JP2001247245A - 画像形成装置における排紙処置装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の排紙処置装置の課題は、画像形成装置
を通常使用する場合および最終機を使用する場合に用い
る装置の部品を共通化することである。 【解決手段】画像形成装置本体１１に取付けられトレイ
取付け部材および中継ユニット搬送取付け部材が上下に
間隔を存した位置に設けられた装置本体２１と、装置本
体に設けられ画像形成装置本体の排紙口１５から排出さ
れる用紙を受けて排紙トレイ取付け部材と中搬送器取付
け部材に向けて選択的に案内して搬送する排紙案内機構
２２と、装置本体のトレイ取付け部材に取付けられ排紙
案内機構に案内搬送された用紙を受ける排紙トレイと、
排紙トレイに対して上下に間隔を存して配置されて装置
本体の中継搬送器取付け部材に取付けられ排紙案内機構
に案内搬送された用紙を受けて画像形成装置本体の外部
に設けられたソータ１０１に搬送する中継搬送器２３と
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置におけ
る排紙処置装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】最近、画像形成装置としてコピー機、フ
ァックスおよびプリンタの各機能を一台の画像形成装置
本体にまとめた複合型のものが開発されている。また、
この複合型の画像形成装置では、設置面積の縮小化を図
るために画像記録を終えて排紙口から排出された記録紙
を受ける空間部を装置本体の内部に設けた胴内排紙型が
開発されている。

【０００３】そして、この胴内排紙型の画像形成装置で
は、排紙口から画像形成装置本体の排紙空間部に排紙空
間部に排出される記録紙を、画像形成装置の機能の種類
に応じて区分けする手段が採用されている。すなわち、
画像形成装置本体の排紙空間部の底面部を本体排紙受け
部とし、この本体排紙受け部の上側に排紙トレイを設け
て上下二段で記録紙を受けるとともに、これらと画像形
成装置本体の排紙口との間に排紙案内機構を設けたもの
で、例えばコピー機として用いた場合には排紙案内機構
が記録紙を上段の排紙トレイへ案内搬送し、ファックス
およびプリンタとして用いた場合には排紙案内機構が記
録紙を下段の本体排紙受け部に案内搬送するもので、排
紙案内機構、排紙トレイおよびこれらを搭載して画像形
成装置本体に取付ける装置本体とで排紙区分け装置を構
成している。

【０００４】画像形成装置では、例えばコピー機として
使用した場合に画像を記録した記録紙を頁順に並べて各
部毎に揃えるソータ（最終機）として用いることがあ
る。胴内排紙型の画像形成装置においてこのような最終
機を画像形成装置本体の外側に設置して使用する場合に
は、排紙口から排出された記録紙を排紙区分け装置によ
り排紙空間部で受け取らず最終機へ直接搬送する。この
ため、排紙空間部では排紙処置装置が不要で、代りに中
継ユニットを設けている。この中継ユニットは、排紙案
内機構と、搬送ローラを備えた搬送器とを有しており、
排紙口から排出された記録紙を排紙案内機構が搬送器へ
案内して搬送器が最終機に搬送する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従来の画像形成装置で
は、最終機を使用しない通常の形態で使用する場合は画
像形成装置本体の排紙空間部に排紙処置装置を装着し、
最終機を使用する場合は排紙空間部に中継ユニットを装
着している。すなわち、通常使用する場合と最終機を使
用する場合に夫々個別に専用の装置を用いている。

【０００６】このため、従来の画像形成装置では、通常
の形態で使用する場合と最終機を使用する場合に用いる
合計２台の異なる装置を必要とするので、２台の異なる
装置を製造しなければならずこれら装置に要するコスト
が高くなる。また、排紙処置装置と中継ユニットは別設
計であるために、排紙処置装置使用時と中継ユニット使
用時には排紙空間部内のデザインが異なり画一性がなく
なる。

【０００７】また、画像形成装置を通常の形態で使用す
る場合と最終機を使用する場合には、夫々画像形成装置
本体の排紙空間部に設ける装置を取外して取付け換えな
ければならないので取扱い作業が大変面倒である。

