JPH1190549A - プレス成形方法および狭圧力決定方法 - Google Patents

プレス成形方法および狭圧力決定方法

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JPH1190549A
JPH1190549A JP10190361A JP19036198A JPH1190549A JP H1190549 A JPH1190549 A JP H1190549A JP 10190361 A JP10190361 A JP 10190361A JP 19036198 A JP19036198 A JP 19036198A JP H1190549 A JPH1190549 A JP H1190549A
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JP
Japan
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press
simulation
pair
outer shape
narrow pressure
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Application number
JP10190361A
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English (en)
Inventor
Hideo Tsutamori
秀夫 蔦森
Susumu Kato
享 加藤
Makoto Ikura
真 伊倉
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際のプレス結果に良く近似する結果をもた
らすシミュレーション技法を採用し、実際に最適なプレ
ス条件を決定できるようにする。 【解決手段】 ステップS10でプレス条件をコンピュ
ータに設定した後、ステップS12(シミュレーション
工程)でしわ押さえ部材間の距離Gを一定に維持し、プ
レス加工後の素材の外形形状をシミュレーションする。
そして、ステップS12のシミュレーションに用いた条
件に従ってステップS16(型作製工程)でプレス型を
作製し、そのプレス型を用いてステップS18(試作工
程)でクッション圧を変えながら複数回にわたって試作
品を作製し、ステップS20(狭圧力決定工程)で試作
結果をシミュレーション結果と比較して好ましいクッシ
ョン圧を決定する。こうして短時間で、シミュレーショ
ン処理で計算されたプレス品に良く近似するプレス品が
得られるプレス条件を決定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレス成形方法およ
び狭圧力決定方法に関し、特にプレス型の作製・修正お
よび/またはプレス条件の決定を短時間で行うための技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】プレス成形では、まず型(例えばポンチ
とダイス等)を作製し、数種類のプレス条件の下で試作
する。このプレス条件は、得られるプレス品の形状等に
影響を与える因子をいい、例えばポンチとダイスの狭圧
力,プレス加工する素材の外周部分に加える圧力,素材
の形状,プレス加工開始時のプレス型に対する素材の位
置等がある。上記試作によってプレス成形後のプレス品
に破断が生じたり、あるいは所定精度を満たしていない
等の不具合が発生した場合には、プレス型の修正(以下
「型修正」と呼ぶ。)を行う。この型修正は、例えば破
断の場合には型における円弧面の半径をゆるやかにした
り、プレス品の形状が所定精度に達していない場合には
スプリングバックの見込み量を変える等を行う。また、
試作によってプレス成形後のプレス品にしわが生じた場
合には、プレス条件を修正することもある。例えばプレ
ス品にしわが生じる場合には、素材の外周部分に加える
狭圧力を高める。こうした試作と型修正とプレス条件の
修正を繰り返し行うことによって、所定の形状をなすプ
レス品がプレス加工できるようになる。ところが、試
作,型修正,プレス条件の修正を繰り返し、所望のプレ
ス品をプレス加工できるようにする方法では、型修正と
プレス条件の決定とに相当の時間を要する。そのため、
プレス加工の準備に要する期間が長くなってしまう。
【0003】そこで、試作に代えて、プレス加工中に生
じる現象をコンピュータでシミュレーションすることに
よって、プレス型の形状やプレス条件を決定する技術が
考え出された。このコンピュータによるシミュレーショ
ン技術では、シミュレーションに要する計算量を少なく
抑えるために、プレス型を剛体と仮定し、素材の外周部
分を押さえてしわの発生を抑制するしわ押さえ部材に加
える狭圧力を変化させてシミュレーションを行う。例え
ば図11に示すように、ダイス100とクッションリン
グ104(しわ押さえ部材)によって素材102の外周
