JPH1195327A - 写真焼付装置 - Google Patents

写真焼付装置

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JPH1195327A
JPH1195327A JP25320397A JP25320397A JPH1195327A JP H1195327 A JPH1195327 A JP H1195327A JP 25320397 A JP25320397 A JP 25320397A JP 25320397 A JP25320397 A JP 25320397A JP H1195327 A JPH1195327 A JP H1195327A
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JP
Japan
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film
photographic
opening
printing
transport path
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JP25320397A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Oku
博司 奥
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異なるタイプのフィルムを簡単な構成で取り扱
うことができる写真焼付装置の提供。 【解決手段】隣接して設けられた第1開口部(25)と第2
開口部(26)、前記第1開口部に写真フィルム(2)を案内
する第1フィルム搬送路(23)、前記第2開口部に写真フ
ィルムを案内する前記第1フィルム搬送路に平行な第2
フィルム搬送路(24)、前記第1開口部又は前記第2開口
部にセットされた写真フィルムのコマ画像の透過光を印
画紙(3)に結像させる焼付レンズ(14)とを備えた写真焼
付装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルムのコ
マ画像を印画紙に焼き付ける写真焼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真焼付装置には、写真フィルム(以
下、単にフィルムと称することが、一般には現像済みネ
ガフィルムのことである)を露光領域に設けられた開口
部上に案内するとともに焼き付けるべきコマ画像を開口
部に合わせるためにネガマスク(ネガキャリアとも称
す)が備えられている。このネガマスクは、個々の写真
焼付装置に専用のものが用意されているだけではなく、
135フィルムや110フィルム或いはAPS(新写真
システム)フィルムといったような異なるフィルムのた
めにそれ専用のネガマスクが用意されているので、焼付
処理を行うフィルムのタイプが異なるごとに交換する必
要がある。このネガマスクの交換は、調整作業をともな
うことから、オペレータに大きな負担をかける作業であ
る。
【0003】ネガマスクの交換を避ける解決策として、
特開平2−29728号公報には、ガイド幅が変更可能
なフィルムガイドを設けた1つのフィルム搬送路が備え
られ、ガイド幅を変更することで異なるサイズのフィル
ムの開口部上への案内や位置合わせを可能とし、さら
に、フィルムタイプに対応する焼付倍率をもったレンズ
を所定のアオリ露光位置にセットすることにより、ネガ
マスクに送り込まれるフィルムのタイプに関わりなく印
画紙の同一位置に同一の大きさでコマ画像を焼き付ける
ことができる写真焼付装置が開示されている。
【0004】さらに、特開平7ー77744号公報で
は、幅サイズの異なる数種のフィルムに対応する複数の
フィルム搬送路を設けたネガマスクをフィルムの搬送方
向に対して直交する方向に移動させる移動装置が備えら
れ、焼付処理すべきフィルムのサイズに適合するフィル
ム搬送路の開口部が露光光軸に一致するようにネガマス
ク自体が移動させられる写真焼付装置が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置では、ネガマスクを交換する必要はないにし
ても、異なるタイプのフィルムを扱う際にはガイド幅を
調整したり、ネガマスクを移動させたりする必要があ
る。また、ガイド幅を調整可能にする構造やネガマスク
を移動可能にする構造は、製造コストを押し上げる要因
となる。
【0006】本発明の目的は、異なるタイプのフィルム
