JPH1191203A - 電子複写機の光学系 - Google Patents

電子複写機の光学系

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JPH1191203A
JPH1191203A JP9257353A JP25735397A JPH1191203A JP H1191203 A JPH1191203 A JP H1191203A JP 9257353 A JP9257353 A JP 9257353A JP 25735397 A JP25735397 A JP 25735397A JP H1191203 A JPH1191203 A JP H1191203A
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JP
Japan
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exposure lamp
pulley
carriage
optical system
copying machine
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JP9257353A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Kimura
好樹 木村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】露光ランプの露光走査にともなって送風方向を
変え、常に露光ランプに対して送風して冷却することに
より、露光ランプの熱的悪影響を確実に防止して、信頼
性の向上を図れる電子複写機の光学系を提供する。 【解決手段】露光ランプ28を原稿載置台10に沿って
移動自在に支持する第1のキャリッジ26と、このキャ
リッジが取付け固定されるとともに複数のプーリ44〜
50に掛け渡されたベルト51およびプーリを回転駆動
するプーリ駆動機構41を備えた駆動機構Mと、所定の
プーリ49によって駆動される回動機構58と、この回
動機構に連結され、上記キャリッジの移動に追従して回
動付勢され、常にキャリッジに対向するケーシング57
と、このケーシングに備えられ、常に露光ランプに対し
て送風する冷却ファン56とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子複写機の光学
系に係り、特に光学系を構成する露光ランプを冷却する
ための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機における光学系は、往復動自
在な2つのキャリッジを備えている。第1のキャリッジ
には露光ランプおよび第1の反射ミラーが搭載され、第
2のキャリッジには第2,第3の反射ミラーが搭載され
る。
【0003】これらキャリッジは、駆動モータとベルト
状部材および複数のプーリからなる駆動手段に連結さ
れ、動滑車の原理を応用して、第1のキャリッジを第2
のキャリッジに対して2倍の速度で移動させ、原稿面に
対する露光走査をなす。
【0004】原稿面から反射した光は、第1ないし第3
の反射ミラーによって反射され、さらに光路上に設けら
れる結像レンズで結像され、これを別の反射ミラーで反
射して感光体ドラムに結像するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電子複写機における光学系は、特に露光ランプの点灯に
ともなう露光ランプの発熱と、この露光ランプの発熱の
影響を受けて光学系を収容するユニット本体内の温度上
昇が顕著となる。
【0006】そのまま放置すれば、露光ランプは勿論、
光学系構成部品に対する熱的悪影響が生じるので、冷却
手段を必要とする。実際には、冷却ファンがユニット本
体の所定部位に配置され、送風による冷却をなしてい
る。
【0007】しかるに、冷却ファンの位置は固定であ
り、送風方向が常に一定である。具体的には、主として
メインサイズ(A4)をコピーすることが多いため、露
