JPH1195330A - 感光材料露光装置 - Google Patents

感光材料露光装置

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JPH1195330A
JPH1195330A JP25356397A JP25356397A JPH1195330A JP H1195330 A JPH1195330 A JP H1195330A JP 25356397 A JP25356397 A JP 25356397A JP 25356397 A JP25356397 A JP 25356397A JP H1195330 A JPH1195330 A JP H1195330A
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JP
Japan
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photosensitive material
feeding
width direction
photosensitive
roll
Prior art date
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Application number
JP25356397A
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English (en)
Inventor
Takao Tsuda
隆夫 津田
Yasuo Ogoshi
康男 大越
Yoshio Miyanochi
義夫 宮後
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色露光域に幅方向に並べて給送された複数の
感光材料を共通の部材で露光することで、露光処理能力
を高めつつ、部品点数を1つの感光材料を露光するだけ
の装置と略同等にしつつ、複数の感光材料を露光するた
めの共通の部材の大きさを小型化し、安価で高精度のも
のにすること。 【解決手段】 感光材料のロールを収容し、所定位置に
セットされたマガジンから感光材料を各々送出する複数
の送出手段と、前記複数の送出手段により送出された複
数の感光材料を幅方向に並べて露光域に給送する給送手
段と、前記露光域に幅方向に並べて給送された複数の感
光材料を共通の部材で露光する露光手段と、を有する感
光材料露光装置において、前記給送手段が、互いの間隔
が50mm以下になるように、前記複数の感光材料を幅
方向に並べて、前記露光域に給送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光材料露光装置に
関する発明である。
【0002】
【従来の技術】感光材料のロールを収容し、所定位置に
セットされたマガジンから感光材料を送出する送出手段
と、前記送出手段により送出された感光材料を露光域に
給送する給送手段と、前記露光域に給送された感光材料
を露光する露光手段と、を有する感光材料露光装置は、
従来から知られているものである。
【0003】そして、これに対して露光処理能力を高め
るために、特開平6−347914号公報で、感光材料
のロールを収容し、所定位置にセットされたマガジンか
ら感光材料を各々送出する複数の送出手段と、前記複数
の送出手段により送出された複数の感光材料を幅方向に
並べて露光域に給送する給送手段と、前記露光域に幅方
向に並べて給送された複数の感光材料を共通の部材で露
光する露光手段と、を有する感光材料露光装置が提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単に、前記複
数の送出手段により送出された複数の感光材料を幅方向
に並べて露光域に給送すると、感光材料どうしの間隔が
広がってしまい、複数の感光材料を露光する共通の部材
が大きくなり、必要な精度が極めて高精度なものにな
り、また、極めて高精度のものにするためのコストが非
常に高くなる問題があることが判った。
【0005】本発明の目的は、露光域に幅方向に並べて
給送された複数の感光材料を共通の部材で露光すること
で、露光処理能力を高めつつ、部品点数を1つの感光材
料を露光するだけの装置と略同等にしつつ、複数の感光
材料を露光するための共通の部材の大きさを小型化し、
安価で高精度のものにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、特許請
求の範囲の各請求項に記載の発明を特定するために必要
な事項のすべてによって、達成される。以下、本発明の
各請求項について説明する。なお、引用項と重複する事
項については省略する。また、各請求項の発明の1つの
要素が複数の部材からなっていても良いことは言うまで
もなく、また、1又は複数の部材が、各請求項の発明の
複数の要素を兼ねていても良いことは、言うまでもな
い。
【0007】〔請求項1〕『感光材料のロールを収容
し、所定位置にセットされたマガジンから感光材料を各
々送出する複数の送出手段と、前記複数の送出手段によ
り送出された複数の感光材料を幅方向に並べて露光域に
給送する給送手段と、前記露光域に幅方向に並べて給送
された複数の感光材料を共通の部材で露光する露光手段
と、を有する感光材料露光装置において、前記給送手段
が、互いの間隔が50mm以下になるように、前記複数
の感光材料を幅方向に並べて、前記露光域に給送するこ
とを特徴とする感光材料露光装置。』 請求項1に記載の発明により、露光域に幅方向に並べて
給送された複数の感光材料を共通の部材で露光すること
で、露光処理能力を高めつつ、部品点数を1つの感光材
料を露光するだけの装置と略同等にしつつ、複数の感光
材料を露光域に、互いの間隔が50mm以下になるよう
に、給送するので、露光するための共通の部材の大きさ
があまり大きくならず、露光するための共通の部材を安
価で高精度のものにしやすい。また、搬送ローラ対で幅
方向に並べて給送された複数の感光材料をする場合、搬
送ローラ対が感光材料を挟持していない間隔が短いの
で、ニップ力のバラツキが少なく、感光材料の斜行や蛇
行を効果的に抑制できる。
【0008】また、前記給送手段が、互いの間隔が2m
m以上(特に5mm以上)になるように、前記複数の感
光材料を幅方向に並べて、前記露光域に給送すること
が、給送中に互いに接してしまい、傷ついたり、カブリ
を発生させたり、重なった状態で露光されたりしにくい
ので、好ましい。
【0009】また、前記給送手段が、互いの間隔が40
mm以下になるように、前記複数の感光材料を幅方向に
並べて、前記露光域に給送することが、幅方向に並べて
給送された複数の感光材料をその後現像処理する場合、
現像ムラが生じにくいので、好ましい。
【0010】〔請求項2〕『前記給送手段が、前記複数
の送出手段により送出された複数の感光材料を幅方向に
寄せて、前記露光域に給送するものであることを特徴と
する請求項1に記載の感光材料露光装置。』 請求項2に記載の発明により、感光材料のロールを安定
的に収容でき安価である感光材料のロールよりも幅が随
分大きいマガジンで、感光材料のロールの互いの間隔が
50mm以下に幅方向に並べることができないようなマ
ガジンからでも、部品点数を1つの感光材料を露光する
だけの装置と略同等にしつつ、露光するための共通の部
材の大きさがあまり大きくならず、露光するための共通
の部材を安価で高精度のものにしやすい。
【0011】〔請求項3〕『感光材料のロールを収容
し、所定位置にセットされたマガジンから感光材料を各
々送出する複数の送出手段と、前記複数の送出手段によ
り送出された複数の感光材料を幅方向に並べて露光域に
給送する給送手段と、前記露光域に幅方向に並べて給送
された複数の感光材料を共通の部材で露光する露光手段
と、を有する感光材料露光装置において、前記給送手段
が、前記複数の送出手段により送出された複数の感光材
料を幅方向に寄せて、前記露光域に給送するものである
ことを特徴とする感光材料露光装置。』 請求項3に記載の発明により、露光域に幅方向に並べて
給送された複数の感光材料を共通の部材で露光すること
で、露光処理能力を高めつつ、部品点数を1つの感光材
料を露光するだけの装置と略同等にしつつ、送出された
複数の感光材料を幅方向に寄せて、露光域に給送するの
で、露光するための共通の部材の大きさがあまり大きく
ならず、露光するための共通の部材を安価で高精度のも
のにしやすい。
【0012】〔請求項4〕『前記複数の送出手段が送出
する感光材料のロールの位置が、前記幅方向に垂直な方
向に互いにずれた位置であることを特徴とする請求項1
に記載の感光材料露光装置。』 請求項4に記載の発明により、感光材料のロールを安定
的に収容でき安価である感光材料のロールよりも幅が随
分大きいマガジンで、感光材料のロールどうしの間隔が
50mm以下になるように、感光材料のロールどうしを
幅方向に並べることができないようなマガジンからで
