JP2005253196A - 電動機制御装置およびそれを用いた空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】シンプルで低コストな回路構成で、電動機の欠相を検出する。
【解決手段】電流検出手段18により検出された電動機16の電流とPWM信号生成手段25で演算される出力電圧とDC電圧検出手段17から検出されるDC電圧より、電動機16の誘起電圧が誘起電圧推定手段19により推定され、さらに推定された誘起電圧から、回転数推定手段20にて電動機16の回転数を検出する。始動時より所定時間経過後、前記回転数異常検出手段23にて駆動中に回転数が基準値以下と判定しかつ、前記回転数推定手段20による回転数が基準値以下を所定時間継続した場合、電動機16の欠相と判断し、保護動作手段26よりPWM信号生成手段25へ電動機停止命令を送り電動機16の動作を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は空気調和機に用いる圧縮機の電動機制御装置に関するものである。
図1は、従来の空気調和機の構成ブロック図であり、交流を直流に変換するコンバータ回路1と、前記直流を任意の周波数、電圧の交流に変換するインバータ回路2と、前記インバータ回路2の出力により駆動される電動機3とを有する。前記コンバータ回路1に流入する電流を検出する電流検出回路4と、前記コンバータ回路1に流入する電流の基準値を出力する電流基準値出力回路5と、前記電流検出回路4と電流基準値出力回路5の出力を比較する電流比較回路6を備える。また、前記電動機3に印加される交流電圧の位相を検出する電圧位相検出回路8と、前記電動機3に流れる電流の位相を検出する電流位相検出回路7と、前記電圧位相検出回路8と電流位相検出回路7が検出した電圧と電流の位相差より力率を検出する力率検出回路9と、力率基準値を出力する力率基準値出力回路10を備える。
前記力率検出回路9と力率基準値出力回路10の出力を比較する力率比較回路11と、前記電流比較回路6と力率比較回路11の出力がともに、通常の値を示すときは、前記電動機3の運転状態を正常運転と判別し、少なくとも前記電流比較回路6と力率比較回路11の出力のいずれか一方が通常以外の値を示すときは、前記電動機3の運転状態を異常運転と判別する状態判定回路12を備えたものであった。(例えば特許文献1参照。)
特開平5−103496号公報 特開2003−189670号公報
しかしながら、前記従来の構成では、力率検出回路及び前記回路用の電流位相検出回路、電圧位相検出回路と、力率比較回路及び前記回路用の基準値出力回路と、電流比較回路及び前記回路用の電流基準出力回路と、状態判定回路が必要であり、非常に複雑で高コストな回路構成になるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、力率、位相差を求めることなく起動後所定時間経過後、電流検出手段により検出された電動機の電流とPWM信号生成手段で演算される出力電圧とDC電圧検出手段から検出されるDC電圧より、電動機の誘起電圧が誘起電圧推定手段により推定され、さらに推定された誘起電圧から、回転数推定手段にて電動機の回転数を検出し(回転数を推定する方法としては、電動機の誘起電圧を推定することにより行なう方法で、例えば特許文献2参照)、制御装置が有するマイクロコンピュータにて電動機回転数を基準値と比較、判定を行なうことで、複雑な回路を使用せずにシンプルで低コストな回路構成の電動機制御装置の提供を目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明の電動機制御装置は、力率、位相差を求めることなく起動後所定時間経過後、電流検出手段により検出された電動機の電流とPWM信号生成手段で演算される出力電圧とDC電圧検出手段から検出されるDC電圧より、電動機の誘起電圧が誘起電圧推定手段により推定され、さらに推定された誘起電圧から、回転数推定手段にて電動機の回転数を検出し、制御装置が有するマイクロコンピュータを用いて、始動時より所定時間経過後、電動機回転数が基準値以下の時、電動機欠相判定を行ない、欠相が生じた場合、電動機に保護動作をかける機能を備え、これによって、電動機が欠