光ランプはA4サイズの位置で点灯する頻度が高い。そ
のため、光学系の左半分での走査が多く、冷却ファンは
左半分の位置に配置され送風している。
【0008】すなわち、冷却ファンの送風方向はユニッ
ト本体の一側部に過ぎない。これに対して、第1のキャ
リッジの走行距離は長く、ユニット本体の他側部は離間
した位置にある。そのため、ユニット本体の他端部側で
は冷却ファンの送風効果を期待することができず、温度
上昇が著しく熱的悪影響が生じ易い。
【0009】また特に、本をコピーする場合は、両開き
された本の一方の頁側であるユニット本体中心から一側
部で露光走査が繰返される。このとき、冷却ファンの送
風方向とは離間した位置での露光走査であると、ユニッ
ト本体内の温度上昇が著しくなる。そればかりか、この
熱影響を受けて原稿載置台であるガラス板の温度上昇も
生じ、コピーを取る作業者にまで熱影響が及ぶ恐れがあ
る。
【0010】これらの不具合を除去するため、冷却ファ
ンの送風方向を斜めにしたり、ユニット本体の中央部に
冷却ファンの位置を変更することが考えられるが、ユニ
ット本体はキャリッジの走行方向に細長いとともに露光
ランプの待機位置に送風することができないから、冷却
効果が不十分である。
【0011】また、冷却ファンの位置と送風方向を変更
しない代りに、冷却ファンの直前にルーバを配置し、こ
のルーバーを定期的に首振り動作させて送風方向を変更
することが考えられるが、この送風案内方向は露光ラン
プの位置とは少しも関係ないところから、光学系全般に
対する冷却効率改善には至らないものである。
【0012】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、露光ランプの露光走
査にともなって送風方向を変え、常に露光ランプに対し
て送風して冷却することにより、露光ランプの熱的悪影
響を確実に防止して、信頼性の向上を図れる電子複写機
の光学系を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するた
め、第1の発明の電子複写機の光学系は、請求項1とし
て、露光ランプと複数の反射ミラーおよび結像レンズを
備え、原稿載置台上の原稿に沿って露光ランプを移動さ
せ、原稿面を露光走査して感光体に原稿像を結像する電
子複写機の光学系において、上記露光ランプの移動にと
もなって回動変位し、常に露光ランプに向かって送風し
て、この冷却をなす送風手段を具備したことを特徴とす
る。
【0014】上記目的を満足するため、第2の発明の電
子複写機の光学系は、請求項2として、露光ランプと複
数の反射ミラーおよび結像レンズを備え、原稿載置台上
の原稿に沿って露光ランプを移動させ、原稿面を露光走
査して感光体に原稿像を結像する電子複写機の光学系に
おいて、上記露光ランプを原稿面に沿って往復駆動する
駆動手段と、この駆動手段に連結され、露光ランプの移
動にともなって回動変位し、常に露光ランプに向かって
送風して、この冷却をなす送風手段とを具備したことを
特徴とする。
【0015】上記目的を満足するため、第3の発明の電
子複写機の光学系は、請求項6として、露光ランプと複
数の反射ミラーおよび結像レンズを備え、原稿載置台上
の原稿に沿って露光ランプを移動させ、原稿面を露光走
査して感光体に原稿像を結像する電子複写機の光学系に
おいて、上記露光ランプを原稿載置台に沿って移動自在
に支持するキャリッジと、このキャリッジが取付け固定
されるとともに複数のプーリに掛け渡されたベルトおよ
びプーリを回転駆動するプーリ駆動機構を備えた駆動手
段と、この駆動手段を構成する所定のプーリによって駆
動される回動機構と、この回動機構に連結され、上記キ
ャリッジの移動に追従して回動付勢され、常にキャリッ
ジに対向するケーシングと、このケーシングに備えら
れ、常に露光ランプに対して送風する冷却ファンとを具
備したことを特徴とする。
【0016】上述の目的を満足する手段を採用すること
により、第1ないし第3の発明によれば、露光ランプの
露光走査にともなって送風方向を変え、常に露光ランプ
に対して送風して冷却することにより、露光ランプの熱
