JP3669651B2 - スポット溶接機のためのポータブル型チップドレス装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スポット溶接機の一対の溶接チップの先端を同時に研削して再生するためのスポット溶接機のチップドレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかるスポット溶接機のチップドレス装置は、実開昭63−127786号公報、実開平3−9283号公報により既に公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記前者のチップドレス装置はポータブル型のものであり、レバー状の本体把持部の先端にカッターを取り付け、このカッターをスポット溶接機の一対の溶接チップで挟持した状態で、本体把持部を手動で往復揺動させることにより溶接チップの先端を研削するようになっている。しかしながら、本体把持部を一定面内で往復揺動させることは難しく、そのブレによって溶接チップの先端形状を正確に再現するのが難しいという問題があった。
【0004】
また上記後者のチップドレス装置は定置型のものであり、エアモータで回転するカッターの両面を一対の溶接チップで挟持して研削を行うようになっている。しかしながら、一対の溶接チップでカッターを挟持して研削を行うとき、その挟持面圧はスポット溶接を行う場合と同一の高い挟持面圧に設定されているため、カッターが溶接チップに噛み込んでカッター或いは溶接チップが損傷する可能性があった。
【0005】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、スポット溶接機の溶接チップがチップドレス装置のカッターに噛み込んで溶接チップやカッターが損傷するのを防止できる、スポット溶接機のためのポータブル型チップドレス装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、一対の溶接チップをシリンダで接離させてスポット溶接を行うポータブル型のスポット溶接機を駆動すべく、空圧源と、この空圧源及び前記シリンダを接続する管路と、この管路に介装されて前記シリンダの作動を制御するソレノイドバルブとを備えたスポット溶接機駆動部に継ぎ手を介して着脱自在に接続される空圧ユニットを有するポータブル型チップドレス装置であって、4個のキャスタにより床面に移動自在に支持された基部と、この基部に昇降用シリンダを介して昇降自在に支持された昇降部とを備え、その昇降部は、基板により、前記空圧ユニット及び制御装置を収納した下側の空圧ユニット/制御装置収納部と、チップドレッサを収納した上側のチップドレッサ収納部とに区画されており、前記チップドレッサは、前記制御装置により作動が制御される駆動源と、この駆動源に接続されて回転し、前記シリンダの作動により接近する前記一対の溶接チップの先端に圧接して研削するカッターとを備え、前記空圧ユニットは、前記ソレノイドバルブをバイパスして前記空圧源及び前記シリンダを接続するバイパス管路の一部と、該一部のバイパス管路に設けられ、該空圧源が出力する空圧を減圧する圧力調整手段と、前記制御装置により作動が制御されると共に前記バイパス管路に前記圧力調整手段と直列に介装されて前記シリンダの作動を制御する補助ソレノイドバルブとを備え、前記バイパス管路の、前記空圧ユニット/制御装置収納部より外方に延び出して前記継手に至る部分がコイルチューブで構成されることを特徴とする。
【0007】
また請求項2に記載された発明は、請求項1の前記特徴に加えて、前記カッターが、前記駆動源により回転するカッターホルダーの対向面に形成した一対の凹部に臨むように固定されて、前記一対の溶接チップの先端を前記凹部に嵌合させた状態で研削可能であり、前記カッターの切刃の前記凹部底面からの突出量が0.2mm〜0.3mmに設定されることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の一実施例を示すもので、図1はチップドレス装置の全体側面図、図2は図1の要部拡大断面図、図3はカッターを支持したカッターホルダーの平面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6はカッターホルダーの斜視断面図、図7はスポット溶接装置及びチップドレス装置の空圧回路図である。
【0009】
