JP7264116B2 - プレス成形品の剛性評価方法、形状決定方法およびプレス成形品の製造方法 - Google Patents

プレス成形品の剛性評価方法、形状決定方法およびプレス成形品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7264116B2
JP7264116B2 JP2020094503A JP2020094503A JP7264116B2 JP 7264116 B2 JP7264116 B2 JP 7264116B2 JP 2020094503 A JP2020094503 A JP 2020094503A JP 2020094503 A JP2020094503 A JP 2020094503A JP 7264116 B2 JP7264116 B2 JP 7264116B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
rigidity
shape
formed product
displacement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020094503A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021186833A (ja
Inventor
祐太 仮屋▲崎▼
豊久 新宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2020094503A priority Critical patent/JP7264116B2/ja
Publication of JP2021186833A publication Critical patent/JP2021186833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7264116B2 publication Critical patent/JP7264116B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、プレス成形品のべこつきの有無を判定する剛性評価方法およびそれを用いたべこつきのないプレス成形品の形状決定方法およびプレス成形品に関するものである。
近年、エネルギー問題や地球環境問題を契機に、燃費の向上を目的とした自動車車体の軽量化の要求が高まる一方で、衝突時の乗員保護のため、衝突特性、例えば、車体剛性の向上に対する要求も年々高まっている。この相反する二つの要求に応えるため、高強度鋼板の適用拡大が進んでいる。高強度鋼板を適用することによって、板厚を大きくすることなく、自動車車体の強度、剛性や衝突時の吸収エネルギーを高めることができる。
しかしながら、一般に車体部品の加工に多用されているプレス成形においては、スプリングバックと呼ばれる形状凍結不良が問題となる。スプリングバックは、板状材料としての鋼板からプレス成形したプレス成形品を金型から離型した際に生じ、鋼板の材料強度の高まりに伴って大きくなる。スプリングバックは外観品質を損なうだけでなく組立て時の溶接不良の原因ともなるため、高強度鋼板の適用拡大には、スプリングバック対策が必要不可欠である。
スプリングバックの原因は、残留応力の不均一によって生じる曲げモーメントがプレス成形品の離型時に解放されることによる弾性回復である。このため従来から、スプリングバック対策として残留応力の不均一を緩和させる方法等が提案されている。
特許文献1では、伸びフランジ部にエンボスを配置し、縮みフランジ部に余肉ビードを配置した中間品を成形し、最終成形品の成形において、伸びフランジ部にはエンボスを潰すことで圧縮応力を与え、縮みフランジ部には余肉ビードによって引張応力を与えることで、プレス成形品の残留応力分布を平準化する技術が提案されている。
特許文献2では、製品形状での曲率半径よりも小さい曲率半径にプレス成形して中間部品を製造し、製造した中間部品を製品形状にプレス成形することで天板部とフランジ部の応力差により発生する曲げモーメントを低減し、キャンバーバックを抑制する技術が提案されている。
特許文献3では、プレス成形後の金属パネルの表面をNヶの領域に分割し、それぞれの領域において前記金属パネルの表面に圧子を押し付けて変位と荷重の関係を測定し、べこつきの発生分布およびべこつきの発生荷重分布を求めることができる金属パネルの張り剛性評価方法が提案されている。
特開2009-255117号公報 国際公開2017/149955号 特開2013- 29332号公報
残留応力を平準化させる方法として、特許文献1では伸びフランジ部にエンボスを形成するとともに縮みフランジ部に余肉ビードを形成する方法を提案しているが、本発明が主に対象としている低剛性部品は、低応力でもスプリングバックが生じるため、特定部分の応力を低減させても不十分な場合がある。また、特定部分の応力を低減させた結果生じる新たな応力状態で、別の形態のスプリングバックが生じるおそれがある。
特許文献2では、連続するハット形状が湾曲している場合を扱うが、本発明が主に対象としている低剛性部品は、成形深さが浅く、天板部の張出形状の有無により応力状態が大きく変わるため、特許文献2の技術のように一様の方法で応力低減を行うことはできない。
特許文献3では、パネルの一部がべこつく場合には有効であるが、外周全体を拘束して測定するため、べこつきがパネル全体のねじれやゆがみ、外周の一部のハネあげや落ち込みにつながる場合には有効に判定できない問題があった。また、精度よく測定するには測定点数が多くなってしまう問題もあった。
また、上記の技術および従来の対策技術により、スプリングバックを低減することができても、わずかなパネルのゆがみによりべこつきが発生する可能性がある。また、形状剛性が低い部品の場合はスプリングバックがゼロであってもべこつきが発生する可能性がある。そのため、べこつきを低減させるためには、従来のスプリングバック対策のみでは不十分であり、べこつきそのものの発生有無を評価し、部品の形状剛性を高め、べこつきが発生しない部品形状を決定する方法が必要である.
