JPH1192189A - 骨材洗浄水の処理方法 - Google Patents
骨材洗浄水の処理方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 骨材最終洗浄は従来、アニオン性高分子凝集
剤を含有する骨材洗浄廃水凝集沈降処理水を用いてお
り、含水骨材中にアニオン性高分子凝集剤を含有し、モ
ルタルあるいはコンクリートを製造した時にブリージン
グや強度低下が発生する欠点がある。 【解決手段】 骨材洗浄に用いるアニオン性高分子凝集
剤を含有する骨材洗浄廃水凝集沈降処理水に、ジシアン
ジアミド系有機高分子凝集剤を添加しアニオン性高分子
凝集剤の電荷を中和することにより上記課題を解決する
ことができる。過剰のジシアンジアミド系有機高分子凝
集剤が存在してもセメント混和により無害化され悪影響
を及ぼすことは無い。
剤を含有する骨材洗浄廃水凝集沈降処理水を用いてお
り、含水骨材中にアニオン性高分子凝集剤を含有し、モ
ルタルあるいはコンクリートを製造した時にブリージン
グや強度低下が発生する欠点がある。 【解決手段】 骨材洗浄に用いるアニオン性高分子凝集
剤を含有する骨材洗浄廃水凝集沈降処理水に、ジシアン
ジアミド系有機高分子凝集剤を添加しアニオン性高分子
凝集剤の電荷を中和することにより上記課題を解決する
ことができる。過剰のジシアンジアミド系有機高分子凝
集剤が存在してもセメント混和により無害化され悪影響
を及ぼすことは無い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建設骨材洗浄水の処理方
法に関するものであり、詳しくはアニオン性高分子凝集
剤を含有する洗浄水をもちいて砂利・砂等の建設骨材の
洗浄を行い、アニオン性高分子凝集剤を含有する含水骨
材が生成し、該骨材を用いてモルタルまたはコンクリー
トを製造するにあたり、該アニオン性高分子凝集剤の作
用により流動性が減少し、ブリージングの発生や強度低
下等が起こることを防止することを目的とするものであ
り、該目的を達成するために、含水骨材のアニオン性高
分子凝集剤を除去する方法に関する。
法に関するものであり、詳しくはアニオン性高分子凝集
剤を含有する洗浄水をもちいて砂利・砂等の建設骨材の
洗浄を行い、アニオン性高分子凝集剤を含有する含水骨
材が生成し、該骨材を用いてモルタルまたはコンクリー
トを製造するにあたり、該アニオン性高分子凝集剤の作
用により流動性が減少し、ブリージングの発生や強度低
下等が起こることを防止することを目的とするものであ
り、該目的を達成するために、含水骨材のアニオン性高
分子凝集剤を除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】含水骨材にアニオン性高分子凝集剤が存
在するとモルタルあるいはコンクリートを製造した時に
ブリージングや強度低下が発生する欠点がある。 これ
に対し従来有効な対処方法は無く、できるだけアニオン
性高分子凝集剤を含有しない様に新鮮水を用いて骨材を
洗浄する以外に方法が無かった。しかしながら、骨材製
造工場においては廃水の排出は公害規制により実質的に
許されず、新鮮水の使用は実質的に不可能な状態にあ
り、アニオン性高分子凝集剤を含有する骨材洗浄廃水の
処理水をリサイクルせざるを得ない。
在するとモルタルあるいはコンクリートを製造した時に
ブリージングや強度低下が発生する欠点がある。 これ
に対し従来有効な対処方法は無く、できるだけアニオン
性高分子凝集剤を含有しない様に新鮮水を用いて骨材を
洗浄する以外に方法が無かった。しかしながら、骨材製
造工場においては廃水の排出は公害規制により実質的に
許されず、新鮮水の使用は実質的に不可能な状態にあ
り、アニオン性高分子凝集剤を含有する骨材洗浄廃水の
処理水をリサイクルせざるを得ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた如
く、含水骨材にアニオン性高分子凝集剤が存在するとモ
ルタルあるいはコンクリートを製造した時にブリージン
グや強度低下が発生する欠点がある。 これに対し従来
有効な対処方法は無く、できるだけアニオン性高分子凝
集剤を含有しない様に新鮮水を用いて骨材を洗浄する以
外に方法が無く、かつ骨材製造工場においては廃水の排
出は公害規制により実質的に許されず、新鮮水の使用は
実質的に不可能な状態にあり、アニオン性高分子凝集剤
を含有する骨材洗浄廃水の処理水をリサイクルせざるを
