JPH1191394A - フリーホイールデフのエアポンプ取付構造 - Google Patents

フリーホイールデフのエアポンプ取付構造

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JPH1191394A
JPH1191394A JP25648997A JP25648997A JPH1191394A JP H1191394 A JPH1191394 A JP H1191394A JP 25648997 A JP25648997 A JP 25648997A JP 25648997 A JP25648997 A JP 25648997A JP H1191394 A JPH1191394 A JP H1191394A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気吸込口からの水や埃の侵入防止、エアポ
ンプと空気配管の耐久性の向上、燃費の向上、振動や騒
音の発生を防止すること。 【解決手段】 バンパーメンバー33にエアポンプ39を、
第一サブフレーム34に支持メンバ37を、第二サブフレー
ム35にフロントデファレンシャル16を設けて、これらを
同一の車体シャ−シに取り付け固定し、相互の取付位置
に大きな捩じり変位が起こらないようにし、空気配管4
0、43に金属パイプの使用を可能にし、飛び石が衝突し
ないようにサイドフレーム36や支持メンバ37に沿わせて
配管する。また、空気吸込配管40を支持メンバー37に沿
わせて配管し、その開口高さを高くし空気吸込口から水
や埃が入らないようにする。これにより、配管40、43と
エアポンプ39の耐久性を向上し、しいてはフリーホイー
ル切替装置の切替を確実にし、燃費の低下および振動や
騒音の発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリーホイ−ルデ
フのエアポンプ取付構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、フリーホイ−ルデファレンシャル
について、その概略を説明する。図8において、エンジ
ン1の駆動力はトランスミッション2を介して出力軸3
に出力されて、トランスファ4のセンタデファレンシャ
ル5を回転させる。そして、このセンタデファレンシャ
ル5の回転力は、第一出力軸8に出力されて、リヤーデ
ファレンシャル9のリングギヤ11に伝達され、後輪10を
駆動し2駆の状態で車両が走行する。
【0003】次に、デフロック切替装置6により、セン
タデファレンシャル5のサイドギヤとピニオンサイドギ
ヤとをロックし、2駆−4駆切替装置7を移動して接続
部12に接続することにより、エンジン1の回転力がギヤ
13に伝達され、チエーンを介してギヤ14を回転し、第二
出力軸15にも出力される。これにより、フロントデファ
レンシャル16のリングギヤ18が回転し、外側ケース17を
回転する。そして、フリーホイール切替装置20を移動し
て、内外ケース接続部21に接続することにより、外側ケ
ース17により内側ケース19が回転し、前輪22が駆動され
て、4駆の状態になり、車両は四輪駆動で走行する。
【0004】そこで、フリーホイール切替装置20を内外
ケース接続部21に接続した状態で、2駆−4駆切替装置
7により2駆に切り替えた場合でも、フロントデファレ
ンシャル16は前輪22によって駆動されることになって、
余分な動力が消費されることになり、かつ、振動や騒音
が発生することにもなる。したがって、4駆走行が必要
でない平坦地や舗装道路では、フリーホイール切替装置
20によって外側ケース17と内側ケース19との接続を切り
離し、フロントデファレンシャル16の前輪22によって駆
動される部分を少なくするようにしている。
【0005】すなわち、平坦地や舗装道路などで2駆走
行する場合には、2駆−4駆切替装置7によって2駆に
切り替え、かつ、フリーホイール切替装置20によって、
外側ケース17と内側ケース19との接続を切ることによ
り、外側ケース17、第二出力軸15、ギヤ14と13を静止さ
せた状態で2駆走行させることが可能になり、その分だ