的悪影響を確実に防止して、信頼性の向上を図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図面にもとづいて説明する。
【0018】図1は、画像形成装置である電子複写機を
示す。複写機本体S内に、像担持体としての感光体ドラ
ム1が配置される。この感光体ドラム1は、図示しない
駆動源に連結される。
【0019】感光体ドラム1の周囲部には、この回転方
向に沿って、帯電チャージャ2、露光部4、現像装置
5、転写チャージャ6、剥離チャージャ7、図示しない
クリーニング装置および除電ランプが配置される。
【0020】上記複写機本体Sの上面部には原稿を載置
するガラス板からなる原稿載置台10(以下、ガラス板
と呼ぶ)が備えられ、このガラス板10と上記露光部4
との間には後述する光学系8が配置されている。
【0021】複写機本体Sの底部には、それぞれサイズ
の異なる用紙を収容する複数のカセット11が配置され
る。これらのカセット11内の最上位の用紙にピックア
ップローラ12が転接して、これらで給紙装置13が構
成される。
【0022】上記給紙装置13の最上段カセットのさら
に上部には自動両面通紙装置(ADDとも呼ばれる)1
4が配置される。そして、これら自動両面通紙装置14
と給紙装置13の側部には大容量給紙装置(LCFとも
呼ばれる)15が配置され、この大容量給紙装置15の
上部には手差し用給紙装置16が配置される。
【0023】上記給紙装置13の各カセット11と、自
動両面通紙装置14と、大容量給紙装置15および手差
し用給紙装置16のそれぞれ給紙側には、用紙搬送装置
17が配置されていて、各装置から給出される用紙を上
記現像装置5の下部側に配置されるレジストローラ対1
8へ搬送するようになっている。そして、レジストロー
ラ対18の用紙搬出側に上記転写チャージャ6が配置さ
れている。
【0024】一方、上記剥離チャージャ7の側方部位に
は、用紙を搬送する搬送ベルト19が配置されている。
この搬送ベルト19の搬送端には定着部20が配置され
ていて、さらに複写機本体側面部に排紙部21が取付け
られる。
【0025】上記排紙部21と上記定着部20との間に
は分離ゲート22が設けられていて、この分離ゲート2
2の分離先に上記排紙部21が配置されるとともに、補
助搬送路23を介して上記自動両面通紙装置14が配置
されている。
【0026】つぎに、上記光学系8を、図2にもとづい
て説明する。
【0027】この光学系8はユニット本体25内に収容
される。ユニット本体25の上面部は開口しており、こ
の開口部に上記ガラス板10が嵌め込まれる。また、ユ
ニット本体25内には、上記ガラス板10と並行に図示
しないレールが上下二段に設けられており、上部レール
には第1のキャリッジ26が、下部レールには第2のキ
ャリッジ27がそれぞれ移動自在に取付けられる。
【0028】上記第1のキャリッジ26には、露光ラン
プ28と反射板29および第1の反射ミラー30が配置
される。上記反射板29は、露光ランプ28の光をガラ
ス板10の所定方向へ反射するよう設けられ、第1の反
射ミラー30は、ガラス板10で反射した露光ランプ2
8の光を上記第2のキャリッジ27に向けて反射するよ
う設けられる。
【0029】第2のキャリッジ27には、第2の反射ミ
ラー31と、第3の反射ミラー32が備えられる。第2
の反射ミラー31は、上記第1の反射ミラー30で反射
した光を第3の反射ミラー32に反射する光路Kが形成
される。
【0030】この第3の反射ミラー32の反射光路Kは
上記ガラス板10と同一の水平方向であり、この中途部
であるユニット本体25のほぼ中央部には結像レンズユ
ニット33が配置される。
【0031】そして、ユニット本体25の右側部には第
4,第5,第6の反射ミラー34,35,36が配置さ
れ、結像レンズユニット33を介して導かれる光を反射
して上記感光体ドラム1に導くようになっている。
【0032】なお、同図で示す第1のキャリッジ26と
第2のキャリッジ27は、露光走査を待機する位置であ
り、露光走査にあたっては、駆動手段である駆動機構M
