JPH1190647A - スポット溶接電極の研磨装置及び研磨方法 - Google Patents
スポット溶接電極の研磨装置及び研磨方法Info
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- JPH1190647A JPH1190647A JP26217497A JP26217497A JPH1190647A JP H1190647 A JPH1190647 A JP H1190647A JP 26217497 A JP26217497 A JP 26217497A JP 26217497 A JP26217497 A JP 26217497A JP H1190647 A JPH1190647 A JP H1190647A
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Abstract
除去する。 【解決手段】通常の電極のドレス動作を行なった後、切
削工具2aを回転したままでスポット溶接電極6を切削
工具2aからわずかに離れた位置に移動した状態として
所定時間維持させる。
Description
の研磨装置及び研磨方法に関するものである。
て、特開平7−314154号公報には、ワークを把持
する把持具にスポット溶接電極を研磨するチップドレッ
サを設け、この把持具をロボットアームに取り付けてチ
ップドレッサを移動させることでワークへのスポット溶
接とスポット溶接電極の研磨を可能としたものが開示さ
れている。
スポット溶接電極の研磨技術では、図4(a)に示すよ
うに、電極6の研磨は電極6で工具2aを挟み込んだ状
態として、この工具2aを回転させることにより電極6
の先端部分を削る。ところが、図4(b)に示すよう
に、電極6の研磨が終了して電極6を工具2aから待避
させるときに、工具の回転速度が遅い場合、電極6の加
工面にバリ6aが残ってしまう。このバリ6aは、スポ
ット溶接時に溶けて周囲に飛び散る(スパッタリング現
象)という不具合を引き起こす場合がある。
(a)に示す通常のドレスを行った後、図5(b)に示
すように、ドレス終了時に工具2aを逆回転させてバリ
6aを加工面から取り除いている。しかし、工具を逆回
転することから通電を正方向又は逆方向に切り換えるD
C変換回路が必要となり、装置のコストが高くなる。ま
た、バリを加工面からむしり取るため加工面に段差6b
が残ってしまう。
の目的は、スポット溶接電極の先端部分にバリを発生さ
せずに削ることができるスポット溶接電極の研磨装置及
び研磨方法を提供することである。
目的を達成するために、この発明に係わるスポット溶接
電極の研磨装置は、以下の構成を備える。即ち、スポッ
ト溶接電極を工具を用いてドレスする装置において、前
記電極を前記工具に押圧させる押圧手段と、前記電極が
押圧された状態で前記工具を駆動する駆動手段と、前記
電極のドレスが終了すると前記押圧手段による押圧を解
除する解除手段と、前記電極のドレス終了時に、前記工
具を駆動したままで前記押圧をわずかに解除させる押圧
調節手段とを具備する。
の研磨方法は、以下の特徴を備える。即ち、スポット溶
接電極を工具に押圧して、該工具を駆動することにより
該電極をドレスする方法において、前記電極のドレス終
了時に、前記工具を駆動したままで前記押圧をわずかに
解除させる。
につき添付図面を参照して詳細に説明する。
ト]図1は、本実施形態の電極ドレス装置とスポット溶
接ロボットの概略構成を示す図である。
ポット溶接ロボット3は制御装置1に電気的に接続され
ている。スポット溶接ロボット3は、ロボットアーム4
の先端に取り付けられたスポット溶接装置20を備え
る。電極ドレス装置2は、スポット溶接装置20のスポ
ット溶接電極6を切削又は研削によりドレスする。スポ
ット溶接ロボット3は、例えば、自動車の自動組立ライ
ンに設けられ、スポット溶接装置20によりボディ等に
スポット溶接を施す。電極ドレス装置2は周知の電極チ
ップカッタであり、制御装置1からの指令に応じて、後
述するようにスポット溶接装置20に設けられたスポッ
ト溶接電極6をドレスする。
よるスポット溶接動作を制御すると共に、電極ドレス装
置2とスポット溶接ロボット3による電極ドレス動作を
制御する。
は、スポット溶接装置の制御ブロックを示す図である。
スポット溶接電極6をドレスするための工具として切削
工具2aを有する。そして、スポット溶接電極6を押圧
しながら切削工具2aを挟み込むように配置して、この
切削工具2aを回転駆動することにより電極をドレスす
る。
ット溶接電極6と、この上部電極を上下に駆動するエア
シリンダ7を有する。エアシリンダ7には、シリンダ内
にエアを導入するための第1及び第2エア通路12、1
3が接続されている。第1及び第2エア通路12、13
は電磁ソレノイド弁8を介してエアポンプ9とメイン排
気通路14に接続されている。
ノイド弁8を制御して、第1エア通路12からシリンダ
