JPH1192452A - 4’−(2−ピリジル)アセトフェノンの製造方法 - Google Patents
4’−(2−ピリジル)アセトフェノンの製造方法Info
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- JPH1192452A JPH1192452A JP9255259A JP25525997A JPH1192452A JP H1192452 A JPH1192452 A JP H1192452A JP 9255259 A JP9255259 A JP 9255259A JP 25525997 A JP25525997 A JP 25525997A JP H1192452 A JPH1192452 A JP H1192452A
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- Japan
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- compound
- palladium
- acetophenone
- pyridyl
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Pyridine Compounds (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】抗糖尿病薬の合成中間体として有用な4’−
(2−ピリジル)アセトフェノンの工業的な製法を提供
する。 【解決手段】式 【化1】 [式中、X及びYはハロゲン原子を示す。]で表される
化合物(1)と化合物(2)とを、有機溶媒中、パラジ
ウム錯体触媒存在下、反応させる化合物(3)の製法。
(2−ピリジル)アセトフェノンの工業的な製法を提供
する。 【解決手段】式 【化1】 [式中、X及びYはハロゲン原子を示す。]で表される
化合物(1)と化合物(2)とを、有機溶媒中、パラジ
ウム錯体触媒存在下、反応させる化合物(3)の製法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば抗糖尿病薬
(特開平9−48779)の合成中間体として有用な
4’−(2−ピリジル)アセトフェノンの製造方法に関
する。
(特開平9−48779)の合成中間体として有用な
4’−(2−ピリジル)アセトフェノンの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】4’−(2−ピリジル)アセトフェノン
の製造法としては、テトラキストリフェニルホスフィン
パラジウム(触媒)存在下、2−ピリジルトリフラー
ト、ブロモアセトフェノンおよびヘキサメチル二錫を反
応させる方法が知られている。[Tetrahedron Lett., 36
,9085-9088 ( 1995 ) ] しかしながら、この方法では、試薬として使用するヘキ
サメチル二錫が強い毒性を有すること、ならびに高価で
あることから、工業的な製法としては適さない。また、
類似化合物である4’−(4−ピリジル)アセトフェノ
ンの製造法として、ブロモアセトフェノンのカルボニル
基を1,3−ジオキソランで保護した後、n−ブチルリ
チウムでハロゲン−金属交換し、さらに塩化亜鉛で金属
交換した化合物に、塩化ビス(トリフェニルホスフィ
ン)ニッケル(II)および水素化ジイソブチルアルミニ
ウムより調製した触媒存在下、4−ブロモピリジンを反
応させ、さらに酸性条件下で脱保護する方法も知られて
いる。[ J. Med. Chem., 35,3148 - 3155 ( 1992 ) ] しかしながら、この方法では、ブロモアセトフェノンの
カルボニル基の保護と生成物の脱保護といった煩雑な操
作が必要となり、工業的な製法としては適さない。
の製造法としては、テトラキストリフェニルホスフィン
パラジウム(触媒)存在下、2−ピリジルトリフラー
ト、ブロモアセトフェノンおよびヘキサメチル二錫を反
応させる方法が知られている。[Tetrahedron Lett., 36
,9085-9088 ( 1995 ) ] しかしながら、この方法では、試薬として使用するヘキ
サメチル二錫が強い毒性を有すること、ならびに高価で
あることから、工業的な製法としては適さない。また、
類似化合物である4’−(4−ピリジル)アセトフェノ
ンの製造法として、ブロモアセトフェノンのカルボニル
基を1,3−ジオキソランで保護した後、n−ブチルリ
