JPH1195580A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH1195580A
JPH1195580A JP27512797A JP27512797A JPH1195580A JP H1195580 A JPH1195580 A JP H1195580A JP 27512797 A JP27512797 A JP 27512797A JP 27512797 A JP27512797 A JP 27512797A JP H1195580 A JPH1195580 A JP H1195580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
paper
image
current
developer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27512797A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Yokoyama
裕一 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP27512797A priority Critical patent/JPH1195580A/ja
Publication of JPH1195580A publication Critical patent/JPH1195580A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写紙の先端〜中央〜後端の全面にわたっ
て、良好な転写性を得ることの可能な画像形成装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 像担持体上の静電潜像を現像剤により現
像して現像剤像を形成する現像手段と、前記像担持体上
の現像剤像を転写紙に転写する転写手段とを具備し、前
記転写手段は、前記転写紙の位置に対応して転写電流の
強度分布のピーク位置を変化させる手段を備えたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係
り、特に、良好な転写性を有する転写装置を具備する画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機等の画像形成装置
において、感光体ドラム表面上に形成された静電潜像
は、現像装置により現像剤を用いて現像されて現像剤像
が形成され、この現像剤像は転写装置により転写紙に転
写される。転写装置としては、一般に、現像剤像上に転
写紙を重ね、転写チャージャーにより転写紙の背面から
現像剤と逆極性のコロナチャージを与えて転写紙を帯電
させ、感光体ドラムに転写紙を吸着させるとともに、現
像剤像を転写紙に転写するコロナ転写方式のものが使用
される。
【0003】現像剤像が転写された転写紙は、次いで、
剥離チャージャーにより除電することにより、感光体ド
ラム表面から剥離される。その後、転写紙は、定着装置
により現像剤像を定着され、画像形成プロセスが完了す
る。
【0004】このような画像形成プロセスにおける従来
の転写装置による転写の状態を図9に示す。図11にお
いて、感光体ドラム30の下方に転写チャージャー34
aおよび剥離チャージャー34bが配置されている。転
写紙Pは、アライニングローラ56により供給され、転
写ガイド101と感光体ドラム30との間を通って転写
チャージャー34aに至り、更に剥離チャージャー34
bを通って定着装置(図示せず)に送られる。この場
合、剥離チャージャー34bにおいて、転写紙Pはサポ
ータ102により支持されている。
【0005】図11(a)は、アライニングローラ56
から供給された転写紙Pの先端が感光体ドラム30に到
達し、転写紙Pの中央部が転写ガイド101のGの部分
で支持されている状態を示す。図11(b)は、転写紙
Pが、転写ガイド101のGの部分とサポータ102の
Sの部分で支持されて、中央部が感光体ドラム30に密
着している状態を示す。また、図11(c)は、転写紙
Pが転写ガイド101を離れ、サポータ102のSの部
分でのみ支持されている状態を示す。
【0006】図11において、(b)の状態では、転写
紙Pの中央部が感光体ドラム30に密着しており、この
密着した部分に転写ワイヤBからの転写電流の強度分布
のピークがくるようにして、転写紙Pに転写電流があび
せられ、良好な転写性が得られるようになっている(な
お、この例では、マイナスに帯電した現像剤を転写する
ため、転写放電はプラスの場合を示しているが、プラス
帯電の現像剤とマイナス転写放電の場合も同様であ
る。) これに対し、図11(a)に示す状態では、転写紙Pを
支持する部分が転写ガイド101だけであるので、転写
電流の強度分布のピークの部分で、転写紙Pの先端と感
光体ドラム30の密着性は悪くなる。即ち、Fで示すよ
うに、転写紙Pの先端と感光体ドラム30との間に隙間
が生じてしまう。また、転写紙Pの後端部でも、図11
(c)に示すように、転写紙Pを支持する部分がサポー
タ102だけとなるので、転写電流の強度分布のピーク
の部分で、転写紙Pの後端と感光体ドラム30との密着
性が悪くなり、Hで示すように、転写紙Pの先端と感光
体ドラム30との間に隙間が生じてしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の転
写装置によると、転写紙の先端部と後端部が転写電流の
強度分布のピークの位置となると、紙とドラムとの密着
性が悪いため、転写不良が発生することがあった。特
に、剛性の大きい厚手の転写紙や、下カールした転写紙
等では、図11のF,Hで示す隙間が大きくなるため、
更に転写不良が発生し易くなる。
【0008】本発明は、かかる事情の下になされ、転写
紙の先端、後端の転写不良を防止し、転写紙の先端〜中
央〜後端の全面にわたって、良好な転写性を得ることの
可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明(請求項1)は、像担持体上の静電潜像を現
