JP4590725B2 - 製版装置及び製版装置用アタッチメント - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体を載置するための製版台が設けられた基台と、その基台に対して開閉可能に取り付けられ、光源及び所定の画像が形成される孔版原紙を装着し得る蓋体とを備え、前記蓋体を閉塞することにより前記光源が閃光したときに、記録媒体に形成された画像を孔版原紙に製版し得る製版装置、及びかかる製版装置に対して着脱可能に取り付けられる製版装置用アタッチメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、記録媒体に形成された画像を孔版原紙に製版し得る製版装置として、いわゆる閃光式感熱複写方式を用いたものが広く知られている。この方式では、一般に、製版台上に、記録媒体、所望の画像に応じたインク滲出部を有する孔版原紙、透明板を順に重ね合わせて上方から押圧し、互いに密着させた状態にて光源を閃光させることにより、記録媒体に含まれる光吸収性物質が光エネルギーを吸収して熱エネルギーに変換し、その熱により孔版原紙との接触部に穴が開き、その部分がインク滲出部となって、画像が形成される。
【0003】
かかる方式により孔版原紙に製版する場合、記録媒体と孔版原紙とは、転写面積全体に亘って確実に接触していることが必要であるが、具体的な圧力値としては、200〜300g/cm2程度で十分である。この程度の圧力下において光源を閃光させたとしても、孔版原紙の画像は殆どの場合途切れることなく記録媒体に転写される。
【0004】
一方、本出願人は、所定の印像が形成された原稿シート及びその印像に基づいた印面が形成されるスタンプ用基板を重ねて配置した状態で、光源を閃光させることによりスタンプ版を作成する製版装置として、特開平11−77947号公報に示されるものを提案した。この製版装置では、製版装置本体の側面開口部に水平方向に挿抜可能なトレイが設けられている。そして、このトレイの基体上に、原稿シート及びスタンプ用基板を重ねて配置した状態で押圧板を寝かせるように被せ、基体の一端部に回動可能に装着された係合体を垂直状に立て起こしたとき、係合体の下端部に形成された係合部が押圧板の一端部に形成された突起部と係合して押圧板が押圧され、その押圧板により原稿シート及びスタンプ用基板が基体に向かって押圧される。
【0005】
かかる製版装置によりスタンプ版を作成する場合、スタンプ用基板に対して十分な圧力がかかった状態で、光源を閃光させる必要がある。これは、スタンプ用基板は多孔性樹脂により形成されているため、スタンプ用基板の表面が押圧されてある程度気孔が押し潰された状態でないと、光源が閃光されたときに、光が照射された部分の溶融変形が促進されないからである。従って、図9に示すように、スタンプ用基板が多孔性樹脂により形成されている場合、光源の閃光時には、少なくとも10%以上、好ましくは20%以上圧縮されている必要があり、そのための具体的な圧力値としては、2500g/cm2程度が望ましい。
【0006】
このように、スタンプ版を作成する製版装置では、上記閃光式感熱複写方式による製版装置の場合と比較して、著しく高い圧力でスタンプ用基板を押圧することができる構成を必要とするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の前者の製版装置においては、孔版原紙の画像を途切れることなく記録媒体に転写するために、孔版原紙と記録媒体とを転写面積全体に亘って確実に接触させることができれば十分であり、製版台上の記録媒体を高い圧力で押圧することができないため、そのままではスタンプ版の作成に転用することができないという問題があった。
【0008】
また、上記の後者の製版装置においては、スタンプ用基板を高い圧力で押圧することができるものの、トレイの基体上に配置されたスタンプ用基板に押圧板を被せ、係合体を垂直状に立て起こすことにより押圧する構成であるため、スタンプ用基板を押圧した状態ではトレイ全体の高さが高くなる。従って、開閉可能な蓋体を閉塞した時に、光源を閃光させ、製版台に載置された記録媒体の画像を蓋体に装着された孔版原紙に製版する構成の製版装置には、応用することができないという問題があった。
