JP2007216534A - 投影可能な印鑑 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印字像のほぼ全体を印鑑の上斜めから見ることができ、しかも捺印までの操作で方向がぶれない程度の適当な距離離しても鮮明な印字像を見ることのできる印鑑を提供することを目的とするものである。
【解決手段】 機材部1と透明材料よりなる印材部2とからなり、機材部1内に光源3及び電源4を設置すると共に、光源3から発する光を印材部2の受光面5に入射させて印材部2を通過させ、印材部2の印字面6から放射させることによって捺印面に印字像を投影させることを特徴とする投影可能な印鑑を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、投影可能な印鑑に関し、紙面など捺印面に印字像を投影させることのできる印鑑であって、印字面を捺印面から適当な距離離しても鮮明な印字像を見ることのできる印鑑に関するものである。
印鑑を用いて、印字の上下を紙面に対して正しく押印することは難しい。
従来、印鑑本体の胴部にカット面や突起を設けて、押印する時の指の感触で天地を調節する方法が良く用いられているが、これは必ずしも充分な効果を示すとは云えない。
そこで印鑑の中に電球を設置して印影を紙上で見えるようにした印鑑が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、単に印鑑内に電球を入れただけでは、印字面からの投射光が拡がって印字面を紙面から離すと印字像がぼやけてしまう。
このため、少しでも鮮明な印字像を得ようとすると、今度は印鑑が紙面に近付き過ぎて、印字像が判読できなくなるという不都合があった。
実開平7−23560号公報
本発明は、上記従来の問題点を解消し、印字像のほぼ全体を印鑑の上斜めから見ることができ、しかも捺印までの操作で方向がぶれない程度の適当な距離離しても鮮明な印字像を見ることのできる印鑑を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は、機材部と透明材料よりなる印材部とからなり、前記機材部内に光源及び電源を設置すると共に、前記光源から発する光を前記印材部の受光面に入射させて前記印材部を通過させ、前記印材部の印字面から放射させることによって捺印面に印字像を投影させることを特徴とする投影可能な印鑑を提供するものである。
請求項2に係る本発明は、光源がLEDである請求項1記載の印鑑を提供するものである。
請求項3に係る本発明は、印材部の印字面から20mm離れた捺印面に投影された印字像の大きさが、印字の大きさの3.5倍以下である請求項1又は2に記載の印鑑を提供するものである。
請求項4に係る本発明は、印材部の断面形状が円形又は楕円形である請求項1乃至3のいずれかに記載の印鑑を提供するものである。
請求項5に係る本発明は、機材部の外側ケースに、絶縁体部を介して隔離された2つの導電体部を設け、各導電体部を、前記光源と前記電源とを結ぶ電気回路の正負のいずれかと夫々接続し、前記絶縁体部を跨いで2つの導電体部に人体の一部が同時に接触することにより、電気回路が閉じ、前記光源が点灯する構造としたことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の印鑑を提供するものである。
本発明によれば、印字像のほぼ全体を印鑑の上斜めから見ることができ、しかも捺印までの操作で方向がぶれない程度の適当な距離離しても鮮明な印字像を見ることができる。
従って、本発明によれば、印字の上下を紙面など捺印面に対して正しく押印することが容易である。
本発明によれば、押印するために紙面など捺印面に印鑑の印字面を近付けた時、印鑑の印字面と紙面など捺印面との距離がある程度あっても、印鑑の印字面から放射される光によって印字像が紙面など捺印面上に鮮明に投影されるため、その投影像を見ながら、字の位置、方向が正しくなるように指で調整して押印することが可能となる。
請求項1に係る本発明は、投影可能な印鑑に関し、機材部と透明材料よりなる印材部とからなり、前記機材部内に光源及び電源を設置すると共に、前記光源から発する光を前記印材部の受光面に入射させて前記印材部を通過させ、前記印材部の印字面から放射させることによって捺印面に印字像を投影させることを特徴とするものである。
以下、請求項1に係る本発明について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、請求項1に係る本発明の印鑑の1態様を示す説明図である。図2は、図1に示す本発明の印鑑を分解した状態を示す説明図である。図中、符号1は機材部、符号2は印材部、符号3は光源、符号4は電源、符号5は受光面、符号6は印字面、符号6Aは凸部印字表面、符号6Bは凹部表面である。
請求項1に係る本発明の印鑑は、機材部1と透明材料よりなる印材部2とからなる。
機材部1と印材部2を合わせた印鑑全体の形状としては、通常使用されている印鑑の形状であれば特に限定されない。図1では、略円筒形状のものを示した。印材部2における印字面6の形としては、円形、楕円形、四角形など、様々な形のものが挙げられる。
この機材部1の函体或いは外側ケースは、透明であってもよいが透明である必要はなく、むしろ内部が見えないように不透明材料とするのが一般的である。通常は、機材部1の函体或いは外側ケースの側面に、濃色、例えば黒色等の不透明化被膜を設け、函体或いは外側ケースの側面を不透明化する。但し、この場合、函体或いは外側ケースの側面を不透明化しうるものであれば、濃色に限定されるものではない。例えば、函体或いは外側ケースの側面をアルミ箔などで覆ってもよいし、或いは函体或いは外側ケースの側面が不透明となるように不透明樹脂等をコーティングしてもよい。
この機材部1内に光源3及び電源4が設置されている。
光源3としては特に限定されるものではないが、スペースをあまり取らない小型のものであって、充分な輝度を有し、消費電力が少なく、寿命の長いものが好ましい。特に、請求項2に記載したように、LEDは好適である。
LEDとしては強制的に角度を強く絞ったものや光が拡がり過ぎるものは好ましくなく、通常のものがよい。そのような通常のLEDの指向半値角としては、60度前後のものが好ましい。
光源3用の電源4としては、印鑑に取り付けられる大きさの小型電池、例えば乾電池、釦電池が好ましい。
一方、印材部2は透明材料よりなるものであり、中実状のものの他に中空状のものを用いることができるが、中実状のものが好ましい。透明であれば材質は特に限定されず、水晶、ガラス、プラスチック(ポリエステル樹脂やアクリル樹脂など)等、多くの透明なものが使用可能である。
請求項1に係る本発明の印鑑においては、印材部2の受光面5に、光源3から発する光が入射するようにされている。
この印材部2の受光面5の形状は、平面であることが好ましいが、必要に応じて凸面或いは凹面としてもよい。
なお、印材部2の断面形状としては、請求項4に記載したように、捺印された画像の上下を正確に決めにくい、円形又は楕円形であるものについて本発明の印鑑は有効である。
この印材部2の印字面6には、通常の印鑑と同様に凸部印字表面6Aと、印字表面以外のその他の凹部表面6Bとが形成されており、本発明においては、これらも全て透明な材料よりなる。
但し、印材部2の側面に投射される光が全反射しないようにするため、印材部2の側面の全部又は一部の側面に、光を吸収させる被覆を行っておくことがよい。
請求項1に係る本発明の印鑑においては、前記印材部2における印字面6の凸部印字表面6Aとその他の凹部表面6Bの光透過性に差を持たせて、前記印字面6から放射される光により捺印面に印字像を投影させる。
ここでその他の凹部表面6Bというのは、凸部印字表面6A、つまり文字部及び枠部分以外の彫った部分を指している。なお、必要に応じて、凸部印字表面6Aとその他の凹部表面6Bとを逆にしてもよい。
本発明においては、光を放射させたい部分、例えば凸部印字表面6Aの表面を磨いておくとよい。要は、印字面6の凸部印字表面6Aとその他の凹部表面6Bのいずれかを、より明るく光らせるようにするとよい。
印字面5の凸部印字表面6Aとその他の凹部表面6Bとの光透過性に差を持たせるには、例えば、次に述べる4つの手段のうちのいずれか1以上の手段を採用すれば良い。
1)凸部印字表面6Aの平滑性をその他の凹部表面6Bの平滑性より高くする。
2)その他の凹部表面6Bの平滑性を凸部印字表面6Aの平滑性より高くする。
