JPH1189013A - 主幹制御器 - Google Patents

主幹制御器

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Publication number
JPH1189013A
JPH1189013A JP24646097A JP24646097A JPH1189013A JP H1189013 A JPH1189013 A JP H1189013A JP 24646097 A JP24646097 A JP 24646097A JP 24646097 A JP24646097 A JP 24646097A JP H1189013 A JPH1189013 A JP H1189013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip
handle lever
driver
lever
switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP24646097A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Takahashi
徹 高橋
Shozo Yamazaki
昭三 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Techno Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Techno Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Techno Engineering Co Ltd
Priority to JP24646097A priority Critical patent/JPH1189013A/ja
Publication of JPH1189013A publication Critical patent/JPH1189013A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リンク等を使用した従来技術よりも構造を簡単
にしつつも、グリップに組み込まれたデッドマン装置用
スイッチレバーと運転手の指の位置関係をハンドルレバ
ーの位置とは関係なく一定に保つという機能を実現し、
良好な操作感を得る。 【解決手段】ハンドルレバーとグリップを運転手左右方
向の軸に対して回転自由に接続する。この際、グリップ
の向きを一定に保つためのリンクもしくはタイミングベ
ルトは設けない。ただし、「非常ブレーキ」においては
グリップの向きが一定たとえば水平方向になるよう、グ
リップ回転戻しばねおよび回転ストッパを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄道車両主幹制御器
に係り、特にハンドルレバーの回転操作角にかかわりな
くグリップの車両床面に対する角度を一定とすることに
より、操作者の手首の疲労を軽減しつつ、良好なる操作
感を提供するに好適な主幹制御器に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両においては、モータあるいはエ
ンジンなどの原動機を走行用原動力とし、この原動機を
制御するために制御装置を有する。ただし、一般的に制
御装置は運転席から遠く離れたところにあると共に、編
成中は複数の制御装置があることが多いため、制御装置
に制御指令信号を与えるための装置すなわち主幹制御器
を運転席に設置し、操作者すなわち運転手がこれを操作
するようにしてあるのが普通である。
【0003】この主幹制御器は、運転手が操作するハン
ドルレバーの回転軸の方向により、縦軸形主幹制御器と
横軸形主幹制御器に大別される。このうち本発明に関係
するのは横軸形主幹制御器であり、これはその名の通
り、ハンドルレバーの回転軸が運転手に対して左右水平
方向に位置するものである。運転手は、運転手前面にあ
る操作卓から鉛直上方に突出したハンドルレバーの上部
に左右水平方向に取り付けられた棒状のグリップを片手
もしくは両手で握り、前後させることにより、ハンドル
レバーの回転角を変化させる。この回転角に応じて操作
卓に内蔵された指令部から制御指令信号が出力され、こ
れに従って制御装置が作動することにより原動機が制御
される。なお、運転手が操作・指令できる位置の一例を
示すと、「非常ブレーキ」,「ブレーキ7ノッチ」…「ブ
レーキ1ノッチ」,「OFF」,「力行1ノッチ」…「力行
4ノッチ」などである。
【0004】さて、多くの場合、この横軸形主幹制御器
のグリップには、デッドマン装置用のスイッチレバーが
内蔵されている。デッドマン装置とは、列車運行中に運
転手が急病等により運転不能な状況に陥った場合に、運
転手の主幹制御器グリップを握る力が低下することを利
用してそれを検出し、当該列車停止等の保護動作をさせ
る装置のことである。具体的には、グリップもしくはハ
ンドルレバー上部にスイッチを内蔵し、グリップに設け
たスイッチレバーをグリップと共に握ることによりスイ
ッチをオン・オフさせ、この状態により保護動作をさせ
るようになっている。
【0005】ここで、ハンドルレバーとグリップが固定
されていた場合、ハンドルレバーを操作・回転させるに
従い、グリップおよびデッドマン装置用スイッチレバー
はハンドルレバーに伴って回転する。そのため、運転手
の指とデッドマン装置用スイッチレバーの位置関係が変
化し、操作感が良好とは言えないという問題があった。
【0006】この解決策のひとつとして、特願昭53−16
7003号公報に記載されているように、ハンドルレバーと
グリップを運転手左右方向の軸に対して回転自由に接続
すると共に、リンクもしくはタイミングベルト等を設け
ることにより、ハンドルレバーの位置に関係なく、グリ
ップが常に一定方向たとえば水平方向を向くようにする
という手法がある。この手法によれば、グリップに組み
込まれたデッドマン装置用スイッチレバーと運転手の指
の位置関係はハンドルレバーの位置とは関係なく一定と
なり、操作感は良好となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来技術に
おいては、操作卓に内蔵された指令部に運転手の操作を
伝達するためのハンドルレバーの他に、この伝達機能を
持たないリンクもしくはタイミングベルトを、グリップ
を常に一定方向に保つためだけに設ける必要がある。そ
のため、主幹制御器全体として、部品点数の増加、それ
に伴う回転軸受部の増加,装置の大型化、ひいてはこれ
らの部分の故障の可能性の増大、その故障を防止するた
めの保守点検工数の増加、さらにこれらに起因する製作
・保守のコスト増大という問題があった。
【0008】本発明の目的は、構造を上記従来技術より
も簡単にしつつも、グリップに組み込まれたデッドマン
装置用スイッチレバーと運転手の指の位置関係をハンド
ルレバーの位置とは関係なく一定に保つことにより良好
な操作感を得るという点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ハンドルレ
バーとグリップを運転手左右方向の軸に対して回転自由
に接続すれば達成される。この際、グリップの向きを一
定に保つためのリンクもしくはタイミングベルトは設け
ない。ただし、「非常ブレーキ」においてはグリップの
向きが一定たとえば水平方向になるよう、グリップ回転
戻しばねおよび回転ストッパを設ける。
【0010】即ち、前記した手段によれば、まず「非常
ブレーキ」においてはグリップ回転戻しばねおよび回転
ストッパによりグリップは水平方向に保持されているか
ら、運転手は良好な握り感覚を得ることができる。次
に、他の位置たとえば「力行4ノッチ」まで操作した場
合、グリップはハンドルレバーに対して回転自由に取り
付けられており、かつ運転手の手で握られているため、
グリップはハンドルレバーに対して回転することによ
り、運転手の指とグリップの位置関係は変わることはな
く、やはり良好な握り感覚すなわち良好な操作感を得る
ことができる。
【0011】なお、ハンドルレバーが「非常ブレーキ」
以外の位置にある状態で運転手がグリップから手を離し
た場合、グリップはグリップ回転戻しばねの作用により
水平方向ではなくなる。すなわち「非常ブレーキ」にお
けるハンドルレバーとグリップの相対位置関係と同一に
なるが、運転手は通常操作時、「非常ブレーキ」以外で
はデッドマン装置が作動しないようにするためにグリッ
プを握ったままであるので、問題は生じない。もちろ
ん、「非常ブレーキ」以外の位置でいったん手を離した
のちにもう一度握り直すことは可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を述べる。
【0013】図1は、主幹制御器を上方から見た図であ
る。ハンドルレバー1の一端は、操作卓内に設置された
指令部2に接続されている。そのため、ハンドルレバー
1を回転・操作させることにより、その位置に応じて指
令部2から制御指令信号が出力される。本実施例におい
てハンドルレバー1のとりうる位置は、「非常ブレー
キ」,「ブレーキ7ノッチ」…「ブレーキ1ノッチ」,「O
FF」,「力行1ノッチ」…「力行4ノッチ」の順に、計
13か所である。ただし「非常ブレーキ」および「力行
4ノッチ」以外は省略してある。
【0014】ハンドルレバー1の他端には左右2つのグ
リップ3が回転自由に取り付けられている。なお、本実
施例においてはグリップ3のハンドルレバー1寄りにつ
ば4を設けてある。これはハンドルレバー1に対してグ
リップ3が相対的に回転するため、その際に運転手の手
を保護するためのものである。もちろんこのつば4がな
くても、本発明は成立しうる。
【0015】グリップ3の内部にはデッドマン装置用ス
イッチ5が取り付けられており、グリップ3と共にスイ
ッチレバー6を握ることにより、スイッチレバー6がピ
ン7を中心として回転し、デッドマン装置用スイッチ5
が動作する。このデッドマン装置用スイッチ5のオン・
オフにより、運転手が運転不能な状況に陥っていないか
どうかを検出することができる。
【0016】ハンドルレバー1にはハンドルレバー側突
起8が、グリップ3にはグリップ側突起9が設けられて
おり、その間にねじりばね10がはめ込まれている。こ
れらにより、グリップ3は常に「非常ブレーキ」におけ
る位置に戻ろうとしている。図2は図1を横から見た図
であり、ハンドルレバー1の下半分および指令部2が操
作卓上面11より下側、すなわち操作卓内に設置されて
いる。前記の通り、本実施例においては「非常ブレー
キ」,「ブレーキ7ノッチ」…「ブレーキ1ノッチ」,「O
FF」,「力行1ノッチ」…「力行4ノッチ」の計13か
所があるが、本図においては「非常ブレーキ」および
「力行4ノッチ」の2つの位置のみ記してある。運転手
の操作によりハンドルレバー1はこれら13か所のうち
任意の位置に回転させることができる。
【0017】図3は、図1の断面A−A線を示したもの
である。左右2つのグリップ3は軸12により連結され
ており、一体となって回転する。この軸12には突起1
3が設けられており、ハンドルレバー1の内部に構成さ
れた扇形空間14内部を移動できるようになっている。
同図よりわかるように、「非常ブレーキ」と「力行4ノ
ッチ」で突起13が扇形空間14に構成された内面スト
ッパに当たるようになっている。これにより、グリップ
3のハンドルレバー1に対する回転自由範囲を限定され
ることになる。特に「非常ブレーキ」において、グリッ
プ3が戻りすぎないようにするため、これらのストッパ
機構が設けられている。
【0018】図4は、図1の断面B−B線を示したもの
である。ハンドルレバー1に取り付けられたハンドルレ
バー側突起8とグリップ3に取り付けられたグリップ側
突起9との間に、ねじりばね10が初期圧縮トルクを受
けた状態で取り付けられている。このねじりばね10の
作用により、グリップ側突起9およびグリップ3は常に
「非常ブレーキ」位置に戻ろうとしている。
【0019】図2〜図4において「非常ブレーキ」「力
行4ノッチ」いずれの位置においてもグリップ3および
スイッチレバー6の方向が操作卓上面11と平行すなわ
ち水平になっているが、これは運転手の手が前後方向に
移動するのみで、ハンドルレバー1の角度とは関係なし
にほぼ一定であるためである。つまり、「非常ブレー
キ」以外の位置においては、運転手の手の力にねじりば
ね10の戻しトルクが負けるためにグリップ3およびス
イッチレバー6がハンドルレバー1に対して相対的に回
転しているのである。よって、もし「非常ブレーキ」以
外の位置において運転手がグリップ3から手を離したと
すると、ねじりばね10の作用によりハンドルレバー1
とグリップ3の位置関係は、「非常ブレーキ」に記した
状態に戻る。ただし、突起13が扇形空間14内面に当
たって止まるため、「非常ブレーキ」に記した状態よりグ
リップ3が回転しすぎることはない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、構造を上記従来技術よ
りも簡単にしつつも、グリップに組み込まれたデッドマ
ン装置用スイッチレバーと運転手の指の位置関係をハン
ドルレバーの位置とは関係なく一定に保つという機能を
実現し、良好な操作感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の主幹制御器を上方から見た図である。
【図2】図1を横から見た図である。
【図3】図1の断面A−A線断面図である。
【図4】図1の断面B−B線断面図である。
【符号の説明】 1…ハンドルレバー、2…指令部、3…グリップ、4…
つば、5…デッドマン装置用スイッチ、6…スイッチレ
バー、7…ピン、8…ハンドルレバー側突起、9…グリ
ップ側突起、10…ねじりばね、11…操作卓上面、1
2…軸、13…突起、14…扇形空間。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作者に対して左右水平方向の回転軸を一
    端に有し、かつグリップを他端に有する棒状のハンドル
    レバーと、操作者が手で握るために当該操作者左右水平
    方向に長い棒状のグリップから成り、このハンドルレバ
    ーとグリップが操作者左右方向の軸に関して回転自由に
    組み合わされ、なおかつグリップにはハンドルレバーの
    位置にかかわりなくグリップの向きを常時一定に保つこ
    とを目的とする機構が備えられていないことを特徴とす
    る主幹制御器。
  2. 【請求項2】上記第1項において、外部から操作力が加
    えられない状態において、グリップとハンドルレバーの
    相対位置関係が常に一定に保たれることを特徴とする主
    幹制御器。
JP24646097A 1997-09-11 1997-09-11 主幹制御器 Pending JPH1189013A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24646097A JPH1189013A (ja) 1997-09-11 1997-09-11 主幹制御器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24646097A JPH1189013A (ja) 1997-09-11 1997-09-11 主幹制御器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1189013A true JPH1189013A (ja) 1999-03-30

Family

ID=17148765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24646097A Pending JPH1189013A (ja) 1997-09-11 1997-09-11 主幹制御器

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JP (1) JPH1189013A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101111892B1 (ko) 2009-12-22 2012-02-29 주식회사 우진기전 전동차의 주간제어기 잠금장치
JP2012186886A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Toyo Electric Mfg Co Ltd 鉄道車両用主幹制御器
JP2016111804A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 東洋電機製造株式会社 鉄道車両用の主幹制御器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101111892B1 (ko) 2009-12-22 2012-02-29 주식회사 우진기전 전동차의 주간제어기 잠금장치
JP2012186886A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Toyo Electric Mfg Co Ltd 鉄道車両用主幹制御器
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