【0009】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、開閉可能な蓋体を閉塞することにより光源を閃光させて、記録媒体の画像を製版装置に製版することができると共に、原稿シートの印像に基づく印面をスタンプ用基板に形成することができる製版装置、及びかかる製版装置に対して着脱可能に取り付けられる製版装置用アタッチメントを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するために、請求項1に係る発明の製版装置は、記録媒体を載置するための製版台が設けられた基台と、その基台に対して開閉可能に取り付けられ、光源及び所定の画像が形成される孔版原紙を装着し得る蓋体と、を備え、前記蓋体を閉塞することにより前記光源が閃光したときに、記録媒体に形成された画像を孔版原紙に製版し得る製版装置において、前記製版台に対して着脱可能に取り付けられ、所定の印像が形成された原稿シート及び前記光源が閃光することにより原稿シートの印像に基づいた印面が形成されるスタンプ用基板を重ねて配置するトレーと、そのトレー上に重ね配置された原稿シート及びスタンプ用基板を被覆する透光性カバーと、前記トレーに対して水平方向に回動可能に取り付けられ、前記透光性カバーをトレーに対して押圧しながら係止する押圧係止部材と、からなるアタッチメントを設けたものである。
【0011】
また、請求項2に係る発明の製版装置は、請求項1に係る発明の製版装置において、前記押圧係止部材に、前記透光性カバーを押圧係止するためのカム部を形成するとともに、前記透光性カバーに、前記押圧係止部材が回動されたときに、押圧係止部材のカム部が進入して連続的に透光性カバーを押圧するための傾斜溝を形成したものである。
【0012】
また、請求項3に係る発明の製版装置は、請求項1又は請求項2に係る発明の製版装置において、前記トレーを、前記光源により発せられた光を反射するように形成したものである。
【0013】
また、請求項4に係る発明の製版装置用アタッチメントは、記録媒体を載置するための製版台が設けられた基台と、その基台に対して開閉可能に取り付けられ、光源及び所定の画像が形成される孔版原紙を装着し得る蓋体と、を備え、前記蓋体を閉塞することにより前記光源が閃光したときに、記録媒体に形成された画像を孔版原紙に製版し得る製版装置における前記製版台に対して着脱可能に取り付けられる製版装置用アタッチメントであって、所定の印像が形成された原稿シート及び前記光源が閃光することにより原稿シートの印像に基づいた印面が形成されるスタンプ用基板を重ねて配置するトレーと、そのトレー上に重ね配置された原稿シート及びスタンプ用基板を被覆する透光性カバーと、前記トレーに対して水平方向に回動可能に取り付けられ、前記透光性カバーをトレーに対して押圧しながら係止する押圧係止部材とを備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態について説明する。まず、本発明の製版装置1の全体構造について、図1を参照して説明する。図1は、製版装置1の全体構造を示す斜視図である。
【0015】
本発明の製版装置1は、記録媒体(図示しない)を載置するための製版台13が設けられた基台3と、その基台3の後端部に形成された蓋体支持部14に挿通されたシャフト5を介して開閉可能に軸支された蓋体2と、製版台13に対して着脱可能に取り付けられるアタッチメント4とから構成されている。なお、基台3及び蓋体2は合成樹脂材料にて形成されている。
【0016】
基台3のほぼ中央部に配設された製版台13は、記録媒体のサイズに合わせた大きさで、スポンジ等の弾性を有する材質により形成され、その表面には、載置される記録媒体の滑りを防止するためのゴム板(図示しない)が貼着されている。従って、製版台13に載置された記録媒体は、上方から押圧されると沈降可能に支持される。また、基台3の前端部のコーナー付近には、蓋体2が閉塞されたときに、蓋体2の取り付け部を基準とした前端部に設けられた2つのスイッチ10(後述する)を押圧して作動させるための円柱状の突起部11が一対設けられている。