も、複数の送出手段が送出する感光材料のロールの位置
が、前記幅方向に垂直な方向に互いにずれた位置であっ
て、露光域に、互いの間隔が50mm以下になるよう
に、給送するので、部品点数を1つの感光材料を露光す
るだけの装置と略同等にしつつ、露光するための共通の
部材の大きさがあまり大きくならず、露光するための共
通の部材を安価で高精度のものにしやすい。
【0013】〔請求項5〕『感光材料のロールを収容
し、所定位置にセットされたマガジンから感光材料を各
々送出する複数の送出手段と、前記複数の送出手段によ
り送出された複数の感光材料を幅方向に並べて露光域に
給送する給送手段と、前記露光域に幅方向に並べて給送
された複数の感光材料を共通の部材で露光する露光手段
と、を有する感光材料露光装置において、前記複数の送
出手段が送出する感光材料のロールの位置が、前記幅方
向に垂直な方向に互いにずれた位置で、前記幅方向に互
いに重複した位置であることを特徴とする感光材料露光
装置。』 請求項5に記載の発明により、感光材料のロールを安定
的に収容でき安価である感光材料のロールよりも幅が随
分大きいマガジンで、感光材料のロールどうしの間隔を
狭くして、感光材料のロールどうしを幅方向に並べるこ
とができないようなマガジンからでも、複数の送出手段
が送出する感光材料のロールの位置が、前記幅方向に垂
直な方向に互いにずれた位置で、前記幅方向に互いに重
複した位置であるので、感光材料の互いの間隔を狭く幅
方向に並べて給送でき、露光処理能力を高めつつ、部品
点数を1つの感光材料を露光するだけの装置と略同等に
しつつ、露光するための共通の部材の大きさがあまり大
きくならず、露光するための共通の部材を安価で高精度
のものにしやすい。
【0014】〔請求項6〕『前記複数の送出手段が送出
する感光材料のロールの位置が、互いに前記幅方向に並
んでおり、前記複数の送出手段が、互いの間隔が50m
m以下になるように、前記複数の感光材料を幅方向に並
べて、送出するものであることを特徴とする請求項1に
記載の感光材料露光装置。』 請求項6に記載の発明により、互いの間隔が50mm以
下になるように、前記複数の感光材料を幅方向に並べ
て、送出するので、簡単な構造の給送手段により、複数
の感光材料を露光域に、互いの間隔が50mm以下にな
るように、給送することができ、露光するための共通の
部材の大きさがあまり大きくならず、露光するための共
通の部材を安価で高精度のものにしやすい。
【0015】〔請求項7〕『感光材料のロールを収容
し、所定位置にセットされたマガジンから感光材料を各
々送出する複数の送出手段と、前記複数の送出手段によ
り送出された複数の感光材料を幅方向に並べて露光域に
給送する給送手段と、前記露光域に幅方向に並べて給送
された複数の感光材料を共通の部材で露光する露光手段
と、を有する感光材料露光装置において、前記複数の送
出手段が送出する感光材料のロールの位置が、互いに前
記幅方向に並んでおり、前記複数の送出手段が、互いの
間隔が50mm以下になるように、前記複数の感光材料
を幅方向に並べて、送出するものであることを特徴とす
る感光材料露光装置。』 請求項7に記載の発明により、露光域に幅方向に並べて
給送された複数の感光材料を共通の部材で露光すること
で、部品点数を1つの感光材料を露光するだけの装置と
略同等にしつつ、互いの間隔が50mm以下になるよう
に、前記複数の感光材料を幅方向に並べて、送出するの
で、簡単な構造の給送手段により、複数の感光材料を露
光域に、互いの間隔が50mm以下になるように、給送
することができ、複数の感光材料を露光域に、互いの間
隔が50mm以下になるように、給送するので、露光処
理能力を高めつつ、露光するための共通の部材の大きさ
があまり大きくならず、露光するための共通の部材を安
価で高精度のものにしやすい。
【0016】〔用語などの説明〕本発明における幅方向
とは、感光材料の面内の給送方向と垂直な方向である給
送幅方向のことである。また、互いの間隔が50mm以
下になるように、複数の感光材料を幅方向に並べると
は、隣接する感光材料の内側の端辺どおしの間隔が50
mm以下になるように、複数の感光材料を幅方向に並べ
ることを意味する。
【0017】露光域に幅方向に並べて給送された複数の
感光材料を共通の部材で露光する露光手段の共通の部材
は、露光域に幅方向に並べて給送された複数の感光材料
のそれぞれを少なくとも一部露光するものであればよい
が、露光域に幅方向に並べて給送された複数の感光材料
の全ての記録域を露光するものであることが好ましい。
【0018】なお、露光域に幅方向に並べて給送された
複数の感光材料の一部を露光するものである場合、他
に、複数の感光材料の少なくとも残部を露光する一又は
複数の部材が必要である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の具体例の幾つかの
例を実施形態として示すが、本発明はこれらに限定され
ない。また、実施形態には、用語等に対して断定的な表
現があるが、本発明の好ましい例を特定するもので、本
発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではな
い。
【0020】実施形態1 本実施形態の感光材料露光装置の概略平面図である図1
と、本実施形態の感光材料露光装置の概略正面図である
図2とに基づいて、本実施形態の感光材料露光装置につ
いて説明する。
【0021】第一ロールマガジン10及び第二ロールマ
ガジン20は、感光材料のロール15、25を暗室状態
で収容して運べる略直方体のロールマガジンである。そ
して、収容した感光材料のロール15、25を送出する
ための出入口である送出スリット13、23が第一ロー
ルマガジン10及び第二ロールマガジン20の内部を遮
光するように設けられており、この送出スリット13、
23から感光材料を送出する。送出スリット13、23
は、マガジンによらず底面から一定の高さの位置に、搬
送幅方向に垂直な断面が同じ断面であるように設けられ
ている。
【0022】また、第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20には、収容された感光材料のロール1
5、25から送出された感光材料の先端側を挟持する送
出ローラ対14、24が設けられており、この送出スリ
ット13、23から感光材料の先端側を送出できるよう
にしている。
【0023】また、第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20に収容された感光材料のロール15、
25を回転自在に保持する略円筒形状の保持軸12、2
2が第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジン2
0の内部に設けられている。
【0024】そして、保持軸12、22及び送出ローラ
対14、24を回転させることにより、送出スリット1
3、23から感光材料の先端側を送出する。そして、保
持軸12、22及び送出ローラ対14、24を、安価な
材料で十分な強度で安定して保持されるために、第一ロ
ールマガジン10及び第二ロールマガジン20は、その
外壁の幅方向の最外端と感光材料のロール15、25の
幅方向の最外端との幅方向の間隔WAが50mm程度に
なっている。
【0025】送出部30は、感光材料のロール15を収
容した第一ロールマガジン10及び感光材料のロール2
5を収容した第二ロールマガジン20を所定位置にセッ
トし、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジン
20の各々から各々の感光材料を送出する部分である。
【0026】また、送出部30の底は平面であり、送出
部30の所定高さに送出口37、38が設けられてお
り、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジン2
0の送出スリット13、23を送出口37、38に挿入
することで、送出口37、38から内部を遮光状態にす
る。送出スリット13、23の高さは同じであり、第一
ロールマガジン10及び第二ロールマガジン20の送出
スリット13、23から送出される感光材料は同一平面
上に送出されるので、給送機構を簡単に小型に安価にで
きる。
【0027】また、送出部30の入口を開閉する開閉扉
35が設けられている。そして、この開閉扉35は、送
出部30の入口の上方の蝶番で送出部30の入口を開閉
するもので、開くと送出部30に第一ロールマガジン1
0及び第二ロールマガジン20をセットしたり取りだし
たりでき、閉じると送出部30の内部を遮光状態にす
る。
【0028】また、第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20の送出スリット13、23から送出さ
れる感光材料と略同一高さの給送路に沿って、感光材料
を露光部70に給送するように、給送部40と給送搬送
部60とが設けられている。