部分を狭圧しながら、素材102の内周部分(内周領
域)をダイス100とポンチ106でプレス成形すると
きに生じる現象をコンピュータでシミュレーションす
る。ここで、ダイス100とポンチ106は上記プレス
型に相当する。また、図11の例に対応するシミュレー
ションでは、ダイス100,ポンチ106,クッション
リング104をそれぞれ剛体と仮定し、ダイス100と
クッションリング104との間に加える狭圧力を一定と
仮定する。そして、当該仮定の下で、ダイス100とク
ッションリング104との間に加える狭圧力を変えなが
ら、複数の数学的モデルに基づいて素材102に生じる
変形の様子をコンピュータでシミュレーションする。こ
のようにしてシミュレーションを行なった結果、所定の
狭圧力を与えたときに良好なプレス品が得られるとの結
果が得られれば、素材の外周部分に加える狭圧力につい
てはほぼ最適な値が分かる。そのため、プレス条件の決
定をするために要する期間を短縮することが可能にな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プレス型を剛
体と仮定し、素材の外周部分に加える狭圧力を一定と仮
定して行う従来のシミュレーションでは、本発明者が様
々に研究したところ数学的モデルを用いたシミュレーシ
ョンと実際に生じる現象との間に大きなずれが生じた。
例えば図12に示すように、加工前の輪郭102aに示
される平板状の素材102をプレス加工して中央部をく
ぼませてみる。このプレス加工によって、平板状の素材
102は輪郭102bのように変形するはずである。そ
こで、素材102を実際にプレス加工してみると、くぼ
みの境界108が直線的に伸びる領域M4では、ダイス
100とクッションリング104との間で狭圧されてい
る素材102の外周部分における厚みはプレス加工の前
後を通じて大きくは変化しない。ところが、くぼみの境
界108が曲線的に伸びる領域M2では、ダイス100
とクッションリング104との間で狭圧されている素材
102の外周部分における厚みはプレス加工の前後を通
じて大きく変化する。図12の例では、プレス加工前に
範囲L2に分布していた素材材料は、プレス加工後に範
囲L4に分布する。そのため、収縮した素材材料は、そ
の収縮方向に素材102の板厚を厚くする。すなわちダ
イス100とクッションリング104との間で狭圧され
ている素材102の外周部分における厚みは、直線的な
領域M4で薄くなり、曲線的な領域M2で厚くなる。プ
レス型を剛体と仮定している限り、ダイス100とクッ
ションリング104との間の狭圧力は板厚の厚い部位に
集中し、板厚の薄い部位には狭圧力が加わらないはずで
ある。ところが、実際にはプレス型が撓むため、板厚の
厚い部位だけでなく、板厚の薄い部位にも狭圧力が加わ
る。
【0005】よりミクロに研究してみると、プレス加工
に伴って素材材料が集中するときには、その素材材料が
集中するのに伴って素材102が変形して波打つのが分
かる。例えば図12に示すように、長さL2の範囲の素
材材料が長さL4の範囲に集中しようとする。すると、
図13に示すように、素材102が局部的にダイス10
0およびクッションリング104と接触するようにな
る。こうなると、ダイス100とクッションリング10
4との間に加わる狭圧力は、接触部位C1,C2に対し
て局部的に集中する。そして、実際のプレス加工では接
触部位C1,C2でプレス型が撓むため、これ以上の狭
圧力の集中が緩和される。このように、実際のプレス加
工において、素材の外周部分に加わる狭圧力は、素材の
部位によって異なり、プレス型も剛体ではない。この点
で、従来のシミュレーションにおける仮定と明らかに異
なる。そのため、実際に素材に生じる変形の様子を正し
くシミュレーションすることができない。したがって、
実際のプレス結果とシミュレーション結果とは一致せ
ず、当該従来のシミュレーションによって決定した狭圧
力は必ずしも最適な狭圧力にならない。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、実際のプレス結果に良く近似する結果が得ら
れるシミュレーション技法を採用するとともに、そのシ
ミュレーションの結果に基づいて実際に最適なプレス条
件を決定することができる技術を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載されたプ
レス成形方法は、一対のしわ押さえ部材間に素材の外周
部分を挿入してその素材の内周部分を一対のプレス型間
に挟んでプレス加工したときに生じる現象を、その一対
のしわ押さえ部材間の距離を一定としてコンピュータで
シミュレーションを行なってプレス加工後の素材の外形
形状を求め、そのシミュレーションに用いた条件に従っ
て前記一対のプレス型を作製し、その一対のプレス型を
用いて、前記素材の外周部分に加える狭圧力を変えなが