図1に示すように、ポータブル型のチップドレス装置Dは4個のキャスタ1…により床面に移動自在に支持された基部2を備えており、この基部2に立設したシリンダ3の出力ロッド31 に昇降部4が昇降自在に支持される。シリンダ3に接続された加圧ペダル32 を踏むことにより、シリンダ3を伸長駆動して昇降部4の高さを作業に適した高さに調節することができる。昇降部4は基板5により下側の空圧ユニット/制御装置収納部6と上側のチップドレッサ収納部7とに区画されており、空圧ユニット/制御装置収納部6には空圧ユニット8及び制御装置9が収納されるとともに、チップドレッサ収納部7にはチップドレッサ10が収納される。
【0010】
チップドレッサ10は基板5に設けた一対のブラケット11,11間に平行に架設した2本のガイドロッド12,13を備えており、下側のガイドロッド12に沿って進退するシリンダ14が上側のガイドロッド13に摺動自在に支持された駆動源15に接続される。駆動源15にはチップドレッサ収納部7の開口71 から外部に延出可能なギヤハウジング16が接続されており、このギヤハウジング16の先端に後述するカッターCを保持するカッターホルダー17が回転自在に支持される。
【0011】
先端に図示せぬワンタッチ継ぎ手を有する3本のコイルチューブ18a,18b,18cが空圧ユニット8に接続される。また制御装置9には後述するスポット溶接機のシリンダを起動するためのフットスイッチ19と、電源コード20とが接続される。
【0012】
図2に示すように、ギヤハウジング16の内部には4本の第1〜第4回転軸21,22,23,24がそれぞれボールベアリング25,25;26,26;27,27;28,28を介して上下方向に支持される。モータよりなる駆動源15の出力軸29に設けた駆動ベベルギヤ30が第1回転軸21に設けた従動ベベルギヤ31に噛合しており、この第1回転軸21の回転は、該第1回転軸21に設けたギヤ32、第2回転軸22に設けたギヤ33,34、第3回転軸23に設けたギヤ35,36を介して第4回転軸24に設けたギヤ37に伝達される。そして第4回転軸24に設けたギヤ37が、ギヤハウジング16の先端にボールベアリング38を介して回転自在に支持された前記カッターホルダー17に設けたギヤ39に噛合することにより、前記駆動源15の出力軸29の回転がカッターホルダー17に減速して伝達される。
【0013】
図3〜図5から明らかなように、外周に前記ギヤ39が一体に形成されたカッターホルダー17は概略短円柱状の部材であって、その上下面に裁頭円錐状の凹部41,42を備える。スポット溶接機の一対の溶接チップT,Tは、先端に形成された平面状の端面部T1 ,T1 と、この端面部T1 ,T1 に連なるテーパー状の側面部T2 ,T2 とを備えており、前記凹部41,42には溶接チップT,Tの端面部T1 ,T1 に倣う端面部411 ,421 と、溶接チップT,Tの側面部T2 ,T2 に倣う側面部412 ,422 とが連続して形成される。
【0014】
カッターホルダー17の上面及び下面は半径方向に延びる切粉排出孔43により連通している。カッターホルダー17は図3の矢印A方向に回転するもので、前記切粉排出孔43の回転方向遅れ側の端面に前記カッターCがボルト44により固定される。カッターCの回転方向進み側には、凹部41,42の端面部411 ,421 及び側面部412 ,422 に倣う端面切刃C1 ,C1 及び側面切刃C2 ,C2 がそれぞれ形成される。図4から明らかなように、カッターCの端面切刃C1 ,C1 及び側面切刃C2 ,C2 は、凹部41,42の端面部411 ,421 及び側面部412 ,422 よりも僅かに突出しており、その突出量αは0.2mm〜0.3mmに設定されている。
【0015】
図7に示すように、ポータブル型の第1スポット溶接機Waは、先端に前記溶接チップT,Tを有する一対のアーム51,51を備えており、これらアーム51,51を複動式のシリンダ52aに接続して開閉駆動することにより、各アーム51,51に設けた一対の溶接チップT,Tが開閉するようになっている。ポータブル型の第2スポット溶接機Wbは前記第1スポット溶接機Waと同一の構造を備えている。
【0016】
