JPH1191045A - 多層フィルム及び樹脂積層体 - Google Patents
多層フィルム及び樹脂積層体Info
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- JPH1191045A JPH1191045A JP25668597A JP25668597A JPH1191045A JP H1191045 A JPH1191045 A JP H1191045A JP 25668597 A JP25668597 A JP 25668597A JP 25668597 A JP25668597 A JP 25668597A JP H1191045 A JPH1191045 A JP H1191045A
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Abstract
度、シール強度、ピンホール性、成形性等の諸特性を全
て満足するフイルムを得る。 【解決手段】 酸素ガスバリアー層と、ポリオレフィン
層とが、接着層を介して積層された多層フイルム及び樹
脂積層体において、ポリオレフィン層を形成する樹脂成
分が、分子量分布(Mw/Mn)が3以下のポリオレフ
ィンを主成分として含有することを特徴とする多層フイ
ルム及び樹脂積層体。
Description
ムに係り、特に強度、耐ピンホール性等に優れ、重量物
を包装する用途にも用いられる複合フィルム、又、更に
ラミネートして深絞り、ピロー包装用として好適に使用
できる共押出複合フィルムに関する。
内容成分の劣化等を受け易いものの包材には酸素バリア
ー性に優れた樹脂を積層した複合フィルムは良く知られ
ている。しかし重量物包装では、過度に荷重がかかった
り、深絞り用包材においては、絞り成形によりフィルム
が引き延ばされる為、フィルムの層間剥離強度やピンホ
ール性が低下する現象が発生している。そのため上記の
ような項目が重視される用途においては、使用が制限さ
れる場合があった。
脂とを接着させるには、接着剤を塗布するドライラミネ
ートしてなる複合フィルムが使用されるか、共押出法に
よりガスバリアー樹脂とポリオレフィン樹脂との間に接
着性樹脂を一度に積層してなる複合フィルムがある。ド
ライラミネートによる複合化により、層間強度、シール
強度の上昇は現在の技術では望まれず、更に有機溶剤等
を使用する為、環境への配慮が必要で、設備面が大型化
し、使用が制限される状況である。一方共押出法による
複合化は、一度に極性基を有するバリアー樹脂と無極性
のオレフィン樹脂とを接着性樹脂を介して接着させるも
ので、その接着層はポリオレフィン層と同種のポリマー
に酸基含有不飽和単量体を変性したものが用いられてい
るが、重量物包装では層間強度、シール強度は十分でな
く、破袋による内容物の漏れやピンホールによる酸素透
過による内容物の劣化等の問題が生じていた。強度を更
に上昇させようとする場合は、接着層の層厚を上げる必
要があったが、それでも強度的には十分なものではな
く、包材の薄肉化、重量物化は困難であった。
ない包材の使用量でより大きな内容物を包装しようとす
る機運が高まっている為、上記の様な過酷な使用条件に
耐え得る包材の要求が急速に高まってきている。しかし
現状では、フィルムの層間強度維持性、耐ピンホール性
の低下で包材の薄肉化、重量物化には限界があった。
層の厚みを上げること無く、層間接着強度、シール強
度、ピンホール性、成形性等の諸特性を全て満足する極
めて優れたフィルムを提供することにある。
を解決するために鋭意検討したところ、ポリオレフィン
層(B)を形成する樹脂成分が、分子量分布(Mw/M
n)が3以下のポリオレフィンを主成分として用いるこ
とにより、接着層(C)の厚みを上げること無く、諸特
性を全て満足する極めて優れたフィルムが得られること
を見いだし、本発明を完成するに至った。
(A)と、ポリオレフィン層(B)とが、接着層(C)
を介して積層されたフィルムにおいて、ポリオレフィン
層を形成する樹脂成分が、分子量分布(Mw/Mn)が
3以下のポリオレフィンを主成分として含有することを
特徴とする多層フィルムに関する。
て、ポリオレフィンの密度が0.880〜0.950g
/cm3 であることが好ましく、ポリオレフィンが、ポ
リエチレン又はエチレンとその他の不飽和単量体との共
重合物である多層フィルムに関する。
て、酸素ガスバリアー層が、ポリアミド樹脂、又はエチ
レン−酢酸ビニル共重合体のけん化物を含む樹脂成分か
ら構成される多層フィルムに関する。
て、接着層(C)が、ポリオレフィン層と同種のポリマ
