背骨側部分とを
載置して体重を支持することができ、用便を楽におこな
え、車椅子における機能を大幅に高めることができると
いう利点がある。即ち、従来のように、介添え人が、車
椅子に乗っている人の着衣を下ろして便器に移すことな
く、用便をする人は、着衣はそのままで、車椅子で便器
の上に乗り込み、その後、便器の上で着衣を下ろし、用
便姿勢に移ることができ、介添え人を必要とすることな
く、健常者と同じように用便をおこなえるという利点が
ある。
【0037】請求項2の発明においては、左右の分割座
部部分の少なくとも一方の合わせ縁部に身体に対する挟
持力を緩和する弾性クッション材を付設してあるから、
分割座部部分を左右にスライドさせて閉成する場合に、
用便後に分割座部部分をスライドさせて座部を閉塞する
のに、臀部などの身体の一部、特に、男性器を強く挟持
することを弾性クッション材にて緩和することができる
という利点がある。
【0038】請求項3の発明においては、車椅子に乗っ
たまま便器に向けて乗り入れて使用できる便器装置であ
って、便器の便座が便器から離れて水平移動される水平
移動手段が備えられ、車椅子には、車椅子の背部から水
平移動された便座が車椅子の座部の上方に進入する進入
部が備えられ、車椅子の座部は、巾後方のセンターを中
心に左右にスライドして開閉自在に構成され、分割座部
部分を手動にて開閉操作する操作手段が設けられ、車椅
子の後部に開放されて、便器の上方に車椅子が進入する
挿入空所が構成されているから、水平移動手段にて水平
に移動される便座が、車椅子に乗っている人が腰を浮か
せた状態で、車椅子の進入部から座部の上方に進入し、
車椅子に乗っている人は便座の上に乗り、車椅子の座部
を左右に開き回動させて便座の下方を開放し、この状態
で、便座とともに車椅子を進入ガイドに沿って便器側に
走行し、車椅子の挿入空所に便器が挿入され、車椅子に
乗ったままで用を足すことができ、しかして、従来のよ
うに、複数の介添え人により車椅子に乗っている人を車
椅子から便器に抱えて移す労力がかかる作業を回避する
ことができ、介添え人の数を軽減でき、車椅子に乗って
いる人が楽に便器を使用でき、家庭内においては、在宅
介護の労力を大幅に軽減でき、同居を促進でき、外部設
備の便所も楽に使用でき、車椅子に乗っている人が外出
するのを躊躇することを軽減でき、外出しやすくなり、
結果として、車椅子に乗っている人と健常者との共生の
一助になし、それでいて、便器は健常者が変わりなく使
用ができ、かつ、介添えのためのスペースを省くこと
で、便器装置を備える便所のスペースを通常のスペース
を僅かに広げる程度でよく、コストを抑え、設備の点に
おいても大幅に有利にできるという利点がある。
【0039】請求項4の発明においては、請求項3の発
明に加えて、座部の開放状態において、前後のスライド
ガイドに大腿部と、臀部の背骨側部分とを載置して体重
を支持できるようにしてあるから、左右の分割座部部分
を開放した状態において、大腿部と臀部の背骨側部分
を、前後のスライドガイドにて保持することができ、座
部を開放しながら、用便を楽におこなえるものでありな
がら、座部の開放状態で、用便姿勢を楽に維持できるか
ら、従来のように、介添え人が、車椅子に乗っている人
の着衣を下ろして便器に移すことなく、用便をする人
は、着衣はそのままで、車椅子で便器の上に乗り込み、
その後、便器の上で着衣を下ろし、用便姿勢に移ること
ができ、介添え人を必要とすることなく、健常者と同じ
ように用便をおこなえるという利点がある。
【0040】請求項5の発明においては、車椅子の座部
の中央部分を座部の左右部分に対して前後にスライド移
動自在に構成し、中央部分を前方に移動した座部の開放
状態において、座部の左右部分に左右の大腿部を載置し
て体重を支持できるようにしているから、中央部分を左
右部分に対して前方にスライドさせることで、座部の中
央部を開放することができ、座部の下方の空所を利用す
ることができ、例えば収納に利用したり、更には車椅子
に乗ったまま便器の上に乗り込み、そのまま用便をする
こともでき、この場合、中央部分が前方にスライドして
座部が開放されていても、座部の左右部分に左右の大腿
部を載置して体重を支持することができ、用便を楽にお
こなえ、車椅子における機能を大幅に高めることができ
る。即ち、従来のように、介添え人が、車椅子に乗って
いる人の着衣を下ろして便器に移すことなく、用便をす
る人は、着衣はそのままで、車椅子で便器の上に乗り込
み、その後、便器の上で着衣を下ろし、用便姿勢に移る
ことができ、介添え人を必要とすることなく、健常者と
同じように用便をおこなえる。
【0041】請求項6の発明においては、座部の中央部
分の後部に、座部の左右部分を連結するとともに臀部の
背骨側部分を載置して体重を支持できる後部部分を形成
しているから、請求項5の効果に加えて、座部の後部部
分に臀部の背骨側部分を載置して体重を支持することが
でき、一層、楽に用便をおこなうことができるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、(a)(b)は