即ち、従来の技術の解決すべき課題を列記すると以下のようになる。
(1)べこつきそのものを評価する方法が必要であること。
(2)べこつきの評価と剛性向上をひとつのプロセスとして、同プロセスを複数回繰り返すことでべこつきの発生しない部品形状を決定する方法が必要であること。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、プレス成形品のべこつきの発生有無が判定可能な剛性評価方法を提案し、べこつきを発生させないプレス成形品の形状決定方法を提案するとともに、決定されたプレス成形形状を有するプレス成形品を提供することを目的としている。
上記課題を有利に解決する本発明のプレス成形品の剛性評価方法は、プレス成形した成形品の剛性を評価する方法であって、成形品の外周の2点および該2点で分割された前記外周の一方を拘束し、他方の外周の1点にプレス方向の変位を与え、変位を作用させた点の変位量と荷重の関係からべこつき発生有無を判断することを特徴としている。
また、本発明のプレス成形品の剛性評価方法は、プレス成形した成形品の剛性を評価する方法であって、CAE解析を用いて、成形品形状データの外周の2点および該2点で分割された前記外周の一方を拘束し、他方の外周の1点にプレス方向の変位を与え、変位を作用させた点の変位量と荷重の関係からべこつき発生有無を判断することを特徴としている。
また、本発明のプレス成形品の形状決定方法は、上記プレス成形品の剛性評価方法によりプレス成形品のべこつきの発生有無を判断する剛性評価工程と、剛性付加形状を付加したプレス成形品を設計する剛性向上対策工程と、を繰り返し適用し、べこつきのないプレス成形形状を決定することを特徴としている。
さらに、本発明のプレス成形品は、上記プレス成形品の形状決定方法によりプレス成形形状を決定し、プレス成形されたことを特徴としている。
本発明のプレス成形品の剛性評価方法によれば、成形品の外周の2点および該2点で分割された前記外周の一方を拘束し、他方の外周の1点にプレス方向の変位を与え、変位を作用させた点の変位量と荷重の関係からべこつき発生有無を判断することとしたので、プレス成形品のねじれやゆがみによるべこつきを精度よく判断できる。
また、本発明のプレス成形品の剛性評価方法によれば、CAE解析を用いて、成形品形状データの外周の2点および該2点で分割された前記外周の一方を拘束し、他方の外周の1点にプレス方向の変位を与え、変位を作用させた点の変位量と荷重の関係からべこつき発生有無を判断することとしてので、プレス成形することなく、事前にプレス成形品のべこつきを精度よく判断できる。
さらに、本発明のプレス成形品の剛性評価方法では、前記成形品または前記成形品形状データの外周の4隅のうち、3点を拘束し、他の1点に変位を与えることが好ましい。略四角形状の外周を有するプレス成形品では、簡便かつ効率的な剛性評価ができる。
また、本発明のプレス成形品の形状決定方法によれば、上記プレス成形品の剛性評価方法によりプレス成形品のべこつきの発生有無を判断する剛性評価工程と、剛性付加形状を付加したプレス成形品を設計する剛性向上対策工程と、を1回または2回以上繰り返し適用し、べこつきのないプレス成形形状を決定することとしたので、そのプレス成形品は、形状凍結性に優れ、他の部品との接合にあたって接合部のずれが少ない部品とすることが可能となり、たとえば、自動車の生産性向上に寄与することができる。
本発明の一実施形態にかかるべこつきのないプレス成形品の成形形状を決定する工程を示す概略フロー図である。 本発明を適用する前のプレス成形形状を模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる剛性評価のための測定点および拘束点を模式的に示す斜視図である。 図4の実施形態にかかる変位-荷重測定結果を示すグラフである。 本発明の一実施形態にかかる成形形状の決定方法により剛性付加形状を付加したプレス成形形状を模式的に示す斜視図である。 図5の実施形態にかかる変位-荷重測定結果を示すグラフである。 本発明の他の実施形態にかかる成形形状の決定方法により剛性付加形状を付加したプレス成形形状を模式的に示す斜視図である。
発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意検討した結果、プレス成形した成形品の外周の2点およびその2点で分割された成形品の外周の一方を拘束し、他方の外周の1点にプレス方向の変位を与え、変位を作用させた点の変位量と荷重の関係からプレス成形品の剛性を評価して、べこつき発生有無を判断することができることを見出した。また、べこつきが発生するプレス成形品については、剛性を向上させるビードや張出形状などからなる剛性付加形状を付加する剛性向上対策を施すことがべこつきの低減に有効であることを見出した。加えて、剛性評価と剛性向上対策を1回または2回以上繰り返し、べこつきのないプレス成形形状を決定できることを見出した。