ーに酸基含有不飽和単量体を変性したものである多層フ
ィルムに関する。
ポリオレフィン層(B)/接着層(C)/ガスバリアー
層(A)/接着層(C)/ポリオレフィン層(B)の順
に積層された5層構成である多層フィルム、又、両表層
に有するポリオレフィン層の厚さの合計が、多層フィル
ムの全層に対して50〜80%である多層フィルムに関
する。
ポリオレフィン層が表層となる様に基材フィルム(D)
と積層した構造を有することを特徴とする樹脂積層体に
関する。
する。本発明におけるガスバリアー層(A)とは、ポリ
アミド樹脂層又はエチレン酢酸ビニル共重合体けん化物
(以下「EVOH」という)層又は塩化ビニレデン共重
合体等が1種類或いは2種類以上積層し、構成されてい
る。好ましくはポリアミド樹脂やEVOH樹脂が使用さ
れ、ポリアミド樹脂としては、ナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン6/66、ナイロン6/12、芳香族ナイ
ロン等が使用できる。
〜60モル%で、けん化度が95%以上のものが、成形
性やバリアー性の点から好ましい。更に成形性、ピンホ
ール性改良の面から、改質剤等を添加することも可能で
ある。又、薄肉化、成形性、経済性等の面からガスバリ
アー層の厚み比率は全厚の10〜30%とすれば良い。
シール強度を接着性樹脂層を上昇させること無く従来品
に比べて上昇させる為に、ポリオレフィン層(B)を形
成する樹脂成分が、Mw/Mnが3以下である、遷移金
属化合物と有機金属化合物と組み合わせた触媒を用いた
ポリオレフィンであればポリプロピレン系樹脂、ポリエ
チレン系樹脂の何れであってもかまわない。Mw/Mn
が3を越えるポリオレフィン樹脂を使用すると層間強
度、シール強度の上昇と薄肉化の要求性能を十分に満足
できない。
は、遷移金属化合物と有機金属化合物と組み合わせた触
媒を用いて比較的低い圧力下で主成分のエチレンと炭素
原子数4以上のα−オレフィンを重合させて得られる密
度0.880〜0.950g/cm3 のエチレン系共重
合樹脂であり、成形性、成膜性の点で密度0.890〜
0.920g/cm3 のものがより好ましい。密度が
0.950より大きい場合には、層間強度の低下が発生
し好ましくない。ポリエチレンの組成は特に限定されな
いが、フイルムの生産性からメルトフローレート(MF
R)は、0.5〜10g/minのものが好ましい。更
に接着性の改良を目的としてエチレンとその他の不飽和
単量体との共重合体を用いても良い。
剤、帯電防止剤、熱安定剤、造核剤、酸化防止剤、滑
剤、アンチブロッキング剤、紫外線吸収剤等の第2成分
が本発明の目的を損なわない範囲で添加されても良い。
性、薄肉化、成形性、経済性等の面からポリオレフィン
層の厚み比率は全厚の50〜80%とすれば良い。
間強度を維持するためには ガスバリアー層(A)とポ
リオレフィン層(B)との間には接着層(C)を設ける
必要があり、ポリオレフィン系接着樹脂が好ましく、使
用するポリオレフィン系接着樹脂層としては、不飽和カ
ルボン酸又はその誘導体から選ばれた少なくとも一種の
モノマーをグラフトした変性ポリオレフィン樹脂が好適
に使用できる。又、薄肉化、成形性、経済性等の面から
接着層(C)の厚み比率は全厚の10〜30%とすれば
良い。
ー層(A)/接着層(C)/ポリオレフィン層(B)の
順に積層された層構成にすると、カールが大きくなる傾
向があった。しかし、多層フイルムの層構成が、ポリオ
レフィン層(B)/接着層(C)/ガスバリアー層
(A)/接着層(C)/ポリオレフィン層(B)の順に
積層された対称系の5層構成にすることにより、フイル
ムのカール性が改善でき、成膜性、包装適性等に良好な
結果が得られる。さらにガスバリアー層(A)に使用す
る樹脂は、吸湿性が高い為、ラミネート時の白化現象や
ガスバリアー性の低下等の諸問題が発生しやすいが、ガ
スバリアー層(A)をポリオレフィン樹脂層(B)で積
層し直接外気とを接触を遮断した5層以上の構成にする
ことにより、上記の諸問題を解決できるため好ましい。
有する共押出積層フィルムの積層方法は、3台以上の押
出機を用いて、溶融押出し、共押出多層ダイス法、フィ
ードブロック法等の公知の方法で溶融状態で積層した
後、インフレーション及びTダイ・チルロール法が厚み
の均一性による長尺巻フィルムの加工性を有する上で好
ましい。また印刷インキの接着性を向上させる為に表面
処理を施すことが望ましい。
酸処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線処理等の