得ない。 含水骨材にアニオン性高分子凝集剤が混入し
て発生する上記の欠点を解消することが本発明の課題で
ある。
く、含水骨材にアニオン性高分子凝集剤が存在するとモ
ルタルあるいはコンクリートを製造した時にブリージン
グや強度低下が発生する欠点がある。 これに対し従来
有効な対処方法は無く、できるだけアニオン性高分子凝
集剤を含有しない様に新鮮水を用いて骨材を洗浄する以
外に方法が無く、かつ骨材製造工場においては廃水の排
出は公害規制により実質的に許されず、新鮮水の使用は
実質的に不可能な状態にあり、アニオン性高分子凝集剤
を含有する骨材洗浄廃水の処理水をリサイクルせざるを
得ない。 含水骨材にアニオン性高分子凝集剤が混入し
て発生する上記の欠点を解消することが本発明の課題で
ある。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明の請求項1の発明は、ア
ニオン性高分子凝集剤を含有した骨材洗浄水に有機ポリ
カチオンを混合したのちに該水を用いて骨材を洗浄する
ことを特徴とする骨材洗浄水の処理方法である。
ニオン性高分子凝集剤を含有した骨材洗浄水に有機ポリ
カチオンを混合したのちに該水を用いて骨材を洗浄する
ことを特徴とする骨材洗浄水の処理方法である。
【0005】本発明の請求項2の発明は、有機ポリカチ
オンの種類がジシアンジアミド・ホルマリン縮合物およ
び/またはジシアンジアミド・ホルマリン・塩化アンモ
ニウム縮合物であることを特徴とする請求項1に記載の
骨材洗浄水の処理方法である。
オンの種類がジシアンジアミド・ホルマリン縮合物およ
び/またはジシアンジアミド・ホルマリン・塩化アンモ
ニウム縮合物であることを特徴とする請求項1に記載の
骨材洗浄水の処理方法である。
【0006】本発明の請求項3の発明は、有機ポリカチ
オンの添加量が洗浄水に対し純分0.1〜10ppmで
あることを特徴とする請求項1ないし請求項2に記載の
骨材洗浄水の処理方法である。
オンの添加量が洗浄水に対し純分0.1〜10ppmで
あることを特徴とする請求項1ないし請求項2に記載の
骨材洗浄水の処理方法である。
【0007】本発明の請求項4の発明は、有機ポリカチ
オンを添加した洗浄水を骨材の仕上げ洗浄に用いること
を特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の骨材洗浄
水の処理方法である。
オンを添加した洗浄水を骨材の仕上げ洗浄に用いること
を特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の骨材洗浄
水の処理方法である。
【0008】
【実施の形態】アニオン性高分子凝集剤として最も汎用
的に用いられているものは、アクリルアミド・アクリル
酸塩共重合物あるいはポリアクリルアミド部分加水分解
物であり、一部の用途には部分的に2アクリルアミド2
メチルプロパンスルホン酸塩を共重合させたアクリルア
ミド系アニオン性高分子凝集剤が用いられている。 該
アニオン性高分子凝集剤はポリカチオンと反応すること
により、その電荷が中和され活性を失う。 しかしなが
らポリカチオンが存在すると骨材使用時に減水剤の効果
を相殺する欠点がある。 すなわち減水剤を添加するモ
ルタルやコンクリートの調整時点ではポリカチオンが、
その効果を消失している事が必要事項である。 ポリカ
チオンが効果を消失するとは換言すれば陽電荷を失う事
に他ならない。 かかる操作は解離定数の低いポリカチ
オンを用いてアニオン性高分子凝集剤の電荷を中和し、
しかるのちモルタルやコンクリートの調整時点ではセメ
ントの混入によりPHを上昇させて解離をおさえること
によって希望を達成することができる。 解離定数の適
当なポリカチオンとしてはジシアンジアミド系あるいは
メラミン系の縮合系有機高分子が望ましく特にジシアン
ジアミド系縮合系有機高分子が最も望ましい。 添加量
はアニオン性高分子凝集剤の電荷を中和できれば十分に
目的を達成できるが過剰に存在しても悪影響は無く上限
値は経済的要因によってのみ限定される。
的に用いられているものは、アクリルアミド・アクリル
酸塩共重合物あるいはポリアクリルアミド部分加水分解
物であり、一部の用途には部分的に2アクリルアミド2
メチルプロパンスルホン酸塩を共重合させたアクリルア
ミド系アニオン性高分子凝集剤が用いられている。 該
アニオン性高分子凝集剤はポリカチオンと反応すること
により、その電荷が中和され活性を失う。 しかしなが