3)凹部表面6Bに光を遮蔽する被膜を設ける。
4)凸部印字表面6Aに光を遮蔽する被膜を設ける。
ここで凸部印字表面6Aの光透過性が、他の凹部表面6Bに較べて高い場合には印字部分(文字部分)が明るくなり、その逆の場合には印字部分が暗くなって、いずれも印字像を発現する。使用場所や使用目的等に応じて、いずれかを適宜選定すればよい。
凸部印字表面6Aの光透過性が他の凹部表面6Bより高い場合には、印字に使用するインキとしては着色透明なものが適当である。逆に、凸部印字表面6Aの光透過性が他の凹部表面6Bより低い場合には、インキは透明であっても不透明であっても良い。
そのようなインキとしては、染料系のものは勿論のこと、顔料系であっても、速乾性の朱肉として販売されている粒子が細かいものは、光を通しやすいため使用することができる。
光を遮蔽する被膜としては、例えば顔料入りコーティング用樹脂などの不透明材料からなる被膜を用いることができる。
請求項1に係る本発明の印鑑は、以上のようにして印材部2における印字面6の凸部印字表面6Aとその他の凹部表面6Bの光透過性に差を持たせて、前記印字面6から放射される光により捺印面に印字像を投影させるものである。
請求項1に係る本発明の印鑑は、上記したように機材部1と透明材料よりなる印材部2とからなり、前記機材部1内に光源3及び電源4を設置すると共に、前記光源3から発する光を前記印材部2の受光面5に入射させて前記印材部2を通過させ、前記印材部2の印字面6から放射させることによって捺印面に印字像を投影させることを特徴とするものである。
請求項3に記載したように、本発明の印鑑は、前記印材部2の印字面から20mm離れた捺印面に投影された印字像の大きさが印字の大きさの3.5倍以下であることが好ましい。
ここで印材部2の印字面から20mm離れた捺印面に投影された印字像の大きさが、3.5倍以下でないと(即ち、3.5倍を超えると)、捺印面上に投影される印字像の鮮明度が低下してしまい、上下を判定する像としての価値が低くなってしまうため、好ましくない。
なお、印字像が小さい場合には、画像は鮮明ではあるものの、画像が小さ過ぎると見難くなることから、印材部2の印字面から20mm離れた捺印面に投影された印字像の大きさとしては、1倍以上であることが好ましい。
本発明においては、印材部2の印字面から20mm離れた捺印面に投影された印字像の大きさが、1〜3.5倍の範囲のものとするために、例えば次のような方策を採ることができる。
まず初めに、光源3から印材部2の印字面6までの距離は、11〜35mm、好ましくは13〜32mmの範囲とする。
この距離が11mmより短いと、印字面6の最外周から放射される光の拡がり角が大きくなり、その結果、印字像の拡大倍率が大きくなり過ぎて、像の鮮明度が低下してしまう。一方、この距離が35mmを超えると、必然的に印鑑の長さが長くなり過ぎ、実用的でなくなってしまう。
次に、光源3から印材部2の受光面5までの距離は、1〜25mm、好ましくは3〜20mmとする。
この距離が1mmより短いと、光源3から印字面6までの距離も短くなり、印字面の最外周から放射される光の拡がり角が大きくなり、その結果、印字像の過度の拡大を招いてしまう。同時に、印字面6の最外周に届く光の量が減少するため、印字像の外周がぼやけてしまう。一方、この距離が25mmを超えると、必然的に印鑑の長さが長くなり過ぎ、実用的でなくなってしまう。
さらに、印材部2の長さは、印鑑の大きさにもよるが、5〜30mm、好ましくは7〜25mmとする。
印材部2の長さが5mmより短いと、光源3から印字面6までの距離が短くなって、印字像の過度の拡大による鮮明度の低下を招く。同時に、印字面6の最外周に届く光の量が減少し、印字像の外周がぼやけてしまう。一方、この距離が30mmを超えると、印鑑自身が長大になるという欠点と、光源3から入射した光のうち、印材部2の側面で全反射してから印字面6に達する光が増えてきて、画像に印字以外の結像が現れ易くなるという欠点がある。
なお、印材部2の先端の印字面6の部分は、必要に応じて先細状のテーパー部としておいてもよい。
なお、請求項1に係る本発明の印鑑を点灯させる構造として、以下の如き構造を採用するとよい。図3は、請求項1に係る本発明の印鑑を点灯させる構造の1態様を示す一部切り欠き説明図であり、図4は、図3における絶縁体部7付近を切り欠いた状態を示す説明図である。