ら試作品を複数作製し、作製した複数の試作品の外形形
状のうち、シミュレーションによって求めた外形形状に
最もよく似た外形形状に対応する狭圧力を決定し、作製
した一対のプレス型を用いて、前記決定した狭圧力で素
材をプレス加工する。ここで「プレス成形方法」は上述
の通り、プレス型を作製・修正し、プレス条件を決定
し、最後に実際にプレス加工を行うまでの一連の工程を
意味する。
【0008】請求項1に記載されたプレス成形方法によ
れば、従来の仮定(プレス型を剛体とし、素材の外周部
分に加える狭圧力を一定とする)に代えて、一対のしわ
押さえ部材間の距離を一定と仮定してコンピュータでシ
ミュレーションを行う。こうすると、狭圧力は素材の外
周部分に対して局部的には加わらない。そのため、実際
のプレス成形と近似したプレス成形後の素材の外形形状
をシミュレーションすることができる。また、当該シミ
ュレーションに用いた条件に従って一対のプレス型を作
製する。そのため、作製したプレス型について不具合の
発生率は従来よりも低くなり、そのプレス型の作製回数
を低く抑えることができる。ところが、上記シミュレー
ションだけでは、実際に素材の外周部分にどれだけの狭
圧力を加えたらよいのかが分からない。そこで、作製し
た一対のプレス型を用いて、狭圧力を変えながら素材を
プレス加工して試作品を複数作製する。そして、作製し
た複数の試作品の外形形状のうち、シミュレーションに
よって求めた外形形状に最もよく似た外形形状に対応す
る狭圧力を決定する。こうしてシミュレーション結果に
対して最適な狭圧力を決定するので、実際のプレス成形
の結果とほぼ一致させることができる。したがって、実
際のプレス加工に良く近似するシミュレーション結果が
得られ、比較的少ない試作回数で好ましい狭圧力を決定
することができる。また、プレス条件(すなわち、プレ
ス型の形状や狭圧力等)を短時間で決定することがで
き、このプレス条件によるプレス成形を速やかに行うこ
とができる。
【0009】請求項2に記載されたプレス成形方法は、
請求項1に記載されたプレス成形方法において、一対の
しわ押さえ部材間の距離を素材の板厚に所定値を加えた
値に維持し、プレス加工後の素材の外形形状を求める。
ここで、「所定値」は、素材の形状や材質等によって経
験的に導かれる値であり、素材全体で一定としてもよ
く、素材の部位によって異ならせてもよい。
【0010】請求項2に記載されたプレス成形方法によ
れば、一対のしわ押さえ部材間の距離を、素材の板厚に
所定値を加えた値に維持する。そのため、シミュレーシ
ョンは、理論的に狭圧力が素材の外周部分に対して局部
的に加わらない状態で、プレス加工後の素材の外形形状
を求めることになる。したがって、シミュレーション結
果を実際のプレス結果により近似させることができ、当
該のシミュレーションによって決定した狭圧力はより最
適な狭圧力になる。
【0011】請求項3に記載されたプレス成形方法は、
請求項1,2に記載されたプレス成形方法において、そ
のプレス型および/または試作品に、シミュレーション
によって求めた外形形状に沿って外形線を描く。
【0012】請求項3に記載されたプレス成形方法によ
れば、プレス型および/または試作品に外形線を描く。
この外形線は、プレス加工後の素材の外形形状に沿う線
である。このように外形線をプレス型や試作品に直接描
くことにより、シミュレーション結果と実際のプレス結
果とを素早く的確に比較することができる。したがっ
て、シミュレーションによって求めたプレス加工後の素
材の外形形状に対して、最もよく似た実際のプレス加工
後の素材の外形形状に対応する狭圧力を素早く決定する
ことができる。
【0013】請求項4に記載されたプレス成形方法は、
請求項1,2,3に記載されたプレス成形方法におい
て、そのプレス型に素材の外形線を描く。
【0014】請求項4に記載されたプレス成形方法によ
れば、プレス型に外形線を描く。この外形線は素材をプ
レス型に位置決めするための線であり、プレス加工前の
素材の外形形状に沿う線である。このように外形線をプ
レス型に直接描くことにより、素材をプレス型により正
確に位置決めでき、シミュレーション結果と実際のプレ
ス結果とをより正確に比較することができる。
【0015】請求項5に記載された狭圧力決定方法は、
素材の外周部分を一対のしわ押さえ部材で狭圧し、その
素材の内周部分を一対のプレス型間に挟んでプレス加工
することによってプレス成形するとき、前記一対のしわ
押さえ部材間に加える狭圧力を決定する狭圧力決定方法
であって、その一対のしわ押さえ部材間に前記素材の外
周部分を挿入してその素材の内周部分を前記一対のプレ
ス型間に挟んでプレス加工したときに生じる現象を、そ
の一対のしわ押さえ部材間の距離を一定としてコンピュ
ータでシミュレーションを行なってプレス加工後の素材
の外形形状を求め、そのシミュレーションに用いた条件
に従って前記一対のプレス型を作製し、その一対のプレ