第1、第2スポット溶接機Wa,Wbを駆動するスポット溶接機駆動部53は空圧源54を備えており、この空圧源54から延びる管路L1 にはフィルター55及びリュブリケータ56が介装される。管路L1 はリュブリケータ56の下流において、第1スポット溶接機Waのシリンダ52aに連なる管路L2 と、第2スポット溶接機Wbのシリンダ52bに連なる管路L3 と、5連ワンタッチ継ぎ手57に連なるバイパス管路L4 とに分岐する。
【0017】
管路L2 はソレノイドバルブ58aにおいて二股に分岐し、それぞれの管路L21,L22はボールバルブ59,59を介して第1スポット溶接機Waのシリンダ52aの上室60a及び下室61aに接続されるとともに、管路L3 はソレノイドバルブ58bにおいて二股に分岐し、それぞれの管路L31,L32はボールバルブ59,59を介して第2スポット溶接機Wbのシリンダ52bの上室60b及び下室61bに接続される。バイパス管路L4 は5連ワンタッチ継ぎ手57の端子aに接続され、また前記管路L21,L22,L31,L32のボールバルブ59…下流位置からそれぞれ分岐する4本のバイパス管路L5 〜L8 は5連ワンタッチ継ぎ手57の端子b,c,d,eに接続される。
【0018】
空圧ユニット8から延びて前記5連ワンタッチ継ぎ手57の端子aに接続可能な前記コイルチューブ18aの下流側には、フィルター62、可変型圧力調整弁63、リューブリケータ64及び補助ソレノイドバルブ65が接続される。そして補助ソレノイドバルブ65から延びる前記2本のコイルチューブ18b,18cは、5連ワンタッチ継ぎ手57の端子b,c、或いは端子d,eに選択的に接続可能である。
【0019】
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用について説明する。
【0020】
第1、第2スポット溶接機Wa,Wbにより通常の溶接作業を行うときには、スポット溶接機駆動部53の5連ワンタッチ継ぎ手57からコイルチューブ18a〜18cを外してチップドレス装置Dをスポット溶接機駆動部53及び第1、第2スポット溶接機Wa,Wbから分離しておく。この状態で、例えば第1スポット溶接機Waの手元スイッチ66aを操作すると、ソレノイドバルブ58aが切り換わって空圧源54からの空圧がシリンダ52aの上室60a或いは下室61aに選択的に作用することにより、アーム51,51が開閉して溶接チップT,Tが図示せぬワークを挟持してスポット溶接が行われる。このとき、シリンダ52aに作用する空圧は、例えば220kg・f/cm2 に設定されている。第2スポット溶接機Wbによるスポット溶接も、これと同様にして行われる。
【0021】
例えば、第2スポット溶接Wbの溶接チップT,Tを研削する場合には、図7に示す如くチップドレス装置Dのコイルチューブ18aを5連ワンタッチ継ぎ手57の端子aに結合するとともに、2本のコイルチューブ18b,18cを5連ワンタッチ継ぎ手57の端子d,eにそれぞれ結合し、更に第2スポット溶接機Wbのシリンダ52bに連なる管路L31,L32に介装したボールバルブ59,59を閉弁する。これにより空圧源54と第2スポット溶接機Wbのシリンダ52bとは、チップドレス装置Dの空圧ユニット8を介して接続される。
【0022】
この状態で図示せぬ押しボタンを押すと、図1に示すようにシリンダ14が作動してチップドレッサ10が前進し、その先端のカッターホルダー17がチップドレッサ収納部7の開口71 から外部に突出する。第2スポット溶接機Wbを持った作業者が一対の溶接チップT,Tをカッターホルダー17の上下の凹部41,42に対向させた状態でフットスイッチ19を踏むと、先ず駆動源15が作動してカッターホルダー17が回転を開始し、続いて空圧ユニット8の補助ソレノイドバルブ65が切り換わって第2スポット溶接機Wbのシリンダ52bの下室61bに空圧が伝達されることにより、該シリンダ52bが収縮作動する。これにより、一対の溶接チップT,Tはカッターホルダー17の上下に凹部41,42に嵌合し、上側の溶接チップTの端面部T1 及び側面部T2 が上側の凹部41に臨むカッターCの端面切刃C1 及び側面切刃C2 によりそれぞれ研削されるとともに、下側の溶接チップTの端面部T1 及び側面部T2 が下側の凹部42に臨むカッターCの端面切刃C1 及び側面切刃C2 によりそれぞれ研削される。
【0023】
このとき、空圧ユニット8の可変型圧力調整弁63により第2スポット溶接機Wbのシリンダ52bに伝達される空圧は前記スポット溶接時の220kg・f/cm2 から130〜150kg・f/cm2 へと減圧されているため、溶接チップT,Tを研削に適した圧力でカッターCに当接させることができ、これにより溶接チップT,TがカッターCに噛み込んで溶接チップT,TやカッターCが損傷するのを防止することができる。
