JPH1193859A - ポンプ駆動装置 - Google Patents

ポンプ駆動装置

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Publication number
JPH1193859A
JPH1193859A JP9253147A JP25314797A JPH1193859A JP H1193859 A JPH1193859 A JP H1193859A JP 9253147 A JP9253147 A JP 9253147A JP 25314797 A JP25314797 A JP 25314797A JP H1193859 A JPH1193859 A JP H1193859A
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JP
Japan
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motor
operation mode
rotation
pump
control device
Prior art date
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Pending
Application number
JP9253147A
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English (en)
Inventor
Koichi Takemura
晃一 竹村
Ryoichi Koga
良一 古閑
Takashi Sawada
敬 澤田
Takahito Ishii
隆仁 石井
Satoshi Matsumoto
松本  聡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH1193859A publication Critical patent/JPH1193859A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の起動運転を確実に行う。 【解決手段】 正逆二方向に回転方向の変更可能なモー
タ2と、モータ2の回転方向に応じて、搬送方向が切り
替わるポンプ3と、制御装置4とで構成され、制御装置
4は、モータ2の逆転動作を伴う起動モードを備えてい
る。逆転動作時の機械的振動により、装置内部の異物の
粉砕、除去が可能となり、よって確実な起動が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を搬送するポ
ンプの駆動装置に関するものであり、特に空調装置にお
いて熱媒体を搬送する際に使用するポンプに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置としては、モータなど
の駆動力を利用して、流体を搬送する回転式の容積型ポ
ンプが多数提案されており、その断面構造は、例えば図
12のようになっていた。13はケーシング、14は液
体流路、15は回転軸A、16は回転軸Bであり、回転
軸A15にはギヤA17が、回転軸B16にはギヤB18
が連結されている。回転軸A15はモータ(図示せず)
の駆動力により時計方向に回転し、ギヤA17、ギヤB
18を介して、回転軸B16は反時計方向に回転する。
この時、液体は流体流路14の左方向から吸入され、ギ
ヤA17とギヤB18のギャップを通ることにより加圧
され、流体流路14の右方向へ吐出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ポンプでは、経年劣化により配管表面で発生した酸化ス
ケール等の異物が発生し、系内を循環すると、ギヤのギ
ャップに蓄積したり、ギヤが異物をかみ込んだりする場
合があった。これらの場合には、起動時は通常より大き
なトルクが必要となり、起動不良が発生するという課題
を有していた。また、起動不良に陥った場合には、外見
から、その異常の度合いを判断することは難しいため、
その度毎にポンプ自体の分解、点検等が必要であり、使
い勝手および、メンテナンスの上で課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、本発明のポンプ駆動装置は、正逆二方向に
回転方向の変更が可能なモータと、前記モータの回転方
向に応じて液体の搬送方向の変更が可能なポンプと、前
記ポンプおよび前記モータの駆動を制御する制御装置を
備え、前記制御装置は、前記モータの回転方向を切り替