表面酸化処理、あるいはサンドプラスト等の表面凹凸処
理を挙げることができるが、好ましくはコロナ放電処理
である。
ィン層(B)の1層がシール層となるように、接着性樹
脂、接着剤を介して基材フィルム(D)と積層しても良
い。基材フィルム(D)としては、例えばポリプロピレ
ン、ナイロン、ポリエステル、アルミニュウム箔等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。ドライ
ラミネート用の接着剤としては、例えば、ポリエステル
ーポリウレタン系接着剤、ポリエステルーエポキシーウ
レタン系接着剤等が挙げられる。
法により積層するもので、酸素バリーア性が優れ、シー
ル、層間強度が良好な複合フィルムが得られる。
て分子量分布(Mw/Mn)が1.5、密度0.910
g/cm3 である低密度ポリエチレン(LLDPE
1)、ガスバリアー層(A)としてEVOH(エチレン
コンテント32mol%)「ソアノールDC3203日
本合成社製」、接着層(C)として酸変性ポリエチレン
「M503三菱化学社製」を、最外層(B)層用押出機
(口径50mm),芯層(A)用押出機(口径40m
m)、接着層(C)用押出機(口径40mm)にそれぞ
れ供給し、B/C/A/C/B構成の層の厚さの比が3
0/10/20/10/30で、全体膜厚が50μmに
なるよう、Tダイにより温度230℃で共溶融押出を行
い多層フィルムを得た。(A−1)
て分子量分布(Mw/Mn)が1.5、密度0.910
g/cm3 である低密度ポリエチレン(LLDPE
1)、ガスバリアー層(A)としてEVOH(エチレン
コンテント32mol%)「ソアノールDC3203日
本合成社製」と軟質改質剤AM7926「三井デュポン
社製」を70:30の配合比でドライブレンドした。接
着層(C)として三菱化学社製M503を、最外層
(B)層用押出機(口径50mm),芯層(A)用押出
機(口径40mm)、接着層(C)用押出機(口径40
mm)にそれぞれ供給し、B/C/A/C/B構成の層
の厚さの比が30/10/20/10/30で、全体膜
厚が50μmになるよう、Tダイにより温度230℃で
共溶融押出を行い多層フィルムを得た。(A−2)
ルム(A−2)に基材フィルム(D)として無延伸ポリ
プロピレンフィルム(膜厚50μm)を接着剤により貼
り合わせた樹脂積層体(A−3)を得た。
て分子量分布(Mw/Mn)が5.5、密度0.910
g/cm3 である低密度ポリエチレン(LLDPE
2)、ガスバリアー層(A)としてEVOH(エチレン
コンテント32mol%)「ソアノールDC3203日
本合成社製」、接着層(C)として三菱化学社製M50
3を、最外層(B)層用押出機(口径50mm),芯層
(A)用押出機(口径40mm)、接着層(C)用押出
機(口径40mm)にそれぞれ供給し、B/C/A/C
/Bの構成の層の膜厚の比が30/10/20/10/
30で、全体膜厚が50μmになるよう、Tダイにより
温度230℃で共溶融押出を行い多層フィルム(B−
1)を得た。
て分子量分布(Mw/Mn)が5.5、密度0.910
g/cm3 である低密度ポリエチレン(LLDPE
1)、ガスバリアー層(A)としてEVOH(エチレン
コンテント32mol%)「ソアノールDC3203日
本合成社製」と軟質改質剤AM7926「三井デュポン
社製」を70:30の配合比でドライブレンドした。接
着層(C)として三菱化学社製M503を、最外層
(B)層用押出機(口径50mm),芯層(A)用押出
機(口径40mm)、接着層(C)用押出機(口径40
mm)にそれぞれ供給し、B/C/A/C/B構成の層
の膜厚の比が30/10/20/10/30で、全体膜
厚が50μmになるよう、Tダイにより温度230℃で
共溶融押出を行い多層フィルム(B−2)を得た。
ルム(B−2)に基材フィルム(D)として無延伸ポリ
プロピレンフィルム(膜厚50μm)を接着剤により貼
り合わせた樹脂積層体(B−3)を得た。
て分子量分布(Mw/Mn)が5.5、密度0.910
g/cm3 である低密度ポリエチレン(LLDPE
2)、ガスバリアー層(A)としてEVOH(エチレン
コンテント32mol%)「ソアノールDC3203日
本合成社製」、接着層(C)として無水マレイン酸のグ
ラフトにより改質された線状低密度ポリエチレンM50
3「三菱化学社製」を、最外層(B)層用押出機(口径
50mm),芯層(A)用押出機(口径40mm)、接
着層(C)用押出機(口径40mm)にそれぞれ供給
し、B/C/A/C/B構成の層の膜厚の比が23/1
