JPH1194755A - 基板の振動防止機構 - Google Patents

基板の振動防止機構

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JPH1194755A
JPH1194755A JP9258554A JP25855497A JPH1194755A JP H1194755 A JPH1194755 A JP H1194755A JP 9258554 A JP9258554 A JP 9258554A JP 25855497 A JP25855497 A JP 25855497A JP H1194755 A JPH1194755 A JP H1194755A
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JP
Japan
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glass substrate
substrate
suction
glass
roller
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Application number
JP9258554A
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English (en)
Inventor
Mamoru Yasuda
守 安田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ガラス基板を検査・観察するときの
振動の影響を最小限に抑え、かつ照明の性能を劣化させ
ない。 【解決手段】ガラス基板7を対物レンズ13及び接眼レ
ンズ12などから成る観察系を通して検査・観察すると
きに、ガラス基板7の周辺部を吸着パッド6により吸着
・保持する場合、観察系の光軸上を含む近傍でガラス基
板7を下方から所定の付勢力で押え付ける押え付け機構
30を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶表示装
置に用いられる液晶やプラズマ表示パネル(PDP)な
どのガラス基板を検査・観察するときに用いる基板の振
動防止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置に用いられるガラス
基板は大型化している。これに伴ってガラス基板を検査
・観察するときの振動が益々問題になっている。このよ
うなガラス基板の振動防止としては、複数のピンを用い
てガラス基板を支えるピン支え方式が用いられている。
このピン支え方式では、各ピンの間隔をある程度の距離
よりも短くして配置しなければ、防振効果が得られな
い。
【0003】ところが、ガラス基板の大型化に伴ってピ
ン数を増加しても、ガラス基板自体の反りがあり、この
反りによってはガラス基板に接触しないピンが現れる。
これによりガラス基板の固体差によっては、ガラス基板
に振動が発生してしまう。この対策として、ガラス基板
を吸着した後、ピンを吸着面よりも少し高い位置間で持
ち上げる方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガラス
基板の反り量によっては、吸着面から外れる生じ、例え
ば顕微鏡や外観検査では、光学系の焦点合わせが必要な
ので、ガラス基板をできるだけ平面に保持しなければな
らず、さらに透過照明を使用する際には、ピンを支える
透明なガラスや樹脂部材が照明の性能を劣化してしま
う。
【0005】そこで本発明は、ガラス基板を検査・観察
するときの振動の影響を最小限に抑え、かつ照明の性能
を劣化させることがない基板の振動防止機構を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、基板
を観察系を通して検査・観察するときに基板の周辺部を
吸着し保持する基板の振動防止機構において、観察系の
光軸上を含む近傍で基板を下方から所定の付勢力で押え
付ける押え付け機構、を備えた基板の振動防止機構であ
る。
【0007】請求項2によれば、請求項1記載の基板の
振動防止機構において、基板の周辺側に少なくとも1
つ、基板の周辺部を上方から押え付けて基板に対する吸
着・保持による外れを防止する吸着押え付け機構を設け
た。
【0008】請求項3によれば、請求項2記載の基板の
振動防止機構において、押え付け機構の基板に対する付
勢力は、吸着押え付け機構の基板に対する付勢力よりも
小さい。
【0009】
【発明の実施の形態】
(1) 以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参
照して説明する。図1は基板の振動防止機構の構成図で
あり、図2はX方向から見た断面構成図、図3はY方向
から見た断面構成図である。
【0010】ベース1上にはY方向に沿って各レール2
(1つのレールは図示の関係上示されていない)が配置
され、これらレール2上にYステージ3が移動自在に設
けられている。
【0011】このYステージ3上には、X方向に沿って
各レール4が配置され、これらレール4上にガラスホル
ダ5が移動自在に設けられている。このガラスホルダ5
の上面には、吸着パッド6が固定されている。
【0012】この吸着パッド6は、ガラス基板7の周辺
部を吸着保持するもので、検査・観察時に顕微鏡光学系
がガラス基板7の上面から接触が許される範囲が周辺か
らの距離で定められていることから、この範囲の内側を
残すような中抜けの形状に形成されている。
【0013】又、この吸着パッド6は、溝が形成されて
おり、この溝に真空引きすることでガラス基板7を吸着
・保持するものとなっている。一方、顕微鏡筒10に
は、観察系として対物レンズ11、接眼レンズ12及び
図示しない落射照明が備えられ、顕微鏡としての機能を
持っている。この顕微鏡筒10は、防止機能タイプの門
柱アームの水平部分に組み込まれている。
【0014】又、透過照明13は、対物レンズ11と同
一光軸上の位置でベース1に固定されており、ガラスホ
ルダ5の開口部からガラス基板7の下方より透過照明す
るものとなっている。
【0015】Yステージ3の側面には、図2に示すよう
に吸着押え付け機構20が設けられている。この吸着押
え付け機構20は、ガラス基板7の周辺側に少なくとも
1つ設けられ、ガラス基板7の周辺部を上方から押え付
けてガラス基板7に対する吸着パッド6での吸着・保持
による外れを防止するものである。
【0016】この吸着押え付け機構20の構成を説明す
ると、第1のシリンダ21は、その本体の端がYステー
ジ3に対して揺動自在な状態に保持され、かつ軸端に第
1の移動体22が回動自在に設けられている。
【0017】この第1の移動体22は、略中央部の軸2
3で回動自在に支持されるとともにその先端部に押えコ
ロ24が設けられ、かつ第1のシリンダ21の駆動に応
動して押えコロ24を吸着パッド6に対向する位置でガ
ラス基板7を押さえ付けたり、離したりするものとなっ
ている。
【0018】このうち押えコロ24は、ガラス基板7の
上面に接触した状態で、第1の移動体22に対してガラ
スホルダ5が移動するX方向に回転自在な状態に支持さ
れている。
【0019】又、この押えコロ24は、ガラス基板7を
挟んで吸着パッド6とこの吸着パッド6の隣にある後述
する第1の支えコロ33とを上方から押え付けるもの
で、ガラス基板7の上面からの接触も許される範囲内で
ガラス基板7の上面に接触する形状となっている。
【0020】一方、図3に示すようにYステージ3上に
は、押え付け機構30が設けられている。この押え付け
機構30は、観察系の光軸近傍でガラス基板7を下方か
ら所定の付勢力で押え付けるものである。
【0021】この押え付け機構30の構成を説明する
と、第2のシリンダ31の本体の端がYステージ3上に
揺動自在な状態で保持され、かつ軸端に第2の移動体3
2が回動自在に設けられている。
【0022】この第2の移動体32には、複数の第1の
支えコロ33を回動自在に支持する第1の軸34が軸支
され、かつ軸35を中心として回動するものとなってい
る。この第2の移動体32は、第1の支えコロ33が透
過照明13の光路を遮らない範囲でできるだけ対物レン
ズ11の光軸に近付けるとともに、第1の支えコロ33
と軸34とをガラスホルダ5が移動するX方向に回転可
能な状態に保持しながら、ガラスホルダ5の開口部から
第1の支えコロ33をガラス基板7の下面に接触させた
り、離したりするものとして作用する。
【0023】第1の支えコロ33は、ガラス基板7より
も柔らかい材質、例えば硬質のプラスチックにより全て
同一外形寸法に形成されている。上記軸34の両端に設
けられている各第1の支えコロ33は、吸着パッド6の
すぐ内側に設けられ、ガラス基板7の上面からの接触も
許される範囲内でガラス基板7の下面に接触する形状に
なっている。
【0024】なお、押え付け機構30のガラス基板7に
対する付勢力すなわち押え付ける力量は、吸着押え付け
機構20のガラス基板7を押え付ける力量よりも小さく
設定されている。
【0025】次に上記の如く構成された機構の作用につ
いて説明する。ガラス基板7がガラスホルダ5上に載置
されていないときは、図2に示すように第1のシリンダ
21の軸は縮んだ状態にあり、これに応動して第1の移
動体22は持ち上がった状態にあり、押えコロ24はガ
ラスホルダ5から離れた状態にある。
【0026】又、図3に示すように第2のシリンダ31
の軸は伸びた状態にあり、これに応動して第2の移動体
32は倒れた状態にあり、第1の支えコロ33はガラス
ホルダ5から離れている。
【0027】ガラス基板7が、例えば人手又はロボット
等による自動搬送によりガラスホルダ5上に載置される
と、吸着パッド6を通して真空引きされ、ガラスホルダ
5上に吸着・保持される。
【0028】この吸着・保持の動作が完了すると、図2
に示すように第1のシリンダ21の軸が伸ばされ、これ
に応動して第1の移動体22が倒れる。これにより押え
コロ24は、下降し、ガラス基板7の上面に接触してガ
ラス基板7を押え付ける。
【0029】次に、図3に示すように第2のシリンダ3
1の軸が縮められ、これに応動して第2の移動体32が
持ち上がる。これにより、第1の支えコロ33は、上昇
し、ガラス基板7の下面に接触する。
【0030】この第2のシリンダ31は、第1の支えコ
ロ33がガラス基板7の移動に合わせて回転できる程度
の摩擦力が得られる力量でガラス基板7に押し付ける。
一方、押えコロ24を押え付ける第1のシリンダ21の
力量は、第1の支えコロ33を持ち上げる力量よりも大
きいので、押えコロ24は吸着パッド6の吸着面から上
昇することはない。
【0031】この状態でガラスホルダ5は、X方向に自
由に移動できる。このとき、押えコロ24と第1の支え
コロ33とは、ガラス基板7に対して充分な力量で押し
付けられているので、それぞれガラス基板7の移動に同
期して回転する。
【0032】この状態に、観察系として対物レンズ11
及び接眼レンズ12を通してガラス基板7の検査・観察
を行う。ガラス基板7の検査・観察が終了すると、先
ず、第2のシリンダ31の軸が伸ばされ、第2の移動体
32を倒した状態にし、第1の支えコロ33をガラスホ
ルダ5から離す。
【0033】次に、第1のシリンダ21の軸を縮ませ、
第1の移動体22を持ち上げ、押えコロ24をガラスホ
ルダ5から離す。この後、吸着パッド6の真空を大気開
放して、ガラス基板7を取り外す。
【0034】このように上記第1の実施の形態において
は、観察系の光軸近傍でガラス基板7を下方から所定の
付勢力で押え付ける押え付け機構20を設けたので、ガ
ラス基板7を検査・観察するときの振動の影響を最小限
に抑えること、特に観察系の光軸近傍でのガラス基板7
の振動を無くすことができ、かつ照明の性能を劣化させ
ることがなく、ガラス基板7に対する検査・観察の信頼
性を向上できる。
【0035】すなわち、ガラス基板7の位置に関わら
ず、第1の支えコロ33は、常に観察系の近傍のみを支
えるので、従来のようにピン方式に比べてガラス基板7
の浮き上がりによる接触不良が発生せず、焦点ズレを少
なくできる。
【0036】又、複数の第1の支えコロ33を取り付
け、かつその個数や間隔の設定に自由度があるので、各
種サイズや厚さのガラス基板7に対して適用できる。
又、ガラス基板7の周辺部を上方から押え付けてガラス
基板7に対する吸着・保持による外れを防止する吸着押
え付け機構20を設けたので、ガラス基板7がカラスホ
ルダ5が外れることなく、かつ押え付け機構20と組み
合わせて用いることにより、ガラス基板7の振動を最小
限に抑えることに最適な組み合わせとなる。
【0037】又、透過照明13の周辺に第1の支えコロ
33を配置すれば、ガラス基板7と透過照明13との間
に何も存在せず、透過照明13の性能を劣化させること
がない。
【0038】又、押えコロ24を押え付ける第1のシリ
ンダ21の力量は、押えコロ24を持ち上げる力量より
も大きいので、押えコロ24は吸着パッド6の吸着面か
ら上昇することはない。 (2) 以下、本発明の第2の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、上記図1〜図3と同一部分には
同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0039】図4は基板の振動防止機構の構成図であ
り、図5はX方向から見た断面構成図、図6はY方向か
ら見た断面構成図である。顕微鏡筒10には、観察系と
して対物レンズ11、接眼レンズ12に、さらに落射照
明を内蔵するマクロ照明系40が備えられ、広範囲の目
視によるマクロ観察が可能な機能を備えている。
【0040】一方、押え付け機構50が図5及び図6に
示すようにYステージ3上に設けられている。この押え
付け機構50は、観察系の光軸近傍でガラス基板7を下
方から所定の付勢力で押え付けるものである。
【0041】この押え付け機構50の構成を説明する
と、第2のシリンダ31の本体の端がYステージ3上に
揺動自在な状態で保持され、かつ軸端に第3の移動体5
1が回動自在に設けられている。
【0042】この第3の移動体51は、カラスホルダ5
の互いに対向する内側壁にそれぞれ設けられ、これら第
3の移動体51の間にベアリング52を介して第2の支
えコロ53が回動自在に軸支されている。
【0043】又、この第3の移動体51は、第2の支え
コロ53をガラスホルダ5が移動するX方向に回転自在
な状態で保持されながら、ガラスホルダ5の穴から第2
の支えコロ53をガラス基板7の下面に接触させたり、
離したりするようにYステージ3に対して回動自在に支
持されている。この第2の支えコロ53の少なくとも一
部が対物レンズ13の光軸近傍に配置されていればよ
い。
【0044】この第2の支えコロ53は、ガラス基板7
よりも柔らかい材質、例えば硬質のプラスチックにより
中空の筒状に形成されている。又、この第2の支えコロ
53は、ガラス基板7の上面から接触も許される両端の
範囲内でガラス基板7の下面に接触する長さに形成され
ている。
【0045】なお、押え付け機構50のガラス基板7に
対する付勢力すなわち押え付ける力量は、吸着押え付け
機構20のガラス基板7を押え付ける力量よりも小さく
設定されている。
【0046】次に上記の如く構成された機構の作用につ
いて説明する。ガラス基板7がガラスホルダ5上に載置
されていないときは、図5に示すように第1のシリンダ
21の軸は縮んだ状態にあり、これに応動して第1の移
動体22は持ち上がった状態にあり、押えコロ24はガ
ラスホルダ5から離れた状態にある。
【0047】又、図6に示すように第2のシリンダ31
の軸は伸びた状態にあり、これに応動して第3の移動体
51は倒れた状態にあり、第2の支えコロ53はガラス
ホルダ5から離れている。
【0048】ガラス基板7が、例えば人手又はロボット
等による自動搬送によりガラスホルダ5上に載置される
と、吸着パッド6を通して真空引きされ、ガラスホルダ
5上に吸着・保持される。
【0049】この吸着・保持の動作が完了し、図5に示
すように第1のシリンダ21の軸が伸ばされると、これ
に応動して第1の移動体22が倒れ、これにより押えコ
ロ24は、下降してガラス基板7の上面に接触し、ガラ
ス基板7を押え付ける。
【0050】次に、図6に示すように第2のシリンダ3
1の軸が縮められ、これに応動して第3の移動体51が
持ち上がる。これにより、第2の支えコロ53は、上昇
し、ガラス基板7の下面に接触する。
【0051】この第2のシリンダ31は、第2の支えコ
ロ53がガラス基板7の移動に合わせて回転できる程度
の摩擦力が得られる力量でガラス基板7に押し付ける。
一方、押えコロ24を押え付ける第1のシリンダ21の
力量は、第2の支えコロ53の持ち上げる力量よりも大
きいので、押えコロ24は吸着パッド6の吸着面から上
昇することはない。
【0052】この状態でガラスホルダ5は、X方向に自
由に移動できる。このとき、押えコロ24と第2の支え
コロ53とは、ガラス基板7に対して充分な力量で押し
付けられているので、それぞれガラス基板7の移動に同
期して回転する。
【0053】この状態に、観察系として対物レンズ11
及び接眼レンズ12を通してガラス基板7の検査・観察
を行う。ガラス基板7の検査・観察が終了すると、先
ず、第2のシリンダ31の軸が伸ばされ、第3の移動体
51を倒した状態にし、第2の支えコロ53をガラスホ
ルダ5から離す。
【0054】次に、第1のシリンダ21の軸を縮ませ、
第1の移動体22を持ち上げ、押えコロ24をガラスホ
ルダ5から離す。この後、吸着パッド6の真空を大気開
放して、ガラス基板7を取り外す。
【0055】このように上記第2の実施の形態において
は、観察系の光軸近傍でガラス基板7を下方から所定の
付勢力で押え付ける押え付け機構50を設けたので、上
記第1の実施の形態と同様に、ガラス基板7を検査・観
察するときの振動の影響を最小限に抑えること、特に観
察系の光軸近傍でのガラス基板7の振動を無くすことが
でき、かつ照明の性能を劣化させることがなく、ガラス
基板7に対する検査・観察の信頼性を向上できる。
【0056】又、第2の支えコロ53を筒状にしたの
で、ガラス基板7の支持を点でなく線となり、観察範囲
でのガラス基板7の平面が維持できる。ガラス基板7の
周辺部を上方から押え付けてガラス基板7に対する吸着
・保持による外れを防止する吸着押え付け機構20を設
けたので、ガラス基板7がカラスホルダ5が外れること
なく、かつ押え付け機構50と組み合わせて用いること
により、ガラス基板7の振動を最小限に抑えることに最
適な組み合わせとなる。
【0057】又、押えコロ24を押え付ける第1のシリ
ンダ21の力量は、第2の支えコロ53を持ち上げる力
量よりも大きいので、押えコロ24は吸着パッド6の吸
着面から上昇することはない。
【0058】なお、本発明は、上記第1及び第2の実施
と形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよ
い。例えば、上記第1及び第2の実施と形態では、駆動
源としてシリンダを用いているが、これに限らず、ソレ
ノイドやパルスモータなどの電磁部品でも同様な作用を
行うことができる。そして、ガラス基板7の押さえ付け
を、これらシリンダや電磁部品の駆動を移動体32、5
1を介して行うのでなく、これらシリンダや電磁部品の
駆動を直接ガラス基板7に伝達する、例えば直線移動な
どでガラス基板7の押さえ付けるようにしてもよい。
【0059】又、上記第1と第2の実施と形態とを併用
し、マクロ観察と顕微鏡観察との両方に防振機能を備え
るようにしてもよい。さらに、押えコロ24、第1及び
第2の支えコロ33、53は、ガラス基板7の移動に同
期して移転運動させてもよく、この場合、万一摩擦力が
低下しても第1及び第2の支えコロ33、53とガラス
基板7との間にズレが生じることはなく、ガラス基板7
を傷付けることはない。又、液晶表示装置のガラス基板
7の検査・観察に限らず、各種基板の検査・観察にも適
用できることは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項1〜
3によれば、ガラス基板を検査・観察するときの振動の
影響を最小限に抑え、かつ照明の性能を劣化させること
がない基板の振動防止機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる基板の振動防止機構の第1の実
施の形態を示す構成図。
【図2】同機構をX方向から見た吸着押え付け機構の断
面構成図。
【図3】同機構をY方向から見た押え付け機構の断面構
成図。
【図4】本発明に係わる基板の振動防止機構の第2の実
施の形態を示す構成図。
【図5】同機構をX方向から見た押え付け機構の断面構
成図。
【図6】同機構をY方向から見た押え付け機構の断面構
成図。
【符号の説明】
1…ベース、 3…Yステージ、 5…ガラスホルダ、 6…吸着パッド、 7…ガラス基板、 10…顕微鏡筒、 11…対物レンズ、 12…接眼レンズ、 13…透過照明、 20…吸着押え付け機構、 21…第1のシリンダ、 22…第1の移動体、 24…押えコロ、 30…押え付け機構、 31…第2のシリンダ、 32…第2の移動体、 33…第1の支えコロ、 40…マクロ照明系、 50…押え付け機構、 51…第3の移動体、 52…ベアリング、 53…第2の支えコロ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前記基板を観察系を通して検査・観察す
    るときに前記基板の周辺部を吸着し保持する基板の振動
    防止機構において、 前記観察系の光軸上を含む近傍で前記基板を下方から所
    定の付勢力で押え付ける押え付け機構、を具備したこと
    を特徴とする基板の振動防止機構。
  2. 【請求項2】 前記基板の周辺側に少なくとも1つ、前
    記基板の周辺部を上方から押え付けて前記基板に対する
    吸着・保持による外れを防止する吸着押え付け機構を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の基板の振動防止機
    構。
  3. 【請求項3】 前記押え付け機構の前記基板に対する付
    勢力は、前記吸着押え付け機構の前記基板に対する付勢
    力よりも小さいことを特徴とする請求項2記載の基板の
    振動防止機構。
JP9258554A 1997-09-24 1997-09-24 基板の振動防止機構 Pending JPH1194755A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006337542A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Lasertec Corp カラーフィルタ基板のステージ装置及び検査装置
KR100808451B1 (ko) 2006-10-09 2008-03-03 (주)오엘케이 글라스 서포트 이송 구조를 갖는 글라스 홀더 장치 및 그글라스 홀더 장치를 이용한 글라스 기판 검사방법
JP2008064666A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Olympus Corp 外観検査装置の基板保持機構
WO2011007651A1 (ja) * 2009-07-15 2011-01-20 有限会社共同設計企画 基板検査装置

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