【0029】給送部40には、第一ロールマガジン10
の送出スリット13から送出される感光材料を第一寄せ
給送体50に給送するための給送ローラ対43、44、
第二ロールマガジン20の送出スリット23から送出さ
れる感光材料を第二寄せ給送体55に給送するための給
送ローラ対41、42、第一ロールマガジン10の送出
スリット13から送出される感光材料及び第二ロールマ
ガジン20の送出スリット23から送出される感光材料
を同時に切断するカッタ45、給送ローラ対43、44
から給送された感光材料をカッタ45が切断した後に搬
送幅方向に寄せるための第一寄せ給送体50、給送ロー
ラ対41、42から給送された感光材料をカッタ45が
切断した後に搬送幅方向に寄せるための第二寄せ給送体
55、並びに、第一寄せ給送体50及び第二寄せ給送体
55を所定位置から互いに寄せたり、所定位置に戻した
りするためのモータ46及び回転軸47が設けられてい
る。
【0030】そして、カッタ45が給送ローラ対41〜
44により給送された感光材料を幅方向に切断する。こ
のカッタ45は、給送ローラ対41〜44により複数の
感光材料が搬送幅方向に並べて給送された場合でも、給
送された複数の感光材料を同時に切断するように、1つ
だけ設けられている。
【0031】そして、モータ46は、第一寄せ給送体5
0及び第二寄せ給送体55を所定位置から互いに寄せた
り、所定位置に戻したりすることができるように、正逆
回転ができ、また、回転軸47は、第一寄せ給送体50
と第二寄せ給送体55とで、ねじの切られている方向が
逆になっており、第一寄せ給送体50及び第二寄せ給送
体55にも対応してねじが切られていて、モータ46の
回転方向によって、所定位置から互いに寄せたり、所定
位置に戻ったりする。
【0032】そして、第一寄せ給送体50には、給送ロ
ーラ対43、44から給送された感光材料を給送する給
送ローラ対52、54と、この給送ローラ対52、54
を回転駆動させるための駆動モータ51と、駆動用ベル
ト53とが設けられている。また、第二寄せ給送体55
には、給送ローラ対41、42から給送された感光材料
を給送する給送ローラ対57、58と、この給送ローラ
対57、58を回転駆動させるための駆動モータ56
と、駆動用ベルト58とが設けられている。
【0033】そして、給送ローラ対43、44から給送
された感光材料及び給送ローラ対41、42から給送さ
れた感光材料をカッタ45が切断した後に、これら感光
材料を給送する第一寄せ給送体50及び第二寄せ給送体
55が、互いに寄せられ、給送搬送部60に、これら感
光材料の幅方向の間隔WCが5mm以上30mm以下と
なるようにこれら感光材料を並べて給送する。なお、感
光材料の幅方向の間隔WCは、隣接する感光材料の内側
の端辺どおしの間隔である。
【0034】これにより、後工程で、並んで搬送される
感光材料どうしが接触して傷付いたりカブリを発生させ
たりすることを良好に抑制でき、また、現像処理部80
で、現像ムラが生じにくく、また、各搬送ローラ対の感
光材料を挟持していない間隔が短くなるので、各搬送ロ
ーラ対の中央部と両端部での搬送力の差を小さくでき、
感光材料の蛇行や斜行を良好に防止でき、好ましい。そ
して、特に、10mm程度の間隔を空けて並べて給送す
ることが好ましい。
【0035】そして、給送搬送部60が、給送部40か
ら給送され、切断された感光材料を搬送する。そして、
給送搬送部60は、給送部40から給送された感光材料
をその幅方向の位置のまま搬送する。また、この給送搬
送部60は、送出部30から給送部40により給送され
た感光材料を全て単一に搬送するように設けられた搬送
ローラ対61〜65、検出センサ66、68及びアキュ
ーム用可倒板69からなっている。そして、これら搬送
ローラ対61〜65は、何れも、幅方向に単一の搬送ロ
ーラ対であり、感光材料に直に接して搬送駆動する幅方
向に単一の搬送駆動ローラと、感光材料に直に接して回
転する幅方向に単一の搬送従動ローラとからなってい
る。なお、搬送ローラ対61は円筒形のローラ、搬送ロ
ーラ対62〜65は溝ローラである。また、検出センサ
66、68は、感光材料の通過を検出する。
【0036】そして、この給送搬送部60により搬送さ
れている感光材料に、出力画像データに基づき出力画像
を露光する露光部70が設けられている。そして、露光
部70には、搬送ローラ対62及び搬送ローラ対63の
間に青色光露光ヘッド71と、搬送ローラ対63及び搬
送ローラ対64の間に緑色光露光ヘッド72と、搬送ロ
ーラ対64及び搬送ローラ対65の間に赤色光露光ヘッ
ド73とが幅方向に平行に並べられて設けられている。
そして、これら青色光露光ヘッド71と緑色光露光ヘッ
ド72と赤色光露光ヘッド73とを所定の位置に所定の
向きに保持する保持部材74が設けられている。
【0037】そして、露光部70のこれら青色光露光ヘ
ッド71と緑色光露光ヘッド72と赤色光露光ヘッド7
3とは、給送搬送部60により搬送されている感光材料
であればどのような幅方向の位置であろうともその感光
材料の幅方向の全域を露光できるように、少なくとも給
送搬送部60により搬送できる最大幅の感光材料の幅を
越えた幅を有し、給送搬送部60により複数の感光材料
を幅方向に並べて搬送する場合の何れの場合であって
も、給送搬送部60により搬送されている感光材料の幅
方向全域を露光できるように、設けられている。
【0038】また、露光部70のこれら青色光露光ヘッ
ド71と緑色光露光ヘッド72は、複数の発光部が給送
搬送部60の給送方向と直交する方向に2列の直線上に
点線状に配列されたVFPH(蛍光プリントヘッド)で
あり、露光部70の赤色光露光ヘッド73は、複数の発
光部が給送搬送部60の給送方向と直交する方向に1列
の直線上に点線状に配列されたLEDアレイ(発光ダイ
オードアレイ)である。
【0039】次に、本実施形態の感光材料露光装置の作
用について説明する。先ず、送出部30及び給送部40
の作用について説明する。
【0040】給送ローラ対41〜44は、給送時には所
定の押圧力で感光材料を挟持して給送し、第一ロールマ
ガジン10又は第二ロールマガジン20のセット・交換
時は、下ローラの上に自重で上ローラが乗っているだけ
の状態になる。
【0041】そして、第一ロールマガジン10及び第二
ロールマガジン20は、送出スリット13、23から感
光材料の先端が突き出た状態でユーザに供給される。そ
して、送出部30に第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20をセットする際や交換する際に、感光
材料の先端を送出口37、38から給送ローラ対41〜
44の間に押し込む。そして、送出部30に第一ロール
マガジン10及び第二ロールマガジン20をセットや交
換が終わると、給送ローラ対41〜44は、押し込まれ
た感光材料を所定の押圧力で挟持する。
【0042】この際、第一ロールマガジン10及び第二
ロールマガジン20の送出スリット13、23が送出部
30の送出口37、38にセットされて、送出部30
に、感光材料のロール25を収容した第一ロールマガジ
ン10及び第二ロールマガジン20を所定位置にセット
する。
【0043】そして、給送部40の給送ローラ対41〜
44が、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジ
ン20から感光材料を給送する。そして、第一寄せ給送
体50及び第二寄せ給送体55の給送ローラ52、5
4、57、59が給送された感光材料を受け、カッタ4
5からプリントサイズに応じた所定の長さ送った所で、
給送部40の給送ローラ対41〜44、並びに、第一寄
せ給送体50及び第二寄せ給送体55の給送ローラ対5
2、54、57、59が、停止する。そして、カッタ4
5、が作動して感光材料を切断する。
【0044】そして、切断された感光材料は、給送ロー
ラ対42、44から離れるまで給送され、第一寄せ給送
体50及び第二寄せ給送体55を互いに寄せる。この際
に第一寄せ給送体50及び第二寄せ給送体55が互いに
寄る距離ΔWは、送出部30にセットされている第一ロ
ールマガジン10及び第二ロールマガジン20の最内端
どうしの間隔WBと、第一ロールマガジン10及び第二
ロールマガジン20の外壁と収容している感光材料のロ
ールとの間隔WAとの和から給送搬送部60に幅方向に
並べて給送される感光材料の間隔WCを引いた距離であ
る。すなわち、以下の式を満たす。
【0045】ΔW=WB+2×WA+WC 例えば、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジ
ン20の外壁と収容している感光材料のロールとの間隔
WAが50mm、第一ロールマガジン10及び第二ロー
ルマガジン20の最内端どうしの間隔WBが200m
m、給送搬送部60に幅方向に並べて給送される感光材
料の間隔WCが10mmの場合、第一寄せ給送体50及
び第二寄せ給送体55が互いに寄る距離ΔWは290m
