JPH1188446A - データサンプリング回路 - Google Patents

データサンプリング回路

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JPH1188446A
JPH1188446A JP9239252A JP23925297A JPH1188446A JP H1188446 A JPH1188446 A JP H1188446A JP 9239252 A JP9239252 A JP 9239252A JP 23925297 A JP23925297 A JP 23925297A JP H1188446 A JPH1188446 A JP H1188446A
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JP
Japan
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data
sampling
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data width
sampling clock
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JP9239252A
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English (en)
Inventor
Takeshi Hodoshima
健 程島
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルスデューティの変化してしまったデータ
でもサンプリングでき、かつ、不正データについてのサ
ンプリングの判定を行う。 【解決手段】 順次入力されるデータの所定時間内にお
けるデータ幅について互いに異なるサンプリング位置で
サンプリングするためのサンプリングクロック18及び
19を生成し、データサンプリング部6においてデータ
のサンプリングを行う。また、データ幅に相当する期間
においてサンプリングクロック18及び19のクロック
数が所定数範囲以外の数であるときデータ幅監視部15
から不正データである旨を通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータサンプリング
回路に関し、特にマンチェスタコード(Manches
ter code)を用いて伝送され復調されたデータ
をサンプリングするデータサンプリング回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にマンチェスタコードは、データの
立上りタイミング(ローレベルからハイレベルへの遷移
タイミング)で“1”を示し、データの立下りタイミン
グ(ハイレベルからローレベルへの遷移タイミング)で
“0”を示している。このマンチェスタコードをデータ
通信方式に採用している無線データ通信システムでは、
環境の変化(ノイズの混入や周辺の環境の変化による電
波の電界強度の変化等)によって、“1”又は“0”の
データ幅の比率が変動してしまうことがある。
【0003】このデータ幅が変化したデータについて
も、正しくサンプリングを行う方法がある。すなわち、
そのデータの遷移タイミング(極性変化タイミング)か
らデータ幅の1/4の位置のタイミングとデータ幅の1
/2の位置のタイミングとのいずれか一方のタイミング
においてサンプリングすることにより、データ幅が25
[%]〜150[%]まで変化したときでも、データを
正しくサンプリングできるのである。つまり、データ幅
の1/4の位置のタイミングとデータ幅の1/2の位置
のタイミングとを切替えてサンプリングするのである。
【0004】かかる従来のデータサンプリング回路につ
いて図10を参照して説明する。同図は、従来のデータ
サンプリング回路の構成を示すブロック図である。
【0005】同図において、無線機の復調器から出力さ
れたシリアルの復調データ1からデータ変化検出部2で
データの極性変化タイミング毎にロード(同期取直し)
される2種類のサンプリングクロック生成部3及び4で
復調データをサンプリングするクロックを生成する。そ
して、これらのサンプリングクロックをサンプリングク
ロック切替部5で切替えて使用する。
【0006】つまり、1/4サンプリングクロック生成
部3はデータの極性変化から1/4の位置でサンプリン
グを行うためのサンプリングクロックを生成し、1/2
サンプリングクロック生成部4はデータの極性変化から
1/2の位置でサンプリングを行うためのサンプリング
クロックを生成するのである。そして、サンプリングク
ロック切替部5は、これら2種類のサンプリングクロッ
クのうちのいずれか一方を選択するのである。さらに、
ここで選択されたサンプリングクロックをデータサンプ
リング部6が使用して復調データ1のサンプリングを行
い、出力データ7を得るのである。なお、データサンプ
リング部6内には、データ変化検出部2並びに各サンプ
リングクロック生成部3及び4の動作による遅延時間を
調整するためのバッファが設けられているものとする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ
サンプリング回路におけるサンプリングクロック切替部
5の切替動作は、以下のように行われる。すなわち、デ
ータの極性の変化(“1”から“0”又は“0”から
“1”)から1ビット目のデータについて、サンプリン
グクロック生成部3で生成された1/4サンプリングク
ロックを使用してデータの変化点からデータ幅の1/4
の位置でサンプリングするものである。また、データの
極性の変化がなかったときの2ビット目のデータについ
て、サンプリングクロック生成部4で生成された1/2
サンプリングクロックを使用してデータの変化点からデ
ータ幅の1/2の位置(つまり中心位置)でサンプリン
グするものである。
【0008】これは、データ幅が25[%]〜150
[%]と変化しても希望するデータをサンプリングでき
るようにしたものである。しかし、所望するキャリアよ
りも強いノイズや極度の電界強度の変化等が原因で、誤
って復調してしまった不正な復調データに多く見られる
データ伝送速度の全く違ったデータ(データ幅が狭いビ
ットが連続した場合やデータ幅が広いビットが連続した
場合の復調データ)までサンプリングしてしまうという
欠点があった。
【0009】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的はパルスデュー
ティの変化してしまったデータでもサンプリングでき、
かつ、不正データについてのサンプリングの判定を行う
ことのできるデータサンプリング回路を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータサン
プリング回路は、順次入力されるデータの所定時間内に
おけるデータ幅について互いに異なるサンプリング位置
でサンプリングするための第1及び第2のサンプリング
クロックを生成する第1及び第2のクロック生成手段
と、前記データ幅に相当する期間において前記第1及び
第2のサンプリングクロックのクロック数が所定数範囲
以外の数であるとき前記データが不正データである旨を
通知するデータ幅監視手段とを含むことを特徴とする。
【0011】一般に、無線によるデータ通信の場合、送
信部は所望する“1”又は“0”のシリアルデータを、
キャリア周波数に特定の変調(例えば、2値周波数変
調)をかけることによって伝送する。受信機は、指定さ
れるキャリアに対して指定される復調を行い、送信機が
送信したデータを得る。ところが、送信機や受信機の瞬
間的な変異や周囲の環境の変化等により、復調器の出力
データの立上りや立下りに変化が生じて、“1”及び
“0”のデータ幅の比率、すなわちデューティが変化し
てしまうことがある。しかし、マンチェスタコードの場
合、デューティが変化したとしても、データ幅の狭い
(伝送速度の速い)“1”又は“0”が連続したり、デ
ータ幅の広い(伝送速度の遅い)“1”又は“0”が連
続することはない。本回路は、この性質を利用している
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0013】図1は本発明によるデータサンプリング回
路の実施の一形態を示すブロック図である。同図におい
て、図10と同等部分は同一符号により示されており、
その部分の詳細な説明は省略する。
【0014】同図において、本実施の形態によるデータ
サンプリング回路が従来の回路(図10)と異なる点
は、データ幅の正常性を監視するためのデータ幅監視部
15が追加されている点である。そして、このデータ幅
監視部15は、データ幅の異常を検出したとき、不正デ
ータ監視信号16を出力して図示せぬ外部装置に通知す
るのである。
【0015】通信データ形式にマンチェスタコードを採
用した無線データ通信装置の受信機等に使用される。無
線によってデータ通信を行う場合は、外部からのノイズ
の混入や電界強度の強弱等の環境の変化、送信機/受信
機の瞬間的な異変等により復調データ出力の立上り/立
下りが変化してしまい、“1”又は“0”のデータ幅の
比率、すなわちパルスデューティが変動してしまうこと
がある。
【0016】このため本回路では、データ極性が変化し
たタイミングからデータ幅の1/4の位置のタイミング
でサンプリングを行うためのサンプリングクロックと、
データ極性が変化したタイミングからデータ幅の1/2
の位置(データ幅の中央位置)のタイミングでサンプリ
ングを行うためのサンプリングクロックとの2種類のサ
ンプリングクロックを使い分けて使用することにより、
データ幅の変化に対応できるようにしているのである。
【0017】さらに本回路では、データ極性が変化した
タイミングからデータ幅の1/4の位置のタイミングで
サンプリングを行うためのサンプリングクロックと、デ
ータ極性が変化したタイミングからデータ幅の1/2の
位置のタイミングでサンプリングを行うためのサンプリ
ングクロックとの両方でデータをサンプリングしてデー