ス型を用いて、前記素材の外周部分に加える狭圧力を変
えながら試作品を複数作製し、作製した複数の試作品の
外形形状のうち、シミュレーションによって求めた外形
形状に最もよく似た外形形状に対応する狭圧力を決定す
る。
【0016】請求項5に記載された狭圧力決定方法によ
れば、請求項1に記載されたプレス成形方法と同様に、
一対のしわ押さえ部材間の距離を一定と仮定してコンピ
ュータでシミュレーションを行う。そのため、実際のプ
レス成形と近似したプレス成形後の素材の外形形状をシ
ミュレーションすることができる。また、当該シミュレ
ーションに用いた条件に従って一対のプレス型を作製す
る。そのため、作製したプレス型について不具合の発生
率は従来よりも低くなり、型の作製回数を低く抑えるこ
とができる。さらに、作製した一対のプレス型を用い
て、狭圧力を変えながら素材をプレス加工して試作品を
複数作製する。そして、作製した複数の試作品の外形形
状のうち、シミュレーションによって求めた外形形状に
最もよく似た外形形状に対応する狭圧力を決定する。し
たがって、シミュレーション結果に対して最適な狭圧力
を決定することができ、実際のプレス成形の結果とほぼ
一致させることができる。
【0017】請求項6に記載された狭圧力決定方法は、
請求項5に記載された狭圧力決定方法において、そのプ
レス型および/または試作品に、シミュレーションによ
って求めた外形形状に沿って外形線を描く。
【0018】請求項6に記載された狭圧力決定方法によ
れば、プレス型および/または試作品に外形線を描く。
この外形線は、プレス加工後の素材の外形形状に沿う線
である。このように外形線をプレス型や試作品に直接描
くことにより、シミュレーション結果と実際のプレス結
果とを素早く的確に比較することができる。したがっ
て、シミュレーションによって求めたプレス加工後の素
材の外形形状に対して、最もよく似た実際のプレス加工
後の素材の外形形状に対応する狭圧力を素早く決定する
ことができる。
【0019】請求項7に記載された狭圧力決定方法は、
請求項5,6に記載された狭圧力決定方法において、そ
のプレス型に素材の外形線を描く。
【0020】請求項7に記載された狭圧力決定方法によ
れば、プレス型に外形線を描く。この外形線はプレス加
工前の素材の外形形状に沿う線であり、素材をプレス型
に位置決めして設置するための基準となる。このように
外形線をプレス型に直接描くことにより、素材をプレス
型により正確に位置決めでき、シミュレーション結果と
実際のプレス結果とをより正確に比較することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。なお、しわ押さえ部材によ
って素材の外周部分に加える狭圧力を「クッション圧」
と呼ぶことにする。まず、図1を参照しながらプレス成
形処理の手順について説明する。図1にはプレス成形処
理の内容をフローチャートで示す。図1において、初め
にプレス成形を行うための条件、すなわちプレス条件を
コンピュータに設定する〔ステップS10〕。このプレ
ス条件には、プレス型(ダイスやポンチ)の形状やビー
ド部の形状、しわ押さえ部材間の距離,素材の形状,素
材の取付位置等がある。プレス成形機によってはプレス
型の形状にビード部が含まれる場合があり、この場合に
はビード形状情報も入力される。ここで重要なことは、
一対のしわ押さえ部材に加えられる力(すなわちクッシ
ョン圧)に代えて、一対のしわ押さえ部材間の距離を入
力することである。こうして設定されたプレス条件に基
づいて、プレス成形時の現象をコンピュータでシミュレ
ーション処理を行う〔ステップS12〕。
【0022】次に、プレス成形のシミュレーション処理
の具体的な内容について、図2を参照しながら説明す
る。なお、各工程におけるシミュレーションでは、有限
要素法による非線形解析ソルバーを用いて動的陽解法に
より行う。その他の点におけるシミュレーションの実現
方法は、既知の技術であるので説明を省略する。
【0023】図2において、プレス成形のシミュレーシ
ョン処理では、初めに絞り工程のシミュレーションを行
う〔ステップS30〕。絞り工程のシミュレーションで
は、図3〜図5に示す一連の過程についてシミュレーシ
ョンを行う。すなわち、まず図3に示す絞りプレス機1
0に素材14を設置した後、ダイス12を降ろす。そし
て図4に示すように、素材14の外周部分をしわ押さえ
面12aとしわ押さえ面16aとで挟み付けて固定す
る。さらに図5に示すように、ダイス12を降ろして絞
り加工する。このシミュレーションでは、ダイス12,
クッションリング16,ポンチ18のそれぞれが剛体で
あって変形しないものとして計算を行う。こうしてシミ
ュレーションを行なった結果、絞り加工後の素材14の
外形形状が得られる。
【0024】ここで図3〜図5によって明らかなよう
に、一対のしわ押さえ部材はダイス12の一部とクッシ
ョンリング16とによって構成される。ステップS30