らポリカチオンが存在すると骨材使用時に減水剤の効果
を相殺する欠点がある。 すなわち減水剤を添加するモ
ルタルやコンクリートの調整時点ではポリカチオンが、
その効果を消失している事が必要事項である。 ポリカ
チオンが効果を消失するとは換言すれば陽電荷を失う事
に他ならない。 かかる操作は解離定数の低いポリカチ
オンを用いてアニオン性高分子凝集剤の電荷を中和し、
しかるのちモルタルやコンクリートの調整時点ではセメ
ントの混入によりPHを上昇させて解離をおさえること
によって希望を達成することができる。 解離定数の適
当なポリカチオンとしてはジシアンジアミド系あるいは
メラミン系の縮合系有機高分子が望ましく特にジシアン
ジアミド系縮合系有機高分子が最も望ましい。 添加量
はアニオン性高分子凝集剤の電荷を中和できれば十分に
目的を達成できるが過剰に存在しても悪影響は無く上限
値は経済的要因によってのみ限定される。
【0009】本発明の第一の限定は、アニオン性高分子
凝集剤を含有した骨材洗浄水に有機ポリカチオンを混合
したのちに該水を用いて骨材を洗浄することを特徴とす
る骨材洗浄水の処理方法である。本発明の第二の限定
は、請求項1に記載の骨材洗浄水の処理方法において、
有機ポリカチオンの種類がジシアンジアミド・ホルマリ
ン縮合物および/またはジシアンジアミド・ホルマリン
・塩化アンモニウム縮合物であることを特徴とする。本
発明の第三の限定は、請求項1ないし請求項2に記載の
骨材洗浄水の処理方法において、有機ポリカチオンの添
加量が洗浄水に対し純分0.1〜10ppmであること
を特徴とする。本発明の第四の限定は、請求項1ないし
請求項3に記載の骨材洗浄水の処理方法において、有機
ポリカチオンを添加した洗浄水を骨材の仕上げ洗浄に用
いることを特徴とする。 含水骨材に最終的に保持され
る水分は仕上げ洗浄の水であり、この水からアニオン性
高分子凝集剤が除去されていれば本発明の目的は達せら
れ、経済的負担は少ない。
凝集剤を含有した骨材洗浄水に有機ポリカチオンを混合
したのちに該水を用いて骨材を洗浄することを特徴とす
る骨材洗浄水の処理方法である。本発明の第二の限定
は、請求項1に記載の骨材洗浄水の処理方法において、
有機ポリカチオンの種類がジシアンジアミド・ホルマリ
ン縮合物および/またはジシアンジアミド・ホルマリン
・塩化アンモニウム縮合物であることを特徴とする。本
発明の第三の限定は、請求項1ないし請求項2に記載の
骨材洗浄水の処理方法において、有機ポリカチオンの添
加量が洗浄水に対し純分0.1〜10ppmであること
を特徴とする。本発明の第四の限定は、請求項1ないし
請求項3に記載の骨材洗浄水の処理方法において、有機
ポリカチオンを添加した洗浄水を骨材の仕上げ洗浄に用
いることを特徴とする。 含水骨材に最終的に保持され
る水分は仕上げ洗浄の水であり、この水からアニオン性
高分子凝集剤が除去されていれば本発明の目的は達せら
れ、経済的負担は少ない。
【0010】
【作用】本発明における基本的作用は上述したとおりで
あり、おなじ内容を繰り返すが、アニオン性高分子凝集
剤として最も汎用的に用いられているものは、アクリル
アミド・アクリル酸塩共重合物あるいはポリアクリルア
ミド部分加水分解物であり、一部の用途には部分的に2
アクリルアミド2メチルプロパンスルホン酸塩を共重合
させたアクリルアミド系アニオン性高分子凝集剤が用い
られている。 該アニオン性高分子凝集剤はポリカチオ
ンと反応することにより、その電荷が中和され活性を失
う。 しかしながらポリカチオンが存在すると減水剤の
効果を相殺する欠点がある。 すなわち減水剤を添加す
る時点ではポリカチオンが、その効果を消失している事
が必要事項である。 ポリカチオンが効果を消失すると
は換言すれば陽電荷を失う事に他ならない。 かかる操
作は解離定数の低いポリカチオンを用いてPH調節をお
こなうことによって実施される。 すなわち解離定数の
低いポリカチオンを低PHのカチオン解離した状態でア
ニオン性高分子凝集剤と反応させ、しかるのちPHを上
昇させて解離をおさえることによって希望を達成するこ
とができる。 セメントはアルカリ性物質であることか
ら含水骨材にセメントを混合することによって減水剤へ
のポリカチオンの悪影響を防止できる。
あり、おなじ内容を繰り返すが、アニオン性高分子凝集
剤として最も汎用的に用いられているものは、アクリル
アミド・アクリル酸塩共重合物あるいはポリアクリルア
ミド部分加水分解物であり、一部の用途には部分的に2