タ幅の監視及び連続性の監視をも行っているのである。
【0018】こうすることにより、指定されたデータ伝
送速度とは全く異なるデータが連続する不正データの判
別を行うことができるのである。
【0019】図1の構成において、無線機の復調器から
出力されたシリアルの復調データ1からデータ変化検出
部2によってデータの“1”から“0”又は“0”から
“1”の極性変化を検出する。これをもとに、データの
極性変化からデータ幅の1/4の位置でサンプリングを
行うためのサンプリングクロックを生成するサンプリン
グクロック生成部3と、データの極性変化からデータ幅
の1/2の位置(データ幅の中央位置)でサンプリング
を行うためのサンプリングクロックを生成するサンプリ
ングクロック生成部4をデータの極性変化毎にロード
(同期取直し)して、復調データに同期したサンプリン
グクロックを生成する。そして、これらのサンプリング
クロックをサンプリングクロック切替部5で選択して使
用する。この切替部5で選択されたサンプリングクロッ
クを用いてデータサンプリング部13が復調データのサ
ンプリングを行うことによって出力データ14を得るの
である。以上の動作は、上述した従来技術の場合と同様
である。
【0020】また、データ幅監視部15は、サンプリン
グクロック生成部3及び4から夫々出力されるサンプリ
ングクロックを両方とも使用して、サンプリングクロッ
クが再ロードされるまでにサンプリングされる回数と連
続性とを監視し、正常データ/不正データの判別を行
う。そして、不正データの場合には、上位装置に不正デ
ータ監視信号16を出力し、不正データである旨を通知
するのである。
【0021】ここで、データ通信形式にマンチェスタコ
ードを採用した無線データ通信の場合、マンチェスタデ
ータは、“1、0”又は“0、1”のビットの組合わせ
で表現されるものであり、1ビット後に極性が変化する
か2ビット後に極性が変化するものである。ところが、
復調器が復調するデータは、送信機や受信機の瞬間的な
変異や電界強度の強弱の変化や外部からのノイズの混入
(所望するキャリアの電界強度に対してノイズの電界強
度が小さい時)等が原因で、“1”と“0”とのデータ
幅の比率(デューティ)を誤って復調してしまう場合が
ある。これは、復調器が“1”や“0”のデータを復調
するときに“0→1”の立上りや“1→0”の立下りの
速度が変化してしまうためである。
【0022】すなわち、図2を参照すると、所望データ
例20に対して立上りが遅くなった場合が同図中のデュ
ーティ変化21として示されている。この場合は、同図
中の矢印Y1で示されているように、立上りタイミング
が本来のタイミングよりも遅れることによって、パルス
デューティが変化している。
【0023】また、所望データ例20に対して立下りが
遅くなった場合が同図中のデューティ変化22として示
されている。この場合は、同図中の矢印Y2で示されて
いるように、立下りタイミングが本来のタイミングより
も遅れることによって、パルスデューティが変化してい
る。
【0024】一方、送信機又は受信機の故障や周辺の環
境の急激な変化等で電界強度が極度に変化してしまった
時、又は所望するキャリアより電界強度が大きい外部か
らのノイズを復調器が受信してしまった時、本来の正常
なデータとは全く異なる“1”か“0”の不正データを
復調してしまう場合がある。このときの不正データは指
定した伝送速度とは異なる速度のデータ(“1”又は
“0”の幅が全く異なるデータ)が連続することが多
い。
【0025】すなわち、図3を参照すると、不正データ
31は本来の正常なデータである所望データ例30とは
全く異なるものになっている。
【0026】以上のことから、本発明の回路において
は、データ幅(マンチェスタデータの“1”又は“0”
の幅)と不正データの連続性とを監視し、所望するデー
タ幅と異なるデータが連続したときには不正データと判
断して上位装置に通知するのである。
【0027】ここで、所望する正常なデータ又は所望す
るデータ幅から25[%]〜150[%]に変化したデ
ータについてのサンプリング方法が図4に示されてい
る。同図において、復調データ1の極性の変化点から1
ビット目を極性変化毎にロード(同期取直し)される1
/4サンプリングクロック18でサンプリングする。そ
して、極性が変化しない2ビット目を1/2サンプリン
グクロック19でサンプリングする。こうすることによ
って、出力データ14を得る。
【0028】この場合、正常値データA(データ幅が1
00[%])について、同じ極性の1ビットあるいは2
ビットを1/4サンプリングクロック18及び1/2サ
ンプリングクロック19の両方でサンプリングされる回
数は2回である(期間a及びb)。また、異常値データ
B(データ幅が100+25=125[%])につい
て、同様にサンプリングされる回数は4回である(期間
c及びd)。さらに、異常値データC(データ幅が25
[%])について、同様にサンプリングされる回数は1
回だけである(期間e)。そして、異常値データD(デ
ータ幅が100+50=150[%])について、同様