【0017】
蓋体2は、光源としてのフラッシュバルブ6と、所定の画像が形成される孔版原紙(図示しない)を着脱可能に装着し得るものである。蓋体2のほぼ中央部には、前記基台3の製版台13に対応するように、フラッシュバルブ6から照射された光が通過するための開口16が形成されている。そして、蓋体2の開口16の周囲には段差部15が形成され、その段差部15には透明なアクリル樹脂製の光透過板9がはめ込まれている。また、蓋体2の基台3に対向する面の反対側の面であって、開口16に対応する位置には、下面が開放された中空の略四角台形状のランプハウジング7が着脱可能に装着されている。ランプハウジング7の上面中央部の2箇所にはソケット17が形成され、ソケット17にはフラッシュバルブ6が下向きに着脱可能に取り付けられている。ランプハウジング7の内周面は、適宜の光反射率を有する反射面8として形成されている。
【0018】
蓋体2の取り付け部を基準とした前端部には、フラッシュバルブ6を閃光させるための電源である乾電池(図示しない)を収納するための乾電池収納部12が設けられている。また、蓋体2の前端部のコーナー付近であって、基台3に設けられた突起部11に対向する位置には、蓋体2が閉塞されたときに、突起部11により押圧されてフラッシュバルブ6を閃光させるように作動するスイッチ10が2つ設けられている。また、詳細には図示しないが、蓋体2の基台3に対向する面における開口16の周囲には、周知の方法により所定の画像に応じたインク滲み出し部が形成される孔版原紙(図示しない)を着脱可能に支持するためのホルダーが複数箇所に設けられている。
【0019】
ここで、上記のような構成を有する本発明の製版装置1による製版作用について、簡単に説明する。基台3の製版台13上に、記録媒体を載置し、取っ手2Aを掴んで孔版原紙が装着された蓋体2を閉塞するように回動すると、蓋体2に押圧されて記録媒体と孔版原紙が密着される。さらに、蓋体2を回動すると、製版台13が圧縮され、基体3に設けられた突起部11により蓋体2に設けられたスイッチ10が作動し、フラッシュバルブ6を閃光させる。すると、記録媒体に含まれる光吸収性物質が光エネルギーを吸収して熱エネルギーに変換し、その熱により孔版原紙との接触部に小孔が開き、その部分がインク滲出部となる。このようにして、記録媒体に形成された画像を孔版原紙に製版し得るものである。
【0020】
次に、本発明の製版装置1に装着されるアタッチメント4の構造について、図2、図3及び図4を参照して説明する。図2は、製版装置用アタッチメント4の全体構造を示す斜視図であり、図3は、製版装置用アタッチメント4の各部の構造を示す分解斜視図であり、図4(A)は透光性カバー37に形成された押圧係止レバー嵌合部44付近の構造を示す拡大斜視図であり、図4(B)は押圧係止レバー36に形成されたカム部45付近の構造を示す拡大斜視図である。
【0021】
図2及び図3に示すように、アタッチメント4は、製版装置1の基台3に設けられた製版台13に対して着脱可能に取り付けられるトレー30と、トレー30の上面を被覆する透光性カバー37と、透光性カバー37をトレー30に対して押圧しながら係止する押圧係止レバー36とから構成されている。
【0022】
トレー30は、公知の方法により予め所定の印像が形成された原稿シート62及びフラッシュバルブ6が閃光することにより原稿シート62の印像に基づいた印面が形成されるスタンプ用基板60が重ねて配置されるものである。このトレー30は、ステンレス板等の材質により形成され、その表面はフラッシュバルブ6の閃光により照射された光を反射することができるようになっている。これは、フラッシュバルブ6から発せられた光を効率的に利用するためである。なお、本実施形態では、光沢を有するステンレス板をそのまま用いているが、トレーの表面に研磨による鏡面仕上げを施したり、光反射性の塗料を塗布したり、メッキ処理を行うにしても良い。
【0023】