け無駄な負荷をなくして燃費を良くし、かつ、振動や騒
音の発生を少なくすることができるようになっている。
【0006】このフリーホイール切替装置20の操作は各
種の方式があるが、本発明が対象としているのは、エア
ポンプから圧送される空気の空気圧をダイヤフラムに働
かせて、フリ−ホイ−ル切替装置20を切り替える方式に
関するものである。そして、2駆−4駆切替可能なオフ
ロ−ド用車両は、川や沼地あるいは荒れ地などを走行す
るので、走行中の水の跳ね上げや砂埃が通常の車両より
も激しく、かつ、車体シャ−シフレ−ムに極度の捩じれ
が起こって、シャ−シフレ−ムとボディ側との間で、大
きな繰り返し変位が生じることになる。
【0007】したがって、エアポンプの空気吸い込み口
は次の点を配慮しなければならない。すなわち、エアポ
ンプの空気吸い込み口から跳ね上げられた水や埃が入っ
た場合に、エアポンプの摩耗や腐食が早められて耐用寿
命を短くし、かつ、振動や騒音の発生原因なるので、空
気吸い込み口から水や埃が入らないようにする特別な配
慮が必要である。また、エアポンプの空気吸い込み配管
はシャ−シフレ−ムとボディとの間の大きな繰り返し変
位に対して十分な耐久性が必要であり、更に飛び石の衝
突や蔦などの絡まりに対しても、十分な耐久性が要求さ
れる。
【0008】従来のエアポンプの取付を図9に示して説
明する。フロントデファレンシャル16は、サイドメンバ
25に掛け渡されて固定されているクロスメンバ27に搭載
されており、エアポンプ23はサイドメンバ25に搭載され
ているストラットタワ24の頂部に搭載されている。そし
て、エアポンプ23からフロントデファレンシャル16への
空気の供給配管は、サイドメンバ25とフロントホイール
ハウジング26との間の大きな捩じれ変位に対処するため
に、エアパイプ29(金属パイプ)とエアポンプ23および
フロントデファレンシャル16との間をエアホ−ス28(ゴ
ムホース)で接続し、エアホ−ス28の可撓性により捩じ
れ変位を吸収するようにしている。
【0009】また、この空気供給配管のクランプは、エ
アパイプ29をストラットタワ24に固定したクランプ30と
フロントホイールハウジング26に固定したクランプ31に
より固定し、またフロントデファレンシャル16側のエア
ホ−ス28をクロスメンバ27に固定したクランプ32にて固
定するようにしている。また、図には現れていないが、
空気の吸い込みはエアポンプ23の空気吸い込み口から直
に吸い込むようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のエアポンプ
取り付けにおいて、エアポンプ23はストラットタワ24の
頂部に設けられていて、エアポンプ23の空気吸い込み口
は地上から高い位置にあるので、この空気吸い込み口へ
の水や埃の吸い込みについてはそれほど問題はないので
あるが、フロントデファレンシャル16に空気を供給する
配管については、次のような改良すべき問題がある。
【0011】すなわち、エアポンプ23をストラットタワ
24の頂部に搭載した場合に、サイドメンバ25とフロント
ホイールハウジング26との間の大きな捩じれ変位に対す
る耐久性を考慮しなければならない。そこで、図9に示
した従来例においては、クランプ30をストラットタワ24
に固定し、クランプ31をフロントホイ−ルハウジング26
に固定して、エアパイプ29をクランプしているので、サ
イドメンバ25とフロントホイールハウジング26との間の
大きな捩じれ変位がエアパイプ29に働き、特にクランプ
30および31の付け根部に大きな集中繰り返し応力が発生
して、エアパイプ29の耐久性の点で改良すべき問題があ
る。
【0012】また、クランプ31をサイドメンバ25に固定
して、サイドメンバ25とフロントホイールハウジング26
との間の大きな捩じれ変位がエアパイプ29に働かないよ
うにすることもできるが、クランプ30と31との間が長過
ぎた場合には、エアパイプ29自体が振動し、むしろこの
場合の方がクランプ30および31の付け根部に大きな集中
繰り返し応力が発生して、エアパイプ29の耐久性の点で
改良すべき問題がある。またこのように、クランプの固
定位置が制限されることから、最適な位置でエアパイプ
をクランプすることができないので、エアパイプの耐久
性の点で改良すべき問題がある。
【0013】次に、エアパイプ29(金属パイプ)とエア
ホ−ス28(ゴムホース)とを併用しなければならないこ
とから、次のような改良すべき問題がある。すなわち、
金属パイプを使用する一つの理由としては、飛び石が衝
突しないようにフレームメンバ等に沿わせて配管できる
点にあるが、ゴムホースのように可撓性のあるホースを
フレームメンバに沿わせて配索するには、間隔を細かく
したクランプが必要になり、組付工数が多くなって生産
性の点で改良すべき問題がある。
【0014】また、ゴムホースのように可撓性のあるホ
ースを使用する理由としては、サイドメンバ25とフロン
トホイールハウジング26との間の大きな捩じれ変位など
を吸収して、配管に無理な力がかからないようにするこ
とである。したがって、クランプの間隔を細かくしてゴ
ムホースをクランプすると、ゴムホース本来の可撓性が
損なわれることになるので、クランプの間隔はこの可撓
性が確保できる間隔にしなければならない。そこで、こ
のゴムホースの可撓性が確保できる間隔でクランプした
場合に、飛び石が衝突しないようにフレーム等に沿わせ
て配索することができない場合がある。そこで、このよ
うにフレーム等に沿わせてゴムホースを配索できない場
合には、ゴムホースが飛び石で損傷することが考えら
れ、もしも損傷した時には、2駆走行時においてもフロ
ントデファレンシャル16、第二出力軸15、ギヤ14および
13が前輪によって回転させられて、余分なエンジン負荷
がかかり、燃費の低下、振動および騒音が発生するとい
う改良すべき問題がある。
【0015】本発明は、エアポンプの空気吸い込み口か
ら水や埃が入らないようにすると共に、サイドメンバと
フロントホイールハウジングとの間の大きな捩じれ変位
などの影響を受けないようにして、エアポンプの空気吸
い込み配管および空気供給配管を、できるかぎり金属パ
イプにし、かつ、クランプの固定位置を最適な位置に自
由に選択できるようにして、エアポンプ回りの組付を容
易にし、生産性の向上、耐久性の向上およびフリーホイ
ール切替装置の切替を確実にして、これに起因する燃費
の低下、振動および騒音を防止したフリーホイ−ルデフ
のエアポンプ取付構造を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る請求項1の記載から把握される手段は、
車体シャ−シのサイドフレームのフロント側端部にバン
パーメンバーを固定し、前記サイドフレームに掛け渡す
ように該バンパ−メンバー側から順に第一サブフレーム
および第二サブフレームを設け、該第一サブフレームに
ほぼ垂直に立設固定した支持メンバーを介してラジエー
タを搭載すると共に、第二サブフレームにフロントデフ
ァレンシャルを搭載し、前記バンパーメンバーにエアポ
ンプを固定し、該エアポンプの空気吸い込み配管を前記
ラジエータの支持メンバーに沿わせて配管し、該空気吸
い込み配管の端部を前記ラジエ−タの支持メンバーの頂
部より突出させてエンジンルーム内に開口させたことを
特徴とする。
【0017】次に、請求項2の記載から把握される手段
は、エアポンプの空気吸い込み配管の先端を下方に曲げ
て、ラジエ−タの支持メンバー内に開口させたことを特
徴とする。
【0018】次に、請求項3の記載から把握される手段
は、エアポンプの空気吸い込み配管の先端にブリ−ザプ
ラグを取り付けたことを特徴とする。
【0019】次に、各請求項の記載から把握される本発
明によって、課題がどのように解決されるかについて説
明する。まず、請求項1の記載から把握される本発明に
おいて、車体シャ−シのサイドフレームのフロント側端
部にバンパーメンバーを固定し、サイドフレームに掛け
渡すように設けた第一サブフレームにほぼ垂直に立設固
定した支持メンバーを介してラジエータを搭載すると共
に、第二サブフレームにフロントデファレンシャルを搭
載し、バンパーメンバーにエアポンプを固定したので、
エアポンプ、ラジエ−タの支持メンバおよびフロントデ
ファレンシャルを同一の車体シャ−シに取り付け固定す
ることができ、走行中において相互間の取付位置に大き
な捩じり変位が起こることはない。
【0020】そして、エアポンプの空気吸い込み配管を
前記ラジエータの支持メンバーに沿わせて配管すること
により、空気吸い込み配管は車体シャ−シ(サイドフレ
−ム)とフロントホイールハウジングとの間の捩じれ変
位の影響を受けることはない。また、空気吸い込み配管
の端部を前記ラジエ−タの支持メンバーの頂部より突出
させてエンジンルーム内に開口させることにより、その
開口高さを地上から高い位置に位置させる。
【0021】また、エアポンプをバンパーフレームに搭
載し、かつ、フロントデファレンシャルを第二サブフレ
ームに搭載したので、空気供給配管を前記サイドフレー
ムおよび第二サブフレームにそわせて配管することが可
能となる。
【0022】次に、請求項2の記載から把握される本発
明において、エアポンプの空気吸い込み配管の先端を下
方に曲げて、ラジエ−タの支持メンバー内に開口させる
ことにより、水および埃の吸い込みを防止する。
【0023】次に、請求項3の記載から把握される本発
明において、エアポンプの空気吸い込み配管の先端にブ
リ−ザプラグを取り付けることにより、空気吸い込み配
管の開口部をラジエ−タの支持メンバーの頂部から突出
させた任意の位置にしても、水および埃の吸い込みを防
止する。
【0024】
【発明の実施の形態】上記各請求項の記載から把握され
る本発明について、実施の形態を説明する。まず、請求
項1の記載から把握される本発明の実施の形態は、図2
において、車体シャ−シのサイドフレーム36のフロント
側端部にバンパーメンバー33を固定し、このサイドフレ
ーム36に掛け渡すようにバンパ−メンバー33側から順に
第一サブフレーム34および第二サブフレーム35を設け
る。そして、この第一サブフレーム34にほぼ垂直に立設
固定した支持メンバー37を介してラジエータ38を搭載す
ると共に、第二サブフレーム35にフロントデファレンシ
ャル16を搭載し、バンパーメンバー33にエアポンプ39を
固定する。そして、エアポンプの空気吸い込み配管40を
ラジエータ38の支持メンバー37に沿わせて配管し、この
空気吸い込み配管40の端部を支持メンバー37の頂部より
突出させてエンジンルーム内に開口させる。
【0025】次に、請求項2の記載から把握される本発
明の実施の形態は、図1および図7に示すように、エア
ポンプ39の空気吸い込み配管40の先端を下方に曲げて、
ラジエ−タ38の支持メンバー37内に開口部41を開口させ
る。
【0026】次に、請求項3の記載から把握される本発
明の実施の形態は、図6に示すように、エアポンプ39の
空気吸い込み配管40の先端にブリ−ザプラグ42を取り付
ける。
【0027】以下本発明の実施の形態を更に詳しく説明
する。先ず、図3を用いて車体の概略を説明する。車体
シャ−シは主に二本のサイドフレーム36を、車体のフロ
ント側先端に設けたバンパフレーム33、第一サブフレー
ム34および第二サブフレーム35で連結することにより形
成されている。そして、ラジエ−タ38はバンパフレーム
33側に近い位置であって、かつ、前輪よりもフロント側
に位置しており、車両が走行して跳ね上げられる水や埃
がラジエ−タ38側にはあまりこない位置に設けられてい
る。また、エアポンプ39はサイドフレーム36の内側で、
かつ、バンパフレーム33の内側に設けられており、前輪
22によって跳ね上げられた飛び石などが当たらない位置
に配設されている。したがって、空気吸い込み配管40お
よび空気供給配管43も、飛び石が当たらないバンパフレ
ーム33およびサイドフレーム36の内側に位置して配管で
きるようになっている。なお、図中2はトランスミッシ
ョン、4はトランスファ、8は第一出力軸、9はリヤ−
デファレンシャル、10は後輪、15は第二出力軸であっ
て、図8に対応した符号を付している。
【0028】図2は図3の要部を示し、更に図4はその
要部を斜視図で示した図であり、空気吸い込み配管40と
空気供給配管43について更に詳しく説明する。図におい