7/20/17/23で、全体膜厚が50μmになるよ
う、Tダイにより温度230℃で共溶融押出を行いフィ
ルム(B−4)を得た。
ルム(B−4)に基材フィルム(D)として無延伸ポリ
プロピレンフィルム(膜厚50μm)を接着剤により貼
り合わせた樹脂積層体(B−5)を得た。
−1)を、ポリオレフィン層(B)を有する面同士を重
ね合わせ横20cm、縦10cmになるよう、シール温
度105℃、シール時間1秒、シール圧、2kg/cm
2 でシール巾7mmで3方シールし、製袋品を5袋作成
した。この各製袋品に味噌1kgを充填した後、上記シ
ール条件で封入した。充填した味噌を高さ1m上方から
コンクリート面に落下させ破袋するかどうかを調査し
た。この結果を表1に示した。
3)をポリオレフィン層(B)が外側になるように、ム
ルチバック(株)製の深絞り包装機で絞り深さ10m
m,直径100mmで絞り成形した。孔部の成形性を目
視にて評価した。次に成形加工した孔の中にスライスハ
ムを充填し、蓋材(延伸ポリプロピレン/Kコートセロ
ハン/線状低密度ポリエチレンからなるドライラミネー
トフィルム)を被せて真空包装により包装体を得た。そ
の包装体を5℃の冷蔵庫に1日保管した後、包装体10
個を段ボールケースに入れ、左右に20回振動させた
後、耐ピンホール性、シール性を調べた。振動テスト後
のピンホール数を数えて耐ピンホール性の評価とした。
更にテスト前後の成形品と蓋材のシール強度を測定し
た。
かけ、ピンホールからの液漏れ状況から個数を計数する
度差がテスト前の強度と10%以下であればシール性に
「影響無し(○)」、10〜30%の場合「やや影響有
り(△)」、30%を越える場合「影響有り(×)」と
判断した。この結果を表2に示した。
−1)をポリオレフィン層(B)を有する面同士を重ね
合わせ横20cm、縦10cmになるよう、シール温度
105℃、シール時間1秒、シール圧、2kg/cm2
でシールし、製袋品を5袋作成した。この各製袋品に味
噌1kgを充填した後、上記シール条件で封入した。充
填した味噌を高さ1m上方からコンクリート面に落下さ
せ破袋するかどうかを調査した。この結果を表1に示し
た。
−4)をポリオレフィン層(B)を有する面同士を重ね
合わせ横20cm、縦10cmになるよう、シール温度
105℃、シール時間1秒、シール圧、2kg/cm2
でシールし、製袋品5袋を作成した。この各製袋品に味
噌1kgを充填した後、上記シール条件で封入した。充
填した味噌を高さ1m上方からコンクリート面に落下さ
せ破袋するかどうかを調査した。この結果を表1に示し
た。
3)をポリオレフィン層(B)が外側になるように、ム
ルチバック(株)製の深絞り包装機絞り深さ10mm,
直径100mmで絞り成形した。孔部の成形性を目視に
て評価した。次に成形加工した孔の中にスライスハムを
充填し、蓋材(延伸ポリプロピレン/Kコートセロハン
/線状低密度ポリエチレンからなるドライラミネートフ
ィルム)を被せて真空包装により包装体を得た。その包
装体を実施例2と同様の条件で、耐ピンホール性、シー
ル性を調べた。
5)をポリオレフィン層(B)が外側になるように、ム
ルチバック(株)製の深絞り包装機で絞り深さ10m
m,直径100mmで絞り成形した。孔部の成形性を目
視にて評価した。次に成形加工した孔の中にスライスハ
ムを充填し、蓋材(延伸ポリプロピレン/Kコートセロ
ハン/線状低密度ポリエチレンからなるドライラミネー
トフィルム)を被せて真空包装により包装体を得た。そ
の包装体を実施例2と同様の条件で、耐ピンホール性、
シール性を調べた。
ィン層とが、接着層を介して積層された多層フイルム及
び樹脂積層体において、ポリオレフィン層を形成する樹
脂成分が、分子量分布(Mw/Mn)が3以下のポリオ
レフィンを主成分として含有することを特徴とする多層
フィルムにより、接着層の厚みを上げること無く、層間
接着強度、シール強度、ピンホール性、成形性等の諸特
性を全て満足する極めて優れたフィルムが得られる。
Claims (8)
- 【請求項1】 酸素ガスバリアー層(A)と、ポリオレ
フィン層(B)とが、接着層(C)を介して積層された
フイルムにおいて、ポリオレフィン層を形成する樹脂成
分が、分子量分布(Mw/Mn)が3以下のポリオレフ
ィンを主成分として含有することを特徴とする多層フィ
ルム。 - 【請求項2】 ポリオレフィンの密度が0.880〜
0.950g/cm3である請求項1に記載の多層フィ
ルム。 - 【請求項3】 ポリオレフィンが、ポリエチレン又はエ
チレンとその他の不飽和単量体との共重合物である請求