トレー30の中央部には、原稿シート62及びスタンプ用基板60を載置するためのスタンプ用基板載置部31が、プレス加工によりほぼ正方形の凹部状に形成されている。また、基台3の蓋体取付部5を基準として、トレー30の前端部及び後端部には、基台3の製版台13を前後から挟むように、取付部34が下向きの垂直状に折曲形成されている。この取付部34を製版台13に係止することにより、トレー30は製版台13に対して前後方向に固定された状態となる。なお、トレー30は製版台13に対して左右方向に移動可能であるが、実際の取り付けに際しては、左右方向においても製版台13のほぼ中央部に取り付けることが望ましい。そうでないと、フラッシュバルブ6が閃光したときに載置されたスタンプ用基板60に対して均等に光が照射されず、適切に印面が形成できないおそれがあるからである。
【0024】
基台3の蓋体取付部5を基準として、トレー30の左端部及び右端部には、トレー30の上面に載置された透光性カバー37を左右から挟むように、透光性カバー支持部33が上向きの垂直状に折曲形成されている。また、透光性カバー支持部33の近傍であって、トレー30の上面の前後方向における中央部には、透光性カバー37に形成された開口39に挿入される突起部32が設けられている。これらの透光性カバー支持部33及び突起部32により、上方からトレー30に載置された透光性カバー37は、前後左右方向に固定された状態となる。
【0025】
トレー30の前縁部及び後縁部の左右方向における中央部には、一対の押圧係止レバー36がトレー30に対して水平方向に回動可能に取り付けられている。具体的には、押圧係止レバー36の回動中心部分に開口形成されたネジ穴40に、ネジ35を上方から挿通した状態で、トレー30に開設されたネジ穴(図示しない)にネジ35を螺着することにより取り付けられる。この押圧係止レバー36の回動中心部分は、透光性カバー37が載置されたときに、透光性カバー37の前端縁及び後端縁の中央部に形成された押圧係止レバー嵌合部44に進入するようになっている。
【0026】
押圧係止レバー36は、透光性カバー37をトレー30に対して押圧しながら係止するものであり、合成樹脂材料により形成されている。押圧係止レバー36は、上方から見て、回動中心から先端部に向かって段々細くなっていく略三角形状に形成されており、先端部を指で摘んで回動し得るようになっている。
【0027】
図4(B)には、押圧係止レバー36がトレー30に対する取付状態とは上下逆の状態で示されているが、押圧係止レバー36の回動中心付近には、透光性カバー37と直接接触して押圧係止するためのカム部45が形成されている。このカム部45の先端部には、透光性カバー37の凹部38に設けられた傾斜溝43の傾斜角度に合わせた傾斜部45Aが形成されている。また、押圧係止レバー36のカム部45に隣接して、トレー30に透光性カバー37を載置した状態で押圧係止レバー36を回動して係止状態となったときに、透光性カバー37に形成されたストッパ42に当接してそれ以上の回動を禁止するための切欠部41が形成されている。
【0028】
図3に示すように、透光性カバー37は、トレー30上に重ねて配置されるスタンプ用基板60、透明フィルム61、原稿シート62を上方から被覆するものである。透光性カバー37は、フラッシュバルブ6から照射された光を透過して原稿シート62及びスタンプ用基板60に到達させるために、透明なアクリル樹脂により形成されている。なお、透光性カバー37は、ポリスチレン樹脂やガラス等の透光性を有する材料により形成することもできる。透光性カバー37は、後述する押圧係止レバー36により、その前端部及び後端部が下方に押圧されるものであるから、押圧により変形しないように所定の厚みを有し、かつ正方形状に形成されている。
【0029】
図3及び図4(A)に示すように、透光性カバー37の前端縁及び後端縁の中央部には、押圧係止レバー36が透光性カバー37を押圧係止し得る位置に進入するための押圧係止レバー嵌合部44が形成されている。また、押圧係止レバー嵌合部44の上方の一側には、押圧係止レバー36の一部が進入し得る凹部38が形成されている。この凹部38は、押圧係止レバー嵌合部44の周囲に形成され、押圧係止レバー36が回動されたときに、押圧係止レバー36のカム部45が進入して連続的に透光性カバー37を押圧するための傾斜溝43と、押圧係止レバー36の上縁部47が進入する逃げ部46とから構成される。