アクリルアミド2メチルプロパンスルホン酸塩を共重合
させたアクリルアミド系アニオン性高分子凝集剤が用い
られている。 該アニオン性高分子凝集剤はポリカチオ
ンと反応することにより、その電荷が中和され活性を失
う。 しかしながらポリカチオンが存在すると減水剤の
効果を相殺する欠点がある。 すなわち減水剤を添加す
る時点ではポリカチオンが、その効果を消失している事
が必要事項である。 ポリカチオンが効果を消失すると
は換言すれば陽電荷を失う事に他ならない。 かかる操
作は解離定数の低いポリカチオンを用いてPH調節をお
こなうことによって実施される。 すなわち解離定数の
低いポリカチオンを低PHのカチオン解離した状態でア
ニオン性高分子凝集剤と反応させ、しかるのちPHを上
昇させて解離をおさえることによって希望を達成するこ
とができる。 セメントはアルカリ性物質であることか
ら含水骨材にセメントを混合することによって減水剤へ
のポリカチオンの悪影響を防止できる。
【0011】
【実施例】以下実施例および比較例によって本発明の内
容をさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を越
えない限り これらの内容に限定されるものではない。
容をさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を越
えない限り これらの内容に限定されるものではない。
【0012】(標準試験)試験はJISーR5201に
準じておこなった。 新鮮水で洗浄した含水細骨材17
80g、水166gをミキサーに投入し、低速で攪拌し
ながらセメント640gを30秒かけて投入したのち低
速で60秒間攪拌する。 ナフタレンスルホン酸ソーダ
・ホルマリン縮合物からなる減水剤を対セメント0.3
5%添加し低速で60秒間攪拌したのち、高速で更に6
0秒間攪拌した。 ミキサーを停止し、練りさじで10
回かき混ぜ、0打および15打落下運動後のモルタルフ
ロー値を測定した。 0打時のモルタルフロー値は14
0、15打時のモルタルフロー値は240であった。
準じておこなった。 新鮮水で洗浄した含水細骨材17
80g、水166gをミキサーに投入し、低速で攪拌し
ながらセメント640gを30秒かけて投入したのち低
速で60秒間攪拌する。 ナフタレンスルホン酸ソーダ
・ホルマリン縮合物からなる減水剤を対セメント0.3
5%添加し低速で60秒間攪拌したのち、高速で更に6
0秒間攪拌した。 ミキサーを停止し、練りさじで10
回かき混ぜ、0打および15打落下運動後のモルタルフ
ロー値を測定した。 0打時のモルタルフロー値は14
0、15打時のモルタルフロー値は240であった。
【0013】(比較試験)骨材洗浄廃水の凝集沈降処理
水で洗浄したPAM(ポリアクリルアミド30モル%加
水分解物,固有粘度19dl/g)2.5ppm含有含
水細骨材をミキサーに投入し、標準試験と同様の操作を
行い、0打および15打落下運動後のモルタルフロー値
を測定した。 0打時のモルタルフロー値は127、1
5打時のモルタルフロー値は231であった。
水で洗浄したPAM(ポリアクリルアミド30モル%加
水分解物,固有粘度19dl/g)2.5ppm含有含
水細骨材をミキサーに投入し、標準試験と同様の操作を
行い、0打および15打落下運動後のモルタルフロー値
を測定した。 0打時のモルタルフロー値は127、1
5打時のモルタルフロー値は231であった。
【0014】(試験−1)比較試験における凝集沈降処
理水に3ppmのジシアンジアミド・ホルマリン・塩化
アンモニウム縮合物を添加混合した水を骨材洗浄に供し
て得られた含水細骨材をミキサーに投入し、標準試験と
同様の操作を行い、0打および15打落下運動後のモル
タルフロー値を測定した。 0打時のモルタルフロー値
は140、15打時のモルタルフロー値は240であっ
た。
理水に3ppmのジシアンジアミド・ホルマリン・塩化
アンモニウム縮合物を添加混合した水を骨材洗浄に供し
て得られた含水細骨材をミキサーに投入し、標準試験と
同様の操作を行い、0打および15打落下運動後のモル
タルフロー値を測定した。 0打時のモルタルフロー値
は140、15打時のモルタルフロー値は240であっ
た。
【0015】(試験−2)比較試験における凝集沈降処
理水に3ppmのジシアンジアミド・ホルマリン縮合物
を添加混合した水を骨材洗浄に供して得られた含水細骨
材をミキサーに投入し、標準試験と同様の操作を行い、