チウムでハロゲン−金属交換し、さらに塩化亜鉛で金属
交換した化合物に、塩化ビス(トリフェニルホスフィ
ン)ニッケル(II)および水素化ジイソブチルアルミニ
ウムより調製した触媒存在下、4−ブロモピリジンを反
応させ、さらに酸性条件下で脱保護する方法も知られて
いる。[ J. Med. Chem., 35,3148 - 3155 ( 1992 ) ] しかしながら、この方法では、ブロモアセトフェノンの
カルボニル基の保護と生成物の脱保護といった煩雑な操
作が必要となり、工業的な製法としては適さない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、これら
の問題を解決し、かつ4’−(2−ピリジル)アセトフ
ェノンの工業的な製法を確立する目的で鋭意検討した結
果、式(1)の化合物と、反応系中で調製した式(2)
の化合物とをパラジウム錯体触媒存在下で反応させるこ
とで、カルボニル基を保護することなく化合物(3)が
収率良く得られることを見出し、本発明を完成した。
の問題を解決し、かつ4’−(2−ピリジル)アセトフ
ェノンの工業的な製法を確立する目的で鋭意検討した結
果、式(1)の化合物と、反応系中で調製した式(2)
の化合物とをパラジウム錯体触媒存在下で反応させるこ
とで、カルボニル基を保護することなく化合物(3)が
収率良く得られることを見出し、本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式
【0005】
【化4】
【0006】[式中、Xはハロゲン原子を示す。]で表
される化合物と、式
される化合物と、式
【0007】
【化5】
【0008】[式中、Yはハロゲン原子を示す。]で表
される化合物とをパラジウム錯体触媒存在下、反応させ
ることを特徴とする、式
される化合物とをパラジウム錯体触媒存在下、反応させ
ることを特徴とする、式
【0009】
【化6】
【0010】で表される4’−(2−ピリジル)アセト
フェノンの製造方法である。
フェノンの製造方法である。
【0011】化合物(1)のXにおけるハロゲン原子と
しては、例えば塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子があげ
られ、好適には臭素原子またはヨウ素原子である。
しては、例えば塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子があげ
られ、好適には臭素原子またはヨウ素原子である。
【0012】化合物(2)のYにおけるハロゲン原子と
しては、例えば塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子があげ
られ、好適には塩素原子である。
しては、例えば塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子があげ
られ、好適には塩素原子である。
【0013】本製造法では化合物(1)と反応系中調製
した化合物(2)をパラジウム錯体触媒存在下、反応さ
せることで、目的物(3)が得られる。
した化合物(2)をパラジウム錯体触媒存在下、反応さ
せることで、目的物(3)が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】使用される化合物(2)の量は、
化合物(1)に対し1.0−10.0当量であり、好適
には、2.0−4.0当量である。
化合物(1)に対し1.0−10.0当量であり、好適
には、2.0−4.0当量である。
【0015】本反応においては、溶媒の存在下で行うの
が好ましく、使用される溶媒としては、反応に影響を与
えなければ特に限定はなく、例えば、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類;N−メ
チル−2−ピロリドンのようなピロリドン類;1,3−
ジメチル−2−イミダゾリジノン(DMI)のようなイ
ミダゾリジノン類;1,3−ジメチル−3,4,5,6
−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(DMP
U)のようなピリミジノン類;ジメチルスルホキシドの
ようなスルホキシド類;ベンゼン、トルエン、キシレン
またはメシチレンのような芳香族炭化水素類;アセトニ
トリルのようなニトリル類;ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、1,3−ジオキサンまたは1,2−ジメ
トキシエタンのようなエーテル類;等があげられ、好適
には、ピロリドン類、芳香族炭化水素類またはエーテル
類であり、更に好適にはN−メチル−2−ピロリドン、
トルエン、ジエチルエーテルまたはテトラヒドロフラン
であり、特に好適にはテトラヒドロフランである。
が好ましく、使用される溶媒としては、反応に影響を与
えなければ特に限定はなく、例えば、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類;N−メ
チル−2−ピロリドンのようなピロリドン類;1,3−
ジメチル−2−イミダゾリジノン(DMI)のようなイ
ミダゾリジノン類;1,3−ジメチル−3,4,5,6
−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(DMP
U)のようなピリミジノン類;ジメチルスルホキシドの
ようなスルホキシド類;ベンゼン、トルエン、キシレン
またはメシチレンのような芳香族炭化水素類;アセトニ
トリルのようなニトリル類;ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、1,3−ジオキサンまたは1,2−ジメ
トキシエタンのようなエーテル類;等があげられ、好適
には、ピロリドン類、芳香族炭化水素類またはエーテル
類であり、更に好適にはN−メチル−2−ピロリドン、
トルエン、ジエチルエーテルまたはテトラヒドロフラン
であり、特に好適にはテトラヒドロフランである。
【0016】使用されるパラジウム錯体としては、テト
ラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、酢酸パ
ラジウム/ホスフィン、トリス(ジベンジリデンアセト
ン)二パラジウム/ホスフィン、塩化ビス(トリフェニ
ルホスフィン)二パラジウム/ホスフィンなどがあげら
れ、好適にはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム、酢酸パラジウム/ホスフィンであり、更に好
適には、酢酸パラジウム/ホスフィンである。
ラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、酢酸パ
ラジウム/ホスフィン、トリス(ジベンジリデンアセト
ン)二パラジウム/ホスフィン、塩化ビス(トリフェニ
ルホスフィン)二パラジウム/ホスフィンなどがあげら
れ、好適にはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム、酢酸パラジウム/ホスフィンであり、更に好
適には、酢酸パラジウム/ホスフィンである。
【0017】上記パラジウム錯体は必要に応じ、パラジ
ウム化合物とホスフィン化合物とから有機溶媒中、室温
で攪拌することにより製造される。
ウム化合物とホスフィン化合物とから有機溶媒中、室温
で攪拌することにより製造される。
【0018】使用されるパラジウム化合物としては、例
えば酢酸パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセト
ン)ニパラジウム、塩化ビス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウムであり、好適には酢酸パラジウムであ
る。
えば酢酸パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセト
ン)ニパラジウム、塩化ビス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウムであり、好適には酢酸パラジウムであ
る。
【0019】使用されるホスフィンとしては、トリフェ
ニルホスフィン、o−トリルホスフィン、(2−フルフ
リル)ホスフィン、n−ブチルホスフィン、ジフェニル
ホスフィノエタン、ジフェニルホスフィノプロパン、ジ
フェニルホスフィノブタン、またはジフェニルホスフィ
ノフェロセンなどがあげられ、好適にはトリフェニルホ
スフィンである。
ニルホスフィン、o−トリルホスフィン、(2−フルフ
リル)ホスフィン、n−ブチルホスフィン、ジフェニル
ホスフィノエタン、ジフェニルホスフィノプロパン、ジ
フェニルホスフィノブタン、またはジフェニルホスフィ
ノフェロセンなどがあげられ、好適にはトリフェニルホ
スフィンである。
【0020】使用されるホスフィンの量はパラジウムに
対して1.0〜10当量であり、好適には、2.0〜
4.0当量である。
対して1.0〜10当量であり、好適には、2.0〜
4.0当量である。
【0021】使用されるパラジウム錯体の量は化合物
(1)に対して、0.1〜50mol%であり、好適に
は、0.5〜30mol%である。
(1)に対して、0.1〜50mol%であり、好適に
は、0.5〜30mol%である。
【0022】化合物(1)と化合物(2)との反応にお
いて、反応温度は、使用するパラジウム錯体の種類およ
び量にもよるが、0〜100℃であり、好適には15〜
50℃である。
いて、反応温度は、使用するパラジウム錯体の種類およ
び量にもよるが、0〜100℃であり、好適には15〜
50℃である。
【0023】反応時間は、使用するパラジウム錯体の種
類および量、反応温度にもよるが、30分〜24時間で
あり、好適には1〜5時間である。
類および量、反応温度にもよるが、30分〜24時間で
あり、好適には1〜5時間である。
【0024】得られた目的化合物は、必要に応じて常
法、例えば、カラムクロマトグラフィー、再結晶などに
よって精製することができる。
法、例えば、カラムクロマトグラフィー、再結晶などに
よって精製することができる。
【0025】以下に実施例をあげて説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
はこれらに限定されるものではない。
【0026】
実施例1 4’−(2−ピリジル)アセトフェノン マグネシウム 666.7mgをテトラヒドロフラン 10ml に懸
濁撹拌し、ジブロモエタン 0.11ml を注加した後、2−
ブロモピリジン 4.13gのテトラヒドロフラン 4ml溶液を
滴下した。得られた溶液を40℃で1.5 時間撹拌した後、
-10 ℃に冷却し、0.5M- 塩化亜鉛/テトラヒドロフラン
溶液62.7mlを滴下した後、40℃で1.5 時間撹拌した(A
液とする)。別に酢酸パラジウム 11.3mg (0.5 mol%)を
テトラヒドロフラン 4mlに撹拌しておき、室温下トリフ
ェニルホスフィン 26.4mg(1 mol%) を添加し2 分間撹拌
した後、4’−ブロモアセトフェノン 2.0g を添加し、
2分間撹拌した(B液とする)。A液とB液を混合し40
℃で4 時間撹拌した。反応液に酢酸9ml を注加し15分間
撹拌した後、水20mlを加え、トルエン 20ml により2 回
抽出した。トルエン層を5%炭酸水素ナトリウム水溶液 2
0ml で2 回、飽和食塩水20mlで1回、水20mlで1回洗浄
した後、トルエンを減圧濃縮し、目的物を淡黄色結晶と
して1.40g (収率71% )で得た。
濁撹拌し、ジブロモエタン 0.11ml を注加した後、2−
ブロモピリジン 4.13gのテトラヒドロフラン 4ml溶液を
滴下した。得られた溶液を40℃で1.5 時間撹拌した後、
-10 ℃に冷却し、0.5M- 塩化亜鉛/テトラヒドロフラン
溶液62.7mlを滴下した後、40℃で1.5 時間撹拌した(A
液とする)。別に酢酸パラジウム 11.3mg (0.5 mol%)を
テトラヒドロフラン 4mlに撹拌しておき、室温下トリフ
ェニルホスフィン 26.4mg(1 mol%) を添加し2 分間撹拌
した後、4’−ブロモアセトフェノン 2.0g を添加し、
2分間撹拌した(B液とする)。A液とB液を混合し40
℃で4 時間撹拌した。反応液に酢酸9ml を注加し15分間
撹拌した後、水20mlを加え、トルエン 20ml により2 回
抽出した。トルエン層を5%炭酸水素ナトリウム水溶液 2
0ml で2 回、飽和食塩水20mlで1回、水20mlで1回洗浄
した後、トルエンを減圧濃縮し、目的物を淡黄色結晶と
して1.40g (収率71% )で得た。
【0027】核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ
ppm:2.66(s, 3H), 7.31(dt, J=7.8,4.6Hz, 1H), 7.79
〜7.84(m, 2H), 8.07(d, J=8.7Hz, 2H), 8.11(d, J=8.
7Hz,2H), 8.74(ddd, J=4.6, 1.5 and 1.2Hz, 1H)。
ppm:2.66(s, 3H), 7.31(dt, J=7.8,4.6Hz, 1H), 7.79
〜7.84(m, 2H), 8.07(d, J=8.7Hz, 2H), 8.11(d, J=8.
7Hz,2H), 8.74(ddd, J=4.6, 1.5 and 1.2Hz, 1H)。
【0028】実施例2 4’−(2−ピリジル)アセトフェノン マグネシウム102.1mg をテトラヒドロフラン6ml に懸濁
攪拌し、ジブロモエタン0.02mlを注加した後、2−ブロ
モピリジン632mg のテトラヒドロフラン6ml 溶液を滴下
した。40℃で1.5時間攪拌した後、−10℃に冷却
し、0.5 M−塩化亜鉛/テトラヒドロフラン溶液11.0ml
を滴下した後、室温で1.5時間攪拌した(A液とす
る)。別に酢酸パラジウム90mg(26mol %)をテトラヒ
ドロフラン6ml に攪拌しておき、室温下トリフェニルホ
スフィン210mg (52mol %)を添加し、2分間攪拌した
後、4’−ヨ−ドアセトフェノン380mg を添加し、2分
間攪拌した(B液とする)。A液とB液を混合し室温で
2時間攪拌した。後処理は実施例1と同様に行い、目的
物を淡黄色結晶として265mg (収率87%)で得た。
攪拌し、ジブロモエタン0.02mlを注加した後、2−ブロ
モピリジン632mg のテトラヒドロフラン6ml 溶液を滴下
した。40℃で1.5時間攪拌した後、−10℃に冷却
し、0.5 M−塩化亜鉛/テトラヒドロフラン溶液11.0ml
を滴下した後、室温で1.5時間攪拌した(A液とす
る)。別に酢酸パラジウム90mg(26mol %)をテトラヒ
ドロフラン6ml に攪拌しておき、室温下トリフェニルホ
スフィン210mg (52mol %)を添加し、2分間攪拌した
後、4’−ヨ−ドアセトフェノン380mg を添加し、2分
間攪拌した(B液とする)。A液とB液を混合し室温で
2時間攪拌した。後処理は実施例1と同様に行い、目的
物を淡黄色結晶として265mg (収率87%)で得た。
【0029】実施例3 4’−(2−ピリジル)アセトフェノン 2−ブロモピリジン632mg のテトラヒドロフラン6ml 溶
液を−78℃に冷却し、1.6 M−n−ブチルリチウム/
ヘキサン溶液2.8ml を滴下した。−78℃で30分攪拌
した後、0.5 M−塩化亜鉛/テトラヒドロフラン溶液1
1.0mlを滴下し、室温で1時間攪拌した(A液とす
る)。B液の調整は実施例2と同様に行い、A液とB液
を混合し室温で2時間攪拌した。後処理は実施例1と同
様に行い、目的物を淡黄色結晶として299mg (収率98
%)で得た。
液を−78℃に冷却し、1.6 M−n−ブチルリチウム/
ヘキサン溶液2.8ml を滴下した。−78℃で30分攪拌
した後、0.5 M−塩化亜鉛/テトラヒドロフラン溶液1
1.0mlを滴下し、室温で1時間攪拌した(A液とす
る)。B液の調整は実施例2と同様に行い、A液とB液
を混合し室温で2時間攪拌した。後処理は実施例1と同
様に行い、目的物を淡黄色結晶として299mg (収率98
%)で得た。
【0030】
【発明の効果】本発明は、抗糖尿病薬の合成中間体であ
る4’−(2−ピリジル)アセトフェノンの工業的な製
法として、有用である。
る4’−(2−ピリジル)アセトフェノンの工業的な製
法として、有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹林 ▲とよ▼矩 神奈川県平塚市中原上宿173 三共株式会 社内
Claims (1)
- 【請求項1】式 【化1】 [式中、Xはハロゲン原子を示す。]で表される化合物
と、式 【化2】 [式中、Yはハロゲン原子を示す。]で表される化合物
とをパラジウム錯体触媒存在下、反応させることを特徴
とする、式 【化3】 で表される4’−(2−ピリジル)アセトフェノンの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9255259A JPH1192452A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 4’−(2−ピリジル)アセトフェノンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9255259A JPH1192452A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 4’−(2−ピリジル)アセトフェノンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1192452A true JPH1192452A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17276270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9255259A Pending JPH1192452A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 4’−(2−ピリジル)アセトフェノンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1192452A (ja) |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP9255259A patent/JPH1192452A/ja active Pending
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