mになる。そして、第一寄せ給送体50及び第二寄せ給
送体55は、それぞれ、この距離ΔWの半分の距離だ
け、移動する。
【0046】なお、第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20に収容されている感光材料のロール1
5、25の幅によって、第一寄せ給送体50及び第二寄
せ給送体55が移動する距離を調整することによって、
給送搬送部60に幅方向に並べて給送される感光材料の
間隔を、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジ
ン20に収容されている感光材料のロール15、25の
幅に依らず、一定にしたり、感光材料のロール15、2
5の幅に応じた距離にしたりできる。
【0047】そして、第一寄せ給送体50及び第二寄せ
給送体55の給送ローラ対52、54、57、59から
搬送ローラ対61に感光材料が高速に給送される。そし
て、その時間経過後、搬送ローラ対61が感光材料の先
端が搬送ローラ対62に到達しない一定量だけ回転し、
また、アキューム用可倒板69が下方に開かれる。そし
て、給送ローラ対54、59から感光材料が離れると、
搬送ローラ対61から感光材料が垂れ下がった状態にな
る。そして、搬送ローラ対61〜65が、所定の搬送速
度で、これら感光材料を搬送する。露光部70が、所定
の搬送速度で搬送されている感光材料を露光する。
【0048】また、その間に、第一寄せ給送体50及び
第二寄せ給送体55は、所定の位置に戻る。
【0049】そして、給送搬送部60は、露光された感
光材料を現像処理部80の方向に搬送し、図示しない現
像処理部80で現像処理して、プリントを得る。
【0050】なお、本実施形態では、1つのカッタ45
で、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジンか
ら送出された感光材料をともに、同時に切断するが、第
一ロールマガジン10及び第二ロールマガジンの各々毎
にカッタを設け、それぞれ別々の効率的なタイミングで
切断するようにしてもよい。
【0051】実施形態2 本実施形態の感光材料露光装置の概略平面図である図3
と、本実施形態の感光材料露光装置の概略正面図である
図4とに基づいて、本実施形態の感光材料露光装置につ
いて説明する。
【0052】第一ロールマガジン10及び第二ロールマ
ガジン20は、感光材料のロール15、25を暗室状態
で収容して運べる略直方体のロールマガジンである。そ
して、収容した感光材料のロール15、25を送出する
ための出入口である送出スリット13、23が第一ロー
ルマガジン10及び第二ロールマガジン20の内部を遮
光するように設けられており、この送出スリット13、
23から感光材料を送出する。送出スリット13、23
は、マガジンによらず底面から一定の高さの位置に、搬
送幅方向に垂直な断面が同じ断面であるように設けられ
ている。
【0053】また、第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20には、収容された感光材料のロール1
5、25から送出された感光材料の先端側を挟持する送
出ローラ対14、24が設けられており、この送出スリ
ット13、23から感光材料の先端側を送出できるよう
にしている。
【0054】また、第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20に収容された感光材料のロール15、
25を回転自在に保持する略円筒形状の保持軸12、2
2が第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジン2
0の内部に設けられている。
【0055】そして、保持軸12、22及び送出ローラ
対14、24を回転させることにより、送出スリット1
3、23から感光材料の先端側を送出する。そして、保
持軸12、22及び送出ローラ対14、24を、安価な
材料で十分な強度で安定して保持されるために、第一ロ
ールマガジン10及び第二ロールマガジン20の外壁と
感光材料のロール15、25との幅方向の間隔WAが3
0mmである。
【0056】送出部30は、感光材料のロール15を収
容した第一ロールマガジン10及び感光材料のロール2
5を収容した第二ロールマガジン20を所定位置にセッ
トし、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジン
20の各々から各々の感光材料を送出する部分である。
【0057】また、送出部30の底は平面であり、送出
部30の所定高さに送出口37、38が設けられてお
り、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジン2
0の送出スリット13、23を送出口37、38に挿入
することで、送出口37、38から内部を遮光状態にす
る。送出スリット13、23の高さは同じであり、第一
ロールマガジン10及び第二ロールマガジン20の送出
スリット13、23から送出される感光材料は同一平面
上に送出されるので、給送機構を簡単に小型に安価にで
きる。
【0058】なお、図4と相違して、送出部30の底
を、第一ロールマガジン10をセットする位置を第二ロ
ールマガジン20をセットする位置より、第一ロールマ
ガジン10及び第二ロールマガジン20の送出スリット
13、23から最高端までの高さを越える高さだけ高く
し、カッタ45の手前で、送出する感光材料の高さを合
わせてもよい。
【0059】これにより、第一ロールマガジン10から
送出された感光材料が第二ロールマガジン20と接触す
ることを回避でき、搬送給送部60に幅方向に並べて給
送される複数の感光材料の間隔をより狭くすることがで
きる。
【0060】そして、第一ロールマガジン10をセット
する位置は、第二ロールマガジン20をセットする位置
と比べて、露光部70から給送方向に離れた位置にずれ
ており、また、セットされた第一ロールマガジン10及
び第二ロールマガジン20は、距離WDだけ幅方向に互
いに重複する位置になる。
【0061】また、送出部30の入口を開閉する開閉扉
35が設けられている。そして、この開閉扉35は、送
出部30の入口の上方の蝶番で送出部30の入口を開閉
するもので、開くと送出部30に第一ロールマガジン1
0をセットしたり取りだしたりできる。
【0062】また、送出部30の入口を開閉する開閉扉
36が設けられている。そして、この開閉扉36は、送
出部30の上方の蝶番で送出部30の上方を開閉するも
ので、開くと送出部30に第二ロールマガジン20をセ
ットしたり取りだしたりできる。
【0063】そして、開閉扉35、36共に閉じると、
送出部30の内部を遮光状態にする。
【0064】また、第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20の送出スリット13、23から送出さ
れる感光材料と略同一高さの給送路に沿って、感光材料
を露光部70に給送するように、給送部40と給送搬送
部60とが設けられている。
【0065】給送部40には、第一ロールマガジン10
の送出スリット13から送出される感光材料を給送ロー
ラ対43、44に給送するための渡し給送部39と、渡
し給送部39から給送された感光材料を給送搬送部60
に給送するための給送ローラ対43、44、第二ロール
マガジン20の送出スリット23から送出される感光材
料を給送搬送部60に給送するための給送ローラ対4
1、42、並びに、第一ロールマガジン10の送出スリ
ット13から送出される感光材料及び第二ロールマガジ
ン20の送出スリット23から送出される感光材料を同
時に切断するカッタ45、が設けられている。
【0066】渡し給送部39は、給送ローラ対とガイド
とからなっており、感光材料を幅方向の位置はそのまま
に、給送方向に給送する。
【0067】そして、カッタ45が給送ローラ対41〜
44により給送された感光材料を幅方向に切断する。こ
のカッタ45は、給送ローラ対41〜44により複数の
感光材料が搬送幅方向に並べて給送された場合でも、給
送された複数の感光材料を同時に切断するように、1つ
だけ設けられている。
【0068】そして、給送搬送部60が、給送部40か
ら給送され、切断された感光材料を搬送する。そして、
給送搬送部60は、給送部40から給送された感光材料
をその幅方向の位置のまま搬送する。また、この給送搬
送部60は、送出部30から給送部40により給送され
た感光材料を全て単一に搬送するように設けられた搬送
ローラ対61〜65、検出センサ66、68及びアキュ
ーム用可倒板69からなっている。そして、これら搬送
ローラ対61〜65は、何れも、幅方向に単一の搬送ロ
ーラ対であり、感光材料に直に接して搬送駆動する幅方
向に単一の搬送駆動ローラと、感光材料に直に接して回
転する幅方向に単一の搬送従動ローラとからなってい
る。なお、搬送ローラ対61は円筒形のローラ、搬送ロ
ーラ対62〜65は溝ローラである。また、検出センサ
66、68は、感光材料の通過を検出する。
【0069】そして、この給送搬送部60により搬送さ
れている感光材料に、出力画像データに基づき出力画像
を露光する露光部70が設けられている。そして、露光
部70には、搬送ローラ対62及び搬送ローラ対63の
間に青色光露光ヘッド71と、搬送ローラ対63及び搬
送ローラ対64の間に緑色光露光ヘッド72と、搬送ロ
ーラ対64及び搬送ローラ対65の間に赤色光露光ヘッ
ド73とが幅方向に平行に並べられて設けられている。
そして、これら青色光露光ヘッド71と緑色光露光ヘッ
ド72と赤色光露光ヘッド73とを所定の位置に所定の
向きに保持する保持部材74が設けられている。
【0070】そして、露光部70のこれら青色光露光ヘ
ッド71と緑色光露光ヘッド72と赤色光露光ヘッド7
3とは、給送搬送部60により搬送されている感光材料
であればどのような幅方向の位置であろうともその感光
材料の幅方向の全域を露光できるように、少なくとも給
送搬送部60により搬送できる最大幅の感光材料の幅を
越えた幅を有し、給送搬送部60により複数の感光材料
を幅方向に並べて搬送する場合の何れの場合であって
も、給送搬送部60により搬送されている感光材料の幅
方向全域を露光できるように、設けられている。
【0071】また、露光部70のこれら青色光露光ヘッ
ド71と緑色光露光ヘッド72は、複数の発光部が給送
搬送部60の給送方向と直交する方向に2列の直線上に
点線状に配列されたVFPH(蛍光プリントヘッド)で
あり、露光部70の赤色光露光ヘッド73は、複数の発
光部が給送搬送部60の給送方向と直交する方向に1列
の直線上に点線状に配列されたLEDアレイ(発光ダイ
オードアレイ)である。
【0072】なお、第一ロールマガジン10と第二ロー
ルマガジン20とが幅方向の距離WDだけ互いに重複す
る位置にあり、給送部40も給送搬送部60も感光材料
を幅方向の位置を変えずに、給送方向に移動させるの
で、給送搬送部60で幅方向に並らべられる感光材料の
間隔WCは、第一ロールマガジン10及び第二ロールマ
ガジン20の外壁と収容している感光材料のロール1
5、25との間隔WAと、以下の式を満たす。
【0073】WC=2×WA−WD 例えば、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジ
ン20の外壁と収容している感光材料のロールとの間隔
WAが30mm、第一ロールマガジン10と第二ロール
マガジン20とが互いに重複する幅方向の距離WDが2
0mm、給送搬送部60に幅方向に並べて給送される感
光材料の間隔WCが40mmである例が挙げられる。
【0074】次に、本実施形態の感光材料露光装置の作
用について説明する。先ず、送出部30及び給送部40
の作用について説明する。
【0075】渡し給送部39の給送ローラ対と給送ロー
ラ対41〜44は、給送時には所定の押圧力で感光材料
を挟持して給送し、第一ロールマガジン10又は第二ロ
ールマガジン20のセット・交換時は、下ローラの上に
自重で上ローラが乗っているだけの状態になる。
【0076】そして、第一ロールマガジン10及び第二
ロールマガジン20は、送出スリット13、23から感
光材料の先端が突き出た状態でユーザに供給される。そ
して、送出部30に第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20をセットする際や交換する際に、感光
材料の先端を送出口37、38から渡し給送部39の給
送ローラ対又は給送ローラ対41、42の間に押し込
む。そして、送出部30に第一ロールマガジン10及び
第二ロールマガジン20をセットや交換が終わると、渡
し給送部39の給送ローラ対及び給送ローラ対41〜4
4は、押し込まれた感光材料を所定の押圧力で挟持す
る。
【0077】この際、第一ロールマガジン10及び第二
ロールマガジン20の送出スリット13、23が送出部
30の送出口37、38にセットされて、送出部30
に、感光材料のロール15、25を収容した第一ロール
マガジン10及び第二ロールマガジン20を所定位置に
セットする。
【0078】そして、給送部40の給送ローラ対41〜
44が、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジ
ン20から感光材料を給送する。そして、給送ローラ対
41〜44から搬送ローラ対61に感光材料が給送さ
れ、搬送ローラ対61が感光材料の先端が搬送ローラ対
62に到達しない一定量だけ回転した後、アキューム用
可倒板69が下方に開かれ、搬送ローラ対61が停止す
る。そして、給送部40の給送ローラ対41〜44が、
カッタ45からプリントサイズに応じた所定の長さ送っ
た所で、停止する。この際、感光材料は、給送ローラ対
42、44及び搬送ローラ対61の間で、撓むことにな
る。そして、カッタ45が作動して感光材料を切断す
る。
【0079】そして、給送ローラ対42、44及び搬送
ローラ対61〜65が、所定の搬送速度で、これら感光
材料を搬送する。露光部70が、所定の搬送速度で搬送
されている感光材料を露光する。
【0080】そして、給送搬送部60は、露光された感
光材料を現像処理部80の方向に搬送し、図示しない現
像処理部80で現像処理して、プリントを得る。
【0081】なお、本実施形態では、1つのカッタ45
で、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジンか
ら送出された感光材料をともに、同時に切断するが、第
一ロールマガジン10及び第二ロールマガジンの各々毎
にカッタを設け、それぞれ別々の効率的なタイミングで
切断するようにしてもよい。
【0082】実施形態3 本実施形態の感光材料露光装置の概略平面図である図5
と、本実施形態の感光材料露光装置の概略正面図である
図6とに基づいて、本実施形態の感光材料露光装置につ
いて説明する。
【0083】第一ロールマガジン10及び第二ロールマ
ガジン20は、感光材料のロール15、25を暗室状態
で収容して運べる略直方体のロールマガジンである。そ
して、収容した感光材料のロール15、25を送出する
ための出入口である送出スリット13、23が第一ロー
ルマガジン10及び第二ロールマガジン20の内部を遮
光するように設けられており、この送出スリット13、
23から感光材料を送出する。送出スリット13、23
は、マガジンによらず底面から一定の高さの位置に、搬
送幅方向に垂直な断面が同じ断面であるように設けられ
ている。
【0084】また、第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20には、収容された感光材料のロール1
5、25から送出された感光材料の先端側を挟持する送
出ローラ対14、24が設けられており、この送出スリ
ット13、23から感光材料の先端側を送出できるよう
にしている。
【0085】また、第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20に収容された感光材料のロール15、
25を回転自在に保持する略円筒形状の保持軸12、2
2が第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジン2
0の内部に設けられている。
【0086】そして、保持軸12、22及び送出ローラ
対14、24を回転させることにより、送出スリット1
3、23から感光材料の先端側を送出する。そして、保
持軸12、22及び送出ローラ対14、24を、安価な
材料で十分な強度で安定して保持されるために、第一ロ
ールマガジン10及び第二ロールマガジン20の外壁と
感光材料のロール15、25との幅方向の間隔WAが5
0mmである。
【0087】送出部30は、感光材料のロール15を収
容した第一ロールマガジン10及び感光材料のロール2
5を収容した第二ロールマガジン20を所定位置にセッ
トし、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジン
20の各々から各々の感光材料を送出する部分である。
【0088】また、送出部30の底は複数あり、各々の
底は平面であり、送出部30の所定高さに送出口37、
38が設けられており、第一ロールマガジン10及び第
二ロールマガジン20の送出スリット13、23を送出
口37、38に挿入することで、送出口37、38から
内部を遮光状態にする。
【0089】そして、第一ロールマガジン10をセット
する位置は、第二ロールマガジン20をセットする位置
と比べて、露光部70から幅方向及び給送方向に垂直な
方向に離れた位置にずれており、また、セットされた第
一ロールマガジン10及び第二ロールマガジン20は、
距離WEだけ幅方向に互いに重複する位置になる。
【0090】また、送出部30の第一ロールマガジン1
0の入口を開閉する開閉扉35が設けられている。そし
て、この開閉扉35は、送出部30の第一ロールマガジ
ン10の入口の上方の蝶番で送出部30の第一ロールマ