のシミュレーションでは、図4に示すように、一対のし
わ押さえ部材間の距離Gを、素材14の板厚tに所定値
αを加えた値(G=t+α)に維持する。所定値αは、
素材14の形状や材質等によって経験的に導かれる値で
あり、一般には素材14の部位によって異なる。しかし
ながら、所定値αを素材の部位によって変えることはシ
ュミレーションを行う上で煩雑であり、計算量も大幅に
増加する。その一方、所定値αを素材14の外周部分に
ついて全周にわたって一定値としても、シミュレーショ
ンの結果にはそれほど影響は与えない。そのため、本実
施の形態では、所定値αを素材14の外周部分について
全周にわたって一定値(例えば素材14について板厚t
の5%)とする。
【0025】しわ押さえ面12aはダイス12の下面に
設けられ、しわ押さえ面16aはクッションリング16
の上面に設けられている。また、しわ押さえ面12aに
はビード凸部12bが設けられ、しわ押さえ面16aに
はビード凹部16bが設けられている。ビード凸部12
bとビード凹部16bとによってビード部が構成され、
絞り加工時に素材14が内周部分に引き込まれる力に抗
する抵抗力になる。さらに、ダイス12とクッションリ
ング16との間には、機械クッション20によってクッ
ション圧が加えられる。上記抵抗力とクッション圧とを
調整することで、素材14が内周領域に引き込まれる時
の流入量を調整することができる。実際のプレス機で
は、機械クッション20によって一対のしわ押さえ面1
2a,16aの間に加えるクッション力を一定にして、
プレス加工を行う。このため、従来のシミュレーション
では、クッション力が一定であるとの前提に基づいてシ
ミュレーションするのが通常である。しかし、本実施の
形態では、この通常のことを前提とせず、一対のしわ押
さえ面12a,16aの間の距離が素材14の板厚tに
所定値αを加えた値に維持されると仮定してシミュレー
ションを行う。
【0026】絞り工程のシミュレーションがステップS
30で終了すると、図2に戻る。そして、素材14の成
形目的に応じて必要な場合には、打ち抜き(トリミン
グ)シミュレーション〔ステップS32〕、あるいは曲
げシミュレーションを行う〔ステップS34〕。打ち抜
きシミュレーションでは打ち抜きプレス機によって打ち
抜き加工後の素材14の外形形状が得られ、曲げシミュ
レーションでは曲げプレス機によって曲げ加工後の素材
14の外形形状が得られる。シミュレーション処理の最
後には、離型工程シミュレーションを行う〔ステップS
36〕。実際のプレス成形方法では、絞り工程,打ち抜
き工程,曲げ工程の各工程でそれぞれ離型を行う。しか
し、コンピュータでシミュレーションを行う場合には、
工程ごとの離型に対応するシミュレーションは行わず、
代わって曲げ工程後に初めて離型されるものとしてシミ
ュレーションを行う。このシミュレーションでは離型後
のスプリングバックによって変形した素材(プレス品)
14の外形形状を求める。こうして、最終的な加工工程
(この例では曲げ加工)の後に離型工程シミュレーショ
ンを行うと、実際のプレス加工後の素材14の外形形状
に良く近似する外形形状を求めることができる。
【0027】シミュレーション処理を終了すると、図1
に戻る。図1のステップS12のシミュレーションによ
って、プレス加工後の素材14の外形形状がコンピュー
タのディスプレイに表示(あるいはプリンタに出力)
し、その外形形状に不具合が生じていないをチェックす
る〔ステップS14〕。不具合としては、外形形状が所
定精度を満たしていない場合の他に、破断,しわ,過度
の応力集中が生じている場合等がある。これらは、コン
ピュータのシミュレーション結果から判断する。もし、
不具合が発生した場合には(ステップS14のNO)、
不具合が解消されるまでステップS10,S12を繰り
返す。すなわち、ステップS10では発生した不具合が
解消されるように型の形状やビード部の形状等を変更し
て再設定する。こうして仮想的な試行錯誤(バーチャル
トライアウト)が行われ、ステップS14でYESとな
るときまでには、理論的には不具合を生じさせないプレ
ス型の形状とプレス条件が求められる。
【0028】こうして得られた各工程におけるプレス型
の形状に基づいて、それぞれのプレス型を作製する〔ス
テップS16〕。例えば、図3に示す絞りプレス機10
の場合は、ダイス12,クッションリング16,ポンチ
18を作製する。
【0029】そして、ステップS16で作製したプレス
型に対して外形線を描く〔ステップS17〕。この外形
線は、ステップS12のシミュレーションで求めたプレ
ス加工後の素材の外形形状に沿う線(例えば後述する外
形線56)、および/または、プレス加工前の素材の外
形形状に沿う線(例えば後述する外形線58)である。
また、外形線は、プロッターやロボットアーム等を用い
てケガキ線やペン等で描くことができる。ここで、プレ
ス加工後の素材14の外形形状を外形線とした例を、図