【0024】
【表1】
【0025】
表1はカッターCの端面切刃C1 ,C1 及び側面切刃C2 ,C2 の突出量α(図4参照)を種々に異ならせた場合に、バリ発生状態及び研削状態がどのように変化するかを示すものである。バリ発生状態に関しては、突出量αが0.3mm以下であればバリの発生は見られないが、0.4mm以上になるとバリが発生して良好な研削が行えなくなる。また研削状態に関しては、突出量αが0.1mm以下であると研削効率が悪くなって研削に要する時間が長くなり、突出量αが0.6mm以上になると溶接チップT,TにカッターCが噛み込んで溶接チップT,TやカッターCが損傷する可能性がある。従って、バリ発生状態及び研削状態が何れも良好になるためには、前記突出量αを0.2〜0.3mmに設定することが必要である。
【0026】
溶接チップT,Tの研削が完了して作業者がフットスイッチ19から足を離すと、先ず空圧ユニット8の補助ソレノイドバルブ65が切り換わって第2スポット溶接機Wbのシリンダ52bの上室60bに空圧が伝達されることにより、該シリンダ52bが伸長作動して一対の溶接チップT,Tはカッターホルダー17の上下の凹部41,42から離反し、続いて駆動源15が停止してカッターホルダー17が回転を停止する。溶接チップT,Tの研削が完了した第2スポット溶接機Wbで再びスポット溶接を開始するには、3本のコイルチューブ18a〜18cを5連ワンタッチ継ぎ手57から外し、管路L31,L32に介装したボールバルブ59,59を開弁すれば良い。
【0027】
尚、第1スポット溶接機Waの溶接チップT,Tを研削する場合には、チップドレス装置Dのコイルチューブ18aを5連ワンタッチ継ぎ手57の端子aに結合するとともに、2本のコイルチューブ18b,18cを5連ワンタッチ継ぎ手57の端子b,cにそれぞれ結合し、更に第1スポット溶接機Waのシリンダ52aに連なる管路L21,L22に介装したボールバルブ59,59を閉弁すれば良い。
【0028】
而して、研削中にスポット溶接機Wa,Wbの手元スイッチ66a,66bを誤って操作してソレノイドバルブ58a,58bが作動しても、ボールバルブ59…が閉弁しているために、高圧の空圧220kg・f/cm2 でシリンダ52a,52bが不要な作動をする虞がない。また1台のチップドレス装置Dで複数台のスポット溶接機Wa,Wbの溶接チップT,Tの研削に対応することが可能であるばかりか、不使用時に5連ワンタッチ継ぎ手57からコイルチューブ18a〜18cを外すことによりチップドレス装置Dをスポット溶接機Wa,Wbと別の場所に保管することができるために便利である。
【0029】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、種々の設計変更を行うことができる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、チップドレス装置の空圧ユニットは、スポット溶接機駆動部の空圧源が出力する空圧を圧力調整手段により減圧してシリンダを作動させるので、通常のスポット溶接時における面圧よりも低い面圧で溶接チップの先端をカッターに圧接し、バリの発生を回避しながらカッターや溶接チップの損傷を防止することができる。しかもチップドレス装置は、床面をキャスタで移動自在なポータブル型であって、その空圧ユニットをスポット溶接機駆動部に対して継ぎ手を介して着脱自在に接続されているため、不使用時にチップドレス装置をスポット溶接機より取り外すことが可能となって設置スペースの有効利用を図ることができる。また、上記ポータブル型のチップドレス装置は、4個のキャスタにより床面に移動自在に支持された基部と、この基部に昇降用シリンダを介して昇降自在に支持された昇降部とを備え、その昇降部は、基板により、空圧ユニット及び制御装置を収納した下側の空圧ユニット/制御装置収納部と、チップドレッサを収納した上側のチップドレッサ収納部とに区画されており、空圧ユニットは、スポット溶接機駆動部のソレノイドバルブをバイパスして同駆動部の空圧源及びシリンダを接続するバイパス管路の一部と、該一部のバイパス管路に設けられる前記圧力調整手段と、前記制御装置により作動が制御されると共にバイパス管路に前記圧力調整手段と直列に介装されてシリンダの作動を制御する補助ソレノイドバルブとを備え、バイパス管路の、空圧ユニット/制御装置収納部より外方に延び出して継手に至る部分がコイルチューブで構成される。
