JPH1191068A - 製版装置 - Google Patents

製版装置

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JPH1191068A
JPH1191068A JP25634897A JP25634897A JPH1191068A JP H1191068 A JPH1191068 A JP H1191068A JP 25634897 A JP25634897 A JP 25634897A JP 25634897 A JP25634897 A JP 25634897A JP H1191068 A JPH1191068 A JP H1191068A
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JP
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plate
light
tray
mantle
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JP25634897A
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English (en)
Inventor
Keiji Seo
恵二 瀬尾
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュバルブの閃光による製版用基板表
面への光エネルギーの照射強さを調節可能とする。 【解決手段】 蓋体2の下面に配置した金属板製の傘板
15の近傍のソケット13に予め、フラッシュバルブ1
4を装着し、蓋体2を本体に対して閉蓋すると、本体1
内の上下開放筒状のマントル12の内径部内にフラッシ
ュバルブ14が配置される。傘板15の下面の光反射率
をマントル12の内面の光反射率より小さくした状態に
して、トレイ3の基体31上に積層して透明な押圧板3
2にて押えた状態の製版用基板と原稿シートとに照射す
ると、製版用基板の表面の過剰な溶融を防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタンプ版を作成
する製版装置の構造に係り、より詳しくは、本体に開閉
可能に装着した蓋体にフラッシュバルブを交換可能に装
着する一方、トレイ上に、光透過もしくは光非透過の画
線部を有する原稿シートと、光エネルギーにより表面が
溶融した後固化してインキ非滲出部が形成される製版用
基板とを重ね、このトレイを本体内に挿入し、前記フラ
ッシュバルブを発光させてその光エネルギーにて前記製
版用基板に所定の画線部を形成するための製版装置の構
成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ハガキ等の印刷媒体に絵、文
字等の所望の画像を印刷するためにスタンプ等の各種印
刷装置が利用されている。このスタンプを製造するいわ
ゆる製版装置として、実公昭57−15814号公報や
実公昭62−5343号公報に開示されているものがあ
る。これらの製版装置においては、基台の一端部に蝶番
を介して押圧板が上下回動可能に装着され、基台の上面
に原稿シートを載置するクッション体の台座が固定され
ている。そして、前記台座に対応した押圧板の箇所に透
明押圧板が取付けられている。さらに、この透明押圧板
の上側には、下向き開放の反射傘を有し、且つフラッシ
ュバルブを交換可能に装着した光線照射ユニットが着脱
自在可能に装着され、前記透明押圧板と台座との間に重
ねて介挿し、加圧状態とした感熱性の製版用基板と原稿
シートに向けてフラッシュバルブを発光(閃光)させる
構成が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フラッ
シュバルブの口金から先端までの長さが長いにも拘ら
ず、前記従来の製版装置における光線照射ユニットに対
するフラッシュバルブの装着方向が、フラッシュバルブ
の口金が上向きとなるようにしていたから、光線照射ユ
ニットにおける反射傘の深さを深くしなければならず、
光線照射ユニットの背丈寸法が大きくなって、装置全体
が嵩張るという問題があった。
【0004】この問題を解決するため、光線照射ユニッ
トの下方開放状の反射鏡(反射傘)内にフラッシュバル
ブを横向き(ほぼ水平状)に配置するように、ソケット
の開口を横向きに配置すると、反射鏡の面積を大きくし
なければ、当該フラッシュバルブの交換が困難になる。
また、反射鏡の上底面にフラッシュバルブの閃光による
光エネルギーが集中し易くなって温度上昇が大きくなる
から、当該反射鏡全体を耐熱性を有する材料にて形成し
なければならず、製造コストが高くなるという問題があ
った。
【0005】本発明は、これらの問題を解決し、コンパ
クトな製版装置であって、フラッシュバルブの脱着作業
も容易で、且つ製造コストを低減させた製版装置を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の製版装置は、原稿シートと
フラッシュバルブからの光エネルギーにより製版する製
版用基板等とを重ね配置したトレイと、該トレイから脱
着可能な本体と、前記トレイの上方を覆うように前記本
体に対して開閉可能であって、フラッシュバルブを着脱
自在に装着した蓋体とから構成された製版装置におい
て、前記蓋体及び/又は本体には、前記フラッシュバル
ブの外周を囲み、且つ上下方向が開放されたマントル
と、該マントルの上側開放部と蓋体の下面との間に配置
するほぼ平板状の傘板とを備え、マントル内面と傘板下
面との光反射率を異なるように設定したもである。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の製版装置において、前記マントルを本体内に固
定配置する一方、蓋体の下面には、傘板及びフラッシュ
バルブの装着用のソケットを固定したものである。そし
て、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2
に記載の製版装置において、前記マントルを合成樹脂に
より構成し、該マントルの内面に光反射率の高い金属膜
のメッキ層を形成する一方、傘板を亜鉛メッキ鋼板等の
金属板にて形成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明を具体化した実施形態
について説明する。図1は製版用の原稿シートを製造す
るときに使用されると共に、その製版用の原稿シートを
使用してスタンプを製造するための製版装置の断面図、
図2はトレイの斜視図、図3はトレイの側断面図、図4
は本体内にトレイを所定位置まで挿入した製版操作可能
状態の製版装置の断面図である。
【0009】本発明の製版装置は、上面開口部1aと前
側に側面開口部1bとを有する箱型の本体1と、該本体
1の後側に横軸4を介して上下回動可能に装着されて、
前記上面開口部1aに対して開閉可能な蓋体2と、前記
側面開口部1bを介して本体1に対して略水平方向に挿
抜可能なトレイ3とからなり、これら本体1、蓋体2及
びトレイ3は合成樹脂材等にて形成されている。
【0010】図2及び図3に示すように、トレイ3は、
基体31とアクリル樹脂等の透明材料からなる押圧板3
2と係合体33とからなり、平板状の基体31の上面の
略中央部には、平面視略矩形状の凸条の枠部34が一体
的に形成されている。基体31及び係合体32は不透明
材料にて構成されている。押圧板32の基部の枢支ピン
36が基体31に回動可能に装着されて、図2及び図3
に示すように、押圧板32が基体31に対して上下開閉
可能に装着されている。基体31の一端側に形成された
把手部31aには、枢着ピン37を介して係合体33が
上下回動可能に装着されており、製版時には、前記枠部
34には、当該枠部34の外縁とほぼ同じ大きさの平面
視略矩形状の後述する製版用基板10と原稿シート11
とを重ね、これらの上に押圧板32を平行状に寝かせる
ように被せる。
【0011】押圧板32の自由端側には、図2及び図3
に示すごとくに、押圧部32bの幅寸法より狭い幅寸法
H1で、且つ押圧部32bの板厚さより太い上向き凸湾
曲状(かまぼこ状)の突起部32が一体的に形成されて
いる。他方、係合体33には前記左右一対の枢着ピン3
7,37(図では一方のみ示す)の内側から上向きに略
矩形状の挿通孔33bが形成されている。この挿通孔3
3bの幅寸法は、前記押圧板32における突起部32が
通過し得る程度に広く形成されている。そして、図1及
び図3に示すように、挿通孔33bの内面上端には、下
向きに突出する係合部33aが一体的に形成され、さら
に、前記挿通孔33bの内面下端には、後述するような
押し上げ部33cが一体的に形成されている。
【0012】従って、基体31上面に製版用基板10と
原稿シート11とを積層した状態で押圧板32を被せ、
次いで、係合体33を略垂直状に立て起こす操作(図3
の矢印A方向への回動操作)に従って、その挿通孔33
bの箇所が前記突起部32aの上方を通過し、その突起
部32aの根本部にて前記挿通孔33bにおける下向き
の係合部33aが係合して、押圧板32を基体31の上
面に押圧し、押圧板32の寝かせ姿勢が保持され、且つ
当該押圧板32にて製版用基板10と原稿シート11と
を積層した状態で基体31に向かって押圧することがで
きるものである。
【0013】また、前記係合体33には、前記挿通孔3
3bのより上方位置に、当該係合体3をほぼ垂直状態に
立て起こしたとき、前記押圧板32における突起部32
aの上方をほぼ覆うようにした遮光片33dが一体的に
形成されている。この遮光片33dの幅寸法H2は、前
記突起部32aの幅寸法H1よりも短くしても良いし
(図2参照)、長く形成されていても良い。この遮光片
33dは、後述のように、係合体33を介して基体31
上に押圧板32を押し付け状態にしたまま、本体1の側
面開口部1b内にトレイ3の基体31の大部分を挿入
し、光源としてのフラッシュバルブ14を閃光させたと
き、その閃光が、凸レンズの作用を発揮する凸湾曲状の
突起部32aを介して上向きに空気中に放射される。し
かして、前記遮光片33dが無ければ、前記閃光がユー
ザーの目に直接的に入って、眩しく感じるのを、当該遮
光片33dにて遮光するという作用・効果を奏するので
ある。
【0014】図1、図4及び図5に示すように、中空状
の本体1内には、上下両面が開放された中空の略四角台
形状等のマントル12を配置する。前記トレイ3を本体
1の側面開口部1bから所定の深さ寸法だけ挿入したと
き、前記枠部34の内径側が、前記マントル12の下方
に位置するように設定されている。また、蓋体2の下面
側には、光源としての横向きのフラッシュバルブ14の
電極部を支持するためのソケット13を備える。そし
て、前記ソケット13に装着された横向きのフラッシュ
バルブ14の上面と蓋体2の下面との間には、前記マン
トル12の上開放面を覆うと共に蓋体2を過熱させない
ための傘板15が固定されている。傘板15の下面及び
マントル12の内面は適宜の光反射率となる反射面を有
することが好ましく、傘板15は、合成樹脂製の蓋体2
の過熱を防止できるような熱発散率の高い材料が好まし
い。実施例では傘板を亜鉛メッキ鋼板製とし、マントル
12はABS樹脂、ポリカーボネート樹脂とし、マント
ル12の少なくとも内面(フラッシュバルブ14が挿入
される側)を無電解メッキもしくは電解メッキによりニ
ッケル−クロムメッキ、クロムメッキ層を形成するか、
アルミもしくは銀の蒸着によるメタライジングによる光
反射層を形成して、光反射率を傘板15のそれよりも高
める。
【0015】蓋体2を図1に示すように大きく(90度
以上)開いて、使用済みのフラッシュバルブ14と新し
いフラッシュバルブ14とを交換することができる。な
お、前記マントル12の上端一側(ソケット13に接近
した側)には下向きの切欠き部12aが形成されてお
り、蓋体2を図1の実線状態に閉じるとき、前記ソケッ
ト13に装着された横向きのフラッシュバルブ14が前
記切欠き部12aを介してマントル12内にフラッシュ
バルブ14が臨むように構成されている。
【0016】また、蓋体2の下面には、前記フラッシュ
バルブ14を閃光(発光)させるための電源としての乾
電池16の収納部17を備えると共に、内部に接点部材
からなるスイッチ手段としてのスイッチ18を有するス
イッチケース19が下向きに設けられている。前記トレ
イ3を本体1の側面開口部1bから所定の深さ寸法だけ
挿入したとき、当該トレイ3の基体31の先端等から突
出するボタン部31bが前記スイッチケース19の側面
に穿設されたスイッチ孔19aを介して内部に突入し、
スイッチ18をON作動させて前記フラッシュバルブ1
4を閃光(発光)させることができるように構成されて
いる。
【0017】そして、本体1と蓋体2とを開き不能に係
止する係止手段として、実施例では、本体1の前側(ト
レイ3の挿入側)の側壁1cに横向きに螺合させた横長
の係止ボルト20を採用する(図1、図4及び図5参
照)。本体1の上面開口部1aに対して蓋体2を覆うよ
うに被せた状態にして、前記係止ボルト20の頭部20
aが側壁1cに当接するように接近(螺進)させると、
蓋体2の側板に穿設された係止孔21に係止ボルト20
の軸部が嵌まって、蓋体2が開き不能となるように構成
されている(図1及び図4の実線状態参照)。逆に、こ
の係止ボルト20を緩める方向(頭部20aが側壁1c
から離れる方向)に移動させると、係止ボルト20の軸
部が係止孔21から外れて蓋体2が開き可能となる(図
1の二点鎖線状態参照)。
【0018】さらに、前記係止ボルト20の頭部20a
が側壁1cから離れた状態では、本体1の側面開口部1
bに挿入しようとするトレイ3における把手部の立ち上
がり側壁31cが、前記突出した頭部20aに当接して
それ以上トレイ3の進入を許容しない一方、頭部20a
が側壁1cに当接した状態では、図4に示すように、ト
レイ3を本体1内に深く入るように挿入させることがで
きると共に、当該頭部20aに前記トレイ3における立
ち上がり側壁31cの内面が当接するまで挿入すると、
トレイ3の先端部に突設されたボタン部31bが、スイ
ッチケース19におけるスイッチ孔19aに進入してス
イッチ18をONさせることができるのである。
【0019】ここで、トレイ3の先端部に突設されたボ
タン部31bが前記スイッチ18をONさせることがで
きるまでトレイ3を本体1内に進入(挿入)させた位置
を、前記トレイ3の本体1に対する所定の装着姿勢を許
容する位置と称し、ボタン部31bが前記スイッチ18
に届かないようなトレイ3の進入(挿入)状態を、トレ
イ3の本体1に対する所定の装着姿勢を許容しない位置
と称する。
【0020】従って、係止手段としての係止ボルト20
の頭部20aの位置によって、前記トレイ1の所定位置
への挿入を許容する位置と許容しない位置とに選択で
き、且つその所定位置までトレイ3を挿入すると、前記
ボタン部31bによりスイッチ18を自動的にONさせ
てフラッシュバルブ14を閃光させることができる。ま
た、前記の閃光操作を実行した後、フラッシュバルブ1
4の交換のために、蓋体2を開くには、トレイ3を大き
く引き出してから係止ボルト20を回して、その頭部2
0aが本体の側壁1cから大きく離れる位置まで移動さ
せる必要があり、その操作に要する時間として数秒以上
かかるので、この時間中に前記閃光したフラッシュバル
ブ14は自然冷却されるから、開いた蓋体2から使用済
みのフラッシュバルブ14を安全に取り外すことができ
るのである。
【0021】なお、前記係止ボルト20に代えて、係止
手段の別の実施例として、旋回あごを持つクランプ機構
(実公昭44−5225号公報、実公昭44−5227
号公報を参照)を採用しても良い。他方、前記スイッチ
18及びスイッチケース19を本体1に位置固定的に設
けても良いが、前記実施例のように、回動する蓋体2に
設けることにより、当該蓋体2が本体1に対して閉じた
所定の姿勢となったときにのみ、前記スイッチ18及び
スイッチケース19が所定の箇所に位置して、トレイ3
を挿入したときにボタン部31bがスイッチ孔19aか
らスイッチ18箇所に入るように構成すれば、換言すれ
ば、蓋体2が所定の姿勢に閉じない限りは、本体1内に
トレイ3を所定位置まで挿入しても、スイッチONでき
ない構成とすることにより、フラッシュバルブ14の無
駄な閃光操作を実行できず、誤作動させることがないと
いう特有の効果を奏する。
【0022】次に、製版用基板10の構成について説明
すると、図8(a)に示す実施例では、不織布等からな
るクッション性を有する裏板23と、連続気泡を有し、
スタンプインキが含浸可能な多孔性を有する材料に、カ
ーボンブラックまたは光エネルギー吸引性物質を分散さ
せて含有させた基板24と、該基板24の表面側に配置
するPETフィルム等の透明シート25とからなり、基
板24は、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂等軟質合成樹脂材と少なくとも
発泡剤とを混合させて薄板状(肉厚さ1mm〜5mm程度)
に形成したものであり、カーボンブラックまたは光エネ
ルギー吸引性物質を分散させて含有したものである。基
板24の表面には、多数の微少な気孔が露出しているこ
とになる。なお、製版用基板10の他の実施例として前
記裏板23を有しないものであっても良い。
【0023】透明シート25は前記基板24の材料であ
る軟質合成樹脂材の溶融点より高い溶融点を有する。例
えば、この透明シート25は、多孔性シートである基板
24の融点( 軟質ポリウレタン系樹脂の場合は約120
℃、軟質ポリオレフイン系樹脂の場合は約70℃であ
る) より高い融点(約230℃)を有する透明なPET
(ポリエチレンテレフタレート)樹脂フィルムが好まし
く、その各シートの厚さは0.025mm 〜0.2mm 程度であ
る。透明シート25は製版作業時に原稿シート11の表
面に製版用基板10(基板24の表面)が接着されない
ようにするために使用するが、製造時から基板24の表
面に透明シート25を仮接着させておけば、流通段階等
において基板24の表面にごみが付着することが防止で
きる効果がある。
【0024】前記基板24に含有されるカーボンブラッ
クまたは光エネルギー吸引性物質の重量比率は、実施例
では、ポリウレタン系発泡樹脂に対し、カーボンブラッ
クの含有率が1.0 重量%〜1.5 重量%である。なお、カ
ーボンブラックの含有率はこれに限定されるものではな
く、0.1 重量%〜15重量%の範囲であれば良い。カーボ
ンブラックの含有率が15重量%より大きいと、基板24
の表面自体が黒色となってしまい、塗布したスタンプイ
ンキが何色か分からなくなり、さらには、スタンプイン
キを塗布したかどうかも分からなくなってしまうという
欠点があり、0.1 重量%より小さいと、充分な発熱が得
られず、基板24の表面を溶融できないという問題があ
る。また、光エネルギー吸引性物質としては、塩化銀、
臭化銀等がある。
【0025】次に、製版方法について説明すると、連続
気泡を有し、スタンプインキが含浸可能な多孔性を有す
る材料に、カーボンブラックまたは光エネルギー吸引性
物質を分散させて含有させた製版用基板10を使用する
場合、製版に際して、予め、光透過性のシート(フィル
ム)に所望の文字、図形等の鏡像となる画線部26を有
する原稿シート11を準備する。なお、原稿シート11
の製造方法については後述する。
【0026】まず、トレイ3における基体31の上面の
枠部34の外周縁に、前記製版用基板10の下面外周縁
が略沿うように載置し、その透明シート25の上に原稿
シート11をその画線部26が透明シート25の表面に
密着するようにして積層させた後、その上から前記透明
な押圧板32を被せ回動し、係合体33を略垂直状に立
て起こして押圧板32を押し付ける(図6及び図7
(a)参照)。
【0027】次いで、図1に示すように、蓋体2を開い
て、新しい(未使用の)フラッシュバルブ14をソケッ
ト13に装着したのち、本体1の上を覆うように閉じ回
動し、前述の係止ボルト20を押し進めて、ボルト軸が
蓋体2における側板の係止孔嵌め込む。そして、係止ボ
ルト20をその頭部20aが本体1の側壁1cの外面に
当接するまで螺進させる。
【0028】次いで、前記トレイ3をその先端側から本
体1の側面開口部1bから内部に挿入し、当該トレイ3
における把手部の立ち上がり側壁31cの内面が、前記
頭部20aに当接すると、トレイ3の先端部に突設され
たボタン部31bが、スイッチケース19におけるスイ
ッチ孔19aに進入してスイッチ18をONさせ、フラ
ッシュバルブ14を閃光させるのである。
【0029】このようにして光照射すると、閃光の光エ
ネルギーのうち赤外線等の加熱エネルギーは、透明な押
圧板32及び原稿シート11及び透明シート25を介し
て前記製版用基板10の基板24の気孔が露出している
面に到達する。原稿シート11における画線部26以外
の箇所(非画線部)を通過した光エネルギーは透明シー
ト25をそのまま通過し(図7(a)参照)、その光エ
ネルギーにて製版用基板10における前記画線部26以
外の箇所(非画線部)に対応する表面(光照射側表面)
付近のカーボンブラックは吸熱し、製版用基板10にお
ける前記画線部26以外の箇所(非画線部)に対応する
表面部分は加熱されて溶融し、その後固化すると表面の
気孔が閉塞され、所定の厚さのインキ非滲出部27が形
成される(図7(b)及び図8(b)参照)。
【0030】他方、原稿シート11は、その画線部26
が黒色の場合には、前記押圧板32方向から照射した光
エネルギーにて画線部26が加熱され、温度上昇する
が、当該画線部26に対応する透明シート25ではその
シートの厚み内の横方向等に熱伝導する。換言すると、
原稿シート11側で発生した熱は透明シート25にて吸
収・分散され、前記画線部26に対応する製版用基板1
0の表面箇所は、加熱されず、画線部26の形状通りに
気孔が露出したままインキ滲出部28となる。また、前
記画線部26が黒色以外の場合には、光エネルギーが画
線部26により遮断・反射され、前記画線部26に対応
する製版用基板10の表面箇所は、加熱されず、気孔が
露出したインキ滲出部28となる。
【0031】従って、前記光照射後に、前記透明シート
25と原稿シート11とを製版用基板10の広幅表面か
ら除去すると、図7(b)及び図8(b)に示すよう
に、原稿シート11における画線部26の鏡像の形状通
りの気孔が露出したままでインキ滲出部28となり、非
画線部に対応するインキ非滲出部27が製版用基板10
の広幅表面に形成された所定の印面のスタンプとして製
版できるのである。
【0032】なお、好ましくは透明シート25は製版用
基板10の広幅面と接触する面をサンドブラスト加工し
たり、細かいエンボス加工もしくはシボ塗装を施すこと
により、透明シート25と製版用基板10の広幅表面と
の間に薄い断熱空気層が形成され、原稿シート11の画
線部26が黒インキの場合にはその画線部26にて発生
した熱が、効率良く透明シート25にて吸収・分散さ
れ、製版用基板10の表面方向に伝達されないから、画
線部26の鏡像の形状通りの気孔が露出したままとな
り、インキ滲出部28の印影のエッジが鮮明となるとい
う効果を奏する。
【0033】連続気泡を有し、スタンプインキが含浸可
能な多孔性を有する材料に、カーボンブラック等の光エ
ネルギー吸引物質を分散させて含有した製版用基板10
の表面に原稿シート11の画線部26を直接密着させて
原稿シート11側から前述の光照射を実行しても良い。
この場合には、画線部26と対面する製版用基板10の
表面も加熱されて溶融し、そののち固化すると形成され
たインキ非滲出部が画線部26と密着するので、原稿シ
ート11を剥がすとき、当該画線部26の形状通りにイ
ンキ非滲出部が剥離されて、印影通りのインキ滲出部2
8が形成できるのである。
【0034】他の実施形態は、製版用基板10が、カー
ボンブラックまたは光エネルギー吸引性物質を含有しな
いで、連続気泡を有し、スタンプインキが含浸可能な多
孔性シートにより構成したものであり、その材料は前記
のものと同じである。この場合には、製版用基板10の
広幅面(気孔が露出した面)に当接する加熱シートに
は、カーボンブラック等の黒色顔料を予め混入、もしく
は表面に印刷したものを使用する。この実施形態では、