本発明の一実施形態のプレス成形品の剛性評価方法は、成形品の外周の2点およびその2点で分割された成形品の外周の一方を支持し、または、拘束し、他方の外周の1点にプレス方向の荷重を与え、変位を作用させた点の変位量と荷重の関係を用いて剛性を評価し、べこつき発生有無を判断するものである。ここで、拘束点、支持点や変位点は、厳密に外周上に位置するものではなく、必要に応じて所定長さ、外周から内側に位置していてもよい。また、支持し、または、拘束する側の外周は、1点で支持し、または、拘束してもよいが、複数点や線状の支持・拘束方法であっても構わない。支持する場合には、変位点に荷重を与えた場合に、支持点が変位しないように支持する必要がある。また、プレス方向は、たとえば、平板部の板厚方向である。たとえば、プレス成形後の成形品の4隅のうち対角の2隅を完全拘束し、他の対角の一方を支持し、または、拘束し、残る1隅にプレス方向の正負2方向に荷重を加えていくことが好ましい。4隅の決め方は、四角形あるいは矩形形状およびそれらに近似できる形状の場合は、頂点相当部4カ所とすることができる。その他の多角形形状や複雑形状の場合には、部品外周の任意の2点を結ぶ対角線の両端点と、その対角線によって分割される一方の外周上の1点と、他方の外周上の1点と、を選ぶことが好ましい。ここで、外周を略1/2に分断する対角線を選び、分断された一方の外周を支持し、または、拘束し、他方の外周の1点を測定点(変位点)とすることができる。さらに、4隅と定めた点のうち、対角線の両端点以外の2点は、対角線に対し軸対称の位置にあることが好ましい。「外周を略1/2」とは、たとえば、対角線がプレス成形品の重心を通るように構成とすることができる。なお、4隅の決定に際して、たとえば、突起状の形状のような極端に剛性が低い場所は、変位を与えた際に、変位点近傍のみが変形するのを避けるため、周方向や内側にずらして測定することが好ましい。また、外周上の5点以上を用いることも可能であり、外周上であれば、4点以上を拘束しても構わない。拘束する外周上の範囲は、プレス成形品の形状にもよるが、線長で1/6以上2/3程度までとすることが好ましい。あまりに拘束する範囲を狭くしすぎたり、広くしすぎたりすると、成形品全体のねじれや外周のゆがみに基づくべこつきの評価精度が低くなってしまう。
本実施形態では、上記のようにして決定した4隅のうち、3点を拘束し、残る1点にプレス方向の正負2方向の2条件を評価するものとして、合計8条件の剛性評価を行う。この剛性評価は、実験により、または、CAE(computer aided engineering)解析により、対象位置の変位-荷重関係を調査する。
本実施形態で用いる成形品や成形品形状データは、正規寸法または正規寸法に準拠してプレス成形した成形品、もしくは正規寸法の形状データを用いることが好ましい。スプリングバック後の成形品の剛性を評価する場合には、スプリングバック後の成形品またはスプリングバック解析後の成形品データを用いることが好ましい。
以上のような条件で変位-荷重測定実験またはCAEによる弾性解析を実施し、変位測定点の変位-荷重関係を調査する。十分な剛性を有する成形品では、変位-荷重曲線が単調増加になる。一方、形状剛性が不十分でべこつきが発生する場合には、変位-荷重曲線が降下や停滞し、または振動し、単調増加とならない。これをもってべこつきの有無を判断する。なお、変位量は、少なくとも板厚の1.0倍以上とし、100mm程度までとすることが好ましく、通常プレスにおける下死点までとすることがより好ましい。測定する変位量が少なすぎるとべこつきが確認できず、多すぎると塑性変形を生じてしまうからである。
また、べこつきの有無の判断において、変位-荷重曲線に加えて、実験中の、または、CAEでの弾性解析中の成形品パネル全体のプレス方向への変位分布を用いることも有効である。画像解析や、レーザー測距、有限要素法での解析を利用できる。
次に、本発明の他の実施形態としてのプレス成形品の形状決定方法では、まず、上記実施形態に係るプレス成形品の剛性評価方法を用いてべこつきの発生有無を判断する(剛性評価工程)。次に、べこつきが発生していると判断された部位およびその周辺にビードや張出形状等の剛性付加形状を付加してプレス成形形状を設計する剛性向上対策を実施する(剛性向上対策工程)。この剛性評価工程と剛性向上対策工程とを1回または2回以上繰り返し適用し、べこつきが発生しないプレス成形形状を決定する。
また、本発明の他の実施形態としてのプレス成形品は、上記プレス成形品の形状決定方法でべこつきが発生しない形状を決定し、その形状をプレス成形して製造することで、形状凍結性に優れ、成形品の外周にねじれやゆがみが発生しにくい部品とすることができる。それゆえ、他の部品との接合にあたって、ずれの生じにくい高精度で効率的な接合を不具合なく実施することができる。たとえば、自動車の部品にこの実施形態を適用することで自動車の生産効率を高めることができる。
(実施例1)
実部品のAピラーロアインナーの成形に上記実施形態を適用し、CAEによる弾性解析による剛性評価を行った。概略長さ700mm×幅400mmの略矩形の部品である。材料は、980MPa級冷間圧延鋼板(ハイテン)で、板厚が0.9mmであり、機械特性は、降伏点(YP)が620MPa、引張強さ(TS)が1030MPa、伸び(El)が15%であった。
図1に適用した実施形態にかかるプレス成形品の形状決定方法を示す工程フローを示す。まず、プレス成形品の形状データを準備する(S10)。その形状データを用いて、CAEによる弾性解析により、変位-荷重曲線を求め(S11)、べこつきの有無を判断する(S12)剛性評価を行う(剛性評価工程)。べこつきが発生すると判断された場合には、剛性付加形状を付加して剛性向上対策を実施する(S13:剛性向上対策工程)。べこつきが発生しない形状となるまで、剛性評価工程と剛性向上対策工程を繰り返す。べこつきが発生しない形状をプレス成形の形状として決定する(S14)。
図2には、本実施例で用いるプレス成形品100の形状を斜視図で示す。長手方向右側の幅が大きい、略矩形形状となっており、手前側に断面Z形のステップ部12を有している。平板部11をXY面とし、長手方向を右側向きにX軸、幅方向をステップ部12から離れる方向にY軸と置き、平板部11に垂直でステップ部12を折り曲げた方向をZ軸の負とする座標系とする。以下に、同じ。
図3に本実施例で選択した4隅の位置を●印1、2、3、4で示す。上記実施形態に従い、4隅の内3点を拘束点とし、残り1点を変位-荷重測定点とする。たとえば、位置2および4を対角線の両端とし、位置3を成形品の外周13上の拘束点とし、位置1にZ軸上正負方向への荷重を与える。CAEによる弾性解析により、各点1、2、3、4の変位-荷重曲線を求め、図4に示す。図4では、変位を40mmまで解析した。荷重の最大値は140Nであった。図4の結果から、Z軸負の方向への変位では、2および3の位置の荷重が停滞しており、Z軸正の方向の変位では、1、2、3の位置の荷重が、停滞、下降または振動していることがわかる。
そこで、図5に示すように平板部11右側の広くなっている部分の中央より位置3に近い側に剛性付加形状としての張出形状14を設け、剛性向上対策後のプレス成形品101とした。そして、上記と同様の剛性評価を再度行った。各測定点1、2、3、4での変位-荷重曲線を求めて、図6に示す。上記と同様変位量は40mmまで解析した。荷重の最大値は140Nであった。図6から明らかなように剛性を向上させた図5の形状では、各測定点の変位-荷重曲線が単調増加となり、べこつきの発生が改善された。
(実施例2)
実施例1と同様の外形形状の成形品に、剛性付加形状として、ビード15を設け、剛性向上対策後のプレス成形品101とした。ビードの設計にあたって、位置2から位置4まで直線状の第1のビード15とし、位置3から第1のビードへの垂線を垂らすように第2のビード15を設け、反対側の外形線までビードを延長した。ただし、交差するビード15が重ならないように、位置3からの第2のビード15は第1のビード15に交差する前後で分断するようにした。
この剛性向上対策品も実施例1と同様、4隅の剛性評価結果、変位-荷重曲線が一様に増加するものとなった。
かくして本発明のプレス成形品の剛性評価方法は、べこつきによるパネルのねじれやゆがみを精度よく判断できるようになる。そして、本発明のプレス成形品の形状決定方法およびプレス成形品によれば、べこつきの発生を効率的に抑制することができる。本発明の技術は、形状剛性の低い平板状部品に適用して好適である。
100 プレス成形品
101 剛性向上対策後のプレス成形品
11 平板部
12 ステップ部
13 外周
14 張出部(剛性付加形状)
15 ビード(剛性付加形状)
1、2、3、4 測定点および拘束点(支持点)

Claims (6)

  1. プレス成形した成形品の剛性を評価する方法であって、成形品の外周の2点および該2点で分割された前記外周の一方を支持し、または、拘束し、他方の外周の1点にプレス方向の荷重を与え、変位を作用させた点の変位量と荷重の関係を用いて剛性を評価するにあたり、
    変位-荷重曲線が単調増加するか否かで形状剛性を判定することを特徴とするプレス成形品の剛性評価方法。
  2. プレス成形した成形品の剛性を評価する方法であって、CAE解析を用いて、成形品形状データの外周の2点および該2点で分割された前記外周の一方を支持し、または、拘束し、他方の外周の1点にプレス方向の荷重を与え、変位を作用させた点の変位量と荷重の関係を用いて剛性を評価するにあたり、
    変位-荷重曲線が単調増加するか否かで形状剛性を判定することを特徴とするプレス成形品の剛性評価方法。
  3. 前記成形品または前記成形品形状データの外周の4隅のうち、対角の2隅を拘束し、他の対角の一方を支持し、または、拘束し、他の1隅に変位を与えることを特徴とする請求項2に記載のプレス成形品の剛性評価方法。
  4. 前記変位量と前記荷重との関係からべこつき発生有無を判断することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のプレス成形品の剛性評価方法。
  5. 請求項4に記載のプレス成形品の剛性評価方法によりプレス成形品のべこつきの発生有無を判断する剛性評価工程と、剛性付加形状を付加したプレス成形品を設計する剛性向上対策工程と、を繰り返し適用し、べこつきのないプレス成形形状を決定することを特徴とするプレス成形品の形状決定方法。
  6. 請求項5に記載のプレス成形品の形状決定方法によりプレス成形形状を決定し、プレス成形することを特徴とするプレス成形品の製造方法
JP2020094503A 2020-05-29 2020-05-29 プレス成形品の剛性評価方法、形状決定方法およびプレス成形品の製造方法 Active JP7264116B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020094503A JP7264116B2 (ja) 2020-05-29 2020-05-29 プレス成形品の剛性評価方法、形状決定方法およびプレス成形品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020094503A JP7264116B2 (ja) 2020-05-29 2020-05-29 プレス成形品の剛性評価方法、形状決定方法およびプレス成形品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021186833A JP2021186833A (ja) 2021-12-13
JP7264116B2 true JP7264116B2 (ja) 2023-04-25

Family

ID=78850933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020094503A Active JP7264116B2 (ja) 2020-05-29 2020-05-29 プレス成形品の剛性評価方法、形状決定方法およびプレス成形品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7264116B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008247095A (ja) 2007-03-29 2008-10-16 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 自動車のエンジンフード
JP2009255117A (ja) 2008-04-15 2009-11-05 Nippon Steel Corp 形状凍結性に優れたプレス成形方法およびその装置
JP2012141385A (ja) 2010-12-28 2012-07-26 Jfe Steel Corp 液晶表示装置のバックライトシャーシ
JP2013029332A (ja) 2011-07-27 2013-02-07 Jfe Steel Corp 金属パネルの張り剛性評価方法
JP2014046336A (ja) 2012-08-31 2014-03-17 Jfe Steel Corp プレス成形品のスプリングバック抑制対策方法および解析装置
WO2014069518A1 (ja) 2012-11-05 2014-05-08 Jfeスチール株式会社 自動車用部品の外板パネルの動的張り剛性の測定方法および測定装置
JP2017105427A (ja) 2015-12-04 2017-06-15 株式会社神戸製鋼所 車両用フード
WO2017149955A1 (ja) 2016-03-01 2017-09-08 Jfeスチール株式会社 プレス成形品の製造方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008247095A (ja) 2007-03-29 2008-10-16 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 自動車のエンジンフード
JP2009255117A (ja) 2008-04-15 2009-11-05 Nippon Steel Corp 形状凍結性に優れたプレス成形方法およびその装置
JP2012141385A (ja) 2010-12-28 2012-07-26 Jfe Steel Corp 液晶表示装置のバックライトシャーシ
JP2013029332A (ja) 2011-07-27 2013-02-07 Jfe Steel Corp 金属パネルの張り剛性評価方法
JP2014046336A (ja) 2012-08-31 2014-03-17 Jfe Steel Corp プレス成形品のスプリングバック抑制対策方法および解析装置
WO2014069518A1 (ja) 2012-11-05 2014-05-08 Jfeスチール株式会社 自動車用部品の外板パネルの動的張り剛性の測定方法および測定装置
JP2017105427A (ja) 2015-12-04 2017-06-15 株式会社神戸製鋼所 車両用フード
WO2017149955A1 (ja) 2016-03-01 2017-09-08 Jfeスチール株式会社 プレス成形品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021186833A (ja) 2021-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101692658B1 (ko) 프레스 성형 방법
US10040112B2 (en) Method for forming press-formed parts with reduced springback
JP2003157299A (ja) 塑性加工における金型形状の最適化支援システム、方法、プログラム
KR20150042838A (ko) 프레스 성형품의 스프링백 억제 대책 방법 및 해석 장치
Lee et al. Study on design of progressive dies for manufacture of automobile structural member using DP980 advanced high strength steel
JP6515961B2 (ja) プレス成形品の製造方法
JP6354864B2 (ja) プレス成形品、並びにそのプレス成形品の製造方法及び製造設備列
JP7264116B2 (ja) プレス成形品の剛性評価方法、形状決定方法およびプレス成形品の製造方法
JP6202059B2 (ja) プレス成形方法
JP6702521B1 (ja) プレス成形方法、板状材料のブランク材、中間成形品、プレス成形品の製造方法およびプレス成形品
JPWO2019187863A1 (ja) プレス成形品の設計方法、プレス成形金型、プレス成形品およびプレス成形品の製造方法
JP7205520B2 (ja) プレス部品の製造方法及びプレス成形用の金属板
EP3747566A1 (en) Press molding method, rigidity-improved-position specifying method, press-molding system, and press-molded product
TWI530341B (zh) Compression molding method
JP7006666B2 (ja) プレス成形品の設計方法、プレス成形品およびプレス成形品の製造方法
Tobita et al. Development of Forming Technology to Reduce Dimensional Scattering of Automotive Parts with Cambers by Using Bauschinger Effect
WO2020144995A1 (ja) プレス成形方法、板状材料のブランク材、中間成形品、プレス成形品の製造方法およびプレス成形品
KR20160088923A (ko) 프레스 성형 방법, 및 프레스 성형 부품의 제조 방법
KR102599529B1 (ko) 복합 드로잉을 이용한 테일게이트 익스텐션 제조방법
JP6531931B1 (ja) プレス成形方法、剛性向上位置特定方法およびプレス成形システム
Boonsakul et al. A study of material grade changes of automotive rear body floors for cost reduction using finite element analysis
JP2022129137A (ja) ブランク、流動制御領域の設定方法、ブランクの設計方法及びブランクの製造方法
JP2021095013A (ja) 縮みフランジを有する部品
Özgen A Simplified Prediction Approach For Localized Unstable Springback Due To Oil Canning Effect
CN111757784A (zh) 冲压成型品的刚性提高方法、冲压成型模具、冲压成型品以及冲压成型品的制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7264116

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150