【０００８】本発明は、画像形成装置を通常の形態で使
用する場合および最終機を使用する場合に用いる装置の
部品の大部分を共有させて経済的で取扱い組立て作業の
簡素化を図った画像形成装置における排紙処置装置を提
供するものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明の画像形
成装置における排紙処置装置置は、画像形成装置本体に
形成された排紙口に面して画像形成装置に装着された排
紙処置装置において、前記画像形成装置本体に取付けら
れ上下に間隔を存して位置するトレイ取付け部材および
中継搬送器取付け部材を有する装置本体と、この装置本
体に設けられ前記画像形成装置本体の排紙口から排出さ
れる用紙を受けて前記排紙トレイ取付け部材と前記中継
搬送器取付け部材に向けて選択的に案内して搬送する排
紙案内機構と、前記画像形成装置本体のトレイ取付け部
材に着脱可能に取付けられ前記排紙案内機構に案内搬送
された用紙を受ける排紙トレイと、この排紙トレイに対
して上下に間隔を存して配置されて前記画像形成装置本
体の前記中継搬送器取付け部材に着脱可能に取付けられ
前記排紙案内機構に案内搬送された用紙を受けて前記画
像形成装置本体の外部に設けられた最終機に搬送する中
継搬送器とを具備することを特徴とする。

【００１０】この発明の構成によれば、画像形成装置を
通常使用する場合および最終機を使用する場合に用いる
装置の部品の大部分を共有させて経済的で組立て作業の
簡素化を図ることができる。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
１ないし図４を参照して説明する。

【００１２】この実施の形態は、胴内排紙型の画像形成
装置に設ける排紙処置装置を対象とし、図１および図２
は排紙処置装置を備えた画像形成装置を模式的に示し、
図３は中継搬送器を取付けた状態の排紙処置装置を拡大
して示す断面図、図４は排紙トレイを取付けた状態の排
紙処置装置を拡大して示す断面図、図５は画像形成装置
を示す斜視図、図６は排紙処置装置を示す分解斜視図で
ある。

【００１３】図において１は画像形成装置、２は排紙処
置装置である。画像形成装置１について説明する。画像
形成装置本体１１は下段部に記録紙に画像を記録する画
像記録機構１２が設けられ、上段部に原稿に記載された
画像を読取る画像読取り機構１３が設けられている。画
像記録機構１２と画像読取り機構１３とに挟まれた画像
形成装置本体１１の中段部は、画像が記録された記録紙
を排出して集積する排紙空間部１４となっている。この
排紙空間部１３は平面が四角形をなし、周囲４辺の側面
のうち互いに隣り合う２辺の側面が壁部となっており、
これら壁部と向かい合う他の２辺の側面は外部に向けて
開放されていて、１個の側面の壁部には記録紙を排出す
る排紙口１５が形成されている。排紙空間部１４の底面
部１４ａは本体排紙受け部としている。排紙口１５に対
向する画像形成装置本体１１の内部には、回転により画
像記録された記録紙を排紙口１５から排出する一対の排
紙ローラ１６、１７が設けてある。

【００１４】排紙処置装置２は画像形成装置本体１１の
排紙空間部１４に設けられて画像形成装置本体１１に取
付けられる。排紙処置装置２は、装置本体２１と、この
装置本体２１に設けられた排紙案内機構２２と、中継搬
送器２３と、排紙トレイ２４とを有している。装置本体
２１は、記録紙の最大幅に相当する間隔を存して配置さ
れた一対の側脚３１、この一対の側脚３１の間に水平に
配置され且つ両端部が一対の側脚３１にねじ止めなどの
手段により固定された横長の中継搬送器用の取付け部材
３３、この取付け部材３３の下側に所定間隔を存して一
で一対の側脚３１の間に水平に配置され且つ両端部が一
対の側脚３１にねじ止めなどの手段により固定された横
長の排紙トレイ用の取付け部材３２を有している。取付
け部材３３には長さ方向に間隔を存して取付けねじ孔３
３ａが形成されている。取付け部材３２には長さ方向に
間隔を存して複数の差込み孔３２ａが形成されている。