像剤により現像して現像剤像を形成する現像手段と、前
記像担持体上の現像剤像を転写紙に転写する転写手段と
を具備し、前記転写手段は、前記転写紙の位置に対応し
て転写電流の強度分布のピーク位置を変化させる手段を
備えたことを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0010】本発明(請求項2)は、像担持体上の静電
潜像を現像剤により現像して現像剤像を形成する現像手
段と、前記像担持体上の現像剤像を転写紙に転写する転
写手段とを具備し、前記転写手段は、給紙側から排紙側
に順次配列された複数本の転写ワイヤと、これら転写ワ
イヤに、前記転写紙の位置に対応して順次転写電流を出
力する手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置を
提供する。
【0011】本発明(請求項3)は、像担持体上の静電
潜像を現像剤により現像して現像剤像を形成する現像手
段と、前記像担持体上の現像剤像を転写紙に転写する転
写手段とを具備し、前記転写手段は、給紙側から排紙側
に順次配列された複数本の転写ワイヤと、これら転写ワ
イヤに、前記転写紙の位置に対応して順次転写電流を出
力する手段とを備え、前記複数本の転写ワイヤへの転写
電流の出力は、前記像担持体へ流れる電流が転写に必要
な一定の値となるように、転写ワイヤに出力されるトラ
ンス電流を制御して行うことを特徴とする画像形成装置
を提供する。
【0012】本発明(請求項4)は、像担持体上の静電
潜像を現像剤により現像して現像剤像を形成する現像手
段と、前記像担持体上の現像剤像を転写紙に転写する転
写手段とを具備し、前記転写手段は、給紙側から排紙側
に順次配列された複数本の転写ワイヤと、これら転写ワ
イヤに、前記転写紙の位置に対応して順次転写電流を出
力する手段とを備え、前記複数本の転写ワイヤへの転写
電流の出力は、前記像担持体へ流れる電流が転写に必要
な一定の値となるように、転写ワイヤに出力されるトラ
ンス電流を段階的に変化させ、かつ一方の転写ワイヤか
ら他方の転写ワイヤへ切り替えて行うことを特徴とする
画像形成装置を提供する。
【0013】本発明(請求項5)は、像担持体上の静電
潜像を現像剤により現像して現像剤像を形成する現像手
段と、前記像担持体上の現像剤像を転写紙に転写する転
写手段とを具備し、前記転写手段は、給紙側から排紙側
に順次配列された3本の転写ワイヤと、これら転写ワイ
ヤに、それぞれ前記転写紙の先端部、中央部、後端部に
対応して順次転写電流を出力する手段とを備え、前記3
本の転写ワイヤへの転写電流の出力は、像担持体へ流れ
る電流が転写に必要な一定の値となるように、前記転写
紙の先端部では給紙側の転写ワイヤに、前記転写紙の中
央部では中央の転写ワイヤに、前記転写紙の後端部では
排紙側の転写ワイヤに、それぞれ切り替えて行うことを
特徴とする画像形成装置を提供する。
【0014】本発明(請求項6)は、像担持体上の静電
潜像を現像剤により現像して現像剤像を形成する現像手
段と、前記像担持体上の現像剤像を転写紙に転写する転
写手段とを具備し、前記転写手段は、給紙側から排紙側
に順次配列された3本の転写ワイヤと、これら転写ワイ
ヤに、それぞれ前記転写紙の先端部、中央部、後端部に
対応して順次転写電流を出力する手段とを備え、前記3
本の転写ワイヤへの転写電流の出力は、像担持体へ流れ
る電流が転写に必要な一定の値となるように、前記転写
紙の先端部では給紙側の転写ワイヤに、前記転写紙の中
央部では中央の転写ワイヤに、前記転写紙の後端部では
排紙側の転写ワイヤに、それぞれ切り替えて行い、前記
給紙側の転写ワイヤから中央の転写ワイヤへの出力の切
り替えは、前記像担持体の中心と前記中央の転写ワイヤ
とを結ぶラインに前記転写紙の先端から10mmの部分
が到達したときに行い、前記中央の転写ワイヤから排紙
側の転写ワイヤへの出力の切り替えは、前記ラインに前
記転写紙の後端から10mmの部分が到達したときに行
うことを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0015】本発明(請求項7)は、像担持体上の静電
潜像を現像剤により現像して現像剤像を形成する現像手
段と、前記像担持体上の現像剤像を転写紙に転写する転
写手段とを具備し、前記転写手段は、給紙側から排紙側
に順次配列された2本の転写ワイヤと、これら転写ワイ
ヤに転写電流を出力する手段とを備え、前記2本の転写
ワイヤへの転写電流の出力は、像担持体へ流れる電流が
転写に必要な一定の値となるように、それぞれ前記転写
紙の位置に対応して変化させることを特徴とする画像形
成装置を提供する。
【0016】本発明(請求項8)は、像担持体上の静電
潜像を現像剤により現像して現像剤像を形成する現像手
段と、前記像担持体上の現像剤像を転写紙に転写する転
写手段とを具備し、前記転写手段は、給紙側から排紙側
に順次配列された複数本の転写ワイヤと、これら転写ワ
イヤに、前記転写紙の位置に対応して順次転写電流を出
力する手段とを備え、前記転写電流を出力する手段は、
転写紙の位置に応じて一方のワイヤに流れる電流値を増
大させるとともに、他方のワイヤに流れる電流値を減少
させることを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0017】以上のように構成される本発明の画像形成
装置によると、転写紙の位置に対応して転写電流の強度
分布のピーク位置を変化させる手段を備えたことによ
り、具体的には、複数の転写ワイヤを備え、それぞれに
転写紙の位置に対応して転写電流を出力することによ
り、転写紙の先端、後端においても、転写紙と感光体ド
ラムとが密着して、転写不良が生ずることがなく、転写
紙の先端〜中央〜後端の全面にわたって、良好な転写性
を得ることが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態について説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態に係る電子写
