JPH1188704A - 画像読み取り方法および装置 - Google Patents
画像読み取り方法および装置Info
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- JPH1188704A JPH1188704A JP9242962A JP24296297A JPH1188704A JP H1188704 A JPH1188704 A JP H1188704A JP 9242962 A JP9242962 A JP 9242962A JP 24296297 A JP24296297 A JP 24296297A JP H1188704 A JPH1188704 A JP H1188704A
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- Image Input (AREA)
- Image Processing (AREA)
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- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】正常に読み取った画像に悪影響を及ぼすことな
く色ずれを無くすための補正を行うことのできる画像読
み取り方法および装置を提供する。 【解決手段】画像読み取り装置のラインイメージセンサ
で読み取った画像データのRGB信号からエッジ度算出
手段(3)がエッジ度を取得し、彩度算出手段(5)が
彩度を取得し、このエッジ度と彩度から黒エッジ度算出
手段(6)で読み取った画像を判定して、読み取った画
像がエッジであり、かつある程度彩度が低い場合には、
画像データ補正手段(7)で彩度を抑えてグレー量を増
すようにする補正を行う。
く色ずれを無くすための補正を行うことのできる画像読
み取り方法および装置を提供する。 【解決手段】画像読み取り装置のラインイメージセンサ
で読み取った画像データのRGB信号からエッジ度算出
手段(3)がエッジ度を取得し、彩度算出手段(5)が
彩度を取得し、このエッジ度と彩度から黒エッジ度算出
手段(6)で読み取った画像を判定して、読み取った画
像がエッジであり、かつある程度彩度が低い場合には、
画像データ補正手段(7)で彩度を抑えてグレー量を増
すようにする補正を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像読み取り方
法および装置に関し、特に、補正を行わない部分の画像
に悪影響を与えることなく色ずれ補正を行うことのでき
る画像読み取り方法および装置に関する。
法および装置に関し、特に、補正を行わない部分の画像
に悪影響を与えることなく色ずれ補正を行うことのでき
る画像読み取り方法および装置に関する。
【0002】
【従来技術】光の3原色に対応したR(レッド)、G
(グリーン)、B(ブルー)の3本のラインイメージセ
ンサを使用する画像読み取り装置においては、各センサ
間の位置ずれを補正するために先行する2つのセンサの
出力を遅延させて最終読み取りセンサに合わせて出力さ
せている。
(グリーン)、B(ブルー)の3本のラインイメージセ
ンサを使用する画像読み取り装置においては、各センサ
間の位置ずれを補正するために先行する2つのセンサの
出力を遅延させて最終読み取りセンサに合わせて出力さ
せている。
【0003】ここで、図9に従来の画像読み取り装置の
構成を示すブロック図を示す。
構成を示すブロック図を示す。
【0004】図9において、画像読み取り装置500
は、画像入力部501、A/D変換部502、ギャップ
補正部503、シェーディング補正部504、入力階調
補正部505、色変換部506、墨生成/UCR部50
7、拡大/縮小部508、MTF(Modulatio
n Transfer Function)補正部50
9、出力階調補正部510、パルス幅変調部511、画
像出力部512を具備して構成される。
は、画像入力部501、A/D変換部502、ギャップ
補正部503、シェーディング補正部504、入力階調
補正部505、色変換部506、墨生成/UCR部50
7、拡大/縮小部508、MTF(Modulatio
n Transfer Function)補正部50
9、出力階調補正部510、パルス幅変調部511、画
像出力部512を具備して構成される。
【0005】この画像読み取り装置500においては、
画像入力部501で3本のラインイメージセンサにより
原稿画像を読み取り、この読み取られたアナログ信号の
画像データをA/D変換部502でディジタル信号の画
像データに変換し、ギャップ補正部503で画像入力部
501でのラインイメージセンサの物理的な位置ずれに
よる影響を補正する。
画像入力部501で3本のラインイメージセンサにより
原稿画像を読み取り、この読み取られたアナログ信号の
画像データをA/D変換部502でディジタル信号の画
像データに変換し、ギャップ補正部503で画像入力部
501でのラインイメージセンサの物理的な位置ずれに
よる影響を補正する。
【0006】次に、シェーディング補正部504で図示
しない光源の照度等のむらによる影響等を補正し、入力
階調補正部505で入力側の階調補正を行い、色変換部
506でRGB信号からCMY(C:シアン、M:マゼ
ンダ、Y:イエロー)信号に変換する。
しない光源の照度等のむらによる影響等を補正し、入力
階調補正部505で入力側の階調補正を行い、色変換部
506でRGB信号からCMY(C:シアン、M:マゼ
ンダ、Y:イエロー)信号に変換する。
【0007】色変換部506でCMY信号に変換された
画像データは、墨生成/UCR部507でさらにK(ブ
ラック)信号が追加されたCMYK信号となるが、墨生
成/UCR部507では入力されたCMY信号に基づい
てCMYK信号のいずれか1つを生成するため、C、
M、Y、Kの全てを生成するには、画像入力部501で
同じ原稿を4度走査する必要がある。
画像データは、墨生成/UCR部507でさらにK(ブ
ラック)信号が追加されたCMYK信号となるが、墨生
成/UCR部507では入力されたCMY信号に基づい
てCMYK信号のいずれか1つを生成するため、C、
M、Y、Kの全てを生成するには、画像入力部501で
同じ原稿を4度走査する必要がある。
【0008】墨生成/UCR部507で生成されたCM
YK信号は、拡大/縮小部508で必要に応じて拡大/
縮小処理が行われ、MTF補正部509、出力階調補正
部510、パルス幅変調部511で夫々MTF補正、出
力階調補正、パルス幅変調が施されて画像出力部512
から出力される。
YK信号は、拡大/縮小部508で必要に応じて拡大/
縮小処理が行われ、MTF補正部509、出力階調補正
部510、パルス幅変調部511で夫々MTF補正、出
力階調補正、パルス幅変調が施されて画像出力部512
から出力される。
【0009】ここで、ギャップ補正部503で行うライ
ンイメージセンサの物理的な位置ずれによる影響の補正
について説明する。
ンイメージセンサの物理的な位置ずれによる影響の補正
について説明する。
【0010】図10は、ラインイメージセンサの配置例
を示した図である。
を示した図である。
【0011】図10において、Rセンサ601、Gセン
サ602、Bセンサ603の3本のラインイメージセン
サは、Rセンサ601とGセンサ602の間隔、Gセン
サ602とBセンサ603間隔の両者が9ライン分とな
るように配置されている。