を簡単な構成で取り扱うことができる写真焼付装置を提
供することである。本発明の別の目的は、複数のフィル
ム搬送路を有するネガマスクを用いた高速焼付処理が可
能な写真焼付装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による写真焼付装置は、隣接して設けられた
第1開口部と第2開口部、前記第1開口部に写真フィル
ムを案内する第1フィルム搬送路、前記第2開口部に写
真フィルムを案内する前記第1フィルム搬送路に平行な
第2フィルム搬送路、前記第1開口部又は前記第2開口
部にセットされた写真フィルムのコマ画像の透過光を印
画紙に結像させる焼付レンズを備えている。
【0008】この構成では、第1開口部と第2開口部の
いずれにコマ画像をセットしても、コマ画像の透過光が
印画紙に結像するように構成されているので、ネガマス
クに複数のフィルム搬送路、つまり複数の露光用開口部
が形成されていても、ネガマスクを移動させる必要はな
い。例えば、第1フィルム搬送路を135フィルム用に
第2フィルム搬送路をAPSフィルム用に設計し、13
5フィルムは第1フィルム搬送路に投入し、APSフィ
ルムは第2フィルム搬送路に投入し、焼付処理すべきコ
マ画像をそれぞれの開口部にセットするだけで、焼付処
理すべきコマ画像の透過光を印画紙に結像させて焼付を
行うことができる。
【0009】さらに、この第1フィルム搬送路と第2フ
ィルム搬送路の両方が同じ種類のフィルム用に設計され
てした場合には、一方のフィルム搬送路に投入されたフ
ィルムのコマ画像がスキャナーにより読み取られている
間に、他方のフィルム搬送路に投入されたフィルムの焼
付処理を行うことが可能となる。いずれにしても、従来
の写真焼付装置に比べ、調整なしに焼付処理を行うこと
ができる複数のフィルム搬送路により、焼付作業の効率
が飛躍的に向上する。
【0010】さらに、好適な本発明の実施形態として、
前記第1開口部と第2開口部にはシャッター機構が設け
られており、焼付対象となるコマ画像がセットされてい
る開口部のシャッター機構が開放され、他の開口部のシ
ャッター機構が閉鎖されることが提案される。焼付対象
となっていない開口部を通過した光が他の開口部の透過
光によって行っている焼付処理の邪魔をすることを避け
るには、その邪魔となる光をその路程のどこかで遮断す
る必要があるが、開口部にシャッター機構を設けると便
利である。特に、このシャッター機構が、選択的に第1
開口部と第2開口部とを遮断する構造を採用するなら
ば、個別に遮光機構を用意することに比べ、その構成は
簡単となる。
【0011】また、露光用光源の光軸を第1開口部と第
2開口部の間の中間点を通るように設定するならば、単
一の光源であっても第1開口部と第2開口部に対して均
等な光量を与えることができる。特に、その際、光源に
設けられるミラートンネルを両方の開口部を覆うことが
できる程度の大きさに設計することが好ましい。
【0012】本発明による1つの実施形態として、印画
紙を焼付位置に案内する印画紙搬送路が第1・第2フィ
ルム搬送路に対して平行に延びている構成をもつ写真焼
付装置の場合、焼付処理時には焼付レンズがアオリ露光
位置まで移動させられる。露光用光源の光軸上に印画紙
の中心線を合わせておき、その光軸から偏位した各開口
部にセットされたコマ画像の透過光はアオリ露光位置に
移動した焼付レンズによって印画紙の中央に結像する。
つまり、所定のアオリ露光位置に焼付レンズを設定する
ことにより、コマ画像が露光用光源の光軸から偏位した
第1開口部と第2開口部にどちらにセットされても、共
通の印画紙中央エリアで結像することになり、使用する
フィルム搬送路、つまり開口部に応じて、印画紙の位置
を調整する必要はない。
【0013】本発明による他の1つの実施形態として、
印画紙を焼付位置に案内する印画紙搬送路が第1・第2
フィルム搬送路に対して直交するように延びている場
合、焼付処理時に印画紙がアオリ露光位置まで移動させ
られる。露光用光源の光軸上に焼付レンズの中心線を合
わせておき、その光軸から偏位した各開口部にセットさ
れたコマ画像の透過光はアオリ露光位置に移動した印画
紙の中央に結像する。つまり、焼付対象となるコマ画像
をセットした開口部に応じて、左右いずれかの所定のア
オリ露光位置に印画紙を移動することにより、露光用光
源の光軸から偏位している開口部にセットされたコマ画
像の透過光は、焼付レンズを横方向に移動させなくとも