0打および15打落下運動後のモルタルフロー値を測定
した。 0打時のモルタルフロー値は140、15打時
のモルタルフロー値は240であった。
理水に3ppmのジシアンジアミド・ホルマリン縮合物
を添加混合した水を骨材洗浄に供して得られた含水細骨
材をミキサーに投入し、標準試験と同様の操作を行い、
0打および15打落下運動後のモルタルフロー値を測定
した。 0打時のモルタルフロー値は140、15打時
のモルタルフロー値は240であった。
【0016】
【発明の効果】本発明の骨材洗浄水の処理方法を適用す
れば、含水骨材中にアニオン性高分子凝集剤が悪影響を
およぼす形で存在することが無く、ブリージングや強度
低下等の悪影響を防止することができ、品質優良なモル
タルやコンクリートを製造することが可能となり、骨材
洗浄廃水の処理水が使えることから省資源につながる。
れば、含水骨材中にアニオン性高分子凝集剤が悪影響を
およぼす形で存在することが無く、ブリージングや強度
低下等の悪影響を防止することができ、品質優良なモル
タルやコンクリートを製造することが可能となり、骨材
洗浄廃水の処理水が使えることから省資源につながる。
Claims (4)
- 【請求項1】 アニオン性高分子凝集剤を含有した骨材
洗浄水に有機ポリカチオンを混合したのちに該水を用い
て骨材を洗浄することを特徴とする骨材洗浄水の処理方
法。 - 【請求項2】 有機ポリカチオンの種類がジシアンジア
ミド・ホルマリン縮合物および/またはジシアンジアミ
ド・ホルマリン・塩化アンモニウム縮合物であることを
特徴とする請求項1に記載の骨材洗浄水の処理方法。 - 【請求項3】 有機ポリカチオンの添加量が洗浄水に対
し純分0.1〜10ppmであることを特徴とする請求
項1ないし請求項2に記載の骨材洗浄水の処理方法。 - 【請求項4】 有機ポリカチオンを添加した洗浄水を骨
材の仕上げ洗浄に用いることを特徴とする請求項1ない
し請求項3に記載の骨材洗浄水の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26294297A JPH1192189A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 骨材洗浄水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26294297A JPH1192189A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 骨材洗浄水の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1192189A true JPH1192189A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17382715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26294297A Pending JPH1192189A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 骨材洗浄水の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1192189A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113105167A (zh) * | 2021-03-31 | 2021-07-13 | 云南森博混凝土外加剂有限公司 | 一种混凝土的预拌工艺 |
-
1997
- 1997-09-11 JP JP26294297A patent/JPH1192189A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113105167A (zh) * | 2021-03-31 | 2021-07-13 | 云南森博混凝土外加剂有限公司 | 一种混凝土的预拌工艺 |
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Legal Events
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Effective date: 20040908 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |