JPH1190405A - 生ゴミ処理機 - Google Patents

生ゴミ処理機

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JPH1190405A
JPH1190405A JP9274964A JP27496497A JPH1190405A JP H1190405 A JPH1190405 A JP H1190405A JP 9274964 A JP9274964 A JP 9274964A JP 27496497 A JP27496497 A JP 27496497A JP H1190405 A JPH1190405 A JP H1190405A
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JP
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blade
air supply
garbage
stirring blade
processing tank
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Kiyoshi Hirai
清詞 平井
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ゴミ処理機において、攪拌翼の駆動の小型
化を図り、且つ処理槽内の全域で生ゴミと微生物培養基
材の高い混合率を確保すること。 【解決手段】 生ゴミ処理機10において、攪拌翼13
が、処理槽11に横置き配置された翼回転軸21と、翼
回転軸21に固定された旋回アーム22A、22Bと、
旋回アーム22A、22Bに支持されて翼回転軸21回
りをらせん状に延びる翼本体23とからなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生ゴミ処理機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、生ゴミ処理機として、特開平5-22
1767号公報に記載のものがある。この従来技術は、微生
物培養基材を装填された処理槽に、攪拌翼を横置き配置
し、処理槽に投入される生ゴミを攪拌翼により微生物培
養基材に攪拌混合して発酵、分解せしめるものである。
また、この従来技術では、微生物培養基材を構成する微
生物の棲息のために必要とされる酸素を、処理槽に開口
する給気管により供給することとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。 生ゴミの攪拌抵抗に対する大きな攪拌動力を必要とし
ている。また、処理槽内の全域で生ゴミと微生物培養基
材とを高い混合率で攪拌混合することに困難がある。
【0004】給気管の給気孔を処理槽の槽内面に設け
たパンチメタルによって形成しているため、泥状の生ゴ
ミがパンチメタルに付着し、この付着物を攪拌翼が更に
パンチメタルに押し込み、結果として給気孔の目づまり
を生じ、給気の安定を損なう。また、攪拌翼の外周に連
れ回る骨等の固形物がパンチメタルの給気孔に引っ掛か
り、ひいては攪拌翼のスムースな回転を損なう。
【0005】本発明の課題は、生ゴミ処理機において、
攪拌翼の駆動の小型化を図り、且つ処理槽内の全域で生
ゴミと微生物培養基材の高い混合率を確保することにあ
る。
【0006】また、本発明の課題は、生ゴミ処理機にお
いて、給気管の目づまりを防止して給気の安定を図り、
且つ給気管の存在が攪拌翼のスムースな回転を損なうこ
とを防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、微生物培養基材を装填された処理槽に、攪拌翼を横
置き配置し、処理槽に投入される生ゴミを攪拌翼により
微生物培養基材に攪拌混合して発酵、分解せしめる生ゴ
ミ処理機において、攪拌翼が、処理槽に横置き配置され
た翼回転軸と、翼回転軸に固定された旋回アームと、旋
回アームに支持されて翼回転軸回りをらせん状に延びる
翼本体とからなり、攪拌翼の翼本体は、長尺状平板を処
理槽の槽内面に沿うらせん状にねじり成形してなるとと
もに、該平板の横断面で翼回転方向の下流側に向かう先
端面に鋭角状の切刃を備え、該平板の横断面で翼回転軸
に臨む内側面に切刃側から反切刃側に向けて次第に翼回
転軸側に近づく掻き上げ面を備えてなるようにしたもの