印画紙を移動させることで印画紙中央エリアで結像する
ことになる。
【0014】印画紙搬送路が第1・第2フィルム搬送路
に対して平行となる配置と印画紙搬送路が第1・第2フ
ィルム搬送路に対して直交するような配置は、印画紙を
有効に使用するように選択されるべきで、これは焼付サ
イズと印画紙サイズから決定される。このため、本発明
の好適な実施形態では、第1・第2開口部つまり第1・
第2フィルム搬送路は向き変更可能なネガマスクに設け
られており、写真フィルムと印画紙とが平行な位置関係
で焼付処理を行う第1モードと写真フィルムと印画紙と
が直交する位置関係で焼付処理を行う第2モードのいず
れかを選択可能に構成されている。
【0015】さらに、その際、第1モードと第2モード
の選択を容易にするネガマスクの好適な構造として、本
発明では、ネガマスクをターレットネガマスクとして形
成し、その回転中心が第1開口部と第2開口部の間の中
間点を通ることが提案される。複数のフィルム搬送路を
形成した本発明の写真焼付装置では、第1フィルム搬送
路に設けられた写真フィルムを搬送する第1搬送機構
と、第2フィルム搬送路に設けられた写真フィルムを搬
送する第2搬送機構とが、共通の駆動源により駆動され
る構成を採用することにより、製造コストの低減を計る
ことができる。本発明によるその他の特徴及び利点は、
以下図面を用いた実施例の説明により明らかになるだろ
う。
【0016】
【発明の実施の形態】図1には、本発明による写真焼付
装置の1例としてのプリンタープロセッサー100が示
されている。このプリンタープロセッサー100の正面
側にはフィルム2に形成されたコマ画像を印画紙3に投
影露光する露光部10が配置されているとともに、露光
部10の後ろ側には露光部10によって焼付処理された
印画紙3を現像処理する現像処理部40が配置されてい
る。
【0017】さらに、このプリンタープロセッサー10
0には、プリンタープロセッサー100の各部の作動の
制御等を行うコントローラ4が設けられ、コントローラ
4には各種の指示入力及びモード設定を行うための操作
卓4a、フィルム2のコマ画像から印画紙3に形成され
るプリント画像をシミュレートしたシミュレート画像や
露光補正データなどを表示させるモニター4bが接続さ
れている。
【0018】印画紙3をロール状に収納している2台の
印画紙マガジン3aと3bのいずれかから引き出された
印画紙3は、露光の前にペーパーカッター81によっ
て、所定のプリントサイズにカットされ、印画紙搬送路
を形成するローラ82とこのローラ82を駆動するモー
タ83の働きで投影露光部10に送られ、そこで露光さ
れた後、現像処理部40にて現像されて、仕上がりプリ
ントとして排出される。なお、このプリンタープロセッ
サー100に装着される印画紙マガジン3aと3bの装
着部にはマガジンコード検出センサー84が設けられて
おり、この検出信号をコントローラ4に送ることによ
り、コントローラ4は、使用中の印画紙3のサイズを認
識することができる。85は、印画紙3を載置して、そ
の露光エリアを決定するペーパマスク台であり、ここで
は、ベルト搬送方式で印画紙搬送路が形成されている。
【0019】露光部10には、光源11、フィルム2に
照射する光の色バランスを調整する調光フィルタ12、
調光フィルタ12を通過した光を均一に混色するミラー
トンネル13、フィルム2のコマ画像を印画紙3上に結
像させるズームレンズ式の焼付レンズ14、シャッタ1
5、及びフィルム搬送路にネガマスク20が露光光路を
なす同一光軸上に設けられている。露光レンズ14のズ
ーム倍率の変更は、ここでは図示されていない公知のズ
ーミング機構を用いてモータ14aによって行われる。
【0020】露光部10と並んで、フィルム2のコマ画
像を読み取る画像読取手段としてのスキャナー5が設け
られている。このスキャナー5には、反射ミラー51、
レンズ52、周方向にR(赤),G(緑),B(青)の
カラーフィルタが配列されている回転カラーフィルタ5
3、回転カラーフィルタ53を回転駆動するモータ54
及びCCDイメージセンサ55が備えられている。露光
部10やスキャナー5の各動作部材はコントローラ4に
よって制御される。
【0021】反射ミラー51と焼付レンズ14は、一体
的に、シフター6によって露光部10の光軸に対して直
角で、フィルム2の送り方向の横断方向に移動可能とな
っている。図2では、図面の見やすさを第1に考え、そ
の移動方向は正確に示されていない。シフター6は、反
射ミラー51と焼付レンズ14を取り付けている移動台