【００１５】装置本体２１は画像形成装置本体１１の排
紙空間部１４において、排紙口１５を形成した側壁部の
前側に位置して記録紙排出方向に対して直角な方向に沿
って配置され、側脚３１を排紙空間部１４の壁部にねじ
止めなどの手段により固定されている。

【００１６】排紙案内機構２２は装置本体２１の内部に
設けられている。排紙案内機構２２は、画像形成装置本
体１１の排紙口１５に対向して設けられた可動案内板３
５と、この可動案内板３５を駆動するソレノイド３６お
よびリンク３７、可動案内板３５の上側に位置して記録
紙を上側へ案内する一対の案内体３８、３９、この一対
の案内体３８、３９の上端の上側に配設された一対の搬
送ローラ４０、４１を有している。すなわち、可動案内
板３５は例えば画像形成装置本体１１の排紙口１５の長
さ方向に沿うとともに中央部で分割されたもので、排紙
口１５に対向して水平に配置されて、排紙口１５と反対
側の基端部が同じく排紙口１５に対向して水平に配置さ
れた軸４２に取付けられている。この軸４２は装置本体
１の例えば一対の側脚３１に軸受を介して回転自在に支
持されている。軸４２に対して排紙口１５とは反対側で
あって軸４２の長さ方向中央部に対応する個所に排紙方
向に沿ってソレノイド３６が設置してあり、このソレノ
イド３６に設けたプランジャ３６ａは軸４２の中央部に
設けたリンク３７に連結されている。

【００１７】ここで、ソレノイド３６、リンク３７およ
び可動案内板３５の関係について述べる。例えば、ソレ
ノイド３６が励磁状態の時は、プランジャ３６ａが電磁
力により吸引されて内部に引込まれ、プランジャ３６ａ
がリンク３７を動作して軸４２を時計方向に回動して可
動案内板３５が図３に示すようにＡ位置ヘ揺動される。
ソレノイド３６が非励磁状態の時は、ソレノイド内部に
設けたばねによりプランジャ３６ａが外部ヘ押出され、
プランジャ３６ａがリンク３７を動作して軸４２を時計
方向に回動して可動案内板３５が図４に示すようにＡ位
置より上側のＢ位置へ揺動される。

【００１８】Ａ位置は、可動案内板３５が画像形成装置
本体１１の排紙口１５を前側から塞ぐ位置であり、可動
案内板３５が先端から基端ヘかけて高くなるように傾斜
して停止して、排紙口１５から排出される記録紙を下側
（排紙空間部１４の底面部１４ａ）に向けて移動するこ
とを阻止して上側（排紙トレイ２４および中継搬送器２
３）へ向けて案内する。Ｂ位置は、可動案内板３５が画
像形成装置本体１１の排紙口１５の上側で停止する位置
であり、可動案内板３５が排紙口１５から排出される記
録紙を上側（排紙トレイ２４および中継搬送器２３）へ
向けて移動することを阻止して下側（排紙空間部１４の
底面部１４ａ）へ向けて案内する。

【００１９】一対の案内体３８、３９は可動案内板３５
がＡ位置にある時に案内された記録紙を受けてさらに上
側へ案内するもので、その上端の位置は、後述するよう
に中継搬送器２３を装置本体２１に取付けた時に中継搬
送器２３に設けた案内板４９、５０と並ぶ位置である。

【００２０】排紙トレイ２４は記録紙を受けることがで
きる大きさを有する板状をなすもので、画像形成装置本
体１１の排紙空間部１４において装置本体２１の取付け
部材材３３の前側に水平に配置される。排紙トレイ２４
の基端部には記録紙の幅方向に間隔を存した位置に複数
の差込み片２４ａが形成されている。この差込み片２４
ａはトレイ後側へ向けて突出して形成され、装置本体２
１に設けた取付け部材材３２に形成された対応する複数
の差込み孔３２ａに挿脱可能に差込むものである。これ
により排紙トレイ２４は取付け部材材３２、すなわち装
置本体２１に着脱可能に取付けられる。

