JP3169787B2 - 板材のプレス成形方法 - Google Patents

板材のプレス成形方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予測されるスプリング
バック量に基づいて金型の形状を補正し、前記金型によ
って板材をプレス成形する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、板材等の被成形品をプレス成形
した際、前記被成形品に対して変形を与える為に加える
外力を除いた時にあらわれる変形の弾性的な戻りである
スプリングバックが発生し、このスプリングバックによ
ってプレス成形品の成形精度が低下することが知られて
いる。このようなスプリングバックを防止するため、プ
レス成形によって発生するスプリングバック量を予測
し、前記予測されたスプリングバック量を加味した寸法
に基づいてプレス成形を行っている。
【0003】従来技術に係るスプリングバック量の予測
方法としては、以下に知られるスプリングバック理論式
(いわゆる、戸澤の式)に基づいてスプリングバック理
論値Δθ0 を算出することが知られている。
【0004】Δθ0 =3・λe 1-n ・θ/(2+n) 但し、λe =(2r/t0 )・(YP /E) [r:曲げ部の曲率半径、t0 :板厚、YP :材料の降
伏応力、E:ヤング率] なお、nは加工硬化係数、θはテストピースの曲げ角を
それぞれ示す。
【0005】この場合、前記スプリングバック理論式に
よって平面歪み状態におけるスプリングバック量を算出
し、前記予測されたスプリングバック量を加味して所定
の一方向に加圧する単純曲げ(simple bending)のプレ
ス成形を行う。
【0006】また、特開平5−138258号公報に
は、予測されたスプリングバック量を用いて凹曲面を有
する金型を製造する技術的思想が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ス
プリングバック理論式を用いてスプリングバック量を予
測する方法では、該スプリングバック理論式が被成形品
の単純曲げにのみ適用され、種々の複雑な形状を有する
被成形品に適用することができないという不都合があ
る。
【0008】すなわち、例えば、自動車の車体部品のよ
うに複雑な形状を有するものをプレス成形する場合、種
々の変形状態、例えば、等2軸、単軸等の種々の変形状
態が発生するために前記スプリングバック理論式を適用
することができず、実際上、職人の経験に基づく手作業
によるか、あるいは成形品に対して仕上げ加工を行うこ
とによって被成形品に対する成形精度を確保している
が、金型の調整等に費やす工数が多くなるという問題点
を有する。
【0009】また、前記特開平5−138258号公報
に開示された技術的思想では、凹曲面形状に対するスプ
リングバック量を予測するものであり、等2軸、単軸等
の種々の変形状態を有する被成形品に適用することが困
難である。
【0010】本発明は、前記の不都合を克服するために
なされたものであり、例えば、平面歪み、等2軸、単軸
等の種々の変形状態に対応でき、複雑な形状を有する被
成形品のスプリングバック量を予測して精度を向上させ
ることが可能な板材のプレス成形方法を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、金型を介して板材を加圧し、前記板材
を所望の形状にプレス成形する方法において、簡易モデ
ルを用いて変形状態である等2軸歪み状態、平面歪み
状態または単軸歪み状態に応じた異なるスプリングバッ
ク係数を得る工程と、被成形品の形状モデルのデータを
コンピュータに入力して成形シミュレーションを行い、
有限要素法による成形解析によって形状モデルの成形部
位に応じて、等2軸歪み状態、平面歪み状態または単軸
歪み状態のいずれの変形状態であるかを判定する工程
と、スプリングバック理論値(Δθ0)と、前記判定結
果による変形状態に応じて適用されるスプリングバック
係数とに基づいて、被成形品の成形部位に応じたスプリ
ングバック量(Δθ)を予測する工程と、前記予測され
たスプリングバック量に基づいて金型の形状を補正し、
前記金型によって板材を加圧する工程と、を有すること
を特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】上記の本発明に係る板材のプレス成形方法で
は、まず、所望のデータをコンピュータに入力して被成
形品の形状モデルをシミュレーションする。前記シミュ
レーションされた形状モデルに対し有限要素法を用いて
成形解析を行い、被成形品の成形部位に応じて、等2軸
歪み状態、平面歪み状態または単軸歪み状態のいずれの
変形状態であるかを判別する。前記判別結果に基づき、