【0030】
傾斜溝43は、始端部43Bから終端部43Cに向かって漸次高くなるように緩やかな勾配を有して円弧状に形成されている。そして、透光性カバー37がトレー30に載置された状態において、傾斜溝43の始端部43Bの高さは、トレー30に取り付けられた押圧係止レバー36のカム部45と同等以下の高さとなるように形成され、押圧係止レバー36の回動が開始されたときにカム部45が容易に進入し得るようになっている。また、傾斜溝43の終端部43Cの高さは、押圧係止レバー36のカム部45よりも高くなるように形成され、押圧係止レバー36の回動が終了して透光性カバー37を係止したときに十分な圧力でトレー30に押圧し得るようになっている。なお、傾斜溝43の終端部43Cは、平面状の頂部43Aとして形成されている。そして、傾斜溝43の終端には、垂直状にストッパ42が形成されており、回動された押圧係止レバー36に形成された切欠部41と当接して、押圧係止レバー36を押圧係止位置にて固定し、それ以上の回動を禁止し得るようになっている。
【0031】
次に、本発明の製版装置に設けられるアタッチメントの作用について、図5、図6及び図7を参照して説明する。図5(A)は透光性カバーを装着していない状態の製版装置用アタッチメントを示す平面図であり、図5(B)は透光性カバーを装着した状態の製版装置用アタッチメントを示す平面図であり、図5(C)は透光性カバーを装着して押圧係止レバーを回動した状態の製版装置用アタッチメントを示す平面図であり、図6(A)は原稿シート及びスタンプ用基板を押圧していない状態の製版装置用アタッチメントを示す断面図であり、図6(B)は原稿シート及びスタンプ用基板を押圧している状態の製版装置用アタッチメントを示す断面図であり、図7(A)は蓋体を開放した状態の製版装置を示す側面図であり、図7(B)は蓋体を閉塞した状態の製版装置を示す側面図である。
【0032】
まず、図5(A)に示すように、トレー30に対して水平方向に回動可能に取り付けられた押圧係止レバー36を、透光性カバー37を上方から載置可能な位置に回動する。そして、図5(B)及び図6(A)に示すように、トレー30のスタンプ用基板載置部31に、スタンプ用基板60、透明フィルム61、所定の印像62Aが形成された原稿シート62を順に載置し、トレー30の突起部32に透光性カバー37の開口39を位置合わせした上で、透光性カバー37を被覆する。さらに、図5(C)及び図6(B)に示すように、押圧係止レバー36の先端部を指で摘んで、押圧係止レバー36の切欠部41が透光性カバー37に形成されたストッパ42に当接するまで、反時計方向に回動する。すると、押圧係止レバー36のカム部45が、透光性カバー37の開放位置から係止位置まで傾斜溝43上を摺動して透光性カバー37を連続的に押圧し、最終的に透光性カバー37をトレー30に対して係止する。
【0033】
このように、本発明では、押圧係止レバー36を水平方向に回動することにより、透光性カバー37を介してスタンプ用基板60を押圧するようにしているので、スタンプ用基板60を高い圧力で押圧した状態でも、アタッチメント4全体の高さは押圧前の状態とほぼ変わらない。従って、図7(A)に示すように、製版装置1の蓋体2を開放して製版台13にアタッチメント4を取り付けた後、図7(B)に示すように蓋体2を閉塞しても、アタッチメント4が邪魔になることはなく、基台3に突設された突起部11により、蓋体2に設けられたスイッチ10(図1参照)を確実に作動させ、フラッシュバルブ6を閃光させることができる。また、本発明では、押圧係止レバー36を回動すると、カム部45が透光性カバー37の開放位置から係止位置まで傾斜溝43上を摺動して透光性カバー37を連続的に押圧するので、押圧係止レバー36を回動するだけの小さな力で確実にスタンプ用基板60を押圧することができる。
【0034】