【００２１】中継搬送器２３は、記録紙の搬送が可能な
面積を有する平面矩形をなす平たいケース４３を有して
いる。このケース４３は排紙方向に沿って水平に配置さ
れるもので、基端部および先端部は夫々記録紙を搬送す
るために開放されている。ケース４３の基端部には取付
け片４４が形成され、この取付け片４４には装置本体２
１の取付け部材材３３の取付けねじ孔３３ａに対向する
取付け孔４４ａが形成されている。ケース４３の内部に
は記録紙を搬送する水平な搬送路を形成する上下一対の
案内体４５、４６と、搬送方向に間隔を存して配設され
た複数組の上下一対の搬送ローラ４７、４８を有してい
る。これら複数組の搬送ローラ４７、４８は図示しない
適宜な回転伝機構、例えばベルトを用いて回転伝達され
るようになっている。ケース４３の基端部（搬送方向上
流側端部）の外部には、取付け片４４の下側において上
下一対の案内体４５、４６の延長線上に位置する水平な
搬送路を形成する上下一対の案内体４９、５０が配置さ
れて夫々ケース４３に取付けられている。

【００２２】この中継搬送器２３は、画像形成装置本体
１１の排紙空間部１４において排紙トレイ２４の上側で
装置本体２１の取付け部材３３に対応する高さで水平に
位置し、且つ基端外部に設けた取付け片４４を取付け部
材３３の上側から重ねて配置し、取付けねじ５０を取付
け片４４の上側から取付け孔４４ａに通して取付け部材
３３の取付けねじ孔３３ａに螺挿することにより装置本
体２１に着脱可能に取付ける。この状態で、上下一対の
案内体４８、４９は取付け部材３３の下側に位置して、
装置本体２１に設けた一対の搬送ローラ４０、４１の接
触部にその前側で対向する。すなわち、上下一対の案内
体４８、４９は、一対の案内体３８、３９の上端から出
て一対の搬送ローラ４０、４１により搬送されてきた記
録紙をそのままほぼ水平な状態で受ける位置にある。

【００２３】この画像形成装置１において、例えばコピ
ー機として使用する場合には、図１に示すように画像を
記録した記録紙を頁順に並べて各部毎に揃えるソータ
（最終機）１０１を用いることがある。ソータ１０１は
画像形成装置本体１１の外側において排紙口１５に対向
する側方に配置される。この場合、画像形成装置本体１
１の排紙空間部１５に設けた排紙処置装置２では、装置
本体２１に中継搬送器２３を取付けた形態として使用
し、画像記録を終えた記録紙Ｐを中継搬送器２３でソー
タ１０１まで搬送する。排紙トレイ２４は使用しない。
図３に示すとともに前述したように中継搬送器２３は画
像形成装置本体１１の排紙空間部１５に配置して装置本
体２１の取付け部材３３に着脱可能に取付ける。また、
中継搬送器２３に設けた各搬送ローラ４７、４８は搬送
方向ヘ回転させる。装置本体２１に設けた排紙案内機構
２２では可動可動案内板３５を下側のＡ位置に位置させ
るとともに搬送ローラ４０，４１を搬送方向へ向けて回
転させる。

【００２４】ここで、画像形成装置本体１１において画
像記録された記録紙Ｐは、回転する一対の排紙ローラ１
６により排紙口１５を通して排紙空間部１４に排出され
る。排出された記録紙Ｐは、排紙処理装置２の排紙案内
機構２２におけるＡ位置にある可動案内板３５で受け止
められて可動案内板３に沿って上向きに移動し、さらに
一対の案内体３８、３９の間を通過して上向き移動し、
一対の案内体３８、３９の上端から出て回転する一対の
搬送ローラ４０、４１により搬送力を付与されて搬送さ
れる。次いで、記録紙Ｐは中継搬送器２３に設けた上下
一対の案内板４９、５０の間を移動してケース４３内部
に設けた回転する複数組の上下一対の組搬送ローラ４
７、４８により搬送力が与えられるとともに、上下一対
の案内板４９、５０に案内されて移動してソータ１０１
まで搬送される。