サ602、Bセンサ603の3本のラインイメージセン
サは、Rセンサ601とGセンサ602の間隔、Gセン
サ602とBセンサ603間隔の両者が9ライン分とな
るように配置されている。
【0012】このように物理的に離れて配置された3本
のラインイメージセンサで原稿を図中矢印で示す副走査
方向に走査する場合には、原稿上のある位置はRセンサ
601、Gセンサ602、Bセンサ603の順に走査さ
れる。つまり、Rセンサ601、Gセンサ602、Bセ
ンサ603は同時刻においては、各々原稿上の異なる部
分を走査しているため、画像入力部501から出力され
る画像データはRGB信号のタイミングが各々異なって
いる。
のラインイメージセンサで原稿を図中矢印で示す副走査
方向に走査する場合には、原稿上のある位置はRセンサ
601、Gセンサ602、Bセンサ603の順に走査さ
れる。つまり、Rセンサ601、Gセンサ602、Bセ
ンサ603は同時刻においては、各々原稿上の異なる部
分を走査しているため、画像入力部501から出力され
る画像データはRGB信号のタイミングが各々異なって
いる。
【0013】例えば、図10に示すようにRセンサ60
1、Gセンサ602、Bセンサ603の間隔が9ライン
で読み取りの順番がRセンサ601、Gセンサ602、
Bセンサ603の順である場合には、最も遅れて画像の
読み取りを行っているBセンサ603のデータにRセン
サ601とGセンサ602のデータのタイミングを合わ
せる必要がある。
1、Gセンサ602、Bセンサ603の間隔が9ライン
で読み取りの順番がRセンサ601、Gセンサ602、
Bセンサ603の順である場合には、最も遅れて画像の
読み取りを行っているBセンサ603のデータにRセン
サ601とGセンサ602のデータのタイミングを合わ
せる必要がある。
【0014】そのため、ギャップ補正部503ではRセ
ンサ601で読み取ったデータを18ライン分、Gセン
サ602で読み取ったデータを9ライン分遅延させるこ
とによって、原稿上の同一部分に対応したRGB信号を
出力する。
ンサ601で読み取ったデータを18ライン分、Gセン
サ602で読み取ったデータを9ライン分遅延させるこ
とによって、原稿上の同一部分に対応したRGB信号を
出力する。
【0015】ところで、画像入力部501での読み取り
は、主走査方向に関してはある一定時間内でラインイメ
ージセンサが蓄積した電荷を順次出力するものであり、
副走査方向の読み取りに関しては光学系をライン方向と
直交する方向に駆動手段で移動させることにより実現さ
せている。
は、主走査方向に関してはある一定時間内でラインイメ
ージセンサが蓄積した電荷を順次出力するものであり、
副走査方向の読み取りに関しては光学系をライン方向と
直交する方向に駆動手段で移動させることにより実現さ
せている。
【0016】ここで、その駆動手段に振動が発生した場
合の読み取り画像への影響を考えてみると、振動により
3本のラインイメージセンサの時間的な距離、つまり、
3本のセンサが原稿上の同一部分を読み取る時間差が大
きくなった小さくなったりしてしまうため、ギャップ補
正部503において完全に補正を行うことができなくな
ってしまい、結果として、例えば黒い画像を読み取って
いた場合には、3本のセンサで読み取った画像が完全に
重ならなくなるために、そのエッジ部分が色付いてしま
うことになる。
合の読み取り画像への影響を考えてみると、振動により
3本のラインイメージセンサの時間的な距離、つまり、
3本のセンサが原稿上の同一部分を読み取る時間差が大
きくなった小さくなったりしてしまうため、ギャップ補
正部503において完全に補正を行うことができなくな
ってしまい、結果として、例えば黒い画像を読み取って
いた場合には、3本のセンサで読み取った画像が完全に
重ならなくなるために、そのエッジ部分が色付いてしま
うことになる。
【0017】このような画像の色ずれに対処する技術と
しては、特開昭62−165475号や特開平2−24
9365号等が提案されている。
しては、特開昭62−165475号や特開平2−24
9365号等が提案されている。
【0018】特開昭62−165475号では、画像デ
ータのCMY信号からK信号を生成する際に、C、M、
Yの各値によるエッジ判定を行って、その結果に応じて
生成するK信号を補正して色ずれを目立たないようにし
ているが、補正を行うのがK信号に対してのみであるの
で、完全には色ずれをなくすことができない。
ータのCMY信号からK信号を生成する際に、C、M、
Yの各値によるエッジ判定を行って、その結果に応じて
生成するK信号を補正して色ずれを目立たないようにし
ているが、補正を行うのがK信号に対してのみであるの
で、完全には色ずれをなくすことができない。
【0019】また、特開平2−249365号では、イ
メージセンサで読み取った3原色信号の最大値と最小値
の差から原稿上の当該部分が無彩色であるか否かを判定
して、無彩色であった場合にはさらに周辺画素との論理
和をとって無彩色領域を拡大し、CMYK信号を生成す
る際に無彩色領域に対してはC、M、Yの各値を0にし
ている。
メージセンサで読み取った3原色信号の最大値と最小値
の差から原稿上の当該部分が無彩色であるか否かを判定
して、無彩色であった場合にはさらに周辺画素との論理
和をとって無彩色領域を拡大し、CMYK信号を生成す
る際に無彩色領域に対してはC、M、Yの各値を0にし
ている。
【0020】しかし、この場合には、無彩色画像周辺の
色にじみは改善されるものの、無条件に無彩色領域を拡
大することによって特に細線が太ってしまったり、本来
補正すべき線画像周辺だけでなく低彩度の絵柄にも補正
が施されるため、そのような絵柄画像において彩度が低
下してしまう。
色にじみは改善されるものの、無条件に無彩色領域を拡
大することによって特に細線が太ってしまったり、本来
補正すべき線画像周辺だけでなく低彩度の絵柄にも補正
が施されるため、そのような絵柄画像において彩度が低
下してしまう。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
画像読み取り装置においては、光学系の駆動を行う駆動
手段の振動等により、3本のラインイメージセンサが読
み取った各画像データにずれが生じ、物理的な位置ずれ
の補正を行っても結果として色ずれが残ってしまってい
た。
画像読み取り装置においては、光学系の駆動を行う駆動
手段の振動等により、3本のラインイメージセンサが読
み取った各画像データにずれが生じ、物理的な位置ずれ
の補正を行っても結果として色ずれが残ってしまってい
た。
【0022】また、特開昭62−165475号や特開
平2−249365号等で提案されている技術を利用し
ても、完全に色ずれを無くすことができなかったり、本
来補正する必要のない部分にも補正を施すことになり、
正常な画像に悪影響を及ぼすこととなった。
平2−249365号等で提案されている技術を利用し
ても、完全に色ずれを無くすことができなかったり、本
来補正する必要のない部分にも補正を施すことになり、
正常な画像に悪影響を及ぼすこととなった。
【0023】そこで、この発明は、正常に読み取った画
像に悪影響を及ぼすことなく色ずれを無くすための補正
を行うことのできる画像読み取り方法および装置を提供
することを目的とする。
像に悪影響を及ぼすことなく色ずれを無くすための補正
を行うことのできる画像読み取り方法および装置を提供
することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この発明では、原稿画像を複数のセンサを用いて
該センサの数に対応した数の色に分解して読み取るとと
もに前記原稿画像を所定の大きさの複数の画素に分解し
て該画素毎に処理を行う画像読み取り方法において、前
記複数の画素のうち処理を行う対象である注目画素と該
注目画素の周辺の所定の数の画素とで構成される画素ブ
ロック内の画像のエッジの度合いを示すエッジ度を前記
複数のセンサが出力する複数の色信号から算出し、前記
注目画素の彩色の度合いを示す彩度を該注目画素に対応
する前記複数の色信号から算出し、前記エッジ度と前記
彩度とに基づいて前記複数の色信号を補正することを特
徴とする。
ため、この発明では、原稿画像を複数のセンサを用いて
該センサの数に対応した数の色に分解して読み取るとと
もに前記原稿画像を所定の大きさの複数の画素に分解し
て該画素毎に処理を行う画像読み取り方法において、前
記複数の画素のうち処理を行う対象である注目画素と該
注目画素の周辺の所定の数の画素とで構成される画素ブ
ロック内の画像のエッジの度合いを示すエッジ度を前記
複数のセンサが出力する複数の色信号から算出し、前記
注目画素の彩色の度合いを示す彩度を該注目画素に対応
する前記複数の色信号から算出し、前記エッジ度と前記
彩度とに基づいて前記複数の色信号を補正することを特
徴とする。
【0025】ここで、前記補正は、前記注目画素に対応
する前記複数の色信号から補正するグレー量を算出し、
前記エッジの度合いに基づいた割合だけ前記複数の色信
号を減衰させ、前記彩色の度合いに基づいて前記複数の
色信号に前記グレー量を加算することで行うように構成
することができる。
する前記複数の色信号から補正するグレー量を算出し、
前記エッジの度合いに基づいた割合だけ前記複数の色信
号を減衰させ、前記彩色の度合いに基づいて前記複数の
色信号に前記グレー量を加算することで行うように構成
することができる。
【0026】また、前記エッジ度は、前記原稿画像を読
み取る際の主走査方向と副走査方向との相違により生じ
た差を補正した前記複数の色信号から算出されるように
構成することができる。
み取る際の主走査方向と副走査方向との相違により生じ
た差を補正した前記複数の色信号から算出されるように
構成することができる。
【0027】さらに、前記彩度は、前記注目画素の彩色
の度合いが所定の値よりも小さい場合には、前記画素ブ
ロックを構成する各画素の彩色の度合いのうちの最小の
値に置き換えられるように構成することができる。
の度合いが所定の値よりも小さい場合には、前記画素ブ
ロックを構成する各画素の彩色の度合いのうちの最小の
値に置き換えられるように構成することができる。
【0028】また、この発明では、複数のセンサを具備
し、原稿画像を該センサの数に対応した数の色に分解し
て読み取るとともに前記原稿画像を所定の大きさの複数
の画素に分解して該画素毎に処理を行う画像読み取り装
置において、前記複数の画素のうち処理を行う対象であ
る注目画素と該注目画素の周辺の所定の数の画素とで構
成される画素ブロック内の画像のエッジの度合いを示す
エッジ度を前記複数のセンサが出力する複数の色信号か
ら算出するエッジ度算出手段と、前記注目画素の彩色の
度合いを示す彩度を該注目画素に対応する前記複数の色
信号から算出する彩度算出手段と、前記エッジ度算出手
段により算出されたエッジ度と前記彩度算出手段により
算出された彩度とに基づいて前記複数の色信号を補正す
る画像データ補正手段とを具備する特徴とする。
し、原稿画像を該センサの数に対応した数の色に分解し
て読み取るとともに前記原稿画像を所定の大きさの複数
の画素に分解して該画素毎に処理を行う画像読み取り装
置において、前記複数の画素のうち処理を行う対象であ
る注目画素と該注目画素の周辺の所定の数の画素とで構
成される画素ブロック内の画像のエッジの度合いを示す
エッジ度を前記複数のセンサが出力する複数の色信号か
ら算出するエッジ度算出手段と、前記注目画素の彩色の
度合いを示す彩度を該注目画素に対応する前記複数の色
信号から算出する彩度算出手段と、前記エッジ度算出手
段により算出されたエッジ度と前記彩度算出手段により
算出された彩度とに基づいて前記複数の色信号を補正す
る画像データ補正手段とを具備する特徴とする。
【0029】ここで、前記画像データ補正手段は、前記
注目画素に対応する前記複数の色信号から補正するグレ
ー量を算出するグレー量算出手段と、前記エッジの度合
いに基づいた割合だけ前記複数の色信号を減衰させる色
信号減衰手段と、前記彩色の度合いに基づいて前記複数
の色信号に前記グレー量を加算するグレー量加算手段と
を具備するように構成することができる。
注目画素に対応する前記複数の色信号から補正するグレ
ー量を算出するグレー量算出手段と、前記エッジの度合
いに基づいた割合だけ前記複数の色信号を減衰させる色
信号減衰手段と、前記彩色の度合いに基づいて前記複数
の色信号に前記グレー量を加算するグレー量加算手段と
を具備するように構成することができる。
【0030】また、前記エッジ度算出手段は、前記原稿
画像を読み取る際の主走査方向と副走査方向との相違に
より生じた差を補正する走査方向補正手段を具備するよ
うに構成することができる。
画像を読み取る際の主走査方向と副走査方向との相違に
より生じた差を補正する走査方向補正手段を具備するよ
うに構成することができる。
【0031】さらに、前記彩度算出手段は、前記注目画
素の彩色の度合いと所定の値とを比較する比較手段と、
前記画素ブロックを構成する各画素の彩色の度合いのう
ちの最小の値を選択する選択手段と、前記比較手段によ
り前記注目画素の彩色の度合いが所定の値よりも小さい
と判定された場合に、前記注目画素の彩色の度合いを前
記選択手段が選択した彩色の度合いに置換して出力する
置換出力手段とを具備するように構成することができ
る。
素の彩色の度合いと所定の値とを比較する比較手段と、
前記画素ブロックを構成する各画素の彩色の度合いのう
ちの最小の値を選択する選択手段と、前記比較手段によ
り前記注目画素の彩色の度合いが所定の値よりも小さい
と判定された場合に、前記注目画素の彩色の度合いを前
記選択手段が選択した彩色の度合いに置換して出力する
置換出力手段とを具備するように構成することができ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる画像読み
取り方法および装置の一実施例を添付図面を参照して詳
細に説明する。
取り方法および装置の一実施例を添付図面を参照して詳
細に説明する。
【0033】図1は、この発明に係わる画像読み取り装
置に具備される色ずれ補正部の概略を示すブロック図で
ある。
置に具備される色ずれ補正部の概略を示すブロック図で
ある。
【0034】図1に示す色ずれ補正部10は、図9に示
した画像読み取り装置の入力階調補正部505と色変換
部506の間に挿入され、入力階調補正部505から入
力されるRGB信号の色ずれを補正して、色変換部50
6へRGB信号として出力する。
した画像読み取り装置の入力階調補正部505と色変換
部506の間に挿入され、入力階調補正部505から入
力されるRGB信号の色ずれを補正して、色変換部50
6へRGB信号として出力する。
【0035】また、色ずれ補正部10は、入力されたR
GB信号に基づいた輝度信号を生成する輝度信号生成手
段1、輝度信号生成手段1が生成した輝度信号から注目
画素を中心とした3×3の輝度信号のウィンドウを生成