によって移動付勢されるようになっている。
【0033】つぎに、上記駆動機構Mについて詳述す
る。図の右側部にはプーリ駆動機構41が配置される。
このプーリ駆動機構41は、駆動源としてのモータ42
が配置され、このモータの回転軸に駆動プーリ43が取
付けられている。この駆動プーリ43とは所定間隔を離
間した位置に従動プーリ44が枢支され、これらプーリ
43,44にはベルト45が掛け渡される。
【0034】このようなプーリ駆動機構41において、
上記従動プーリ44と同軸にベルト駆動用としての第1
のプーリ46が設けられる。また、上記第2のキャリッ
ジ27には、第2のプーリ47と、第3のプーリ48が
取付けられる。
【0035】そして、第4のプーリ49がユニット本体
25の左側端部に配置され、さらにこの近傍に第5のプ
ーリ50が配置される。これら第1ないし第5のプーリ
46ないし50には、ベルト51が後述するように掛け
渡される。
【0036】すなわち、ベルト51の一端部aは上記ユ
ニット本体25の曲げ部40に固定される。ここからベ
ルト51は左側部方向に延出され、第2のキャリッジ2
7に枢支される第2のプーリ47に掛合される。
【0037】ここで右側部方向にUターンし、この端部
で上記第1のプーリ46に掛合される。なお、第2のプ
ーリ47と第1のプーリ46間のベルト51所定部位に
は上記第1のキャリッジ26が取付け固定される。
【0038】ベルト51は第1のプーリ46で左側部方
向にUターンし、この端部で上記第4のプーリ49に係
合される。そしてベルト51は、一旦Uターンしてから
第2のキャリッジ27に取付けられる第3のプーリ48
に係合し、さらにその方向に延出されて第5のプーリ5
0に係合される。ここでベルト51は直下方向に屈曲さ
れ、ユニット本体25の側部に設けられるワイヤ固定部
52にその端部bが掛止固定される。
【0039】結局、上記ベルト51は一端部aから他端
部bに亘って、第2のプーリ47、第1のプーリ46、
第4のプーリ49、第3のプーリ48、第5のプーリ5
0の順に係合される。その一方で、第2,第3のプーリ
47,48は第2のキャリッジ27に取付けられ、第
2,第1のプーリ47,46間のベルト51部位に露光
ランプ28を備えた第1のキャリッジ26が取付けられ
ることになる。
【0040】一方、ユニット本体25の左側部には送風
手段である冷却ファンユニット55が配置される。つぎ
に、この冷却ファンユニット55について、図3ないし
図5にもとづいて説明する。
【0041】ファンモータが連結された冷却ファン56
がケーシング57内に配置されている。このケーシング
57には回動機構58が連結されていて、冷却ファン5
6ごと回動駆動されるようになっている。
【0042】特に図5に示すように、上記ケーシング5
7の上下両面には支軸59a,59bが一体に突設さ
れ、これら支軸59a,59bに嵌め込まれるカラー6
0とステー61を介してユニット本体25に回動自在に
支持される。
【0043】下部側の支軸59bのみ一部面取り加工さ
れ、同一の孔形状の掛合孔cを有するプーリ62が嵌め
込まれる。また、はす歯ギヤ63とプーリ64とが連結
された回転体65が、ステー66に突設される支軸67
に枢支される。この支軸67を備えたステー66はユニ
ット本体25に取付け固定される。互いのプーリ62,
64間にはベルト68が無端走行自在に掛け渡される。
【0044】一方、図2ないし図4に示すように、上記
第4のプーリ49を枢支する支軸には第1の駆動ギヤ7
1が枢支され、第4のプーリ49と一体に回転するよう
になっている。
【0045】この第1の駆動ギヤ71には、第2の駆動
ギヤ72と、第3の駆動ギヤ73が順次噛合しており、
上記第3の駆動ギヤ73は上記はす歯ギヤ63に噛合し
ている。
【0046】したがって、第4のプーリ49の回転力
が、第1の駆動ギヤ71と、第2の駆動ギヤ72と、第
3の駆動ギヤ73を介してはす歯ギヤ63に伝達され、
はす歯ギヤ63と同軸のプーリ64からベルトを68介
して他方のプーリ62に伝達され、このプーリ62が嵌
め込まれる支軸59b、すなわち冷却ファン56を備え
たケーシング57を回動付勢するようになっている。
【0047】このようにして構成される画像形成装置で
あって、原稿載置台10に原稿をセットしてコピースイ
ッチをオンにすると、光学系8が後述するように原稿面
を露光走査して、露光部4において感光体ドラム1の周
面に原稿像が結像される。
【0048】この感光体ドラム1の周面は、予め帯電チ
ャージャ2によって帯電されており、原稿像は静電潜像
として形成される。感光体ドラム1が回転して、静電潜
像部分が現像装置5に対向したとき、ここから現像剤が
供給されて顕像化する。
【0049】また、コピースタートと同時に、たとえば
給紙装置13から指示したサイズの用紙が用紙搬送装置
17を介して供給される。大容量給紙装置15からの給
紙を指示すれば、当然、この装置15から給紙される。
両面コピーを指示した場合は両面通紙装置14が作用す
るが、ここでは詳細な説明は省略する。
【0050】給紙された用紙はレジストローラ対18に
よりタイミングをとって感光体ドラム1と転写チャージ
ャ6との間に送られ、この転写チャージャ6によって顕
像化された画像が用紙に転写される。
【0051】画像が転写された用紙は、剥離チャージャ
7の作用により感光体ドラム1から剥離され、搬送ベル
ト19に載って搬送される。そして、定着部20に導か
れて画像の定着がなされ、排紙部21に画像が形成され
た用紙が排紙される。
【0052】感光体ドラム1は引き続いて回転を継続す
る。剥離チャージャ7によって用紙が剥離された部位は
クリーニング装置に対向して残留するトナーがドラム周
面から払拭除去され、除電ランプによって除電されて再
び上記帯電チャージャ2に対向し、先に述べた作用を繰
り返すこととなる。
【0053】なお、上記光学系8の原稿面に対する露光
走査は、以下に述べるようにして行なわれる。
【0054】コピー信号が入ると、露光ランプ28が点
灯してガラス板10上の原稿面を照射する。原稿面での
反射光は光路Kを構成する第1の反射ミラー30と、第
2,第3の反射ミラー31,32を介して結像レンズユ
ニット33に導かれ、ここで結像化される。そして、第
4の反射ミラー34と、第5の反射ミラー35および第
6の反射ミラー36を順次反射して感光体ドラム1上に
結像される。
【0055】同時に、駆動モータ42が駆動して、駆動
プーリ43とベルト45を介して従動プーリ44ととも
に第1のプーリ46を図2の矢印方向である時計回り方
向に回転駆動する。すると、第1のプーリ46と第2の
プーリ47との間のベルト51部分が右側方向に引か
れ、この間に取付けられる第1のキャリッジ26は同方
向へ移動する。
【0056】上記ベルト51の一端部aが固定されてい
るので、この端部aと第1のプーリ46との間に掛け渡
される第2のプーリ47は、いわば手繰り寄せられる状
態で同方向へ移動する。
【0057】また、第1のプーリ46の回転方向側のベ
ルト51部分は、ここから第4のプーリ49側へ繰り出
され左側部方向へ延出される。第4のプーリ49の位置
は移動しないが、第3のプーリ48は第2のキャリッジ
27に取付けられているので第1のプーリ46から繰り
出された分だけ移動する。
【0058】すなわち、ベルト51はその両端部a,b
が固定され、全長が変動しないことは勿論、各プーリ4
6ないし50に掛け渡される状態も変わらずに、第1の
キャリッジ26と第2のキャリッジ27は同方向へ移動
する。
【0059】しかも、第2のキャリッジ27に取付けら
れる第2のプーリ47において、いわゆる動滑車の原理
が作用し、第2のキャリッジ27は第1のキャリッジ2
6の全移動量の半分の距離だけ移動したところで停止す
る。
【0060】原稿面に対する露光走査が終了した時点
で、ただちに駆動モータ42は逆転駆動する。第1のプ
ーリ46は反時計回り方向に回転駆動され、ベルト51
を第1のプーリ46から矢印方向とは逆の第2のプーリ
47に向かって繰り出す。
【0061】ベルト51は左側部方向へ移動し、ここに
取付けられる第1のキャリッジ26は同方向へ移動す
る。一方で、第2のプーリ47とベルト51の端部a間