にサンプリングされる回数は3回である(期間f)。
【0029】このように、正常なデータ又は所望するデ
ータ幅から25[%]〜150[%]に変化したデータ
の場合、同じ極性の1ビットあるいは2ビットを1/4
サンプリングクロック18及び1/2サンプリングクロ
ック19の両方でサンプリングされる回数が1回だけの
状態又は5回以上の状態が連続することはあり得ないの
である。このため、復調データ1と出力データ14とは
等しい値となり、共に「…10110010…」であ
る。
【0030】一方、不正データについてサンプリングし
た場合が図5に示されている。
【0031】同図に示されているように、所望データ幅
50に対して不正復調データ51のようにデューティの
変化ではなく、“1”や“0”の幅の短い状態や長い状
態が連続する場合がある。この場合、極性の変化しない
状態を極性変化毎にロード(同期取直し)される1/4
サンプリングクロック18及び1/2サンプリングクロ
ック19の両方でサンプリングされる回数が1回だけの
状態又は5回以上の状態が、2回以上連続してしまう
(5A,5B)。
【0032】このことから、1/4サンプリングクロッ
クと1/2サンプリングクロックとが次にロードされる
までの間の中で、両方でサンプリングされる回数が1回
だけの状態又は5回以上の状態が2回以上連続した場合
には、そのデータを不正データとみなし、図1中のデー
タ幅監視部15から図示せぬ上位装置にその旨を通知す
るのである。
【0033】例えば、図1において、不正データを検出
したときに不正データ監視信号16を“H”として出力
するものとしたとき、受信側の装置はデータ通信中この
不正データ監視信号16の“H”を検出した時点で、通
信中のデータがエラーであることを判断することができ
るのである。このことにより、上位装置はエラー検出の
計算(例えば、周知のCRC(Cyclic Redu
ndancy Check)―16)を行うことなく即
座にエラーと判断でき、送信側に再送要求を行うことが
できるのである。
【0034】したがって本発明によれば、デューティの
変化してしまったデータでも正しくサンプリングできる
のみならず、所望しているデータ伝送速度とは全く異な
る不正データの検出をも小規模のハードウェア回路の追
加で実現できるのである。
【0035】図6は図1中のデータ幅監視部15の内部
構成例を示すブロック図である。同図において、図1中
の各部と同等部分は同一符号により示されており、その
部分の詳細な説明は省略する。
【0036】同図に示されているようにデータ幅監視部
15は、上述したようにサンプル回数を計数するサンプ
ル回数カウンタ20―1〜20―3と、これらサンプル
回数カウンタ20―1〜20―3に対してサンプリング
クロックを振分けるセレクタであるサンプリングクロッ
ク振分け部17と、サンプル回数カウンタ20―1〜2
0―3における計数値に基づいてデータ幅が正常か異常
かを判定する判定部21とを含んで構成されている。
【0037】ここで、1/4サンプリングクロック18
と1/2サンプリングクロック19はオアゲート10に
入力され、このオアゲート10の出力はサンプリングク
ロック振分け部17に入力されている。このため、1/
4サンプリングクロック18及び1/2サンプリングク
ロック19を論理和した結果がサンプリングクロック振
分け部17に入力されることになる。
【0038】サンプリングクロック振分け部17では、
データ変化検出部2で検出された変化点から次の変化点
までの間にデータがサンプルされるサンプリングクロッ
ク18及び19の立上り回数を1組とする。そして、1
組のサンプリングクロックをサンプル回数カウンタ20
―1に送り、次に入力される1組のサンプリングクロッ
クをサンプル回数カウンタ20―2に送る。さらに、そ
の次に入力される1組のサンプリングクロックをサンプ
ル回数カウンタ20―3に送り、次に入力される1組の
サンプリングクロックをサンプル回数カウンタ20―1
に送る。以下同様に、サンプリングクロックを1組ずつ
順番にサンプル回数カウンタ20―1〜20―3に送込
むのである。
【0039】サンプル回数カウンタ20―1〜20―3
は、サンプリングクロック振分け部17から供給された
サンプリングクロックからサンプリング回数をカウント
する。このカウント値は、次に再ロードされるまで保持
される。
【0040】判定部21は、データ幅が正常か異常かを
サンプリング回数によって判定する。この場合、サンプ
ル回数カウンタ20―1〜20―3においてカウントさ
れた値を図7に示されているマトリクスの値と比較する
ことによって、データ幅が正常か異常かを判定するので
ある。そして、異常であれば、不正データ監視信号16
を特定のレベル(例えば、ハイレベル)にすることによ
って、その旨を上位装置に通知するのである。
【0041】図7には、データ幅が正常か異常かを判定
するための条件が示されている。すなわち、1/4及び
1/2サンプリングクロックの両方でサンプリングされ
る回数が「1回だけの状態」又は「5回以上の状態」が