するラインメモリ2−1、2−2、3×3の輝度信号の
ウィンドウから画像のエッジ度を算出するエッジ度算出
手段3、RGB信号を注目画素に合わせて次段に出力す
るラインメモリ4−1乃至4−3、入力されたRGB信
号から彩度を算出する彩度算出手段5、エッジ度算出手
段3が算出したエッジ度と彩度算出手段5が算出した彩
度に基づいて黒エッジ度を算出する黒エッジ度算出手段
6、黒エッジ度算出手段6が算出した黒エッジ度に基づ
いてRGB信号を補正する画像データ補正手段7を具備
して構成される。
GB信号に基づいた輝度信号を生成する輝度信号生成手
段1、輝度信号生成手段1が生成した輝度信号から注目
画素を中心とした3×3の輝度信号のウィンドウを生成
するラインメモリ2−1、2−2、3×3の輝度信号の
ウィンドウから画像のエッジ度を算出するエッジ度算出
手段3、RGB信号を注目画素に合わせて次段に出力す
るラインメモリ4−1乃至4−3、入力されたRGB信
号から彩度を算出する彩度算出手段5、エッジ度算出手
段3が算出したエッジ度と彩度算出手段5が算出した彩
度に基づいて黒エッジ度を算出する黒エッジ度算出手段
6、黒エッジ度算出手段6が算出した黒エッジ度に基づ
いてRGB信号を補正する画像データ補正手段7を具備
して構成される。
【0036】ここで、図2乃至図5を参照して色ずれ補
正部10の動作を説明する。
正部10の動作を説明する。
【0037】図2は色ずれ補正部10の各部の詳細を示
すブロック図、図3は振動が生じた場合の各画素値の例
を示した図、図4はエッジ度を算出する際に利用するエ
ッジ度変換LUTの例を示した図、図5は彩度を算出す
る際に利用する彩度変換LUTの例を示した図である。
すブロック図、図3は振動が生じた場合の各画素値の例
を示した図、図4はエッジ度を算出する際に利用するエ
ッジ度変換LUTの例を示した図、図5は彩度を算出す
る際に利用する彩度変換LUTの例を示した図である。
【0038】さて、図3(b)に示す各画素値は黒い斜
め線を読み取っているときに振動等が生じた場合の各画
素値の例であり、図3(a)に示す各画素のR、G、B
の値を示している。図3(b)においては2ライン目
(画素D、E、F)に色ずれが発生しており、画像が黒
いにもかかわらず、R、G、Bの最大値と最小値の差が
他のラインに比べて20前後大きくなっている。
め線を読み取っているときに振動等が生じた場合の各画
素値の例であり、図3(a)に示す各画素のR、G、B
の値を示している。図3(b)においては2ライン目
(画素D、E、F)に色ずれが発生しており、画像が黒
いにもかかわらず、R、G、Bの最大値と最小値の差が
他のラインに比べて20前後大きくなっている。
【0039】このような黒い線が像のエッジ部分におけ
る色ずれでは、R、G、Bの最大値と最小値の差が大き
くなり、またエッジであることから周辺画素における
R、G、Bの変化が大きくなっている。
る色ずれでは、R、G、Bの最大値と最小値の差が大き
くなり、またエッジであることから周辺画素における
R、G、Bの変化が大きくなっている。
【0040】そこで、色ずれ補正部10では、周辺画素
におけるR、G、Bの変化が大きく、かつ、注目画素の
R、G、Bの最大値と最小値の差が大きい場合に、色ず
れ画素であると判定している。
におけるR、G、Bの変化が大きく、かつ、注目画素の
R、G、Bの最大値と最小値の差が大きい場合に、色ず
れ画素であると判定している。
【0041】ところで、色ずれ補正部10の各部は図2
に示すように構成され、エッジ度算出手段3は、加算器
31−1乃至31−4、入力された値の差の絶対値を出
力する演算器32−1および32−2、比較器33、セ
レクタ34、エッジ度変換LUT35で、彩度算出手段
5は彩度量算出器51、彩度変換LUT52で、黒エッ
ジ度算出手段6は乗算器61、基準値発生器62、演算
器63で、画像データ補正手段7は、グレー量算出器7
1、乗算器72、乗算器73−1乃至73−3、加算器
74−1乃至74−3で構成される。
に示すように構成され、エッジ度算出手段3は、加算器
31−1乃至31−4、入力された値の差の絶対値を出
力する演算器32−1および32−2、比較器33、セ
レクタ34、エッジ度変換LUT35で、彩度算出手段
5は彩度量算出器51、彩度変換LUT52で、黒エッ
ジ度算出手段6は乗算器61、基準値発生器62、演算
器63で、画像データ補正手段7は、グレー量算出器7
1、乗算器72、乗算器73−1乃至73−3、加算器
74−1乃至74−3で構成される。
【0042】エッジ度算出手段3には、輝度信号生成手
段1とラインメモリ2−1および2−2により生成され
た注目画素Eを中心として画素A乃至Iで構成される3
×3のウィンドウ11が入力される。このウィンドウ1
1は、画素A乃至Iの各画素におけるR、G、Bの最大
値または最小値、(0.3R+0.6G+0.1B)等
の演算結果等の輝度に比例した値で構成される。
段1とラインメモリ2−1および2−2により生成され
た注目画素Eを中心として画素A乃至Iで構成される3
×3のウィンドウ11が入力される。このウィンドウ1
1は、画素A乃至Iの各画素におけるR、G、Bの最大
値または最小値、(0.3R+0.6G+0.1B)等
の演算結果等の輝度に比例した値で構成される。
【0043】エッジ度算出手段3では、入力されたウィ
ンドウ11の値から加算器31−1で(A+D+G)の
値を、加算器31−2で(C+F+I)の値を算出して
演算器32−1で両者の差の絶対値、つまり主走査方向
の輝度の傾き|(A+D+G)−(C+F+I)|を算
出し、加算器31−3で(A+B+C)の値を、加算器
31−4で(G+H+I)の値を算出して演算器32−
2で両者の差の絶対値、つまり副走査方向の輝度の傾き
|(A+B+C)−(G+H+I)|を算出して、比較
器33とセレクタ34で主走査方向の傾きと副走査方向
の傾きのいずれか大きい方を選択してエッジ量とする。
ンドウ11の値から加算器31−1で(A+D+G)の
値を、加算器31−2で(C+F+I)の値を算出して
演算器32−1で両者の差の絶対値、つまり主走査方向
の輝度の傾き|(A+D+G)−(C+F+I)|を算
出し、加算器31−3で(A+B+C)の値を、加算器
31−4で(G+H+I)の値を算出して演算器32−
2で両者の差の絶対値、つまり副走査方向の輝度の傾き
|(A+B+C)−(G+H+I)|を算出して、比較
器33とセレクタ34で主走査方向の傾きと副走査方向
の傾きのいずれか大きい方を選択してエッジ量とする。
【0044】このエッジ量をエッジ度変換LUT35で
エッジ度に変換するが、エッジ度変換LUT35では図
4に示すようにエッジ量が小さいときにはエッジ度が
1.0に、エッジ量が大きい場合にはエッジ度が0.0
に近付くように変換する。
エッジ度に変換するが、エッジ度変換LUT35では図
4に示すようにエッジ量が小さいときにはエッジ度が
1.0に、エッジ量が大きい場合にはエッジ度が0.0
に近付くように変換する。
【0045】一方、彩度算出手段5では、上述のエッジ
度算出に要する時間だけラインメモリ4−1乃至4−3
で遅らされて入力される注目画素(画素E)の値から彩
度量算出器51で彩度量を算出する。彩度量は注目画素
のR、G、Bの各値の最大値から最小値を減じた値であ
り、この彩度量を彩度変換LUT52で彩度に変換す
る。彩度変換LUT52では図5に示すように彩度量が
小さいときには彩度が0.0に、彩度量が大きい場合に
は彩度が1.0に近付くように変換を行う。