本加熱動作において、透明な押圧板32側から照射した
光が原稿シート11を通過し、非画像部に対応する箇所
では、黒色の加熱シートにて吸収された光エネルギーに
より加熱され、対面する製版用基板10の表面が前記熱
により一旦溶融した後固化するから、スタンプインキが
滲出ないインキ非滲出部27となり、画線部26に対応
する箇所では、前記光が透過しないので、原稿シート1
1における画線部26の鏡像の形状通りの気孔が露出し
たままでインキ滲出部28となり、所定の印面のスタン
プとして製版できるのである。
【0035】次に、前記製版装置を使用して、ネガフィ
ルム41からフォトクロミックフィルム40製の原稿シ
ートを製造する方法について説明する。図9(a)に示
すように、フォトクロミックフィルム40は、その基材
となる透明シート40aとその片面(実施例では上面)
に塗布等により形成されたフォトクロミック層45bと
からなり、透明シート40aは、前述の製版用基板10
における多孔性シートの材料の融点(軟質ポリウレタン
系樹脂の場合は約120℃、軟質ポリオレフイン系樹脂
の場合は約70℃である) より高い融点(約230℃)
を有する透明なPET(ポリエチレンテレフタレート)
樹脂フィルムが好ましく、ABS樹脂等の合成樹脂であ
っても良い。
【0036】透明シート40aの表面に形成される薄層
(薄膜)としてのフォトクロミック層40bは、有機フ
ォトクロミックインキ(帝国インキ製)を透明シート4
0aの表面に含浸または塗布することにより略均一厚さ
にて形成される。このフォトクロミックインキは通常無
色透明であり、紫外線を照射することにより、青色に発
色する性質を有する。また、フォトクロミックインキへ
の紫外線の照射を遮断して所定時間経過することによ
り、無色透明に変化し、紫外線の照射以前の状態に復帰
するという可逆性を有する。
【0037】ネガフィルム41は、公知の白黒写真用の
ネガフィルムであり、透光性を有するフィルム基材41
aとその表面に形成された現像後の還元金属銀の膜から
なる非透光性部41bとから構成されて所望の人物画像
等のネガ状画像が形成される。原稿シートを作成すると
きには、図2のごとく本体1から取り出したトレイ3の
係合体33を図3の反時計方向に回動して係合解除され
た押圧板32を上向きに開く。そして、基体31の上面
の枠部34には、当該枠部34の外縁とほぼ同じ大きさ
の平面視略矩形状のスポンジ材等の軟質材料からなる座
体35を枠部34の外周縁に重なるように載置する。そ
の上に前記フォトクロミックフィルム40をそのフォト
クロミック層40bが上になり、ネガフィルム41の非
透光性部41bが前記フォトクロミック層40bと接す
るように積層させた後、押圧板32を被せ、係合体33
を図3の時計方向に回動して、突起部32aに係合体3
3の係合部33aが係合して押圧板32にて前記フォト
クロミックフィルム40にネガフィルム41を密着させ
る。この状態で、前記透明な押圧板32の側から太陽光
もしくは紫外線ランプ等の光源からの紫外線UVを含む
光線を適宜時間照射する(図9(b)の状態参照)。
【0038】この光線の照射により、その光中の紫外線
UVは、ネガフィルム41の非透光性部41bの厚い部
分では遮られるが、フィルム基材41a及び薄い膜厚さ
の非透光性部41bでは通過して、フォトクロミック層
40bに照射される。これにより、紫外線UVが照射さ
れたフォトクロミック層40bは、青色等の非透光部4
0cに変化するので、前記トレイ3からフォトクロミッ
クフィルム40のみを取り出せば、前記ネガフィルム4
1の白黒のネガ画像に対して反転した陽画(ポジ状)の
画像が形成された原稿シート11が形成されるのである
(図9(c)参照)。
【0039】前述のように、紫外線UVを遮断して適宜
時間経過すれば、前記非透光部40cが元の無色透明の
フォトクロミック層40bとなるフォトクロミックフィ
ルム40に戻るので、この材料からなる原稿シートは再
利用ができて経済的である。原稿用シートとして、前記
フォトクロミックフィルム40に代えて、紫外線硬化フ
ィルムを使用しても良い。紫外線硬化フィルムは、透明
シートとその片面に薄膜の紫外線硬化性樹脂層を略均一
の膜厚さにて形成したものであり、透明シートは、前述
の製版用基板10における多孔性シートの材料の融点
(軟質ポリウレタン系樹脂の場合は約120℃、軟質ポ
リオレフイン系樹脂の場合は約70℃である) より高い
融点(約230℃)を有する透明なPET(ポリエチレ
ンテレフタレート)樹脂フィルムが好ましい。紫外線硬
化性樹脂層は、ポリエステルアクリレート等のオリゴマ
ー、モノマーと、ベンゾンフェノイン系の光重合開始剤
を主成分とし、紫外線照射により硬化する性質を有する
ものである。なお、この紫外線硬化性樹脂層には予め
黒、金、銀、白色等の非透光性の着色剤が混入、もしく
は塗布されている。