真複写装置を概略的に示す断面図である。図1におい
て、電子写真複写装置2は、読み取り手段として機能す
る画像読取部4と画像形成手段として機能する画像形成
部6とを備えている。なお、画像読取部4の上部には、
画像読取部4の後述する原稿台に対して開閉可能に形成
され、読取対象物すなわち原稿Dを、原稿台に向けて1
枚ずつ給送するとともに、原稿台に載置された原稿Dを
原稿台に密着させる原稿押さえとして機能する原稿自動
給送装置 (以下、ADFと示す) 8がセットされてい
る。
【0020】画像読取部4は、その上部に、閉じた状態
にあるADF8に対向され、原稿Dがセットされる透明
なガラスからなる原稿台11と、原稿台11の一端に配
置され、原稿台11に原稿Dをセットする際の基準位置
を示すサイズ板12とを有している。なお、原稿台11
を取り巻く原稿台11の近傍には、図示しない操作パネ
ルが配置されている。
【0021】原稿台11の下方には、画像読取部4の構
成として、原稿台11に載置された原稿Dを照明する露
光ランプ13、露光ランプ13からの光を原稿Dに集光
させるための補助反射板14、及び、原稿Dからの反射
光を図中左方向に折曲げる第1ミラー15などが配置さ
れている。露光ランプ13、補助反射板14および第1
ミラー15は、第一キャリッジ16に固定されており、
第一キャリッジ16の移動にともなって原稿台11と平
行に移動可能に配置されている。なお、第一キャリッジ
16は、図示しない歯付きベルト等を介して図示しない
パルスモータの駆動力が伝達されて、原稿台11に沿っ
て平行に移動される。
【0022】原稿台11の図中左方、第1ミラー15に
より反射された反射光が案内される方向には、図示しな
い駆動機構たとえば歯付きベルトならびにDCモータな
どを介して原稿台11と平行に移動可能に形成された第
二キャリッジ20が配設されている。
【0023】第二キャリッジ20には、第1ミラー15
により案内される原稿Dからの反射光を下方に折曲げる
第2ミラー21および図中右方に折り曲げる第3ミラー
22が互いに直角に配置されている。第二キャリッジ2
0は、第一キャリッジ16を駆動する図示しない歯付き
ベルトなどにより第一キャリッジ16に従動されるとと
もに、第一キャリッジ16に対して1/2の速度で原稿
台11に沿って平行に移動される。
【0024】第一キャリッジ16の下方であって、第二
キャリッジ20を介して折返された光の光軸を含む面内
には、第二キャリッジ20からの反射光を所定の倍率で
結像させる結像レンズ23、結像レンズ23により集束
性が与えられた反射光を下方に折り曲げる第4ミラー2
4、第4ミラー24からの反射光を図中左側に折り曲げ
る第5ミラー25、及びこの反射光を感光体ドラム30
に案内する第6ミラー26が配置されている。
【0025】画像形成部6は、複写装置2のほぼ中央に
回転自在に位置された像担持体としての感光体ドラム3
0を有している。感光体ドラム30は、図示しないモー
タにより所定の回転速度で回転される。
【0026】感光体ドラム30の周囲の所定の位置に
は、ドラム表面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージ
ャ31、画像読取部4から案内された原稿Dの反射光に
よる露光により感光体ドラム30の表面上に形成された
静電潜像に現像剤としてのトナーを供給して所望の画像
濃度で現像する現像ローラ33aを有する現像装置33
が順に配置されている。この現像装置33は、正の電荷
を有するトナーとキャリアとを含む2成分系現像剤を収
容している。
【0027】さらに、感光体ドラム30の周囲であっ
て、現像装置33の下流には、感光体ドラム30に形成
されたトナー像を用紙Pに転写する転写チャージャ34
a、トナー像が転写された用紙Pを感光体ドラム30か
ら分離させるための剥離チャージャ34b、感光体ドラ
ム30の表面から用紙Pを剥離する剥離爪35、感光体
ドラム30の表面に残留したトナーを清掃するクリーニ
ング装置36、及び、感光体ドラム30の表面に残った
電位を除電する除電装置37が、順に、配置されてい
る。なお、後に詳述するように、転写チャージャ34a
には、ケース内に複数本の転写ワイヤが配置されてい
る。
【0028】感光体ドラム30の下方に位置される複写
装置2の底部には、複写装置2の正面側より着脱自在に
上下複数段に装着された給紙手段としての多段給紙装置
(以下、PFPと示す) 40が複写装置2と一体的に配
置されている。
【0029】PFP40は、さまざまな大きさのコピー
用紙Pを複数種類収納するための上段カセット41、中
段カセット42および下段カセット43を含み、それぞ
れのカセット41,42および43は、たとえば、長手
方向に沿って搬送されるよう置かれたA4サイズのコピ
ー用紙、B4サイズのコピー用紙およびA3サイズのコ
ピー用紙を、それぞれ、500枚程度収納可能に形成さ
れている。
【0030】上段カセット41、中段カセット42およ
び下段カセット43の所定の位置には、それぞれのカセ
ット41,42および43から用紙Pを1枚づつ取り出
すピックアップローラ44a,44bおよび44cが配
置されている。
【0031】それぞれのピックアップローラ44a,4
4bおよび44cにより各カセット41,42および4
3から取り出された用紙Pの先端部が通過される位置に
は、用紙Pを1枚づつ分離するための搬送ローラ45
a,45bおよび45cと、それぞれの搬送ローラと一
体的に配置された分離ローラ46a,46bおよび46
cが配置されている。分離ローラ46a,46bおよび
46cは、それぞれ、相互に組み合わせられた搬送ロー
ラに対して軸線が平行に、かつ、所定の圧力で接触する
よう配置されるとともに、搬送ローラの回転方向と逆方
向に回転されることで、各カセットから取り出された用
紙Pの最も上の1枚のみを後述する搬送路へ送出する。
【0032】PFP40の図中右方には、使用頻度の高
いサイズの用紙P、たとえば、A4サイズの用紙Pを3
000枚程度収納可能に形成された大容量フィーダ (以