9に示す。この例では、素材54をプレス加工する絞り
プレス機50において、ダイス52のしわ押さえ面52
a(プレス型)に外形線56を描いている。また、図1
0に示す例のように、外形線58をしわ押さえ面等に描
くとなおよい。このようにするのは、シミュレーション
結果と対応させるべく素材54をより正確に位置決めす
るためである。なお、外形線56,58はプレス型に描
く態様に限らず、他のプレス型(例えばポンチのしわ押
さえ面等)や試作品に描いてもよく、プレス型と試作品
との両方に描いてもよい。ここで、外形線58がプレス
型や試作品に直接描かれていると、プレス型に素材54
をより正確に位置決めすることができる。より正確な位
置決めができるので、流入量の差もより正確に求めるこ
とができる。したがって、シミュレーションによって求
めたプレス加工後の素材54の外形形状に対して、最も
よく似た実際のプレス加工後の素材の外形形状に対応す
る狭圧力を素早く決定することができる。
【0030】さらに、各工程のプレス型をそれぞれのプ
レス機に取り付けて、素材の外周部分に加えるクッショ
ン圧を変えながら複数回にわたって実際に素材14をプ
レス成形する〔ステップS18〕。このプレス成形によ
って、複数の試作品が作製される。なお、素材14の外
周部分に加えるクッション圧は、図3に示す絞りプレス
機10の例では機械クッション20によってその圧力を
変更することにより実現される。
【0031】その後、ステップS18で作製された複数
の試作品のうち、ステップS12で求められたプレス加
工後の素材14の外形形状に最も近似する試作品を決定
し、その試作品を作製したときのクッション圧を決定す
る〔ステップS20〕。例えばある部品について、シミ
ュレーションによって求められたプレス成形後の素材1
4の外形形状(実線)と、クッション圧を変えながら実
際にプレス成形した後の試作品24の外形形状(一点鎖
線)とを図6に示す。また、両形状の差は素材材料の流
入量の差であり、例えば試作品の外形形状がシミュレー
ションで求められた外形形状よりも小さければマイナス
とし、大きければプラスとする。ここで、クッション圧
を変えて作製した5個の試作品について、図6に示す各
位置Pa〜Pfにおける流入量の差を次表に示す。
【0032】
【表1】
【0033】上記表1において、明らかにクッション圧
が30〔T/cm2 〕のときは、クッション圧が低すぎて素
材14が内側に引き込まれ過ぎることを示している。そ
のため、試作品の外形形状が小さくなり過ぎている。逆
に、クッション圧が75〔T/cm2 〕のときは、クッショ
ン圧が高すぎて素材14の流動をあまりに規制している
ことを示している。そのため、試作品の外形形状が大き
くなり過ぎている。そこで、実際のプレス加工でクッシ
ョン圧を40〔T/cm2 〕にすると、最も流入量の差が小
さく、シミュレーションの結果と良く近似することを示
している。したがって、上記表1の例では、クッション
圧を40〔T/cm2 〕に決定すれば、シミュレーションで
検証された良好なプレス加工が可能となることが分か
る。
【0034】ここで、ステップS17において外形線5
6がプレス型や試作品に直接描かれていると、流入量の
差を素早く求めることが容易にできる。そのため、シミ
ュレーション結果と実際のプレス結果とを素早く的確に
比較することができる。したがって、シミュレーション
によって求めたプレス加工後の素材54の外形形状に対
して、最もよく似た実際のプレス加工後の素材の外形形
状に対応する狭圧力を素早く決定することができる。
【0035】実際のプレス加工では、ステップS20で
決定されたクッション圧でプレス加工して作製した試作
品を検討し、必要に応じて型修正やプレス条件の修正を
行う〔ステップS22〕。例えば素材に破断が発生して
いた場合には、ビード部による抵抗力を減らす。具体的
には、図7(A)に示すビード凸部12bの半径R1
を、図7(B)に示すように半径R2(R2<R1)に
減らす。なお、ビード凸部12bが半球状でない場合に
は、その高さを低くする。一方、素材にしわが発生して
いた場合には、ビード部による抵抗力を増す。具体的に
は、図7(A)に示すビード凸部12bの半径R1を大
きくする。また、プレス成形後の素材の表面には、すり
傷のない部位があることが多い。このすり傷は、図4に
示す例では、しわ押さえ面12a(しわ押さえ面16
a)との接触によって生ずるものである。そのため、す
り傷がない場所はクッション圧が加わっていないことを
示し、図8(A)のような状態でプレス成形されたもの
と考えられる。そこで、このような部位に対して補助部
材12cを溶接等によって付加して図8(B)のような
状態にする。こうすることによって、素材14の外周全
体を均一にクッション圧を加えることができ、素材14
に応力集中が発生することを防止することができる。
【0036】このようにして、ステップS22で型修正