前記等2軸歪み状態、平面歪み状態または単軸歪み状態
のいずれかの変形状態に対応するスプリングバック係数
を用いてスプリングバック量を予測する。
【0015】次に、前記予測されたスプリングバック量
に基づいて金型の形状を補正し、前記補正された寸法に
よる金型によって板材をプレス成形する。
【0016】この結果、寸法精度が高いプレス成形品を
得ることができる。
【0017】
【実施例】次に、本発明に係る板材のプレス成形方法に
ついて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
【0018】まず、図1に示されるように、プレス成形
によって製造される自動車のフレーム系部品10には、
例えば、等2軸歪み状態(以下、等2軸という)12、
平面歪み状態(以下、平面歪みという)14並びに単軸
歪み状態(以下、単軸という)16等の種々の変形状態
が混在している。ここで、等2軸とは、相互に直交する
X軸方向の歪み量εX とY軸方向の歪み量εY とが等し
く且つY軸方向の歪み量εY が0より大きい変形状態を
いい(図2A参照)、平面歪みとは、X軸方向またはY
軸方向のいずれか一方向にのみ歪んで、前記一方向に直
交する他方向の歪み量εY (εX )が0である変形状態
をいい(図2B参照)、単軸とは、X軸方向またはY軸
方向のいずれか一方向にのみ歪んで、前記一方向と直交
する他方向の歪み量εY (εX )が零より小さくなる
(縮小する)変形状態をいう(図2C参照)。
【0019】そこで、前記と同様な種々の変形状態をテ
ストモデルに形成して以下のような実験を行い、変形状
態に対応するスプリングバック係数(以下、係数とい
う)を求めた。なお、テストモデルとして、例えば、球
頭や角頭を用いた成形モデルがあるが、本実施例では球
頭成形モデルを用いて説明する。
【0020】使用されたテストモデルTの材質は、鋼板
(SPC)、高張力鋼板およびアルミニウムの3種類か
らなり、それぞれ同一種類の材質中、幅の異なる複数の
板材を用いて種々の変形状態モデルを形成した。すなわ
ち、サイズとしては、等2軸用として2.0mm(厚
さ)×200mm×200mmの板材を用い、平面歪み
用として2.0mm(厚さ)×200mm×100mm
の板材、単軸用として2.0mm(厚さ)×200mm
×40mmの板材を基本に用いた。
【0021】そして、前記板材をダイおよびパンチによ
ってプレス成形し、複数のテストモデルTのそれぞれに
対して半球面を突出させる球頭張り出しテストを行った
(図3参照)。なお、本実験では、ダイに対するパンチ
の成形高さを一定とし、ダイクッション圧の調整によっ
て各種変形状態を形成した。
【0022】このようにしてテストモデルTに対して種
々の変形状態(等2軸、平面歪み、単軸)を形成した
後、前記半球面の中央部分を所定幅Wからなる帯状体H
に切断し、スクライブドサークル試験法を用いて歪み量
を測定した。なお、前記スクライブドサークル試験法と
は、被成形品の表面に円形模様を予め描いておき、プレ
ス成形後の円の変形状態から歪み量を測定し、その変形
状態を調査する方法をいう。この場合、半球面上の歪み
測定ポイントをPとし、テストモデルTの切断方向と略
平行な方向の歪み量を最大主歪(εx )とし、前記切断
方向と略直交する方向の歪み量を最小主歪(εy )とし
て測定した(図3参照)。また、スプリングバック量
(開き角の実測値)Δθ(度)は、図4に示されるΔθ
1 +Δθ2 によって求めた。
【0023】ここで、テストモデルTの材質が鋼板(S
PC)の場合の最大主歪(εx )と最小主歪(εy )の
測定結果を図5に示す。図5では、横軸に最大主歪をと
り、縦軸に最小主歪を表し、スプリングバック量(Δ
θ)が略同一となる値を曲線で結んで示している。な
お、直線A、直線Bおよび直線Cは、等2軸、平面歪み
および単軸をそれぞれ示している。
【0024】この結果、等2軸、平面歪みおよび単軸の
各変形状態における最大主歪(εx)とスプリングバッ
ク量(Δθ)との関係を明確にすることができた。すな
わち、前記図5に示された関係を最大主歪(εx )を横
軸にとり、スプリングバック量(Δθ)を縦軸にして表
すと、図6に示すようになり、等2軸、平面歪みおよび
単軸のいずれの変形状態においても最大主歪が増加する
とスプリングバック量が減少することがわかる。そこ
で、同一の最大主歪値におけるそれぞれの変形状態のス
プリングバック量を比較すると、平面歪み>等2軸>単
軸となる関係が存在する。
【0025】また、テストモデルTの材質別に最大主歪
(εx )とスプリングバック量(Δθ)との関係を図7
に示す。そこで、材質に着目して同一最大主歪値におけ
るスプリングバック量を比較すると、鋼板(SPC)<
高張力鋼板<アルミニウムとなる関係が分かる。
【0026】さらに、図7に示すテスト結果から、各材
質別にスプリングバック量の最大主歪方向(切断方向と
平行)と最小主歪方向(切断方向と垂直)とを比較する
と図8に示すようになる。但し、図示したスプリングバ
ック量(Δθ)は、図7における最大主歪(εx )の値
が0.13のときの各材質のテストモデル3個の平均値
をとったものである。その結果、鋼板および高張力鋼板
は、切断方向と平行方向(εx 方向)に対して切断方向
と垂直方向(εy 方向)のスプリングバック量が大き
く、一方、アルミニウムは、切断方向と平行方向(εx
方向)のスプリングバック量が大きいことがわかる。
【0027】以上のような実験結果を材質別に且つ変形
状態別に整理して図9に示すような係数(割合)を求め
た。この場合、材質が鋼板(SPC)で平面歪みの状態
(切断方向と平行)を基準(割合1)として係数を定め
ていることから、成形部位の変形状態に対応した係数を
選択して適用することにより、被成形品に存する平面歪
みのみならず他の等2軸、単軸等の変形状態にもそれぞ
れ拡張することができるとともに、材質に応じて係数を
選択することが可能となる。
【0028】次に、図10に示されるフローチャートに
基づき、前記係数を用いてスプリングバック量を予測す
る場合について説明する。
【0029】まず、所望の形状モデルのデータをコンピ
ュータに入力して(ステップS1)前記形状モデルの成
形シミュレーションを行う(ステップS2)。次に、有
限要素法(Finite Element Method )を用いてシミュレ
ーションされた形状モデルの成形解析を行い、成形部位
に応じた変形状態を判定する(ステップS3)。すなわ
ち、有限要素法の分割データから形状モデルのそれぞれ
の成形部位が、平面歪み、等2軸、あるいは単軸のうち
のどの変形状態に該当するか判別し特定する。続いて、
従来から公知のスプリングバック理論式に基づいてスプ
リングバック理論値(Δθ0 )を算出し(ステップS
4)、このスプリングバック理論値Δθ0を次式に代入
してスプリングバック予測量Δθを求める(ステップS
5)。
【0030】Δθ=K1 ・K2 ・Δθ0 但し、K1 は前記実験結果から得られた係数、K2 は剛
性係数をそれぞれ示している。
【0031】例えば、材質が鋼板からなり平面歪み(切
断方向と平行)の場合にはK1 =1となり、剛性係数K
2 =1、Δθ0 =2.4をそれぞれ上式に代入すること
により、スプリングバック予測量Δθ=2.4を得るこ
とができる。
【0032】このようにして形状モデルの全体にわたる
成形部位のスプリングバック量を予測し(ステップS
6)、前記予測されたスプリングバック量を金型形状に
見込んで金型の寸法を設定する(ステップS7)。
【0033】次に、前記実験によって求められた係数の
実証例について説明する。
【0034】まず、図11に示されるような鋼板(SP
C)からなるフレームのA−A断面およびB−B断面の
変形状態を実測する。すなわち、前記A−A断面のパン
チ肩に該当する部位(図12Bの参照数字2参照)の最
大主歪(εx )と最小主歪(εy )とを測定すると図1
2Aのようになり、パンチ肩に該当する部位の座標(ε
x ,εy )が(0.03,0)となることから、該A−
A断面のパンチ肩に該当する部位の変形状態が平面歪み
であることが諒解される。同様にして、B−B断面のパ
ンチ肩に該当する部位(図13Bの参照数字6参照)の
座標(εx ,ε y )が(0.03,0.03)となるこ
とから、該B−B断面のパンチ肩に該当する部位の変形
状態が等2軸であることが諒解される。
【0035】次に、前記A−A断面およびB−B断面の
パンチ肩に該当する部位のスプリングバック量を実測す
ると図14に示すようになり、前記平面歪み(A−A断
面)と等2軸(B−B断面)とのスプリングバック比を
求めると1:0.7となる。なお、図14において縦軸
は、スプリングバック量の実測値を正規の曲げ角度で割
ったスプリングバック率を表しており、実験で求められ
た係数と略一致した。
【0036】このようにして、係数を用いて平面歪みの
みならず等2軸、単軸等に適用して複雑な形状を有する
被成形品のスプリングバック量を予測することが可能と
なる。
【0037】次に、以上のようにして求められたスプリ
ングバック量に応じて金型の寸法を補正し、前記金型に
基づいて板材をプレス成形して寸法精度が高い成形品を
得ることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る板材のプレス成形方法によ
れば、以下の効果が得られる。
【0039】すなわち、例えば、平面歪み、等2軸また
は単軸等の被成形品の成形部位の変形状態に応じて異な
る係数を用いてスプリングバック量を予測することがで
きる。
【0040】この結果、種々の複雑な形状を有する被成
形品のスプリングバック量を予測することが可能とな
り、前記スプリングバック量に基づいて金型の形状を補
正することにより、寸法精度が高い成形品を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】種々の変形状態を有するフレーム系部品の説明
図である。
【図2】等2軸、平面歪み、単軸等の変形状態の説明図
である。
【図3】テストモデルTに対して行われる球頭張り出し
テストの説明図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った縦断面図である。
【図5】テストモデルTの材質が鋼板(SPC)の場合
の最大主歪と最小主歪の測定結果を示す説明図である。
【図6】図5の測定結果における最大主歪とスプリング
バック量との関係を示す説明図である。
【図7】テストモデルTの材質別に最大主歪とスプリン
グバックとの関係を示す説明図である。
【図8】各材質別にスプリングバック量の最大歪方向と
最小歪方向とを比較した説明図である。
【図9】本発明の実施例に係る板材のプレス成形方法に
用いられる係数を示す説明図である。
【図10】スプリングバック量を予測するための概略工
程を示すフローチャートである。
【図11】図10に示す係数の実証例に用いられるフレ
ームの斜視図である。
【図12】図12Aは、A−A断面のパンチ肩に該当す
る部位の変形状態を示す説明図であり、図12Bは、前
記パンチ肩を示すA−A断面図である。
【図13】図13Aは、B−B断面のパンチ肩に該当す
る部位の変形状態を示す説明図であり、図13Bは、前
記パンチ肩を示すB−B断面図である。
【図14】平面歪みおよび等2軸とスプリングバック率
との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
10…フレーム系部品 12…等2軸歪
み状態 14…平面歪み状態 16…単軸歪み
状態 T…テストモデル P…測定ポイン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 学 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 江河 隆幸 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−104537(JP,A) 特開 昭61−199518(JP,A) 特開 平6−79374(JP,A) 特開 平5−138258(JP,A) 特開 平6−154912(JP,A) 特開 昭57−184654(JP,A) 特開 昭59−197320(JP,A) 特開 平6−106261(JP,A) 特開 平5−19838(JP,A) 特開 平5−138265(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 37/20 B21D 22/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型を介して板材を加圧し、前記板材を所
    望の形状にプレス成形する方法において、 簡易モデルを用いて変形状態である等2軸歪み状態、
    平面歪み状態または単軸歪み状態に応じた異なるスプリ
    ングバック係数を得る工程と、 被成形品の形状モデルのデータをコンピュータに入力し
    て成形シミュレーションを行い、有限要素法による成形
    解析によって形状モデルの成形部位に応じて、等2軸歪
    み状態、平面歪み状態または単軸歪み状態のいずれの
    形状態であるかを判定する工程と、 スプリングバック理論値(Δθ0)と、前記判定結果に
    よる変形状態に応じて適用されるスプリングバック係数
    とに基づいて、被成形品の成形部位に応じたスプリング
    バック量(Δθ)を予測する工程と、 前記予測されたスプリングバック量に基づいて金型の形
    状を補正し、前記金型によって板材を加圧する工程と、 を有することを特徴とする板材のプレス成形方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 スプリングバック係数は、変形状態である等2軸歪み状
    態、平面歪み状態または単軸歪み状態別に、それぞれ、
    球頭張り出し方法によって得られたことを特徴とする板
    材のプレス成形方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の方法において、 被成形品の材質および切断方向に応じて異なるスプリン
    グバック係数を用いることを特徴とする板材のプレス成
    形方法。
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