下、LCFと示す) 47が設けられている。LCF47
の所定の位置には、LCF47に収容された用紙Pを1
枚づつ取り出すピックアップローラ48が配置されてい
る。ピックアップローラ48と感光体ドラム30との間
には、上下一対に組み合わせられた搬送ローラ49aお
よび分離ローラ49bを含む分離機構49が配置されて
いる。分離機構49は、分離ローラ49bを搬送ローラ
49aが回転される方向に対して逆方向に回転させるこ
とで、ピックアップローラ48によりLCF47から取
り出された用紙Pの最も上の1枚のみを後述する搬送路
へ送出する。
【0033】LCF47の上部には、各カセット41,
42,43およびLCF47とは独立に、コピー用紙P
を給送可能な手差しフィーダ50が形成されている。手
差しフィーダ50と感光体ドラム30との間には、手差
しフィーダ50に挿入された用紙Pを取り込む手差し用
ピックアップローラ51、ピックアップローラ51によ
り取り込まれた用紙Pをガイドする手差しガイド52、
及び、手差しガイド52を介して感光体ドラム30に向
かって案内される用紙Pを搬送する搬送ローラ53が設
けられている。
【0034】それぞれのカセット41,42および43
ならびにLCF47と感光体ドラム30との間には、各
カセット41,42および43ならびにLCF47から
感光体ドラム30に向かって用紙Pを案内する搬送路5
4が形成されている。この搬送路54は、さらに、感光
体ドラム30と転写・剥離チャージャ34との間に規定
される転写領域を経て、複写装置2の外部まで延出され
ている。また、搬送路54には、いずれかのカセットま
たはLCFもしくは手差しガイドから給送された用紙P
を、感光体ドラム30に向かって搬送するための複数の
搬送ローラ55が設けられている。
【0035】搬送路54の感光体ドラム30の近傍、か
つ、上流側には、搬送路54を案内されたコピー用紙P
の傾きを補正するとともに、感光体ドラム30上のトナ
ー像の先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体
ドラム30の外周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙
Pを、転写領域へ給紙するアライニングローラ56が配
設されている。また、アライニングローラ56の手前す
なわち搬送ローラ55側には、アライニングローラ56
へのコピー用紙Pの到達を検出するアライニングセンサ
56aが設けられている。
【0036】転写領域を通過された用紙Pが進行する方
向には、用紙Pを搬送する搬送ベルト57が組み込まれ
ている。搬送ベルト57により用紙Pが搬送される方向
であって、感光体ドラム30に対して熱を与えにくい位
置には、ローラ表面が互いに圧接されたヒートローラ対
を含み、トナー像が転写された用紙Pを加熱することで
トナー像を溶融させつつトナー像と用紙Pとを加圧して
用紙Pにトナー像を定着させる定着装置58が設けられ
ている。
【0037】定着装置58に対向した複写装置2の側壁
には、定着装置58によりトナー像が定着された用紙P
が排出される排出トレイ59が配置されている。
【0038】定着装置58と排出トレイ59との間に
は、定着装置58によりトナー像が定着されたコピー用
紙Pを、後述する用紙反転部あるいは排出トレイ59の
いづれかに案内する排出切換ユニット60が配置されて
いる。
【0039】排出切換ユニット60は、定着装置58を
通過された用紙Pを推進する第1および第2の排出ロー
ラ61および62、及び、第1および第2の排出ローラ
61および62の間に配置され、定着装置58を通過さ
れたコピー用紙Pを、排出トレイ59あるいは後述する
用紙反転部のいづれかに選択的に振り分ける振り分けゲ
ート63を有している。
【0040】用紙反転機構を含む自動両面装置(以下、
ADUと称する)64は、既に転写領域および定着装置
58を通過されたコピー用紙Pを一時的に集積する一時
集積部65、定着装置58を通過したコピー用紙Pの表
裏を反転して一時集積部65に導く反転路66、一時集
積部に集積されたコピー用紙Pを一枚づつ取り出すピッ
クアップローラ67a、用紙Pを一枚づつ分離するため
に一対に配置された搬送ローラ67b及び分離ローラ6
7c、一時集積部65に収容された用紙Pを再びアライ
ニングローラ56に案内する反転搬送路68、及び、反
転搬送路68に案内された用紙Pをアライニングローラ
56に向かって給紙する給紙ローラ69を有している。
【0041】ADF8は、カバー71を有し、カバー7
1の後端縁部が複写装置2の上面後端縁部に図示しない
ヒンジ装置を介して取付けられており、必要に応じてA
DF8全体を回動変位させることで、既に得に説明した
ように、画像読取部4の原稿台11に対して開閉可能に
形成されている。
【0042】カバー71の上面やや左方向部位には、複
数枚の原稿Dを保持する原稿給紙台72が設けられてい
る。原稿給紙台72の図中左方すなわちADF8の一端
側には、原稿給紙台72にセットされた原稿Dを順次一
枚ずつ取出すとともに、図中左端側から画像読取部4の
原稿台11の一端側に供給するためのピックアップロー
ラ73が配置されている。原稿給紙台72の所定の位置
には、原稿給紙台72への原稿Dがセットされたか否か
を検知する原稿検知センサとしてのエンプテイセンサ7
2aが配設されている。なお、原稿給紙台72には、原
稿台11に原稿Dがセットされた位置を検知する原稿位
置検知センサ17と同様に機能する図示しない原稿幅検
知センサが配置されてもよい。
【0043】ピックアップローラ73の原稿取出し方向
には、ピックアップローラ73により取り出された原稿
Dを原稿台11に向けて送出する給紙ローラ74、給紙
ローラ74により給送された原稿Dの先端を整位するア
ライニングローラ75が配置されている。なお、アライ
ニングローラ75と給紙ローラ74との間には、原稿D
のアライニングローラ75への到達を検出するアライニ
ングセンサ75aが配置されている。
【0044】カバー71の内側であって、ADF8が閉