て、エアポンプ39はバンパフレ−ム33とサイドフレーム
36の接合部にできる限り近接させて設け、空気吸い込み
配管40と空気供給配管43を最短距離でサイドフレーム36
に沿わせるようにしている。また、バンパフレ−ム33と
サイドフレーム36の接合部にできる限り近接させて、エ
アポンプ39を設けることにより、この部分はバンパフレ
−ム33とサイドフレーム36で囲まれた空間になってい
て、外部からの飛び石が当たらないので、エアポンプ39
と空気吸い込み配管40および空気供給配管43とのつなぎ
にゴムホース 401の使用が可能になり、可撓性を利用し
た空気配管の配索を容易にすると共に、バンパフレーム
33とサイドフレーム36との間の小さな捩じれ変位に対し
て、空気吸い込み配管40と空気供給配管43に無理な力が
かからないようにしている。
【0029】また、このようにゴムホース 401を用いて
空気吸い込み配管40と空気供給配管43に無理な力がかか
らないようにすることによって、空気吸い込み配管40と
空気供給配管43の根本部分を共通のクリップ44で、サイ
ドフレーム36に沿わせて固定することができる。すなわ
ち、エアポンプ39とクリップ44との間の捩じれ変位をゴ
ムホース 401で吸収するようにしている。
【0030】空気供給配管43はクリップ44から立ち上げ
て、サイドフレーム36の上縁に沿わせて配管し、クリッ
プ45と46でサイドフレーム36に固定し、図1に示すよう
に、クリップ46から下方に曲げた後に、第二サブフレー
ム35に沿わせて配管し、第二サブフレーム35にクリップ
47で固定している。そして、クリップ47で固定されてい
る空気供給配管43の端部とフロントデファレンシャル16
とをゴムホース 431で接続し、ゴムホース 431の可撓性
を利用して配索が容易に行えるようにしている。また、
サイドフレーム36と第二サブフレーム35との間の捩じれ
変位は少ないので、空気供給配管43をクリップ46と47で
固定しても、空気供給配管43には無理な力はかからな
い。
【0031】一方において、空気吸い込み配管40は図5
にも示すように、クリップ44からラジエ−タ38の支持メ
ンバ37に沿うように垂直方向に曲げられて、クリップ48
にて支持メンバ37に固定される。そして、この支持メン
バ37には取付部材49が一体に設けられており、この取付
部材49を介して第一サブフレーム34に固定される。ま
た、空気吸い込み配管40および空気供給配管43におい
て、サイドフレーム36に接する部分には、例えばゴム管
などの被覆材 402および 432が被覆されていて、空気吸
い込み配管40および空気供給配管43の摩耗を防止するよ
うにしている。特に空気吸い込み配管40に被覆した被覆
材 402の端部がクリップ44に当接するように被覆するこ
とにより、クリップ44に対する空気吸い込み配管40の位
置決をするようにしている。
【0032】図5に示すように支持メンバ37に沿わせて
配管した空気吸い込み配管40の先端(図の場合には下方
向に曲げているが真っ直ぐ上に伸ばしてもよい)におい
て、真っ直ぐに伸ばした場合には、図6に示すようにそ
の先端にブリ−ザプラグ42を嵌着する。このブリ−ザプ
ラグ42は外筒 424と内筒 423とを螺子部 425で螺合して
なっていて、この間に環状の空気吸引通路 421を形成
し、この空気吸引通路 421から矢印Aのように吸引され
た空気が、内筒 423の頂部に明けられた空気孔 422を通
って、矢印Bのように空気吸い込み配管40に吸引される
ようになっている。すなわち、矢印Aのように下から空
気を吸引し、矢印Bのように下方向に吸引することによ
り、水の侵入と埃の侵入を防止するようにしている。ま
た、支持メンバ37から突出するように空気吸い込み配管
40を設けることにより、その開口端をエンジンルーム内
の任意の位置にすることができ、例えばその開口端をエ
アークリーナに接続して、クリーンな空気を吸引するよ
うにしてもよい。
【0033】また、図7に示すように、空気吸い込み配
管40の端部を下向きにU字状に曲げて、その開口端41を
支持メンバ37のコーナ部 371に沿わせ、支持メンバ37の