える方向切り替え手段と、起動運転モードと定常運転モ
ードを切り替えるモード設定手段を備え、定常運転モー
ドは前記方向切り替え手段により前記モータを正方向に
回転させ、起動運転モードは前記方向切り替え手段によ
り前記モータを逆回転させることを特徴とし、前記モー
ド設定手段は起動運転モード終了後に定常運転モードに
切り替える構成としたものである。
【0005】上記発明によれば、定常の逆方向にモータ
を回転させた後、再度定常の方向に回転させることが可
能となる。そのため、ギヤ部に蓄積した異物に対して、
機械的振動が与えられ、結果として、異物の粉砕、除去
が可能となり、運転起動が確実に行える。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、正逆二方向に回転方向
の変更が可能なモータと、前記モータの回転方向に応じ
て液体の搬送方向の変更が可能なポンプと、前記ポンプ
および前記モータの駆動を制御する制御装置を備え、前
記制御装置は、前記モータの回転方向を切り替える方向
切り替え手段と、起動運転モードと定常運転モードを切
り替えるモード設定手段を備え、定常運転モードは前記
方向切り替え手段により前記モータを正方向に回転さ
せ、起動運転モードは前記方向切り替え手段により前記
モータを逆回転させることを特徴とし、前記モード設定
手段は起動運転モード終了後に定常運転モードに切り替
える構成としている。
【0007】そして、モード設定手段と方向切り換え手
段により、モータを逆方向に回転させた後、正方向へ回
転させる動作が行えるようになり、結果として、異物の
粉砕、除去が可能となり、運転起動が確実に行える。
【0008】また、制御装置は、前記モータの回転数を
設定する回転数設定手段を備え、前記回転数設定手段
は、起動運転モード時には設定回転数を周期的に変化さ
せる構成としている。
【0009】そして、起動運転モードでは、回転数設定
手段により、モータ回転数を周期的に変化させているの
で、モータの微妙な振動が加えられることにより、異物
の粉砕、除去が可能となり、運転起動が確実に行える。
【0010】また、正逆二方向に回転方向の変更が可能
なモータと、前記モータの回転方向に応じて液体の搬送
方向の変更が可能なポンプと、前記ポンプおよび前記モ
ータの駆動を制御する制御装置を備え、前記制御装置
は、前記モータの回転方向を切り替える方向切り替え手
段と、起動運転モードと定常運転モードを切り替えるモ
ード設定手段と、前記モータ回転数を設定する回転数設
定手段を備え、定常運転モードは前記方向切り替え手段
により前記モータを正方向に回転させ、起動運転モード
は前記方向切り替え手段により前記モータの回転方向を
周期的に切り替えるとともに前記回転数設定手段により
前記モータの回転数を周期的に切り替えることを特徴と
し、前記モード設定手段は起動運転モード終了後に定常
運転モードに切り替える構成としている。
【0011】そして、起動運転モードでは、方向切り替
え手段と、回転数設定手段により、モータの回転方向お
よび設定回転数を、周期的に変化させているので、更に
大きな振動が加えられるので、異物の粉砕、除去がより
確実となり、運転起動がより確実なものとなる。
【0012】また、モータは直流モータとしている。そ
して、直流モータの特徴である起動時の大トルクと、機
械的振動の組み合わせにより、より確実な運転起動が行
える。
【0013】また、モータは、回転数を検出する回転数
出手段を備え、制御装置は、前記回転数検出手段の出力
よりモータの回転異常を判断する異常判定手段を備え、
運転開始時は所定時間定常運転モードで運転すると同時
に前記異常判定手段が異常を判定したときのみ起動運転
モードに切り替える構成としている。
【0014】そして、運転起動時には、一旦、正方向に
モータを駆動し、モータの回転が認められなかった時の
み、起動運転モードに切り替えて、モータの回転方向ま
たは回転方向と設定回転数の両方を変更しているので、
トータル消費電流の上昇をおさえつつ、確実な運転起動
が行える。
【0015】また、制御装置は、前記モータの駆動電流
を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段の検出値
が予め定めた設定値を越えた時には運転を停止する停止
手段とを備えた構成としている。
【0016】そして、起動運転モードにおいて、モータ
の駆動電流が所定値を越えていれば、異常と判断して、
運転を停止しているので、モータの動作不良の度合い