じられた状態で画像読取部4の原稿台11と対向される
位置には、原稿台11のほぼ全体を覆う大きさが与えら
れ、ピックアップローラ73、給紙ローラ74およびア
ライニングローラ75を介して原稿給紙台72から搬送
された原稿Dを原稿台11の所定の位置に搬送する搬送
ベルト76が配置されている。搬送ベルト76は、図中
左右一対に配置されたベルトローラ77に掛渡され、図
示しないベルト駆動機構によって、図中右側および図中
左側の両方向に向けて回転される。
【0045】ADF8の右側部位には、搬送ベルト76
により図中左側から図中右側に移動される原稿Dをカバ
ー71の外側に向けて送出する反転ローラ78、反転ロ
ーラ78に原稿Dを押し付けるピンチローラ79、反転
ローラ78とピンチローラ79により搬送される原稿D
を、再び搬送ベルト76へ戻すか所定の排出位置すなわ
ちカバー71上に排出させるかを切り換えるフラッパ8
0、フラッパ80が排出側に切り換えられている場合
に、反転ローラ78により搬送された原稿Dを排出させ
る排紙ローラ81、及び、反転ローラ78の近傍での原
稿の用紙詰まり、すなわちジャムを検知するジャムセン
サ82などが配置されている。
【0046】また、複写装置2は、いずれかのカセット
またはLCFもしくは手差しガイドから給送された用紙
Pを、感光体ドラム30を介してADU64または複写
装置の外部に向けて搬送する搬送路54中にジャムを検
知するジャムセンサが配置されている。
【0047】上述したような複写装置2においては、ま
ず、用紙の一方の面に画像を形成する第1画像形成工程
が実行される。
【0048】すなわち、負のDCバイアスが印加された
帯電チャージャ31により、感光体ドラム30の表面が
例えば−500Vに一様に負に帯電される。そして、画
像読取部4により、原稿Dの反射光が感光体ドラム30
表面に案内され、露光される。この露光により、感光体
ドラム30の表面には静電潜像が形成され、明部、すな
わち非画像部の電位は、露光ランプ13の光量に応じて
−150乃至−50Vの範囲にあり、非画像部の電位
は、−200乃至−450V程度である。
【0049】続いて、現像装置33に収容されている正
の電荷を有するトナーにより、感光体ドラム30上の静
電潜像が現像され、トナー像が形成される。現像ローラ
33aには、−200VのDCバイアスが印加されてい
る。したがって、正の電荷を有するトナーは、非画像部
に対しては、感光体ドラム30の表面電位が現像ローラ
33aより低いので、現像ローラ33a側に引きつけら
れて感光体ドラム30上には付着しない。また、トナー
は、画像部に対しては、感光体ドラム30の表面電位が
現像ローラ33aより高いので、感光体ドラム30に付
着し、トナー像が形成される。
【0050】続いて、負のDCバイアスが印加された転
写チャージャ34aにより、感光体ドラム30上のトナ
ー像に対して搬送された用紙Pを介して例えば−500
Vに帯電し、用紙側にトナー像が引きつけられ、転写さ
れる。
【0051】続いて、剥離チャージャ34bにより、例
えば1kHzのAC電圧を印加して、感光体ドラム30
から用紙Pが剥離される。
【0052】続いて、感光体ドラム30から剥離された
用紙Pは、定着装置58に搬送され、トナー像が定着さ
れる。
【0053】このようにして、第1画像形成工程では、
用紙の一方の面に画像が形成される。そして、用紙の一
方の面のみに画像を形成する片面モードにおいては、ト
ナー像が定着された用紙が振り分けゲート63により、
排出トレイ59から排出される。また、用紙の両面に画
像を形成する両面モードにおいては、振り分けゲート6
3により、トナー像が定着された用紙がADU64に搬
送される。
【0054】両面モードにおいては、第1画像形成工程
が実行された用紙は、ADU64に搬送され、用紙の他
方の面に画像を形成する第2画像形成工程が実行され
る。
【0055】すわわち、ADU64のに搬送された用紙
は、一時的に一時集積部65に集積され、所定のタイミ
ングでピックアップローラ67aにより取り出される。
そして、用紙は、給紙ローラ69により、アライニング
ローラ56に向けて給紙される。
【0056】一方、画像形成部6においては、感光体ド
ラム30は、クリーニング装置36により清掃され、除
電装置37により除電された後、再び帯電チャージャ3
1により、−500Vに一様に帯電される。そして、原
稿Dに対応した反射光により、感光体ドラム30が露光
される。この露光により、感光体ドラム30の表面には
静電潜像が形成される。
【0057】続いて、現像装置33に収容されている正
の電荷を有するトナーにより、感光体ドラム30上の静
電潜像が現像され、トナー像が形成される。
【0058】続いて、負のDCバイアスが印加された転
写チャージャ34aにより、感光体ドラム30上のトナ
ー像に対して搬送された用紙Pを介して例えば−500
Vに帯電し、用紙側にトナー像が引きつけられ、転写さ
れる。
【0059】続いて、剥離チャージャ34bにより、例
えば1kHzのAC電圧を印加して、感光体ドラム30
から用紙Pが剥離される。
【0060】続いて、感光体ドラム30から剥離された
用紙Pは、定着装置58に搬送され、トナー像が定着さ
れる。
【0061】このようにして、第2画像形成工程では、
用紙の他方の面に画像が形成される。そして、両面モー
ドにおいて用紙の両面に画像が形成された用紙は、振り
分けゲート63により排出トレイ59から排出される。
【0062】次に、以上説明した複写機において、本発
明の特徴をなす転写装置について説明する。
【0063】図2は、本発明の一実施形態に係る転写装
置を用いた転写プロセスを示す図である。図2におい
て、感光体ドラム30の下方に転写チャージャー34a
および剥離チャージャー34bが配置されているのは図
1にも示す通りである。転写チャージャー34aは、3
本の転写ワイヤA,B,Cを具備している。即ち、図1
1に示す従来の転写チャージャーでは、中央の転写ワイ
ヤBのみが配置されていたのが、図2に示す転写チャー
ジャーでは、左右に2本の転写ワイヤA,Cが追加され