61と、この移動台61を移動させる駆動機構62を備
えている。
【0022】焼付レンズ14と反射ミラー51とを取り
付けた移動台61が図2中矢印Aの方向に所定量だけシ
フトすることにより、焼付レンズ14が露光光路中に位
置する状態と反射ミラー51が露光光路中に位置する状
態とに切り換えることができる。焼付レンズ14が露光
光路中に位置する状態では、フィルム2のコマ画像は焼
付レンズ14によって印画紙3上に結像され、反射ミラ
ー51が露光光路中に位置する状態では、フィルム2の
コマ画像は、反射ミラー51によって反射した後、レン
ズ52によって回転カラーフィルタ53を介してCCD
イメージセンサ55の受光面上に結像される。CCDイ
メージセンサ55は、フィルム2のコマ画像を、回転カ
ラーフィルタ53の回転によってR,G,B夫々に色分
解した状態で検出し、取得されたデジタル画像信号はコ
ントローラ4に送られる。
【0023】露光された印画紙3は、図2に図示されて
いるように、多数の搬送ローラ82により矢印の方向を
経由して現像処理部40へ搬送される。この現像処理部
40は、現像処理液を貯留する現像処理タンク41、乾
燥処理部42、印画紙排出部45を、印画紙3の搬送方
向に沿って備えている。
【0024】現像処理タンク41は、内部を仕切り板4
1aでいくつかの区画に仕切って構成されており、それ
ぞれの区画内には現像処理に必要な異なる種類の現像処
理液が充填されている。印画紙3は各区画を順次搬送さ
れることにより、現像処理される。乾燥処理部42は、
互いに向かい合ったローラ対を搬送方向に沿って多数設
けて構成される挟持搬送ローラ機構43と、この挟持搬
送ローラ機構43によって形成される搬送ラインの1側
部に設けられたヒータ44とから構成され、印画紙3が
この搬送ラインを通過する間に適正に乾燥される。乾燥
処理部42を出た印画紙3は、印画紙排出部45を経
て、横搬送コンベヤ46に載せられ、ここでは図示され
ていないソータへ送られる。
【0025】ネガマスク20は、図3に示されているよ
うに、揺動開閉可能に連結された下ケース体21と上ケ
ース体22を備えている。下ケース体21の上面には、
溝状の第1フィルム搬送路23と第2フィルム搬送路2
4が互いに平行に設けられている。第1フィルム搬送路
23の搬送幅は135フィルムに合わせられ、第2フィ
ルム搬送路24の搬送幅はAPSフィルムに合わせられ
ている。下ケース体21と上ケース体22を閉じること
により、各搬送路24と25は両端に開放口が形成され
るが、一方の開放口がフィルム挿入口23a又は24a
として、他方の開放口がフィルム排出口23b又は24
bとして機能する。さらに、第1フィルム搬送路23の
中央部には、第1開口部25が、第2フィルム搬送路2
4の中央部には、第2開口部26がそれぞれ露光窓とし
て形成されている。第1開口部25の中心と第2開口部
26の中心との中間位置を露光部10の光源11の光軸
Pが通るようにこのネガマスク20は装着される。な
お、露光部10のミラートンネル13は、第1開口部2
5と第2開口部26の両方を覆うことができるように設
計されている。
【0026】第1フィルム搬送路23には複数の搬送ロ
ーラ対27aからなる第1搬送機構27が、第2フィル
ム搬送路24には複数の搬送ローラ対28aからなる第
2搬送機構28が設けられており、それぞれの搬送ロー
ラ対27a、28aは駆動ベルト29aを介して共通な
駆動源であるモータ29によって駆動される。モータ2
9はコントローラ4によって制御される。
【0027】使用しない方の開口部25又は26を通じ
て光源からの光が印画紙3の方へもれることを避けるた
め、第1開口部25と第2開口部26を選択的に閉鎖す
るシャッター機構30が設けられている。このシャッタ
ー機構30は、自由端側に遮光部材を備えた舌状の揺動
シャッター31とこの揺動シャッター31を駆動する回
転ソレノイド32から構成され、回転ソレノイド32は
コントローラ4によって制御される。
【0028】35はAPSフィルムの磁気記録層に記録
されたデータを読み取る磁気ヘッドであり、第2フィル
ム搬送路24のフィルム挿入口24a側に設けられてい
る。36は投入されたフィルム2の先端を検出する光学
式の先端検出センサーであり、両フィルム搬送路23、
24のフィルム挿入口23a、24aの近くに設けられ
ている。
【0029】焼付作業をより効率的なものとするため、
焼付サイズと印画紙サイズに応じて、印画紙の搬送方向