やプレス条件の修正を行なった後、量産のためのプレス
加工を行う〔ステップS24〕。
【0037】上記実施の形態では、上記ステップS12
(シミュレーション工程)において、一対のしわ押さえ
部材間の距離Gを一定に維持してシミュレーションを行
う。この際にプレス型を剛体と仮定しても、実際のプレ
ス加工に伴って発生する現象に良く近似する現象がシミ
ュレーションされる。そのため、ステップS16で作製
されるプレス型と、ステップS20で決定されるプレス
条件とは、もともと最適値に近いものとなる。したがっ
て、ステップS22の修正範囲は小さく、短時間で修正
することができる。すなわち、上記ステップS12(シ
ミュレーション工程)では、クッション圧が一定である
という従来の前提条件に代えて、一対のしわ押さえ部材
間の距離が一定であるという条件を採用している。その
ため、プレス型を剛体と仮定しても、局部的にクッショ
ン圧がかかることがない。具体的には、しわ押さえ部材
間の距離Gは素材14の板厚tが増したときの値(t+
α)であるため、理論上は素材14の板厚が増加した
り、素材14が波打ったりしない限り、素材14の外周
部分にクッション圧がかからない。こうして実際のプレ
ス加工後の素材14の外形形状と良く近似した外形形状
をシミュレーションによって求めることができる。その
ため、必要とされる外形形状を備えたプレス品を作製で
きるプレス型の形状が明らかになってからプレス型を作
製することができる。したがって、プレス型の形状の不
具合の発生率が従来よりも低くなり、プレス型の作製回
数ないし型修正の回数を低く抑えることができる。ここ
で、ステップS12を実行しただけでは、実際に素材1
4の外周部分にどれだけのクッション圧を加えたらよい
のかが分からない。しかし、ステップS12で求めたプ
レス型の形状に基づいてプレス型を作成し(ステップS
16の型作製工程)、そのプレス型を用いてクッション
圧を変えながら複数回にわたって試作し(ステップS1
8の試作工程)、試作結果をシミュレーション結果と比
較して好ましいクッション圧を決定する(ステップS2
0の狭圧力決定工程)。こうした手順によって短時間
で、シミュレーション処理で求められた素材14の外形
形状に良く近似するプレス品が得られるプレス条件を決
定することができる。
【0038】〔他の実施の形態〕上述したプレス機1
0,50におけるその他の部分の構造,形状,大きさ,
材質,個数,配置および動作条件等については、上記実
施の形態に限定されるものでない。また、プレス成形方
法,狭圧力決定方法における処理手順等についても、上
記実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記実
施の形態を応用した次の各形態を実施することもでき
る。 (1)図1に示すステップS20では、ステップS12
で求めたプレス加工後の素材14の外形形状と、ステッ
プS18で複数回にわたって実際にプレス成形した試作
品の外形形状とを比較し、最も流入量の差が小さいクッ
ション圧に決定した。この決定方法に限らず、数学的手
法によって最もシミュレーション結果と近似するクッシ
ョン圧を算出してもよい。具体的には、流入量を比較す
る各位置についてクッション圧を基準として例えば最小
二乗法による直線近似し、その直線に最も近いクッショ
ン圧を例えば重回帰分析によって算出する。こうして算
出されたクッション圧を用いてステップS24でプレス
成形することにより、よりシミュレーション結果に近づ
けることができる。
【0039】(2)また図1に示すステップS20で
は、ステップS18で複数回(表1に示す例では5回)
にわたって実際に素材14をプレス成形して、複数の試
作品を作製した。こうしてプレス成形された結果(素材
14や試作品の外形形状,流入量)をコンピュータにデ
ータベース化し、次回以降では実際に素材14をプレス
成形する回数を減らし、その減少分のデータはデータベ
ースに蓄積されたデータを用いてクッション圧を決定す
る。こうすることによって、実際に素材14をプレス成
形する回数を低く抑えることができるので、生産準備に
必要な期間をより短縮することができる。
【0040】(3)ステップS10においてプレス条件
として設定する所定値αと、図1に示すステップS20
で決定されるクッション圧との関係をコンピュータにデ
ータベース化する。なお、必要に応じてプレス型の形状
やビード部の形状、しわ押さえ部材間の距離,素材の形
状,素材の取付位置等も所定値αに関係づけてデータベ
ース化してもよい。こうして蓄積されたデータベースに
よって、所定値αに対応するクッション圧を素早く決定
することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、実際のプレス加工に良
く近似するシミュレーション結果が得られ、比較的少な
い試作回数で好ましい狭圧力を決定することができる。