ている。
【0064】転写紙Pは、レジストローラ(アライニン
グローラ)56により供給され、転写ガイド101と感
光体ドラム30との間を通って転写チャージャー34a
に至り、更に剥離チャージャー34bを通って定着装置
(図示せず)に送られる。この場合、剥離チャージャー
34bにおいて、転写紙Pはサポータ102により支持
されている。
【0065】図2(a)は、レジストローラ56から供
給された転写紙Pの先端が感光体ドラム30に到達し、
転写紙Pの中央部が転写ガイド101のGの部分で支持
されている状態を示す。図2(b)は、転写紙Pが、転
写ガイド101のGの部分とサポータ102のSの部分
で支持されて、中央部が感光体ドラム30に密着してい
る状態を示す。また、図2(c)は、転写紙Pが転写ガ
イド101を離れ、サポータ102のSの部分でのみ支
持されている状態を示す。
【0066】図2に示す転写チャージャーでは、転写紙
の位置に対応して各転写ワイヤA,B,Cから放電する
電流量を制御しており、それによって、転写電流の強度
分布を変化させている。
【0067】即ち、図2(a)に示すように、転写紙P
の先端が感光体ドラム30に到達し、転写紙Pの中央部
が転写ガイド101のGの部分で支持されている状態で
は、転写ワイヤAを出力し、転写紙Pの先端と感光体ド
ラム30が密着した部分に転写電流の強度分布のピーク
がくるようにする。
【0068】次に、図2(b)に示すように、転写紙P
が、転写ガイド101のGの部分とサポータ102のS
の部分で支持されて、中央部が感光体ドラム30に密着
している状態では、転写ワイヤBを出力し、従来の転写
チャージャと同様に、転写紙Pの中央部に転写電流の強
度分布のピークがくるようにする。
【0069】また、図2(c)に示すように、転写紙P
が転写ガイド101を離れ、サポータ102のSの部分
でのみ支持されている状態では、転写ワイヤCを出力
し、転写紙Pの後端と感光体ドラム30が密着した部分
に転写電流の強度分布のピークがくるようにする。
【0070】このように、転写ワイヤを3本とし、転写
紙Pの位置に対応してそれぞれの転写ワイヤを切り替え
ることにより、紙先端〜中央〜後端の全面にわたって、
良好な転写性を得ることが可能である。
【0071】次に、以上説明した転写装置を用いた転写
工程について、より詳細に説明する。図3は、各転写ワ
イヤA,B,Cにおけるトランスから出力される総電流
(以下トランス総電流と呼ぶ)に対する感光体ドラムへ
流れ込む電流(以下ドラム電流と呼ぶ)の関係を示す特
性図である。ここで使用するトランスは、定電流トラン
スであり、トランス総電流によりドラム電流が制御され
る。各転写ワイヤA,B,Cにおいて、トランス総電流
とドラム電流の関係が異なっているのは、各ワイヤとケ
ースの距離が変わることによって、ドラム電流とケース
に流れ込む電流のバランスが変わってくるからである。
【0072】なお、トランス総電流=ドラム電流+ケー
スに流れ込む電流であり、ワイヤ位置Bに対し、A,C
はケースに近いため、ケースに流れ込む電流が多くな
り、A,CがBと同じドラム電流を得るためには、トラ
ンス電流を多く出力しなければならない。
【0073】ここで、良好な転写性に必要なドラム電流
を80μA(図中、Iで示す)とすると(必要なドラム
電流の絶対値は、様々なプロセス条件によって変わって
くるが、ここでは一例として80μAとする。)、各ワ
イヤにおけるトランス総電流は、ワイヤBで440μA
(J)、ワイヤCで620μA(K)、ワイヤAで84
0μA(L)となる。このことから、転写時に各ワイヤ
から放電させる電流量(トランス総電流)は、紙先端部
ではワイヤAに840μA、紙中央部ではワイヤBに4
40μA、紙後端部では620μAの出力となるような
制御を行えばよい。
【0074】上述の条件(ドラム電流80μA)におけ
る、各転写ワイヤによる転写電流の強度分布を図4に示
す。図4に示す強度分布は、図5に示す位置(−8〜
6)における分布である。
【0075】図5において、参照符号10dはドラムの
中心であり、10a,10b,10cは夫々ワイヤA,
B,Cとドラム中心とを結んだ線である。各ワイヤの転
写電流の強度分布のピークは、各ワイヤとドラム中心と
を結んだ線(10a,10b,10c)とドラム表面と
の交点(ワイヤA,B,Cに対し夫々目盛3,0,−
3)の位置にきている。(図5では、各ワイヤとドラム
表面との距離Eは一定で、E=10mmであり、ワイヤ
AとワイヤBのと間の距離D1 =3mm、ワイヤBとワ
イヤCとの間の距離D2 =3mmの場合を示してい
る。) ワイヤの位置をずらすことによって、転写電流の強度分
布のピークがずれることから、転写紙の先端、後端が感
光体ドラムに密着する位置に分布のピークがくるよう
に、各々のプロセス条件にあわせてワイヤA,Cの位置
は決定されることとなる。
【0076】図6および図7は、各転写ワイヤのコピー
中の出力制御の詳細を示す特性図である。転写紙の先端
においては、図6に示すように、10bの線の位置に転
写紙の先端が到達した時を0として、それより前と後の
各ワイヤのトランス総電流の制御とドラム電流の変化が
示されている。転写紙の後端においては、図7に示すよ
うに、10bの線の位置を転写紙の後端が通過した時を
0として、それより前と後の各ワイヤのトランス総電流
の制御とドラム電流の変化が示されている。
【0077】転写紙の先端におけるワイヤA→Bの切り
替え及び転写紙の後端におけるワイヤB→C切り替えに
おいて、トランス総電流を一度に切り替えると、その部
分で転写ムラが発生することがある。これを防止するた
め、トランス総電流は、図6(b)および図7(b)に
示すように、段階的に切り替える必要がある。これによ
り、図6(a)および図7(a)に示すように、ドラム
電流はなめらかに変化するため、切り替え時の転写ムラ
は発生しなくなる。
【0078】また、切り替えの位置は、一般的な転写ガ
イドとサポータ条件では、転写紙のの先端、後端から1
0mm程度の位置が線10bに到達した時が適当であ
る。