2回以上連続した場合にデータ幅が異常であるものと判
断し、それ以外の場合にはデータ幅が正常であるものと
判断するものである。
【0042】同図において、項目#1では今回のサンプ
リング回数が「1」で、前回のサンプリング回数も
「1」である。項目#2では今回のサンプリング回数が
「5」で項目#3では今回、前回及び前々回のサンプリ
ング回数がいずれも「3」又は「4」である。したがっ
て、項目#1〜#3の場合におけるデータ幅監視部15
での判定結果は「異常」となる。それ以外の項目#4〜
#7の場合におけるデータ幅監視部15での判定結果は
「正常」となる。
【0043】このように、今回のサンプリング回数と、
前回、前々回のサンプリング回数とを比較するため、判
定部21内にはバッファが3段設けられている。より多
くの段数のバッファを設ければ、より以前のサンプリン
グ回数をも参照してデータ幅の正常性を判定することが
できるのである。
【0044】さらに、図8及び図9のタイミングチャー
トをも参照してデータ幅監視部15の動作について説明
する。
【0045】まず図8を参照すると、データ変化検出部
2は、復調データ1の立上り及び立下りのタイミング毎
に所定幅のパルスを出力する。すると、1/4サンプリ
ングクロック18及び1/2サンプリングクロック19
がサンプリングクロック切替部5によって切替えられて
出力される。サンプリングクロック切替部5の出力であ
るサンプリングクロックはデータサンプリング部6に入
力され、復調データ1についてのサンプリングが行われ
る。このサンプリングの結果、出力データ14が送出さ
れることになる。
【0046】ここで、データ変化検出部2の出力の立上
りタイミング毎にサンプリングクロック生成部3及び4
がリセットされるので、データ変化検出部2の出力の立
上りタイミング同士の間におけるサンプリングクロック
18及び19を1組として前述したようにサンプリング
クロックの数が計数される。すなわち、同図に示されて
いる例では、の組についてカウンタ20―1における
計数値は「2」、の組についてカウンタ20―2にお
ける計数値は「1」、の組についてカウンタ20―3
における計数値は「3」となる。また、の組について
カウンタ20―1における計数値は「3」、の組につ
いてカウンタ20―2における計数値は「1」、の組
についてカウンタ20―3における計数値は「1」、
の組についてカウンタ20―1における計数値は「4」
となる。
【0047】図9に移り、上述した〜の組におい
て、カウンタ20―1の計数値は「1」→「2」と変化
した後、その値が保持される。また、カウンタ20―2
の計数値は、「1」に変化した後、その値が保持され
る。さらに、カウンタ20―3の計数値は、「1」→
「2」→「3」と変化した後、その値が保持される。
【0048】一方、上述した〜の組において、カウ
ンタ20―1の計数値は「1」→「2」→「3」と変化
した後、その値が保持される。また、カウンタ20―2
の計数値は、「1」に変化した後、その値が保持され
る。さらに、カウンタ20―3の計数値は、「1」に変
化した後、その値が保持される。
【0049】及びの組において、カウンタ20―1
の計数値は「1」→「2」→「3」→「4」と変化した
後、その値が保持される。また、カウンタ20―2の計
数値は、「1」に変化した後、その値が保持される。
【0050】各カウンタ20―1〜20―3の計数値が
以上のように変化した場合、判定部21では図7のマト
リクスに基づいて次のようにデータ幅の正常性が判定さ
れる。すなわち、図9中のの場合のように、今回の計
数値が「1」、前回の計数値が「2」であれば、データ
幅は正常である。同図中のの場合のように、今回の計
数値が「2」、前回の計数値が「1」であれば、データ
幅は正常である。
【0051】また、同図中のの場合のように、今回の
計数値が「1」、前回の計数値が「2」であれば、デー
タ幅は正常である。同図中のの場合のように、今回の
計数値が「3」、前回の計数値が「1」であれば、デー
タ幅は正常である。同図中のの場合のように、今回の
計数値が「3」、前回の計数値が「3」、前々回の計数
値が「1」であれば、データ幅は正常である。
【0052】これらに対し、同図中のの場合のよう
に、今回の計数値が「1」、前回の計数値が「1」であ
れば、データ幅は異常である。同様に、同図中のの場
合のように、今回の計数値が「1」、前回の計数値が
「1」であれば、データ幅は異常である。これらのよう
にデータ幅が異常であると判定された場合は、上述した
ように、不正データ監視信号16によってその旨が通知
されるのである。
【0053】以上のように判定部21は、随時、新しい
カウント値(現在の値)と、前回の値又は前々回の値と
を比較することによってデータ幅の正常又は異常を判定
していくのである。こうすることにより、不正データに
ついてのサンプリングの正常性の判定を行うことができ
る。
【0054】なお、以上説明したデータサンプリング回
路を用いてサンプリングを行うことによって周知のDP
LL(Digital Phase Locked L