【0031】
また特に請求項2の発明によれば、カッターホルダーの凹部底面からのカッターの切刃の突出量を0.2mm〜0.3mmに設定したので、バリの発生を抑え且つカッターや溶接チップの損傷を防止しながら研削効率を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 チップドレス装置の全体側面図
【図2】 図1の要部拡大断面図
【図3】 カッターを支持したカッターホルダーの平面図
【図4】 図3の4−4線断面図
【図5】 図3の5−5線断面図
【図6】 カッターホルダーの斜視断面図
【図7】 スポット溶接装置及びチップドレス装置の空圧回路図
【符号の説明】
C カッター
C1 ,C2 切刃
L1 〜L3 管路
L4 〜L8 バイパス管路
T 溶接チップ
Wa,Wb スポット溶接機
1 キャスター
2 基部
3 昇降用シリンダ
4 昇降部
5 基板
6 空圧ユニット/制御装置収納部
7 チップドレッサ収納部
8 空圧ユニット
9 (制御装置)制御手段
10 チップドレッサ
15 駆動源
17 カッターホルダー
18a,18b,18c コイルチューブ
41,42 凹部
52a,52b シリンダ
53 スポット溶接機駆動部
54 空圧源
57 5連ワンタッチ継ぎ手(継ぎ手)
58a,58b ソレノイドバルブ
63 可変型圧力調整弁(圧力調整手段)
65 補助ソレノイドバルブ
Claims (2)
- 一対の溶接チップ(T)をシリンダ(52a,52b)で接離させてスポット溶接を行うポータブル型のスポット溶接機(Wa,Wb)を駆動すべく、空圧源(54)と、この空圧源(54)及び前記シリンダ(52a,52b)を接続する管路(L1 〜L3 )と、この管路(L1 〜L3 )に介装されて前記シリンダ(52a,52b)の作動を制御するソレノイドバルブ(58a,58b)とを備えたスポット溶接機駆動部(53)に継ぎ手(57)を介して着脱自在に接続される空圧ユニット(8)を有するポータブル型チップドレス装置であって、
4個のキャスタ(1)により床面に移動自在に支持された基部(2)と、この基部(2)に昇降用シリンダ(3)を介して昇降自在に支持された昇降部(4)とを備え、
その昇降部(4)は、基板(5)により、前記空圧ユニット(8)及び制御装置(9)を収納した下側の空圧ユニット/制御装置収納部(6)と、チップドレッサ(10)を収納した上側のチップドレッサ収納部(7)とに区画されており、
前記チップドレッサ(10)は、前記制御装置(9)により作動が制御される駆動源(15)と、この駆動源(15)に接続されて回転し、前記シリンダ(52a,52b)の作動により接近する前記一対の溶接チップ(T)の先端に圧接して研削するカッター(C)とを備え、
前記空圧ユニット(8)は、前記ソレノイドバルブ(58a,58b)をバイパスして前記空圧源(54)及び前記シリンダ(52a,52b)を接続するバイパス管路(L4 〜L8 )の一部と、該一部のバイパス管路(L 4 〜L 8 )に設けられ、該空圧源(54)が出力する空圧を減圧する圧力調整手段(63)と、前記制御装置(9)により作動が制御されると共に前記バイパス管路(L4 〜L8 )に前記圧力調整手段(63)と直列に介装されて前記シリンダ(52a,52b)の作動を制御する補助ソレノイドバルブ(65)とを備え、
前記バイパス管路(L 4 〜L 8 )の、前記空圧ユニット/制御装置収納部(6)より外方に延び出して前記継手(57)に至る部分がコイルチューブ(18a,18b,18c)で構成されることを特徴とする、スポット溶接機のためのポータブル型チップドレス装置。 - 前記カッター(C)は、前記駆動源(15)により回転するカッターホルダー(17)の対向面に形成した一対の凹部(41,42)に臨むように固定されて、前記一対の溶接チップ(T)の先端を前記凹部(41,42)に嵌合させた状態で研削可能であり、前記カッター(C)の切刃(C1 ,C2 )の前記凹部(41,42)底面からの突出量が0.2mm〜0.3mmに設定されることを特徴とする、請求項1に記載のスポット溶接機のためのポータブル型チップドレス装置。
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