【0079】図8に、各転写ワイヤの出力制御のブロッ
ク図を示す。このブロック図に示すように、メモリに転
写紙の給紙と各転写ワイヤの出力のタイミングが記憶さ
れており、この記憶されているデータに基づいて、CP
Uがレジストモータ(レジストローラ4a,4bを駆動
して転写紙を給紙する)と各トランスに信号を送る構成
とすることが出来る。
【0080】以上の例では、3本の転写ワイヤを用いて
いるが、転写ワイヤは3本に限らず、2本にしても、3
本の場合に近い効果が得られる。2本の転写ワイヤを用
いた場合の各転写ワイヤによる転写電流の強度分布を図
9に示す。図9に示す強度分布は、図10に示す位置
(−8〜6)における分布である。
【0081】ドラム電流は、それぞれ転写紙先端部で、
M:80μA、N:0μA、転写紙中央部で、M:40
μA、N:40μA、転写紙後端部でM:0μA、N:
80μAである。
【0082】なお、2本の転写ワイヤを用いた場合に
は、転写紙中央部では転写電流の分布がブロードとなる
ため、文字にじみといった画質劣化の不具合が発生する
場合がある。そのため、転写ワイヤ2本の場合は、その
時のプロセス条件において、転写紙の先後端の転写不良
と文字にじみを考慮し、ワイヤM,Nの位置関係を最適
化する必要がある。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
転写紙の位置に対応して転写電流の強度分布のピーク位
置を変化させる手段を備えたことにより、転写紙の先
端、後端の転写不良を防止し、転写紙の先端〜中央〜後
端の全面にわたって、良好な転写性を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子写真複写装置を
概略的に示す断面図。
【図2】本発明の一実施形態に係る転写装置を用いた転
写プロセスを示す図。
【図3】トランス総電流とドラム電流との関係を示す特
性図。
【図4】各転写ワイヤによる転写電流の強度分布を示す
特性図。
【図5】図4の強度分布の位置を示す図。
【図6】各転写ワイヤのコピー中の出力制御を示す特性
図。
【図7】各転写ワイヤのコピー中の出力制御を示す特性
図。
【図8】各転写ワイヤの出力制御を示すブロック図。
【図9】2本の転写ワイヤを用いた場合の各転写ワイヤ
による転写電流の強度分布を示す特性図。
【図10】図9の強度分布の位置を示す図。
【図11】従来の転写装置を用いた転写プロセスを示す
図。
【符号の説明】
2…電子写真複写装置 4…画像読取部 6…画像形成部 30…感光体ドラム 31…帯電チャージャ 33…現像装置 34…転写・剥離チャージャ 34a…転写チャージャ 34b…剥離チャージャ 36…クリーニング装置 37…除電装置 40…多段給紙装置 50…手差しフィーダ 54…搬送路 58…定着装置 64…自動両面装置 101…転写ガイド 102…サポータ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上の静電潜像を現像剤により現
    像して現像剤像を形成する現像手段と、前記像担持体上
    の現像剤像を転写紙に転写する転写手段とを具備し、前
    記転写手段は、前記転写紙の位置に対応して転写電流の
    強度分布のピーク位置を変化させる手段を備えたことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体上の静電潜像を現像剤により現
    像して現像剤像を形成する現像手段と、前記像担持体上
    の現像剤像を転写紙に転写する転写手段とを具備し、前
    記転写手段は、給紙側から排紙側に順次配列された複数
    本の転写ワイヤと、これら転写ワイヤに、前記転写紙の
    位置に対応して順次転写電流を出力する手段とを備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体上の静電潜像を現像剤により現
    像して現像剤像を形成する現像手段と、前記像担持体上
    の現像剤像を転写紙に転写する転写手段とを具備し、前
    記転写手段は、給紙側から排紙側に順次配列された複数
    本の転写ワイヤと、これら転写ワイヤに、前記転写紙の
    位置に対応して順次転写電流を出力する手段とを備え、
    前記複数本の転写ワイヤへの転写電流の出力は、前記像
    担持体へ流れる電流が転写に必要な一定の値となるよう
    に、転写ワイヤに出力されるトランス電流を制御して行
    うことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体上の静電潜像を現像剤により現
    像して現像剤像を形成する現像手段と、前記像担持体上
    の現像剤像を転写紙に転写する転写手段とを具備し、前
    記転写手段は、給紙側から排紙側に順次配列された複数
    本の転写ワイヤと、これら転写ワイヤに、前記転写紙の
    位置に対応して順次転写電流を出力する手段とを備え、
    前記複数本の転写ワイヤへの転写電流の出力は、前記像
    担持体へ流れる電流が転写に必要な一定の値となるよう
    に、転写ワイヤに出力されるトランス電流を段階的に変
    化させ、かつ一方の転写ワイヤから他方の転写ワイヤへ
    切り替えて行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体上の静電潜像を現像剤により現
    像して現像剤像を形成する現像手段と、前記像担持体上
    の現像剤像を転写紙に転写する転写手段とを具備し、前
    記転写手段は、給紙側から排紙側に順次配列された3本
    の転写ワイヤと、これら転写ワイヤに、それぞれ前記転
    写紙の先端部、中央部、後端部に対応して順次転写電流
    を出力する手段とを備え、前記3本の転写ワイヤへの転
    写電流の出力は、像担持体へ流れる電流が転写に必要な
    一定の値となるように、前記転写紙の先端部では給紙側
    の転写ワイヤに、前記転写紙の中央部では中央の転写ワ