相状態である時は、前記電動機の動作を停止させる。
本発明の電動機制御装置は、制御装置が有するマイクロコンピュータを用いて、始動時より所定時間経過後、電動機回転数が基準値以下の時電動機欠相判定を行ない、これによって、電動機が欠相状態である時は、前記電動機の動作を停止させることで、複雑な回路を使用せずにシンプルで低コストな回路構成の電子制御装置を実現することができる。
第1の発明は、電流検出手段により検出された電動機の電流とPWM信号生成手段で演算される出力電圧とDC電圧検出手段から検出されるDC電圧より、電動機の誘起電圧が誘起電圧推定手段により推定され、さらに推定された誘起電圧から、回転数推定手段にて電動機の回転数を検出し、検出した回転数と回転数基準値と比較する回転数異常検出手段と、前記電動機の動作を停止させる保護動作手段を備え、電動機始動時より所定時間経過後、前記回転数異常検出手段にて電動機駆動中に回転数が基準値以下と判定しかつ、前記回転数異常検出手段による回転数が、基準値以下を所定時間継続した場合に電動機欠相と判断し、保護動作手段よりPWM信号生成手段へ電動機停止命令を送り電動機動作停止させ、マイクロコンピュータにて電動機回転数を基準値と比較、判定を行なうことで、複雑な回路を使用せずに電動機欠相を検出することが可能である為、従来のものより電子制御装置の回路構成が大幅に簡略化できる。
第2の発明は、電動機始動時より所定時間経過後、前記回転数異常検出手段にて電動機駆動中に回転数が基準値以下と判定した場合に判定を行ない欠相と判断した時に、保護動作手段にて電動機動作を停止させる電動機制御装置で、前記保護動作手段にて電動機を停止させた後、所定時間経過後に電動機の再起動を行ない、前記保護動作手段で電動機を停止させる動作が連続して所定回数継続した時、電動機の再起動を行なわないことにより、誤検出による電動機停止をより確実に防止し、電動機がそのまま動作を継続した場合に生じる不具合を未然に防止できる。
第3の発明は、特に第1または2の発明で欠相と判定すると、使用者に欠相異常であることを発信することにより、欠相異常時の対応をスムーズに行なうことが可能となる。
第4の発明は、第1から3の発明の電動機制御装置を空気調和機に使用したものであり、各々の電動機制御装置の効果を発揮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電動機制御装置の構成ブロック図である。
図1において、コンバータ14にて交流電源13を直流電圧に変換してインバータ15へ印加し、インバータ15に印加されている直流電圧はインバータ15内のスイッチング素子などの回路によって、三相の擬似交流電圧に変換され、それによって電動機16が駆動される。
制御部27は、電流検出手段18により検出された電動機16の電流とPWM信号生成手段25で演算される出力電圧とDC電圧検出手段17から検出されるDC電圧より、電動機16の誘起電圧が誘起電圧推定手段19により推定され、さらに推定された誘起電圧から、回転数推定手段20にて電動機16の回転数を検出する。PWM信号生成手段25は回転数推定手段20で推定された電動機回転数と目標回転数22から比例積分演算を用
いて指令速度を決定し、決定した指令速度に基づいてインバータ15を制御する信号を出力する。
なお、欠相時の電動機回転状態は、以下のようなメカニズムとなっている。
欠相時のモータ出力トルクは図2のように大きく変動する。変動トルクのピーク値が負荷トルクを越えるまでは、ロータは回らずモータ電流は大きくなる。(電流指令値が増大する為。)変動トルクのピーク値が負荷トルクを越えると、ロータが回り出そうとする場合(偶発的にロータが一瞬回る可能性がある。)、推定回転数が大きくなれば(マイクロコンピュータ内部で回ったと認識すれば)、電流指令値が小さくなる。しかし、実際は完全にはロータは回らない為、推定回転数が小さくなり、その結果電流指令値が大きくなる。以後はその動作を繰り返す。