ガジン10の入口を開閉するもので、開くと送出部30
に第一ロールマガジン10をセットしたり取りだしたり
できる。そして、開閉扉35を閉じると、送出部30の
第一ロールマガジン10側の内部を遮光状態にする。。
【0091】また、送出部30の第二ロールマガジン2
0の入口を開閉する開閉扉36が設けられている。そし
て、この開閉扉36は、送出部30の第二ロールマガジ
ン20の入口の上方の蝶番で送出部30の第二ロールマ
ガジン20の入口を開閉するもので、開くと送出部30
に第二ロールマガジン20をセットしたり取りだしたり
できる。そして、開閉扉36を閉じると、送出部30の
第二ロールマガジン20側の内部を遮光状態にする。
【0092】また、第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20の送出スリット13、23から送出さ
れる感光材料を、所定の給送路に沿って、露光部70に
給送するように、給送部40と給送搬送部60とが設け
られている。
【0093】給送部40には、第一ロールマガジン10
の送出スリット13から送出される感光材料を給送搬送
部60に給送するための給送ローラ対43、44と、第
二ロールマガジン20の送出スリット23から送出され
た感光材料を給送するための給送ローラ対41、42
と、給送ローラ対41、42から給送された感光材料を
に給送搬送部60に給送するための渡し給送部90と、
第一ロールマガジン10の送出スリット13から送出さ
れる感光材料を切断するカッタ45と、第二ロールマガ
ジン20の送出スリット23から送出される感光材料を
同時に切断するカッタ94と、が設けられている。
【0094】渡し給送部90は、多数の給送ローラ対と
ガイドとからなっており、感光材料を幅方向の位置はそ
のままに、幅方向及び給送方向に垂直な方向に給送す
る。
【0095】そして、カッタ45が給送ローラ対43、
44により給送された感光材料を幅方向に切断する。ま
た、カッタ94が給送ローラ対41、42により給送さ
れた感光材料を幅方向に切断する。
【0096】そして、給送搬送部60が、給送部40か
ら給送され、切断された感光材料を搬送する。そして、
給送搬送部60は、給送部40から給送された感光材料
をその幅方向の位置のまま搬送する。また、この給送搬
送部60は、送出部30から給送部40により給送され
た感光材料を全て単一に搬送するように設けられた搬送
ローラ対61〜65、検出センサ66、68及びアキュ
ーム用可倒板69からなっている。そして、これら搬送
ローラ対61〜65は、何れも、幅方向に単一の搬送ロ
ーラ対であり、感光材料に直に接して搬送駆動する幅方
向に単一の搬送駆動ローラと、感光材料に直に接して回
転する幅方向に単一の搬送従動ローラとからなってい
る。なお、搬送ローラ対61は円筒形のローラ、搬送ロ
ーラ対62〜65は溝ローラである。また、検出センサ
66、68は、感光材料の通過を検出する。
【0097】そして、この給送搬送部60により搬送さ
れている感光材料に、出力画像データに基づき出力画像
を露光する露光部70が設けられている。そして、露光
部70には、搬送ローラ対62及び搬送ローラ対63の
間に青色光露光ヘッド71と、搬送ローラ対63及び搬
送ローラ対64の間に緑色光露光ヘッド72と、搬送ロ
ーラ対64及び搬送ローラ対65の間に赤色光露光ヘッ
ド73とが幅方向に平行に並べられて設けられている。
そして、これら青色光露光ヘッド71と緑色光露光ヘッ
ド72と赤色光露光ヘッド73とを所定の位置に所定の
向きに保持する保持部材74が設けられている。
【0098】そして、露光部70のこれら青色光露光ヘ
ッド71と緑色光露光ヘッド72と赤色光露光ヘッド7
3とは、給送搬送部60により搬送されている感光材料
であればどのような幅方向の位置であろうともその感光
材料の幅方向の全域を露光できるように、少なくとも給
送搬送部60により搬送できる最大幅の感光材料の幅を
越えた幅を有し、給送搬送部60により複数の感光材料
を幅方向に並べて搬送する場合の何れの場合であって
も、給送搬送部60により搬送されている感光材料の幅
方向全域を露光できるように、設けられている。
【0099】また、露光部70のこれら青色光露光ヘッ
ド71と緑色光露光ヘッド72は、複数の発光部が給送
搬送部60の給送方向と直交する方向に2列の直線上に
点線状に配列されたVFPH(蛍光プリントヘッド)で
あり、露光部70の赤色光露光ヘッド73は、複数の発
光部が給送搬送部60の給送方向と直交する方向に1列
の直線上に点線状に配列されたLEDアレイ(発光ダイ
オードアレイ)である。
【0100】なお、第一ロールマガジン10と第二ロー
ルマガジン20とは、幅方向に距離WEだけ重複する位
置にあり、給送部40も給送搬送部60も感光材料を幅
方向の位置を変えずに、給送方向に移動させるので、給
送搬送部60で幅方向に並らべられる感光材料の間隔W
Cは、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジン
20の外壁と収容している感光材料のロール15、25
との間隔WAと、以下の式を満たす。
【0101】WC=2×WA−WE 例えば、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジ
ン20の外壁と収容している感光材料のロールとの間隔
WAが50mm、第一ロールマガジン10と第二ロール
マガジン20とが互いに重複する幅方向の距離WEが7
0mm、給送搬送部60に幅方向に並べて給送される感
光材料の間隔WCが30mmである例が挙げられる。
【0102】次に、本実施形態の感光材料露光装置の作
用について説明する。先ず、送出部30及び給送部40
の作用について説明する。
【0103】渡し給送部39の給送ローラ対と給送ロー
ラ対41〜44は、給送時には所定の押圧力で感光材料
を挟持して給送し、第一ロールマガジン10又は第二ロ
ールマガジン20のセット・交換時は、下ローラの上に
自重で上ローラが乗っているだけの状態になる。
【0104】そして、第一ロールマガジン10及び第二
ロールマガジン20は、送出スリット13、23から感
光材料の先端が突き出た状態でユーザに供給される。そ
して、送出部30に第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20をセットする際や交換する際に、感光
材料の先端を送出口37、38から渡し給送部39の給
送ローラ対又は給送ローラ対41、42の間に押し込
む。そして、送出部30に第一ロールマガジン10及び
第二ロールマガジン20をセットや交換が終わると、渡
し給送部39の給送ローラ対及び給送ローラ対41〜4
4は、押し込まれた感光材料を所定の押圧力で挟持す
る。
【0105】この際、第一ロールマガジン10及び第二
ロールマガジン20の送出スリット13、23が送出部
30の送出口37、38にセットされて、送出部30
に、感光材料のロール15、25を収容した第一ロール
マガジン10及び第二ロールマガジン20を所定位置に
セットする。
【0106】そして、給送部40の給送ローラ対41〜
44が、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジ
ン20から感光材料を給送する。そして、給送ローラ対
43、44から搬送ローラ対61に感光材料が給送さ
れ、搬送ローラ対61が感光材料の先端が搬送ローラ対
62に到達しない一定量だけ回転した後、アキューム用
可倒板69が下方に開かれ、搬送ローラ対61が停止す
る。そして、給送部40の給送ローラ対43、44が、
カッタ45からプリントサイズに応じた所定の長さ送っ
た所で、停止する。この際、感光材料は、給送ローラ対
44及び搬送ローラ対61の間で、撓むことになる。ま
た、給送部40の給送ローラ対41、42が、カッタ9
4からプリントサイズに応じた所定の長さ送った所で、
停止する。この際、感光材料は、給送ローラ対42から
渡し給送部90に給送されたことになる。そして、カッ
タ45が作動して感光材料を切断する。
【0107】そして、給送ローラ対42、44、渡し給
送部90及び搬送ローラ対61〜65が、所定の搬送速
度で、これら感光材料を搬送する。露光部70が、所定
の搬送速度で搬送されている感光材料を露光する。
【0108】そして、給送搬送部60は、露光された感
光材料を現像処理部80の方向に搬送し、図示しない現
像処理部80で現像処理して、プリントを得る。
【0109】なお、本実施形態では、第一ロールマガジ
ン10及び第二ロールマガジン20がともに水平に配置
されたが、第一ロールマガジン10から感光材料が送出
される方向と、第二ロールマガジン20から感光材料が
送出される方向とが、互いに交差する方向となるように
第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジン20を
傾けて配置してもよい。