作用を示す平面図である。
【図2】(a)(b)は作用を示す側面図である。
【図3】(a)(b)は作用を示す平面図である。
【図4】(a)(b)は作用を示す背面図である。
【図5】車椅子の斜視図である。
【図6】使用状態を示す斜視図である。
【図7】使用状態を示す側面図である。
【図8】使用状態を示す斜視図である。
【図9】車体フレームの概略斜視図である。
【図10】座部の分割をおこなう操作手段の概略斜視図
である。
【図11】座部の分割作用を示し、(a)(b)は作用
を示す背面図、(c)は概略平面図である。
【図12】便器を備えた便所の斜視図である。
【図13】断面図である。
【図14】本発明の車椅子用便器装置を設置したマンシ
ョンの一部を示す平面図である。
【図15】他の実施の形態の便所の斜視図である。
【図16】(a)は断面図、(b)は破断斜視図であ
る。
【図17】他の実施例の概略斜視図である。
【図18】他の実施の形態を示し、(a)は斜視図、
(b)は座部の部分断面図である。
【図19】座部の中央部分が前方にスライドさせた状態
の斜視図である。
【図20】後方からの斜視図である。
【図21】(a)(b)は便座と座部との関係を示す斜
視図である。
【図22】車体フレームの斜視図である。
【図23】車体フレームを折り畳む途中の斜視図であ
る。
【図24】車体フレームを完全に折り畳んだ斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 車椅子 2 便器 3 便座 4 水平移動手段 5 座部 5a 分割座部部分 5b 分割座部部分 6 進入部 11 挿入空所 40 スライドガイド 41 弾性クッション材 42 操作手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車椅子の座部が左右に分割され、左右の
    分割座部部分が前後のスライドガイドに対して左右にス
    ライドして開閉自在に保持され、分割座部部分を手動に
    て開閉操作する操作手段が設けられ、座部の開放状態に
    おいて、前後のスライドガイドに大腿部の下面部と、臀
    部の背骨側部分とを載置して体重を支持できるようにし
    て成ることを特徴とする車椅子。
  2. 【請求項2】 左右の分割座部部分の少なくとも一方の
    合わせ縁部に身体に対する挟持力を緩和する弾性クッシ
    ョン材を付設して成ることを特徴とする請求項1記載の
    車椅子。
  3. 【請求項3】 車椅子に乗ったまま便器に向けて乗り入
    れて使用できる便器装置であって、便器の便座が便器か
    ら離れて水平移動される水平移動手段が備えられ、車椅
    子には、車椅子の背部から水平移動された便座が車椅子
    の座部の上方に進入する進入部が構成され、車椅子の座
    部は、巾後方のセンターを中心に左右にスライドして開
    閉自在に構成され、分割座部部分を手動にて開閉操作す
    る操作手段が設けられ、車椅子の後部に開放されて、便
    器の上方に車椅子が進入する挿入空所が構成されて成る
    ことを特徴とする車椅子用便器装置。
  4. 【請求項4】 座部の開放状態において、前後のスライ
    ドガイドによって大腿部と、臀部の背骨側部分とを載置
    して体重を支持できるようにして成ることを特徴とする
    請求項3記載の車椅子用便器装置。
  5. 【請求項5】 車椅子の座部の中央部分を座部の左右部
    分に対して前後にスライド移動自在に構成し、中央部分
    を前方に移動した座部の開放状態において、座部の左右
    部分に左右の大腿部を載置して体重を支持できるように
    して成ることを特徴とする車椅子。
  6. 【請求項6】 座部の中央部分の後部に、座部の左右部
    分を連結するとともに臀部の背骨側部分を載置して体重
    を支持できる後部部分を形成して成ることを特徴とする
    請求項5記載の車椅子。
JP9166822A 1997-06-24 1997-06-24 車椅子及び車椅子用便器装置 Withdrawn JPH119625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9166822A JPH119625A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 車椅子及び車椅子用便器装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9166822A JPH119625A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 車椅子及び車椅子用便器装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH119625A true JPH119625A (ja) 1999-01-19