前記欠相状態では電動機始動時より回転数が所定値以下を継続する為、前記回転数推定手段20によって検出した回転数を判定し回転数基準値24と比較する回転数異常検出手段23と、前記電動機16の動作を停止させる保護動作手段26を備え、電動機16始動時より所定時間経過後、前記回転数異常検出手段23にて電動機16駆動中に回転数が基準値24以下と判定しかつ、前記回転数推定手段20による回転数が基準値24以下を所定時間継続した場合、電動機16欠相と判断し、保護動作手段26よりPWM信号生成手段25へ電動機停止命令を送り電動機16動作停止させる。
以上のように、本実施の形態においては、制御装置が有するマイクロコンピュータにて電動機回転数を基準値と比較、判定を行なうことで、複雑な回路を使用せずに、シンプルな回路構成で電動機欠相を検出することができる。
また、回路構成がシンプルである為、電子制御装置の設計開発の工数が軽減でき、使用部品数も少数であるので低コストな電子制御装置の提供が可能となる。
さらに、保護動作手段26で電動機16を停止させた後、所定時間経過後に電動機16の再起動を行ない、前記保護動作手段26で電動機16を停止させる動作が連続して所定回数継続した時、電動機16を停止させ再起動を行なわないことで、前記電動機回転数誤検出による不用意な電動機停止を防止し、より信頼性の高い電動機制御装置を得ることができる。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2における電動機制御装置の構成ブロック図である。
上記の条件で欠相と判定すると、欠相異常LED28を点灯させ、使用者に欠相異常であることを発信することを特徴とした電動機制御装置であり、その他の構成及び動作は実施の形態1と同様である為、説明を省略する。
以上のように、本実施の形態においては、誤検出による電動機停止をより確実に防止し、電動機がそのまま動作を継続した場合に生じる不具合を未然に防止できると共に、欠相異常時の対応がスムーズに行なうことが可能となる。
以上のように、本発明にかかる電動機制御装置は電動機欠相検出が可能となるので、電動機を駆動制御する制御装置全般に広く適用できる。
本発明の実施の形態1における電動機制御装置のブロック図 欠相時の電動機出力トルク特性図 本発明の実施の形態2における電動機駆動装置の構成ブロック図 従来の電動機制御装置のブロック図
符号の説明
1 コンバータ回路
2 インバータ回路
3 電動機
4 電流検出回路
5 電流基準値出力回路
6 電流比較回路
7 電流位相検出回路
8 電圧位相検出回路
9 力率検出回路
10 力率基準値出力回路
11 力率比較回路
12 状態判定回路
13 交流電源
14 コンバータ
15 インバータ
16 電動機
17 DC電圧検出手段
18 電流検出手段
19 誘起電圧推定手段
20 回転数推定手段
21 検出回転数
22 目標回転数
23 回転数異常検出手段
24 基準回転数
25 PWM信号生成手段
26 保護動作手段
27 制御部
28 欠相異常LED

Claims (4)

  1. 電動機の回転数を推定する回転数推定手段と、前記回転数推定手段によって検出した回転数と回転数基準値とを比較し回転異常を判定する回転数異常判定手段と、前記回転数異常判定手段にて回転数が基準値以下と判定した時前記電動機の動作を停止させる保護動作手段を備えるマイクロコンピュータで構成され、電動機始動時より第1の所定時間経過後、前記回転数判定手段による回転数が、基準値以下を第2の所定時間継続した場合に、電動機の欠相と判断し電動機動作を停止させることを特徴とした電動機制御装置。
  2. 保護動作手段で電動機を停止させた後、第3の所定時間経過後に電動機の再起動を行ない、前記保護動作手段で電動機を停止させる動作が連続して所定回数継続した時、電動機の再起動を行なわないことを特徴とした、請求項1記載の電動機制御装置。
  3. 電動機が欠相と判定すると、使用者に欠相異常であることを発信することを特徴とした、請求項1または2記載の電動機制御装置。
  4. 請求項1から3記載の電動機制御装置を用いた空気調和機。
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