【0110】実施形態4 本実施形態の感光材料露光装置の概略平面図である図7
と、本実施形態の感光材料露光装置の概略正面図である
図8とに基づいて、本実施形態の感光材料露光装置につ
いて説明する。
【0111】第一ロールマガジン10及び第二ロールマ
ガジン20は、感光材料のロール15、25を暗室状態
で収容して運べる略直方体のロールマガジンである。そ
して、収容した感光材料のロール15、25を送出する
ための出入口である送出スリット13、23が第一ロー
ルマガジン10及び第二ロールマガジン20の内部を遮
光するように設けられており、この送出スリット13、
23から感光材料を送出する。送出スリット13、23
は、マガジンによらず底面から一定の高さの位置に、搬
送幅方向に垂直な断面が同じ断面であるように設けられ
ている。
【0112】また、第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20には、収容された感光材料のロール1
5、25から送出された感光材料の先端側を挟持する送
出ローラ対14、24が設けられており、この送出スリ
ット13、23から感光材料の先端側を送出できるよう
にしている。
【0113】また、第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20に収容された感光材料のロール15、
25を回転自在に保持する略円筒形状の保持軸12、2
2が第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジン2
0の内部に設けられている。
【0114】そして、保持軸12、22及び送出ローラ
対14、24を回転させることにより、送出スリット1
3、23から感光材料の先端側を送出する。そして、保
持軸12、22及び送出ローラ対14、24を、安価な
材料で十分な強度で安定して保持されるために、第一ロ
ールマガジン10及び第二ロールマガジン20の送出部
30にセットされたときの外側の外壁と感光材料のロー
ル15、25との幅方向の間隔WAが50mm程度あ
る。これに対して、保持軸12、22及び送出ローラ対
14、24を、十分な強度で安定して保持されるため
に、強度材料を用いたり、特殊な構造にして、送出部3
0にセットされたときの第一ロールマガジン10及び第
二ロールマガジン20の間側の外壁の最外端と感光材料
のロール15、25の最外端との幅方向の間隔WFを2
0mm程度にする。
【0115】送出部30は、感光材料のロール15を収
容した第一ロールマガジン10及び感光材料のロール2
5を収容した第二ロールマガジン20を所定位置にセッ
トし、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジン
20の各々から各々の感光材料を送出する部分である。
【0116】また、送出部30の底は平面であり、送出
部30の所定高さに送出口37、38が設けられてお
り、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジン2
0の送出スリット13、23を送出口37、38に挿入
することで、送出口37、38から内部を遮光状態にす
る。送出スリット13、23の高さは同じであり、第一
ロールマガジン10及び第二ロールマガジン20の送出
スリット13、23から送出される感光材料は同一平面
上に送出されるので、給送機構を簡単に小型に安価にで
きる。
【0117】そして、第一ロールマガジン10をセット
する位置は、第二ロールマガジン20をセットする位置
と比べて、露光部70から給送方向に離れた位置にずれ
ており、また、セットされた第一ロールマガジン10及
び第二ロールマガジン20は、距離WDだけ幅方向に互
いに重複する位置になる。
【0118】また、送出部30の入口を開閉する開閉扉
35が設けられている。そして、この開閉扉35は、送
出部30の入口の上方の蝶番で送出部30の入口を開閉
するもので、開くと送出部30に第一ロールマガジン1
0及び第二ロールマガジン20をセットしたり取りだし
たりできる。そして、開閉扉35を閉じると、送出部3
0の内部を遮光状態にする。
【0119】また、第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20の送出スリット13、23から送出さ
れる感光材料と略同一高さの給送路に沿って、感光材料
を露光部70に給送するように、給送部40と給送搬送
部60とが設けられている。
【0120】給送部40には、第一ロールマガジン10
の送出スリット13から送出される感光材料を給送搬送
部60に給送するための給送ローラ対43、44、第二
ロールマガジン20の送出スリット23から送出される
感光材料を給送搬送部60に給送するための給送ローラ
対41、42、並びに、第一ロールマガジン10の送出
スリット13から送出される感光材料及び第二ロールマ
ガジン20の送出スリット23から送出される感光材料
を同時に切断するカッタ45、が設けられている。
【0121】そして、カッタ45が給送ローラ対41〜
44により給送された感光材料を幅方向に切断する。こ
のカッタ45は、給送ローラ対41〜44により複数の
感光材料が搬送幅方向に並べて給送された場合でも、給
送された複数の感光材料を同時に切断するように、1つ
だけ設けられている。なお、このカッタ45に並べて給
送される複数の感光材料の間隔は、40mm程度なの
で、カッタ45が小さくすることができる。
【0122】そして、給送搬送部60が、給送部40か
ら給送され、切断された感光材料を搬送する。そして、
給送搬送部60は、給送部40から給送された感光材料
をその幅方向の位置のまま搬送する。また、この給送搬
送部60は、送出部30から給送部40により給送され
た感光材料を全て単一に搬送するように設けられた搬送
ローラ対61〜65、検出センサ66、68及びアキュ
ーム用可倒板69からなっている。そして、これら搬送
ローラ対61〜65は、何れも、幅方向に単一の搬送ロ
ーラ対であり、感光材料に直に接して搬送駆動する幅方
向に単一の搬送駆動ローラと、感光材料に直に接して回
転する幅方向に単一の搬送従動ローラとからなってい
る。なお、搬送ローラ対61は円筒形のローラ、搬送ロ
ーラ対62〜65は溝ローラである。また、検出センサ
66、68は、感光材料の通過を検出する。
【0123】そして、この給送搬送部60により搬送さ
れている感光材料に、出力画像データに基づき出力画像
を露光する露光部70が設けられている。そして、露光
部70には、搬送ローラ対62及び搬送ローラ対63の
間に青色光露光ヘッド71と、搬送ローラ対63及び搬
送ローラ対64の間に緑色光露光ヘッド72と、搬送ロ
ーラ対64及び搬送ローラ対65の間に赤色光露光ヘッ
ド73とが幅方向に平行に並べられて設けられている。
そして、これら青色光露光ヘッド71と緑色光露光ヘッ
ド72と赤色光露光ヘッド73とを所定の位置に所定の
向きに保持する保持部材74が設けられている。
【0124】そして、露光部70のこれら青色光露光ヘ
ッド71と緑色光露光ヘッド72と赤色光露光ヘッド7
3とは、給送搬送部60により搬送されている感光材料
であればどのような幅方向の位置であろうともその感光
材料の幅方向の全域を露光できるように、少なくとも給
送搬送部60により搬送できる最大幅の感光材料の幅を
越えた幅を有し、給送搬送部60により複数の感光材料
を幅方向に並べて搬送する場合の何れの場合であって
も、給送搬送部60により搬送されている感光材料の幅
方向全域を露光できるように、設けられている。
【0125】また、露光部70のこれら青色光露光ヘッ
ド71と緑色光露光ヘッド72は、複数の発光部が給送
搬送部60の給送方向と直交する方向に2列の直線上に
点線状に配列されたVFPH(蛍光プリントヘッド)で
あり、露光部70の赤色光露光ヘッド73は、複数の発
光部が給送搬送部60の給送方向と直交する方向に1列
の直線上に点線状に配列されたLEDアレイ(発光ダイ
オードアレイ)である。
【0126】なお、第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20の内側の外壁と収容している感光材料
のロール15、25との間隔WFが20mm程度で、給
送部40も給送搬送部60も感光材料を幅方向の位置を
変えずに、給送方向に移動させるので、給送搬送部60
で幅方向に並らべられる感光材料の間隔WCは、以下の
式を満たし、おおよそ40mm程度である。
【0127】WC=2×WF 次に、本実施形態の感光材料露光装置の作用について説
明する。先ず、送出部30及び給送部40の作用につい
て説明する。
【0128】給送ローラ対41〜44は、給送時には所
定の押圧力で感光材料を挟持して給送し、第一ロールマ
ガジン10又は第二ロールマガジン20のセット・交換
時は、下ローラの上に自重で上ローラが乗っているだけ
の状態になる。
【0129】そして、第一ロールマガジン10及び第二
ロールマガジン20は、送出スリット13、23から感