【００２５】このように最終機であるソータ１０１を画
像形成装置本体１１の外側に設置して使用する場合に
は、排紙処置装置２は，画像形成装置本体１１の排紙口
１５から排出された記録紙Ｐを画像形成装置本体１１側
で受け取らずソータ１０１へ直接搬送する中継ユニット
としての機能を果す。

【００２６】画像形成装置を最終機を用いない形態で使
用する場合には、排紙処置装置２では、装置本体２１に
排紙トレイ２４を取付けた形態として使用し、像記録を
終えた記録紙Ｐを排紙トレイ２４で受る、または画像形
成装置本体１１の排紙空間部１４の底面部で受ける。中
継搬送器２３は使用しない。

【００２７】図２および図４に示すとともに前述したよ
うに排紙トレイ２４は画像形成装置本体１１の排紙空間
部１４に配置して装置本体２１の取付け部材材３３に着
脱可能に取付ける。また、中継搬送器２３に設けた各搬
送ローラ４７、４８は搬送方向ヘ回転させる。例えばコ
ピー機として用いた場合には、装置本体２１に設けた排
紙案内機構２２では可動案内板３５を下側のＡ位置に位
置させるとともに、搬送ローラ４０，４１を搬送方向へ
向けて回転させる。

【００２８】ここで、画像形成装置本体１において画像
記録された記録紙Ｐは、回転する一対の排紙ローラ１６
により排紙口１５を通して排紙空間部１４に排出され
る。排出された記録紙Ｐは、排紙区分け装置２の排紙案
内機構２２におけるＡ位置にある可動案内板３５で受け
止められて、前述した場合と同様に一対の案内体３８、
３９の間を上向き移動し、一対の案内体３８、３９の上
端から出て回転する一対の搬送ローラ４０、４１により
搬送力を付与されて搬送される。そして、記録紙Ｐは装
置本体２１からその前側へ搬送されて排紙トレイ２４の
上面に落下して受け止められる。

【００２９】また、画像形成装置１を例えばプリンタお
よびファックスとして用いた場合には、排紙案内機構２
２では可動可動案内板３５を上側のＢ位置（図４仮想線
で示す）に位置させると、画像記録された記録紙Ｐは、
回転する一対の排紙ローラ１６により排紙口１５を通し
て排紙空間部１４に直接排出されて排紙空間部１４の底
面部１４ａに落下して受け止められる。

【００３０】このように画像形成装置本体１１を通常の
形態で使用する場合には、排紙処置装置２は、画像形成
装置本体１１の排紙口１５から排出された記録紙Ｐを排
紙トレイ２４または排紙空間部１４に区分け案内して搬
送する排紙区分け装置としての機能を果す。

【００３１】ここで、排紙処置装置２は、中継搬送器２
３を装置本体２１に設けるとともに排紙案内機構２２の
動作を組合せて中継ユニットとして機能し、排紙トレイ
２４を装置本体２１に取付けるとともに排紙案内機構２
２の動作を組合せて排紙区分け装置として機能する。こ
のため、排紙処置装置２における装置本体２１と排紙案
内機構２２は、画像形成装置本体ｌ１の排紙空間部１４
に常時設けて中継ユニットおよび排紙区分け装置の両方
の機能において共通の構成部品として用いている。

【００３２】従って、画像形成装置１を最終機を設置し
て使用する場合と最終機を設置しない通常の形態で使用
する場合に応じて、夫々独立した中継ユニットと排紙区
分け装置を個別に用意する必要がなく、両方の装置にお
いて多くの構成部品を共通として各装置毎に用意する構
成部品が少なくして、中継ユニットおよび排紙区分け装
置の両方の装置を用意する場合に比較して装置のコスト
が大幅に低減できる。また、装置本体２１を共通部品と
して用いるので、中継ユニットと排紙処置装置の多くの
部分のデザインを共通にすることができる。