oop)を構成することができる。
【0055】請求項の記載に関連して本発明は更に次の
態様をとりうる。
【0056】(1)前記データ幅監視手段は、前記デー
タ幅に相当する期間において前記第1及び第2のサンプ
リングクロックのクロック数が1回である状態が連続し
たとき前記データが不正データである旨を通知すること
を特徴とする請求項3記載のデータサンプリング回路。
【0057】(2)前記データ幅監視手段は、前記デー
タ幅に相当する期間において前記第1及び第2のサンプ
リングクロックのクロック数が5回以上である状態が連
続したとき前記データが不正データである旨を通知する
ことを特徴とする請求項3記載のデータサンプリング回
路。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、順次入力
されるデータの所定時間内におけるデータ幅について互
いに異なるサンプリング位置でサンプリングするための
第1及び第2のサンプリングクロックを生成し、データ
幅に相当する期間においてこれらサンプリングクロック
のクロック数が所定数範囲以外の数であるとき不正デー
タである旨を通知することにより、パルスデューティの
変化してしまったデータでもサンプリングでき、かつ、
不正データについてのサンプリングの判定を行うことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態によるデータサンプリン
グ回路の構成を示すブロック図である。
【図2】送信機や受信機の瞬間的な変異や電界強度の強
弱の変化や外部からのノイズの混入によるデューティ変
化の例を示す図である。
【図3】送信機又は受信機の故障や周辺の環境の急激な
変化等で電界強度が極度に変化してしまった時、又は所
望するキャリアより電界強度が大きい外部からのノイズ
を復調器が受信してしまった時におけるデューティ変化
の例を示す図である。
【図4】所望する正常なデータ又は所望するデータ幅か
ら25[%]〜150[%]に変化したデータについて
のサンプリング例を示す図である。
【図5】不正データについてのサンプリング例を示す図
である。
【図6】図1中のデータ幅監視部の内部構成例を示すブ
ロック図である。
【図7】図6中の判定部における判定条件を示す図であ
る。
【図8】図6のデータ幅監視部の動作を示すタイミング
チャートである。
【図9】図6のデータ幅監視部の動作を示すタイミング
チャートである。
【図10】従来のデータサンプリング回路の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 復調データ 2 データ変化検出部 3 1/4サンプリングクロック生成部 4 1/2サンプリングクロック生成部 5 サンプリングクロック切替部 6 データサンプリング部 15 データ幅監視部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次入力されるデータの所定時間内にお
    けるデータ幅について互いに異なるサンプリング位置で
    サンプリングするための第1及び第2のサンプリングク
    ロックを生成する第1及び第2のクロック生成手段と、
    前記データ幅に相当する期間において前記第1及び第2
    のサンプリングクロックのクロック数が所定数範囲以外
    の数であるとき前記データが不正データである旨を通知
    するデータ幅監視手段とを含むことを特徴とするデータ
    サンプリング回路。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のサンプリングクロッ
    クによるサンプリング位置は、前記データ幅の開始時点
    から該データのデータ幅の1/4の位置及び1/2の位
    置であることを特徴とする請求項1記載のデータサンプ
    リング回路。
  3. 【請求項3】 前記データは、マンチェスタデータであ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のデータサンプ
    リング回路。
JP9239252A 1997-09-04 1997-09-04 データサンプリング回路 Withdrawn JPH1188446A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001111632A (ja) * 1999-09-27 2001-04-20 Genesis Microchip Corp シリアル通信チャネル中で符号化されたデータを回復する受信機
JP2014522168A (ja) * 2011-07-27 2014-08-28 ザイリンクス インコーポレイテッド 差分マンチェスタエンコードされた信号をダウンサンプリングするためのデコーダ回路
JP2019154235A (ja) * 2019-06-24 2019-09-12 セイコーエプソン株式会社 制御装置及び電子機器

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