度算出に要する時間だけラインメモリ4−1乃至4−3
で遅らされて入力される注目画素(画素E)の値から彩
度量算出器51で彩度量を算出する。彩度量は注目画素
のR、G、Bの各値の最大値から最小値を減じた値であ
り、この彩度量を彩度変換LUT52で彩度に変換す
る。彩度変換LUT52では図5に示すように彩度量が
小さいときには彩度が0.0に、彩度量が大きい場合に
は彩度が1.0に近付くように変換を行う。
【0046】エッジ度算出手段3で算出されたエッジ度
と彩度算出手段5で算出された彩度は、黒エッジ度算出
手段6に入力され、乗算器61で乗算処理されて0.0
〜1.0の値の黒エッジ度となる。黒エッジ度は0.0
に近ければエッジであるか彩度が低い画像を表してお
り、1.0に近ければエッジでなく彩度のある画像を表
していることになる。
と彩度算出手段5で算出された彩度は、黒エッジ度算出
手段6に入力され、乗算器61で乗算処理されて0.0
〜1.0の値の黒エッジ度となる。黒エッジ度は0.0
に近ければエッジであるか彩度が低い画像を表してお
り、1.0に近ければエッジでなく彩度のある画像を表
していることになる。
【0047】また、黒エッジ度算出手段6は、乗算器6
1で算出した黒エッジ度のほかに演算器63で、基準値
発生器62が発生する1.0の値から乗算器61が出力
する黒エッジ度の値を減じて、これを黒エッジ度ととも
に画像データ補正手段7へ出力する。
1で算出した黒エッジ度のほかに演算器63で、基準値
発生器62が発生する1.0の値から乗算器61が出力
する黒エッジ度の値を減じて、これを黒エッジ度ととも
に画像データ補正手段7へ出力する。
【0048】画像データ補正手段7では、グレー量算出
器71が入力された注目画素のR、G、Bの値から
(0.3R+0.6G+0.1B)等の演算式を用いて
読み取り画像に色ずれがあった場合にこれを置き換える
グレー量を算出する。
器71が入力された注目画素のR、G、Bの値から
(0.3R+0.6G+0.1B)等の演算式を用いて
読み取り画像に色ずれがあった場合にこれを置き換える
グレー量を算出する。
【0049】ここで、入力される黒エッジ度の値が小さ
い場合には、乗算器73−1乃至73−3での演算によ
り注目画素のR、G、Bの値が小さくされ(黒エッジ度
の値が小さいため)、乗算器72で黒エッジ度に逆比例
する値とグレー量算出器71が算出したグレー量が乗算
され、比較的グレーを強調した値(黒エッジ度に逆比例
する値が大きいため)が加算器74−1乃至74−3で
注目画素のR、G、Bの値に加算される。この場合には
黒エッジ度の値が小さいため、注目画素は本来エッジで
り、かつ彩度が低く色ずれの生じている可能性が高い画
素であるはずのため、彩度を抑えてグレー量を強調する
補正が行われたことになる。
い場合には、乗算器73−1乃至73−3での演算によ
り注目画素のR、G、Bの値が小さくされ(黒エッジ度
の値が小さいため)、乗算器72で黒エッジ度に逆比例
する値とグレー量算出器71が算出したグレー量が乗算
され、比較的グレーを強調した値(黒エッジ度に逆比例
する値が大きいため)が加算器74−1乃至74−3で
注目画素のR、G、Bの値に加算される。この場合には
黒エッジ度の値が小さいため、注目画素は本来エッジで
り、かつ彩度が低く色ずれの生じている可能性が高い画
素であるはずのため、彩度を抑えてグレー量を強調する
補正が行われたことになる。
【0050】このとき、注目画素のR、G、Bの値が色
ずれの生じていないエッジであったとしても彩度を抑え
てグレー量を強調する補正を行っても画像に悪影響を与
えることはない。
ずれの生じていないエッジであったとしても彩度を抑え
てグレー量を強調する補正を行っても画像に悪影響を与
えることはない。
【0051】また、入力される黒エッジ度の値が大きい
場合には、乗算器73−1乃至73−3での演算により
注目画素のR、G、Bの値がほぼそのまま出力され(黒
エッジ度の値が大きく1.0に近いため)、乗算器72
で黒エッジ度に逆比例する値とグレー量算出器71が算
出したグレー量が乗算され、比較的グレー量の小さい値
(黒エッジ度に逆比例する値が小さいため)が加算器7
4−1乃至74−3で注目画素のR、G、Bの値に加算
される。この場合には黒エッジ度値が大きいため、注目
画素は本来エッジでなく彩度が高い値の色ずれが生じて
いる可能性の低い画素であるはずのため、入力された
R、G、Bの値をほぼそのまま出力することになる。
場合には、乗算器73−1乃至73−3での演算により
注目画素のR、G、Bの値がほぼそのまま出力され(黒
エッジ度の値が大きく1.0に近いため)、乗算器72
で黒エッジ度に逆比例する値とグレー量算出器71が算
出したグレー量が乗算され、比較的グレー量の小さい値
(黒エッジ度に逆比例する値が小さいため)が加算器7
4−1乃至74−3で注目画素のR、G、Bの値に加算
される。この場合には黒エッジ度値が大きいため、注目
画素は本来エッジでなく彩度が高い値の色ずれが生じて
いる可能性の低い画素であるはずのため、入力された
R、G、Bの値をほぼそのまま出力することになる。
【0052】ここで、図3(b)に示す画素値を補正す
る場合の例を説明する。
る場合の例を説明する。
【0053】図3(b)に示すRGBの各画素値は最小
値がとられてA=212、B=153、C=135、D
=154、E=136、F=107、G=134、H=
128、I=98のウィンドウ11としてエッジ算出手
段3に入力され、加算器31−1でA+D+G=50
0、加算器31−2でC+F+I=340、加算器31
−3でA+B+C=500、加算器31−4でG+H+
I=360が算出される。次に、演算器32−1で|
(A+D+G)−(C+F+I)|=160、演算器3
2−2で|(A+B+C)−(G+H+I)|=140
が算出され、比較器33、セレクタ34で値160が選
択され、この値がエッジ度変換LUT35でエッジ度
0.4に変換される。
値がとられてA=212、B=153、C=135、D
=154、E=136、F=107、G=134、H=
128、I=98のウィンドウ11としてエッジ算出手
段3に入力され、加算器31−1でA+D+G=50
0、加算器31−2でC+F+I=340、加算器31
−3でA+B+C=500、加算器31−4でG+H+
I=360が算出される。次に、演算器32−1で|
(A+D+G)−(C+F+I)|=160、演算器3
2−2で|(A+B+C)−(G+H+I)|=140
が算出され、比較器33、セレクタ34で値160が選
択され、この値がエッジ度変換LUT35でエッジ度
0.4に変換される。
【0054】一方、彩度算出手段5に入力された注目画
素EのRGBの各値156、139、136は、彩度量
算出器で最大値である156から最小値である136が
減ぜられ、その結果の値20が彩度変換LUT52で彩
度0.5に変換される。
素EのRGBの各値156、139、136は、彩度量
算出器で最大値である156から最小値である136が
減ぜられ、その結果の値20が彩度変換LUT52で彩
度0.5に変換される。
【0055】エッジ度0.4と彩度0.5は黒エッジ度
算出手段6に入力され乗算器61で乗算され黒エッジ度
0.2となる。黒エッジ度算出手段6は黒エッジ度0.
2のほかに演算器63で値1から黒エッジ度0.2を減
じた値0.8を出力する。
算出手段6に入力され乗算器61で乗算され黒エッジ度
0.2となる。黒エッジ度算出手段6は黒エッジ度0.