また、プレス成形条件を短時間で決定することができ、
このプレス条件によるプレス成形を速やかに行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレス成形処理を示すフローチャートである。
【図2】プレス成形シミュレーション処理を示すフロー
チャートである。
【図3】素材装着時における絞りプレス機の状態を示す
図である。
【図4】素材ホールド時における絞りプレス機の状態を
示す図である。
【図5】プレス時における絞りプレス機の状態を示す図
である。
【図6】シミュレーションによるプレス成形後の素材の
外形形状と、実際のプレス成形後の素材の外形形状とを
比較するための図である。
【図7】ビード部による抵抗力の増減を示す図である。
【図8】当たり付けによるクッション圧の増減を示す図
である。
【図9】プレス型に外形線を描いた例を示す図である。
【図10】プレス型に外形線を描いた例を示す図であ
る。
【図11】絞りプレス機の一部拡大図である。
【図12】プレス成形中における素材の状態変化を示す
平面図である。
【図13】プレス成形中における素材の状態変化を示す
断面図である。
【符号の説明】
10 絞りプレス機 12 ダイス(上型) 12a しわ押さえ面 12b ビード凸部 14 素材 16 クッションリング 16a しわ押さえ面 16b ビード凹部 18 ポンチ(下型) 20 機械クッション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/60 680C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のしわ押さえ部材間に素材の外周部
    分を挿入してその素材の内周部分を一対のプレス型間に
    挟んでプレス加工したときに生じる現象を、その一対の
    しわ押さえ部材間の距離を一定としてコンピュータでシ
    ミュレーションを行なってプレス加工後の素材の外形形
    状を求め、 そのシミュレーションに用いた条件に従って前記一対の
    プレス型を作製し、 その一対のプレス型を用いて、前記素材の外周部分に加
    える狭圧力を変えながら試作品を複数作製し、 作製した複数の試作品の外形形状のうち、シミュレーシ
    ョンによって求めた外形形状に最もよく似た外形形状に
    対応する狭圧力を決定し、 作製した一対のプレス型を用いて、前記決定した狭圧力
    で素材をプレス加工するプレス成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたプレス成形方法に
    おいて、 一対のしわ押さえ部材間の距離を素材の板厚に所定値を
    加えた値に維持し、プレス加工後の素材の外形形状を求
    めるプレス成形方法。
  3. 【請求項3】 請求項1,2に記載されたプレス成形方
    法において、 そのプレス型および/または試作品に、シミュレーショ
    ンによって求めた外形形状に沿って外形線を描くプレス
    成形方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3に記載されたプレス成
    形方法において、 そのプレス型に素材の外形線を描くプレス成形方法。
  5. 【請求項5】 素材の外周部分を一対のしわ押さえ部材
    で狭圧し、その素材の内周部分を一対のプレス型間に挟
    んでプレス加工することによってプレス成形するとき、
    前記一対のしわ押さえ部材間に加える狭圧力を決定する
    狭圧力決定方法であって、 その一対のしわ押さえ部材間に前記素材の外周部分を挿
    入してその素材の内周部分を前記一対のプレス型間に挟
    んでプレス加工したときに生じる現象を、その一対のし
    わ押さえ部材間の距離を一定としてコンピュータでシミ
    ュレーションを行なってプレス加工後の素材の外形形状
    を求め、 そのシミュレーションに用いた条件に従って前記一対の
    プレス型を作製し、 その一対のプレス型を用いて、前記素材の外周部分に加
    える狭圧力を変えながら試作品を複数作製し、 作製した複数の試作品の外形形状のうち、シミュレーシ
    ョンによって求めた外形形状に最もよく似た外形形状に
    対応する狭圧力を決定する狭圧力決定方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された狭圧力決定方法に
    おいて、 そのプレス型および/または試作品に、シミュレーショ
    ンによって求めた外形形状に沿って外形線を描く狭圧力
    決定方法。
  7. 【請求項7】 請求項5,6に記載された狭圧力決定方
    法において、 そのプレス型に素材の外形線を描く狭圧力決定方法。
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