内にエアを加圧導入すると共に、第2エア通路13から
シリンダ内のエアを開放する。また、上部電極を上昇さ
せる場合には、第2エア通路13からシリンダ内にエア
を加圧導入すると共に、第1エア通路12からシリンダ
内のエアを開放する。
2エア通路13を介してエアシリンダ7にエアを加圧し
て導入する。電磁ソレノイド弁8は第1及び第2エア通
路12、13の開閉を制御する。
サブ排気通路15によりバイパスされている。つまり、
エアの排気通路を2系統に分割している。サブ排気通路
15の途中には絞り弁11が設けられ、このサブ排気通
路15を通過するエアを所定流量に絞っている。
ら排気されたエアの通路は、切換弁10によりメイン排
気通路14又はサブ排気通路15のいずれかに切り換え
られる。サブ排気通路15は、絞り弁11によりエア流
量を絞ることでエアシリンダ内のエアをわずかに排気し
て、エアシリンダをわずかなストロークで微妙に動作さ
せる。また、メイン排気通路14は、エアシリンダ内の
加圧エアを一気に排気して、エアシリンダを長いストロ
ークで素早く動作させる。つまり、サブ排気通路15を
介してエアを排気した場合には、スポット溶接電極はわ
ずかに工具から離れる方向に移動し、メイン排気通路1
5を介してエアを排気した場合には、スポット溶接電極
は素早く工具から離れる方向に移動する。
形態の電極ドレス装置とスポット溶接装置(ロボット)
によるスポット溶接電極のドレス処理を示すフローチャ
ートである。図7は、本実施形態でのドレス処理の開始
から終了までの排気エア流量と時間との関係を示す図で
ある。
始されると、先ず、ステップS2では制御装置1はドレ
ス処理に移行するか否かを判定する。ステップS2でド
レス処理に移行しない場合(ステップS2でNo)、ス
テップS3に進み、他の溶接処理等を実行する。ステッ
プS2でドレス処理に移行する場合(ステップS2でY
es)、ステップS4に進む。ステップS4では、制御
装置1はスポット溶接電極6をロボットアーム4により
電極ドレス装置2に移動して切削工具2aを挟み込むよ
うに配置する。
ノイド弁8を作動させて、第1エア通路12をエアポン
プ9に連通させ、第2エア通路13をメイン排気通路1
4に連通させる。切換弁10はメイン排気通路14に開
弁している。そして、第1エア通路12からエアシリン
ダ7内にエアを加圧導入してスポット溶接電極6を切削
工具2aに押圧する。
2aを所定回転数(例えば、60rpm)で回転させ、
スポット溶接電極のドレスを開始する。ステップS10
では、ドレスを開始してから所定時間t0経過するのを待
ち。ステップS12では、制御装置1は切換弁10を作
動させてサブ排気通路15に開弁させる。
レノイド弁8を作動させて、第1エア通路12をサブ排
気通路15を介したメイン排気通路14に連通させ、第
2エア通路13をエアポンプ9に連通させる。
気エアが所定流量v1に規制されているため、切削工具2
aを回転させたままで、スポット溶接電極6は切削工具
2aからわずかに離れた位置に移動した状態となってお
り、この状態から所定時間t1経過するのを待つ。ステッ
プS18では制御装置1は切削工具2aの回転を停止さ
せる。
切換弁10を作動させてメイン排気通路14に開弁さ
せ、スポット溶接電極6を切削工具2aから素早く離反
させて待避させる。
ス処理が終了する。
即ち、図6(a)に示すように通常の電極のドレス動作
を行なった後、図6(b)に示すように、切削工具2a
を回転したままでスポット溶接電極6を切削工具2aか
らわずかに離れた位置に移動した状態として所定時間維
持させることにより、ドレスにより発生するバリ6aを
スポット溶接電極6の加工面から除去でき、バリを除去
した加工面も段差ができずに滑らかになる。
止することができる。
で上記実施形態を修正又は変更したものに適用可能であ
る。
を切削工具を用いたが、研削工具を用いて研削によりド
レスしても良い。
ンダにより作動させる代わりに、電磁ソレノイド機構等
を用いて電気的に作動させてもよい。
ト溶接電極を工具に押圧して、工具を駆動することによ
り電極をドレスする際に、電極のドレスが終了すると、
工具を駆動したままで押圧をわずかに解除させることに
より、スポット溶接電極の先端部分にバリを発生させず
に削ることができる。
ボットの概略構成を示す図である。
る。
置による電極のドレス処理を示すフローチャートであ
る。
を説明する図である。
を説明する図である。
作用及び効果を説明する図である。
の排気エア流量と時間との関係を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 スポット溶接電極を工具を用いてドレス
する装置において、 前記電極を前記工具に押圧させる押圧手段と、 前記電極が押圧された状態で前記工具を駆動する駆動手
段と、 前記電極のドレスが終了すると前記押圧手段による押圧
を解除する解除手段と、 前記電極のドレス終了時に、前記工具を駆動したままで