【0040】前述の原稿シートとほぼ同様にして、トレ
イ3に座体35、紫外線硬化フィルム、ネガフィルム4
1を積層してこれらを透明な押圧板32にて押圧した状
態にて、太陽光もしくは紫外線ランプ等の光源にて紫外
線照射すると、ネガフィルム41における非透光性部4
1bの箇所では紫外線が遮断される一方、前記非透光性
部41b以外の箇所では、紫外線が紫外線硬化フィルム
における紫外線硬化性樹脂層を照射し、その部分では前
記樹脂が硬化する。その後、前記紫外線硬化フィルムを
トレイ3から取り出して溶剤もしくは水にて洗浄する
と、硬化していない紫外線硬化性樹脂層が溶解もしくは
洗い流されて除去され、紫外線硬化フィルムには前記ネ
ガフィルム41の画像に対して反転したポジ状画像が得
られるのである。
【0041】原稿用シートとして、サーマルPETフィ
ルムを使用することもできる。このサーマルPETフィ
ルムは、透明なPET(ポリエチレンテレフタレート)
樹脂からなる透明シートの表面(片面)に形成される感
熱層を備え、前記の製版作業において、製版用基板10
とサーマルPETフィルムとを積層してフラッシュバル
ブにて加熱したときにも、サーマルPETフィルムは溶
融されない。
【0042】前記感熱層は、公知の通常感熱紙の表面に
塗布されている発色剤と同じ成分(例えば、結合剤中に
無色色素とフェノール化合物等を細かく分散させたも
の)を有するものであるので、詳細な説明は省略する。
この場合の原稿シートの製造に際しては前記トレイ3の
基体31の枠部34に座体35、サーマルPETフィル
ム、加熱シート(インキ、黒色トナー等が塗布されたフ
ィルムであって赤外線が照射されると発熱する性質を有
する)、ネガフィルム41の順に積層し、その上から押
圧板32を被せて係合体33にて開き不能に係合し、前
記製版作業と同様にして装置の本体1内に挿入し、フラ
ッシュバルブ14を閃光させると、当該閃光中の赤外線
により、ネガフィルム412における非透光性部41b
以外の箇所(透光部)に対応(対面)する加熱シートの
箇所のみが加熱し、この加熱された箇所に対面するサー
マルPETフィルムにおける加熱層の部分が黒色等に発
色したポジ状の画像が形成された原稿シートが製作でき
るのである。
【0043】前述のように、透明な凸湾曲状の突起部3
2aを有する押圧板32がトレイ3に備えられ、この突
起部32aが製版装置の本体より外に突出した状態にて
光源を発光させると、凸レンズの作用を有する突起部3
2aを介して光が集中的に外部に放射されて、直接目に
入るとユーザーの目に眩しく感じられるから、係合体3
3に設けた遮光片33dにて前記突起部32aの上方を
ほぼ覆うことで、前記眩しさを緩和することができる。
但し、前記突起部32aを完全に覆うと、発光の現象が
外部から判断し難いので、若干の光の漏れ出しを許容す
るように遮光片33dの寸法・配置を設定することが好
ましい。また、係合体33の垂直部から突出する遮光片
33dの突出量を適宜大きさにすれば、図5の二点鎖線
で示すように、係合体33を倒したときにも、遮光片3
3d自由端縁が基体31の上面に当接してそれ以上の傾
倒を阻止できるようにすれば、把手部31aの上面との
間に作業者の指が入り得る隙間が確保できる。それ故、
係合体33の起伏操作を容易にできる効果も奏する。
【0044】なお、この他に原稿シート11として、P
PC用紙(トレーシング用原稿紙)、透明PETフィル
ム等の光透過性のシート基材の表面に、黒色、白色、金
色、銀色等の任意の色彩の光非透過性のインキ、油性マ
ーカ、ペイント、絵の具等で光非透過性の画線部を描い
たものであっても良い。また、ネガフィルム41とし
て、白黒写真用フィルムを使用したが、カラー写真用フ
ィルムも使用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明の製版装置は、原稿シートとフラッシュバルブか
らの光エネルギーにより製版する製版用基板等とを重ね
配置したトレイと、該トレイから脱着可能な本体と、前
記トレイの上方を覆うように前記本体に対して開閉可能
であって、フラッシュバルブを着脱自在に装着した蓋体
とから構成された製版装置において、前記蓋体及び/又
は本体には、前記フラッシュバルブの外周を囲み、且つ
上下方向が開放されたマントルと、該マントルの上側開
放部と蓋体の下面との間に配置するほぼ平板状の傘板と
を備え、マントル内面と傘板下面との光反射率を異なる
ように設定したもである。
【0046】製版用基板とほぼ平行状でほぼその上方に
配置された傘板と、フラッシュバルブの周囲を囲み、内
面が製版用基板の上面に対して交差状に配置されたマン
トルとを、別別の部品にて構成するすることにより、傘
板の反射率とマントルの内面の反射率とを異なるように
設定することが至極容易になる。そして、例えば、傘板
の下面に接近させすぎて配置したり、閃光の光エネルギ