が、修復可能かいなかの判断が可能となり、メンテナン
スの向上を図ることができる。
【0017】また、制御装置は、モータの駆動電流を検
出する電流検出手段と、電流検出手段の検出値を所定時
間積分する積分手段を備え、起動運転モード時に、積分
手段の値が所定値を越えたときには運転を停止する停止
手段とを備えた構成としている。
【0018】そして、起動運転モードにおいて、モータ
の駆動電流の積分値が所定値を越えていれば、異常と判
断して、運転を停止しているので、モータの動作不良の
度合いが、修復可能かいなかの判断が可能となり、メン
テナンスの向上を図ることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0020】(実施例1)図1は本発明の実施例1のポ
ンプ駆動装置の構成図である。また、図2は本実施例に
おけるポンプ駆動装置の動作を説明するタイムチャート
である。また、ポンプ本体の構成は従来例と同一である
ので、詳細な説明は省略する。
【0021】図1において、1はポンプ、モータ一体型
のポンプ装置であり、2は正逆二方向に回転可能な三相
直流ブラシレスモータであり、3はモータ1の駆動力に
より回転し液体を搬送するポンプであり、モータ2の回
転方向に応じて液体の搬送方向の切り替えが可能であ
る。4はモータ2および、ポンプ部3を制御する制御装
置である。つづいて制御装置4の構成について説明す
る。モード設定手段5は、起動運転モード、定常運転モ
ードの2つの運転モードの設定が可能であり、モード設
定手段5が起動運転モードに切り替わると、方向設定手
段6によりモータ部2が逆転方向、すなわち液体が吐出
方向から吸入方向に搬送される方向に回転する。反対に
モード設定手段5が定常運転モードに切り替わると、方
向設定手段6により、モータ部1が正転方向、すなわ
ち、液体が吸入方向から吐出方向に搬送される方向に回
転する。
【0022】次に動作、作用について説明する。運転開
始時には、モード設定手段5により、所定時間T1だけ
起動運転モードが選択され、方向切り替え手段6によ
り、モータ2が逆転方向に回転するように駆動信号が与
えられる。次に、モード設定手段5が定常運転モードに
切り替わり、方向切り替え手段6が、モータ2の回転方
向を正転方向に切り替える。モータ部2は三相直流ブラ
シレスモータを使っているので、3本の巻き線への通電
順序を切り替えることで、正逆二方向の回転切り替えが
可能となる。この、モータ部2が正転から逆転に切り替
わる時に与えられる機械振動により、ポンプ3のギヤに
蓄積していた、微小な異物が粉砕、除去されるので、正
転方向への起動が確実に行えるようになる。
【0023】本実施例では、同一筐体にモータ部(回転
部)とポンプ部(搬送部)を備えた構成としているが、
これらを別個に備えたものであっても同様の効果が得ら
れる。
【0024】また、モータ2は3相の直流ブラシレスモ
ータに限らず、単相の直流モータであれば電源の極性を
切り替えることで回転方向の切り換えが可能であり、3
相の誘導モータであっても、モータ巻き線への通電順序
を切り替えることにより回転方向の切換えが可能であ
る。
【0025】(実施例2)図3は本発明の実施例2にお
けるポンプ駆動装置の構成図、図4は実施例2における
ポンプ駆動装置の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【0026】実施例1と異なる点は制御装置4が回転数
設定手段7を有する点、モード設定手段5の起動運転モ
ードでは、回転数設定手段7により、モータ部2の設定
回転数が一定周期Taで切り替える点である。
【0027】なお、実施例1と同一構造のものは同一構
造を有し説明は省略する。次に動作について説明する。
運転開始時には、モード設定手段5により、所定時間T
1だけ起動運転モードが選択され、方向切り替え手段6
により、モータ部2が逆転方向に回転するように駆動信
号が与えられる。さらに、この間、回転数設定手段7に
より、モータ部2の設定回転数が定められた周期Ta
で、N1→N2→N1と変動する。次に、モード設定手段5が
定常運転モードに切り替わり、方向切り替え手段6が、
モータ部2の回転方向を正転方向に切り替わる。すなわ
ち、モータ部2の逆回転時の回転数変動に伴う機械振動
と、モータ1が逆転から正転に切り替わる時に与えられ
る機械振動により、ポンプのギヤに蓄積していた、微小
な異物が粉砕、除去されるので、正転方向への起動が確
実に行えるようになる。
【0028】(実施例3)図5は本発明の実施例3にお