である。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の生ゴミ処理機において、処理槽内の微生物培養基材
に酸素を供給する給気管を有してなり、給気管は、処理
槽の槽壁体に穿設した取付孔に管本体を挿着し、管本体
の処理槽内に位置する端面を該給気管に対する攪拌翼の
進入側から退出側に向けて次第に翼回転軸側に近づく立
上り勾配状の立上り閉塞端面とし、管本体の処理槽内に
位置する側面で該給気管に対する攪拌翼の進入側から視
て立上り閉塞端面の背面側となる部分に給気孔を開口し
てなるようにしたものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記〜の
作用がある。 攪拌翼が横置き配置された翼回転軸回りにらせん状を
なすものであるから、攪拌翼は翼回転軸方向の一端側か
ら徐々に微生物培養基材に入り、攪拌翼の全体が同時に
微生物培養基材に入るものに比して攪拌抵抗が小にな
る。これにより、攪拌翼等の機械強度を低強度設計で
き、また攪拌動力の小型化を図ることができる。
【0010】攪拌翼が横置き配置された翼回転軸回り
にらせん状をなすものであるから、微生物培養基材は翼
回転方向だけでなく翼回転軸方向にも掻き押され、処理
槽内の全域において、それらの両方向で生ゴミと良く混
合されて混合率を向上できる。
【0011】攪拌翼の翼本体が鋭角状の切刃を持つか
ら、生ゴミを良く破壊し、攪拌抵抗の低減を図ることが
できる。
【0012】攪拌翼の翼本体が掻き上げ面を備えるか
ら、微生物培養基材をこの掻き上げ面で良く掻き上げ、
微生物培養基材と生ゴミとの混合率を向上できる。
【0013】請求項2に記載の本発明によれば下記、
の作用がある。 給気管の給気孔が攪拌翼の進入側から視て立上り閉塞
端面の背面側に開口されているから、攪拌翼に連れ回る
生ゴミがこの給気孔に付着して押し込まれることがな
い。即ち、給気孔への目づまりを生ずることがなく、給
気の安定を維持できる。
【0014】給気管の処理槽内に位置する端面が攪拌
翼の進入側から退出側に向けて立上り勾配状をなす立上
り閉塞端面になっているから、攪拌翼の外周に連れ回る
骨等の固形物が給気管の端部や給気孔に引っ掛かること
がなく、攪拌翼のスムースな回転を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は生ゴミ処理機と脱臭装置を
示す模式図、図2は生ゴミ処理機を示す模式図、図3は
処理槽の側断面図、図4は処理槽の正面断面図、図5は
攪拌翼の全体斜視図、図6は攪拌翼の要部側面図、図7
は給気管を示す模式図である。
【0016】(生ゴミ処理機10)生ゴミ処理機10
は、処理槽11の投入口11Aから、木質チップ、及び
土壌菌(カン菌、球菌等)を投入し、それらを混合した
微生物培養基材12により、同じく投入口11Aから投
入される生ゴミを発酵、分解、消滅させるものである。
【0017】生ゴミ処理機10は、処理槽11の内部の
中央部に微生物培養基材12と生ゴミとを良く攪拌混合
するための攪拌翼13を横置き配置し、処理槽11の内
部の底部に給気管14、加熱ヒータ15を横置き配置
し、処理槽11の内部の上部空間に排気管16を横置き
配置している。また、生ゴミ処理機10は、処理槽11
の内部に温度センサ17を配置し、微生物培養基材12
の温度を検出可能としている。尚、18は処理槽11の
内部の上部空間に横置き配置した自然給気管である。
【0018】ここで、微生物培養基材12は、土壌菌の
棲息のために適正な酸素、水分、温度等を必要とする。
そして、生ゴミ処理機10にあっては、酸素を給気管1
4の給気から、水分を生ゴミ中の含有水分から、温度を
微生物培養基材12の発酵、分解の反応熱からそれぞれ
微生物培養基材12に供給する。
【0019】尚、制御装置19は、温度センサ17の検
出温度が目標値(適正温度範囲)に一致することとなる
ように、電動モータ13Aによる攪拌翼13の単位時間
内に占める攪拌時間、給気ブロワ14A、14Bの給気
量、加熱ヒータ15の加熱量、排気ブロワ16Aの排気
量をそれぞれ制御することにて、微生物培養基材12の
反応熱発生量を調整可能としている。
【0020】即ち、生ゴミ処理機10にあっては、微生
物培養基材12により生ゴミを発酵、分解、消滅させ、
生ゴミを水と炭酸ガス等に分解して消滅せしめる。
【0021】(生ゴミ処理機10の攪拌翼13)攪拌翼
13は、図1〜図6に示す如く、処理槽11の内部に横
置き配置された翼回転軸21と、翼回転軸21の中央よ
り左側半部で該翼回転軸21に固定された一対の旋回ア
ーム22A、22Bとこれらの旋回アーム22A、22
Bに支持された翼本体23と、翼回転軸21の中央より
右側半部で該翼回転軸21に固定された一対の旋回アー
ム24A、24Bとこれらの旋回アーム24A、24B
に支持された翼本体25とからなる。
【0022】攪拌翼13の翼本体23、25は、図4、
図5に示す如く、翼回転軸21回りをらせん状に延び
る。このとき、翼本体23のらせん回転方向と翼本体2
5のらせん回転方向は互いに反対方向とされている。
【0023】攪拌翼13の翼本体23、25は、図4〜
図6に示す如く、長尺状平板26を処理槽11の槽内面
に沿うらせん状にねじり成形して形成されている。そし
て、翼本体23、25は、平板26の横断面で翼回転方
向の下流側に向かう先端面に鋭角状の切刃27(切刃角
θ1 )を備える。また、翼本体23、25は、平板26
の横断面で翼回転軸21に臨む内側面に切刃27の側か
ら切刃27の反対側に向けて次第に翼回転軸21の側に
近づく掻き上げ面28(掻き上げ角θ2 )を備える。
【0024】尚、攪拌翼13の旋回アーム22A、22
B、24A、24Bは、図4、図5に示す如く、横断面
3角状をなし、翼回転方向の下流側に臨む突起状部29
を備える。
【0025】ここで、生ゴミ処理機10において、微生
物培養基材12は処理槽11内で、通常、攪拌翼13の
翼回転軸21より上位、且つ翼本体23、25の回転軌
跡の最上部より下位にまで投入される(図1、図2)。
【0026】生ゴミ処理機10の攪拌翼13によれば、
以下の作用がある。 攪拌翼13が横置き配置された翼回転軸21回りにら
せん状をなすものであるから、攪拌翼13は翼回転軸2
1方向の一端側から徐々に微生物培養基材12に入り、
攪拌翼13の全体が同時に微生物培養基材12に入るも
のに比して攪拌抵抗が小になる。これにより、攪拌翼1
3等の機械強度を低強度設計でき、また攪拌動力の小型
化を図ることができる。
【0027】攪拌翼13が横置き配置された翼回転軸
21回りにらせん状をなすものであるから、微生物培養
基材12は翼回転方向だけでなく翼回転軸方向にも掻き
押され、処理槽11内の全域において、それらの両方向
で生ゴミと良く混合されて混合率を向上できる。尚、攪
拌翼13は、電動モータ13Aによる回転方向を正逆転
切換えすることができ、この正逆転切換えによれば攪拌
翼13による微生物培養基材12の掻き押し方向を翼回
転方向と翼回転軸方向のそれぞれで正逆 2方向に切換え
できる。
【0028】また、攪拌翼13は、左右の翼本体23、
25のらせん回転方向を互いに反対方向としているか
ら、両翼本体23、25により微生物培養基材12を処
理槽11の両側から中央に向けて掻き押し、或いは微生
物培養基材12を処理槽11の中央から両側に向けて掻
き押しできる。このとき、電動モータ13Aによる攪拌
翼13の回転方向を正逆切換えするものとすれば、微生
物培養基材12の掻き押し方向を処理槽11の両側から
中央へ、続いて中央から両側へと交互に切換えできる。
【0029】攪拌翼13の翼本体23、25が鋭角状
の切刃27を持つから、生ゴミを良く破壊し、攪拌抵抗
の低減を図ることができる。
【0030】攪拌翼13の翼本体23、25が掻き上
げ面28を備えるから、微生物培養基材12をこの掻き
上げ面28で良く掻き上げ、微生物培養基材12と生ゴ
ミとの混合率を向上できる。
【0031】攪拌翼13の3角断面状の旋回アーム2
2A、22B、24A、24Bが、翼回転方向の下流側
に臨む突起状部29を備えるから、旋回アーム22A、
22B、24A、24Bの突起状部29が生ゴミを良く
破壊し、微生物培養基材12との混合率を向上できる。
【0032】(生ゴミ処理機10の給気管14)給気管
14は、図3、図7に示す如く、処理槽11の槽壁体に
穿設した取付孔31に管本体32を挿着して溶接し、管
本体32の処理槽11内に位置する端面を立上り閉塞端
面33としている。立上り閉塞端面33は、管本体32
の開口に端板33Aを封着されて閉塞され、給気管14
に対する攪拌翼13の進入側から退出側に向けて次第に
翼回転軸21の側に近づく立上り勾配状をなすものとさ
れている。
【0033】給気管14は、管本体32の処理槽11内
に位置する側面で、給気管14に対する攪拌翼13の進
入側から視て立上り閉塞端面33の背面側となる部分に
給気孔34(本実施形態では 3位置)を開口している。
【0034】生ゴミ処理機10の給気管14によれば、
以下の作用がある。 給気管14の給気孔34が攪拌翼13の進入側から視
て立上り閉塞端面33の背面側に開口されているから、
攪拌翼13に連れ回る生ゴミがこの給気孔34に付着し
て押し込まれることがない。即ち、給気孔34への目づ
まりを生ずることがなく、給気の安定を維持できる。
【0035】給気管14の処理槽11内に位置する端
面が攪拌翼13の進入側から退出側に向けて立上り勾配
状をなす立上り閉塞端面33になっているから、攪拌翼
13の外周に連れ回る骨等の固形物が給気管14の端部
や給気孔34に引っ掛かることがなく、攪拌翼13のス
ムースな回転を図ることができる。
【0036】(脱臭装置40)生ゴミ処理機10は、脱
臭装置40を付帯的に備えている。脱臭装置40は、生
ゴミ処理機10の排気ブロワ16Aに接続された排気管
41を脱臭槽42に連通してある。本実施形態におい
て、脱臭槽42は、床置きされる。
【0037】脱臭装置40は、排気管41に接続した散
気管43を脱臭槽42の内部の底部寄りに設けてある。
散気管43は、 1本以上複数本を並置されてなるもので
あっても良い。散気管43は多数の散気孔43Aを備え
る。
【0038】脱臭装置40は、脱臭槽42の内部の散気
管43回りに木質細片44を充填し、脱臭槽42の上部
に通気口45を設けてある。
【0039】木質細片44は、自然界に棲む微生物菌を
繁殖させ、この微生物菌により生ゴミ処理機10で生じ
た排気中の悪臭成分を分解脱臭する。このとき、木質細
片44は、微生物菌が棲息するより良い条件をつくるた
め、多孔質化され、表面積と空隙率を増大せしめられ
る。
【0040】木質細片44としては、主成分をセルロー
ズ体65〜85%、リグニン体10〜25%、ペントザン体 5〜
10%、残部成分を水分とし、空隙率を75〜80%、表面積
を 1g(約30m2)、大きさを 0.5〜5mm とするものを好
適に用いることができる。例えば、木質細片44とし
て、三水工業(株)のホーラ剤(商品名)を採用でき
る。
【0041】ここで、木質細片44は、微生物菌の棲息
のために適正な酸素、水分、温度を必要とする。本実施
形態では、これらの酸素、水分、温度が生ゴミ処理機1
0からの排気とともに供給される。尚、脱臭装置40
は、微生物菌への酸素供給のための給気装置、水分供給
のための散水装置、適温制御のための加熱装置を脱臭槽
42に備えるものであっても良い。
【0042】尚、木質細片、セラミクス、多孔質プラス
チック等の多孔質材に棲息する微生物は、土壌、空気中
等に棲む微生物がそれらの多孔質材に自然に繁殖するの
を待って用いる他、例えば(株)ハーモニーケミカルの
エンビロザイム(商品名)の如くの微生物を人工的に添
加せしめられてなるものであっても良い。
【0043】ここで、脱臭装置40は、排気管41に新
気取入混合箱101を備えることができる。新気取入混
合箱101は、排気管41が生ゴミ処理機10から導く
排気(臭気)を外部空間に逃がすことのないように逆止
弁を介装された状態で、外部空間の新気を取入れるため
の新気導入管102を備える。新気取入混合箱101に
取入れられた新気は、生ゴミ処理機10からの排気に混
合されてその排気温度を下げ、その排気温度を脱臭装置
40の微生物菌の棲息適温に合致させるようにするもの
である。このとき、新気取入混合箱101に生じた結露
は、ドレン管103により脱臭槽42に導かれ、微生物
菌の棲息のために利用される。
【0044】脱臭装置40によれば、以下の作用があ
る。 悪臭は、排気管41を通って、脱臭槽42の内部の散
気管43から散気せしめられ、脱臭槽の内部の木質細片
44に接触する。木質細片44は、自然界に棲む微生物
菌を繁殖させており、この微生物菌により悪臭成分を分
解脱臭する。
【0045】木質細片44に棲息する微生物菌により
悪臭を分解脱臭するものであるため、木質細片44は悪
臭成分により飽和することなく長期安定的に性能維持す
る。また、悪臭中に多量の水分を含む場合にも、木質細
片44に棲息する微生物菌による上述の脱臭性能が停滞
