JPH1188942A - 無線通信装置およびこれを用いた通信システム - Google Patents

無線通信装置およびこれを用いた通信システム

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JPH1188942A
JPH1188942A JP9242631A JP24263197A JPH1188942A JP H1188942 A JPH1188942 A JP H1188942A JP 9242631 A JP9242631 A JP 9242631A JP 24263197 A JP24263197 A JP 24263197A JP H1188942 A JPH1188942 A JP H1188942A
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station
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transmission
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time
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JP9242631A
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Tatsuya Mabuchi
達也 馬渕
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 子局のみでタイムスロットの割り当て制御を
行うことを可能とする無線通信装置およびこれを用いた
通信システムを得ること。 【解決手段】 この装置は、送受信局としてタイムスロ
ットを用いてTDMA通信方式によりデータの送受信を
行う無線通信装置である。本装置には、他局から送信さ
れたフレーム信号を受信する受信部101と、フレーム
信号の受信部における到着時刻を検出する到着時刻検出
部104と、フレーム信号を制御情報と主情報を担う実
データとに分離する分離部102と、制御情報から送信
元の局のアドレス情報を検出するアドレス検出部106
と、送信元の局のアドレス情報と自局アドレス情報と到
着時刻とに基づいて自局の送信タイムスロットを割り当
てる送信スロット割り当て部103と、割り当てられた
自局の送信タイムスロットにおいて自局からのフレーム
信号を送信する送信部105とが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、時分割多重アク
セス(Time Division Multiple Access :TDMA)通
信方式に準じた無線通信装置およびこれを送受信局とし
て用いた通信システムに関し、特に、各局への送受信タ
イムスロットを固定せずに通信動作をなす無線通信装置
および通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、かかる時分割多重アクセス通
信方式における時系列上のタイムスロットの区分を示し
ており、図12は、これらタイムスロットを利用して時
分割多重アクセス通信方式により通信を行う場合の従来
の通信システム全体の形態を模式的に示している。ここ
で、この通信システム内には1つの中央制御局とA局か
らD局までの4つの子局が存在しているものとし、A局
とB局とが互いに通信を行っている一方で、C局とD局
とにおいても互いに通信が行われているものとする。
【0003】例えば、タイムスロットT1にて中央制御
局からポーリングされたA局は、B局に対しデータを送
信し、タイムスロットT2にて中央制御局からポーリン
グされた同B局からデータを受信する。また、タイムス
ロットT3にて中央制御局からポーリングされたC局
は、D局に対しデータを送信し、タイムスロットT4に
て中央制御局からポーリングされた同D局からデータを
受信する。
【0004】このように、従来の無線通信システムにお
いては、送受信の際に各局が使用するタイムスロットが
固定されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常、特定の無線局間
で常にデータを送受信し続けることは極めて希である。
にもかかわらず上述した従来の無線通信システムにおい
ては、送受信の際に各局が使用するタイムスロットが固
定されており、データを送受信しない間は、かかる送受
信のない局に割り当てられたタイムスロットが有効に利
用されない、という問題点があった。
【0006】また、中央制御局よりポーリングが行われ
ることによって子局に対するタイムスロットの割り当て
を制御していたため、ひとたび子局が移動し、中央制御
局と当該子局との間に電波伝搬上の障害物等が存在する
などして、中央制御局からポーリング不可能な位置に子
局が移動した場合は、中央制御局からのポーリングが不
可能となってしまうので、タイムスロットの割り当て制
御ができなくなってしまう、という問題点があった。
【0007】この発明は、上述した各問題に鑑みてなさ
れたものであり、中央制御局による制御を伴うことなく
子局のみでタイムスロットの割り当て制御を行うことを
可能とする無線通信装置およびこれを用いた通信システ
ムを得ることを目的としている。
【0008】この発明の他の目的は、各局において当該
通信システム内に存在する他の局を検出する手段を設け
ることにより、相手局が電波の届かない場所へ移動した
場合でもタイムスロットの割り当て制御を可能とする無
線通信装置およびこれを用いた通信システムを得ること
である。
【0009】この発明のさらに他の目的は、検出された
当該通信システム内に存在する他局のアドレス情報に基
づいて随時空きタイムスロットを検出し、この検出され
た空きタイムスロットを、ある一定若しくは所定の確率
で利用することによって不具合なく効率よく通信を行う
ことを可能とする無線通信装置およびこれを用いた通信
システムを得ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る無線通信装置は、送受信局として、
タイムスロットを用いて時分割多重アクセス通信方式に
よりデータの送受信を行う無線通信装置であって、他局
から送信されたフレーム信号を受信する受信手段と、前
記フレーム信号の前記受信手段における到着時刻を検出
する到着時刻検出手段と、前記フレーム信号を制御情報
と主情報を担う実データとに分離する分離手段と、前記
制御情報から送信元の局のアドレス情報を検出する送信
元アドレス検出手段と、前記送信元の局のアドレス情報
と自局アドレス情報と前記到着時刻とに基づいて自局の
送信タイムスロットを割り当てる送信スロット割り当て
手段と、前記送信スロット割り当て手段によって割り当
てられた自局の送信タイムスロットにおいて自局からの
フレーム信号の送信を行う送信手段と、を有するもので
ある。
【0011】つぎの発明に係る無線通信装置は、前記送
信スロット割り当て手段は、前記送信元の局のアドレス
情報と前記自局アドレス情報との差異を算出しその算出
結果を参酌して前記時局の送信タイムスロットを検出す
るものである。
【0012】つぎの発明に係る無線通信装置は、送受信
局として、タイムスロットを用いて時分割多重アクセス
通信方式によりデータの送受信を行う無線通信装置であ
って、他局から送信され、主情報を担う実データと当該
他局によって認識された通信システム内に存在する局の
アドレス情報を含む制御情報とが少なくとも配されるデ
ータ構造を有するフレーム信号を受信する受信手段と、
前記フレーム信号を前記制御情報と前記実データとに分
離する分離手段と、前記制御情報から前記アドレス情報
を通信システム内局アドレス情報として検出するアドレ
ス検出手段と、前記アドレス検出手段によって検出され
た前記通信システム内局アドレス情報を記憶する記憶手
段と、前記記憶手段に記憶された通信システム内局アド
レス情報と送信すべき実データとを少なくとも含むフレ
ーム信号を生成し送信する送信手段と、を有するもので
ある。
【0013】つぎの発明に係る無線通信装置は、前記フ
レーム信号の前記受信手段における到着時刻を検出する
到着時刻検出手段と、前記制御情報から送信元の局のア
ドレス情報を検出する送信元アドレス検出手段と、前記
送信元の局のアドレス情報と自局アドレス情報と前記到
着時刻とに基づいて自局の送信タイムスロットを割り当
てる送信スロット割り当て手段とをさらに有するもので
ある。
【0014】つぎの発明に係る無線通信装置は、送受信
局として、タイムスロットを用いて時分割多重アクセス
通信方式によりデータの送受信を行う無線通信装置であ
って、他局から送信され、主情報を担う実データと当該
他局が通信可能な局のアドレス情報を含む制御情報とが
少なくとも配されるデータ構造を有するフレーム信号を
受信する受信手段と、前記フレーム信号を前記制御情報
と前記実データとに分離する分離手段と、前記制御情報
から当該フレーム信号を送信した局のアドレス情報を第
1アドレス情報として検出する第1アドレス検出手段
と、前記第1アドレス情報を記憶する第1記憶手段と、
前記制御情報から前記他局が通信可能な局のアドレス情
報を第2アドレス情報として検出する第2アドレス検出
手段と、前記第2アドレス情報を記憶する第2記憶手段
と、前記第1アドレス情報および前記第2アドレス情報
に基づいてこれら両アドレス情報の局以外の当該通信シ
ステム内に存在する局を認識し当該局のアドレス情報を
第3アドレス情報として検出する第3アドレス検出手段
と、前記第1記憶手段に記憶された第1アドレス情報と
送信すべき実データとを含むフレーム信号を生成し送信
する送信手段と、を有するものである。
【0015】つぎの発明に係る無線通信装置は、前記フ
レーム信号の前記受信手段における到着時刻を検出する
到着時刻検出手段と、自局アドレス情報と前記到着時刻
と前記第3アドレス検出手段によって検出された第3ア
ドレス情報とよって空きタイムスロットを検出する送信
スロット割り当て手段と、をさらに有し、前記送信スロ
ット割り当て手段は、自局アドレス情報と前記到着時刻
と前記第1アドレス検出手段により検出された第1アド
レス情報とにより自局の送信タイムスロットを検出した
場合に当該送信タイムスロットを前記送信手段に割り当
てるとともに、自局アドレス情報と前記到着時刻と前記
第3アドレス検出手段によって検出された第3アドレス
情報とによって空きタイムスロットが検出され、かつ送
信指令が発せられた場合に当該空きタイムスロットを送
信タイムスロットとして前記送信手段に割り当てるもの
である。
【0016】つぎの発明に係る無線通信装置は、前記送
信指令は、前記空きタイムスロットが検出された場合に
100パーセント未満の所定の頻度で発せられるもので
ある。
【0017】つぎの発明に係る通信システムは、上記の
いずれか一つに記載の無線通信装置を送受信局として用
いた通信システムであって、1の送受信局から送信され
たフレーム信号を他の送受信局が受信する場合におい
て、前記他の送受信局は、当該局が通信可能な局のアド
レス情報と当該局が受信したフレーム信号に含まれる前
記第1アドレス情報とに基づいて空きタイムスロットを
検出し、この検出された空きタイムスロットを所定の確
率で用いてデータ送信を行うものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいてこの発明に
係る無線通信装置およびこれを用いた通信システムの実
施の形態を詳細に説明する。
【0019】実施の形態1.図1は、この発明に係る実
施の形態1による無線通信装置の概略的構成を示してい
る。伝送信号の送受信に際してのタイムスロットに配さ
れるべき所定の単位であるフレーム信号(以下、単にフ
レームと称する)は、図2に示されるように、送受信さ
れるべき音声などの主たる情報を担う実データと、この
実データの付帯情報としての送信先アドレス情報および
送信元アドレス情報を含む制御情報とによって構成され
るようになっている。
【0020】このフレームは、当該無線通信装置のフロ
ントエンドを形成する受信部101によって受信され
る。受信されたフレームは、フレーム分離部102に供
給され、ここで受信された実データと送信元アドレス情
報を含む制御情報とに分離される。フレーム分離部10
2により分離された受信(実)データは、図示せぬ後段
のデータ処理および情報再生部を経てアナログ信号に変
換され最終的に当該データに応じた情報再生(例えば音
響出力)がなされることとなる。
【0021】フレーム分離部102により分離された制
御情報は、送信元アドレス検出部106に供給され、こ
こで受信フレームを送信した局のアドレスが送信元アド
レスとして検出される。
【0022】また、受信部101により受信されたフレ
ームは、受信時刻検出部104にも供給され、ここで当
該受信フレームの受信部101における到着時刻が検出
される。検出された受信到着時刻と、送信元アドレス検
出部106により検出された送信元アドレス情報と、自
局アドレス記憶部110に記憶されている自局アドレス
情報とから、送信スロット割り当て部103によって自
局の送信タイムスロットが検出される。
【0023】一方、図示せぬデータ生成部(例えば音声
をマイクロホンによって電気信号に変換しこの信号をD
/A変換およびコーディングして送信データを生成する
系)からは、かかる音声などの主情報を担う実データを
含む送信データが送信部105に転送される。送信部1
05は、送信スロット割り当て部103によって検出さ
れた送信タイムスロットにおいて、転送された送信デー
タに基づき、図2に示されるような、実データと送信先
アドレス情報および送信元アドレス情報を含む制御情報
とによって構成される送信フレームを構成する。かかる
送信フレームは、図示せぬ電力増幅器および送信アンテ
ナ等を経て送信部105から他局へと送信される。
【0024】ここで、通信システム内に、例えばA局、
B局、C局およびD局の4つが存在し、各局の送信スロ
ットの占有時間がt時間とすると、通信システム内のタ
イムスロット系列の構成を図3の如く示すことができ
る。タイムスロットTAはA局の送信時間帯として、タ
イムスロットTBはB局の送信時間帯として、タイムス
ロットTCはC局の送信時間帯として、タイムスロット
TBはB局の送信時間帯としてそれぞれ使用される。
【0025】以下では、A局が送信したフレームをC局
が受信した場合の態様を代表例として説明する。
【0026】A局から送信されたフレームは、C局にお
いて図1に示される受信部101により受信される。こ
のC局の受信部101において受信されたフレームは、
同じく図1に示されるフレーム分離部102によって、
受信された実データと送信元アドレス情報を含む制御情
報とに分離される。フレーム分離部102により分離さ
れた制御情報からは、図1に示される送信元アドレス検
出部106によって、送信元アドレス情報が検出され
る。これにより、今受信したフレームの送信元がA局で
あることが判明することとなる。
【0027】また、C局においては、図1に示される受
信時刻検出部104によって、A局からの送信フレーム
を受信した時刻が同じく図1に示される送信スロット割
り当て部103に送られる。
【0028】本例における通信システムのタイムスロッ
ト系列の構成は図3の如くである。したがって、C局の
送信スロット割り当て部103は、A局からの受信フレ
ーム全てを受信完了した時点TAeからt時間経過後の時
点TCsにおいて割り当てるべきタイムスロットの先頭を
検知し、送信部105は、この情報を得て当該タイムス
ロット内においてC局からA局への送信フレームの送信
を開始することとなる。
【0029】故に、子局としての無線通信装置自らが送
信タイムスロットの割り当てを行うので、通信システム
内には、スロット割り当て制御を行うための従来必須と
されていた中央制御局を不要とすることができる。ま
た、通信システム内において、送信するべきデータを持
たない局が存在しても、各局は自局の送信タイムスロッ
トを検出し、当該検出タイムスロットにおいてデータを
送信することが可能となる。
【0030】実施の形態2.図4は、この発明に係る一
実施の形態による無線通信装置それぞれにおいて送受信
されるべき送受信フレームの構成の一例を示している。
【0031】このフレーム構成においても、先の図2に
示した送信元アドレスおよび送信先アドレス並びに実デ
ータが配されるが、図2のものと異なるのは送受信フレ
ーム内の通信システム内局アドレス情報が配されている
点である。このシステム内局アドレス情報として、当該
フレームの送信元の局が知り得る局であって、通信シス
テム内において存在する(通信可能となっている)局の
アドレス情報が格納される。
【0032】図5は、この発明に係る一実施の形態によ
る無線通信装置の概略的構成を示している。図5におい
て、受信部201、フレーム分離部202、受信時刻検
出部203、送信元アドレス検出部204、送信スロッ
ト割り当て部205、自局アドレス記憶部210につい
ては、先述したこの発明に関する無線通信装置(図1参
照)のものとそれぞれ同等であるのでこれらの詳細な説
明は省略する。
【0033】受信部201により受信されたフレーム
は、フレーム分離部202により、主情報を担う実デー
タと、送信元アドレス情報および通信系内局アドレス情
報からなる制御情報とに分離される。フレーム分離部2
02により分離された制御情報からは、通信システム内
局アドレス情報検出部206によって通信システム内局
アドレス情報が検出される。検出された通信システム内
局アドレス情報は、通信システム内局アドレス情報記憶
部207に格納される。
【0034】送信部208は、送信スロット割り当て部
205により割り当てられた送信スロットにおいて、自
局アドレス記憶部210に記憶された自局アドレス情報
と、送信されるべき送信データと、通信システム内局ア
ドレス情報記憶部207に記憶されている通信システム
内局アドレス情報とから送信フレームを構成し、これを
他局へと送信する。
【0035】ここで、図6に示すような局配置形態を仮
定する。通信システム内にはA局、B局、C局およびD
局の4局が存在するものとする。図6において、各局は
自局と同じ図示の円内にある局と直接的に通信可能であ
るものとする。すなわち、A局はB局とのみ通信可能、
B局はA局、C局およびD局と通信が可能、C局はB局
およびD局と通信が可能、D局はB局およびC局と通信
が可能である。そしてA局とB局とは現在通信状態にあ
り、同時に、C局とD局とは現在通信状態にあるものと
する。
【0036】図5に示される構成の無線通信装置を擁す
るB局が、同通信装置を擁するA局から送信されたフレ
ームを受信部201にて受信したとすると、かかる受信
フレームは、フレーム分離部202に送られる。そして
フレーム分離部202によって、受信された実データ
と、送信元アドレス情報および通信システム内局アドレ
ス情報を含む制御情報とに分離される。
【0037】フレーム分離部202において分離された
制御情報からは、送信元アドレス検出部204によっ
て、受信フレームの送信元アドレスが検出される。つま
りB局は、送信元アドレス検出部204によってA局の
存在を知ることができるのである。検出された送信元ア
ドレス情報(この場合A局のアドレス)は、通信システ
ム内局アドレス情報記憶部207に蓄えられる。
【0038】同様に、B局は、C局およびD局から送信
されたフレームを受信し、上述した処理と同様の処理を
行うことにより、C局およびD局の存在を知ることがで
き、C局およびD局の局アドレス情報が通信システム内
局アドレス情報記憶部207に蓄えられる。これによ
り、B局は、通信システム内にA局、C局およびD局の
存在を知ることができ、その情報は全て通信システム内
局アドレス情報記憶部207に蓄えられることとなる。
【0039】B局の送信部208は、送信スロット割り
当て部205において割り当てられたタイムスロットに
おいて、自局アドレス情報記憶部210に記憶されてい
る自局アドレス情報と、送信されるべき送信データと、
通信システム内局アドレス情報記憶部207に蓄えられ
た通信システム内局アドレス情報とによって図4に示し
た如き形態の送信フレームを構成し、A局宛にフレーム
を送信する。
【0040】A局は、B局から送信されたこのフレーム
を受信部201において受信し、フレーム分離部202
に送る。フレーム分離部202は、受信された実データ
と、送信元アドレス情報(B局のアドレス)および通信
システム内局アドレス情報を含む制御情報とに分離す
る。フレーム分離部202において分離された制御情報
からは、送信元アドレス検出部204により、受信フレ
ームの送信元アドレスが検出される。つまり、A局は、
送信元アドレス検出部204により、B局の存在を知る
ことができる。
【0041】また、A局においては、フレーム分離部2
02によりおいて分離された制御情報が通信システム内
局アドレス情報検出部206に渡される。通信システム
内局アドレス情報検出部206は、フレーム分離部20
2により分離された制御情報から通信システム内局アド
レス情報を検出し、通信システム内局アドレス情報記憶
部207に記憶する。ここで検出および記憶されるB局
からの通信システム内局アドレス情報には、前述から分
かるように、A局、C局およびD局の各局アドレス情報
が格納されており、これにより、A局では、直接通信不
可能なC局およびD局の存在を知ることができる。
【0042】また、図6のような局配置形態が変化し、
図7に示すような、D局がB局とは直接通信不可能なエ
リアに移動した場合でも、B局は、C局からの送信フレ
ームを受信することによってC局からの送信フレームに
含まれる通信システム内局アドレス情報によりD局の存
在を知り得ることが可能となる。そしてこれにより更新
されたB局の認識する通信システム内局アドレス情報が
A局に伝送されることによって、A局においてもC局お
よびD局の存在が認識されることとなる。
【0043】以上のように、図4に示す送受信フレーム
構成および図5に示す無線通信装置の構成をシステムに
適用することにより、各局は、他局からの送信フレーム
を受信し通信システム内局アドレス情報を得ることで、
間接的に通信システム内に存在する全ての局のアドレス
情報を知ることが可能となる。
【0044】実施の形態3.まず、実施の形態3の説明
において使用する用語の定義を行う。 (1)「X局にとっての一次隣接局」とは、X局が直接
通信可能な局と定義する、(2)「X局にとっての二次
隣接局」とは、X局が一次隣接局から送信されたフレー
ムを受信し、その受信フレーム中に含まれる一次隣接局
アドレス情報によって初めてその存在を知り得る局と定
義する、(3)「X局にとっての三次隣接局」とは、X
局にとっての一次隣接局およびX局にとっての二次隣接
局以外の、通信系内の存在するその他の局と定義する、
さらに、(4)「X局にとっての空きタイムスロット」
とは、X局にとっての三次隣接局の送信タイムスロット
と定義する。
【0045】図8は、実施の形態3による無線通信装置
の間で送受信されるフレームの構成の一例を示してい
る。送受信フレームは、当該フレームを送信する局のア
ドレスを示す送信元アドレスと、当該フレームの送信先
アドレスと、一次隣接局アドレス情報とを含む制御情報
とともに、送受信されるべき実データを含んで構成され
る。
【0046】図9は、実施の形態3による無線通信装置
の概略構成を示している。図9において、受信部30
1、フレーム分離部302、受信時刻検出部303、送
信元アドレス検出部304および自局アドレス記憶部3
11は、それぞれ先の図1に示される受信部101、フ
レーム分離部102、受信時刻検出部103、送信元ア
ドレス検出部104および自局アドレス記憶部110と
同等の機能を有しており、その詳細な説明は、先述の対
応する実施の形態の説明に委ねることとする。
【0047】送信元アドレス検出部304によって検出
された送信元アドレスは、一次隣接局アドレス記憶部3
05に蓄えられる。一次隣接局アドレス検出部306
は、フレーム分離部302によって分離された制御情報
から、当該フレーム送信局(送信元アドレスの局)にと
っての一次隣接局アドレス情報を検出し、その検出情報
は二次隣接局アドレス記憶部307に格納される。かか
る一次隣接局アドレス記憶部305および二次隣接局ア
ドレス記憶部307に格納される情報は、三次隣接局検
出部308に送られ、この三次隣接局検出部308によ
って三次隣接局が検出される。
【0048】送信スロット割り当て部309では、つぎ
のいずれかの条件が満たされた場合において、送信タイ
ムスロットの割り当てを行い、送信部310にフレーム
の送信を指示する。
【0049】1つは、自局アドレス記憶部311に格納
されている自局アドレス情報と、受信時刻検出部303
により検出された受信フレーム到着時刻と、送信元アド
レス検出部304により検出された送信元アドレス情報
とにより自局送信タイムスロットが検出された場合であ
る。
【0050】もう1つは、自局アドレス記憶部311に
格納されている自局アドレス情報と、受信時刻検出部3
03によって検出された受信フレーム到着時刻と、三次
隣接局検出部308により検出された三次隣接局アドレ
ス情報とによって空きタイムスロットが検出され、ある
定められた確率でフレームの送信が指示された場合であ
る。
【0051】ここで、通信系内において、例えばA局、
B局、C局およびD局の4局が存在するとし、その局配
置形態は図10に示される如くであるとする。また、A
局とB局は互いに通信を行っており、同時にC局とD局
とが互いに通信を行っているものとする。このときA局
はB局からのフレームのみ受信可能であり、B局はA局
からのフレームとC局からのフレームのみ受信可能であ
る。また、C局はB局からのフレームとD局からのフレ
ームのみ受信可能であり、D局はC局からのフレームの
み受信可能である。
【0052】B局は、A局からのフレームを受信可能で
あるので、A局からのフレームを受信したB局において
は、図9に示されるフレーム分離部302により分離さ
れた制御情報から送信元アドレス検出部304により、
当該フレームの送信元の局であるA局のアドレスが検出
され、一次隣接局アドレス記憶部305に記憶される。
【0053】同様の処理により、C局からのフレームを
受信したB局においては、当該フレームの送信局である
C局のアドレス情報が検出され、一次隣接局アドレス記
憶部305に記憶される。
【0054】B局は、送信スロット割り当て部309に
よって割り当てられた送信スロットにおいて、一次隣接
局アドレス記憶部305に蓄えられたB局の一次隣接局
アドレス情報(この場合A局およびC局のアドレス)を
含む送信フレームをA局に向けて送信することとなる。
【0055】A局においては、受信部301によってB
局から送信されたこのフレームが受信される。受信部3
01によって受信されたB局からのフレームは、フレー
ム分離部302により、主情報を担う実データと、送信
元アドレス情報および一次隣接局アドレス情報を含む制
御情報とに分離される。フレーム分離部302によって
分離された制御情報は、送信元アドレス検出部304と
一次隣接局アドレス検出部306に送られる。送信元ア
ドレス検出部304は、フレーム分離部302によって
分離された制御情報から、受信フレームの送信元の局が
B局であることが検出され、その検出情報は一次隣接局
アドレス記憶部305に格納される。
【0056】一方、フレーム分離部302によって分離
された制御情報からはさらに、一次隣接局アドレス検出
部306によって、B局にとっての一次隣接局アドレス
情報(A局およびC局のアドレス情報)が検出される。
B局は、A局にとっての一次隣接局である。A局の二次
隣接局は、A局の一次隣接局すなわちB局から送信され
たフレームを受信し、そのB局からのフレーム中に含ま
れる一次隣接局アドレス情報によってその存在を初めて
知りうる局、すなわち、A局とC局である。これらA局
およびC局のアドレス情報がそれぞれ二次隣接局アドレ
ス記憶部307に格納される。
【0057】一次隣接局アドレス情報記憶部305およ
び二次隣接局アドレス情報記憶部307に格納されてい
る情報は、三次隣接局アドレス検出部308に渡され、
ここでA局にとっての三次隣接局が検出される。すなわ
ち、A局にとっての三次隣接局は、A局にとっての一次
隣接局すなわちB局ではなく、かつA局にとっての二次
隣接局すなわちA局およびC局でもない局であり、した
がってD局に相当し、これが三次隣接局アドレス検出部
308によって判定されるのである。
【0058】送信スロット割り当て部309は、自局ア
ドレス記憶部311に格納されている自局アドレス情報
と、受信時刻検出部303により検出された受信フレー
ム到着時刻と、三次隣接局検出部308により検出され
た三次隣接局アドレス情報とによって、D局の送信タイ
ムスロットを空きタイムスロットとして検出する。A局
にとっての一次隣接局数をnとした場合、空きタイムス
ロットを検出したA局は、たとえば、n分の1の確率で
この空きタイムスロットを送信タイムスロットに割り当
てる。したがって、一次隣接局数が多くなるほど、かか
る確率を小さくする。
【0059】A局とD局とは互いに直接通信することは
不可能である。したがって、基本的に、同じ時刻にA局
とD局とがそれぞれ他局と通信を行っても相互に干渉を
起こすことはない。
【0060】ある局の送信タイムスロットを空きタイム
スロットとして認識する局がm局存在した場合でも、こ
れらの局にとっての一次隣接局数をnとした場合、たと
えば各局はn分の1の確率でこの空きタイムスロットを
送信タイムスロットに割り当てることにより、複数の局
が同じ空きタイムスロットを利用した際に発生する送信
フレームの衝突の確率を低く抑えることができる。
【0061】以上のように、図8に示す送受信フレーム
構成および図9に示す無線通信装置の構成を通信システ
ムに適用することにより、各局は自局の送信タイムスロ
ットだけでなく、同時刻に通信を行っても相互に干渉を
起こさない他局の送信タイムスロットを空きタイムスロ
ットとして検出することができるので、その検出された
空きタイムスロットを利用することが可能となり、もっ
て効率の良い通信システムが実現される。
【0062】なお、上記各実施の形態においては、音声
を主情報とすることを説明したが、主情報としては音声
以外にも画像やコンピュータデータなど他にも各種の情
報が採用できることは言うまでもない。この他にも、上
記各実施の形態においては種々の手段を限定的に説明し
たが、当業者の設計可能な範囲にて適宜改変することも
可能である。
【0063】
【発明の効果】以上、説明したとおり、この発明に係る
無線通信装置によれば、受信フレームから得られた送信
元局アドレス情報と自局アドレスとの差異を算出するこ
とにより、自局の送信タイムスロットを検出することが
可能となり、通信システム内にタイムスロット割り当て
制御を行う従来の如き中央制御局を不要とすることがで
き、より安価な通信システムを提供することが可能とな
る。
【0064】つぎの発明に係る無線通信装置によれば、
送信元の局のアドレス情報と自局アドレス情報との差異
を算出しその算出結果を参酌して時局の送信タイムスロ
ットを検出するので、送信タイムスロットの検出が容易
となる。
【0065】つぎの発明に係る無線通信装置によれば、
各局は、他局からの送信フレームを受信し実質通信不可
能な局の情報を得ることにより、間接的に通信システム
内に存在する局アドレス情報を知ることが可能となる。
【0066】つぎの発明に係る無線通信装置によれば、
前述の効果に加え、各局において、送信元の局のアドレ
ス情報と自局アドレス情報との差異を算出して自局の送
信タイムスロットを検出することができる。
【0067】つぎの発明に係る無線通信装置によれば、
各局において、第3アドレス情報すなわち実施の形態に
おける三次隣接局アドレスにより通信システム内の空き
タイムスロットを検出することができる。
【0068】つぎの発明に係る無線通信装置によれば、
各局において、検出された空きタイムスロットを利用し
て送信タイムスロットを割り当てることができ、効率よ
く通信を行うことが可能となる。
【0069】つぎの発明に係る無線通信装置によれば、
空きタイムスロットを送信タイムスロットとして割り当
てる頻度を抑えることができ、複数の局が同じ空きタイ
ムスロットを利用した際に発生する送信フレームの衝突
の可能性を低くすることができ、不具合なく通信を行う
ことができる。
【0070】つぎの発明に係る通信システムによれば、
上記各無線通信装置を、それぞれの有効な効果を達成し
つつ、それぞれを子局として適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る実施の形態1による無線通信
装置の概略構成例を示すブロック図である。
【図2】 この発明に係る実施の形態1による無線通信
装置の間で送受信されるフレーム信号の構成例を示す説
明図である。
【図3】 この発明に係る実施の形態1におけるタイム
スロットデータ系列の形態を示す説明図である。
【図4】 この発明に係る実施の形態2による無線通信
装置の間で送受信されるフレーム信号の構成例を示す説
明図である。
【図5】 この発明に係る実施の形態2による無線通信
装置の概略構成例を示すブロック図である。
【図6】 この発明に係る実施の形態2による特徴的動
作を説明するための当該通信システム内における局の配
置形態を示す説明図である。
【図7】 この発明に係る実施の形態2による他の特徴
的動作を説明するための当該通信システム内における局
の配置形態を示す説明図である。
【図8】 この発明に係る実施の形態3による無線通信
装置の間で送受信されるフレーム信号の構成例を示す説
明図である。
【図9】 この発明に係る実施の形態3による無線通信
装置の概略構成例を示すブロック図である。
【図10】 この発明に係る実施の形態3による特徴的
動作を説明するための当該通信システム内における局の
配置形態を示す説明図である。
【図11】 TDMA通信方式におけるタイムスロット
データ系列の形態を示す説明図である。
【図12】 送受信局として従来の無線通信装置を使用
した通信システムの全体像を示す説明図である。
【符号の説明】
101 受信部,102 フレーム分離部,103 送
信スロット割り当て部,104 受信時刻検出部,10
5 送信部,106 送信元アドレス検出部,110
自局アドレス記憶部,201 受信部,202 フレー
ム分離部,203 受信時刻検出部,204 送信元ア
ドレス検出部,205 送信スロット割り当て部,20
6 通信システム内局アドレス情報検出部,207 通
信システム内局アドレス情報記憶部,208 送信部,
210 自局アドレス記憶部,301 受信部,302
フレーム分離部,303 受信時刻検出部,304
送信元アドレス検出部,305 一次隣接局アドレス記
憶部,306 一次隣接局アドレス検出部,307 二
次隣接局アドレス記憶部,308 三次隣接局アドレス
検出部,309 送信スロット割り当て部,310 送
信部,311 自局アドレス記憶部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信局として、タイムスロットを用い
    て時分割多重アクセス通信方式によりデータの送受信を
    行う無線通信装置であって、 他局から送信されたフレーム信号を受信する受信手段
    と、 前記フレーム信号の前記受信手段における到着時刻を検
    出する到着時刻検出手段と、 前記フレーム信号を制御情報と主情報を担う実データと
    に分離する分離手段と、 前記制御情報から送信元の局のアドレス情報を検出する
    送信元アドレス検出手段と、 前記送信元の局のアドレス情報と自局アドレス情報と前
    記到着時刻とに基づいて自局の送信タイムスロットを割
    り当てる送信スロット割り当て手段と、 前記送信スロット割り当て手段によって割り当てられた
    自局の送信タイムスロットにおいて自局からのフレーム
    信号の送信を行う送信手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記送信スロット割り当て手段は、前記
    送信元の局のアドレス情報と前記自局アドレス情報との
    差異を算出しその算出結果を参酌して前記時局の送信タ
    イムスロットを検出することを特徴とする請求項1に記
    載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 送受信局として、タイムスロットを用い
    て時分割多重アクセス通信方式によりデータの送受信を
    行う無線通信装置であって、 他局から送信され、主情報を担う実データと当該他局に
    よって認識された通信システム内に存在する局のアドレ
    ス情報を含む制御情報とが少なくとも配されるデータ構
    造を有するフレーム信号を受信する受信手段と、 前記フレーム信号を前記制御情報と前記実データとに分
    離する分離手段と、 前記制御情報から前記アドレス情報を通信システム内局
    アドレス情報として検出するアドレス検出手段と、 前記アドレス検出手段によって検出された前記通信シス
    テム内局アドレス情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された通信システム内局アドレス情
    報と送信すべき実データとを少なくとも含むフレーム信
    号を生成し送信する送信手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記フレーム信号の前記受信手段におけ
    る到着時刻を検出する到着時刻検出手段と、前記制御情
    報から送信元の局のアドレス情報を検出する送信元アド
    レス検出手段と、前記送信元の局のアドレス情報と自局
    アドレス情報と前記到着時刻とに基づいて自局の送信タ
    イムスロットを割り当てる送信スロット割り当て手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の無線
    通信装置。
  5. 【請求項5】 送受信局として、タイムスロットを用い
    て時分割多重アクセス通信方式によりデータの送受信を
    行う無線通信装置であって、 他局から送信され、主情報を担う実データと当該他局が
    通信可能な局のアドレス情報を含む制御情報とが少なく
    とも配されるデータ構造を有するフレーム信号を受信す
    る受信手段と、 前記フレーム信号を前記制御情報と前記実データとに分
    離する分離手段と、 前記制御情報から当該フレーム信号を送信した局のアド
    レス情報を第1アドレス情報として検出する第1アドレ
    ス検出手段と、 前記第1アドレス情報を記憶する第1記憶手段と、 前記制御情報から前記他局が通信可能な局のアドレス情
    報を第2アドレス情報として検出する第2アドレス検出
    手段と、 前記第2アドレス情報を記憶する第2記憶手段と、 前記第1アドレス情報および前記第2アドレス情報に基
    づいてこれら両アドレス情報の局以外の当該通信システ
    ム内に存在する局を認識し当該局のアドレス情報を第3
    アドレス情報として検出する第3アドレス検出手段と、 前記第1記憶手段に記憶された第1アドレス情報と送信
    すべき実データとを含むフレーム信号を生成し送信する
    送信手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記フレーム信号の前記受信手段におけ
    る到着時刻を検出する到着時刻検出手段と、 自局アドレス情報と前記到着時刻と前記第3アドレス検
    出手段によって検出された第3アドレス情報とよって空
    きタイムスロットを検出する送信スロット割り当て手段
    と、 をさらに有し、 前記送信スロット割り当て手段は、自局アドレス情報と
    前記到着時刻と前記第1アドレス検出手段により検出さ
    れた第1アドレス情報とにより自局の送信タイムスロッ
    トを検出した場合に当該送信タイムスロットを前記送信
    手段に割り当てるとともに、自局アドレス情報と前記到
    着時刻と前記第3アドレス検出手段によって検出された
    第3アドレス情報とによって空きタイムスロットが検出
    され、かつ送信指令が発せられた場合に当該空きタイム
    スロットを送信タイムスロットとして前記送信手段に割
    り当てることを特徴とする請求項5に記載の無線通信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記送信指令は、前記空きタイムスロッ
    トが検出された場合に100パーセント未満の所定の頻
    度で発せられることを特徴とする請求項6に記載の無線
    通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一つに記載の無
    線通信装置を送受信局として用いた通信システムであっ
    て、 1の送受信局から送信されたフレーム信号を他の送受信
    局が受信する場合において、 前記他の送受信局は、当該局が通信可能な局のアドレス
    情報と当該局が受信したフレーム信号に含まれる前記第
    1アドレス情報とに基づいて空きタイムスロットを検出
    し、この検出された空きタイムスロットを所定の確率で
    用いてデータ送信を行うことを特徴とする通信システ
    ム。
JP9242631A 1997-09-08 1997-09-08 無線通信装置およびこれを用いた通信システム Pending JPH1188942A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002281549A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Clarion Co Ltd 無線通信システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002281549A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Clarion Co Ltd 無線通信システム

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