内側に位置させるようにする。
【0034】次に作用について説明する。図3に示すよ
うに、サイドフレーム36のフロント側端部にバンパーメ
ンバー33を固定し、サイドフレーム36に掛け渡すように
第一サブフレーム34と第二サブフレーム35を設けて、車
体シャ−シを形成する。そして、第一サブフレーム34に
ほぼ垂直に立設固定した支持メンバー37を介してラジエ
ータ38を搭載すると共に、第二サブフレーム35にフロン
トデファレンシャル16を搭載し、バンパーメンバー33に
エアポンプ39を固定したので、エアポンプ39、ラジエ−
タ38の支持メンバ37およびフロントデファレンシャル16
を同一の車体シャ−シに取り付け固定することができ、
走行中において車体シャ−シはある程度捩じれを起こす
が、その捩じれは車体本体とシャ−シとの間の捩じれに
比べればそれほど大きくはなく、実質的に相互間の取付
位置に大きな捩じり変位が起こることはない。
【0035】そして、図5に示すように、エアポンプ39
の空気吸い込み配管40をラジエータ38の支持メンバー37
に沿わせて配管することにより、空気吸い込み配管37は
サイドフレ−ム36とフロントホイールハウジング26(図
9参照)との間の捩じれ変位の影響を受けることはな
い。また、空気吸い込み配管40の端部をラジエ−タ38の
支持メンバー37の頂部より突出させてエンジンルーム内
に開口させることにより、図1に示すようにその開口高
さHを地上GLから高い位置に位置させることができ
る。
【0036】また、図4に示すように、エアポンプ39を
バンパーフレーム33に搭載し、かつ、フロントデファレ
ンシャル16を第二サブフレーム35に搭載したので、空気
供給配管43をサイドフレーム36および第二サブフレーム
35にそわせて配管することができる。また、図7に示す
ように、エアポンプ39の空気吸い込み配管40の先端を下
方に曲げて、ラジエ−タ38の支持メンバー37内に開口部
41を開口させることにより、図1に示すようにその開口
高さHを地上GLから高い位置に位置させることがで
き、水および埃の吸い込みを防止することができる。
【0037】また、図6に示すように、エアポンプ39の
空気吸い込み配管40の先端にブリ−ザプラグ42を取り付
けることにより、空気吸い込み配管40の開口部41をラジ
エ−タ38の支持メンバー37の頂部から突出させた任意の
位置にすることにより、図1に示すようにその開口高さ
Hを地上GLから高い位置に位置させることができ、水
および埃の吸い込みを防止することができる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した通り請求項1の記載に基づ
いて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれ
ば、車体シャ−シのサイドフレームのフロント側端部に
バンパーメンバーを固定し、サイドフレームに掛け渡す
ように設けた第一サブフレームにほぼ垂直に立設固定し
た支持メンバーを介してラジエータを搭載すると共に、
第二サブフレームにフロントデファレンシャルを搭載
し、バンパーメンバーにエアポンプを固定し、エアポン
プ、ラジエ−タの支持メンバおよびフロントデファレン
シャルを同一の車体シャ−シに取り付け固定して、走行
中において相互間の取付位置に大きな捩じり変位が起こ
らないようにしたので、空気吸い込み配管および空気供
給配管に対して、サイドメンバとフロントホイールハウ
ジングとの間の大きな捩じれ変位などの影響を受けない
ようにすることができる。
【0039】これにより、エアポンプの空気吸い込み配
管および空気供給配管を、できるかぎり金属パイプにし
て、飛び石などが衝突しないように、サイドフレームや
支持メンバに沿わせて配管することができ、かつ、クラ
ンプの固定位置を最適な位置に自由に選択できるように
して、エアポンプ回りの組付を容易にし、生産性の向上
および耐久性を向上し、しいてはフリーホイール切替装
置の切替を確実にして、これに起因する燃費の低下、振
動および騒音を防止することができる。
【0040】また、エアポンプの空気吸い込み配管を前