に対するフィルム2のコマ画像の向きを90度変更する
ことが好ましい。この目的のためこのネガマスク20
は、フィルム搬送路23、24が印画紙搬送方向に対し
て平行な位置となる第1モードの姿勢と、フィルム搬送
路23、24が印画紙搬送方向に対して直交する位置と
なる第2モードの姿勢とをとることができるが、この実
施形態では、図4で模式的に示すように、ネガマスク2
0がモータ33aによって回転するターレット機構33
に装着されている。ターレット機構33はネガマスク2
0を光源11の光軸P回りで回転させるように組み付け
られている。もちろん、ターレット機構33を省略し、
単純にネガマスク20を持ち上げてネガマスク20の方
向換えを行う構成を採用しても良い。
【0030】図3では図示されていないが、第2フィル
ム搬送路24のフィルム挿入口24aには、複数のフィ
ルムカートリッジを格納して、順次送り出しすることが
できるカートリッジ収納装置37が連結されている。
【0031】次に、このネガマスク20を用いた焼付作
業時の動作を説明する。焼付対象が135フィルムの場
合第1フィルム搬送路23に、焼付対象がAPSフィル
ムの場合第2フィルム搬送路24に投入されるが、ここ
では135フィルムが処理されることにする。また、焼
付サイズと用いられる印画紙サイズから前述した第1モ
ードと第2モードのいずれかが選択され、ネガマスク2
0がいずれかの位置に設定されるが、仮に第1モードが
選択されたとする。フィルム2の先端をフィルム挿入口
23aに挿入することで、このフィルムの先端が先端検
出センサー36によって検出されると、モータ29が駆
動し、第1搬送機構27によってフィルム2はフィルム
排出口23bの方へ連続的に送られ、その間にスキャナ
ー5によってコマ画像が読み取られる。スキャニング終
了後、フィルム2は再びフィルム挿入口23aの方に戻
される。次にフィルム2は1コマ毎に第1開口部25へ
間欠的に送られ、対象となるコマ画像が印画紙3に焼き
付けられる。
【0032】その際のフィルム2と焼付レンズ14と印
画紙3の位置関係は図5に示されている。つまり、この
ネガマスク20の構造から、光源11の光軸Pと第1開
口部25にセットされたフィルム2の中心がずれている
ため、焼付レンズ14の中心をシフター6によって第1
開口部25の方へ移動させて、焼付レンズ14を通った
透過光がペーパーマスク台85の中心に載置されている
印画紙3にアオリ結像し、印画紙3上にコマ画像を焼き
付ける。APSフィルムの焼付時では、光源11の光軸
Pと第2開口部26にセットされたフィルム2の中心が
先ほどとは逆にずれているため、焼付レンズ14の中心
をシフター6によって第2開口部26の方へ移動させ
る。これにより、第2開口部26にセットされたコマ画
像の透過光が印画紙3にアオリ結像する。いずれの場合
でも、印画紙3の中心位置は光源11の光軸Pに合わせ
ておけば良いので、焼付対象のフィルム2が第1搬送路
23と第2搬送路24のいずれを用いていても印画紙3
のペーパーマスク台85でのセッティングを変更する必
要はない。焼付レンズ14の移動量は予め計算で求めて
おき、コントローラ4に格納されている。
【0033】なお、焼付時にフィルム搬送路23、24
が印画紙搬送方向に対して直交する位置となる第2モー
ドが選択された場合のフィルム2と焼付レンズ14と印
画紙3の位置関係は図6に示されている。ここでは、焼
付レンズ14の中心は光軸Pに一致させたままにしてお
き、第1開口部25にセットされたコマ画像の透過光が
印画紙3にアオリ結像するように、印画紙3を光軸Pよ
り第2開口部26の方へ送る。この印画紙3の送りは通
常の印画紙搬送と同様に行うことができ、その送り量
は、予め計算されコントローラ4に格納されている。も
ちろん、焼付対象コマ画像が第2開口部26にセットさ
れている場合は、印画紙3を先ほどとは逆に光軸Pより
第1開口部25の方へ送ればよい。フィルム2の最終コ
マが焼き付けられた後、フィルム2はそのままフィルム
排出口23b又は24bから排出される。
【0034】上記発明の実施形態では、露光窓としての
第1開口部25と第2開口部26が光源11の光軸Pか
ら偏位しているにもかかわらず、共通な印画紙搬送路上
に位置する印画紙3にコマ画像を焼き付けるため、アオ
リ結像の手法を用いていたが、これに代え、焼付レンズ
14からの光の経路を幾何光学的な手法(反射鏡や光導
波管など)で調節して、印画紙3にコマ画像を焼き付け
てもよい。
【0035】さらに、上記発明の実施形態では、第1フ
ィルム搬送路23と第2フィルム搬送路24は異なるタ
イプのフィルム2が投入されるように構成されていた
が、これに代えて同じタイプのフィルム2が投入される
ように構成することも本発明では提案される。この場
合、例えば、両フィルム搬送路23、24にCCDタイ
プのスキャナーを配備し、第1フィルム搬送路23で焼
付露光をやっている間に、第2フィルム搬送路24で次
に焼付露光を行うフィルム2のコマ画面のスキャニング
を行うことで、焼付処理作業の効率化を計ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による写真焼付装置の一実施形態を示す
概略構成図
【図2】図1による写真焼付装置のブロック構成図
【図3】ネガマスクの斜視図
【図4】ネガマスクのためのターレット機構を示す模式
【図5】第1モードにおけるアオリ露光時のフィルムと
焼付レンズと印画紙の位置関係を説明する説明図
【図6】第2モードにおけるアオリ露光時のフィルムと
焼付レンズと印画紙の位置関係を説明する説明図
【符号の説明】
2 フィルム 3 印画紙 10 露光部 11 光源 14 焼付レンズ 20 ネガマスク 23 第1フィルム搬送路 24 第2フィルム搬送路 25 第1開口部 26 第2開口部 30 シャッター機構 33 ターレット機構

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接して設けられた第1開口部と第2開
    口部、前記第1開口部に写真フィルムを案内する第1フ
    ィルム搬送路、前記第2開口部に写真フィルムを案内す
    る前記第1フィルム搬送路に平行な第2フィルム搬送
    路、前記第1開口部又は前記第2開口部にセットされた
    写真フィルムのコマ画像の透過光を印画紙に結像させる
    焼付レンズを備えている写真焼付装置。
  2. 【請求項2】 前記第1フィルム搬送路と前記第2フィ
    ルム搬送路はそれぞれ異なる幅サイズを有し、前記第1
    フィルム搬送路を搬送される写真フィルムのサイズと前
    記第2フィルム搬送路を搬送される写真フィルムのサイ
    ズが異なる請求項1に記載の写真焼付装置。
  3. 【請求項3】 前記第1開口部と第2開口部にはシャッ
    ター機構が設けられており、焼付対象となるコマ画像が
    セットされている開口部のシャッター機構が開放され、
    他の開口部のシャッター機構が閉鎖される請求項1又は
    2に記載の写真焼付装置。
  4. 【請求項4】 露光用光源は、その光軸が前記第1開口
    部と前記第2開口部の間の中間点を通るように設定され
    ている請求項1〜3のいずれかに記載の写真焼付装置。
  5. 【請求項5】 前記印画紙を焼付位置に案内する印画紙
    搬送路が前記両フィルム搬送路に対して平行に延びてい
    る場合、焼付処理時に前記焼付レンズをアオリ露光位置
    まで移動させる請求項1〜4のいずれかに記載の写真焼
    付装置。
  6. 【請求項6】 前記印画紙を焼付位置に案内する印画紙
    搬送路が前記両フィルム搬送路に対して直交するように
    延びている場合、焼付処理時に前記印画紙をアオリ露光
    位置まで移動させる請求項1〜4のいずれかに記載の写
    真焼付装置。
  7. 【請求項7】 前記第1・第2開口部と前記第1・第2
    フィルム搬送路は向き変更可能なネガマスクに設けられ
    ており、前記写真フィルムと前記印画紙とが平行な位置
    関係で焼付処理を行う第1モードと前記写真フィルムと
    前記印画紙とが直交する位置関係で焼付処理を行う第2
    モードのいずれかを選択可能である請求項1〜6のいず
    れかに記載の写真焼付装置。
  8. 【請求項8】 前記変更可能なネガマスクはターレット
    ネガマスクとして形成されており、その回転中心は前記
    第1開口部と前記第2開口部の間の中間点を通るように
    設定されている請求項7に記載の写真焼付装置。
  9. 【請求項9】 前記第1フィルム搬送路には写真フィル
    ムを搬送する第1搬送機構が設けられ、前記第2フィル
    ム搬送路には写真フィルムを搬送する第2搬送機構が設
    けられ、前記1・2搬送機構は共通の駆動源により駆動
    される請求項1〜8のいずれかに記載の写真焼付装置。
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