即ち、請求項1に係る本発明の印鑑を点灯させる構造として、請求項5に記載したように、機材部1の外側ケースに、絶縁体部7を介して隔離された2つの導電体部8A、8Bを設け、各導電体部8A、8Bを、前記光源3と前記電源4を結ぶ電気回路の正負のいずれかと夫々接続し、前記絶縁体部7を跨いで2つの導電体部8A、8Bに人体の一部(例えば指)が同時に接触することにより、電気回路が閉じ、前記光源3が点灯する構造とすることが好ましい。
ここで導電体部8A、8Bは、機材部1の函体或いは外側ケースを、鉄、アルミニウムなどの導電物質(通電物質)で作成することにより作成されている。
また、絶縁体部7は、ABS樹脂などのプラスチック材料で作成されている。
具体的には、光源3と接続している基板9を絶縁体で包囲するようにし、その一部周面を印鑑外周の一部となるように膨出させて、図示したように絶縁体部7を作成している。この膨出させた絶縁体部7以外の部分の絶縁体10A,10Bは、機材部1の函体或いは外側ケース内、つまり導電体部8A、8Bの内部、に収納された形となっている。
そして前記光源3と前記電源4を結ぶ電気回路の正負のいずれかと繋がる接触片11A、11Bが、絶縁体10A,10Bより突出させられ、導電物質(通電物質)で作成された機材部1の函体或いは外側ケース、つまり導電体部8A、8B、に当接するように配置されている。
図中、符号12はバネであり、符号13は導電体からなる電池ケース蓋である。バネ12は図2に示すように電池ケース蓋13に取付けてもよいし、これとは反対側に取付けてもよい。
従って、例えば絶縁体部7を境にしてマイナス極を帯びた導電体部8Bと、プラス極を帯びた導電体部8Aとを同時に指で触ることにより、導通し、光源3に電流が流れ点灯することになる。
なお、このような点灯機構・構造は、キーライトなどにも応用することができる。
なお、必要に応じて、上記のような構造とせずに、電源のON−OFF用のスイッチ(図示していない)を適宜位置に設けてもよい。この場合のスイッチとしては、スライド式スイッチ、回転式スイッチ、プッシュ式など形式は限定されないが、請求項5に記載したような触手式のものとすることが、捺印操作を煩雑とせず、しかも消し忘れがないなどの利点があるため好ましい。
次に、本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1
図1〜4に示す構造を有する印鑑であって、印材部2の印字面6から20mm離れた捺印面に投影された印字像(印影)の大きさ(印字の大きさに対する倍率)を、2.25倍としたものについて、それぞれ印材部2の印字面6から20mm離れた捺印面に投影された印字像を調べた。結果を図5に示す。
なお、この印鑑の印材部2の受光面5の形状は平面、印材部2の断面形状は円形、印材部2はアクリル製、印材部2の直径は12mm、LEDの指向半値角は60度であった。また、光源3から印材部2の印字面6までの距離は19.5mm、光源3から印材部2の受光面5までの距離は4.5mm、印材部2の長さは15mmであった。
実施例2
図1〜4に示す構造を有する印鑑であって、印材部2の印字面6から20mm離れた捺印面に投影された印字像(印影)の大きさ(印字の大きさに対する倍率)を、2.1倍としたものについて、それぞれ印材部2の印字面6から20mm離れた捺印面に投影された印字像を調べた。結果を図6に示す。
なお、この印鑑の印材部2の受光面5の形状は平面、印材部2の断面形状は円形、印材部2はアクリル製、印材部2の直径は12mm、LEDの指向半値角は60度であった。また、光源3から印材部2の印字面6までの距離は20.5mm、光源3から印材部2の受光面5までの距離は10.5mm、印材部2の長さは10mmであった。
実施例3
図1〜4に示す構造を有する印鑑であって、印材部2の印字面6から20mm離れた捺印面に投影された印字像(印影)の大きさ(印字の大きさに対する倍率)を、2.5倍としたものについて、それぞれ印材部2の印字面6から20mm離れた捺印面に投影された印字像を調べた。結果を図7に示す。