次に、本発明の印刷装置により行われるスタンプ作成方法について、図8を参照して説明する。図8(A)はスタンプ用基板を示す斜視図であり、図8(B)はスタンプ用基板と透明フィルムと原稿シートと透光性カバーを積層する状態を模式的に示す側面図であり、図8(C)は積層されたスタンプ用基板と透明フィルムと原稿シートと透光性カバーに対して光を照射した状態を模式的に示す側面図であり、図8(D)は印面が形成されたスタンプ用基板と透明フィルムと原稿シートとを模式的に示す側面図である。
【0035】
スタンプ用基板60は、連続気泡を有し、スタンプインキが含浸可能な多孔性材料に、カーボンブラック等の光エネルギー吸引性物質を分散させて含有するものである。基本となる材料は、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂等の発泡性樹脂材料で、多孔性シートに形成したとき可撓性(軟質性)を有することが好ましい。従って、製版前のスタンプ用基板60の表面60Aには、図8(A)に示すように、連続気泡の気孔が全面にわたって露出している。スタンプ用基板60の厚さは、1mm〜5mm程度である。上記のように、光エネルギー吸引性物質を含有することにより、スタンプ用基板60の表面側が加熱されると溶融されて表面に露出する気孔が閉塞される性質を備えることになる。そして、スタンプ用基板60が押圧された状態で表面側が溶融された後、固化して表面に露出する気孔が閉塞し、インキ非滲出部63となり、溶融しなかった部分は前記気孔が表面に露出したインキ滲出部64となる。
【0036】
原稿シート62は、PPC用紙(トレーシング用原稿紙)等の光透過性の用紙からなり、スタンプ作成前に、予めその表面に黒色、白色、金色、銀色等の任意の色彩の光非透過性のインキ、油性マーカ、ペイント、絵の具等で光非透過性の印像62Aを描いておく。
【0037】
図8(B)に示すように、原稿シート62を印像62Aが下になるようにして透明フィルム61の表面に載置し、次いで、この原稿シート62とスタンプ用基板60の表面60Aとの間に透明フィルム61を介在させ、三者を重ねて配置した後、原稿シート62の上から透光性カバー37を被覆する。そして、上記のように、押圧係止レバー36を回動し、透光性カバー37をトレー30に対して押圧しながら係止させ、スタンプ用基板60を圧縮する。その後、図8(C)に示すように、製版装置1の蓋体2を閉塞することにより、蓋体2に設けられたスイッチ10を作動させ、フラッシュバルブ6を閃光させる。なお、この照射光中には赤外線成分が含まれている。
【0038】
透明フィルム60は、スタンプ用基板60の融点(軟質ポリウレタン系樹脂の場合は約120℃、軟質ポリオレフィン系樹脂の場合は約70℃である)より高い温度にて溶融する性質を有する。その実施例として高い融点(約230℃)を有する透明なPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂フィルムが好ましく、その透明シート22の厚さは、0.025mm〜0.2mm程度である。
【0039】
このようにすると、原稿シート62における印像62A以外の箇所を通過した光エネルギーは透明フィルム61をそのまま通過し、その光エネルギーにてスタンプ用基板60における印像62A以外の箇所に対応する表面付近のカーボンブラックが吸熱し、その部分の表面60Aは加熱されて溶融し、その後固化したときに表面の気孔が閉塞され、所定の厚さのインキ非滲出部63が形成される(図8(D)参照)。他方、原稿シート62は、その印像62Aがカーボンブラックを含む黒色の場合には、透光性カバー37方向から照射した光エネルギーにて印像62A部分が加熱され、温度上昇するが、印像62Aに対応する部分の透明フィルム61ではそのフィルムの厚み内の横方向等に熱伝導する。言い換えると、原稿シート62側で発生した熱は、透明フィルム61にて吸収・分散され、印像62Aに対応するスタンプ用基板60の表面箇所は加熱されず、印像62Aの形状通りに気孔が露出してインキ滲出部64となる(図8(D)参照)。また、印像62Aが黒色以外の場合には、光エネルギーが印像62Aにより遮断、反射され、印像62Aに対応するスタンプ用基板60の表面箇所は加熱されず、気孔が露出したインキ滲出部64となる。従って、この場合は、透明フィルム61を必ずしも必要としない。
【0040】