項1又は2に記載の多層フィルム。 - 【請求項4】 酸素ガスバリアー層が、ポリアミド樹
脂、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体のけん化物を含
む樹脂成分から構成される請求項1〜3のいずれかに記
載の多層フィルム。 - 【請求項5】 接着層(C)が、ポリオレフィン層と同
種のポリマーに酸基含有不飽和単量体を変性したもので
ある請求項1〜4の何れかに記載の多層フィルム。 - 【請求項6】 多層フィルムの層構成が、ポリオレフィ
ン層(B)/接着層(C)/ガスバリアー層(A)/接
着層(C)/ポリオレフィン層(B)の順に積層された
5層構成である請求項1〜5の何れかに記載の多層フィ
ルム。 - 【請求項7】 両表層に有するポリオレフィン層の厚さ
の合計が、多層フィルムの全層に対して50〜80%で
ある請求項1〜6の何れかに記載の多層フィルム。 - 【請求項8】 請求項1〜7の何れか1つに記載された
多層フィルムを、ポリオレフィン層が表層となる様に基
材フィルム(D)と積層した構造を有することを特徴と
する樹脂積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25668597A JPH1191045A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 多層フィルム及び樹脂積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25668597A JPH1191045A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 多層フィルム及び樹脂積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1191045A true JPH1191045A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17296058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25668597A Pending JPH1191045A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 多層フィルム及び樹脂積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1191045A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003155059A (ja) * | 2001-11-16 | 2003-05-27 | Mitsui Chemicals Inc | 医療用容器 |
JP2016513980A (ja) * | 2013-01-18 | 2016-05-19 | サルトリアス ステディム エフエムティー エスエーエス | 単回使用ポーチの壁用の、コア層および外層を含む多層フィルム |
US12103756B2 (en) | 2013-01-18 | 2024-10-01 | Sartorius Stedim Fmt Sas | Film comprising a contact layer for the wall of a single-use pouch |
-
1997
- 1997-09-22 JP JP25668597A patent/JPH1191045A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003155059A (ja) * | 2001-11-16 | 2003-05-27 | Mitsui Chemicals Inc | 医療用容器 |
JP2016513980A (ja) * | 2013-01-18 | 2016-05-19 | サルトリアス ステディム エフエムティー エスエーエス | 単回使用ポーチの壁用の、コア層および外層を含む多層フィルム |
US12103756B2 (en) | 2013-01-18 | 2024-10-01 | Sartorius Stedim Fmt Sas | Film comprising a contact layer for the wall of a single-use pouch |
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