なお、この印鑑の印材部2の受光面5の形状は平面、印材部2の断面形状は円形、印材部2はアクリル製、印材部2の直径は12mm、LEDの指向半値角は60度であった。また、光源3から印材部2の印字面6までの距離は15.5mm、光源3から印材部2の受光面5までの距離は7.5mm、印材部2の長さは8mmであった。
比較例1
図1〜4に示す構造を有する印鑑であって、印材部2の印字面6から20mm離れた捺印面に投影された印字像(印影)の大きさ(印字の大きさに対する倍率)を、3.6倍としたものについて、それぞれ印材部2の印字面6から20mm離れた捺印面に投影された印字像を調べた。結果を図8に示す。
なお、この印鑑の印材部2の受光面5の形状は平面、印材部2の断面形状は円形、印材部2はアクリル製、印材部2の直径は12mm、LEDの指向半値角は60度であった。また、光源3から印材部2の印字面6までの距離は6.5mm、光源3から印材部2の受光面5までの距離は1.5mm、印材部2の長さは5mmであった。
図5〜7(実施例1〜3)から明らかなように、印材部の印字面から20mm離れた捺印面に投影された印字像(印影)の大きさが印字の大きさの3.5倍以下の印鑑であると、鮮明な印字像(印影)を見ることができるが、これを超えると、図8(比較例1)に示すように不鮮明なものとなることが分かる。
本発明によれば、印字像のほぼ全体を印鑑の上斜めから見ることができ、しかも捺印までの操作で方向がぶれない程度の適当な距離離しても鮮明な印字像を見ることができる。
従って、本発明によれば、印字の上下を紙面など捺印面に対して正しく押印することが容易である。
本発明によれば、押印するために紙面など捺印面に印鑑の印字面を近付けた時、印字面と紙面など捺印面との距離がある程度あっても印字面から放射される光によって印字像が紙面など捺印面上に鮮明に投影されるため、その投影像を見ながら、字の位置、方向が正しくなるように指で調整して押印することが可能となる。
それ故、本発明は、印鑑分野において有効に利用することができる。
請求項1に係る本発明の印鑑の1態様を示す説明図である。 図1に示す本発明の印鑑を分解した状態を示す説明図である。 請求項1に係る本発明の印鑑を点灯させる構造の1態様を示す一部切り欠き説明図である。 図3における絶縁体7付近を切り欠いた状態を示す説明図である。 実施例1において、印材部2の印字面6から20mm離れた捺印面に投影された印字像を調べた結果を示す写真像図である。 実施例2において、印材部2の印字面6から20mm離れた捺印面に投影された印字像を調べた結果を示す写真像図である。 実施例3において、印材部2の印字面6から20mm離れた捺印面に投影された印字像を調べた結果を示す写真像図である。 比較例1において、印材部2の印字面6から20mm離れた捺印面に投影された印字像を調べた結果を示す写真像図である。
符号の説明
1 機材部
2 印材部
3 光源
4 電源
5 受光面
6 印字面
6A 凸部印字表面
6B 凹部表面
7 絶縁体部
8A、8B 導電体部
9 基板
10A 絶縁体
10B 絶縁体
11A 接触片
11B 接触片
12 バネ
13 電池ケース蓋

Claims (5)

  1. 機材部と透明材料よりなる印材部とからなり、前記機材部内に光源及び電源を設置すると共に、前記光源から発する光を前記印材部の受光面に入射させて前記印材部を通過させ、前記印材部の印字面から放射させることによって捺印面に印字像を投影させることを特徴とする投影可能な印鑑。
  2. 光源がLEDである請求項1記載の印鑑。
  3. 印材部の印字面から20mm離れた捺印面に投影された印字像の大きさが、印字の大きさの3.5倍以下である請求項1又は2に記載の印鑑。
  4. 印材部の断面形状が円形又は楕円形である請求項1乃至3のいずれかに記載の印鑑。
  5. 機材部の外側ケースに、絶縁体部を介して隔離された2つの導電体部を設け、各導電体部を、前記光源と前記電源とを結ぶ電気回路の正負のいずれかと夫々接続し、前記絶縁体部を跨いで2つの導電体部に人体の一部が同時に接触することにより、電気回路が閉じ、前記光源が点灯する構造としたことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の印鑑。
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