そして、フラッシュバルブ6の閃光後に、透光性カバー37を取り外し、透明フィルム61と原稿シート62とをスタンプ用基板60から除去すると、図8(D)に示すように、原稿シート62における印像62Aに対応する部分のスタンプ用基板60の気孔が露出したままでインキ滲出部64となり、印像62Aに対応する部分以外の部分の気孔は閉塞されてインキ非滲出部63となって、所定の印面を有するスタンプを作成することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1に係る発明の製版装置は、記録媒体を載置するための製版台が設けられた基台と、その基台に対して開閉可能に取り付けられ、光源及び所定の画像が形成される孔版原紙を装着し得る蓋体と、を備え、前記蓋体を閉塞することにより前記光源が閃光したときに、記録媒体に形成された画像を孔版原紙に製版し得る製版装置において、前記製版台に対して着脱可能に取り付けられ、所定の印像が形成された原稿シート及び前記光源が閃光することにより原稿シートの印像に基づいた印面が形成されるスタンプ用基板を重ねて配置するトレーと、そのトレー上に重ね配置された原稿シート及びスタンプ用基板を被覆する透光性カバーと、前記トレーに対して水平方向に回動可能に取り付けられ、前記透光性カバーをトレーに対して押圧しながら係止する押圧係止部材と、からなるアタッチメントを設けたことにより、スタンプ用基板を高い圧力で押圧した状態でもアタッチメント全体の高さを抑えることができるので、開閉可能な蓋体を閉塞することにより光源が閃光したときに、基台に載置された記録媒体に形成された画像を蓋体に装着された孔版原紙に製版する構成の製版装置を用いてスタンプ版を作成することができるという効果を奏する。
【0042】
また、請求項2に係る発明の製版装置は、請求項1に係る発明の製版装置と同様の効果を奏すると共に、前記押圧係止部材に、前記透光性カバーを押圧係止するためのカム部を形成するとともに、前記透光性カバーに、前記押圧係止部材が回動されたときに、押圧係止部材のカム部が進入して連続的に透光性カバーを押圧するための傾斜溝を形成したことにより、押圧係止部材を回動すると、カム部が透光性カバーの開放位置から係止位置まで傾斜溝上を摺動して透光性カバーを連続的に押圧するので、小さな力で確実にスタンプ用基板を押圧することができるという効果を奏する。
【0043】
また、請求項3に係る発明の製版装置は、請求項1又は請求項2に係る発明の製版装置と同様の効果を奏すると共に、前記トレーを、前記光源により発せられた光を反射するように形成したことにより、光源から発せられた光を効率的に利用することができるので、消費電力を低減し、出力の小さい光源を用いることができるという効果を奏する。
【0044】
また、請求項4に係る発明の製版装置用アタッチメントは、記録媒体を載置するための製版台が設けられた基台と、その基台に対して開閉可能に取り付けられ、光源及び所定の画像が形成される孔版原紙を装着し得る蓋体と、を備え、前記蓋体を閉塞することにより前記光源が閃光したときに、記録媒体に形成された画像を孔版原紙に製版し得る製版装置における前記製版台に対して着脱可能に取り付けられる製版装置用アタッチメントであって、所定の印像が形成された原稿シート及び前記光源が閃光することにより原稿シートの印像に基づいた印面が形成されるスタンプ用基板を重ねて配置するトレーと、そのトレー上に重ね配置された原稿シート及びスタンプ用基板を被覆する透光性カバーと、前記トレーに対して水平方向に回動可能に取り付けられ、前記透光性カバーをトレーに対して押圧しながら係止する押圧係止部材とを備えたことにより、スタンプ用基板を高い圧力で押圧した状態でもアタッチメント全体の高さを抑えることができるので、開閉可能な蓋体を閉塞することにより光源が閃光したときに、基台に載置された記録媒体の画像を蓋体に装着された孔版原紙に製版する構成の製版装置を用いてスタンプ版を作成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】製版装置の全体構造を示す斜視図である。
【図2】製版装置用アタッチメントの全体構造を示す斜視図である。