ーの大きいフラッシュバルブを配置したときには、当該
傘板の下面による反射率をマントルの内面の反射率より
低くすることで、製版用基板の表面にフラッシュバルブ
の閃光(光エネルギー)が強く当たり過ぎて製版用基板
の表面が過剰に溶融することを簡単に回避できるという
効果を奏する。逆にフラッシュバルブの光エネルギーが
少な過ぎて製版用基板の表面の溶融不足の場合には、前
記傘板の下面の反射率を高めるように設定すれば良い。
つまり、配置するフラッシュバルブの光エネルギーの大
小に応じて、傘板側の光反射率を簡単に変更でき、製版
装置の設計が容易になるという効果を奏するのである。
【0047】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の製版装置において、前記マントルを本体内に固
定配置する一方、蓋体の下面には、傘板及びフラッシュ
バルブの装着用のソケットを固定したものである。この
ように構成すれば、開いた状態の蓋体の下面には、筒状
のマントルが存在しないので、当該狭い内径のマントル
内にフラッシュバルブを入れる作業を実行しなくて良い
から、蓋体へのフラッシュバルブの脱着作業が至極容易
となる。
【0048】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の製版装置において、前記マン
トルを合成樹脂により構成し、該マントルの内面に光反
射率の高い金属膜のメッキ層を形成する一方、傘板を亜
鉛メッキ鋼板等の金属板にて形成したものである。この
ように構成すれば、複雑な形状を有するマントルを合成
樹脂にて簡単に形成することができ、そのマントル内面
の光反射率の高い反射面を、メッキにて簡単に形成する
ことができる。他方、平板な傘板を亜鉛メッキ鋼板等の
金属板にて形成すれば、フラッシュバルブと傘板とが接
近して配置しても、熱良導体である金属板を介してフラ
ッシュバルブの熱が迅速に発散できて、蓋体を過熱させ
ることがなくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】製版装置の側断面図である。
【図2】トレイの斜視図である。
【図3】トレイの拡大側断面図である。
【図4】トレイを所定位置まで挿入した状態を示す断面
図である。
【図5】製版装置の平面図である。
【図6】トレイに製版用基板と原稿シートとを積層する
状態の斜視図である。
【図7】(a)は原稿シートと透明シートと製版用基板
とを重ねて配置した状態の断面図、(b)は製版後の製
版用基板から透明シートを離した状態の断面図である。
【図8】(a)は裏板付きの製版用基板の断面図、
(b)は製版仕上がり状態の製版用基板の断面図であ
る。
【図9】(a)は原稿シートの製造に際しての部材の積
層状態を示す断面図、(b)は紫外線照射状態を示す断
面図、(c)は仕上がった原稿シートの断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋体 3 トレイ 1b 側面開口部 12 マントル 12a 切欠き部 13 ソケット 14 フラッシュバルブ 15 傘板 18 スイッチ 19 スイッチケース 19a スイッチ孔 20 係止ボルト 21 係止孔 31 基体 31b ボタン部 32 押圧板 32a 突起部 33 係合体 33a 係合部 33b 挿通孔 33c 押し上げ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿シートとフラッシュバルブからの光
    エネルギーにより製版する製版用基板等とを重ね配置し
    たトレイと、 該トレイから脱着可能な本体と、 前記トレイの上方を覆うように前記本体に対して開閉可
    能であって、フラッシュバルブを着脱自在に装着した蓋
    体とから構成された製版装置において、 前記蓋体及び/又は本体には、前記フラッシュバルブの
    外周を囲み、且つ上下方向が開放されたマントルと、該
    マントルの上側開放部と蓋体の下面との間に配置するほ
    ぼ平板状の傘板とを備え、マントル内面と傘板下面との
    光反射率を異なるように設定したことを特徴とする製版
    装置。
  2. 【請求項2】 前記マントルを本体内に固定配置する一
    方、蓋体の下面には、傘板及びフラッシュバルブの装着
    用のソケットを固定したことを特徴とする請求項1に記
    載の製版装置。
  3. 【請求項3】 前記マントルを合成樹脂により構成し、
    該マントルの内面に光反射率の高い金属膜のメッキ層を
    形成する一方、傘板を亜鉛メッキ鋼板等の金属板にて形
    成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の製版装置。
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