の距離が拡大する。
【0062】また、第4のプーリ49と第1のプーリ4
6間のベルト51は右側部方向へ移動し、第3のプーリ
48は逆の左側部方向へいわゆる手繰り寄せられる状態
で移動する。すなわち、第2のキャリッジ27は第1の
キャリッジ26と同方向に移動する。
【0063】ここでも、第2のキャリッジ27に取付け
られる第2のプーリ47にいわゆる動滑車の原理が作用
し、第2のキャリッジ27は第1のキャリッジ26の全
移動量の半分の距離だけ移動したところで停止する。
【0064】そして、電源スイッチをオンすると同時に
冷却ファン56が送風動作を開始して、ユニット本体2
5内へ送風する。なお説明すれば、プーリ駆動機構41
を駆動源として冷却ファンユニット55が回動付勢さ
れ、第1のキャリッジ26の位置に関わらず冷却ファン
56の送風方向が常に露光ランプ28に向かうようにな
っている。
【0065】具体的には、第4のプーリ49の回転とと
もに、このプーリ49と一体の第1の駆動ギヤ71が回
転する。この回転力は第2の駆動ギヤ72と第3の駆動
ギヤ73を介してはす歯ギヤ63に伝達される。
【0066】さらに、はす歯ギヤ63と一体のプーリ6
4からベルト68を介してプーリ62に回転力が伝達さ
れ、支軸59bとともにケーシング57を所定方向に回
動駆動する。
【0067】すなわち、冷却ファンユニット55の回動
方向と、第1のキャリッジ26の移動方向が一致する。
【0068】そして、第1ないし第3駆動ギヤ71ない
し73のギヤ比と、各プーリ62,64の直径比の設定
により、冷却ファンユニット55の回動角と第1のキャ
リッジ26の移動速度を合致でき、図6(A),(B)
および図7(C),(D)に順次示すように,上記冷却
ファン56の送風方向が常に第1のキャリッジ26に対
向する。
【0069】第1のキャリッジ26に搭載される露光ラ
ンプ28は常に冷却ファン56の送風を受けて冷却され
る。露光待機の点灯していないときは勿論、露光走査中
である往動時と、その露光走査が終了した復動時も同様
である。
【0070】したがって本来は、露光ランプ28の発熱
で光学系8のユニット本体25内は高温となるところ
を、冷却ファン56の送風が常時露光ランプ28に向か
って集中しているので、ユニット本体25内の温度低下
を図り、熱的悪影響を防止できる。
【0071】特に、本をコピーする場合は、両開きされ
た本の一方の頁側であるユニット本体25中心から一側
部で第1,第2のキャリッジ26,27が往復駆動をな
し、露光走査が繰返される。このときも、冷却ファンユ
ニット55が第1のキャリッジ26に向けて回動付勢さ
れ、冷却ファン56の送風方向は露光ランプ28に常に
向けられる。したがって、ユニット本体25内の温度上
昇が抑制される。
【0072】なお、冷却ファン56の送風方向を露光ラ
ンプ28の上部側へ向けることにより、冷却ファン56
から送られる風は露光ランプ28を冷却することは勿
論、この上部にあるガラス板10を冷却する。したがっ
て、ガラス板10の温度上昇を抑制して、コピーをとる
作業者に熱影響を与えることが少なくなる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、露
光ランプの露光走査にともなって冷却ファンの送風方向
を変え、常に露光ランプに対して送風することにより、
熱的悪影響を確実に防止して、信頼性の向上を図れるな
どの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の、電子複写機の概略の
正面図。
【図2】同実施の形態の、光学系ユニットの断面図。
【図3】同実施の形態の、冷却ファンユニットの駆動系
を種々の方向から示す図。
【図4】同実施の形態の、冷却ファンユニットの駆動系
の平面図。
【図5】同実施の形態の、冷却ファンユニットの駆動系
一部を分解した図。
【図6】同実施の形態の、第1のキャリッジの移動に対
する冷却ファンユニットの動作説明図。
【図7】引き続いて、第1のキャリッジの移動に対する
冷却ファンユニットの動作説明図。
【符号の説明】
28…露光ランプ、 30〜36…反射ミラー、 33…結像レンズユニット、 10…原稿載置台(ガラス板)、 55…冷却ファンユニット、 M…駆動機構、 41…プーリ駆動機構、 26…第1のキャリッジ、 44ないし50…プーリ、 51…ワイヤ、 58…回動機構、 57…ケーシング、 56…冷却ファン。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露光ランプと複数の反射ミラーおよび結像
    レンズを備え、原稿載置台上の原稿に沿って露光ランプ
    を移動させ、原稿面を露光走査して感光体に原稿像を結
    像する電子複写機の光学系において、 上記露光ランプの移動にともなって回動変位し、常に露
    光ランプに向かって送風して、この冷却をなす送風手段
    を具備したことを特徴とする電子複写機の光学系。
  2. 【請求項2】露光ランプと複数の反射ミラーおよび結像
    レンズを備え、原稿載置台上の原稿に沿って露光ランプ
    を移動させ、原稿面を露光走査して感光体に原稿像を結
    像する電子複写機の光学系において、 上記露光ランプを原稿面に沿って往復駆動する駆動手段
    と、 この駆動手段に連結され、露光ランプの移動にともなっ
    て回動変位し、常に露光ランプに向かって送風して、こ
    の冷却をなす送風手段と、を具備したことを特徴とする
    電子複写機の光学系。
  3. 【請求項3】上記露光ランプは、原稿載置台に沿って移
    動自在なキャリッジに載置され、 上記駆動手段は、両端部を固定され、中途部が複数のプ
    ーリに掛け渡されるとともに、プーリの回転によって繰
    り出されるベルト状部材と、上記プーリを駆動するプー
    リ駆動機構を備え、 上記キャリッジは、上記駆動手段のベルト状部材の中途
    部に取付け固定されることを特徴とする請求項2記載の
    電子複写機の光学系。
  4. 【請求項4】上記送風手段は、上記駆動手段を構成する
    所定のプーリを駆動源として回動付勢されることを特徴
    とする請求項3記載の電子複写機の光学系。
  5. 【請求項5】上記送風手段は、上記駆動手段を構成する
    所定のプーリを駆動源とする回動機構と、この回動機構
    に連結され回動付勢されるケーシングと、このケーシン
    グに備えられる冷却ファンとからなることを特徴とする
    請求項3記載の電子複写機の光学系。
  6. 【請求項6】露光ランプと複数の反射ミラーおよび結像
    レンズを備え、原稿載置台上の原稿に沿って露光ランプ
    を移動させ、原稿面を露光走査して感光体に原稿像を結
    像する電子複写機の光学系において、 上記露光ランプを原稿載置台に沿って移動自在に支持す
    るキャリッジと、 このキャリッジが取付け固定されるとともに複数のプー
    リに掛け渡されたベルトおよびプーリを回転駆動するプ
    ーリ駆動機構を備えた駆動手段と、 この駆動手段を構成する所定のプーリによって駆動され
    る回動機構と、 この回動機構に連結され、上記キャリッジの移動に追従
    して回動付勢され、常にキャリッジに対向するケーシン
    グと、 このケーシングに備えられ、常に露光ランプに対して送
    風する冷却ファンとを具備したことを特徴とする電子複
    写機の光学系。
  7. 【請求項7】上記送風手段は、露光ランプとともに原稿
    載置台であるガラス板に向かって送風することを特徴と
    する請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電子複
    写機の光学系。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006191501A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Ricoh Co Ltd 画像読取装置

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