前記押圧をわずかに解除させる押圧調節手段とを具備す
ることを特徴とするスポット溶接電極の研磨装置。 - 【請求項2】 前記押圧調節手段は、前記押圧をわずか
に解除してから所定時間経過すると、該押圧を全面的に
解除することを特徴とする請求項1に記載のスポット溶
接電極の研磨装置。 - 【請求項3】 前記押圧手段はエアシリンダであり、前
記押圧調節手段は前記押圧をわずかに解除するために該
エアシリンダからエアを排出させる第1エア通路と、前
記押圧を全面的に解除するために該エアシリンダからエ
アを排出させる第2エア通路と、前記エアの排出通路を
前記第1又は第2エア通路のいずれかに切り換える切換
弁とを有することを特徴とする請求項2に記載のスポッ
ト溶接電極の研磨装置。 - 【請求項4】 前記第1エア通路には、該第1エア通路
を介して排出されるエアを所定量に絞るための絞り手段
が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のス
ポット溶接電極の研磨装置。 - 【請求項5】 スポット溶接電極を工具に押圧して、該
工具を駆動することにより該電極をドレスする方法にお
いて、 前記電極のドレス終了時に、前記工具を駆動したままで
前記押圧をわずかに解除させることを特徴とするスポッ
ト溶接電極の研磨方法。 - 【請求項6】 前記押圧をわずかに解除してから所定時
間経過すると、該押圧を全面的に解除することを特徴と
する請求項5に記載のスポット溶接電極の研磨方法。 - 【請求項7】 前記電極はエアシリンダにより押圧さ
れ、前記押圧をわずかに解除する場合、該エアシリンダ
から排出するエアを所定量に絞ることを特徴とする請求
項6に記載のスポット溶接電極の研磨方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26217497A JPH1190647A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | スポット溶接電極の研磨装置及び研磨方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26217497A JPH1190647A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | スポット溶接電極の研磨装置及び研磨方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190647A true JPH1190647A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17372104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26217497A Pending JPH1190647A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | スポット溶接電極の研磨装置及び研磨方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1190647A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010024340A1 (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-04 | 株式会社キョクトー | チップ成形機 |
JP2018089637A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | ダイハツ工業株式会社 | スポット溶接用電極の研磨方法 |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP26217497A patent/JPH1190647A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010024340A1 (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-04 | 株式会社キョクトー | チップ成形機 |
US8226338B2 (en) | 2008-09-01 | 2012-07-24 | Kyokutoh Co., Ltd. | Tip shaping apparatus |
JP5204235B2 (ja) * | 2008-09-01 | 2013-06-05 | 株式会社キョクトー | チップ成形機 |
JP2018089637A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | ダイハツ工業株式会社 | スポット溶接用電極の研磨方法 |
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