2のほかに演算器63で値1から黒エッジ度0.2を減
じた値0.8を出力する。
【0056】また、画像データ補正手段ではグレー量算
出器71で注目画素EのRGBの値からグレー量0.3
R+0.6G+0.1B=143.8を算出し、乗算器
72で値0.8が乗ぜられた115.04となる。
出器71で注目画素EのRGBの値からグレー量0.3
R+0.6G+0.1B=143.8を算出し、乗算器
72で値0.8が乗ぜられた115.04となる。
【0057】RGBの各値は乗算器73−1乃至73−
3で黒エッジ度が乗ぜられ、加算器74−1乃至74−
3でグレー量の0.8倍が加算されることで補正される
ので、(R′,G′,B′)=(146,143,14
2)となり、補正前の値(R,G,B)=(156,1
39,136)と比較して黒色に近い値に補正されてい
ることがわかる。
3で黒エッジ度が乗ぜられ、加算器74−1乃至74−
3でグレー量の0.8倍が加算されることで補正される
ので、(R′,G′,B′)=(146,143,14
2)となり、補正前の値(R,G,B)=(156,1
39,136)と比較して黒色に近い値に補正されてい
ることがわかる。
【0058】次に、この発明に係わる画像読み取り方法
および装置の第2の実施例について説明する。
および装置の第2の実施例について説明する。
【0059】図6は、図1に示す色ずれ補正部10の各
部の詳細を示すブロック図であり、図2に示したものを
変形した例である。
部の詳細を示すブロック図であり、図2に示したものを
変形した例である。
【0060】図6において、エッジ度算出手段3は、加
算器31−1乃至31−4、入力された値の差の絶対値
を出力する演算器32−1および32−2、比較器3
3、セレクタ34、エッジ度変換LUT35、副走査補
正係数記憶手段36、乗算器37で、彩度算出手段5は
彩度量算出器51、彩度変換LUT52で、黒エッジ度
算出手段6は乗算器61、基準値発生器62、演算器6
3で、画像データ補正手段7は、グレー量算出器71、
乗算器72、乗算器73−1乃至71−3、加算器74
−1乃至74−3で構成される。
算器31−1乃至31−4、入力された値の差の絶対値
を出力する演算器32−1および32−2、比較器3
3、セレクタ34、エッジ度変換LUT35、副走査補
正係数記憶手段36、乗算器37で、彩度算出手段5は
彩度量算出器51、彩度変換LUT52で、黒エッジ度
算出手段6は乗算器61、基準値発生器62、演算器6
3で、画像データ補正手段7は、グレー量算出器71、
乗算器72、乗算器73−1乃至71−3、加算器74
−1乃至74−3で構成される。
【0061】なお、図6において図2に示したものと同
一の部分には同一の符号を付しており、その説明は省略
する。
一の部分には同一の符号を付しており、その説明は省略
する。
【0062】この図6に示す色ずれ補正部10は、図2
に示したものと比較してエッジ度算出手段3に副走査補
正係数記憶手段36と乗算器37が追加されている。
に示したものと比較してエッジ度算出手段3に副走査補
正係数記憶手段36と乗算器37が追加されている。
【0063】これは、図示しないラインイメージセンサ
で読み取った画像が、一般的に光学系の振動等により主
走査方向よりも副走査方向にずれることが多いことを考
慮して、比較器33で単に主走査方向のエッジ量(演算
器32−1の出力)と副走査方向のエッジ量(演算器3
2−2の出力)を比較するのではなく、副走査方向のエ
ッジ量に対して主走査方向のエッジ量とのMTFの比率
に応じた補正を行ってから比較を行うように構成したも
のである。
で読み取った画像が、一般的に光学系の振動等により主
走査方向よりも副走査方向にずれることが多いことを考
慮して、比較器33で単に主走査方向のエッジ量(演算
器32−1の出力)と副走査方向のエッジ量(演算器3
2−2の出力)を比較するのではなく、副走査方向のエ
ッジ量に対して主走査方向のエッジ量とのMTFの比率
に応じた補正を行ってから比較を行うように構成したも
のである。
【0064】副走査方向のエッジ量の補正は、副走査方
向のエッジ量である演算器32−2の出力に、副走査補
正係数記憶手段36に記憶されている補正係数を乗算器
37で乗じることで行う。
向のエッジ量である演算器32−2の出力に、副走査補
正係数記憶手段36に記憶されている補正係数を乗算器
37で乗じることで行う。
【0065】ここで、上述の第1の実施例の場合と同様
に図3(b)に示す画素値を補正する場合の例を説明す
る。
に図3(b)に示す画素値を補正する場合の例を説明す
る。
【0066】図3(b)に示す画素値を補正する場合に
は、演算器32−1、演算器32−2の出力は第1の実
施例と同様に160、140であるが、演算器32−2
の出力は乗算器37で副走査補正係数記憶手段36に記
憶されている補正係数(ここでは1.2とする)が乗ぜ
られ、168となるため、比較器33、セレクタ34に
より補正した演算器32−2の出力168が選択され
て、この値がエッジ度変換LUT35でエッジ度0.3
2に変換される。
は、演算器32−1、演算器32−2の出力は第1の実
施例と同様に160、140であるが、演算器32−2
の出力は乗算器37で副走査補正係数記憶手段36に記
憶されている補正係数(ここでは1.2とする)が乗ぜ
られ、168となるため、比較器33、セレクタ34に
より補正した演算器32−2の出力168が選択され
て、この値がエッジ度変換LUT35でエッジ度0.3
2に変換される。
【0067】以下、第1の実施例の場合と同様の処理が
施され、(R′,G′,B′)=(146,143,1
43)を得るが、この値は、第1の実施例と比較してよ
り黒色に近い値に補正されていることがわかる。
施され、(R′,G′,B′)=(146,143,1
43)を得るが、この値は、第1の実施例と比較してよ
り黒色に近い値に補正されていることがわかる。
【0068】次に、この発明に係わる画像読み取り方法
および装置の第3の実施例について説明する。
および装置の第3の実施例について説明する。
【0069】図7は、この発明に係わる画像読み取り装
置に具備される色ずれ補正部の概略を示すブロック図で
あり、図1に示したものを変形した例である。
置に具備される色ずれ補正部の概略を示すブロック図で
あり、図1に示したものを変形した例である。
【0070】図7において、色ずれ補正部10′は、入
力されたRGB信号に基づいた輝度信号を生成する輝度
信号生成手段1、輝度信号生成手段1が生成した輝度信
号から注目画素を中心とした3×3の輝度信号のウィン
ドウを生成するラインメモリ2−1、2−2、3×3の
輝度信号のウィンドウから画像のエッジ度を算出するエ
ッジ度算出手段3、入力されたRGB信号に基づいた彩
度信号を生成する彩度信号生成手段8、彩度信号生成手
段8が生成した彩度信号から注目画素を中心とした3×
3の彩度信号のウィンドウを生成するラインメモリ9−
1、9−2、3×3の彩度信号のウィンドウから画像の
彩度を算出する彩度算出手段5′、エッジ度算出手段3
が算出したエッジ度と彩度算出手段5′が算出した彩度
に基づいて黒エッジ度を算出する黒エッジ度算出手段
6、RGB信号を注目画素に合わせて次段に出力するラ
インメモリ4−1乃至4−3、黒エッジ度算出手段6が
算出した黒エッジ度に基づいてRGB信号を補正する画
像データ補正手段7を具備して構成される。
力されたRGB信号に基づいた輝度信号を生成する輝度
信号生成手段1、輝度信号生成手段1が生成した輝度信
号から注目画素を中心とした3×3の輝度信号のウィン
ドウを生成するラインメモリ2−1、2−2、3×3の
輝度信号のウィンドウから画像のエッジ度を算出するエ
ッジ度算出手段3、入力されたRGB信号に基づいた彩
度信号を生成する彩度信号生成手段8、彩度信号生成手
段8が生成した彩度信号から注目画素を中心とした3×
3の彩度信号のウィンドウを生成するラインメモリ9−
1、9−2、3×3の彩度信号のウィンドウから画像の
彩度を算出する彩度算出手段5′、エッジ度算出手段3
が算出したエッジ度と彩度算出手段5′が算出した彩度
に基づいて黒エッジ度を算出する黒エッジ度算出手段
6、RGB信号を注目画素に合わせて次段に出力するラ
インメモリ4−1乃至4−3、黒エッジ度算出手段6が
算出した黒エッジ度に基づいてRGB信号を補正する画
像データ補正手段7を具備して構成される。
【0071】なお、図7において図1に示したものと同
一の部分には同一の符号を付しており、その説明は省略
する。
一の部分には同一の符号を付しており、その説明は省略
する。
【0072】この色ずれ補正部10′を図1に示した色
ずれ補正部10と比較すると、色ずれ補正部10では注
目画素のRGB値に基づいて彩度を算出していたが、こ
の色ずれ補正部10′では、彩度信号生成手段8とライ
ンメモリ9−1、9−2により3×3の彩度信号のウィ
ンドウを生成して、彩度算出手段5′で注目画素とその
周辺画素のRGB値に基づいて彩度を算出するように構
成されている点が異なっている。
ずれ補正部10と比較すると、色ずれ補正部10では注
目画素のRGB値に基づいて彩度を算出していたが、こ
の色ずれ補正部10′では、彩度信号生成手段8とライ
ンメモリ9−1、9−2により3×3の彩度信号のウィ
ンドウを生成して、彩度算出手段5′で注目画素とその
周辺画素のRGB値に基づいて彩度を算出するように構
成されている点が異なっている。
【0073】図8は、色ずれ補正部10′の詳細を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【0074】図8において、エッジ度算出手段3は、加
算器31−1乃至31−4、入力された値の差の絶対値
を出力する演算器32−1および32−2、比較器3
3、セレクタ34、エッジ度変換LUT35で、彩度算
出手段5′は彩度量算出器53、彩度変換LUT52
で、黒エッジ度算出手段6は乗算器61、基準値発生器
62、演算器63で、画像データ補正手段7は、グレー
量算出器71、乗算器72、乗算器73−1乃至71−
3、加算器74−1乃至74−3で構成される。
算器31−1乃至31−4、入力された値の差の絶対値
を出力する演算器32−1および32−2、比較器3
3、セレクタ34、エッジ度変換LUT35で、彩度算
出手段5′は彩度量算出器53、彩度変換LUT52
で、黒エッジ度算出手段6は乗算器61、基準値発生器
62、演算器63で、画像データ補正手段7は、グレー
量算出器71、乗算器72、乗算器73−1乃至71−
3、加算器74−1乃至74−3で構成される。
【0075】なお、図8において図2に示したものと同
一の部分には同一の符号を付しており、その説明は省略
する。
一の部分には同一の符号を付しており、その説明は省略
する。
【0076】この色ずれ補正部10′では彩度信号生成
手段8とラインメモリ9−1、9−2で生成されたウィ
ンドウ12に基づいて、彩度算出手段5′で彩度を算出
する。
手段8とラインメモリ9−1、9−2で生成されたウィ
ンドウ12に基づいて、彩度算出手段5′で彩度を算出
する。
【0077】ウィンドウ12は各画素のRGB値の最大
値から最小値を減じた彩度信号で構成されており、彩度
算出手段5′では彩度算出器53が注目画素Eの彩度信
号と基準値を比較して、注目画素Eの彩度信号が基準値
以上であればこれを出力し、注目画素Eの彩度信号が基
準値よりも小さければ、周辺画素A乃至Iの彩度信号の
うち最小のものを出力する。
値から最小値を減じた彩度信号で構成されており、彩度
算出手段5′では彩度算出器53が注目画素Eの彩度信
号と基準値を比較して、注目画素Eの彩度信号が基準値
以上であればこれを出力し、注目画素Eの彩度信号が基
準値よりも小さければ、周辺画素A乃至Iの彩度信号の
うち最小のものを出力する。
【0078】彩度算出器53が出力した彩度信号は、彩
度変換LUT52で彩度に変換されて黒エッジ度算出手
段6へ出力される。
度変換LUT52で彩度に変換されて黒エッジ度算出手
段6へ出力される。
【0079】また、他の部分での処理は第1の実施例で
説明したのと同様である。
説明したのと同様である。
【0080】ここで、上述の第1の実施例の場合と同様
に図3(b)に示す画素値を補正する場合の例を説明す
る。なお、ここでは彩度算出器53が注目画素Eの彩度
信号と比較する基準値を30とする。
に図3(b)に示す画素値を補正する場合の例を説明す
る。なお、ここでは彩度算出器53が注目画素Eの彩度
信号と比較する基準値を30とする。
【0081】彩度算出手段5′に入力される彩度信号の
ウィンドウ12は各画素のRGB値の最大値から最小値
を減じた値で構成されるため、A=6、B=4、C=
2、D=30、E=20、F=21、G=4、H=3、
I=6となる。
ウィンドウ12は各画素のRGB値の最大値から最小値
を減じた値で構成されるため、A=6、B=4、C=
2、D=30、E=20、F=21、G=4、H=3、
I=6となる。
【0082】したがって、彩度算出器53では注目画素
Eの彩度信号E=20と基準値30を比較し、彩度信号
が基準値よりも小さいので周辺画素A乃至Iの彩度信号
のうち最も小さいC=2を彩度変換LUT52に出力
し、この値が彩度変換LUT52で彩度0.0に変換さ
れる。
Eの彩度信号E=20と基準値30を比較し、彩度信号
が基準値よりも小さいので周辺画素A乃至Iの彩度信号
のうち最も小さいC=2を彩度変換LUT52に出力
し、この値が彩度変換LUT52で彩度0.0に変換さ
れる。
【0083】一方、エッジ度算出手段3で算出されるエ
ッジ度は第1の実施例と同様に0.4であるので、黒エ
ッジ度算出手段6はエッジ度0.4と彩度0.0から黒
エッジ度0.0を得る。
ッジ度は第1の実施例と同様に0.4であるので、黒エ
ッジ度算出手段6はエッジ度0.4と彩度0.0から黒
エッジ度0.0を得る。
【0084】したがって、画像データ補正手段7では、
入力される注目画素のRGB値は全てグレー量0.3R
+0.6G+0.1B=143.8に置き換えられるこ
とになるため、(R′,G′,B′)=(144,14
4,144)となり、第1の実施例と比較してより黒色
に近い値に補正されていることがわかる。
入力される注目画素のRGB値は全てグレー量0.3R
+0.6G+0.1B=143.8に置き換えられるこ
とになるため、(R′,G′,B′)=(144,14
4,144)となり、第1の実施例と比較してより黒色
に近い値に補正されていることがわかる。
【0085】なお、上述の各実施例で用いた各値は一例
であることは言うまでもなく、ラインメモリ2−1、2
−2、9−1、9−2でで生成されるウィンドウ11、
12の大きさは3×3に限定されるわけではない。
であることは言うまでもなく、ラインメモリ2−1、2
−2、9−1、9−2でで生成されるウィンドウ11、
12の大きさは3×3に限定されるわけではない。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、画像読み取り装置のラインイメージセンサで読み取
った画像データのRGB信号からエッジ度と彩度を取得
し、このエッジ度と彩度から読み取った画像を判定し、
読み取った画像がエッジであり、かつある程度彩度が低
い場合には、彩度を抑えてグレー量を増すようにする補
正を行うように構成したので、低彩度の絵柄画像等の補
正の必要のない部分に悪影響を与えずにエッジ部の色ず
れを補正することができる。
ば、画像読み取り装置のラインイメージセンサで読み取
った画像データのRGB信号からエッジ度と彩度を取得
し、このエッジ度と彩度から読み取った画像を判定し、
読み取った画像がエッジであり、かつある程度彩度が低
い場合には、彩度を抑えてグレー量を増すようにする補
正を行うように構成したので、低彩度の絵柄画像等の補
正の必要のない部分に悪影響を与えずにエッジ部の色ず
れを補正することができる。
【0087】また、エッジ度および彩度を多値で表現す
ることで黒画素のエッジの度合いに応じた補正を行うこ
とが可能となる。
ることで黒画素のエッジの度合いに応じた補正を行うこ
とが可能となる。
【図1】この発明に係わる画像読み取り装置に具備され
る色ずれ補正部の概略を示すブロック図。
る色ずれ補正部の概略を示すブロック図。
【図2】色ずれ補正部の各部の詳細を示すブロック図。
【図3】振動が生じた場合の各画素値の例を示した図。
【図4】エッジ度変換LUTの例を示した図。
【図5】彩度変換LUTの例を示した図。
【図6】第2の実施例における色ずれ補正部の各部の詳
細を示すブロック図。
細を示すブロック図。
【図7】第3の実施例における色ずれ補正部の概略を示
すブロック図。
すブロック図。
【図8】第3の実施例における色ずれ補正部の各部の詳
細を示すブロック図。
細を示すブロック図。
【図9】従来の画像読み取り装置の構成を示すブロック
図。
図。
【図10】ラインイメージセンサの配置例を示した図。
1 輝度信号生成手段 2−1、2−2 ラインメモリ 3 エッジ度算出手段 4−1、4−2、4−3 ラインメモリ 5 彩度算出手段 6 黒エッジ度算出手段 7 画像データ補正手段 8 彩度信号生成手段 9−1、9−2 ラインメモリ 10、10′ 色ずれ補正部 11、12 ウィンドウ 31−1、31−2、31−3、31−4 加算器 32−1、32−2 演算器 33 比較器 34 セレクタ 35 エッジ度変換LUT 36 副走査補正係数記憶手段 37 乗算器 51 彩度量算出器 52 彩度変換LUT 53 彩度量算出器 61 乗算器 62 基準値発生器 63 演算器 71 グレー量算出器 72、73−1、73−2、73−3 乗算器 74−1、74−2、74−3 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/04 H04N 1/04 D 1/60 1/40 D (72)発明者 小玉 孝一 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内
Claims (8)
- 【請求項1】 原稿画像を複数のセンサを用いて該セン
サの数に対応した数の色に分解して読み取るとともに前
記原稿画像を所定の大きさの複数の画素に分解して該画
素毎に処理を行う画像読み取り方法において、 前記複数の画素のうち処理を行う対象である注目画素と
該注目画素の周辺の所定の数の画素とで構成される画素
ブロック内の画像のエッジの度合いを示すエッジ度を前
記複数のセンサが出力する複数の色信号から算出し、 前記注目画素の彩色の度合いを示す彩度を該注目画素に
対応する前記複数の色信号から算出し、 前記エッジ度と前記彩度とに基づいて前記複数の色信号
を補正することを特徴とする画像読み取り方法。 - 【請求項2】 前記補正は、 前記注目画素に対応する前記複数の色信号から補正する
グレー量を算出し、 前記エッジの度合いに基づいた割合だけ前記複数の色信
号を減衰させ、 前記彩色の度合いに基づいて前記複数の色信号に前記グ
レー量を加算することで行うことを特徴とする請求項1
記載の画像読み取り方法。 - 【請求項3】 前記エッジ度は、 前記原稿画像を読み取る際の主走査方向と副走査方向と
の相違により生じた差を補正した前記複数の色信号から
算出されることを特徴とする請求項1記載の画像読み取
り方法。 - 【請求項4】 前記彩度は、 前記注目画素の彩色の度合いが所定の値よりも小さい場
合には、前記画素ブロックを構成する各画素の彩色の度
合いのうちの最小の値に置き換えられることを特徴とす
る請求項1記載の画像読み取り方法。 - 【請求項5】 複数のセンサを具備し、原稿画像を該セ
ンサの数に対応した数の色に分解して読み取るとともに
前記原稿画像を所定の大きさの複数の画素に分解して該
画素毎に処理を行う画像読み取り装置において、 前記複数の画素のうち処理を行う対象である注目画素と
該注目画素の周辺の所定の数の画素とで構成される画素
ブロック内の画像のエッジの度合いを示すエッジ度を前
記複数のセンサが出力する複数の色信号から算出するエ
ッジ度算出手段と、 前記注目画素の彩色の度合いを示す彩度を該注目画素に
対応する前記複数の色信号から算出する彩度算出手段
と、 前記エッジ度算出手段により算出されたエッジ度と前記
彩度算出手段により算出された彩度とに基づいて前記複
数の色信号を補正する画像データ補正手段とを具備する
特徴とする画像読み取り装置。 - 【請求項6】 前記画像データ補正手段は、 前記注目画素に対応する前記複数の色信号から補正する
グレー量を算出するグレー量算出手段と、 前記エッジの度合いに基づいた割合だけ前記複数の色信
号を減衰させる色信号減衰手段と、 前記彩色の度合いに基づいて前記複数の色信号に前記グ
レー量を加算するグレー量加算手段とを具備する特徴と
する請求項5記載の画像読み取り装置。 - 【請求項7】 前記エッジ度算出手段は、 前記原稿画像を読み取る際の主走査方向と副走査方向と
の相違により生じた差を補正する走査方向補正手段を具
備することを特徴とする請求項5記載の画像読み取り装
置。 - 【請求項8】 前記彩度算出手段は、 前記注目画素の彩色の度合いと所定の値とを比較する比
較手段と、 前記画素ブロックを構成する各画素の彩色の度合いのう
ちの最小の値を選択する選択手段と、 前記比較手段により前記注目画素の彩色の度合いが所定
の値よりも小さいと判定された場合に、前記注目画素の
彩色の度合いを前記選択手段が選択した彩色の度合いに
置換して出力する置換出力手段とを具備することを特徴
とする請求項1記載の画像読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9242962A JPH1188704A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 画像読み取り方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9242962A JPH1188704A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 画像読み取り方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1188704A true JPH1188704A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17096829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9242962A Pending JPH1188704A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 画像読み取り方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1188704A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008068889A1 (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-12 | Nikon Corporation | 画像の色を補正する画像処理装置、および画像処理プログラム |
JP2010154067A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置 |
JP2011023999A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像読み取り装置 |
JP2014209708A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-11-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像処理装置 |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP9242962A patent/JPH1188704A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008068889A1 (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-12 | Nikon Corporation | 画像の色を補正する画像処理装置、および画像処理プログラム |
US8736720B2 (en) | 2006-12-08 | 2014-05-27 | Nikon Corporation | Image processing device for correcting image colors and image processing program |
JP2010154067A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置 |
JP2011023999A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像読み取り装置 |
JP2014209708A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-11-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像処理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040913 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040921 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041118 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050111 |