記ラジエータの支持メンバーに沿わせて配管し、空気吸
い込み配管の端部をラジエ−タの支持メンバーの頂部よ
り突出させてエンジンルーム内に開口させ、その開口高
さを地上から高い位置に位置させ、エアポンプの空気吸
い込み口から水や埃が入らないようにしたので、エアポ
ンプの耐久性を向上し、しいてはフリーホイール切替装
置の切替を確実にして、これに起因する燃費の低下、振
動および騒音を防止することができる。
【0041】次に、請求項2の記載に基づいて、発明の
詳細な説明から把握される本発明によれば、エアポンプ
の空気吸い込み配管の先端を下方に曲げて、ラジエ−タ
の支持メンバー内に開口させ、水および埃の吸い込みを
防止したので、エアポンプの耐久性を向上し、しいては
フリーホイール切替装置の切替を確実にして、これに起
因する燃費の低下、振動および騒音を防止することがで
きる。
【0042】次に、請求項3の記載に基づいて、発明の
詳細な説明から把握される本発明によれば、エアポンプ
の空気吸い込み配管の先端にブリ−ザプラグを取り付
け、空気吸い込み配管の開口部をラジエ−タの支持メン
バーの頂部から突出させた任意の位置にしても、水およ
び埃の吸い込みを防止することができるので、エアポン
プの耐久性を向上し、しいてはフリーホイール切替装置
の切替を確実にして、これに起因する燃費の低下、振動
および騒音を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の要部を示す側面図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の要部を含む車体の全体を示す要部平面図
である。
【図4】図1における要部を示す斜視図である。
【図5】図1におけるラジエ−タと空気吸い込み配管と
の関係を示す斜視図である。
【図6】ブリ−ザプラグの縦断面図である。
【図7】空気吸い込み配管の先端を曲げた実施の形態の
部分拡大図である。
【図8】2駆−4駆の切り替え装置を示す説明用図であ
る。
【図9】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
15 第二出力軸 16 フロントデファレンシャル 20 フリーホイール切替装置 25 サイドフレーム 33 バンパフレーム 34 第一サブフレーム 35 第二サブフレーム 36 サイドフレーム 37 支持メンバ 38 ラジエ−タ 39 エアポンプ 40 空気吸い込み配管 42 ブリ−ザプラグ 43 空気供給配管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体シャ−シのサイドフレームのフロン
    ト側端部にバンパーメンバーを固定し、前記サイドフレ
    ームに掛け渡すように該バンパ−メンバー側から順に第
    一サブフレームおよび第二サブフレームを設け、該第一
    サブフレームにほぼ垂直に立設固定した支持メンバーを
    介してラジエータを搭載すると共に、第二サブフレーム
    にフロントデファレンシャルを搭載し、前記バンパーメ
    ンバーにエアポンプを固定し、該エアポンプの空気吸い
    込み配管を前記ラジエータの支持メンバーに沿わせて配
    管し、該空気吸い込み配管の端部を前記ラジエ−タの支
    持メンバーの頂部より突出させてエンジンルーム内に開
    口させたことを特徴とするフリ−ホイ−ルデフのエアポ
    ンプ取付構造。
  2. 【請求項2】 エアポンプの空気吸い込み配管の先端を
    下方に曲げて、ラジエ−タの支持メンバー内に開口させ
    たことを特徴とする請求項1に記載のフリ−ホイ−ルデ
    フのエアポンプ取付構造。
  3. 【請求項3】 エアポンプの空気吸い込み配管の先端に
    ブリ−ザプラグを取り付けたことを特徴とする請求項1
    に記載のフリ−ホイ−ルデフのエアポンプ取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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