けるポンプ駆動装置の動作を説明するタイムチャートで
ある。また、ポンプ駆動装置の構成要素は図3と同等で
あり、動作のみ異なるため、図3を用いて説明する。
【0029】実施例1と異なる点は制御装置4が回転数
設定手段7を有する点、モード設定手段5の起動運転モ
ードでは、方向切り替え手段6および回転数設定手段7
により、モータ部2の回転方向および設定回転数および
が一定周期Tbで切り替わる点である。
【0030】なお、実施例1と同一構造のものは同一構
造を有し説明は省略する。次に動作について説明する。
運転開始時には、モード設定手段5により、所定時間T
1だけ起動運転モードが選択され、方向切り替え手段6
により、モータ部2の回転方向が一定周期Tbで周期的
に切り替わるとともに、回転数設定手段7により、モー
タ部2の設定回転数が定められた周期Tbで、N3→N4→
N3と交互に変動する。次に、モード設定手段5が定常運
転モードに切り替わり、方向切り替え手段6が、モータ
部2の回転方向を正転方向に切り替える。したがって、
運転開始時においては、モータ2の回転方向が切り替え
る毎に、機械的な振動が加えられることになり、ポンプ
3のギヤに蓄積していた、微小な異物が粉砕、除去され
るので、正転方向への起動が確実に行えるようになる。
【0031】また、実施例1ないし3においては直流モ
ータを用いているが、一般に直流モータは、起動トルク
が大きいため、モータの回転方向の切り換えにより発生
する機械的振動と、起動時の大トルクとの組み合わせに
より、異物の粉砕、除去が一層確実となり、正転方向へ
の起動がより一層確実なものとなる。
【0032】(実施例4)図6は本発明の実施例4にお
けるポンプ駆動装置の構成図、図7は実施例4における
ポンプ駆動装置の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【0033】実施例1と異なる点は、モータ2が回転数
を検出するホール素子すなわち回転数検出手段8を備え
た三相ブラシレス直流モータであり、制御装置4が、モ
ータ2の回転数を設定する回転数設定手段6と、回転数
検出手段8の出力により、モータ2の回転・非回転を判
断する異常検出手段9を備えており、更に、運転開始時
には、モード設定手段5が、定常運転モードに切り替わ
り、この時の異常検出手段9が異常を判断した時のみ、
モード設定手段5が、起動運転モードに切り替える点で
ある。
【0034】なお、実施例1と同一構造のものは同一構
造を有し説明は省略する。次に動作、作用について説明
する。運転開始時には、モード設定手段5により、定常
運転モードが選択され、方向切り替え手段6により、モ
ータ部2の回転方向が正転方向に、回転数設定手段7に
より回転数がN5に設定される。この時、回転数検出手
段8はモータ部2の回転数を監視する。そして、定めら
れた時間T2の間に設定回転数N5に達しなければ、異
常検出手段9が回転異常と判断し、モード設定手段5に
より所定時間T1だけ起動運転モードに切り替える。起
動運転モードでは、方向切り替え手段6により、モータ
部2の回転方向を逆転方向に切り替えるとともに、回転
数設定手段7により回転数がN6に設定される。
【0035】モータ2を定常と逆方向に回転させた時に
は、一般に負荷が増大し、したがって、消費電流も増加
する。したがって、運転開始時に、モータ2を正転方向
に回転させて、回転が認められなかったときのみ、逆転
方向に回転させることにより、トータル消費電流の増加
を極力抑えつつ、起動を確実に行うことができる。
【0036】なお、本実施例では、モータの回転数検出
をホール素子で行う構成としているが、ホール素子を持
たない三相モータの場合には、巻き線間の誘起電圧を用
いて検出することが可能である。
【0037】(実施例5)図8は本発明の実施例5にお
けるポンプ駆動装置の構成図、図9は実施例5における
ポンプ駆動装置の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【0038】実施例4と異なる点は、制御装置4が、モ
ータ2の駆動電流を検出する電流検出手段10と、電流
検出手段10の出力値を基にモータ部3を停止する停止
手段11を備えており、さらには、機動運転モード時
に、電流検出手段10の出力値が所定値を越えると、停
止手段11がモータ2を停止する点である。
【0039】なお、実施例4と同一構造のものは同一構
造を有し説明は省略する。次に動作、作用について説明
する。運転開始時に、定常運転モードでスタートし、時
間T1の間にモータ部3の回転が認められなければ、定
常運転モードに切り替わる。このとき、電流検出手段1
0で検出したモータ部3の駆動電流がI1を越えると停止
手段11がモータ部2を停止する。すなわち、モータ2
が逆回転したときの電流値で、モータ負荷を判断し、こ
れが許容値を越えていれば、修復困難な機動不良と判断
し、モータ2の駆動を停止している。すなわち、モータ
2の回転方向を切り替えても、モータ負荷の軽減を図れ
ない場合には、回復不能な異常とみて、運転を停止させ
ている。したがって、起動不良の度合いを判断できるよ
うになり、使い勝手とメンテ性の向上が図れる。
【0040】停止手段11は、定常運転モードにおいて
も、電流検出手段10の出力値を基に、モータ2の駆動
を停止させる構成としても良い。ただし、定常運転モー
ドにおいては、異常を判断する電流の設定値は、I1よ
りも小さい値となる。すなわち、モータ2を逆回転させ
たときにはモータ負荷も大きいため、駆動電流も大きく
なるためである。
【0041】(実施例6)図10は本発明の実施例6に
おけるポンプ駆動装置の構成図、図11は実施例6にお
けるポンプ駆動装置の動作を説明するタイムチャートで
ある。
【0042】実施例4と異なる点は、制御装置4が、モ
ータ部2の駆動電流を検出する電流検出手段10と、電
流検出手段10で検出した電流値を積分する積分手段1
2と、積分手段12の出力値を基にモータ部3を停止す
る停止手段11を備えており、さらには、機動運転モー
ド時に、積分手段12の出力値が所定値を越えると、停
止手段11がモータ部3を停止する点である。
【0043】なお、実施例4と同一構造のものは同一構
造を有し説明は省略する。次に動作、作用について説明
する。運転開始時に、定常運転モードでスタートし、時
間T1の間にモータ部3の回転が認められなければ、定
常運転モードに切り替わる。このとき、積分手段12
は、電流検出手段11で検出したモータ部2の駆動電流
の積分を開始する。そして、駆動電流の積分値がI2を
越えると停止手段11がモータ部2を停止する。すなわ
ち、モータ部2が逆回転したときの電流の積分値で、モ
ータ負荷を判断し、これが許容値を越えていれば、修復
困難な機動不良と判断し、モータ部2の駆動を停止して
いる。
【0044】すなわち、モータ2の回転方向を切り替え
ても、モータ負荷の軽減を図れない場合には、回復不能
な異常とみて、運転を停止させている。したがって、起
動不良の度合いを判断できるようになり、使い勝手とメ
ンテ性の向上が図れる。
【0045】実施例5においては、電流の瞬時値で、停
止の判断を行っているが、本実施例の方法によれば、モ
ータ部2の巻き線温度の上昇時など、負荷が徐々に増大
していくケースなども見分けることが可能となる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、モータの
逆転動作を伴う起動運転モードを備えることにより、異
物の粉砕、除去が可能となり、運転起動が確実に行え
る。
【0047】また、起動運転モードでは、モータの逆転
動作を伴うとともに、モータ回転数を周期的に変化させ
ているので、モータの微妙な振動が加えられることによ
り、異物の粉砕、除去が可能となり、運転起動が確実に
行える。
【0048】また、起動運転モードでは、モータの回転
方向と、回転数を周期的に変化させているので、モータ
の微妙な振動が加えられることにより、異物の粉砕、除
去が可能となり、運転起動が確実に行える。
【0049】また、起動トルクの大きい直流モータを用
いているので、運転起動が確実に行える。
【0050】また、定常運転モードで、モータの回転が
認められなかった時のみ、起動運転モードに切り替えて
いるので、トータル消費電流の上昇をおさえつつ、確実
な運転起動が行える。
【0051】また、起動運転モードにおいて、モータの
駆動電流が所定値を越えていれば、異常と判断して、運
転を停止しているので、モータの動作不良の度合いが、
修復可能かいなかの判断が可能となり、メンテ性の向上
を図ることができる。
【0052】また、起動運転モードにおいて、モータの
駆動電流の積算値が所定値を越えていれば、異常と判断
して、運転を停止しているので、モータの動作不良の度
合いが、修復可能かいなかの判断が可能となり、メンテ
性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のポンプ駆動装置の構成図
【図2】同装置の動作を説明するタイムチャート
【図3】本発明の実施例2および3のポンプ駆動装置の
構成図
【図4】同装置の動作を説明する実施例2のタイムチャ
ート
【図5】同装置の動作を説明する実施例3のタイムチャ
ート
【図6】本発明の実施例4のポンプ駆動装置の構成図
【図7】同装置の動作を説明するタイムチャート
【図8】本発明の実施例5のポンプ駆動装置の構成図
【図9】同装置の動作を説明するタイムチャート
【図10】本発明の実施例6のポンプ駆動装置の構成図
【図11】同装置の動作を説明するタイムチャート
【図12】従来のポンプ装置の断面図
【符号の説明】
2 モータ 3 ポンプ 4 制御装置 5 モード設定手段 6 方向切り替え手段 7 回転数設定手段 8 回転数検出手段 9 異常検出手段 10 電流検出手段 11 停止手段 12 積分手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 隆仁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松本 聡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正逆二方向に回転方向の変更が可能なモー
    タと、前記モータの回転方向に応じて液体の搬送方向の
    変更が可能なポンプと、前記ポンプおよび前記モータの
    駆動を制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前記
    モータの回転方向を切り替える方向切り替え手段と、起
    動運転モードと定常運転モードを切り替えるモード設定
    手段を備え、定常運転モードは前記方向切り替え手段に
    より前記モータを正方向に回転させ、起動運転モードは
    前記方向切り替え手段により前記モータを逆回転させ、
    前記モード設定手段は起動運転モード終了後に定常運転
    モードに切り替えるポンプ駆動装置。
  2. 【請求項2】制御装置は、モータの回転数を設定する回
    転数設定手段を備え、前記回転数設定手段は、起動運転
    モード時には設定回転数を周期的に変化させる請求項1
    記載のポンプ駆動装置。
  3. 【請求項3】正逆二方向に回転方向の変更が可能なモー
    タと、前記モータの回転方向に応じて液体の搬送方向の
    変更が可能なポンプと、前記ポンプおよび前記モータの
    駆動を制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前記
    モータの回転方向を切り替える方向切り替え手段と、起
    動運転モードと定常運転モードを切り替えるモード設定
    手段と、前記モータ回転数を設定する回転数設定手段を
    備え、定常運転モードは前記方向切り替え手段により前
    記モータを正方向に回転させ、起動運転モードは前記方
    向切り替え手段により前記モータの回転方向を周期的に
    切り替えるとともに前記回転数設定手段により前記モー
    タの回転数を周期的に切り替え、前記モード設定手段は
    起動運転モード終了後に定常運転モードに切り替えるポ
    ンプ駆動装置。
  4. 【請求項4】モータは直流モータである請求項1、2ま
    たは3記載のポンプ駆動装置。
  5. 【請求項5】モータは回転数を検出する回転数検出手段
    を備え、制御装置は前記回転数検出手段の出力より前記
    モータの回転異常を判断する異常判定手段を備え、運転
    開始時は所定時間定常運転モードで運転すると同時に前
    記異常判定手段が異常を判定したときのみ起動運転モー
    ドに切り替える請求項1〜4のいずれか1項記載のポン
    プ駆動装置。
  6. 【請求項6】制御装置は、モータの駆動電流を検出する
    電流検出手段と、起動運転モード中に前記電流検出手段
    の検出値が予め定めた設定値を越えた時には運転を停止
    する停止手段とを備えた請求項5記載のポンプ駆動装
    置。
  7. 【請求項7】制御装置は、モータの駆動電流を検出する
    電流検出手段と、前記電流検出手段の検出値を所定時間
    積分する積分手段を備え、起動運転モード中に前記積分
    手段の値が所定値を越えたときには運転を停止する停止
    手段とを備えた請求項5記載のポンプ駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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