Family

ID=15838318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9166822A Withdrawn JPH119625A (ja) 1997-06-24 1997-06-24 車椅子及び車椅子用便器装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH119625A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6209901B1 (en) * 1999-06-22 2001-04-03 Arvind Patel Wheel chair with waste elimination opening
JP2009172108A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Kanazawa Inst Of Technology 排泄支援車椅子
JP2011092372A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Yuji Nimura 車椅子
JP4712119B1 (ja) * 2010-08-12 2011-06-29 優治 仁村 車椅子
US8636298B2 (en) 2010-08-12 2014-01-28 Yosiharu Nimura Wheelchair
CN104083257A (zh) * 2014-07-29 2014-10-08 李志恒 一种康复锻炼多功能轮椅
WO2015075818A1 (ja) * 2013-11-22 2015-05-28 順次 中村 座面開口型折り畳み式車椅子
US20150164717A1 (en) * 2013-12-12 2015-06-18 Medicraft Holdings (Taiwan) Co., Ltd Self operable wheelchair
JP2015154835A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 雅顕 村山 車椅子
US9383751B2 (en) 2013-12-12 2016-07-05 Medicraft Holdings (Taiwan) Co., Ltd. Self operable wheelchair

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6209901B1 (en) * 1999-06-22 2001-04-03 Arvind Patel Wheel chair with waste elimination opening
JP2009172108A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Kanazawa Inst Of Technology 排泄支援車椅子
JP2011092372A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Yuji Nimura 車椅子
JP4712119B1 (ja) * 2010-08-12 2011-06-29 優治 仁村 車椅子
JP2012040039A (ja) * 2010-08-12 2012-03-01 Yuji Nimura 車椅子
US8636298B2 (en) 2010-08-12 2014-01-28 Yosiharu Nimura Wheelchair
WO2015075818A1 (ja) * 2013-11-22 2015-05-28 順次 中村 座面開口型折り畳み式車椅子
US20150164717A1 (en) * 2013-12-12 2015-06-18 Medicraft Holdings (Taiwan) Co., Ltd Self operable wheelchair
US9383751B2 (en) 2013-12-12 2016-07-05 Medicraft Holdings (Taiwan) Co., Ltd. Self operable wheelchair
JP2015154835A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 雅顕 村山 車椅子
CN104083257A (zh) * 2014-07-29 2014-10-08 李志恒 一种康复锻炼多功能轮椅

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6236264B2 (ja) 移送装置
KR102214760B1 (ko) 이동 보행기
US5704439A (en) Electric wheelchair and seat mount-dismount apparatus therefor
JP2009172108A (ja) 排泄支援車椅子
JPH119625A (ja) 車椅子及び車椅子用便器装置
EP0565529B1 (en) A wheelchair where the seat is divided longitudinally
KR102107006B1 (ko) 배변 리프터
JP3034245B1 (ja) 車椅子用の座席ユニット及び車椅子
JP2724357B2 (ja) 車椅子用便器装置
JP3223004U (ja) 介護用ベッド
JP2001112837A (ja) 入浴システム
US20040148691A1 (en) Extended transfer platform
JP7471254B2 (ja) 人体移動補助装置、人体移動補助装置用ハンモック
KR100665067B1 (ko) 노약자 및 장애인용 화장실의 좌변기
JP7165847B1 (ja) 洋式便器の使用を容易にする車椅子
JP2002186648A (ja) 車椅子
JP2799159B2 (ja) 車椅子
KR102505407B1 (ko) 용변 가능한 목욕용 접이식 의자
CN216908399U (zh) 一种适用于卧床人的折叠加宽床
JP3051383B1 (ja) 車椅子用の座席ユニット
JP2017189386A (ja) 車椅子利用者向け用の便座装置、及び、そのトイレ設備の使用方法
JP6437151B1 (ja) マルチトイレシステム
JP4586207B2 (ja) 身体機能障害者の移動用椅子フレーム
JPH0367697B2 (ja)
JPH08280744A (ja) 身障者起床介助用椅子

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040907