    イヤに、前記転写紙の後端部では排紙側の転写ワイヤ
    に、それぞれ切り替えて行うことを特徴とする画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 像担持体上の静電潜像を現像剤により現
    像して現像剤像を形成する現像手段と、前記像担持体上
    の現像剤像を転写紙に転写する転写手段とを具備し、前
    記転写手段は、給紙側から排紙側に順次配列された3本
    の転写ワイヤと、これら転写ワイヤに、それぞれ前記転
    写紙の先端部、中央部、後端部に対応して順次転写電流
    を出力する手段とを備え、前記3本の転写ワイヤへの転
    写電流の出力は、像担持体へ流れる電流が転写に必要な
    一定の値となるように、前記転写紙の先端部では給紙側
    の転写ワイヤに、前記転写紙の中央部では中央の転写ワ
    イヤに、前記転写紙の後端部では排紙側の転写ワイヤ
    に、それぞれ切り替えて行い、前記給紙側の転写ワイヤ
    から中央の転写ワイヤへの出力の切り替えは、前記像担
    持体の中心と前記中央の転写ワイヤとを結ぶラインに前
    記転写紙の先端から約10mmの部分が到達したときに
    行い、前記中央の転写ワイヤから排紙側の転写ワイヤへ
    の出力の切り替えは、前記ラインに前記転写紙の後端か
    ら約10mmの部分が到達したときに行うことを特徴と
    する画像形成装置。
  7. 【請求項7】 像担持体上の静電潜像を現像剤により現
    像して現像剤像を形成する現像手段と、前記像担持体上
    の現像剤像を転写紙に転写する転写手段とを具備し、前
    記転写手段は、給紙側から排紙側に順次配列された2本
    の転写ワイヤと、これら転写ワイヤに転写電流を出力す
    る手段とを備え、前記2本の転写ワイヤへの転写電流の
    出力は、像担持体へ流れる電流が転写に必要な一定の値
    となるように、それぞれ前記転写紙の位置に対応して変
    化させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 像担持体上の静電潜像を現像剤により現
    像して現像剤像を形成する現像手段と、前記像担持体上
    の現像剤像を転写紙に転写する転写手段とを具備し、前
    記転写手段は、給紙側から排紙側に順次配列された複数
    本の転写ワイヤと、これら転写ワイヤに、前記転写紙の
    位置に対応して順次転写電流を出力する手段とを備え、
    前記転写電流を出力する手段は、転写紙の位置に応じて
    一方のワイヤに流れる電流値を増大させるとともに、他
    方のワイヤに流れる電流値を減少させることを特徴とす
    る画像形成装置。
JP27512797A 1997-09-22 1997-09-22 画像形成装置 Pending JPH1195580A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27512797A JPH1195580A (ja) 1997-09-22 1997-09-22 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27512797A JPH1195580A (ja) 1997-09-22 1997-09-22 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1195580A true JPH1195580A (ja) 1999-04-09

Family

ID=17551087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27512797A Pending JPH1195580A (ja) 1997-09-22 1997-09-22 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1195580A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4954849A (en) Copying apparatus operable in a two-side copy mode
JP3877367B2 (ja) 画像形成装置
US5815766A (en) Method and apparatus for clean convenient copy sheet jam clearance in an electrostatographic machine
JPH01167136A (ja) 静電写真式複写機
JP3223004B2 (ja) 画像形成装置
JPH11160936A (ja) 画像形成装置
JP3679200B2 (ja) 画像形成装置
JPS6111865B2 (ja)
JP2809423B2 (ja) 複写機の転写装置
JPH1195580A (ja) 画像形成装置
JPH1152761A (ja) 画像形成装置
JP2004189345A (ja) 用紙搬送装置及び用紙搬送方法
JP3254500B2 (ja) 画像形成装置
JP3848413B2 (ja) 画像形成装置
JPH089432B2 (ja) シート案内装置
JPH0572832A (ja) 電子写真装置
JP4366765B2 (ja) 画像形成装置
JP2000034039A (ja) シート材搬送装置及び画像形成装置
JP2003345141A (ja) 転写前ガイド装置およびこの転写前ガイド装置を備えた画像形成装置
JP2001343877A (ja) 画像形成方法および装置
JPH10105319A (ja) 表示装置、およびこの表示装置を備えた画像形成装置
JPH112959A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2001022193A (ja) 画像形成装置
JPH0792821A (ja) 画像形成装置
JPH09311514A (ja) 画像読取り複合装置