【図3】製版装置用アタッチメントの各部の構造を示す分解斜視図である。
【図4】(A)は透光性カバーに形成された押圧係止レバー嵌合部付近の構造を示す拡大斜視図であり、(B)は押圧係止レバーに形成されたカム部付近の構造を示す拡大斜視図である。
【図5】(A)は透光性カバーを装着していない状態の製版装置用アタッチメントを示す平面図であり、(B)は透光性カバーを装着した状態の製版装置用アタッチメントを示す平面図であり、(C)は透光性カバーを装着して押圧係止レバーを回動した状態の製版装置用アタッチメントを示す平面図である。
【図6】(A)は原稿シート及びスタンプ用基板を押圧していない状態の製版装置用アタッチメントを示す断面図であり、(B)は原稿シート及びスタンプ用基板を押圧している状態の製版装置用アタッチメントを示す断面図である。
【図7】(A)は蓋体を開放した状態の製版装置を示す側面図であり、(B)は蓋体を閉塞した状態の製版装置を示す側面図である。
【図8】(A)はスタンプ用基板を示す斜視図であり、(B)はスタンプ用基板と透明フィルムと原稿シートと透光性カバーを積層する状態を模式的に示す側面図であり、(C)は積層されたスタンプ用基板と透明フィルムと原稿シートと透光性カバーに対して光を照射した状態を模式的に示す側面図であり、(D)は印面が形成されたスタンプ用基板と透明フィルムと原稿シートとを模式的に示す側面図である。
【図9】スタンプ用基板に印面を形成するために必要な印材圧縮量と光量の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 製版装置
2 蓋体
3 基台
4 アタッチメント
6 フラッシュバルブ
13 製版台
30 トレー
36 押圧係止レバー
37 透光性カバー
43 傾斜溝
45 カム部
60 スタンプ用基板
62 原稿シート
Claims (4)
- 記録媒体を載置するための製版台が設けられた基台と、その基台に対して開閉可能に取り付けられ、光源及び所定の画像が形成される孔版原紙を装着し得る蓋体と、を備え、前記蓋体を閉塞することにより前記光源が閃光したときに、記録媒体に形成された画像を孔版原紙に製版し得る製版装置において、
前記製版台に対して着脱可能に取り付けられ、所定の印像が形成された原稿シート及び前記光源が閃光することにより原稿シートの印像に基づいた印面が形成されるスタンプ用基板を重ねて配置するトレーと、そのトレー上に重ね配置された原稿シート及びスタンプ用基板を被覆する透光性カバーと、前記トレーに対して水平方向に回動可能に取り付けられ、前記透光性カバーをトレーに対して押圧しながら係止する押圧係止部材と、からなるアタッチメントを設けたことを特徴とする製版装置。 - 前記押圧係止部材に、前記透光性カバーを押圧係止するためのカム部を形成するとともに、
前記透光性カバーに、前記押圧係止部材が回動されたときに、押圧係止部材のカム部が進入して連続的に透光性カバーを押圧するための傾斜溝を形成したことを特徴とする請求項1に記載の製版装置。 - 前記トレーを、前記光源により発せられた光を反射するように形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の製版装置。
- 記録媒体を載置するための製版台が設けられた基台と、その基台に対して開閉可能に取り付けられ、光源及び所定の画像が形成される孔版原紙を装着し得る蓋体と、を備え、前記蓋体を閉塞することにより前記光源が閃光したときに、記録媒体に形成された画像を孔版原紙に製版し得る製版装置における前記製版台に対して着脱可能に取り付けられる製版装置用アタッチメントであって、
所定の印像が形成された原稿シート及び前記光源が閃光することにより原稿シートの印像に基づいた印面が形成されるスタンプ用基板を重ねて配置するトレーと、そのトレー上に重ね配置された原稿シート及びスタンプ用基板を被覆する透光性カバーと、前記トレーに対して水平方向に回動可能に取り付けられ、前記透光性カバーをトレーに対して押圧しながら係止する押圧係止部材と、を備えたことを特徴とする製版装置用アタッチメント。
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