【００３３】さらに、画像形成装置１を通常の形態で使
用する場合には排紙トレイ２４を装置本体２１に取付け
るだけで排紙処置装置２を排紙区分け装置として構成で
き、最終機を使用する場合に中継搬送器２３を装置本体
２１に取付けるだけで排紙処置装置２を中継ユニットと
して構成できるので、画像形成装置１を通常使用する場
合と最終機を使用する場合に夫々個別に排紙区分け装置
と中継ユニットを画像形成装置本体１１の排紙空間部１
４に設ける場合に比較して交換して取扱う作業が大変容
易である。

【００３４】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されず、種々変形して実施することができる。例えば、
中継搬送器を下側に、排紙トレイを上側にして装置本体
に取付けるようにしても良い。

【００３５】

【発明の効果】本発明の画像形成装置における排紙処置
装置によれば、装置本体と排紙案内機構は画像形成装置
本体の排紙空間部に常時設けて中継ユニットおよび排紙
区分け装置の両方の機能において共通の構成部品として
用いることができ、画像形成装置を最終機を設置して使
用する場合と最終機を設置しないで通常の形態で使用す
る場合に応じて夫々独立した中継ユニットと排紙区分け
装置を個別に用意する必要がなく、両方の装置において
多くの構成部品を共通として各装置毎に用意する構成部
品が少なくして、中継ユニットおよび排紙区分け装置の
両方の装置を用意する場合に比較して装置のコストが大
幅に低減できる。

【００３６】さらに、画像形成装置を通常の形態で使用
する場合には排紙トレイを装置本体に取付けるだけで排
紙処置装置を排紙処置装置として構成でき、最終機を使
用する場合には中継搬送器を装置本体に取付けるだけで
中継ユニットとして構成できるので、画像形成装置を通
常の形態で使用するためおよび最終機を使用するために
夫々個別に排紙処置装置と中継ユニットを画像形成装置
本体の排紙空間部に設ける装置に比較して交換して取扱
う作業が大変容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態における排紙処置装置を
備えた画像形成装置を模式的に示す図。

【図２】同実施の形態における画像形成装置を模式的に
示す図。

【図３】同実施の形態における排紙処置装置を拡大して
示す断面図。

【図４】同実施の形態における排紙処置装置を拡大して
示す断面図。

【図５】同実施の形態における排紙処置装置を備えた画
像形成装置を示す斜視図。

【図６】同実施の形態における排紙処置装置を示す分解
斜視図。

【符号の説明】

１…画像形成装置、 ２…排紙処理装置、 １１…画像形成装置本体、 １４…排紙空間部、 １５…排紙口、 ２１…装置本体、 ２２…排紙案内機構、 ２３…中継搬送器、 ２４…排紙トレイ、 ３３…取付け部材材、 ３４…取付け部材材、 ３５…案内板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像形成装置本体に形成された排紙口に
   面して画像形成装置に装着された排紙処置装置におい
   て、前記画像形成装置本体に取付けられ上下に間隔を存
   して位置するトレイ取付け部材および中継搬送器取付け
   部材を有する装置本体と、この装置本体に設けられ前記
   画像形成装置本体の排紙口から排出される用紙を受けて
   前記排紙トレイ取付け部材と前記中継搬送器取付け部材
   に向けて選択的に案内して搬送する排紙案内機構と、前
   記画像形成装置本体のトレイ取付け部材に着脱可能に取
   付けられ前記排紙案内機構に案内搬送された用紙を受け
   る排紙トレイと、この排紙トレイに対して上下に間隔を
   存して配置されて前記画像形成装置本体の前記中継搬送
   器取付け部材に着脱可能に取付けられ前記排紙案内機構
   に案内搬送された用紙を受けて前記画像形成装置本体の
   外部に設けられた最終機に搬送する中継搬送器とを具備
   することを特徴とする画像形成装置における排紙処置装
   置。