することなく、長期安定的に性能維持する。
【0046】散気管43は脱臭槽42の底部寄りに設
けられるので、悪臭を脱臭槽42の底部〜上部の全域で
良く木質細片44に接触させ、悪臭を簡易に、確実に脱
臭できる。
【0047】生ゴミ処理機10に排気管41を介して
脱臭槽42を連通するだけの簡易な構成により、生ゴミ
処理機10で発生した悪臭を簡易且つ長期安定的に脱臭
できる。
【0048】生ゴミ処理機10が微生物培養基材12
を用いて生ゴミを発酵、分解、消滅せしめるものとする
ことにより、生ゴミは水と炭酸ガス等に分解して消滅す
るとともに、悪臭成分は上記により脱臭され、結果と
して生ゴミを完全処理できる。
【0049】従って、本実施形態の生ゴミ処理機10、
脱臭装置40は以下の如く動作する。 (1) 生ゴミが生ゴミ処理機10の処理槽11に投入され
る。生ゴミは、微生物培養基材12により発酵、分解、
消滅処理せしめられる。
【0050】(2) 生ゴミ処理機10で生じた悪臭が排気
ブロワ16Aにより排気され、排気管41を経て散気管
43から脱臭槽42に散気せしめられる。脱臭槽42に
散気せしめられた悪臭成分は、木質細片44の微生物菌
により分解脱臭せしめられる。
【0051】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、生ゴミ処
理機において、攪拌翼の駆動の小型化を図り、且つ処理
槽内の全域で生ゴミと微生物培養基材の高い混合率を確
保することができる。
【0053】また、本発明によれば、生ゴミ処理機にお
いて、給気管の目づまりを防止して給気の安定を図り、
且つ給気管の存在が攪拌翼のスムースな回転を損なうこ
とを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は生ゴミ処理機と脱臭装置を示す模式図で
ある。
【図2】図2は生ゴミ処理機を示す模式図である。
【図3】図3は処理槽の側断面図である。
【図4】図4は処理槽の正面断面図である。
【図5】図5は攪拌翼の全体斜視図である。
【図6】図6は攪拌翼の要部側面図である。
【図7】図7は給気管を示す模式図である。
【符号の説明】
10 生ゴミ処理機 11 処理槽 12 微生物培養基材 13 攪拌翼 14 給気管 21 翼回転軸 22A、22B、24A、24B 旋回アーム 23、25 翼本体 26 平板 27 切刃 28 掻き上げ面 31 取付孔 32 管本体 33 立上り閉塞端面 34 給気孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物培養基材を装填された処理槽に、
    攪拌翼を横置き配置し、処理槽に投入される生ゴミを攪
    拌翼により微生物培養基材に攪拌混合して発酵、分解せ
    しめる生ゴミ処理機において、 攪拌翼が、処理槽に横置き配置された翼回転軸と、翼回
    転軸に固定された旋回アームと、旋回アームに支持され
    て翼回転軸回りをらせん状に延びる翼本体とからなり、 攪拌翼の翼本体は、長尺状平板を処理槽の槽内面に沿う
    らせん状にねじり成形してなるとともに、該平板の横断
    面で翼回転方向の下流側に向かう先端面に鋭角状の切刃
    を備え、該平板の横断面で翼回転軸に臨む内側面に切刃
    側から反切刃側に向けて次第に翼回転軸側に近づく掻き
    上げ面を備えてなることを特徴とする生ゴミ処理機
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の生ゴミ処理機におい
    て、 処理槽内の微生物培養基材に酸素を供給する給気管を有
    してなり、 給気管は、処理槽の槽壁体に穿設した取付孔に管本体を
    挿着し、管本体の処理槽内に位置する端面を該給気管に
    対する攪拌翼の進入側から退出側に向けて次第に翼回転
    軸側に近づく立上り勾配状の立上り閉塞端面とし、管本
    体の処理槽内に位置する側面で該給気管に対する攪拌翼
    の進入側から視て立上り閉塞端面の背面側となる部分に
    給気孔を開口してなることを特徴とする生ゴミ処理機。
JP9274964A 1997-09-24 1997-09-24 生ゴミ処理機 Withdrawn JPH1190405A (ja)

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