光材料の先端が突き出た状態でユーザに供給される。そ
して、送出部30に第一ロールマガジン10及び第二ロ
ールマガジン20をセットする際や交換する際に、感光
材料の先端を送出口37、38から給送ローラ対41〜
44の間に押し込む。そして、送出部30に第一ロール
マガジン10及び第二ロールマガジン20をセットや交
換が終わると、渡し給送部39の給送ローラ対及び給送
ローラ対41〜44は、押し込まれた感光材料を所定の
押圧力で挟持する。
【0130】この際、第一ロールマガジン10及び第二
ロールマガジン20の送出スリット13、23が送出部
30の送出口37、38にセットされて、送出部30
に、感光材料のロール15、25を収容した第一ロール
マガジン10及び第二ロールマガジン20を所定位置に
セットする。
【0131】そして、給送部40の給送ローラ対41〜
44が、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジ
ン20から感光材料を給送する。そして、給送ローラ対
41〜44から搬送ローラ対61に感光材料が給送さ
れ、搬送ローラ対61が感光材料の先端が搬送ローラ対
62に到達しない一定量だけ回転した後、アキューム用
可倒板69が下方に開かれ、搬送ローラ対61が停止す
る。そして、給送部40の給送ローラ対41〜44が、
カッタ45からプリントサイズに応じた所定の長さ送っ
た所で、停止する。この際、感光材料は、給送ローラ対
42、44及び搬送ローラ対61の間で、撓むことにな
る。そして、カッタ45が作動して感光材料を切断す
る。
【0132】そして、給送ローラ対42、44及び搬送
ローラ対61〜65が、所定の搬送速度で、これら感光
材料を搬送する。露光部70が、所定の搬送速度で搬送
されている感光材料を露光する。
【0133】そして、給送搬送部60は、露光された感
光材料を現像処理部80の方向に搬送し、図示しない現
像処理部80で現像処理して、プリントを得る。
【0134】なお、本実施形態では、1つのカッタ45
で、第一ロールマガジン10及び第二ロールマガジンか
ら送出された感光材料をともに、同時に切断するが、第
一ロールマガジン10及び第二ロールマガジンの各々毎
にカッタを設け、それぞれ別々の効率的なタイミングで
切断するようにしてもよい。
【0135】
【実施例】
実施例1 実施形態1の感光材料露光装置で、幅方向の長さが12
9mmの感光材料のロール15、25を収容した第一ロ
ールマガジン10及び第二ロールマガジン20からそれ
ぞれ感光材料を送出させ、89mmに切断して、切断さ
れた2つの感光材料を、以下に示す間隔を空けて幅方向
に並べて給送搬送部60に給送し、給送搬送部60から
排出された感光材料の位置のズレを測定し、色ズレを評
価した。
【0136】 間隔(mm) 位置のズレ(mm) 色ズレ 60 0.5 色ズレが目立ち実用的でない 50 0.2 色ズレは有るが実用的には問題ない 40 0.1 色ズレは見あたらない 10 0.1 色ズレは見あたらない 5 0.1 色ズレは見あたらない 実施例2〜4 実施例1と同様の実験を実施形態2〜4の感光材料露光
装置で行ったが、同様の結果が得られた。
【0137】
【発明の効果】本発明により、露光域に幅方向に並べて
給送された複数の感光材料を共通の部材で露光すること
で、露光処理能力を高めつつ、部品点数を1つの感光材
料を露光するだけの装置と略同等にしつつ、複数の感光
材料を露光するための共通の部材の大きさをあまり大き
くならず、安価で高精度のものにしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の感光材料露光装置の概略平面図。
【図2】実施形態1の感光材料露光装置の概略正面図。
【図3】実施形態2の感光材料露光装置の概略平面図。
【図4】実施形態2の感光材料露光装置の概略正面図。
【図5】実施形態3の感光材料露光装置の概略平面図。
【図6】実施形態3の感光材料露光装置の概略正面図。
【図7】実施形態4の感光材料露光装置の概略平面図。
【図8】実施形態4の感光材料露光装置の概略正面図。
【符号の説明】
10 第一ロールマガジン 20 第二ロールマガジン 15、25 ロール 30 送出部 31 第一送出駆動部 32 第二送出駆動部 40 給送部 50 第一寄せ給送体 55 第二寄せ給送体 60 給送搬送部 70 露光部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料のロールを収容し、所定位置に
    セットされたマガジンから感光材料を各々送出する複数
    の送出手段と、前記複数の送出手段により送出された複
    数の感光材料を幅方向に並べて露光域に給送する給送手
    段と、前記露光域に幅方向に並べて給送された複数の感
    光材料を共通の部材で露光する露光手段と、を有する感
    光材料露光装置において、前記給送手段が、互いの間隔
    が50mm以下になるように、前記複数の感光材料を幅
    方向に並べて、前記露光域に給送することを特徴とする
    感光材料露光装置。
  2. 【請求項2】 前記給送手段が、前記複数の送出手段に
    より送出された複数の感光材料を幅方向に寄せて、前記
    露光域に給送するものであることを特徴とする請求項1
    に記載の感光材料露光装置。
  3. 【請求項3】 感光材料のロールを収容し、所定位置に
    セットされたマガジンから感光材料を各々送出する複数
    の送出手段と、前記複数の送出手段により送出された複
    数の感光材料を幅方向に並べて露光域に給送する給送手
    段と、前記露光域に幅方向に並べて給送された複数の感
    光材料を共通の部材で露光する露光手段と、を有する感
    光材料露光装置において、前記給送手段が、前記複数の
    送出手段により送出された複数の感光材料を幅方向に寄
    せて、前記露光域に給送するものであることを特徴とす
    る感光材料露光装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の送出手段が送出する感光材料
    のロールの位置が、前記幅方向に垂直な方向に互いにず
    れた位置であることを特徴とする請求項1に記載の感光
    材料露光装置。
  5. 【請求項5】 感光材料のロールを収容し、所定位置に
    セットされたマガジンから感光材料を各々送出する複数
    の送出手段と、前記複数の送出手段により送出された複
    数の感光材料を幅方向に並べて露光域に給送する給送手
    段と、前記露光域に幅方向に並べて給送された複数の感
    光材料を共通の部材で露光する露光手段と、を有する感
    光材料露光装置において、前記複数の送出手段が送出す
    る感光材料のロールの位置が、前記幅方向に垂直な方向
    に互いにずれた位置で、前記幅方向に互いに重複した位
    置であることを特徴とする感光材料露光装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の送出手段が送出する感光材料
    のロールの位置が、互いに前記幅方向に並んでおり、前
    記複数の送出手段が、互いの間隔が50mm以下になる
    ように、前記複数の感光材料を幅方向に並べて、送出す
    るものであることを特徴とする請求項1に記載の感光材
    料露光装置。
  7. 【請求項7】 感光材料のロールを収容し、所定位置に
    セットされたマガジンから感光材料を各々送出する複数
    の送出手段と、前記複数の送出手段により送出された複
    数の感光材料を幅方向に並べて露光域に給送する給送手
    段と、前記露光域に幅方向に並べて給送された複数の感
    光材料を共通の部材で露光する露光手段と、を有する感
    光材料露光装置において、前記複数の送出手段が送出す
    る感光材料のロールの位置が、互いに前記幅方向に並ん
    でおり、前記複数の送出手段が、互いの間隔が50mm
    以下になるように、前記複数の感光材料を幅方向に並べ
    て、送出するものであることを特徴とする感光材料露光
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7277114B2 (en) 2003-11-27 2007-10-02 Fujifilm Corporation Image recording apparatus and method

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US7277114B2 (en) 2003-11-27 2007-10-02 Fujifilm Corporation Image recording apparatus and method

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